JPH0887267A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0887267A
JPH0887267A JP6223236A JP22323694A JPH0887267A JP H0887267 A JPH0887267 A JP H0887267A JP 6223236 A JP6223236 A JP 6223236A JP 22323694 A JP22323694 A JP 22323694A JP H0887267 A JPH0887267 A JP H0887267A
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JP
Japan
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sprite
scroll
screen
image data
frame buffer
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Withdrawn
Application number
JP6223236A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Kajiwara
誠一 梶原
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
Application filed by Sega Enterprises Ltd filed Critical Sega Enterprises Ltd
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Publication of JPH0887267A publication Critical patent/JPH0887267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール画面を生成する際に用いる回転パ
ラメータを、スプライト画面を生成する際にも使用して
スプライト画面の回転読み出しを行うことにより、構成
の簡略化および座標変換処理に伴う計算負荷の軽減を図
る。 【構成】 座標変換処理に用いるパラメータを格納した
パラメータレジスタ31は、パラメータをスクロール画
面変換処理部26およびフレームバッファ読み出し制御
部32に与えるようになっている。フレームバッファ読
み出し制御部32は、パラメータレジスタ31から回転
パラメータを受け取るとき、回転座標変換処理を実行す
るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプライト用画像デー
タおよびスクロール用画像データを読み出してスプライ
ト画面およびスクロール画面の表示制御を行う画像処理
装置に係り、特に、スクロール画面の座標変換処理を行
う際に用いる回転パラメータを、スプライト用画像デー
タを展開するフレームバッファからの画像データ読み出
し時にも使用することが可能な画像処理装置に関するも
のである。
【0002】
【技術の技術】
[従来の画面処理装置の構成]ビデオゲーム機やパーソ
ナルコンピュータなど、ディスプレイ装置に接続して画
像処理を行う電子情報機器には、ビデオRAM(以下、
VRAMと呼ぶ)から画像データを読み出して画面表示
の制御を行う画像処理装置が組み込まれている。画像処
理装置の従来例としては、キャクラタパターンを描画す
るスプライト画面と、背景を描画するスクロール画面と
いう2種類の画面の表示制御を行うものが知られてい
る。
【0003】ここで、一般的な画像処理装置の構成につ
いて、図5のブロック図を参照して具体的に説明する。
図に示すように、一般的な画像処理装置には、CPU1
5、ワークRAM16、ROM17、スプライトエンジ
ン20およびスクロールエンジン21が設けられてい
る。このうちスプライトエンジン20とスクロールエン
ジン21とは互いに接続されており、さらにスクロール
エンジン21にはD/Aコンバータ18が接続されてい
る。
【0004】スプライトエンジン20は、スプライト画
面の表示制御を行う部材であり、スプライト用VRAM
22とフレームバッファ23とが接続されている。スプ
ライト用VRAM22にはスプライト画面の元絵となる
画像データが格納されている。またフレームバッファ2
3にはスプライト画面の画像データが展開されるように
なっている。
【0005】スクロールエンジン21は、スクロール画
面の表示制御を行う部材であり、スクロール用VRAM
24とカラーRAM25とが接続されている。スクロー
ル用VRAM24にはスクロール画面の元絵となる画像
データが格納されている。またカラーRAM25にはカ
ラーデータが格納されている。
【0006】[プライオリティ機能]上記画像処理装置
は、スプライト画面とスクロール画面とを合成して1つ
の画面を表示制御するものであるが、2つの画面を合成
するとき、スプライト画面とスクロール画面とは互いに
重なり合うことになる。そのため、あらかじめ各画面の
優先順位を決められ、優先順位の高い画面の透明でない
部分が優先順位の低い画面に優先して表示される。この
優先順位を決める働きをプライオリティ機能と呼んでい
る。
【0007】なお、重なり合う画面の組合わせとしては
スプライト画面とスクロール画面だけではなく、スクロ
ール画面同士が重なり合う場合もある。この場合にもプ
ライオリティ機能が働き、あらかじめ決められた各画面
の優先順位にしたがって各画面が表示される。そのた
め、1つの表示画面中にスクロール画面が複数あって
も、このプライオリティ機能により優先順位の高い順に
各画面を表示することができる。
【0008】[画面表示制御における座標変換処理]ス
プライトエンジン20およびスクロールエンジン21
は、VRAM22,24から読み出したスプライト用お
