JPH088763A - ビタビ復号器及びビタビ復号方法 - Google Patents

ビタビ復号器及びビタビ復号方法

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JPH088763A
JPH088763A JP6134689A JP13468994A JPH088763A JP H088763 A JPH088763 A JP H088763A JP 6134689 A JP6134689 A JP 6134689A JP 13468994 A JP13468994 A JP 13468994A JP H088763 A JPH088763 A JP H088763A
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JP
Japan
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Application number
JP6134689A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Minojima
邦宏 美濃島
Tetsumasa Ishida
哲正 石田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低速なクロック信号で従来と同様の処理が行
え、クロック生成回路の構成を複雑にすることなく、処
理に必要なクロック数を低減する。 【構成】 入力演算部、ACS部及び最尤判定部を有す
るビタビ復号器において、補正最小パスメトリックデー
タを記憶する記憶手段と、第(N−1)番目の最小パス
メトリックデータから記憶手段に記憶された第(N−
2)番目の補正最小パスメトリックデータを減算し第
(N−1)番目の補正最小パスメトリックデータを出力
する減算手段と、ACS部により出力された少なくとも
第(N−1)番目のパスメトリックデータ群を記憶する
パスメトリック記憶手段と、第(N−1)番目のパスメ
トリックデータ群を構成するパスメトリックデータから
第(N−2)番目の補正最小パスメトリックデータを減
算し第N番目の正規化パスメトリックデータ群として出
力する正規化手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送系又はデー
タ記録系における誤り訂正復号を行うビタビ復号器及び
ビタビ復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来のビタビ復号器の概要構成ブ
ロック図を示す。以下の説明においては、拘束長K=
7、符号化レート1/3、3ビットソフトディシジョン
の場合を例として説明する。
【0003】ビタビ復号器50は、畳み込み符号である
入力データのサンプルデータ(軟判定出力データ)DI
に基づいて8個のブランチメトリックデータBMm (m
=1〜8)を算出し、出力する入力演算部51と、入力
演算部51から入力されたブランチメトリックデータB
m 及び後述のパスメトリックメモリから入力された前
回のパスメトリックデータPMn ’を正規化処理して得
られる正規化パスメトリックデータNPMn ’に基づい
て加算・比較・選択(Add Compare Select)処理を行
い、パス選択データPS及びパスメトリックデータPM
n (n=1〜64)を出力する加算・比較・選択回路
(以下、ACS回路という。)52と、パス選択データ
PSを記憶するパスメモリ53と、パスメトリックデー
タPMn のうちから最小値を有する最小パスメトリック
データPMmin を判別し出力する最尤判定回路54と、
パスメトリックデータPMn のそれぞれから前回の最小
パスメトリックデータPMmin ’を差し引くことにより
正規化を行い正規化パスメトリックデータNPMn を出
力する減算器55と、正規化パスメトリックデータNP
n を記憶するパスメトリックメモリ56と、を備えて
構成されている。
【0004】次に図5及び図6を参照して動作を説明す
る。この場合において、説明の簡略化のため、ブランチ
メトリックデータBM及びパスメトリックデータPMは
それぞれ1個であるものとする。
【0005】入力演算部51が畳み込み符号である入力
データのサンプルデータ(軟判定出力データ)DI に基
づいてブランチメトリックデータBM=aを算出し、A
CS回路52に出力すると、ACS回路52は、入力演
算部51から入力されたブランチメトリックデータBM
及びパスメトリックメモリ56から入力された前回のパ
スメトリックデータPM’(初期値は0)を正規化処理
して得られる正規化パスメトリックデータNPMn
(初期値は0)に基づいて加算・比較・選択処理を行
い、時刻にパス選択データPS及びパスメトリックデ
