JPH0886709A - エアリークテスト方法および装置 - Google Patents
エアリークテスト方法および装置Info
- Publication number
- JPH0886709A JPH0886709A JP24707794A JP24707794A JPH0886709A JP H0886709 A JPH0886709 A JP H0886709A JP 24707794 A JP24707794 A JP 24707794A JP 24707794 A JP24707794 A JP 24707794A JP H0886709 A JPH0886709 A JP H0886709A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- air passage
- change
- test
- capacity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 検査対象の容積の情報なしに、大気中への漏
れ量を演算することができるリークテスト方法,装置を
提供する。 【構成】 大気圧状態で、弁3を閉じてエア通路1と検
査対象Wを含む系を閉塞する。次に、容量変更器4を駆
動して、この系の容積を設定量VCだけ変更させる。こ
の容量変更の前後の圧力変化ΔPAを、圧力センサ6,
マイクロコンピュータ10により検出する。次に、ポン
プ2を駆動してエア通路1および検査対象Wにテスト圧
を供給し、弁3を閉じる。この状態での圧力変化ΔPT
を、圧力センサ6,マイクロコンピュータ10により検
出する。次に、マイクロコンピュータ10で大気圧換算
の漏れ量VL=VC(ΔPT/ΔPA)を演算し、この漏れ
量を表示器13に表示させるとともに、この漏れ量に基
づいて検査対象の良否を判定し、正常ランプ14,異常
ランプ15のいずれかを点灯させる。
れ量を演算することができるリークテスト方法,装置を
提供する。 【構成】 大気圧状態で、弁3を閉じてエア通路1と検
査対象Wを含む系を閉塞する。次に、容量変更器4を駆
動して、この系の容積を設定量VCだけ変更させる。こ
の容量変更の前後の圧力変化ΔPAを、圧力センサ6,
マイクロコンピュータ10により検出する。次に、ポン
プ2を駆動してエア通路1および検査対象Wにテスト圧
を供給し、弁3を閉じる。この状態での圧力変化ΔPT
を、圧力センサ6,マイクロコンピュータ10により検
出する。次に、マイクロコンピュータ10で大気圧換算
の漏れ量VL=VC(ΔPT/ΔPA)を演算し、この漏れ
量を表示器13に表示させるとともに、この漏れ量に基
づいて検査対象の良否を判定し、正常ランプ14,異常
ランプ15のいずれかを点灯させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアリークテスト方法
および装置に関する。
および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアリークテスト装置では、エア
通路の一端に検査対象を接続し、エア通路の他端からテ
スト圧を供給した後で、エア通路に設けられた弁を閉じ
ることにより、エア通路および検査対象を含む系を閉じ
る。その後で、エア通路に接続された圧力センサにより
エア通路の圧力を検出する。検査対象に傷があると、検
査対象からエアが漏れるため、上記検出圧力が低下す
る。試験者は、この検出圧力の低下を表示器で観察する
ことにより、検査対象の良否を判定する。また、マイク
ロコンピュータ等の良否判定手段で、検出圧力をスレッ
ショルド圧力と比較することにより検査対象の良否を判
断し、異常ランプを点灯する。ところで、上記リークテ
ストにおいて、大気圧中への漏れ量に基づいて検査対象
の良否を判断することが要求される場合がある。この場
合には、大気圧換算の漏れ量を、検査対象の容積と上記
圧力低下分のファクターを含む関数により求め、これを
予め設定されたスレッショルド漏れ量と比較することに
より、検査対象の良否を判定している。
通路の一端に検査対象を接続し、エア通路の他端からテ
スト圧を供給した後で、エア通路に設けられた弁を閉じ
ることにより、エア通路および検査対象を含む系を閉じ
る。その後で、エア通路に接続された圧力センサにより
エア通路の圧力を検出する。検査対象に傷があると、検
査対象からエアが漏れるため、上記検出圧力が低下す
る。試験者は、この検出圧力の低下を表示器で観察する
ことにより、検査対象の良否を判定する。また、マイク
ロコンピュータ等の良否判定手段で、検出圧力をスレッ
ショルド圧力と比較することにより検査対象の良否を判
断し、異常ランプを点灯する。ところで、上記リークテ
ストにおいて、大気圧中への漏れ量に基づいて検査対象
の良否を判断することが要求される場合がある。この場
合には、大気圧換算の漏れ量を、検査対象の容積と上記
圧力低下分のファクターを含む関数により求め、これを
予め設定されたスレッショルド漏れ量と比較することに
より、検査対象の良否を判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記漏れ量
は、上述したように検査対象の容積に応じて変化する。
そのため、検査ラインにおいて検査対象が変わる度に、
この検査対象の容積を調べ、この容積と圧力低下分に基
づいて大気圧換算漏れ量を演算しなければならなかっ
た。例えば、マイクロコンピュータを用いて良否判定を
する場合には、検査対象の容積のデータをマイクロコン
ピュータにインプットしなければならず、また、試験者
が表示器に表示された圧力低下から良否を判定する場合
には、上記検査対象の容積と関数に基づいて大気圧換算
漏れ量を計算しなければならず、手間がかかった。特に
検査対象が多品種少量生産方式で生産された場合には、
この不都合が顕著であった。
は、上述したように検査対象の容積に応じて変化する。
そのため、検査ラインにおいて検査対象が変わる度に、
この検査対象の容積を調べ、この容積と圧力低下分に基
づいて大気圧換算漏れ量を演算しなければならなかっ
た。例えば、マイクロコンピュータを用いて良否判定を
する場合には、検査対象の容積のデータをマイクロコン
ピュータにインプットしなければならず、また、試験者
が表示器に表示された圧力低下から良否を判定する場合
には、上記検査対象の容積と関数に基づいて大気圧換算
漏れ量を計算しなければならず、手間がかかった。特に
検査対象が多品種少量生産方式で生産された場合には、
この不都合が顕著であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、エア通路に検査対象を接続し
た状態でこのエア通路を大気圧のまま閉塞し、次に、エ
ア通路に接続された容量変更器により、エア通路と検査
対象を含む系の容量を設定量VCだけ変更させ、この容
量変更の前後の圧力変化ΔPAを検出し、次に、上記エ
ア通路に検査対象を接続した状態でテスト圧を供給して
このエア通路を閉じ、次に上記検査対象の漏れに基づく
圧力変化ΔPTを検出し、次に、上記容量変化量VCと圧
力変化ΔPA,ΔPTに基づき大気圧換算での漏れ量を演
算し、この大気圧換算の漏れ量に基づき検査対象の良否
を判断することを特徴とするエアリークテスト方法を要
旨とする。請求項2の発明では、(イ)検査対象が一端
に着脱可能に接続されるエア通路と、(ロ)上記エア通