よびスクロール画面用の画像データに対し、拡大縮小や
回転といった座標変換処理を行う。
【0009】ここでフライトシュミレーションゲームを
例にとって、画面表示制御における座標変換処理につい
て説明する。図6,7に示すように、フライトシュミレ
ーションゲームのモニタ画面には、背景画を描いたスク
ロール画面として、地面Aおよび空B、キャラクタパタ
ーンを描いたスプライト画面として、プレーヤ自身が操
作する照準Cおよび敵機Dが表示されている。
【0010】このようなフライトシュミレーションゲー
ムにおいて、プレイヤの操作またはゲームの進行に合わ
せて、スクロール画面である地面Aや空Bおよびスプラ
イト画面である照準Cや敵機Dは、拡大縮小や回転を行
う。これにより飛行機に搭乗したプレーヤが空中を自在
に飛び回っているような画面を表示制御することができ
る。
【0011】[座標変換処理を行う際に用いるデータ]
ところで、スプライトエンジン20およびスクロールエ
ンジン21がスプライト画面およびスクロール画面を表
示制御するに際して、上記のような座標変換処理を行う
場合、スタート座標(Xst,Yst)や垂直方向座標
増分(ΔXst,ΔYst)、さらには水平方向座標増
分(ΔX,ΔY)といった回転パラメータなどの、座標
変換処理に用いるデータが必要である。このようなデー
タは通常、VRAM22,24上にテーブルとして格納
されていたり、スプライトエンジン20やスクロールエ
ンジン21内に設けられるレジスタに格納されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記の図3に示したよ
うな従来の画像処理装置では、スプライトエンジン20
およびスクロールエンジン21はそれぞれ独立して、V
RAM22,24から読み出した画像データに対し別々
に座標変換処理を行っている。つまり、従来のスプライ
トエンジン20およびスクロールエンジン21において
は、座標変換処理を行う回路と、座標変換処理用のパラ
メータを格納するメモリとを、それぞれに具備しなくて
はならない。そのため、画像処理装置の構成が複雑化す
るおそれがある。また、スプライト画面およびスクロー
ル画面の座標変換を行う際、その変換計算は通常、CP
U15が行うが、このとき変換計算の内容によってはC
PU15が多大のオーバヘッドを必要とすることがあ
る。この場合、CPUに対する負荷は増大し、CPUが
実行する他の処理が制限されるという問題点がある。
【0013】本発明は、上記の課題を解消するために提
案されたものであり、その主たる目的は、スプライト画
面およびスクロール画面の座標変換処理を行うことが可
能な画像処理装置において、スクロール画面の表示制御
を行う際に用いるパラメータを、スプライト画面の表示
制御を行う際にも使用することにより、スプライト画面
の座標変換処理を担う回路、およびスプライト画面の座
標変換処理用パラメータを格納するためのレジスタまた
はメモリを省くことができ、これによって構成の簡略化
および座標変換処理に伴う計算負荷の軽減を図ることに
ある。
【0014】本発明の第2の目的は、スプライト用画像
データおよびスクロール用画像データを格納するVRA
Mと、スプライト画面の表示制御部およびスクロール画
面の表示制御部とを具備した画像処理装置において、上
記の目的を達成することにある。
【0015】また、本発明の第3の目的は、スプライト
画面およびスクロール画面に対して同じ座標変換処理を
施したり、別々の座標変換処理を施したりすることによ
って、様々な画像処理に対応することが可能な画像処理
装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、スプライト用画像データおよ
びスクロール用画像データを読み出してスプライト画面
およびスクロール画面の表示を制御する画像処理装置に
おいて、前記スプライト用画像データを展開するフレー
ムバッファと、前記フレームバッファからの前記スプラ
イト用画像データの読み出しを制御するフレームバッフ
ァ読み出し制御部と、前記スクロール用画像データに対
し、拡大縮小、平行移動および回転といった座標変換処
理を実行するスクロール画面変換処理部と、前記座標変
換処理に用いるパラメータを格納し、該パラメータを前
記スクロール画面変換処理部および前記フレームバッフ
ァ読み出し制御部に与えるパラメータ格納部とが設けら
れ、前記フレームバッファ読み出し制御部は、前記パラ
メータ格納部からパラメータを受け取るとき、該パラメ
ータに基づいて回転座標変換処理を実行するように構成
されることを特徴とする。
【0017】請求項2の発明は、スプライト用画像デー
タを格納するスプライト用VRAMと、前記スプライト
用画像データを展開するフレームバッファと、前記スプ
ライト用VRAMにアクセスして前記スプライト用画像
データを読み出し、これを前記フレームバッファの所定
のアドレスへ書き込むと共に、前記フレームバッファか
ら前記スプライト用画像データを読み出してスプライト
画面の表示制御を行うスプライト画面制御部と、前記ス
プライト画面制御部による前記フレームバッファからの
前記スプライト用画像データの読み出しを制御するフレ
ームバッファ読み出し制御部と、スクロール用画像デー
タを格納するスクロール用VRAMと、前記スクロール
用VRAMにアクセスし前記スクロール用画像データを
読み出してスクロール画面の表示制御を行うスクロール
画面制御部と、前記スクロール用画像データに対し、拡
大縮小、平行移動および回転といった座標変換処理を実
行するスクロール画面変換処理部と、前記座標変換処理
に用いるパラメータを格納し、該パラメータを前記スク
ロール画面変換処理部および前記フレームバッファ読み
出し制御部に与えるパラメータ格納部とが設けられ、前
記フレームバッファ読み出し制御部は、前記パラメータ
格納部からパラメータを受け取るとき、前記スプライト
