JP3497399B2 - ビタビ復号器 - Google Patents
ビタビ復号器Info
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
- H03M13/65—Purpose and implementation aspects
- H03M13/6577—Representation or format of variables, register sizes or word-lengths and quantization
- H03M13/6591—Truncation, saturation and clamping
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M13/00—Coding, decoding or code conversion, for error detection or error correction; Coding theory basic assumptions; Coding bounds; Error probability evaluation methods; Channel models; Simulation or testing of codes
- H03M13/37—Decoding methods or techniques, not specific to the particular type of coding provided for in groups H03M13/03 - H03M13/35
- H03M13/39—Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes
- H03M13/41—Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors
- H03M13/4107—Sequence estimation, i.e. using statistical methods for the reconstruction of the original codes using the Viterbi algorithm or Viterbi processors implementing add, compare, select [ACS] operations
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- Probability & Statistics with Applications (AREA)
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Error Detection And Correction (AREA)
- Detection And Correction Of Errors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畳み込み符号を受
信して誤り訂正を行うビタビ復号器に関する。
信して誤り訂正を行うビタビ復号器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、畳み込み符号を最尤復号する
ビタビ復号技術が知られており、このビタビ復号技術で
は、ビタビアルゴリズムに基づいて、送信側エンコーダ
で生成され得る符号系列の中か受信符号系列に最も近い
系列を選択するため、この受信符号に誤りがある場合で
も正しく復号することができる。このように、このビタ
ビ復号技術は、通話路に生じるランダム誤りに対する訂
正能力が高く、特に軟判定復調方式と組み合わせると、
大きな符号化利得を得ることができるため、移動体通信
システム等の誤り訂正符号の復号に広くビタビ復号器が
採用されている。
ビタビ復号技術が知られており、このビタビ復号技術で
は、ビタビアルゴリズムに基づいて、送信側エンコーダ
で生成され得る符号系列の中か受信符号系列に最も近い
系列を選択するため、この受信符号に誤りがある場合で
も正しく復号することができる。このように、このビタ
ビ復号技術は、通話路に生じるランダム誤りに対する訂
正能力が高く、特に軟判定復調方式と組み合わせると、
大きな符号化利得を得ることができるため、移動体通信
システム等の誤り訂正符号の復号に広くビタビ復号器が
採用されている。
【0003】まず、このビタビアルゴリズムについて、
簡単に説明する。ここでは、生成多項式が、 G1(D)=1+D2 G2(D)=1+D+D2 で与えられる符号化率=1/2、拘束長K=3の畳み込
み符号を考える。尚、「D」はデータの遅延を、又
「+」は1ビットのみの加算を示す。
簡単に説明する。ここでは、生成多項式が、 G1(D)=1+D2 G2(D)=1+D+D2 で与えられる符号化率=1/2、拘束長K=3の畳み込
み符号を考える。尚、「D」はデータの遅延を、又
「+」は1ビットのみの加算を示す。
【0004】図14はかかる畳み込み符号を発生するビ
タビ復号器の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、このビタビ復号器は、レジスタ101A,10
1Bからなるシフトレジスタと、モジュロ2の加算を行
う加算器102A,102B,102Cより構成され
る。ここで、この復号器の内部状態(b1,b2)は、
内部状態(0,0)、内部状態(0,1)、内部状態
(1,0)又は内部状態(1,1)の4通りの内部状態
があり、入力が与えられたときに遷移できる内部状態は
常に2通りである。
タビ復号器の構成を示すブロック図である。同図に示す
ように、このビタビ復号器は、レジスタ101A,10
1Bからなるシフトレジスタと、モジュロ2の加算を行
う加算器102A,102B,102Cより構成され
る。ここで、この復号器の内部状態(b1,b2)は、
内部状態(0,0)、内部状態(0,1)、内部状態
(1,0)又は内部状態(1,1)の4通りの内部状態
があり、入力が与えられたときに遷移できる内部状態は
常に2通りである。
【0005】即ち、図15に示すように、内部状態
(0,0)の場合において、入力が0のときには内部状
態(0,0)に、入力が1のときには内部状態(0,
1)にそれぞれ遷移し、又内部状態(0,1)の場合に
おいて、入力が0のときには内部状態(1,0)に、入
力が1のときには内部状態(1,1)にそれぞれ遷移
し、又内部状態(1,0)の場合において、入力が0の
ときには内部状態(0,0)に、入力が1のときには内
部状態(0,1)にそれぞれ遷移し、更に内部状態
(1,1)の場合において、入力が0のときには内部状
態(1,0)に、入力が1のときには内部状態(1,
1)に遷移する。
(0,0)の場合において、入力が0のときには内部状
態(0,0)に、入力が1のときには内部状態(0,
1)にそれぞれ遷移し、又内部状態(0,1)の場合に
おいて、入力が0のときには内部状態(1,0)に、入
力が1のときには内部状態(1,1)にそれぞれ遷移
し、又内部状態(1,0)の場合において、入力が0の
ときには内部状態(0,0)に、入力が1のときには内
部状態(0,1)にそれぞれ遷移し、更に内部状態
(1,1)の場合において、入力が0のときには内部状
態(1,0)に、入力が1のときには内部状態(1,
1)に遷移する。
【0006】図16はかかる内部状態の状態遷移を示す
トレリス線図であり、図中に示す実線のブランチは入力
が「0」のときの遷移を示し、又破線のブランチは入力
が「1」のときの遷移を示す。又、ブランチに付記した
数字は、該ブランチが遷移したときに出力される符号
(G1,G2)であり、同図に示すように、各状態では
必ず2つのパスが合流する。そして、ビタビ復号アルゴ
リズムでは、各内部状態で2つのパスのうち、最尤のパ
スを選択し、所定長まで生き残りパスの選択を行ったな
らば、各内部状態で選択したパスのうち最尤のものを検
出して受信符号を復号している。
トレリス線図であり、図中に示す実線のブランチは入力
が「0」のときの遷移を示し、又破線のブランチは入力
が「1」のときの遷移を示す。又、ブランチに付記した
数字は、該ブランチが遷移したときに出力される符号
(G1,G2)であり、同図に示すように、各状態では
必ず2つのパスが合流する。そして、ビタビ復号アルゴ