路に設けられた弁と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路
に接続された圧力センサと、(ニ)上記弁の下流側のエ
ア通路に接続され、上記エア通路が大気圧のまま弁を閉
じた状態で、エア通路と検査対象を含む系の容量を設定
量Vcだけ変更させる容量変更器と、(ホ)上記圧力セ
ンサからの信号に基づいて、上記容量変更の前後の圧力
変化ΔPAを検出する第1圧力変化検出手段と、(ヘ)
上記エア通路の他端に接続されエア通路にテスト圧を供
給するテスト圧供給手段と、(ト)上記エア通路にテス
ト圧供給手段からのテスト圧が供給された後に弁が閉じ
た状態で、圧力変化ΔPTを検出する第2圧力変化検出
手段と、(チ)上記大気圧での圧力変化ΔPAとテスト
圧での圧力変化ΔPTと容量変化量VCに基づいて、上記
テスト圧状態での検出対象からの大気圧換算漏れ量VL
を求める漏れ量演算手段と、(リ)上記漏れ量演算手段
で演算された大気圧換算漏れ量VLに基づいて、検査対
象の良否を判定する良否判定手段と、を備えたことを特
徴とするエアリークテスト装置を要旨とする。請求項3
の発明では、上記請求項2の(イ)〜(チ)を構成要素
として備えるとともに、(リ)上記漏れ量演算手段によ
り演算された大気圧換算漏れ量VLを表示する表示器、
を備えたことを特徴とするエアリークテスト装置を要旨
とする。請求項4の発明は、(イ)検査対象が一端に着
脱可能に接続されるエア通路と、(ロ)上記エア通路に
設けられた弁と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路に接
続された圧力センサと、(ニ)上記圧力センサからの信
号に基づき圧力変化の表示を行う表示器と、(ホ)上記
弁の下流側のエア通路に接続され、上記エア通路が大気
圧のまま弁を閉じた状態で、エア通路と検査対象を含む
系の容量を設定量Vcだけ変更させる容量変更器と、
(ヘ)上記容量変更の際に表示器で表示される圧力変化
が所定値になるように、上記圧力センサからの信号のゲ
インを調節するゲイン調節手段と、(ト)上記エア通路
の他端に接続されエア通路にテスト圧を供給するテスト
圧供給手段と、(チ)上記エア通路にテスト圧供給手段
からのテスト圧が供給された後に弁が閉じた状態で得ら
れる圧力センサからの信号のゲイン乗算値変化分をスレ
ッショルドレベルと比較することにより、検査対象の良
否を判定する良否判定手段と、を備えたことを特徴とす
るエアリークテスト装置を要旨とする。請求項5では、
上記請求項4の(イ)〜(ト)を構成要素として備える
とともに、(チ)上記エア通路にテスト圧供給手段から
のテスト圧が供給された後に弁が閉じた状態で得られる
圧力センサからの信号のゲイン乗算値変化分に基づき、
この変化分とリニアな関係にある大気圧換算漏れ量を上
記表示器に表示させる表示器制御手段と、を備えたこと
を特徴とするエアリークテスト装置を要旨とする。
め、請求項1の発明では、エア通路に検査対象を接続し
た状態でこのエア通路を大気圧のまま閉塞し、次に、エ
ア通路に接続された容量変更器により、エア通路と検査
対象を含む系の容量を設定量VCだけ変更させ、この容
量変更の前後の圧力変化ΔPAを検出し、次に、上記エ
ア通路に検査対象を接続した状態でテスト圧を供給して
このエア通路を閉じ、次に上記検査対象の漏れに基づく
圧力変化ΔPTを検出し、次に、上記容量変化量VCと圧
力変化ΔPA,ΔPTに基づき大気圧換算での漏れ量を演
算し、この大気圧換算の漏れ量に基づき検査対象の良否
を判断することを特徴とするエアリークテスト方法を要
旨とする。請求項2の発明では、(イ)検査対象が一端
に着脱可能に接続されるエア通路と、(ロ)上記エア通
路に設けられた弁と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路
に接続された圧力センサと、(ニ)上記弁の下流側のエ
ア通路に接続され、上記エア通路が大気圧のまま弁を閉
じた状態で、エア通路と検査対象を含む系の容量を設定
量Vcだけ変更させる容量変更器と、(ホ)上記圧力セ
ンサからの信号に基づいて、上記容量変更の前後の圧力
変化ΔPAを検出する第1圧力変化検出手段と、(ヘ)
上記エア通路の他端に接続されエア通路にテスト圧を供
給するテスト圧供給手段と、(ト)上記エア通路にテス
ト圧供給手段からのテスト圧が供給された後に弁が閉じ
た状態で、圧力変化ΔPTを検出する第2圧力変化検出
手段と、(チ)上記大気圧での圧力変化ΔPAとテスト
圧での圧力変化ΔPTと容量変化量VCに基づいて、上記
テスト圧状態での検出対象からの大気圧換算漏れ量VL
を求める漏れ量演算手段と、(リ)上記漏れ量演算手段
で演算された大気圧換算漏れ量VLに基づいて、検査対
象の良否を判定する良否判定手段と、を備えたことを特
徴とするエアリークテスト装置を要旨とする。請求項3
の発明では、上記請求項2の(イ)〜(チ)を構成要素
として備えるとともに、(リ)上記漏れ量演算手段によ
り演算された大気圧換算漏れ量VLを表示する表示器、
を備えたことを特徴とするエアリークテスト装置を要旨
とする。請求項4の発明は、(イ)検査対象が一端に着
脱可能に接続されるエア通路と、(ロ)上記エア通路に
設けられた弁と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路に接
続された圧力センサと、(ニ)上記圧力センサからの信
号に基づき圧力変化の表示を行う表示器と、(ホ)上記
弁の下流側のエア通路に接続され、上記エア通路が大気
圧のまま弁を閉じた状態で、エア通路と検査対象を含む
系の容量を設定量Vcだけ変更させる容量変更器と、
(ヘ)上記容量変更の際に表示器で表示される圧力変化
が所定値になるように、上記圧力センサからの信号のゲ
インを調節するゲイン調節手段と、(ト)上記エア通路
の他端に接続されエア通路にテスト圧を供給するテスト
圧供給手段と、(チ)上記エア通路にテスト圧供給手段
からのテスト圧が供給された後に弁が閉じた状態で得ら
れる圧力センサからの信号のゲイン乗算値変化分をスレ
ッショルドレベルと比較することにより、検査対象の良
否を判定する良否判定手段と、を備えたことを特徴とす
るエアリークテスト装置を要旨とする。請求項5では、
上記請求項4の(イ)〜(ト)を構成要素として備える
とともに、(チ)上記エア通路にテスト圧供給手段から
のテスト圧が供給された後に弁が閉じた状態で得られる
圧力センサからの信号のゲイン乗算値変化分に基づき、
この変化分とリニアな関係にある大気圧換算漏れ量を上
記表示器に表示させる表示器制御手段と、を備えたこと
を特徴とするエアリークテスト装置を要旨とする。
【0005】
【作用】請求項1において、閉塞されたエア通路と検査
対象を含む系の容量を容量変更器により変更すると、こ
の系の圧力が変化する。例えば容量を減少させると、圧
力が上昇する。容量変更量は設定量VCで一定であるか
ら、この圧力変化ΔPAは、検査対象の容積にのみ依存
して変化するものであり、検査対象の容積のファクター
を内在している。次に、上記テスト圧状態での上記検査
対象の漏れに基づく圧力変化ΔPTを検出し、その後で
上記容量変化量VCと圧力変化ΔPA,ΔPTに基づき大
気圧換算での漏れ量を演算する。圧力変化ΔPTも検査
対象の容積のファクターを含んでいるため、大気圧換算
漏れ量の演算において、検査対象の容積のファクターを
消去することができ、その結果、検査対象の容積の情報