用画像データに対し拡大縮小および回転といった座標変
換処理を実行するように構成されることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明は、前記パラメータ格納部
には、前記座標変換処理に用いるパラメータが複数組格
納されることを特徴とする。
【0019】請求項4の発明は、前記スクロール用VR
AMに前記パラメータ格納部が設けられることを特徴と
する。
【0020】請求項5の発明は、前記スプライト画面制
御部は、前記キャラクタパターンの4つの頂点座標を任
意に指定し、前記キャラクタパターンを反転、拡大縮
小、回転させ、あるいはねじってスプライト画面の表示
制御を行うように構成されることを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、前記パラメータ格納部
は、スタート座標(Xst,Yst)、垂直方向座標増
分(ΔXst,ΔYst)、水平方向座標増分(ΔX,
ΔY)という6個のパラメータを格納し、この6個のパ
ラメータを前記スクロール画面変換処理部に与えると共
に、ラインごとのスタート座標(BXst,BYst)
と水平方向座標増分(ΔX,ΔY)という4個のパラメ
ータを前記フレームバッファ読み出し制御部に与えるよ
うに構成されることを特徴とする。
【0022】請求項7の発明は、前記パラメータ格納部
は、スタート座標(Xst,Yst)、垂直方向座標増
分(ΔXst,ΔYst)、水平方向座標増分(ΔX,
ΔY)という6個のパラメータを格納し、これら6個の
パラメータを前記スクロール画面変換処理部に与えると
共に、ラインごとのスタート座標(BXst,BYs
t)と水平方向座標増分(ΔX,ΔY)という4個のパ
ラメータを前記フレームバッファ読み出し制御部に与え
るように構成され、前記スクロール画面変換処理部が、
前記6個のパラメータのうち、スタート座標(Xst,
Yst)、垂直方向座標増分(ΔXst,ΔYst)と
いう4個のパラメータと、Vカウンター値であるVcn
tとを使い、次の(1)式の計算を行ってラインごとの
スタート座標(BXst,BYst)を求め、 BXst=Xst+ΔX×Vcnt …(1) BYst=Yst+ΔY×Vcnt 続いて、ラインごとのスタート座標(BXst,BYs
t)と、水平方向座標増分(ΔX,ΔY)と、Hカウン
ター値であるHcntとを使い、次の(2)式の計算を
行ってドットごとにスクロール画面座標(X,Y)を求
めるように構成され、 X=BXst+ΔX×Hcnt …(2) Y=BYst+ΔY×Hcnt 前記フレームバッファ読み出し制御部が、ドットごとに
上記(2)式の計算を行ってフレームバッファ座標
(X,Y)を求めるように構成されることを特徴とす
る。
【0023】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は次の
通りである。すなわち請求項1の発明においては、パラ
メータ格納部はフレームバッファ読み出し制御部とスク
ロール画面変換処理部とに対し座標変換処理用のパラメ
ータを与える。パラメータを与えられたフレームバッフ
ァ読み出し制御部は、フレームバッファに展開されたス
プライト用画像データに対して拡大縮小および回転とい
った座標変換処理を実行する。そして、このフレームバ
ッファ読み出し制御部による制御に基づいてスプライト
画面の表示制御を行う。一方、パラメータを与えられた
スクロール画面変換処理部は、スクロール用画像データ
に対して拡大縮小、平行移動および回転といった座標変
換処理を実行する。
【0024】このような発明においては、スクロール画
面の表示制御を行う際に用いる座標変換処理用のパラメ
ータを使うことにより、スクロール画面変換処理部がス
クロール用画像データに対して座標変換処理を行うだけ
ではなく、フレームバッファ読み出し制御部がスプライ
ト用画像データに対して座標変換処理を行うことができ
る。したがって、スプライト画面の座標変換処理を行う
回路と、スプライト画面の座標変換処理に用いるパラメ
ータを格納するためのメモリまたはレジスタとを設ける
必要がない。
【0025】請求項2の発明では、スプライト画面制御
部はスプライト用ビデオRAMにアクセスしてスプライ
ト用画像データを読み出し、これをフレームバッファの
所定のアドレスへ書き込む。一方、スクロール画面制御
部はスクロール用ビデオRAMにアクセスする。
【0026】このとき、パラメータ格納部がフレームバ
ッファ読み出し制御部とスクロール画面変換処理部とに
対し座標変換処理用のパラメータを与える。パラメータ
を与えられたフレームバッファ読み出し制御部は、フレ
ームバッファに展開されたスプライト用画像データに対
して拡大縮小および回転といった座標変換処理を実行
し、スプライト用画像データの読み出しを制御する。こ
のフレームバッファ読み出し制御部の制御に基づいて、
スプライト画面制御部は前記スプライト用画像データを
読み出しスプライト画面の表示制御を行う。
【0027】一方、スクロール画面変換処理部は、スク
ロール用ビデオRAMに格納されたスクロール用画像デ
ータに対して拡大縮小、平行移動および回転といった座
標変換処理を実行する。そしてスクロール画面制御部は
座標変換処理が施されたスクロール用画像データをスク
ロール用ビデオRAMから読み出し、スクロール画面の
表示制御を行う。
【0028】以上のような請求項2の発明では、スプラ
イト用画像データおよびスクロール用画像データを格納
するVRAMと、スプライト画面の表示制御部およびス
クロール画面の表示制御部とを具備した画像処理装置に
おいて、スクロール画面の表示制御を行う際に用いる座
標変換処理用のパラメータを使って、スプライト用およ
びスクロール用の画像データに対して座標変換処理を行
うことができる。すなわち請求項2の発明においては、
請求項1の発明と同様、スプライト画面の座標変換処理