ータPMを最尤判定回路54及び減算器55に出力す
る。より詳細には、パスメトリックデータPMは、 PM=BM+NPM’ =BM+PM’−PMmin ’ と表される。
【0006】より具体的には、時刻におけるパスメト
リックデータPMは、 PM=a+0−0 =a となる。
【0007】最尤判定回路54は、入力されたパスメト
リックデータPMの最小値を最小パスメトリックデータ
(初期値は0)PMmin として時刻に減算器55に出
力する。
【0008】より具体的には、時刻における最小パス
メトリックデータPMmin は、パスメトリックデータP
Mが一つであるので、 PMmin =a となる。
【0009】これにより減算器55は、前回の最小パス
メトリックデータPMmin ’を今回のパスメトリックデ
ータPMから差し引くことにより、今回の正規化パスメ
トリックデータNPMを出力し、パスメトリックメモリ
56に記憶させる。
【0010】同様に時刻におけるパスメトリックデー
タPMは、 PM=b+a−a =b となり、時刻における最小パスメトリックデータPM
min は、パスメトリックデータPMが一つであるので、 PMmin =b となる。
【0011】また、時刻におけるパスメトリックデー
タPMは、 PM=c+b−b =c となり、時刻における最小パスメトリックデータPM
min は、パスメトリックデータPMが一つであるので、 PMmin =c となる。
【0012】さらに、時刻におけるパスメトリックデ
ータPMは、 PM=d+c−c =d となり、時刻における最小パスメトリックデータPM
min は、パスメトリックデータPMが一つであるので、 PMmin =d となり、以下、同様に処理が繰り返される。
【0013】この場合において、ACS回路52におけ
るパスメトリックデータPMの算出は最尤判定回路54
における最小パスメトリックデータPmin の算出後でな
ければならず、最尤判定回路54における最小パスメト
リックデータPmin の算出はACS回路52におけるパ
スメトリックデータPMの算出後でなければならないの
で、これらの処理はシーケンシャルに行われていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来のビ
タビ復号器においては、一のデータが入力演算部に入力
されてから次のデータが入力演算部に入力されるまでの
間に入力演算部の処理、ACS回路における加算・比較
・選択処理、最尤判定回路における最尤判定処理及び正
規化処理部としての減算器における正規化処理(減算処
理)を行わなければならず、動作クロック信号として高
速なクロック信号が必要であるという問題点があった。
【0015】また、動作クロック信号として用いるクロ
ック信号の周期は、ACS回路における加算・比較・選
択処理及び最尤判定回路における最尤判定処理に規制さ
れるため、必ずしも基準クロック信号周期の2のべき乗
倍とはならずクロック生成回路の構成が複雑になるとい
う問題点があった。すなわち、各処理が2のべき乗倍の
クロックで処理が終了するとしても、それらを合わせた
クロックが2のべき乗倍とはならずクロック生成が複雑
になるのである。
【0016】より具体的には、加算・比較・選択処理に
基本クロックにして例えば8クロック、最尤判定処理に
4クロック必要であるとすると、各々は2のべき乗倍の
クロックであるが、合せて12クロック必要となり2の
べき乗倍とはならないのである。
【0017】さらにACS回路における加算・比較・選
択処理及び最尤判定回路における最尤判定処理に必要と
されるクロック数が各処理におけるクロック数の総和と
なるため、処理に必要なクロック数が増大するという問
題点があった。
【0018】そこで、本発明の目的は、低速なクロック
信号で従来と同様の処理が行え、クロック生成回路の構
成を複雑にすることなく、処理に必要なクロック数を低
減することができるビタビ復号器及びビタビ復号方法を
提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、入力データに基づいてブラ
ンチメトリックデータ群を出力する入力演算部と、ブラ
ンチメトリックデータ群及び正規化パスメトリックデー
タ群に基づいてパスメトリックデータ群を生成し出力す
るACS部と、前記パスメトリックデータ群を構成する
パスメトリックデータの最小値を判定し最小パスメトリ
ックデータを出力する最尤判定部と、を備えたビタビ復
号器において、補正最小パスメトリックデータを記憶す
る記憶手段と、第(N−1)番目の前記最小パスメトリ
ックデータから前記記憶手段に記憶された第(N−2)
番目の前記補正最小パスメトリックデータを減算し第
(N−1)番目の前記補正最小パスメトリックデータを
出力する減算手段と、前記ACS部により出力された少