がなくても、大気圧換算の漏れ量を演算することがで
き、検査対象の良否を正確に判断することができる。請
求項2では、漏れ量演算手段で演算された大気圧換算漏
れ量に基づいて、自動的に検査対象の良否を判定するこ
とができる。請求項3では、大気圧換算漏れ量を表示器
に表示させることにより、試験者は検査対象の良否を確
認することができる。請求項4では、ゲイン調節を行う
ことにより、検査対象の容積のファクターを消去するこ
とができ、その結果、検査対象の容積の情報がなくて
も、大気圧換算の漏れ量は圧力センサからの信号のゲイ
ン乗算値の変化分とリニアな関係にあるから、この変化
分に基づき、検査対象の良否を自動的に正確に判断する
ことができる。請求項5では、ゲイン乗算値の変化分と
リニアな関係にある大気圧換算漏れ量が表示器に表示さ
れるから、試験者はこの表示器を見ることにより、検査
対象の良否を確認することができる。さらに請求項1〜
5において、容量変更が大気圧で行われる際に、外部圧
力と検査対象の圧力の差が小さいので、検査対象の漏れ
に伴う圧力変化を最小限に抑えることができ、容量変更
に伴う圧力変化を正確に検出できる。その結果、大気圧
換算漏れ量またはそれに対応するゲイン乗算値を正確に
得ることができ、ひいては検査対象の良否の判断も正確
なものとなる。
対象を含む系の容量を容量変更器により変更すると、こ
の系の圧力が変化する。例えば容量を減少させると、圧
力が上昇する。容量変更量は設定量VCで一定であるか
ら、この圧力変化ΔPAは、検査対象の容積にのみ依存
して変化するものであり、検査対象の容積のファクター
を内在している。次に、上記テスト圧状態での上記検査
対象の漏れに基づく圧力変化ΔPTを検出し、その後で
上記容量変化量VCと圧力変化ΔPA,ΔPTに基づき大
気圧換算での漏れ量を演算する。圧力変化ΔPTも検査
対象の容積のファクターを含んでいるため、大気圧換算
漏れ量の演算において、検査対象の容積のファクターを
消去することができ、その結果、検査対象の容積の情報
がなくても、大気圧換算の漏れ量を演算することがで
き、検査対象の良否を正確に判断することができる。請
求項2では、漏れ量演算手段で演算された大気圧換算漏
れ量に基づいて、自動的に検査対象の良否を判定するこ
とができる。請求項3では、大気圧換算漏れ量を表示器
に表示させることにより、試験者は検査対象の良否を確
認することができる。請求項4では、ゲイン調節を行う
ことにより、検査対象の容積のファクターを消去するこ
とができ、その結果、検査対象の容積の情報がなくて
も、大気圧換算の漏れ量は圧力センサからの信号のゲイ
ン乗算値の変化分とリニアな関係にあるから、この変化
分に基づき、検査対象の良否を自動的に正確に判断する
ことができる。請求項5では、ゲイン乗算値の変化分と
リニアな関係にある大気圧換算漏れ量が表示器に表示さ
れるから、試験者はこの表示器を見ることにより、検査
対象の良否を確認することができる。さらに請求項1〜
5において、容量変更が大気圧で行われる際に、外部圧
力と検査対象の圧力の差が小さいので、検査対象の漏れ
に伴う圧力変化を最小限に抑えることができ、容量変更
に伴う圧力変化を正確に検出できる。その結果、大気圧
換算漏れ量またはそれに対応するゲイン乗算値を正確に
得ることができ、ひいては検査対象の良否の判断も正確
なものとなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1において、符号1はエア通路を示す。エア
通路1の一端には中空の鋳物や樹脂成型品等の検査対象
Wが接続されるようになっている。エア通路1の他端に
はポンプ2(テスト圧供給手段)が接続されている。
明する。図1において、符号1はエア通路を示す。エア
通路1の一端には中空の鋳物や樹脂成型品等の検査対象
Wが接続されるようになっている。エア通路1の他端に
はポンプ2(テスト圧供給手段)が接続されている。
【0007】エア通路1の途中には常開の電磁開閉弁3
(弁)が設けられている。この電磁開閉弁3の下流側の
エア通路1には、容量変更器4と圧力センサ6とが設け
られている。この容量変更器4は、エア通路1に連通さ
れるシリンダ4aと、このシリンダ4a内に収容された
ピストン4bと、このピストン4bに連結されたロッド
4cとを有している。この容量変更器4は、駆動機構5
により後述するように駆動される。この駆動機構5は、
例えばモータと、モータの回転運動をロッド4cの直線
運動に変換するカムや,リンクとの組み合わせからな
る。また、駆動機構5は、エアシリンダであってもよい
し、モータとねじ機構の組み合わせであってもよい。
(弁)が設けられている。この電磁開閉弁3の下流側の
エア通路1には、容量変更器4と圧力センサ6とが設け
られている。この容量変更器4は、エア通路1に連通さ
れるシリンダ4aと、このシリンダ4a内に収容された
ピストン4bと、このピストン4bに連結されたロッド
4cとを有している。この容量変更器4は、駆動機構5
により後述するように駆動される。この駆動機構5は、
例えばモータと、モータの回転運動をロッド4cの直線
運動に変換するカムや,リンクとの組み合わせからな
る。また、駆動機構5は、エアシリンダであってもよい
し、モータとねじ機構の組み合わせであってもよい。
【0008】上記圧力センサ6は、エア通路1内の圧力
を電圧信号に変換するものである。この圧力センサ6か
らの圧力信号は増幅器7で増幅され、アナログ・デジタ
ルコンバータ8を介して、マイクロコンピュータ10に
送られる。
を電圧信号に変換するものである。この圧力センサ6か
らの圧力信号は増幅器7で増幅され、アナログ・デジタ
ルコンバータ8を介して、マイクロコンピュータ10に
送られる。
【0009】マイクロコンピュータ10には、スタート
ボタン11からのテスト開始指令信号も入力される。マ
イクロコンピュータ10は、後述するリークテストの際
に、電磁開閉弁3のための駆動回路,駆動機構5のため
の駆動回路に制御信号を送るとともに、デジタル・アナ
ログコンバータ12を介して表示器13を制御する。表
示器13は、図3に示すように、漏れ量のための目盛り
13aが表示された表示盤と、針13bとを有してい
る。また、マイクロコンピュータ10は、テスト結果に
応じて正常ランプ14,異常ランプ15のいずれかを点
灯制御する。
ボタン11からのテスト開始指令信号も入力される。マ
イクロコンピュータ10は、後述するリークテストの際
に、電磁開閉弁3のための駆動回路,駆動機構5のため
の駆動回路に制御信号を送るとともに、デジタル・アナ
ログコンバータ12を介して表示器13を制御する。表
示器13は、図3に示すように、漏れ量のための目盛り
13aが表示された表示盤と、針13bとを有してい
る。また、マイクロコンピュータ10は、テスト結果に
応じて正常ランプ14,異常ランプ15のいずれかを点
灯制御する。
【0010】試験者は、検査対象Wをエア通路1に接続
した後で、スタートボタン11を押すと、上記マイクロ
コンピュータ10は、図2のタイムチャートに示す制御
を実行する。より具体的には、マイクロコンピュータ1
0は、このスタートボタン11からのテスト開始指令信
号に応答して、図4,図5に示すリークテストルーチン
を開始する。詳述すると、最初に電磁開閉弁3をオンに
してこれを閉じる(ステップ101)。次に、圧力安定
のための時間例えば2秒間待った後で、圧力センサ6か
らの検出圧力値PA1を読み込む(ステップ102)。