を行う回路や、座標変換処理用のパラメータを格納する
ためのメモリまたはレジスタといった構成要素を設ける
必要がなく、簡単な構成によって、座標変換処理を行っ
たスプライト画面およびスクロール画面を表示制御する
ことができる。
【0029】請求項3の発明では、複数組のパラメータ
を用意し、フレームバッファ読み出し制御部とスクロー
ル画面変換処理部とに対して、同一の一組のパラメータ
を供給したり、異なる一組のパラメータを供給したりす
ることができる。そのため、フレームバッファ読み出し
制御部およびスクロール画面変換処理部はスプライト用
画像データおよびスクロール用画像データに対して、同
一の座標変換処理を行ったり、別々の座標変換処理を行
ったりすることができる。
【0030】さらに請求項4の発明では、パラメータ格
納部をスクロール用ビデオRAMに設けたので、構成の
簡略化をいっそう進めることができる。
【0031】請求項5の発明では、フレームバッファ読
み出し制御部がスプライト用画像データに対し座標変換
処理を実行させるだけではなく、スプライト画面制御部
自体がキャラクタパターンを反転、拡大縮小、回転さ
せ、あるいはねじってスプライト画面を表示制御するこ
とができる。したがって、多様な画像処理を行うことが
可能である。
【0032】請求項6の発明では、フレームバッファ読
み出し制御部は、パラメータ格納部から、ラインごとの
スタート座標(BXst,BYst)と水平方向座標増
分(ΔX,ΔY)という4個のパラメータを受け取るこ
とにより、スプライト用画像データに対し拡大縮小およ
び回転といった座標変換処理を実行し、スプライト用画
像データの読み出しを制御することができる。
【0033】請求項7の発明では、スクロール画面変換
処理部が、まず、スタート座標(Xst,Yst)、垂
直方向座標増分(ΔXst,ΔYst)という4個のパ
ラメータと、Vカウンター値であるVcntとを使っ
て、上記(1)式の計算を行い、ラインごとのスタート
座標(BXst,BYst)を求める。続いてスクロー
ル画面変換処理部は、このラインごとのスタート座標
(BXst,BYst)と、水平方向座標増分(ΔX,
ΔY)と、Hカウンター値であるHcntとを使い、上
記(2)式の計算を行い、ドットごとにスクロール画面
座標(X,Y)を求める。最後に、フレームバッファ読
み出し制御部が、ドットごとに上記(2)式の計算を行
ってフレームバッファ座標(X,Y)を求めることがで
きる。このような請求項7の発明においては、スプライ
ト画面にたいして座標変換処理を行う構成要素として、
たいするの上記(1)式を行う回路を用意する必要がな
く、構成の簡略化を図ることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
しつつ具体的に説明する。本実施例の画像処理装置は、
ビデオゲーム機に採用するものである。
【0035】(1)実施例の構成 [ゲーム機本体10の全体構成]まず、ビデオゲーム機
の本体10について図1のブロック図を用いて説明す
る。ゲーム機本体10にはプレーヤがゲームを操作する
ための入力デバイスであるコントロールパッド34が、
I/OコントローラとなるSMPC(System Manager &
Peripheral Control/システムマネージャ) 33を介し
て接続されている。このSMPC33は、ゲーム機10
全体のリセット管理や、コントロールパッド34等の外
部機器とのインターフェース制御を行う。またゲーム機
本体10にはカートリッジ35が着脱自在に装着され
る。このカートリッジ35には半導体メモリ(マスクR
OM)に書き込まれたゲームプログラムが格納される。
なお、ゲームプログラムは、ゲーム機本体10にCD−
ROMドライブ(図示せず)を装備することにより、カ
ートリッジ35にではなく、CD−ROMに組み込まれ
た形態で供給することも可能である。
【0036】14はゲーム機本体10内に設けられるバ
スであり、ここにCPU15,RAM16,ROM1
7,バスコントローラ18,サウンドプロセッサ36が
接続されている。このうち、CPU15は、カートリッ
ジ35内のゲームプログラムを実行すると同時に、ゲー
ム機全体をコントロールするもので、32ビットRIS
Cタイプの高速CPU(SH−2と呼ばれるCPUチッ
プ2個)から成る。また、バスコントローラ18は、D
MAコントローラおよび割り込みコントローラなどを備
え、CPU15のコプロセッサの役割を果たす。サウン
ドプロセッサ36は、音声(PCM/FM)を制御して
おり、D/Aコンバータ37によりデジタル信号をアナ
ログ信号に変えて、スピーカ(図示せず)から音声を出
力する。
【0037】続いてバス14に接続されるスプライトエ
ンジン20およびスクロールエンジン21について、図
2を参照して説明する。この図2は本実施例の主要部を
示すブロック図である。
【0038】[スプライトエンジン20]スプライトエ
ンジン20は、スプライト画面の表示制御を行うもので
あり、コマンドRAM22および2面のフレームバッフ
ァ23(それぞれ2MビットDRAMで構成)を接続
し、スプライトコントロール回路19およびフレームバ
ッファ読み出し制御部32を内蔵している。
【0039】このうちコマンドRAM22はCPU15
からのコマンドデータおよびキャラクタパターンの元絵
となるスプライト用画像データを格納しており、フレー
ムバッファ23はスプライト用画像データを展開し、2
面のうち一方が表示フレームバッファ、他方が描画フレ
ームバッファとなる。前記CPU15はスプライトコン
トロール回路19を介してコマンドデータをコマンドR
AM22に書き込み、スプライトコントロール回路19
がこのコマンドデータを読み出し、コマンドデータにし
たがってスプライトキャラクタデータを読み出すように
なっている。このとき、フレームバッファ読み出し制御
部32は、フレームバッファ23からのスプライト用画