なくとも第(N−1)番目の前記パスメトリックデータ
群を記憶するパスメトリック記憶手段と、前記第(N−
1)番目のパスメトリックデータ群を構成する前記パス
メトリックデータから前記第(N−2)番目の補正最小
パスメトリックデータを減算し第(N−1)番目の前記
正規化パスメトリックデータ群として出力する正規化手
段と、を備えて構成する。
【0020】また、請求項2記載の発明は、入力データ
に基づいてブランチメトリックデータ群を出力する入力
演算工程と、ブランチメトリックデータ群及び正規化パ
スメトリックデータ群に基づいてパスメトリックデータ
群を生成し出力するACS工程と、前記パスメトリック
データ群を構成するパスメトリックデータの最小値を判
定し最小パスメトリックデータを出力する最尤判定工程
と、を備えたビタビ復号方法において、補正最小パスメ
トリックデータを記憶する記憶工程と、第(N−1)番
目の前記最小パスメトリックデータから前記記憶工程に
記憶された第(N−2)番目の補正最小パスメトリック
データを減算し第(N−1)番目の補正最小パスメトリ
ックデータを出力する減算工程と、前記ACS部により
出力された少なくとも第(N−1)番目のパスメトリッ
クデータ群を記憶するパスメトリック記憶工程と、前記
第(N−1)番目のパスメトリックデータ群を構成する
パスメトリックデータから前記第(N−2)番目の補正
最小パスメトリックデータを減算し第(N−1)番目の
前記正規化パスメトリックデータ群として出力する正規
化工程と、を備えて構成する。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、入力演算部は、
入力データに基づいてブランチメトリックデータ群をA
CS部に出力する。
【0022】一方、正規化手段は、パスメトリック記憶
手段に記憶した第(N−1)番目のパスメトリックデー
タ群を構成するパスメトリックデータから記憶手段に記
憶した第(N−2)番目の補正最小パスメトリックデー
タを減算し第(N−1)番目の正規化パスメトリックデ
ータ群としてACS部に出力する。
【0023】これによりACS部は、ブランチメトリッ
クデータ群及び正規化パスメトリックデータ群に基づい
てパスメトリックデータ群を生成し最尤判定部へ出力
し、最尤判定部は、ACS部より第(N−1)番目に入
力されたパスメトリックデータ群を構成するパスメトリ
ックデータの最小値を判定し第(N−1)番目の最小パ
スメトリックデータを減算手段に出力する。
【0024】また、減算手段は、第(N−1)番目の最
小パスメトリックデータから記憶手段に記憶した第(N
−2)番目の補正最小パスメトリックデータを減算し第
(N−1)番目の補正最小パスメトリックデータを記憶
手段に出力し更新する。
【0025】従って、ACS部において第N番目のパス
メトリックデータ群を生成するに際し、第(N−1)番
目の最小パスメトリックデータを必要としないので、A
CS部における第N番目のパスメトリックデータ群の生
成と、最尤判別手段における第(N−1)番目の最小パ
スメトリックデータの判定とを並列に行うことができ
る。
【0026】請求項2記載の発明によれば、入力演算工
程は、入力データに基づいてブランチメトリックデータ
群をACS工程に出力する。一方、正規化工程は、パス
メトリック記憶工程で記憶した第(N−1)番目のパス
メトリックデータ群を構成するパスメトリックデータか
ら記憶工程に記憶した第(N−2)番目の補正最小パス
メトリックデータを減算し第(N−1)番目の正規化パ
スメトリックデータ群としてACS工程に出力する。
【0027】これによりACS工程は、ブランチメトリ
ックデータ群及び正規化パスメトリックデータ群に基づ
いてパスメトリックデータ群を生成し最尤判定工程へ出
力し、最尤判定工程は、ACS工程より第(N−1)番
目に入力されたパスメトリックデータ群を構成するパス
メトリックデータの最小値を判定し第(N−1)番目の
最小パスメトリックデータを減算工程に出力する。
【0028】また、減算工程は、第(N−1)番目の最
小パスメトリックデータから記憶工程で記憶した第(N
−2)番目の補正最小パスメトリックデータを減算し第
(N−1)番目の補正最小パスメトリックデータを記憶
工程に出力し更新する。
【0029】従って、ACS工程において第N番目のパ
スメトリックデータ群を生成するに際し、第(N−1)
番目の最小パスメトリックデータを必要としないので、
ACS工程における第N番目のパスメトリックデータ群
の生成と、最尤判別工程における第(N−1)番目の最
小パスメトリックデータの判定とを並列に行うことがで
きる。
【0030】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。図1に実施例のビタビ復号器の概要構成ブロ