した後で、スタートボタン11を押すと、上記マイクロ
コンピュータ10は、図2のタイムチャートに示す制御
を実行する。より具体的には、マイクロコンピュータ1
0は、このスタートボタン11からのテスト開始指令信
号に応答して、図4,図5に示すリークテストルーチン
を開始する。詳述すると、最初に電磁開閉弁3をオンに
してこれを閉じる(ステップ101)。次に、圧力安定
のための時間例えば2秒間待った後で、圧力センサ6か
らの検出圧力値PA1を読み込む(ステップ102)。
【0011】次に容量変更器4を動作させて、シリンダ
4aの容積を設定量Vc(例えば1cc)だけ減少させ
る(ステップ103)。このシリンダ4aの容積減少
は、シリンダ4a,エア通路1,検査対象Wの系の合計
容積の減少を意味する。その結果、エア通路1の圧力が
上昇する。次に、この容量変更器4の動作時点から圧力
安定のための時間,例えば6秒待った後で、圧力センサ
5からの検出圧力値PA2を読み込む(ステップ10
4)。次に、大気圧での容量変更器4の動作前後(1c
cの容量変化の前後)における圧力変化ΔPAを、次式
にしたがって演算する(ステップ105)。 ΔPA=PA2ーPA1 上記説明から明らかなように、ステップ105は実質的
に第1圧力変化検出手段を構成している。
4aの容積を設定量Vc(例えば1cc)だけ減少させ
る(ステップ103)。このシリンダ4aの容積減少
は、シリンダ4a,エア通路1,検査対象Wの系の合計
容積の減少を意味する。その結果、エア通路1の圧力が
上昇する。次に、この容量変更器4の動作時点から圧力
安定のための時間,例えば6秒待った後で、圧力センサ
5からの検出圧力値PA2を読み込む(ステップ10
4)。次に、大気圧での容量変更器4の動作前後(1c
cの容量変化の前後)における圧力変化ΔPAを、次式
にしたがって演算する(ステップ105)。 ΔPA=PA2ーPA1 上記説明から明らかなように、ステップ105は実質的
に第1圧力変化検出手段を構成している。
【0012】次に、電磁開閉弁3をオフにしてこれを開
くとともに(ステップ106)、ポンプ2の駆動を開始
する(ステップ107)。そして、圧力センサ6の検出
圧力がテスト圧PTに達するか否かを判断し(ステップ
108)、テスト圧PTに達するまでポンプ2の駆動を
続ける。
くとともに(ステップ106)、ポンプ2の駆動を開始
する(ステップ107)。そして、圧力センサ6の検出
圧力がテスト圧PTに達するか否かを判断し(ステップ
108)、テスト圧PTに達するまでポンプ2の駆動を
続ける。
【0013】検出圧力がテスト圧PTに達してステップ
108で肯定判断した時には、ポンプ2を停止させ(ス
テップ109)、電磁開閉弁3をオンしてこれを閉じる
(ステップ110)。次に、圧力安定のための時間例え
ば数秒経過後に検出圧力値PT’を読み込み(ステップ
111)、タイマによる計時を開始する(ステップ11
2)。
108で肯定判断した時には、ポンプ2を停止させ(ス
テップ109)、電磁開閉弁3をオンしてこれを閉じる
(ステップ110)。次に、圧力安定のための時間例え
ば数秒経過後に検出圧力値PT’を読み込み(ステップ
111)、タイマによる計時を開始する(ステップ11
2)。
【0014】次に、タイマで計測される経過時間がテス
ト時間T0(例えば1分間)に達したか否かを判断する
(ステップ113)。否定判断の場合、ステップ114
〜117を実行する。詳述すると、現時点での検出圧力
値Pxを読み込み(ステップ114)、次に、計時開始
時点から現時点までの圧力変化ΔPTを次式にしたがっ
て演算する(ステップ115)。 ΔPT=PX−PT’ すなわち、この圧力変化ΔPTは、テスト圧力PT’と現
時点での検出圧力値PXとの差であり、漏れがない場合
には、ゼロとなる。上記の説明から明らかなように、ス
テップ115は、実質的に第2圧力変化検出手段を構成
する。
ト時間T0(例えば1分間)に達したか否かを判断する
(ステップ113)。否定判断の場合、ステップ114
〜117を実行する。詳述すると、現時点での検出圧力
値Pxを読み込み(ステップ114)、次に、計時開始
時点から現時点までの圧力変化ΔPTを次式にしたがっ
て演算する(ステップ115)。 ΔPT=PX−PT’ すなわち、この圧力変化ΔPTは、テスト圧力PT’と現
時点での検出圧力値PXとの差であり、漏れがない場合
には、ゼロとなる。上記の説明から明らかなように、ス
テップ115は、実質的に第2圧力変化検出手段を構成
する。
【0015】次に、上記大気圧での圧力変化ΔPAとテ
スト圧での圧力変化ΔPTと容量変更器4による容量変
化Vcに基づいて、下記の演算を行い、大気圧換算での
漏れ量VLを演算する(ステップ116)。 VL=VC・(ΔPT/ΔPA) … (1) 上記説明から明らかなように、ステップ116は実質的
に漏れ量演算手段を構成している。次に、上記大気圧換
算での漏れ量VLに基づき表示器13を制御する(ステ
ップ117)。すなわち、図3に示すように、漏れ量V
Lがゼロの時には、針13bを目盛13の右端の「0.0
cc/min」に一致させる。そして針13bの振れ量
を漏れ量VLに比例するように制御する。本実施例で
は、漏れ量1.0ccでフルスケールとなり針13bは
目盛の左端の「1.0cc/min」に一致させる。上
記のようにして、試験者は、テスト時間において、表示
器13を見ることにより、大気圧換算の漏れ量を知るこ
とができる。上記説明から明らかなように、ステップ1
17は実質的に表示器制御手段を構成している。
スト圧での圧力変化ΔPTと容量変更器4による容量変
化Vcに基づいて、下記の演算を行い、大気圧換算での
漏れ量VLを演算する(ステップ116)。 VL=VC・(ΔPT/ΔPA) … (1) 上記説明から明らかなように、ステップ116は実質的
に漏れ量演算手段を構成している。次に、上記大気圧換
算での漏れ量VLに基づき表示器13を制御する(ステ
ップ117)。すなわち、図3に示すように、漏れ量V
Lがゼロの時には、針13bを目盛13の右端の「0.0
cc/min」に一致させる。そして針13bの振れ量
を漏れ量VLに比例するように制御する。本実施例で
は、漏れ量1.0ccでフルスケールとなり針13bは
目盛の左端の「1.0cc/min」に一致させる。上
記のようにして、試験者は、テスト時間において、表示
器13を見ることにより、大気圧換算の漏れ量を知るこ
とができる。上記説明から明らかなように、ステップ1
17は実質的に表示器制御手段を構成している。
【0016】経過時間がテスト時間T0(1分間)に達
した時には、ステップ113で肯定判断し、次に、1分
間当たりの上記大気圧換算の漏れ量VLが許容漏れ量す
なわちスレッショルド漏れ量α(例えば0.5cc/m
in)以内か否かを判断する(ステップ118)。ステ
ップ118で肯定判断した場合、すなわち1分間当たり
の漏れ量VLが0.5cc/min以内の場合には、良品
と判定して正常ランプ14を点灯させる(ステップ11
9)。ステップ118で否定判断した場合、すなわち1
分間当たりの漏れ量VLが0.5cc/minを超えてい
る場合には、不良品と判定して異常ランプ15を点灯さ
せる(ステップ120)。この説明からあきらかなよう
に、ステップ118は実質的に良否判定手段を構成して
いる。試験者は、上記正常ランプ14,異常ランプ15
のいずれが点灯されているかを見ることにより、検査対