像データの読み出しを制御している。すなわちスプライ
トエンジン20においては、スプライトコントロール回
路19がフレームバッファ読み出し制御部32の制御に
基づいて、フレームバッファ23に書き込んだ1フレー
ム分の画像データを順次読み出していき、この画像デー
タをバス14を介さずに直接スクロールエンジン21
(より詳しくは、後述するプライオリティ回路10)に
供給するようになっている。
【0040】またスプライトコントロール回路19は、
スプライト用画像データを斜めに読み出すことでフレー
ムバッファ23に展開されたスプライト用画像データの
平面全体を回転させたり、読み出すアドレスをスキップ
または繰り返すことによりフレームバッファに展開され
たスプライト用画像データの平面全体を拡大縮小させる
ようになっている。なお、描画を制御する情報は、スプ
ライトコントロール回路19内部のシステムレジスタ
(図示せず)に設定される。
【0041】[スクロールエンジン21]スクロールエ
ンジン21は、スクロール画面の表示制御を行うするも
のであって、スクロール座標計算回路26、スクロール
コントロール回路27、プライオリティ回路28、カラ
ー処理回路29、RGBエンコーダ30およびパラメー
タレジスタ31を有している。このうちスクロールコン
トロール回路27にはVRAM24が接続され、カラー
処理回路29にはカラーRAM25が接続されている。
【0042】[VRAM24]VRAM24は、同じ容
量を持つ2つのフレームに分割可能であり、さらに各フ
レームは同じ容量のバンクに2分割可能である。つまり
VRAM24は同じ容量のバンクを4つ持つことが可能
であり、前記スクロールコントロール回路27がこれら
4つのバンクに対して同時にアクセス可能である。VR
AM24の各バンクには、その使用目的により、スクロ
ール用画像データや、スクロール用画像データに対し座
標変換処理を実行する際に用いるパラメータが格納され
るテーブルが設定されるようになっている。
【0043】[パラメータレジスタ31]パラメータレ
ジスタ31は、座標変換処理に用いるパラメータとして
2組の回転パラメータA,Bを格納するものであり、こ
れら回転パラメータA,Bを前記スクロール座標計算回
路26およびフレームバッファ読み出し制御部32に与
えるように構成されている。
【0044】さらに詳しく言えば、パラメータレジスタ
31は、スタート座標(Xst,Yst)、垂直方向座
標増分(ΔXst,ΔYst)、水平方向座標増分(Δ
X,ΔY)という6個の回転パラメータを格納してお
り、これら6個のパラメータをスクロール座標計算回路
26に与えると共に、ラインごとのスタート座標(BX
st,BYst)と水平方向座標増分(ΔX,ΔY)と
いう4個の回転パラメータを、スクロール座標計算回路
26を介してフレームバッファ読み出し制御部32に与
えるように構成される。
【0045】なお、ここでいう回転パラメータとは、ス
クロール用画像データを回転させるような座標変換処理
を実行する際に用いるパラメータである。また図2にお
いては、パラメータレジスタ31をVRAM24と独立
して示したが、前述したようにVRAM24のバンクに
パラメータが格納されるテーブルを設定しても構わない
ので、VRAM24側にパラメータレジスタ31を設定
することも可能である。
【0046】[スクロール座標計算回路26]スクロー
ル座標計算回路26は、パラメータレジスタ31から回
転パラメータA,Bを受け取り、スクロール用画像デー
タに対し、拡大、縮小、平行移動および回転といった座
標変換処理を実行するスクロール画面変換処理部であ
る。
【0047】またスクロール座標計算回路26は、前記
6個のパラメータのうち、スタート座標(Xst,Ys
t)、垂直方向座標増分(ΔXst,ΔYst)という
4個のパラメータと、Vカウンター値であるVcntと
を使い、次の(1)式の計算を行ってラインごとのスタ
ート座標(BXst,BYst)を求めるように構成さ
れている。
【0048】 BXst=Xst+ΔX×Vcnt …(1) BYst=Yst+ΔY×Vcnt さらにスクロール座標計算回路26は、ラインごとのス
タート座標(BXst,BYst)と、水平方向座標増
分(ΔX,ΔY)と、Hカウンター値であるHcntと
を使い、次の(2)式の計算を行ってドットごとにスク
ロール画面座標(X,Y)を求めるように構成されてい
る。
【0049】 X=BXst+ΔX×Hcnt …(2) Y=BYst+ΔY×Hcnt [スクロールコントロール回路27およびプライオリテ
ィ回路28]スクロールコントロール回路27は、VR
AM24にアクセスし、スクロール用画像データを読み
出して、スクロール座標計算回路26が座標変換処理を
行ったスクロール用画像データをプライオリティ回路2
8に送り出すように構成されている。プライオリティ回
路28には、スクロールコントロール回路27からスク
ロール画面用の画像データが送り込まれると共に、前記
スプライトエンジン20側からスプライト画面用の画像
データが送り込まれる。プライオリティ回路28は、各
画面のプライオリティを比較し(具体的には画像データ
のプライオリティコードを比較し)、プライオリティが
最も大きい画面を選択して出力するようになっている。
【0050】[カラー処理回路29、カラーRAM25
およびRGBエンコーダ30]プライオリティ回路28
にはカラー処理回路29が接続されている。またカラー
処理回路29にはカラーRAM25およびRGBエンコ
ーダ30が接続されている。このうちカラーRAM25
は32Kビット(2Kワード)で、16Kビット(1K
ワード)ずつに分割可能に構成され、RGB各5ビット
合計15ビットデータまたはRGB各8ビット合計24
ビットデータのカラーデータが格納される。
【0051】カラー処理回路29は、プライオリティ回
路28が出力する画像データがパレット形式のときには