リズムでは、各内部状態で2つのパスのうち、最尤のパ
スを選択し、所定長まで生き残りパスの選択を行ったな
らば、各内部状態で選択したパスのうち最尤のものを検
出して受信符号を復号している。
【0007】このとき、最尤のパスの選択には、合流す
るパスそれぞれが有する確からしさ情報を使用してお
り、硬判定ビタビアルゴリズムでは、各パスビット系列
と受信ビット列とのハミング距離を合算してパスの確か
らしさを示し、何判定ビタビアルゴリズムでは、各パス
ビット系列と受信ビット列とのユークリッド距離の二乗
を合算してパスの確からしさを示している。
るパスそれぞれが有する確からしさ情報を使用してお
り、硬判定ビタビアルゴリズムでは、各パスビット系列
と受信ビット列とのハミング距離を合算してパスの確か
らしさを示し、何判定ビタビアルゴリズムでは、各パス
ビット系列と受信ビット列とのユークリッド距離の二乗
を合算してパスの確からしさを示している。
【0008】以下の説明では、このパスの確からしさを
示すための値をパスメトリックと称し、又各受信単位時
間毎の確からしさを示すための値をブランチメトリック
と称す。このパスメトリックは、ある内部状態に遷移す
る確からしさの合計と言い換えることもでき、又ブラン
チメトリックは、あるバイブ状態から次の内部状態に遷
移する場合の各ビットの確からしさの合計と言い換える
こともできる。
示すための値をパスメトリックと称し、又各受信単位時
間毎の確からしさを示すための値をブランチメトリック
と称す。このパスメトリックは、ある内部状態に遷移す
る確からしさの合計と言い換えることもでき、又ブラン
チメトリックは、あるバイブ状態から次の内部状態に遷
移する場合の各ビットの確からしさの合計と言い換える
こともできる。
【0009】尚、ユークッリッド距離は、受信データを
(r1,r2)、送信計で作成したデータを(s1,s2)
とした2データの場合、
(r1,r2)、送信計で作成したデータを(s1,s2)
とした2データの場合、
【0010】
【数1】
【0011】の式で表され、ビタビ復号においては、ユ
ークリッド距離の二乗、即ち、 (s1−r1)2+(s2−r2)2=s1 2−2*s1*r1
+r1 2+s2 2−2*s2*r2+r2 2 の式で表され、この式を最小とする(s1,s2)を求め
る。
ークリッド距離の二乗、即ち、 (s1−r1)2+(s2−r2)2=s1 2−2*s1*r1
+r1 2+s2 2−2*s2*r2+r2 2 の式で表され、この式を最小とする(s1,s2)を求め
る。
【0012】ここで、受信データ(r1,r2)は固定値
なので、r1とr2は(s1,s2)の値に依らず一定とな
るため、式から省くことができ、又送信データ(s1,
s2)については、その要素s1,s2について、データ
が「0」のときにはs1又はs2を「−1」とし、データ
が「1」のときにはs1又はs2を「1」として考える
と、s1 2とs2 2は(s1,s2)の値に依らず一定となる
ため、式から省くことができ、更に定数の「2」で除算
すると、 =−s1*r1−s2*r2 の式で表される。
なので、r1とr2は(s1,s2)の値に依らず一定とな
るため、式から省くことができ、又送信データ(s1,
s2)については、その要素s1,s2について、データ
が「0」のときにはs1又はs2を「−1」とし、データ
が「1」のときにはs1又はs2を「1」として考える
と、s1 2とs2 2は(s1,s2)の値に依らず一定となる
ため、式から省くことができ、更に定数の「2」で除算
すると、 =−s1*r1−s2*r2 の式で表される。
【0013】そして、この式を考慮して−s1*r1の項
について述べると、s1=−1であれば−s1*r1はr1
となるため、r1=−1ならば−1、r1=0ならば0、
r1=1ならば「1」が計算結果となり、又s1=1であ
れば−s1*r1は−r1となるため、r1=−1ならば
「1」、r1=0ならば「0」、r1=−1ならば「1」
が計算結果となる。
について述べると、s1=−1であれば−s1*r1はr1
となるため、r1=−1ならば−1、r1=0ならば0、
r1=1ならば「1」が計算結果となり、又s1=1であ
れば−s1*r1は−r1となるため、r1=−1ならば
「1」、r1=0ならば「0」、r1=−1ならば「1」
が計算結果となる。
【0014】従って、−s1*r1を考えた場合、s1=
−1であれば受信データr1(−1〜1)に応じてリニ
アに0〜2の計算結果となり、又s1=1であれば受信
データr1(−1〜1)に応じてリニアに2〜0の計算
結果となるため、この手法に従って図Dに示す受信デー
タr1の分解能を3ビットとした場合には、図Eに示す
メトリックを得ることができる。
−1であれば受信データr1(−1〜1)に応じてリニ
アに0〜2の計算結果となり、又s1=1であれば受信
データr1(−1〜1)に応じてリニアに2〜0の計算
結果となるため、この手法に従って図Dに示す受信デー
タr1の分解能を3ビットとした場合には、図Eに示す
メトリックを得ることができる。
【0015】次に、軟判定処理における演算について説
明する。硬判定処理が「0」と「1」の2値信号を使用
するのに対し、軟判定処理は多値信号として判別する手
法であり、図17及び図18に示すような3ビットでの
判定を行う8値軟判定では、1ビットのみを考えた場
合、情報ビットが「0」のとき、受信レベルが「0」で
あればブランチメトリックは「0」、受信レベルが
「7」であればブランチメトリックは「7」となり、情
報ビットが「1」のとき、受信レベルが「0」であれば
ブランチメトリックは「7」、受信レベルが「7」であ
ればブランチメトリックは「0」となる。尚、このブラ
ンチメトリックの値は、小さいほど確からしいことを示
している。
明する。硬判定処理が「0」と「1」の2値信号を使用
するのに対し、軟判定処理は多値信号として判別する手
法であり、図17及び図18に示すような3ビットでの
判定を行う8値軟判定では、1ビットのみを考えた場
合、情報ビットが「0」のとき、受信レベルが「0」で
あればブランチメトリックは「0」、受信レベルが
「7」であればブランチメトリックは「7」となり、情
報ビットが「1」のとき、受信レベルが「0」であれば
ブランチメトリックは「7」、受信レベルが「7」であ
ればブランチメトリックは「0」となる。尚、このブラ
ンチメトリックの値は、小さいほど確からしいことを示
している。
【0016】図19は軟判定メトリック処理例を示すト
リレス線図であり、このような軟判定メトリック処理に
おいて、情報系列が「0110000」、符号系列が
「00」「11」「10」「10」「11」「00」
「00」、受信系列が「2」「4」「3」「6」「7」
「2」「7」「5」「5」「7」「1」「0」「1」
「2」の場合には、時点「0」/内部状態「00」から
時点「1」/内部状態「00」に遷移するときには、最
初のビット「0」に対する確からしさが「2」であるこ
と及び2番目のビット「0」に対する確からしさが
「4」であることからメトリックは「2+4」で「6」
となるように、以下同様に全てのパスについてブランチ
メトリックを計算することができる。尚、図中に示す線
上の数値はブランチメトリックを、又各時刻における内
部状態位置にある斜線掛けした数値はパスメトリックを
それぞれ示すものである。
リレス線図であり、このような軟判定メトリック処理に
おいて、情報系列が「0110000」、符号系列が
「00」「11」「10」「10」「11」「00」
「00」、受信系列が「2」「4」「3」「6」「7」
「2」「7」「5」「5」「7」「1」「0」「1」
「2」の場合には、時点「0」/内部状態「00」から
時点「1」/内部状態「00」に遷移するときには、最
初のビット「0」に対する確からしさが「2」であるこ
と及び2番目のビット「0」に対する確からしさが
「4」であることからメトリックは「2+4」で「6」
となるように、以下同様に全てのパスについてブランチ
メトリックを計算することができる。尚、図中に示す線
上の数値はブランチメトリックを、又各時刻における内
部状態位置にある斜線掛けした数値はパスメトリックを
それぞれ示すものである。
【0017】この計算の結果、時点「7」/内部状態
「00」に合流するパスは、時点「6」/内部状態「0
0」又は時点「6」/内部状態「10」からのパスとな