象Wの良否を確認することができるとともに、テスト時
間経過後に、表示器13の針13bが目盛13aの
「0.5cc/min」の左右どちらにあるかで検査対
象Wの良否を確認することができる。上記ステップ11
9,120終了後、駆動機構5を駆動させて容量変更器
4のピストン4bを元の位置まで後退させて(ステップ
121)、テストルーチンを終了させる。
した時には、ステップ113で肯定判断し、次に、1分
間当たりの上記大気圧換算の漏れ量VLが許容漏れ量す
なわちスレッショルド漏れ量α(例えば0.5cc/m
in)以内か否かを判断する(ステップ118)。ステ
ップ118で肯定判断した場合、すなわち1分間当たり
の漏れ量VLが0.5cc/min以内の場合には、良品
と判定して正常ランプ14を点灯させる(ステップ11
9)。ステップ118で否定判断した場合、すなわち1
分間当たりの漏れ量VLが0.5cc/minを超えてい
る場合には、不良品と判定して異常ランプ15を点灯さ
せる(ステップ120)。この説明からあきらかなよう
に、ステップ118は実質的に良否判定手段を構成して
いる。試験者は、上記正常ランプ14,異常ランプ15
のいずれが点灯されているかを見ることにより、検査対
象Wの良否を確認することができるとともに、テスト時
間経過後に、表示器13の針13bが目盛13aの
「0.5cc/min」の左右どちらにあるかで検査対
象Wの良否を確認することができる。上記ステップ11
9,120終了後、駆動機構5を駆動させて容量変更器
4のピストン4bを元の位置まで後退させて(ステップ
121)、テストルーチンを終了させる。
【0017】上述したように大気圧換算漏れ量VLの演
算式(1)は下記の通りである。 VL=VC・(ΔPT/ΔPA) … (1) この式には、検査対象Wの容積のファクターがなく、大
気圧換算漏れ量VLが検査対象の容積を知らなくても演
算できることが示されている。その理由を以下に詳述す
る。前述した大気圧での容量変更器4の動作の前後にお
いて、圧力と容積の積は等しいため(ボイルの法則)、
次式が成立する。 PA・(V+VC)=(PA+ΔPA)・V … (2) ここで、Vはエア通路1と検査対象Wを含む系の容積で
あり、PAは大気圧であり、前述した検出圧力値PA1が
この大気圧PAに相当するものである。上記(2)式は
次式のように書き換えることができる。 ΔPA=PA・(VC/V) … (3) 他方、テスト圧での漏れの前後において、ボイルの法則
により次式が成立する。 PT・V=(PTーΔPT)・V+PA・VL … (4) 上記(4)式は次式のように書き換えることができる。 VL=(ΔPT/PA)・V … (5) 上記(3),(5)式には、未知のファクターである検
査対象Wとエア通路1を含む系の容積Vが含まれている
ので、これら(3),(5)式から次式のように容積V
を消去することができる。 VL=(ΔPT/PA)・PA(VC/ΔPA) … (6) 上記(6)式を整理することにより上述した(1)式を
得ることができる。
算式(1)は下記の通りである。 VL=VC・(ΔPT/ΔPA) … (1) この式には、検査対象Wの容積のファクターがなく、大
気圧換算漏れ量VLが検査対象の容積を知らなくても演
算できることが示されている。その理由を以下に詳述す
る。前述した大気圧での容量変更器4の動作の前後にお
いて、圧力と容積の積は等しいため(ボイルの法則)、
次式が成立する。 PA・(V+VC)=(PA+ΔPA)・V … (2) ここで、Vはエア通路1と検査対象Wを含む系の容積で
あり、PAは大気圧であり、前述した検出圧力値PA1が
この大気圧PAに相当するものである。上記(2)式は
次式のように書き換えることができる。 ΔPA=PA・(VC/V) … (3) 他方、テスト圧での漏れの前後において、ボイルの法則
により次式が成立する。 PT・V=(PTーΔPT)・V+PA・VL … (4) 上記(4)式は次式のように書き換えることができる。 VL=(ΔPT/PA)・V … (5) 上記(3),(5)式には、未知のファクターである検
査対象Wとエア通路1を含む系の容積Vが含まれている
ので、これら(3),(5)式から次式のように容積V
を消去することができる。 VL=(ΔPT/PA)・PA(VC/ΔPA) … (6) 上記(6)式を整理することにより上述した(1)式を
得ることができる。
【0018】上記実施例において、検査対象が同一形
状,同一容積の場合には、大気圧での容量変更に伴う圧
力変化を検出する際に用いられる検査対象と、テスト圧
でのリークテストの対象となる検査対象が別であっても
よい。また、検査対象が同一形状,同一容積の場合に
は、最初の検査対象でのみ、前述した大気圧,テスト圧
での圧力変化を検出し、2番目以降の検査対象について
は、テスト圧でのリークテストのみを行ってもよい。
状,同一容積の場合には、大気圧での容量変更に伴う圧
力変化を検出する際に用いられる検査対象と、テスト圧
でのリークテストの対象となる検査対象が別であっても
よい。また、検査対象が同一形状,同一容積の場合に
は、最初の検査対象でのみ、前述した大気圧,テスト圧
での圧力変化を検出し、2番目以降の検査対象について
は、テスト圧でのリークテストのみを行ってもよい。
【0019】図6の実施例では、手動調節を組み込んだ
エアリークテスト方法およびそれに用いられる装置を示
している。この実施例において、前述の実施例に対応す
る構成には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
この装置では、エア通路1の他端に圧縮エア源50(テ
スト圧供給手段)が接続されている。この圧縮エア源5
0は、レギュレータを含むが図を簡略化するためレギュ
レータを省略して示す。エア通路1の他端と電磁開閉弁
3との間には電磁三方弁51が設けられている。圧力セ
ンサ6に接続された増幅器7は可変抵抗7a(ゲイン調
節手段)を有しており、この可変抵抗7aの手動操作に
より、増幅率すなわちゲインが調節されるようになって
いる。本実施例のマイクロコンピュータ10は、電磁三
方弁51の制御も行う。
エアリークテスト方法およびそれに用いられる装置を示
している。この実施例において、前述の実施例に対応す
る構成には同番号を付してその詳細な説明を省略する。
この装置では、エア通路1の他端に圧縮エア源50(テ
スト圧供給手段)が接続されている。この圧縮エア源5
0は、レギュレータを含むが図を簡略化するためレギュ
レータを省略して示す。エア通路1の他端と電磁開閉弁
3との間には電磁三方弁51が設けられている。圧力セ
ンサ6に接続された増幅器7は可変抵抗7a(ゲイン調
節手段)を有しており、この可変抵抗7aの手動操作に
より、増幅率すなわちゲインが調節されるようになって
いる。本実施例のマイクロコンピュータ10は、電磁三
方弁51の制御も行う。
【0020】上記構成において、スタートボタン11を
押すと、マイクロコンピュータ10はこれに応答して次
の制御を行う。まず、大気圧状態で、表示器13の針1
3bを目盛13aの左端の「1.0」に一致させる。次
に、電磁開閉弁3をオンにして閉じるとともに、駆動機
構5を駆動させて容量変更器4のピストン4bを前進さ
せ、この状態を維持する。この容量変更により、前述の
実施例と同様に検出圧力が上昇する。
押すと、マイクロコンピュータ10はこれに応答して次
の制御を行う。まず、大気圧状態で、表示器13の針1