カラーコードでカラーRAM25をアクセスして、カラ
ーRAM25からカラーコードをアドレスとして3原色
RGBそれぞれのレベルを表すRGBデータを獲得し、
このRGBデータをRGBエンコーダ30に出力するよ
うになっている。また、プライオリティ回路28が出力
する画像データがRGB形式のときには、そのまま表示
カラーデータとなる。RGBエンコーダ30はRGBデ
ータをRGB映像信号に変換して出力するようになって
いる。
【0052】(2)実施例の作用 以上のような構成を有する本実施例では、座標変換処理
を伴うスクロール画面の表示制御を次のようして行って
いる。すなわちスクロール座標計算回路26が、パラメ
ータレジスタ31からスタート座標(Xst,Ys
t)、垂直方向座標増分(ΔXst,ΔYst)、水平
方向座標増分(ΔX,ΔY)という6個の回転パラメー
タを受け取り、VRAM24に格納されたスクロール用
画像データに対し拡大縮小、平行移動および回転といっ
た座標変換処理を実行する。そしてスクロールコントロ
ール回路27は座標変換処理を施してスクロール用画像
データを読み出し、スクロール画面の表示制御を行う。
【0053】また本実施例において、スプライト画面を
構成するフレームバッファからのスプライト用画像デー
タの読み出し制御を次のようにして行っている。まず、
パラメータレジスタ31がスクロール座標計算回路26
にスタート座標(Xst,Yst)、垂直方向座標増分
(ΔXst,ΔYst)、水平方向座標増分(ΔX,Δ
Y)という6個のパラメータを与える。スクロール座標
計算回路26は、これら6個のパラメータのうち、スタ
ート座標(Xst,Yst)、垂直方向座標増分(ΔX
st,ΔYst)という4個のパラメータと、Vカウン
ター値であるVcntとを使い、前記(1)式の計算を
行ってラインごとのスタート座標(BXst,BYs
t)を求める。
【0054】続いてスクロール座標計算回路26は、前
記(1)式によって求めたラインごとのスタート座標
(BXst,BYst)と、水平方向座標増分(ΔX,
ΔY)と、Hカウンター値であるHcntとを使い、前
記(2)式の計算を行ってドットごとにスクロール画面
座標(X,Y)を求める。そしてスクロール座標計算回
路26はスプライトエンジン20側のフレームバッファ
読み出し制御部32にラインごとのスタート座標(BX
st,BYst)と水平方向座標増分(ΔX,ΔY)を
送る。
【0055】これら4個の回転パラメータを受け取った
フレームバッファ読み出し制御部32は、上記(2)式
の計算を行ってフレームバッファ座標(X,Y)を求め
る。すなわちフレームバッファ読み出し制御部32がフ
レームバッファ23に展開されたスプライト用画像デー
タに対し拡大縮小および回転といった座標変換処理を実
行することになる。このようにしてフレームバッファ読
み出し制御部32がフレームバッファ23からのスプラ
イト用画像データの読み出しを制御し、この制御に基づ
いて、スプライトコントロール回路19がフレームバッ
ファ23に書き込んだ1フレーム分の画像データを順次
読み出し、スプライト画面の表示制御を行う。
【0056】以上のようにして本実施例では、スクロー
ルエンジン21側に含まれるパラメータレジスタ31に
格納した回転パラメータに基づいて、フレームバッファ
23からスプライト用画像データの回転読み出しを行う
ことができる。このようなフレームバッファ23からの
スプライト用画像データの回転読み出しは、実際のゲー
ム等の次のような場面で有効となる。
【0057】すなわち図3に示すように、フライトシュ
ミレーションゲームのモニタ画面の中に、コックピット
Eと、コックピットE内から見た空Fと敵機Gがあると
する。このうち、プレイヤの操作やゲームの進行によっ
て縮小拡大や回転といった座標変換処理を行うのは空F
と敵機Gであり、コックピットEがこのような座標変換
処理が行われることはない。そこで、コックピットEは
スクロール画面により表示し、このスクロール画面はコ
ックピットEが回転しないように固定する。また空Fは
座標変換処理を行うスクロール画面により表示し、また
敵機Gはスプライト画面により表示する。
【0058】このようなフライトシュミレーションゲー
ムにおいて、プレイヤが自分の飛行機を時計回転方向に
旋回させるような操作を行ったとき、モニタ画面中の空
Fと敵機Gは、反時計回転方向に傾いて表示される(図
3から図4へ)。このとき、敵機Gを表示するスプライ
ト画面を1キャラクタずつ反時計回転方向に回転させる
座標変換処理を行うよりも、スプライト用画像データで
ある敵機Gを展開したフレームバッファ23の平面全体
をそのまま反時計回転方向に回転させた方がCPU15
の処理を軽減することができる。さらに、空Fを表示す
るスクロール画面と敵機Gを展開したフレームバッファ
23とに対して、同一のパラメータを与えることによっ
て同じ方向に回転させる座標変換処理を同時に行うこと
ができる。このような処理をとることにより、CPU1
5の処理をいっそう軽減することができる。
【0059】(3)実施例の効果 以上述べたように本実施例によれば、パラメータレジス
タ31に格納された回転パラメータを用いて、スプライ
ト用およびスクロール用の画像データに対して同時に座
標変換処理を行うことができる。また本実施例では、パ
ラメータレジスタ31が2組の回転パラメータA,Bを
格納しているため、一方の回転パラメータをスプライト
エンジン20側に与え、他方のパラメータをスクロール
エンジン21側に与えるというように、回転パラメータ
の切り換えを行うことができる。そのため、フレームバ
ッファ読み出し制御部32およびスクロール座標計算回
路26はスプライト用画像データおよびスクロール用画
像データに対して別々の座標変換処理を行うようにな
る。これにより、スプライト画面とスクロール画面とは
異なる座標変換処理を行った表示画面を生成することが