るが、時点「6」/内部状態「00」からのパスに関し
ては、時点「6」/内部状態「00」におけるパスメト
リックが「21」であること及び時点「6」/内部状態
「00」から時点「7」/内部状態「00」へのブラン
チメトリックが「3」であることからパスの確からしさ
は「24」となるのに対し、時点「6」/内部状態「1
0」からのパスに関しては、時点「6」/内部状態「1
0」におけるパスメトリックが「32」であること及び
時点「6」/内部状態「10」から時点「7」/内部状
態「00」へのブランチメトリックが「11」であるこ
とからパスの確からしさは「43」となるため、時点
「7」/内部状態「00」におけるパスメトリックは
「24」となり、時点「6」/内部状態「00」から時
点「7」/内部状態「00」へのパスを選択したことに
なる。尚、図中に示す線上に付された「×」は合流によ
り却下されたパスを示すものである。
「00」に合流するパスは、時点「6」/内部状態「0
0」又は時点「6」/内部状態「10」からのパスとな
るが、時点「6」/内部状態「00」からのパスに関し
ては、時点「6」/内部状態「00」におけるパスメト
リックが「21」であること及び時点「6」/内部状態
「00」から時点「7」/内部状態「00」へのブラン
チメトリックが「3」であることからパスの確からしさ
は「24」となるのに対し、時点「6」/内部状態「1
0」からのパスに関しては、時点「6」/内部状態「1
0」におけるパスメトリックが「32」であること及び
時点「6」/内部状態「10」から時点「7」/内部状
態「00」へのブランチメトリックが「11」であるこ
とからパスの確からしさは「43」となるため、時点
「7」/内部状態「00」におけるパスメトリックは
「24」となり、時点「6」/内部状態「00」から時
点「7」/内部状態「00」へのパスを選択したことに
なる。尚、図中に示す線上に付された「×」は合流によ
り却下されたパスを示すものである。
【0018】そして、図20に示すように、生き残った
パスを矢印で示す方向、即ち受信データの逆方向に進む
こととにより、復号結果を得ることができる。尚、図1
9において、受信系列の数値において下線が付与されて
いるものは伝送時のエラービットを示すものであるが、
この復号結果から分かるように、3ビットのエラーが生
じた場合にも、元の情報系列を得ることができる。
パスを矢印で示す方向、即ち受信データの逆方向に進む
こととにより、復号結果を得ることができる。尚、図1
9において、受信系列の数値において下線が付与されて
いるものは伝送時のエラービットを示すものであるが、
この復号結果から分かるように、3ビットのエラーが生
じた場合にも、元の情報系列を得ることができる。
【0019】図21は、このようなビタビアルゴリズム
に基づいて畳み込み符号を復号するビタビ復号器の代表
的な構成例を示すものであり、受信系列と各ブランチと
の間のメトリックを計算するブランチメトリック計算部
1と、生き残りパスを選択して生き残りパスのパスメト
リックを計算するACS部2と、各内部状態でのパスメ
トリックの値をそれぞれ記憶するパスメトリックメモリ
3と、選択したパスの推定出力を記憶するパスメモリ4
と、最尤のパスメトリックのアドレスを検出してパスメ
モリの制御を行うバックトレース処理部5とから構成さ
れている。
に基づいて畳み込み符号を復号するビタビ復号器の代表
的な構成例を示すものであり、受信系列と各ブランチと
の間のメトリックを計算するブランチメトリック計算部
1と、生き残りパスを選択して生き残りパスのパスメト
リックを計算するACS部2と、各内部状態でのパスメ
トリックの値をそれぞれ記憶するパスメトリックメモリ
3と、選択したパスの推定出力を記憶するパスメモリ4
と、最尤のパスメトリックのアドレスを検出してパスメ
モリの制御を行うバックトレース処理部5とから構成さ
れている。
【0020】そして、このように構成されたビタビ復号
器は、図22のフローチャートに示すように、フレーム
が完了するまでの間、受信データの読み込みを行ってブ
ランチメトリックの計算とパスメトリックの更新とパス
メモリの格納を行い(ステップS2〜S5)、フレーム
が完了したとき(ステップS1)、バックトレース処理
によって復号結果を出力する(ステップS6)ようにな
っている。
器は、図22のフローチャートに示すように、フレーム
が完了するまでの間、受信データの読み込みを行ってブ
ランチメトリックの計算とパスメトリックの更新とパス
メモリの格納を行い(ステップS2〜S5)、フレーム
が完了したとき(ステップS1)、バックトレース処理
によって復号結果を出力する(ステップS6)ようにな
っている。
【0021】又、このようなビタビ復号器においては、
計算効率を高めるための各種手法が提案されており、図
23に示すように、軟判定データ変換回路Aにより入力
データを状況に変換してブランチメトリックの演算に使
用することによって入力ビットの重み付けを変更する手
法(特開昭63−122323号公報参照)や、図24
に示すように、正規化回路(最尤値減算)Bによりブラ
ンチメトリックの各値から最尤値を探してその値を減算
しデータ範囲を減らすことによってブランチメトリック
における最尤値を求めて正規化を行う手法(特開平7−
245567号公報参照)等が提案されていた。
計算効率を高めるための各種手法が提案されており、図
23に示すように、軟判定データ変換回路Aにより入力
データを状況に変換してブランチメトリックの演算に使
用することによって入力ビットの重み付けを変更する手
法(特開昭63−122323号公報参照)や、図24
に示すように、正規化回路(最尤値減算)Bによりブラ
ンチメトリックの各値から最尤値を探してその値を減算
しデータ範囲を減らすことによってブランチメトリック
における最尤値を求めて正規化を行う手法(特開平7−
245567号公報参照)等が提案されていた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビタビアル
ゴリズムの軟判定を使用した場合には、図25のBER
特性図に示すように、入力データのビット精度を向上す
る程、エラー訂正特性を向上することができるものの、
入力データのビット精度を向上することによって内部演
算部のビット数が増加するため、システムの規模が増大
してしまうといった問題点があり、これら問題点は入力
ビットの重み付けを変更する手法やブランチメトリック
における最尤値を求めて正規化を行う手法においても同
様に生じていた。
ゴリズムの軟判定を使用した場合には、図25のBER
特性図に示すように、入力データのビット精度を向上す
る程、エラー訂正特性を向上することができるものの、
入力データのビット精度を向上することによって内部演
算部のビット数が増加するため、システムの規模が増大
してしまうといった問題点があり、これら問題点は入力
ビットの重み付けを変更する手法やブランチメトリック
における最尤値を求めて正規化を行う手法においても同
様に生じていた。
【0023】即ち、例えば、図25のBER特性図に示
すように、拘束長「9」/符号化レート「1/3」のビ
タビ復号処理を対象とした場合において、入力データの
ビット精度を3ビットとしたときには、ACS部にて適
当な正規化処理を行うことにより、内部演算ビット数は
6ビット以上あれば十分に処理を行うことができるが、
入力ビットのビット精度を4ビットとしたときには、A
CS部にて適当な正規化処理を行うとしても、内部演算
ビット数は通常7ビット乃至8ビット以上必要となり、
内部演算ビット長が6ビットから8ビットになると、回
路規模も同様の比率で増加し、回路規模は1.3倍強の
規模になってしまう。
すように、拘束長「9」/符号化レート「1/3」のビ
タビ復号処理を対象とした場合において、入力データの
ビット精度を3ビットとしたときには、ACS部にて適
当な正規化処理を行うことにより、内部演算ビット数は
6ビット以上あれば十分に処理を行うことができるが、
入力ビットのビット精度を4ビットとしたときには、A
CS部にて適当な正規化処理を行うとしても、内部演算
ビット数は通常7ビット乃至8ビット以上必要となり、
内部演算ビット長が6ビットから8ビットになると、回
路規模も同様の比率で増加し、回路規模は1.3倍強の
規模になってしまう。