3bを目盛13aの左端の「1.0」に一致させる。次
に、電磁開閉弁3をオンにして閉じるとともに、駆動機
構5を駆動させて容量変更器4のピストン4bを前進さ
せ、この状態を維持する。この容量変更により、前述の
実施例と同様に検出圧力が上昇する。
【0021】上記表示器13の針13bは、上記設定量
VC分の容量変更に対応する圧力上昇分ΔPAに応じて左
端の「1.0」から右方向に振れる。この際、針13b
が例えば目盛13aの所定位置例えば「0.5」を指す
ように、試験者は可変抵抗7aを操作してゲインを調節
する。
VC分の容量変更に対応する圧力上昇分ΔPAに応じて左
端の「1.0」から右方向に振れる。この際、針13b
が例えば目盛13aの所定位置例えば「0.5」を指す
ように、試験者は可変抵抗7aを操作してゲインを調節
する。
【0022】上記試験者は、可変抵抗7aの操作を終え
た後で、再びスタートボタン11を押す。すると、マイ
クロコンピュータ10はこれに応答して、電磁開閉弁3
をオフにしてこれを開くとともに、電磁三方弁51をオ
ンにして圧縮エア源50とエア通路1を連通させる。そ
の結果、圧縮エア源50からのテスト圧が検査対象Wに
供給される。この後で、電磁弁3をオンにしてこれを閉
じ、エア通路1と検査対象Wを含む系を閉塞する。また
マイクロコンピュータ10は、このテスト圧で、表示器
13の針13bを目盛の右端「0.0」に一致させる。
た後で、再びスタートボタン11を押す。すると、マイ
クロコンピュータ10はこれに応答して、電磁開閉弁3
をオフにしてこれを開くとともに、電磁三方弁51をオ
ンにして圧縮エア源50とエア通路1を連通させる。そ
の結果、圧縮エア源50からのテスト圧が検査対象Wに
供給される。この後で、電磁弁3をオンにしてこれを閉
じ、エア通路1と検査対象Wを含む系を閉塞する。また
マイクロコンピュータ10は、このテスト圧で、表示器
13の針13bを目盛の右端「0.0」に一致させる。
【0023】上記エア通路1と検査対象Wを含む系を閉
塞してから所定時間経過時点で、マイクロコンピュータ
10は、増幅器7からの信号電圧の変化を所定のスレシ
ョルドレベルと比較し、信号電圧がスレショルドレベル
を超えている時に、異常ランプ15を点灯させ、超えて
いない時には正常ランプ14を点灯させる。他方、試験
者は、表示器13を見て針13bが目盛の右端「0.
0」から左方向への振れ量を見て、この振れ量が「0.
5」を超えた時には、検査対象が不良品であると確認す
ることができる。
塞してから所定時間経過時点で、マイクロコンピュータ
10は、増幅器7からの信号電圧の変化を所定のスレシ
ョルドレベルと比較し、信号電圧がスレショルドレベル
を超えている時に、異常ランプ15を点灯させ、超えて
いない時には正常ランプ14を点灯させる。他方、試験
者は、表示器13を見て針13bが目盛の右端「0.
0」から左方向への振れ量を見て、この振れ量が「0.
5」を超えた時には、検査対象が不良品であると確認す
ることができる。
【0024】次に、上記実施例におけるゲイン調節の意
義について詳述する。上述のように、表示器に現れる見
かけの圧力変化ΔPMが一定値XになるようにゲインG
を調節するので、次式が得られる。 ΔPM=G・ΔPA=X … (7) 上記(7)式に、前述した(3)式を代入すると次式が
得られる。 X=G・PA・(VC/V) … (8) 上記(8)式から明らかなように、ゲインGは、検査対
象Wとエア通路1を含む系の容積Vに比例している。次
のリークテストの際に、マイクロコンピュータ10に入
力された検出信号の差、すなわち見かけの圧力変化ΔP
Q(ゲイン乗算値の変化文)は次式で表すことができ
る。 ΔPQ=G・ΔPT … (9) 上記(9)式を変形して(5)式に代入することによ
り、次式を得る。 VL=(ΔPT/PA)・V=(ΔPQ/PA)・(V/G) … (10) この(10)式に、(8)式を変形した次式を代入す
る。 V/G=PA・VC/X … (8)’ この代入により次式が得られる。 VL=ΔPQ・(VC/X) … (11) 上記(11)式から明らかなように、漏れ量は、マイク
ロコンピュータ10に入力して来る見かけの圧力変化Δ
PQに定数を乗じたものであり、見かけの圧力変化ΔPQ
とリニアな関係にある。したがって、マイクロコンピュ
ータ10に入力する信号を予め設定されたスレッショル
ドレベルと比較することにより、良否判定を行えるので
ある。また、この入力信号とリニアに表示器13の針1
3bの振れ量を制御することにより、表示器13に漏れ
量を表すことができるのである。上記説明から明らかな
ように、本実施例でのマイクロコンピュータは、良否判
定手段と表示器制御手段を実質的に備えている。
義について詳述する。上述のように、表示器に現れる見
かけの圧力変化ΔPMが一定値XになるようにゲインG
を調節するので、次式が得られる。 ΔPM=G・ΔPA=X … (7) 上記(7)式に、前述した(3)式を代入すると次式が
得られる。 X=G・PA・(VC/V) … (8) 上記(8)式から明らかなように、ゲインGは、検査対
象Wとエア通路1を含む系の容積Vに比例している。次
のリークテストの際に、マイクロコンピュータ10に入
力された検出信号の差、すなわち見かけの圧力変化ΔP
Q(ゲイン乗算値の変化文)は次式で表すことができ
る。 ΔPQ=G・ΔPT … (9) 上記(9)式を変形して(5)式に代入することによ
り、次式を得る。 VL=(ΔPT/PA)・V=(ΔPQ/PA)・(V/G) … (10) この(10)式に、(8)式を変形した次式を代入す
る。 V/G=PA・VC/X … (8)’ この代入により次式が得られる。 VL=ΔPQ・(VC/X) … (11) 上記(11)式から明らかなように、漏れ量は、マイク
ロコンピュータ10に入力して来る見かけの圧力変化Δ
PQに定数を乗じたものであり、見かけの圧力変化ΔPQ
とリニアな関係にある。したがって、マイクロコンピュ
ータ10に入力する信号を予め設定されたスレッショル
ドレベルと比較することにより、良否判定を行えるので
ある。また、この入力信号とリニアに表示器13の針1
3bの振れ量を制御することにより、表示器13に漏れ
量を表すことができるのである。上記説明から明らかな
ように、本実施例でのマイクロコンピュータは、良否判
定手段と表示器制御手段を実質的に備えている。
【0025】上記実施例において、検査対象が同一形
状,同一容積の場合には、大気圧での容量変更に伴うゲ
イン調整の際に用いられる検査対象と、テスト圧でのリ
ークテストの対象となる検査対象が別であってもよい。
また、検査対象が同一形状,同一容積の場合には、最初
の検査対象でのみ、上述したゲイン調節を行い、2番目
以降の検査対象については、ゲイン調節を省いてテスト
圧でリークテストのみを行ってもよい。
状,同一容積の場合には、大気圧での容量変更に伴うゲ
イン調整の際に用いられる検査対象と、テスト圧でのリ
ークテストの対象となる検査対象が別であってもよい。
また、検査対象が同一形状,同一容積の場合には、最初
の検査対象でのみ、上述したゲイン調節を行い、2番目
以降の検査対象については、ゲイン調節を省いてテスト
圧でリークテストのみを行ってもよい。
【0026】なお、大気圧で容量変更器を駆動させる代
わりに、テスト圧で容量変更器を駆動させることによ
り、エア通路と検査対象を含む系の容積を設定量だけ変
化させ、この容量変化の前後の圧力変化を検出し、この