できる。上記の図3,4に示した画面を例にとると、空
Eと敵機Gとが異なる方向に回転するように表示制御す
ることができる。
【0060】以上のような本実施例によれば、スプライ
トエンジン20側に座標変換処理を行う回路および座標
変換処理用のデータを格納するためのレジスタまたはメ
モリを用意する必要がない。その結果、構成の簡略化を
図ることができる。
【0061】また、スプライト画面およびスクロール画
面の座標変換を行う際、その変換計算は通常、CPU1
5が行うが、本実施例では、スクロール座標計算回路2
6が変換計算を行うだけで、スプライト画面およびスク
ロール画面の座標変換を処理することが可能である。し
かも、ストロークエンジン21側のパラメータレジスタ
31から、ラインごとのスタート座標(BXst,BY
st)と水平方向座標増分(ΔX,ΔY)をスプライト
エンジン20側のフレームバッファ読み出し制御部32
に送る作業は、スクロール座標計算回路26が自動的に
行っているので、CPU15はスクロールエンジン側に
設定する回転用パラメータの処理だけを行うだけで良
い。そのため、CPU15に対する負荷を軽減すること
ができ、CPUが実行する他の処理が制限されるという
ことがない。
【0062】またスクロールエンジン21に設定する回
転用パラメータは2種類あるので、スクロール画面とフ
レームバッファの回転を同じにしたり、別々にしたりす
ることができる。そのため様々な画像処理に対応するこ
とができる。しかも、スプライトコントロール回路19
は、フレームバッファ読み出し制御部32の制御により
スプライト用画像データに対し回転座標変換処理を実行
するだけではなく、キャラクタパターンの4つの頂点座
標を任意に指定してキャラクタパターンを反転、拡大縮
小、回転させ、あるいはねじってスプライト画面の表示
制御を行うことができるので、さらに多様な画像処理を
行うことが可能である。
【0063】(4)他の実施例 なお、本発明は、以上のような実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、パラメータレジスタ31をVRAM
24のバンクに設けて構成の簡略化をいっそう進めた画
像処理装置や、ビデオRAMを具備しない回路的な画像
処理装置も包含する。
【0064】
【発明の効果】上述したように、本発明の画像処理装置
によれば、スクロール画面を生成する際に用いる回転パ
ラメータを、スプライト画面を生成する際にも使用して
スプライト画面の回転読み出しを行うことにより、スプ
ライト画面の座標変換処理を担う回路と、スプライト画
面の座標変換処理用パラメータを格納するメモリとを省
き、これによって構成の簡略化および座標変換処理に伴
う計算負荷の軽減を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したゲーム機のブロッ
ク図。
【図2】本実施例の構成を示すブロック図。
【図3】フライトシュミレーションゲームの画面表示
例。
【図4】フライトシュミレーションゲームの画面表示
例。
【図5】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図。
【図6】フライトシュミレーションゲームの画面表示
例。
【図7】フライトシュミレーションゲームの画面表示
例。
【符号の説明】
10…ゲーム機本体 14…バス 15…CPU 19…スプライトコントロール回路 20…スプライトエンジン 21…スクロールエンジン 22…VRAM(コマンドRAM) 23…フレームバッファ 22…コマンドRAM 24…VRAM 25…カラーRAM 26…スクロール座標計算回路 27…スクロールコントロール回路 28…プライオリティ回路 29…カラー処理回路 30…RGBエンコーダ 31…パラメータレジスタ 32…フレームバッファ読み出し制御部 33…SMPC 34…コントロールパッド 35…カートリッジ A…地面(スクロール画面) B,E…空(スクロール画面) C…照準(スプライト画面) D,G…敵機(スプライト画面) E…コックピット(スクロール画面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 3/60 11/00 G09G 5/34 R 9377−5H 9365−5H G06F 15/72 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプライト用画像データおよびスクロー
    ル用画像データを読み出してスプライト画面およびスク
    ロール画面の表示を制御する画像処理装置において、 前記スプライト用画像データを展開するフレームバッフ
    ァと、 前記フレームバッファからの前記スプライト用画像デー
    タの読み出しを制御するフレームバッファ読み出し制御
    部と、 前記スクロール用画像データに対し、拡大縮小、平行移
    動および回転といった座標変換処理を実行するスクロー
    ル画面変換処理部と、 前記座標変換処理に用いるパラメータを格納し、該パラ
    メータを前記スクロール画面変換処理部および前記フレ
    ームバッファ読み出し制御部に与えるパラメータ格納部
    とが設けられ、 前記フレームバッファ読み出し制御部は、前記パラメー
    タ格納部からパラメータを受け取るとき、該パラメータ
    に基づいて回転座標変換処理を実行するように構成され
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 スプライト用画像データおよびスクロー
    ル用画像データを読み出してスプライト画面およびスク
    ロール画面の表示を制御する画像処理装置において、 前記スプライト用画像データを格納するスプライト用ビ
    デオRAMと、 前記スプライト用画像データを展開するフレームバッフ