ック図を示す。以下の説明においては、拘束長K=7、
符号化レート1/3、3ビットソフトディシジョンの場
合を例として説明する。
【0031】ビタビ復号器10は、畳み込み符号である
入力データのサンプルデータ(軟判定出力データ)DI
に基づいて第N番目のブランチメトリックデータ群を構
成する8個のブランチメトリックデータBMN を算出
し、出力する入力演算部11と、入力演算部11から入
力された第N番目のブランチメトリックデータBMN
び後述のパスメトリックメモリから入力された第(N−
1)番目のパスメトリックデータ群GPN-1 を構成する
n個(n=1〜64)のパスメトリックデータPMN-1
を正規化処理して得られる第(N−1)番目の正規化パ
スメトリックデータ群GNPN-1 を構成する正規化パス
メトリックデータNPMN-1 に基づいて加算・比較・選
択(Add Compare Select)処理を行い、パス選択データ
PS及び第N番目のパスメトリックデータ群GPN を構
成するパスメトリックデータPMNを出力する加算・比
較・選択回路(以下、ACS回路という。)12と、パ
ス選択データPSを記憶するパスメモリ13と、第(N
−1)番目のパスメトリックデータ群GPN-1 を構成す
るパスメトリックデータPMN-1 のうちから最小値を有
する最小パスメトリックデータPMmin(N-1)を判別し出
力する最尤判定回路14と、第(N−1)番目の最小パ
スメトリックデータPMmin(N-1)から第(N−2)番目
の補正最小パスメトリックデータCPMmin(N-2)を差し
引くことにより第(N−1)番目の補正最小パスメトリ
ックデータCPMmin(N-1)を生成し出力する第1減算器
15と、第(N−2)番目の補正最小パスメトリックデ
ータCPMmin(N-2)を記憶するラッチ回路16と、少な
くともパス選択データPS及び第(N−1)番目のパス
メトリックデータ群GPN-1 を構成するパスメトリック
データPMn-1 を記憶するパスメトリックメモリ17
と、第(N−1)番目のパスメトリックデータ群GP
N-1 を構成するパスメトリックデータPMN-1 のそれぞ
れから第(N−2)番目の補正最小パスメトリックデー
タCPMmin(N-2)を差し引くことにより第(N−1)番
目の正規化パスメトリックデータ群GNPN-1 を出力す
る第2減算器18と、を備えて構成されている。
【0032】次に図2及び図3を参照して動作を説明す
る。この場合において、説明の簡略化のため、ブランチ
メトリックデータBM及びパスメトリックデータPMは
それぞれ1個であるものとする。
【0033】入力演算部11が畳み込み符号である入力
データのサンプルデータ(軟判定出力データ)DI に基
づいて第N番目のブランチメトリックデータBMN =a
を算出し、ACS回路12に出力すると、ACS回路1
2は、入力演算部11から入力されたブランチメトリッ
クデータBMN 及び第2減算器18から入力された第
(N−1)番目(前回)の正規化パスメトリックデータ
NPN-1 (時刻0における初期値は0)に基づいて加算
・比較・選択処理(処理A1 )を行い、時刻にパス選
択データPS及びパスメトリックデータPMN を最尤判
定回路14及びパスメトリックメモリ17に出力する。
より詳細には、パスメトリックデータPM N は、 PMN =BMN +NPMN-1 =BMN +PMN-1 −CPMmin(N-2) と表される。
【0034】より具体的には、時刻におけるパスメト
リックデータPMN は、 PMN =a+0−0 =a となる。
【0035】また最尤判定回路14は、パスメトリック
データPMN の最小値を最小パスメトリックデータPM
min(N)(初期値は0)として時刻に第1減算器15に
出力する。
【0036】これにより第1減算器15は、第N番目の
最小パスメトリックデータPMminNから第(N−1)番
目(前回)の補正最小パスメトリックデータCPM
min(N-2)(時刻0における初期値は0)を差し引くこと
により第(N)番目の補正最小パスメトリックデータC
PMmin(N)を生成しラッチ回路16に出力し、補正最小
パスメトリックデータを更新する。
【0037】より具体的には、時刻における第N番目
の最小パスメトリックデータPMmi nNは、パスメトリッ
クデータPMN が一つであるので、 PMminN=a となり、第(N)番目の補正最小パスメトリックデータ
CPMmin(N)は、 CPMmin(N)=PMminN−CPMmin(N-1) =a−0 =a となる。
【0038】これと並行して、時刻に入力演算部11
が畳み込み符号である入力データのサンプルデータ(軟
判定出力データ)DI に基づいて第(N+1)番目のブ
ランチメトリックデータBMN+1 =bを算出し、ACS
回路12に出力すると、ACS回路12は、入力演算部