圧力変化と、その後の漏れに起因する圧力変化と、容量
変化に基づいて、大気圧換算の漏れ量を演算することも
理論的に可能であるが、上記容積変化に伴う圧力変化
が、漏れの影響を大きく受けるので、好ましくない。ま
た、テスト圧でのゲイン調節も同様の理由で好ましくな
い。
わりに、テスト圧で容量変更器を駆動させることによ
り、エア通路と検査対象を含む系の容積を設定量だけ変
化させ、この容量変化の前後の圧力変化を検出し、この
圧力変化と、その後の漏れに起因する圧力変化と、容量
変化に基づいて、大気圧換算の漏れ量を演算することも
理論的に可能であるが、上記容積変化に伴う圧力変化
が、漏れの影響を大きく受けるので、好ましくない。ま
た、テスト圧でのゲイン調節も同様の理由で好ましくな
い。
【0027】本発明は上記実施例に制約されず、種々の
態様が可能である。上記実施例において表示器はなくて
もよい。また、マイクロコンピュータで良否判定を行わ
ずに試験者が表示器だけを見て良否を判定してもよい。
また、漏れ量に基づく良否判定には、所定時間での漏れ
量のみならず、漏れ量の変化に基づく良否判定を含むこ
とは勿論である。弁,容量変更器の駆動は手動で行って
もよい。表示器はデジタル表示方式であってもよい。容
量変更器は、ピストンを後退させてエア通路と検査対象
を含む系の容積を設定量だけ増加させてもよい。本発明
は差圧検出型のエアリークテスト装置にも適用すること
ができる。この装置の基本構造は次の通りである。共通
通路とこの共通通路に接続される2つの分岐通路が装備
されており、一方の分岐通路(本発明におけるエア通
路)の端に検査対象が接続され、他方の分岐通路の端に
基準容器が接続され、これら分岐通路にそれぞれ開閉弁
が設けられている。分岐通路の圧力の差が差圧センサ
(圧力センサ)により検出される。上記一方の分岐通路
には容量変更器が接続されている。差圧センサからの信
号処理は、上記実施例での圧力センサからの信号処理と
同様である。
態様が可能である。上記実施例において表示器はなくて
もよい。また、マイクロコンピュータで良否判定を行わ
ずに試験者が表示器だけを見て良否を判定してもよい。
また、漏れ量に基づく良否判定には、所定時間での漏れ
量のみならず、漏れ量の変化に基づく良否判定を含むこ
とは勿論である。弁,容量変更器の駆動は手動で行って
もよい。表示器はデジタル表示方式であってもよい。容
量変更器は、ピストンを後退させてエア通路と検査対象
を含む系の容積を設定量だけ増加させてもよい。本発明
は差圧検出型のエアリークテスト装置にも適用すること
ができる。この装置の基本構造は次の通りである。共通
通路とこの共通通路に接続される2つの分岐通路が装備
されており、一方の分岐通路(本発明におけるエア通
路)の端に検査対象が接続され、他方の分岐通路の端に
基準容器が接続され、これら分岐通路にそれぞれ開閉弁
が設けられている。分岐通路の圧力の差が差圧センサ
(圧力センサ)により検出される。上記一方の分岐通路
には容量変更器が接続されている。差圧センサからの信
号処理は、上記実施例での圧力センサからの信号処理と
同様である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、検査対象の容積の情報がなくても、大気圧換算の漏
れ量を演算することができ、検査対象の良否を正確に判
断することができる。請求項2の発明では、漏れ量演算
手段で演算された大気圧換算漏れ量に基づいて、自動的
に検査対象の良否を判定することができる。請求項3の
発明では、大気圧換算漏れ量を表示器に表示させること
により、試験者が検査対象の良否を確認することができ
る。請求項4では、検査対象の容積の情報がなくても、
大気圧換算の漏れ量に対応する圧力センサからの信号の
ゲイン乗算値の変化分に基づき、検査対象の良否を自動
的に正確に判断することができる。請求項5では、ゲイ
ン乗算値の変化分とリニアな関係にある大気圧換算漏れ
量が表示器に表示されるから、試験者はこの表示器を見
ることにより、検査対象の良否を確認することができ
る。さらに請求項1〜5の発明では、容量変更が大気圧
で行われるため、容量変更の際に検査対象の漏れに伴う
圧力変化を最小限に抑えることができ、容量変更に伴う
圧力変化を正確に検出できる。その結果、大気圧換算漏
れ量またはそれに対応するゲイン乗算値を正確に得るこ
とができ、ひいては検査対象の良否の判断も正確なもの
となる。
は、検査対象の容積の情報がなくても、大気圧換算の漏
れ量を演算することができ、検査対象の良否を正確に判
断することができる。請求項2の発明では、漏れ量演算
手段で演算された大気圧換算漏れ量に基づいて、自動的
に検査対象の良否を判定することができる。請求項3の
発明では、大気圧換算漏れ量を表示器に表示させること
により、試験者が検査対象の良否を確認することができ
る。請求項4では、検査対象の容積の情報がなくても、
大気圧換算の漏れ量に対応する圧力センサからの信号の
ゲイン乗算値の変化分に基づき、検査対象の良否を自動
的に正確に判断することができる。請求項5では、ゲイ
ン乗算値の変化分とリニアな関係にある大気圧換算漏れ
量が表示器に表示されるから、試験者はこの表示器を見
ることにより、検査対象の良否を確認することができ
る。さらに請求項1〜5の発明では、容量変更が大気圧
で行われるため、容量変更の際に検査対象の漏れに伴う
圧力変化を最小限に抑えることができ、容量変更に伴う
圧力変化を正確に検出できる。その結果、大気圧換算漏
れ量またはそれに対応するゲイン乗算値を正確に得るこ
とができ、ひいては検査対象の良否の判断も正確なもの
となる。
【図1】本発明のエアリークテスト装置の一実施例を示
す概略システム図である。
す概略システム図である。
【図2】上記エアリークテスト装置の作用を説明するタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図3】上記エアリークテスト装置の表示器の拡大正面
図である。
図である。
【図4】上記エアリークテスト装置のマイクロコンピュ
ータで実行されるテストプログラムの前半部分のフロー
チャートである。
ータで実行されるテストプログラムの前半部分のフロー
チャートである。
【図5】同テストプログラムの後半部分のフローチャー
トである。
トである。
【図6】エアリークテスト装置の他の実施例を示す概略
システム図である。
システム図である。
1 … エア通路 2 … ポンプ(テスト圧供給手段) 3 … 電磁開閉弁(弁) 4 … 容量変更器 6 … 圧力センサ 7a … 可変抵抗器(ゲイン調節手段) 10 … マイクロコンピュータ(第1,第2圧力変化
変化検出手段、漏れ量演算手段、良否判定手段) 13 … 表示器 50 … 圧縮エア源(テスト圧供給手段)
変化検出手段、漏れ量演算手段、良否判定手段) 13 … 表示器 50 … 圧縮エア源(テスト圧供給手段)
Claims (5)
- 【請求項1】エア通路に検査対象を接続した状態でこの
エア通路を大気圧のまま閉塞し、次に、エア通路に接続
された容量変更器により、エア通路と検査対象を含む系
の容量を設定量VCだけ変更させ、この容量変更の前後
の圧力変化ΔPAを検出し、次に、上記エア通路に検査
対象を接続した状態でテスト圧を供給してこのエア通路
を閉じ、次に上記検査対象の漏れに基づく圧力変化ΔP
Tを検出し、次に、上記容量変化量VCと圧力変化Δ