【0024】本発明は、システム規模の増大を抑制しつ
つ、エラー訂正特性を向上することができるビタビ復号
器を提供することを目的とするものである。
つ、エラー訂正特性を向上することができるビタビ復号
器を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るビタビ復号器は、受信系列に基づいて
ブランチメトリック値を算出するブランチメトリック算
出手段と、該ブランチメトリック算出手段によって算出
されたブランチメトリック値のビット範囲を変換するビ
ット範囲変換手段と、該ビット範囲変換手段によってビ
ット範囲の変換されたブランチメトリック値に基づいて
パスメトリック値を算出するパスメトリック算出手段
と、該パスメトリック算出手段によって算出されたパス
メトリック値に基づいて受信符号を復元する復号手段と
を設けたものである。前記ビット範囲変換手段が、前記
ブランチメトリック算出手段によって算出されたブラン
チメトリック値の下位ビットを切り捨てることによって
ビット数を削減し、前記パスメトリック算出手段の内部
演算処理ビット数に合わせたものである。また、ブラン
チメトリック長の下位ビットを切り捨てる際に、予めブ
ランチメトリック値に「1」を加算して、四捨五入を行
ってから切り捨てるようにしたものである。
に、本発明に係るビタビ復号器は、受信系列に基づいて
ブランチメトリック値を算出するブランチメトリック算
出手段と、該ブランチメトリック算出手段によって算出
されたブランチメトリック値のビット範囲を変換するビ
ット範囲変換手段と、該ビット範囲変換手段によってビ
ット範囲の変換されたブランチメトリック値に基づいて
パスメトリック値を算出するパスメトリック算出手段
と、該パスメトリック算出手段によって算出されたパス
メトリック値に基づいて受信符号を復元する復号手段と
を設けたものである。前記ビット範囲変換手段が、前記
ブランチメトリック算出手段によって算出されたブラン
チメトリック値の下位ビットを切り捨てることによって
ビット数を削減し、前記パスメトリック算出手段の内部
演算処理ビット数に合わせたものである。また、ブラン
チメトリック長の下位ビットを切り捨てる際に、予めブ
ランチメトリック値に「1」を加算して、四捨五入を行
ってから切り捨てるようにしたものである。
【0026】
【0027】 本発明に係るビタビ復号方法は、受信信
号列に基づいてブランチメトリック値を算出すると共
に、該ブランチメトリック値に基づいてパスメトリック
値を算出し、且つ該パスメトリック値に基づいて受信信
号を復元するビタビ復号方法において、前記ブランチメ
トリック値の下位ビットを切り捨てることによってビッ
ト数を削減する変換を行い、変換された該ビット数を有
するブランチメトリック値に基づいてパスメトリック値
の算出を行わせるものである。
号列に基づいてブランチメトリック値を算出すると共
に、該ブランチメトリック値に基づいてパスメトリック
値を算出し、且つ該パスメトリック値に基づいて受信信
号を復元するビタビ復号方法において、前記ブランチメ
トリック値の下位ビットを切り捨てることによってビッ
ト数を削減する変換を行い、変換された該ビット数を有
するブランチメトリック値に基づいてパスメトリック値
の算出を行わせるものである。
【0028】 従って、本発明に係るビタビ復号器によ
れば、ブランチメトリック算出手段が受信系列に基づい
てブランクメトリック値を算出すると、ビット範囲変換
手段がその算出されたブランチメトリック値の下位ビッ
トを削減して、パスメトリック算出手段が演算処理可能
なビット数即ちビット範囲となるよう変換する。そのビ
ット範囲に変換されたブランチメトリック値に基づい
て、パスメトリック算出手段が、パスメトリック値を算
出すると共に、復号手段がその算出されたパスメトリッ
ク値に基づいて受信符号を復号することができる。この
ように、パスメトリック算出手段における内部演算ビッ
ト数を増加させることなく、システム規模の増大を抑制
しつつ、エラー訂正特性を向上することができる。ま
た、ブランチメトリック長の下位ビットを切り捨てる際
に、予めブランチメトリック値に「1」を加算して、四
捨五入を行ってから切り捨てるようにして、エラー訂正
特性をより向上させることができる。
れば、ブランチメトリック算出手段が受信系列に基づい
てブランクメトリック値を算出すると、ビット範囲変換
手段がその算出されたブランチメトリック値の下位ビッ
トを削減して、パスメトリック算出手段が演算処理可能
なビット数即ちビット範囲となるよう変換する。そのビ
ット範囲に変換されたブランチメトリック値に基づい
て、パスメトリック算出手段が、パスメトリック値を算
出すると共に、復号手段がその算出されたパスメトリッ
ク値に基づいて受信符号を復号することができる。この
ように、パスメトリック算出手段における内部演算ビッ
ト数を増加させることなく、システム規模の増大を抑制
しつつ、エラー訂正特性を向上することができる。ま
た、ブランチメトリック長の下位ビットを切り捨てる際
に、予めブランチメトリック値に「1」を加算して、四
捨五入を行ってから切り捨てるようにして、エラー訂正
特性をより向上させることができる。
【0029】
【0030】 本発明に係るビタビ復号方法によれば、
受信信号列に基づいてブランチメトリック値を算出する
と共に、そのブランチメトリック値の下位ビットを切り
捨てることによってビット数を削減する変換を行い、変
換された該ビット数を有するブランチメトリック値に基
づいてパスメトリック値を算出し、且つそのパスメトリ
ック値に基づいて受信信号を復元することにより、パス
メトリック値の算出を行う演算ビット数を増加させるこ
となく、システム規模の増大を抑制しつつ、エラー訂正
特性を向上することができる。
受信信号列に基づいてブランチメトリック値を算出する
と共に、そのブランチメトリック値の下位ビットを切り
捨てることによってビット数を削減する変換を行い、変
換された該ビット数を有するブランチメトリック値に基
づいてパスメトリック値を算出し、且つそのパスメトリ
ック値に基づいて受信信号を復元することにより、パス
メトリック値の算出を行う演算ビット数を増加させるこ
となく、システム規模の増大を抑制しつつ、エラー訂正
特性を向上することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図1は本発明の一実施の形態であるビタビ
復号器の構成を示すブロック図であり、受信系列と各ブ
ランチとの間のメトリックを計算するブランチメトリッ
ク計算部1と、ブランチメトリック計算部1によって計
算されたブランチメトリック値のビット範囲をACS部
2で用いる計算ビット数に合わせる変換を行うビット範
囲変換部11と、生き残りパスを選択して生き残りパス
のパスメトリックを計算するACS部2と、各内部状態
でのパスメトリックの値をそれぞれ記憶するパスメトリ
ックメモリ3と、選択したパスの推定出力を記憶するパ
スメモリ4と、最尤のパスメトリックのアドレスを検出
してパスメモリの制御を行うバックトレース処理部5と
から構成されている。
復号器の構成を示すブロック図であり、受信系列と各ブ
ランチとの間のメトリックを計算するブランチメトリッ
ク計算部1と、ブランチメトリック計算部1によって計
算されたブランチメトリック値のビット範囲をACS部
2で用いる計算ビット数に合わせる変換を行うビット範
囲変換部11と、生き残りパスを選択して生き残りパス
のパスメトリックを計算するACS部2と、各内部状態
でのパスメトリックの値をそれぞれ記憶するパスメトリ
ックメモリ3と、選択したパスの推定出力を記憶するパ
スメモリ4と、最尤のパスメトリックのアドレスを検出
してパスメモリの制御を行うバックトレース処理部5と
から構成されている。
【0033】そして、このように構成されたビタビ復号
器は、図2のフローチャートに示すように、フレームが
完了するまでの間、受信データの読み込みを行ってブラ
ンチメトリックの計算とブランチメトリックの最適化と
パスメトリックの更新とパスメモリの格納を行い(ステ
ップS2〜S5,S11)、フレームが完了したとき
(ステップS1)、バックトレース処理によって復号結
果を出力する(ステップS6)ようになっている。
器は、図2のフローチャートに示すように、フレームが