    ァと、 前記スプライト用ビデオRAMにアクセスして前記スプ
    ライト用画像データを読み出し、これを前記フレームバ
    ッファの所定のアドレスへ書き込むと共に、前記フレー
    ムバッファから前記スプライト用画像データを読み出し
    てスプライト画面の表示制御を行うスプライト画面制御
    部と、 前記スプライト画面制御部による前記フレームバッファ
    からの前記スプライト用画像データの読み出しを制御す
    るフレームバッファ読み出し制御部と、 前記スクロール用画像データを格納するスクロール用ビ
    デオRAMと、 前記スクロール用ビデオRAMにアクセスし前記スクロ
    ール用画像データを読み出してスクロール画面の表示制
    御を行うスクロール画面制御部と、 前記スクロール用画像データに対し、拡大縮小、平行移
    動および回転といった座標変換処理を実行するスクロー
    ル画面変換処理部と、 前記座標変換処理に用いるパラメータを格納し、該パラ
    メータを前記スクロール画面変換処理部および前記フレ
    ームバッファ読み出し制御部に与えるパラメータ格納部
    とが設けられ、 前記フレームバッファ読み出し制御部は、前記パラメー
    タ格納部からパラメータを受け取るとき、該パラメータ
    に基づいて前記スプライト用画像データに対し座標変換
    処理を実行するように構成されることを特徴とする画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ格納部には、前記座標変
    換処理に用いるパラメータが複数組格納されることを特
    徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スクロール用ビデオRAMに前記パ
    ラメータ格納部が設けられることを特徴とする請求項2
    または3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記スプライト画面制御部は、前記キャ
    ラクタパターンの4つの頂点座標を任意に指定し、前記
    キャラクタパターンを反転、拡大縮小、回転させ、ある
    いはねじってスプライト画面の表示制御を行うように構
    成されることを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータ格納部は、スタート座標
    (Xst,Yst)、垂直方向座標増分(ΔXst,Δ
    Yst)、水平方向座標増分(ΔX,ΔY)という6個
    のパラメータを格納し、これら6個のパラメータを前記
    スクロール画面変換処理部に与えると共に、ラインごと
    のスタート座標(BXst,BYst)と水平方向座標
    増分(ΔX,ΔY)という4個のパラメータを前記フレ
    ームバッファ読み出し制御部に与えるように構成される
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記パラメータ格納部は、スタート座標
    (Xst,Yst)、垂直方向座標増分(ΔXst,Δ
    Yst)、水平方向座標増分(ΔX,ΔY)という6個
    のパラメータを格納し、これら6個のパラメータを前記
    スクロール画面変換処理部に与えると共に、ラインごと
    のスタート座標(BXst,BYst)と水平方向座標
    増分(ΔX,ΔY)という4個のパラメータを前記フレ
    ームバッファ読み出し制御部に与えるように構成され、 前記スクロール画面変換処理部が、前記6個のパラメー
    タのうち、スタート座標(Xst,Yst)、垂直方向
    座標増分(ΔXst,ΔYst)という4個のパラメー
    タと、Vカウンター値であるVcntとを使い、次の
    (1)式の計算を行ってラインごとのスタート座標(B
    Xst,BYst)を求め、 BXst=Xst+ΔX×Vcnt …(1) BYst=Yst+ΔY×Vcnt 続いて、ラインごとのスタート座標(BXst,BYs
    t)と、水平方向座標増分(ΔX,ΔY)と、Hカウン
    ター値であるHcntとを使い、次の(2)式の計算を
    行ってドットごとにスクロール画面座標(X,Y)を求
    めるように構成され、 X=BXst+ΔX×Hcnt …(2) Y=BYst+ΔY×Hcnt 前記フレームバッファ読み出し制御部が、ドットごとに
    上記(2)式の計算を行ってフレームバッファ座標
    (X,Y)を求めるように構成されることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5または6記載の画像処理装
    置。
JP6223236A 1994-09-19 1994-09-19 画像処理装置 Withdrawn JPH0887267A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1316342A3 (en) * 2001-11-28 2003-07-02 Konami Corporation Recording medium storing image display program, image display method, video game machine, and image display program
JP2007037776A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Daiman:Kk 遊技機
JP2009129403A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Yamaha Corp 画像処理装置およびプログラム

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