JPH088653A - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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JPH088653A
JPH088653A JP6159693A JP15969394A JPH088653A JP H088653 A JPH088653 A JP H088653A JP 6159693 A JP6159693 A JP 6159693A JP 15969394 A JP15969394 A JP 15969394A JP H088653 A JPH088653 A JP H088653A
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Takashi Yokote
隆司 横手
Yoichi Okubo
陽一 大久保
Michio Norichika
道夫 則近
Yasuo Sera
泰雄 世良
Masaki Sudo
雅樹 須藤
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Kokusai Electric Corp
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Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多周波共通増幅器の1種であるフィードフォワ
ード増幅器の増幅系と遅延線系の逆相条件に対する位相
偏差の調整を容易にし増幅器の調整作業を改善する。 【構成】歪検出回路20の主増幅器5の前段と、歪除去
回路30の補助増幅器11の前段に、半固定移相器4,
10をそれぞれ挿入し、歪検出と歪除去のための逆相条
件を初期調整するように構成した。 【効果】初期位相偏差の調整を、増幅器や遅延線で行わ
なくてよくなったので調整が容易になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話等の移動通
信システムの基地局や中継装置などに用いられ、多周波
信号を同時に増幅する高線形増幅器の1種であるフィー
ドフォワード増幅器に関し、特に、その歪検出回路及び
歪除去回路の初期位相調整の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】800MHz帯の自動車電話システム等
における基地局及び無線中継装置には、多周波信号を同
時に増幅する多周波共通増幅器が設けられている。この
多周波共通増幅器は、相互変調歪を極力小さくするため
直線性を十分良くする必要があり、小形で高直線性増幅
器が用いられている。その一つとして、自己調整形フィ
ードフォワード増幅器(SAFF−A:Self−Ad
justing Feed−Forward Ampl
ifier)があり、すべての相互変調歪と雑音を自己
調整によって補償する共通増幅器である。このフィード
フォワード増幅器は、歪検出回路と歪除去回路とから構
成され、補償対象増幅器である主増幅器を含む歪検出回
路で入力信号以外の歪成分を検出し、検出された歪成分
(誤差成分)を補助増幅器(誤差増幅器)を含む歪除去
回路に入力して歪成分を増幅した後、多周波入力信号と
逆相合成して歪成分の相殺を図るように構成されてい
る。
【0003】図2は従来の自己調整形フィードフォワー
ド増幅器のブロック図である。図において、1は入力信
号を分配する電力分配器、2は可変減衰器、3は可変位
相器、5は主増幅器、6は遅延線、7は電力合成器、8
は可変減衰器、9は可変位相器、11は補助増幅器、1
2は遅延線、13は電力合成器である。20は歪検出回
路、30は歪除去回路である。多周波入力信号は、電力
分配器1に入力され、2つに分岐された一方の多周波信
号は、可変減衰器2,可変位相器3を経て主増幅器5で
増幅される。その出力は増幅の際に発生する歪(誤差)
成分を含んでおり、電力合成器7に入力され、電力分配
器1で分岐出力され遅延線6を経て電力合成器7に入力
される多周波入力信号と合成されて歪成分が検出され
る。電力合成器7から出力される主増幅器5で増幅され
た信号は、遅延線12を経て電力合成器13に入力され
る。電力合成器7から出力される歪成分は、可変減衰器
8,可変位相器9を経て補助増幅器11で増幅され電力
合成器13に入力されて極性が反転され、遅延線12を
経て入力された歪成分を含む信号と合成されて歪成分が
相殺され、歪の少ない多周波共通増幅信号が出力され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな回路において、主増幅器5、補助増幅器11の出力
信号に対し、それぞれ遅延線6、遅延線12の出力信号
を逆相にする必要があるが、可変位相器3,9は、位相
差が数十度の範囲しか調整できないため、温度特性を考
えると可変位相器3,9はほぼ中心値としなければなら
ず、主増幅器5,補助増幅器11と、遅延線6,遅延線
12との逆相に対する誤差を補正するためには主増幅器
5や補助増幅器11、又は遅延線3,9等で補正しなけ
ればならず非常に困難であるという欠点がある。さら
に、具体的に説明する。上記従来のフィードフォトワー
ド増幅器においては、歪検出回路20,歪除去回路30
の両方とも、位相差が5〜6度のとき改善量としては2
0dB程度しか得ることができない。実際上は改善量と
して30〜40dB程度必要であり、そのためには、主
増幅器5で増幅された主信号および補助増幅器11で増
幅された歪信号に対して、それぞれ遅延線6および遅延
線12を通る信号は、逆相(位相差180°)で、か
つ、その偏差が2°以内でなければならない。しかし、