完了するまでの間、受信データの読み込みを行ってブラ
ンチメトリックの計算とブランチメトリックの最適化と
パスメトリックの更新とパスメモリの格納を行い(ステ
ップS2〜S5,S11)、フレームが完了したとき
(ステップS1)、バックトレース処理によって復号結
果を出力する(ステップS6)ようになっている。
【0034】まず、上記のように構成されたビタビ復号
器について、拘束長「3」/符号化レート「1/2」を
使用した場合について説明する。尚、生成多項式は、 G0=1+D2 G1=1+D+D2 を用いる。
器について、拘束長「3」/符号化レート「1/2」を
使用した場合について説明する。尚、生成多項式は、 G0=1+D2 G1=1+D+D2 を用いる。
【0035】図3は上記のように構成されたビタビ復号
器において、入力ビット精度「4」とした場合の軟判定
メトリック処理例を示すトリレス線図であり、このよう
な軟判定メトリック処理において、情報系列が「011
0000」、符号系列が「00」「11」「10」「1
0」「11」「00」「00」、受信系列が「7」
「8」「5」「13」「10」「4」「12」「3」
「3」「9」「5」「8」「6」「5」の場合には、時
点「0」/内部状態「00」から時点「1」/内部状態
「00」に遷移するときには、図4のメトリックテーブ
ルに示すように、最初のビット「0」に対する確からし
さが「7」であること及び2番目のビット「0」に対す
る確からしさが「8」であることからメトリックは「7
+8」で「15」、即ち「1111」となり、その後、
ビット範囲変換部11によって下位の1ビットが削除さ
れて「111」、即ち「7」となる。以下、同様に全て
のパスについてブランチメトリックを計算することがで
きる。尚、図中に示す線上の数値はブランチメトリック
を、又各時刻における内部状態位置にある斜線掛けした
数値はパスメトリックをそれぞれ示すものである。
器において、入力ビット精度「4」とした場合の軟判定
メトリック処理例を示すトリレス線図であり、このよう
な軟判定メトリック処理において、情報系列が「011
0000」、符号系列が「00」「11」「10」「1
0」「11」「00」「00」、受信系列が「7」
「8」「5」「13」「10」「4」「12」「3」
「3」「9」「5」「8」「6」「5」の場合には、時
点「0」/内部状態「00」から時点「1」/内部状態
「00」に遷移するときには、図4のメトリックテーブ
ルに示すように、最初のビット「0」に対する確からし
さが「7」であること及び2番目のビット「0」に対す
る確からしさが「8」であることからメトリックは「7
+8」で「15」、即ち「1111」となり、その後、
ビット範囲変換部11によって下位の1ビットが削除さ
れて「111」、即ち「7」となる。以下、同様に全て
のパスについてブランチメトリックを計算することがで
きる。尚、図中に示す線上の数値はブランチメトリック
を、又各時刻における内部状態位置にある斜線掛けした
数値はパスメトリックをそれぞれ示すものである。
【0036】この計算の結果、時点「7」/内部状態
「00」に合流するパスは、時点「6」/内部状態「0
0」又は時点「6」/内部状態「10」からのパスとな
るが、時点「6」/内部状態「00」からのパスに関し
ては、時点「6」/内部状態「00」におけるパスメト
リックが「35」であること及び時点「6」/内部状態
「00」から時点「7」/内部状態「00」へのブラン
チメトリックが「5」であることからパスの確からしさ
は「40」となるのに対し、時点「6」/内部状態「1
0」からのパスに関しては、時点「6」/内部状態「1
0」におけるパスメトリックが「32」であること及び
時点「6」/内部状態「10」から時点「7」/内部状
態「00」へのブランチメトリックが「9」であること
からパスの確からしさは「41」となるため、時点
「7」/内部状態「00」におけるパスメトリックは
「40」となり、時点「6」/内部状態「00」から時
点「7」/内部状態「00」へのパスを選択したことに
なる。尚、図中に示す線上に付された「×」は合流によ
り却下されたパスを示すものである。
「00」に合流するパスは、時点「6」/内部状態「0
0」又は時点「6」/内部状態「10」からのパスとな
るが、時点「6」/内部状態「00」からのパスに関し
ては、時点「6」/内部状態「00」におけるパスメト
リックが「35」であること及び時点「6」/内部状態
「00」から時点「7」/内部状態「00」へのブラン
チメトリックが「5」であることからパスの確からしさ
は「40」となるのに対し、時点「6」/内部状態「1
0」からのパスに関しては、時点「6」/内部状態「1
0」におけるパスメトリックが「32」であること及び
時点「6」/内部状態「10」から時点「7」/内部状
態「00」へのブランチメトリックが「9」であること
からパスの確からしさは「41」となるため、時点
「7」/内部状態「00」におけるパスメトリックは
「40」となり、時点「6」/内部状態「00」から時
点「7」/内部状態「00」へのパスを選択したことに
なる。尚、図中に示す線上に付された「×」は合流によ
り却下されたパスを示すものである。
【0037】そして、生き残ったパスを受信データの逆
方向に進むこととにより、復号結果を得ることができ
る。尚、図3において、受信系列の数値において下線が
付与されているものは伝送時のエラービットを示すもの
であるが、この復号結果から分かるように、4ビットの
エラーが生じた場合にも、元の情報系列を得ることがで
きる。
方向に進むこととにより、復号結果を得ることができ
る。尚、図3において、受信系列の数値において下線が
付与されているものは伝送時のエラービットを示すもの
であるが、この復号結果から分かるように、4ビットの
エラーが生じた場合にも、元の情報系列を得ることがで
きる。
【0038】これに対して、従来の技術において説明し
たビタビ復号器において、同様の受信信号を、入力ビッ
ト精度「3」として軟判定メトリック処理を行った場合
には、図5に示すように、受信系列が「3」「4」
「2」「6」「5」「2」「6」「1」「1」「4」
「2」「4」「3」「2」となり、その受信系列に基づ
いてメトリックの計算を行うと、時点「7」/内部状態
「00」に合流するパスは、時点「6」/内部状態「0
0」又は時点「6」/内部状態「10」からのパスとな
るが、時点「6」/内部状態「00」からのパスに関し
ては、時点「6」/内部状態「00」におけるパスメト
リックが「34」であること及び時点「6」/内部状態
「00」から時点「7」/内部状態「00」へのブラン
チメトリックが「5」であることからパスの確からしさ
は「39」となるのに対し、時点「6」/内部状態「1
0」からのパスに関しては、時点「6」/内部状態「1
0」におけるパスメトリックが「29」であること及び
時点「6」/内部状態「10」から時点「7」/内部状
態「00」へのブランチメトリックが「9」であること
からパスの確からしさは「38」となるため、時点
「7」/内部状態「00」におけるパスメトリックは
「38」となり、時点「6」/内部状態「10」から時
点「7」/内部状態「00」へのパスを選択したことに
なる。尚、図中に示す線上に付された「×」は合流によ
り却下されたパスを示すものである。
たビタビ復号器において、同様の受信信号を、入力ビッ
ト精度「3」として軟判定メトリック処理を行った場合
には、図5に示すように、受信系列が「3」「4」
「2」「6」「5」「2」「6」「1」「1」「4」
「2」「4」「3」「2」となり、その受信系列に基づ
いてメトリックの計算を行うと、時点「7」/内部状態
「00」に合流するパスは、時点「6」/内部状態「0
0」又は時点「6」/内部状態「10」からのパスとな
るが、時点「6」/内部状態「00」からのパスに関し
ては、時点「6」/内部状態「00」におけるパスメト
リックが「34」であること及び時点「6」/内部状態
「00」から時点「7」/内部状態「00」へのブラン
チメトリックが「5」であることからパスの確からしさ
は「39」となるのに対し、時点「6」/内部状態「1
0」からのパスに関しては、時点「6」/内部状態「1
0」におけるパスメトリックが「29」であること及び
時点「6」/内部状態「10」から時点「7」/内部状
態「00」へのブランチメトリックが「9」であること