11から入力されたブランチメトリックデータBMN+ 1
及び第2減算器18から入力された第N番目の正規化パ
スメトリックデータNPN に基づいて加算・比較・選択
処理(処理A2 )を行い、時刻にパス選択データPS
及びパスメトリックデータPMN+1 を最尤判定回路14
及びパスメトリックメモリ17に出力する。より詳細に
は、パスメトリックデータPMN+1 は、 PMN+1 =BMN+1 +NPMN =BMN+1 +PMN −CPMmin(N-1) と表される。
【0039】より具体的には、時刻におけるパスメト
リックデータPMN+1 は、 PMN+1 =b+a−0 =b+a となる。
【0040】これにより最尤判定回路14は、入力され
たパスメトリックデータPMN+1 の最小値を最小パスメ
トリックデータPMmin(N+1)(初期値は0)として時刻
に第1減算器15に出力する。
【0041】これにより第1減算器15は、第(N+
1)番目の最小パスメトリックデータPMmin(N+1)から
第(N)番目の補正最小パスメトリックデータCPM
min(N)を差し引くことにより第N番目の補正最小パスメ
トリックデータCPMmin(N+1)を生成しラッチ回路16
に出力し、補正最小パスメトリックデータを更新する。
【0042】より具体的には、時刻における第(N+
1)番目の最小パスメトリックデータPMmin(N+1)は、
パスメトリックデータPMN+1 が一つであるので、 PMmin(N+1)=b+a となり、第(N+1)番目の補正最小パスメトリックデ
ータCPMmin(N+1)は、 CPMmin(N+1)=PMmin(N+1)−CPMmin(N) =b+a−a =b となる。
【0043】また、時刻におけるパスメトリックデー
タPM(N+2) は、 PM(N+2) =c+b となり、時刻における最小パスメトリックデータPM
min(N+2)は、パスメトリックデータPMが一つであるの
で、 PMmin(N+2)=c+b となり、第(N+2)番目の補正最小パスメトリックデ
ータCPMmin(N+2)は、 CPMmin(N+2)=PMmin(N+2)−CPMmin(N+1) =c+b−b =c となる。
【0044】さらに、時刻におけるパスメトリックデ
ータPM(N+3)は、 PM(N+3)=d+c となり、以下、同様に処理が繰り返される。
【0045】以上の説明のように、本実施例によれば、
ACS回路12におけるパスメトリックデータPMの算
出は最尤判定回路14における最小パスメトリックデー
タPMmin の算出と並列に行うことができるので、処理
速度を高速にすることができる。換言すれば、あるデー
タレートで入力データを処理するに際し、必要なクロッ
ク数を低減することができる。
【0046】さらに動作クロック信号として用いるクロ
ック信号の周期は、ACS回路における加算・比較・選
択処理により規制されるだけであり、基準クロック信号
周期の2のべき乗倍とすることができクロック生成回路
の構成を簡略化することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ACS部
において第N番目のパスメトリックデータ群を生成する
に際し、第(N−1)番目の最小パスメトリックデータ
を必要としないので、ACS部における第N番目のパス
メトリックデータ群の生成と、最尤判別手段における第
(N−1)番目の最小パスメトリックデータの判定とを
並列に行うことができ、処理速度を高速にすることがで
きる。換言すれば、あるデータレートで入力データを処
理するに際し、必要なクロック数を低減することができ
る。さらに動作クロック信号として用いるクロック信号
の周期は、ACS部における処理により規制されるだけ
であり、基準クロック信号周期の2のべき乗倍とするこ
とができクロック生成回路の構成を簡略化することがで
きる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、ACS工程
において第N番目のパスメトリックデータ群を生成する
に際し、第(N−1)番目の最小パスメトリックデータ
を必要としないので、ACS工程における第N番目のパ
スメトリックデータ群の生成と、最尤判別工程における
第(N−1)番目の最小パスメトリックデータの判定と
を並列に行うことができ、処理速度を高速にすることが
できる。換言すれば、あるデータレートで入力データを
処理するに際し、必要なクロック数を低減することがで
きる。さらに動作クロック信号として用いるクロック信
号の周期は、ACS工程における処理により規制される
だけであり、基準クロック信号周期の2のべき乗倍とす