PA,ΔPTに基づき大気圧換算での漏れ量を演算し、こ
の大気圧換算の漏れ量に基づき検査対象の良否を判断す
ることを特徴とするエアリークテスト方法。 - 【請求項2】(イ)検査対象が一端に着脱可能に接続さ
れるエア通路と、(ロ)上記エア通路に設けられた弁
と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路に接続された圧力
センサと、(ニ)上記弁の下流側のエア通路に接続さ
れ、上記エア通路が大気圧のまま弁を閉じた状態で、エ
ア通路と検査対象を含む系の容量を設定量Vcだけ変更
させる容量変更器と、(ホ)上記圧力センサからの信号
に基づいて、上記容量変更の前後の圧力変化ΔPAを検
出する第1圧力変化検出手段と、(ヘ)上記エア通路の
他端に接続されエア通路にテスト圧を供給するテスト圧
供給手段と、(ト)上記エア通路にテスト圧供給手段か
らのテスト圧が供給された後に弁が閉じた状態で、圧力
変化ΔPTを検出する第2圧力変化検出手段と、(チ)
上記大気圧での圧力変化ΔPAとテスト圧での圧力変化
ΔPTと容量変化量VCに基づいて、上記テスト圧状態で
の検出対象からの大気圧換算漏れ量VLを求める漏れ量
演算手段と、(リ)上記漏れ量演算手段で演算された大
気圧換算漏れ量VLに基づいて、検査対象の良否を判定
する良否判定手段と、 を備えたことを特徴とするエアリークテスト装置。 - 【請求項3】(イ)検査対象が一端に着脱可能に接続さ
れるエア通路と、(ロ)上記エア通路に設けられた弁
と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路に接続された圧力
センサと、(ニ)上記弁の下流側のエア通路に接続さ
れ、上記エア通路が大気圧のまま弁を閉じた状態で、エ
ア通路と検査対象を含む系の容量を設定量Vcだけ変更
させる容量変更器と、(ホ)上記圧力センサからの信号
に基づいて、上記容量変更の前後の圧力変化ΔPAを検
出する第1圧力変化検出手段と、(ヘ)上記エア通路の
他端に接続されエア通路にテスト圧を供給するテスト圧
供給手段と、(ト)上記エア通路にテスト圧供給手段か
らのテスト圧が供給された後に弁が閉じた状態で、圧力
変化ΔPTを検出する第2圧力変化検出手段と、(チ)
上記大気圧での圧力変化ΔPAとテスト圧での圧力変化
ΔPTと容量変化量VCに基づいて、上記テスト圧状態で
の検出対象からの大気圧換算漏れ量VLを求める漏れ量
演算手段と、(リ)上記漏れ量演算手段により演算され
た大気圧換算漏れ量VLを表示する表示器と、 を備えたことを特徴とするエアリークテスト装置。 - 【請求項4】(イ)検査対象が一端に着脱可能に接続さ
れるエア通路と、(ロ)上記エア通路に設けられた弁
と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路に接続された圧力
センサと、(ニ)上記圧力センサからの信号に基づき圧
力変化の表示を行う表示器と、(ホ)上記弁の下流側の
エア通路に接続され、上記エア通路が大気圧のまま弁を
閉じた状態で、エア通路と検査対象を含む系の容量を設
定量Vcだけ変更させる容量変更器と、(ヘ)上記容量
変更の際に表示器で表示される圧力変化が所定値になる
ように、上記圧力センサからの信号のゲインを調節する
ゲイン調節手段と、(ト)上記エア通路の他端に接続さ
れエア通路にテスト圧を供給するテスト圧供給手段と、
(チ)上記エア通路にテスト圧供給手段からのテスト圧
が供給された後に弁が閉じた状態で得られる圧力センサ
からの信号のゲイン乗算値変化分をスレッショルドレベ
ルと比較することにより、検査対象の良否を判定する良
否判定手段と、 を備えたことを特徴とするエアリークテスト装置。 - 【請求項5】(イ)検査対象が一端に着脱可能に接続さ
れるエア通路と、(ロ)上記エア通路に設けられた弁
と、(ハ)上記弁の下流側のエア通路に接続された圧力
センサと、(ニ)上記圧力センサからの信号に基づき圧
力変化の表示を行う表示器と、(ホ)上記弁の下流側の
エア通路に接続され、上記エア通路が大気圧のまま弁を
閉じた状態で、エア通路と検査対象を含む系の容量を設
定量Vcだけ変更させる容量変更器と、(ヘ)上記容量
変更の際に表示器で表示される圧力変化が所定値になる
ように、上記圧力センサからの信号のゲインを調節する
ゲイン調節手段と、(ト)上記エア通路の他端に接続さ
れエア通路にテスト圧を供給するテスト圧供給手段と、
(チ)上記エア通路にテスト圧供給手段からのテスト圧
が供給された後に弁が閉じた状態で得られる圧力センサ
からの信号のゲイン乗算値変化分に基づき、この変化分
とリニアな関係にある大気圧換算漏れ量を上記表示器に
表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とするエアリークテスト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24707794A JPH0886709A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | エアリークテスト方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24707794A JPH0886709A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | エアリークテスト方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0886709A true JPH0886709A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=17158092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24707794A Pending JPH0886709A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | エアリークテスト方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0886709A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008151369A1 (en) * | 2007-06-12 | 2008-12-18 | Structural Monitoring Systems Ltd | Method and apparatus for the condition monitoring of structures |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP24707794A patent/JPH0886709A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008151369A1 (en) * | 2007-06-12 | 2008-12-18 | Structural Monitoring Systems Ltd | Method and apparatus for the condition monitoring of structures |
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