からパスの確からしさは「38」となるため、時点
「7」/内部状態「00」におけるパスメトリックは
「38」となり、時点「6」/内部状態「10」から時
点「7」/内部状態「00」へのパスを選択したことに
なる。尚、図中に示す線上に付された「×」は合流によ
り却下されたパスを示すものである。
【0039】そして、生き残ったパスを受信データの逆
方向に進むこととにより、復号結果を得ることができる
が、この復号結果から分かるように、4ビットのエラー
が生じた場合には、時点「6」/内部状態「10」から
時点「7」/内部状態「00」へのパスの選択において
ミスが発生し、情報系列においてエラーが発生するた
め、元の情報系列を得ることができない。
方向に進むこととにより、復号結果を得ることができる
が、この復号結果から分かるように、4ビットのエラー
が生じた場合には、時点「6」/内部状態「10」から
時点「7」/内部状態「00」へのパスの選択において
ミスが発生し、情報系列においてエラーが発生するた
め、元の情報系列を得ることができない。
【0040】このように、本実施の形態によれば、AC
S部3における演算ビット数を「6」に抑えつつ、エラ
ー訂正特性の向上を図ることができる。尚、図6は本実
施の形態を用いた場合のBER特性(入力ビット精度
「4」)と従来例におけるBER特性(入力ビット精度
「3」及び入力ビット精度「4」)とを比較したBER
特性図、又図7は同図の要部を拡大した図であり、同図
から明らかなように、入力ビット精度「4」でフル演算
した従来例と比較した場合において多少の劣化が生じる
ものの、入力ビット精度「3」でフル演算した従来例と
比較して特性の改善が認められる。
S部3における演算ビット数を「6」に抑えつつ、エラ
ー訂正特性の向上を図ることができる。尚、図6は本実
施の形態を用いた場合のBER特性(入力ビット精度
「4」)と従来例におけるBER特性(入力ビット精度
「3」及び入力ビット精度「4」)とを比較したBER
特性図、又図7は同図の要部を拡大した図であり、同図
から明らかなように、入力ビット精度「4」でフル演算
した従来例と比較した場合において多少の劣化が生じる
ものの、入力ビット精度「3」でフル演算した従来例と
比較して特性の改善が認められる。
【0041】次に、上記のように構成されたビタビ復号
器について、拘束長「9」/符号化レート「1/3」を
使用した場合について説明する。尚、生成多項式は、 G0=1+D2+D3+D5+D6+D7+D8 G1=1+D+D3+D4+D7+D8 G2=1+D+D2+D5+D8 を用いる。
器について、拘束長「9」/符号化レート「1/3」を
使用した場合について説明する。尚、生成多項式は、 G0=1+D2+D3+D5+D6+D7+D8 G1=1+D+D3+D4+D7+D8 G2=1+D+D2+D5+D8 を用いる。
【0042】図8は上記のように構成されたビタビ復号
器におけるブランチメトリック計算部1の構成例を示す
ものであり、トレリスジェネレータ21とセレクタ2
2,23,24と6ビット加算器25,26とによって
構成されている。
器におけるブランチメトリック計算部1の構成例を示す
ものであり、トレリスジェネレータ21とセレクタ2
2,23,24と6ビット加算器25,26とによって
構成されている。
【0043】そして、トリレスジェネレータ21は、情
報ビット「0」からのメトリックを求めるか、情報ビッ
ト「1」からのメトリックを求めるかの決定を行うよう
になっており、内部状態「01111000b(=07
8h)」における計算例は、入力データ「0」について
は、 G0=1+1+1=1 G1=1+1=0 G2=1=1 となり、入力データ「1」については、 G0=1+1+1+1=0 G1=1+1+1=1 G2=1+1=0 となる。
報ビット「0」からのメトリックを求めるか、情報ビッ
ト「1」からのメトリックを求めるかの決定を行うよう
になっており、内部状態「01111000b(=07
8h)」における計算例は、入力データ「0」について
は、 G0=1+1+1=1 G1=1+1=0 G2=1=1 となり、入力データ「1」については、 G0=1+1+1+1=0 G1=1+1+1=1 G2=1+1=0 となる。
【0044】又、セレクタ22,23,24は、G0,
G1,G2が「0」の場合においては、DataA,
B,Cの受信レベルに対して情報ビット「0」に対する
メトリックをそれぞれ使用し、G0,G1,G2が
「1」の場合においてはDataA,B,Cの受信レベ
ルに対して情報ビット「0」に対するメトリックをそれ
ぞれ使用するようになっており、このセレクタ22,2
3,24の各出力が加算器25,26にて加算され、ブ
ランチメトリック値Y1,Y2として出力されるように
なっている。
G1,G2が「0」の場合においては、DataA,
B,Cの受信レベルに対して情報ビット「0」に対する
メトリックをそれぞれ使用し、G0,G1,G2が
「1」の場合においてはDataA,B,Cの受信レベ
ルに対して情報ビット「0」に対するメトリックをそれ
ぞれ使用するようになっており、このセレクタ22,2
3,24の各出力が加算器25,26にて加算され、ブ
ランチメトリック値Y1,Y2として出力されるように
なっている。
【0045】尚、入力ビット精度を3ビットとした場合
には、セレクタ22,23,24の各出力値についての
値の範囲が0〜7であるため、ブランチメトリックの範
囲は0〜21(2進数で10101b)となり、必要な
ビット精度は5ビットとなり、入力ビット精度を4ビッ
トとした場合には、セレクタ22,23,24の各出力
値についての値の範囲が0〜15であるため、ブランチ
メトリックの範囲は0〜45(2進数で101101
b)となり、必要なビット精度は6ビットとなる。
には、セレクタ22,23,24の各出力値についての
値の範囲が0〜7であるため、ブランチメトリックの範
囲は0〜21(2進数で10101b)となり、必要な
ビット精度は5ビットとなり、入力ビット精度を4ビッ
トとした場合には、セレクタ22,23,24の各出力
値についての値の範囲が0〜15であるため、ブランチ
メトリックの範囲は0〜45(2進数で101101
b)となり、必要なビット精度は6ビットとなる。
【0046】図9は上記のように構成されたビタビ復号
器におけるビット範囲変換部11の構成例を示すもので
あり、下位ビット切り捨て部31,32によって構成さ
れている。この下位ビット切り捨て部31,32は、ブ
ランチメトリック計算部1から出力されたブランチメト
リック値Y1,Y2の下位ビットをそれぞれ切り捨てる
ようになっおり、この下位ビットを切り捨てられた値が
ACS部2にて演算処理可能なビット長のブランチメト
リック値Y1’,Y2’として出力される。即ち、例え
ば、入力ビット精度が4ビットの場合には、ブランチメ
トリックの最大値を考慮してブランチメトリック長は6
ビットとなっているため、このビット長をACS部2に
て演算処理可能なビット数である5ビットに変更してい
る。
器におけるビット範囲変換部11の構成例を示すもので
あり、下位ビット切り捨て部31,32によって構成さ
れている。この下位ビット切り捨て部31,32は、ブ
ランチメトリック計算部1から出力されたブランチメト
リック値Y1,Y2の下位ビットをそれぞれ切り捨てる
ようになっおり、この下位ビットを切り捨てられた値が
ACS部2にて演算処理可能なビット長のブランチメト
リック値Y1’,Y2’として出力される。即ち、例え
ば、入力ビット精度が4ビットの場合には、ブランチメ
トリックの最大値を考慮してブランチメトリック長は6
ビットとなっているため、このビット長をACS部2に
て演算処理可能なビット数である5ビットに変更してい
る。
【0047】尚、図10に示すように、6ビット加算器
33,34によってブランチメトリック計算部1から出
力されたブランチメトリック値Y1,Y2に「1」を加
算することにより、四捨五入を行ってから下位ビット切
り捨て部31,32によって下位ビットを切り捨てるよ
うにしても良い。
33,34によってブランチメトリック計算部1から出
力されたブランチメトリック値Y1,Y2に「1」を加
算することにより、四捨五入を行ってから下位ビット切
り捨て部31,32によって下位ビットを切り捨てるよ
うにしても良い。
【0048】図11は上記のように構成されたビタビ復