ることができクロック生成を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概要構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例のタイミングチャートである。
【図3】図1の実施例の動作を説明する図である。
【図4】従来例の概要構成を示すブロック図である。
【図5】図4の従来例のタイミングチャートである。
【図6】図4の従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
10…ビタビ復号器 11…入力演算部 12…加算・比較・選択回路(ACS回路) 13…パスメモリ 14…最尤判定回路 15…第1減算器 16…ラッチ回路 17…パスメトリックメモリ 18…第2減算器 DI …入力データ PMmin …最小パスメトリックデータ BMm …ブランチメトリックデータ GPN …パスメトリックデータ群 PMn …パスメトリックデータ GNP…正規化パスメトリックデータ群 NPMn …正規化パスメトリックデータ PS…パス選択データ CPMmin …補正最小パスメトリックデータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データに基づいてブランチメトリッ
    クデータ群を出力する入力演算部と、ブランチメトリッ
    クデータ群及び正規化パスメトリックデータ群に基づい
    てパスメトリックデータ群を生成し出力するACS部
    と、前記パスメトリックデータ群を構成するパスメトリ
    ックデータの最小値を判定し最小パスメトリックデータ
    を出力する最尤判定部と、を備えたビタビ復号器におい
    て、 補正最小パスメトリックデータを記憶する記憶手段と、 第(N−1)番目の前記最小パスメトリックデータから
    前記記憶手段に記憶された第(N−2)番目の前記補正
    最小パスメトリックデータを減算し第(N−1)番目の
    前記補正最小パスメトリックデータを出力する減算手段
    と、 前記ACS部により出力された少なくとも第(N−1)
    番目の前記パスメトリックデータ群を記憶するパスメト
    リック記憶手段と、 前記第(N−1)番目のパスメトリックデータ群を構成
    する前記パスメトリックデータから前記第(N−2)番
    目の補正最小パスメトリックデータを減算し第(N−
    1)番目の前記正規化パスメトリックデータ群として出
    力する正規化手段と、 を備えたことを特徴とするビタ
    ビ復号器。
  2. 【請求項2】 入力データに基づいてブランチメトリッ
    クデータ群を出力する入力演算工程と、ブランチメトリ
    ックデータ群及び正規化パスメトリックデータ群に基づ
    いてパスメトリックデータ群を生成し出力するACS工
    程と、前記パスメトリックデータ群を構成するパスメト
    リックデータの最小値を判定し最小パスメトリックデー
    タを出力する最尤判定工程と、を備えたビタビ復号方法
    において、 補正最小パスメトリックデータを記憶する記憶工程と、 第(N−1)番目の前記最小パスメトリックデータから
    前記記憶工程で記憶した第(N−2)番目の前記補正最
    小パスメトリックデータを減算し第(N−1)番目の前
    記補正最小パスメトリックデータを出力する減算工程
    と、 前記ACS部により出力された少なくとも第(N−1)
    番目の前記パスメトリックデータ群を記憶するパスメト
    リック記憶工程と、 前記第(N−1)番目のパスメトリックデータ群を構成
    する前記パスメトリックデータから前記第(N−2)番
    目の補正最小パスメトリックデータを減算し第(N−
    1)番目の前記正規化パスメトリックデータ群として出
    力する正規化工程と、 を備えたことを特徴とするビタビ復号方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6098193A (en) * 1997-03-05 2000-08-01 Nec Corporoation Data-reproducing device that detects equalization in the presence of pre-equalization data variation
US6912257B1 (en) 1999-04-28 2005-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for normalizing metric values in a component decoder in a mobile communication system

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