実際は最良に位相調整すると中心値よりずれて偏差が大
きく生じるため、従来は主増幅器5や補助増幅器11、
又は遅延線6,12によって補正をして逆相としてい
る。
【0005】本発明の目的は、従来技術の問題点である
位相偏差を容易に補正することができないという欠点を
解決し、位相偏差を容易に補正することのできるフィー
ドフォワード増幅器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフィードフォワ
ード増幅器は、多周波入力信号を電力分配器で分岐出力
し、その一方の信号を第1の可変減衰器,第1の可変位
相器を介して主増幅器で増幅した信号と、他方の信号を
第1の遅延線によってタイミングを合わした信号とを第
1の電力合成器で合成することにより前記主増幅器で発
生した歪成分を検出する歪検出回路と、前記第1の電力
合成器から出力される前記歪成分を第2の可変減衰器,
第2の可変位相器を介して補助増幅器で増幅した信号
と、前記第1の電力合成器から出力される主増幅器で増
幅した信号を第2の遅延線によってタイミングを合わし
た信号とを第2の電力合成器で逆相合成することにより
前記主増幅器で発生した歪成分を相殺する歪除去回路と
を備えたフィードフォワード増幅器において、前記主増
幅器の前段に、該主増幅器の出力と前記第1の遅延線の
出力の逆相に対する位相偏差を初期調整するための第1
の半固定移相器を挿入接続し、前記補助増幅器の前段
に、該補助増幅器の出力と前記第2の遅延線の出力の逆
相に対する移相偏差を初期調整するための第2の半固定
移相器を挿入接続したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】フィードフォワード増幅器の主増幅器5,補助
増幅器11と遅延線6,12を逆相で接続する場合に生
じる位相偏差を、半固定移相器4,10を設けることに
より、可変位相器3,9を中心値としたまま位相偏差を
補正することができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。図2に示した従来の構成と異なる点は、主増幅器
5,補助増幅器11の前段に半固定移相器4と10をそ
れぞれ設けた点にある。すなわち、いずれも、増幅器系
と遅延線の出力の逆相条件に対する移相偏差を、半固定
移相器4,10で補正することにより、主増幅器5や補
助増幅器11、または、遅延線6,12等で補正する必
要がなくなり、特性も安定し、調整作業が極めて容易に
なる。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、フィードフォワード増幅器の位相偏
差を容易に補正できるため、フィードフォワード増幅器
の調整作業が容易になり、、実用上極めて大きい効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】従来の増幅器のブロック図である。
【符号の説明】
1 電力分配器 2,8 可変減衰器 3,9 可変位相器 4 半固定移相器 5 主増幅器 6,12 遅延線 7,13 電力合成器 10 半固定移相器 11 補助増幅器 20 歪検出回路 30 歪除去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 世良 泰雄 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 須藤 雅樹 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多周波入力信号を電力分配器で分岐出力
    し、その一方の信号を第1の可変減衰器,第1の可変位
    相器を介して主増幅器で増幅した信号と、他方の信号を
    第1の遅延線によってタイミングを合わした信号とを第
    1の電力合成器で合成することにより前記主増幅器で発
    生した歪成分を検出する歪検出回路と、 前記第1の電力合成器から出力される前記歪成分を第2
    の可変減衰器,第2の可変位相器を介して補助増幅器で
    増幅した信号と、前記第1の電力合成器から出力される
    主増幅器で増幅した信号を第2の遅延線によってタイミ
    ングを合わした信号とを第2の電力合成器で逆相合成す
    ることにより前記主増幅器で発生した歪成分を相殺する
    歪除去回路と、 を備えたフィードフォワード増幅器において、 前記主増幅器の前段に、該主増幅器の出力と前記第1の
    遅延線の出力の逆相に対する位相偏差を初期調整するた
    めの第1の半固定移相器を挿入接続し、 前記補助増幅器の前段に、該補助増幅器の出力と前記第
    2の遅延線の出力の逆相に対する移相偏差を初期調整す
    るための第2の半固定移相器を挿入接続したことを特徴
    とするフィードフォワード増幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6336032B1 (en) 1997-12-23 2002-01-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and device for phase regulation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6336032B1 (en) 1997-12-23 2002-01-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and device for phase regulation

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