号器におけるACS部2の構成例を示すものであり、6
ビット加算器41〜44とコンパレータ45,46とセ
レクタ47,48とによって構成されている。このう
ち、加算器41はパスメトリックメモリ3からのデータ
K1とビット範囲変換部11からのデータY1’とを加
算してpt00とし、加算器42はパスメトリックメモ
リ3からのデータK1とビット範囲変換部11からのデ
ータY2’とを加算してpt01とし、加算器43はパ
スメトリックメモリ3からのデータK2とビット範囲変
換部11からのデータY2’とを加算してpt10と
し、加算器42はパスメトリックメモリ3からのデータ
K2とビット範囲変換部11からのデータY1’とを加
算してpt11とする。
号器におけるACS部2の構成例を示すものであり、6
ビット加算器41〜44とコンパレータ45,46とセ
レクタ47,48とによって構成されている。このう
ち、加算器41はパスメトリックメモリ3からのデータ
K1とビット範囲変換部11からのデータY1’とを加
算してpt00とし、加算器42はパスメトリックメモ
リ3からのデータK1とビット範囲変換部11からのデ
ータY2’とを加算してpt01とし、加算器43はパ
スメトリックメモリ3からのデータK2とビット範囲変
換部11からのデータY2’とを加算してpt10と
し、加算器42はパスメトリックメモリ3からのデータ
K2とビット範囲変換部11からのデータY1’とを加
算してpt11とする。
【0049】コンパレータ45はpt00とpt10を
比較して、その結果をパスデータ値としてR1に出力
し、セレクタ47はコンパレータ45の結果に従い、p
t00≦pt10であればpt00を選択し、又pt0
0>pt10であればpt10を選択し、新たなパスメ
トリックS1とする。一方、コンパレータ46はpt0
1とpt11を比較して、その結果をパスデータ値とし
てR2に出力し、セレクタ48はコンパレータ46の結
果に従い、pt01≦pt11であればpt01を選択
し、又pt01>pt11であればpt11を選択し、
新たなパスメトリックS2とする。尚、新たなパスメト
リックS1,S2はパスメトリックメモリ3に格納され
る。
比較して、その結果をパスデータ値としてR1に出力
し、セレクタ47はコンパレータ45の結果に従い、p
t00≦pt10であればpt00を選択し、又pt0
0>pt10であればpt10を選択し、新たなパスメ
トリックS1とする。一方、コンパレータ46はpt0
1とpt11を比較して、その結果をパスデータ値とし
てR2に出力し、セレクタ48はコンパレータ46の結
果に従い、pt01≦pt11であればpt01を選択
し、又pt01>pt11であればpt11を選択し、
新たなパスメトリックS2とする。尚、新たなパスメト
リックS1,S2はパスメトリックメモリ3に格納され
る。
【0050】そして、このような構成例にて、ビタビア
ルゴリズムによる処理を実現した場合には、図12に示
すようなBER特性となる。尚、図12にはコーディン
グを行わない場合、入力ビット精度3ビットで演算ビッ
ト長を6ビットとした場合、入力ビット精度4ビットで
演算ビット長を6ビットとした場合で本実施の形態を使
用した場合、入力ビット精度4ビットで演算ビット長を
6ビットとした場合で本実施の形態を使用しない場合、
入力ビット精度4ビットで演算ビット長を8ビットとし
た場合で本実施の形態を使用しない場合のグラフを示
し、又その要部の拡大図を図13に示す。
ルゴリズムによる処理を実現した場合には、図12に示
すようなBER特性となる。尚、図12にはコーディン
グを行わない場合、入力ビット精度3ビットで演算ビッ
ト長を6ビットとした場合、入力ビット精度4ビットで
演算ビット長を6ビットとした場合で本実施の形態を使
用した場合、入力ビット精度4ビットで演算ビット長を
6ビットとした場合で本実施の形態を使用しない場合、
入力ビット精度4ビットで演算ビット長を8ビットとし
た場合で本実施の形態を使用しない場合のグラフを示
し、又その要部の拡大図を図13に示す。
【0051】そして、同図から分かるように、入力ビッ
ト精度を4ビットとしている場合において本実施の形態
を使用した場合、即ちブランチメトリック値を6ビット
から5ビットに変換し、内部演算ビット数を6ビットで
処理している場合のBER特性は、入力ビット数を4ビ
ットとして演算ビット数を十分に取った場合、即ちブラ
ンチメトリック値をそのままとして内部演算ビット長を
8ビットとする場合と比較して多少劣化するものの、入
力ビット精度を3ビットとして演算ビット数を十分に取
った場合、即ち内部演算においての回路規模が本実施の
形態と同様な場合に比較して特性を改善することができ
る。
ト精度を4ビットとしている場合において本実施の形態
を使用した場合、即ちブランチメトリック値を6ビット
から5ビットに変換し、内部演算ビット数を6ビットで
処理している場合のBER特性は、入力ビット数を4ビ
ットとして演算ビット数を十分に取った場合、即ちブラ
ンチメトリック値をそのままとして内部演算ビット長を
8ビットとする場合と比較して多少劣化するものの、入
力ビット精度を3ビットとして演算ビット数を十分に取
った場合、即ち内部演算においての回路規模が本実施の
形態と同様な場合に比較して特性を改善することができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項3の
何れかに記載の発明によれば、パスメトリックを算出す
るときの演算ビット数を増加させることなく、入力デー
タのビット精度を向上することができるため、システム
規模の増大を抑制しつつ、エラー訂正特性を向上するこ
とができる。
何れかに記載の発明によれば、パスメトリックを算出す
るときの演算ビット数を増加させることなく、入力デー
タのビット精度を向上することができるため、システム
規模の増大を抑制しつつ、エラー訂正特性を向上するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施の形態であるビタビ復号器の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】同ビタビ復号器におけるビタビ復号処理手順を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】同ビタビ復号器を用いた軟判定処理における内
部状態変化を示すトレリス線図である。
部状態変化を示すトレリス線図である。
【図4】受信ビット精度を4ビットとした場合の情報ビ
ットのメトリックを示す説明図である。
ットのメトリックを示す説明図である。
【図5】従来例である軟判定処理においてエラーの発生
する場合を示すトリレス線図である。
する場合を示すトリレス線図である。
【図6】同ビタビ復号器におけるBER特性の一例を示
すBER特性図である。
すBER特性図である。
【図7】同BER特性図における要部拡大図である。
【図8】ブランチメトリック計算部の具体的な構成の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図9】ビット範囲変換部の具体的な構成の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図10】ビット範囲変換部の具体的な構成の他の例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図11】ACS部の具体的な構成の一例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図12】同ビタビ復号器におけるBER特性の他の例
を示すBER特性図である。
を示すBER特性図である。
【図13】同BER特性図における要部拡大図である。
【図14】従来例である畳み込み符号器を示すブロック
図である。
図である。
【図15】同畳み込み符号器における内部状態遷移を示
す説明図である。
す説明図である。
【図16】同畳み込み符号器における内部状態変化を示
すトリレス線図である。
すトリレス線図である。
【図17】軟判定信号の一例を示す説明図である。
【図18】受信ビット精度を3ビットとした場合の情報
ビットのメトリックを示す説明図である。
ビットのメトリックを示す説明図である。
【図19】従来例の軟判定処理における内部状態変化を
示すトリレス線図である。
示すトリレス線図である。
【図20】同トリレス線図における復号処理を示す説明
図である。
図である。
【図21】従来例であるビタビ復号器の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図22】同ビタビ復号器におけるビタビ復号処理手順
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図23】従来例であるブランチメトリック計算の一例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図24】従来例であるブランチメトリック計算の他の
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図25】従来例のBER特性を示すBER特性図であ
る。
る。
1 ブランチメトリック計算部
2 ACS部
3 パスメトリックメモリ
4 パスメモリ
5 バックトレース処理部
11 ビット範囲変換部
Claims (3)
- 【請求項1】 受信系列に基づいてブランチメトリック
値を算出するブランチメトリック算出手段と、 該ブランチメトリック算出手段によって算出されたブラ
ンチメトリック値のビット範囲を変換するビット範囲変
換手段と、 該ビット範囲変換手段によってビット範囲の変換された
ブランチメトリック値に基づいてパスメトリック値を算
出するパスメトリック算出手段と、 該パスメトリック算出手段によって算出されたパスメト
リック値に基づいて受信符号を復元する復号手段と、 を備え、 前記ビット範囲変換手段は、前記ブランチメトリック算
出手段によって算出されたブランチメトリック値の下位
ビットを切り捨てることによってビット数を削減し、前
記パスメトリック算出手段の演算処理可能なビット数に
合わせた ことを特徴とするビタビ復号器。 - 【請求項2】 さらに、前記ビット範囲変換手段は、ブ
ランチメトリック長の下位ビットを切り捨てる際に、予
め、算出したブランチメトリック値に「1」を加算し
て、四捨五入を行ってから切り捨てるようにしたことを
特徴とする請求項1に記載のビタビ復号器。 - 【請求項3】 受信信号列に基づいてブランチメトリッ
ク値を算出すると共に、該ブランチメトリック値に基づ
いてパスメトリック値を算出し、且つ該パスメトリック
値に基づいて受信信号を復元するビタビ復号方法におい
て、 前記ブランチメトリック値の下位ビットを切り捨てるこ
とによってビット数を削減する変換を行い、変換された
該ビット数を有するブランチメトリック値に基づいてパ
スメトリック値の算出を行わせることを特徴とするビタ
ビ復号方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02104499A JP3497399B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ビタビ復号器 |
Publications (2)
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---|---|
JP2000224050A JP2000224050A (ja) | 2000-08-11 |
JP3497399B2 true JP3497399B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=12043945
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP02104499A Expired - Fee Related JP3497399B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | ビタビ復号器 |
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Country | Link |
---|---|
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US7675987B2 (en) * | 2005-09-23 | 2010-03-09 | Quasonix. Inc. | Trellis-based lock detector |
US7716564B2 (en) * | 2007-09-04 | 2010-05-11 | Broadcom Corporation | Register exchange network for radix-4 SOVA (Soft-Output Viterbi Algorithm) |
JP5127647B2 (ja) * | 2008-09-24 | 2013-01-23 | 三菱電機株式会社 | 受信装置および復調方法 |
RU2010149150A (ru) * | 2010-12-02 | 2012-06-10 | ЭлЭсАй Корпорейшн (US) | Способ и устройство (варианты) для декодирования с упреждающим исправлением ошибок по алгоритму витерби radix-4 |
JP2019054448A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 東芝メモリ株式会社 | メモリシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5295142A (en) * | 1989-07-18 | 1994-03-15 | Sony Corporation | Viterbi decoder |
JP2876497B2 (ja) * | 1991-08-23 | 1999-03-31 | 松下電器産業株式会社 | 誤り訂正符復号化方法およびその装置 |
JPH05335972A (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-17 | Nec Corp | ビタビ復号器 |
JP3381286B2 (ja) | 1993-02-04 | 2003-02-24 | ソニー株式会社 | ビタビ復号方法およびその装置 |
JPH06338808A (ja) | 1993-05-28 | 1994-12-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加算比較選択装置 |
JPH07245567A (ja) | 1994-03-02 | 1995-09-19 | Fujitsu Ltd | ビタビ復号演算装置 |
US5471500A (en) | 1994-03-08 | 1995-11-28 | At&T Ipm Corp. | Soft symbol decoding |
JPH0832633A (ja) | 1994-07-20 | 1996-02-02 | Toshiba Corp | トレリス復号器 |
KR100256270B1 (ko) | 1997-08-30 | 2000-05-15 | 김영환 | 최소의 변이 상태값을 이용한 비터비 복호기 및복호 방법 |
JP3700818B2 (ja) | 1999-01-21 | 2005-09-28 | Necエンジニアリング株式会社 | 誤り訂正回路 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP02104499A patent/JP3497399B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-03-14 US US10/070,802 patent/US7062000B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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JP2000224050A (ja) | 2000-08-11 |
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