JPH088629Y2 - 引き舟 - Google Patents

引き舟

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Publication number
JPH088629Y2
JPH088629Y2 JP1990017427U JP1742790U JPH088629Y2 JP H088629 Y2 JPH088629 Y2 JP H088629Y2 JP 1990017427 U JP1990017427 U JP 1990017427U JP 1742790 U JP1742790 U JP 1742790U JP H088629 Y2 JPH088629 Y2 JP H088629Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tugboat
case
coil springs
inner case
main body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990017427U
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English (en)
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JPH03108379U (ja
Inventor
賢児 五十嵐
Original Assignee
株式会社佐々木
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は釣果に応じて内容量を調節することができる
ようになした釣り用の引き舟に関するものである。
〔従来の技術〕
鮎釣りなどに際しては、川の中に引き舟を流した状態
にしておいて、釣った鮎などの魚を引き舟本体内に収容
して、魚体を弱らさないようにしている。
このため、引き舟には基本的に釣った魚の投入口と、
水の取入口及び排出口がそれぞれ配設された構造となっ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記したように、従来の釣り用の引き舟には、釣った
魚の投入口と、水の取入口及び排出口がそれぞれ配設さ
れた構造となっているものの、一体構造のため内容量は
あくまでも増減変更できず一定のものであった。
そのため、釣果が多くなったときには、収容しきれ
ず、魚体を弱らせるという問題点があった。なお、大型
の引き舟を予じめ用意することも当然考えられるが、そ
の場合には持ち運びに不便を来すという問題がある。
本考案は、前記した従来の引き舟に伴う不具合点を解
消し、引き舟本体内部の容積を釣果に応じて増減変更可
能にして魚体を弱らせないようにすると共に、外胴に対
する内胴の収縮動作及び伸長動作をきわめてスムーズに
行うことができるようになし、持ち運びに際しては収縮
させて携帯に便利なようにコンパクトにすることができ
る引き舟を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案の構成を詳述すれ
ば、引き舟本体1の胴部を外胴2と内胴3の二重胴とな
し、外胴2に対して内胴3を伸縮させることにより引き
舟本体1内の内容量を増減変更させることができるよう
になした引き舟であって、外胴2内のほぼ中央部におけ
る両側に一対のコイルスプリング8を対向位置するよう
に配設すると共に、当該コイルスプリング8の配設位置
よりも後方の外胴2内に一対のコイルスプリング9を対
向位置するように配設し、夫々のコイルスプリング8,9
に付設したスプリングレバー10,11に、内胴3の開放側
の端部に突成した突起12が当接し得るようになし、且つ
外胴2に対する内胴3の収縮状態及び伸長状態を夫々保
持するためのロック部材13を外胴2の両側外壁部に取付
けたことを特徴とする引き舟である。
本考案によれば、外胴内に配設したコイルスプリング
の作用によって外胴に対する内胴の収縮動作及び伸長動
作がきわめて円滑なものとなり操作性の良好な引き舟を
提供することができるものである。
〔実施例〕
以下、本考案引き舟の具体的構成を図示の実施例に基
づき詳細に説明する。
第1図は内胴を外胴内に収縮させた状態の本考案引き
舟の一実施例を示す側面図、第2図は内胴を伸長させた
状態の本考案引き舟の一実施例を示す側面図、第3図は
内胴の伸長・収縮を説明するための一部切欠平面図、第
4図は同一部切欠側面図であり、図中1は引き舟本体を
示す。
本考案における引き舟本体1の胴部は外胴2と内胴3
の二重胴からなっており、外胴2の上面部に形成された
魚投入口には蓋部材4が付設されている。なお、この蓋
部材4のほぼ中央部には押し蓋5が設けられており、釣
った魚はこの押し蓋5を押し下げて引き舟本体1内に投
入する。
6は引き舟本体1をなす外胴2の先端部側の両側面に
形成した水の取入口であり、この取入口6から引き舟本
体1内に入った水は、内胴3の後端部に付設した水の排
出部材7に形成してある排水孔(図示せず)より外部に
排出されるものである。
本考案に係る引き舟本体1はこのように、外胴2と内
胴3の二重胴からなっていて、内胴3を外胴2に対して
伸長・収縮させることにより、引き舟本体1内の容積を
増減変更させることができる構造となっているものであ
る。
次に、8は外胴2内のほぼ中央部における両側に対向
位置するようにして配設した一対のコイルスプリングで
あり、当該コイルスプリング8は後述するように、内胴
3を伸長させるときに内胴3を瞬間的に外方に押圧する
作用をなす。9は前記コイルスプリング8の付設位置よ
りも後方の外胴2内に対向位置させた一対のコイルスプ
リングであり、当該コイルスプリング9は後述するよう
に、内胴3を収縮させるときに外胴2の方向に内胴3を
強制的に引き戻す作用をなす。
10はコイルスプリング8を圧縮させると共に、内胴3
を瞬発動作させるためのスプリングレバー、11は同様に
コイルスプリング9を圧縮させると共に、内胴3の収縮
を円滑に動作させるためのスプリングレバーである。
12は内胴3の開放側の端部に突成した突起であり、当
該突起12は前記スプリングレバー10及び11に当接係合し
得る構造となっている。
13は外胴2の後端寄り両側外壁部にそれぞれ付設した
ロック部材であり、当該ロック部材13は内部に封入した
展開バネ14によって付勢された状態となっている。
このロック部材13は内胴3を収縮させたとき、及び伸
長させたときに、それぞれの状態を保持させる作用をな
す。
15,16は内胴3の両側外壁部にそれぞれ対をなすよう
にして形成した三角形状をなすストッパー部材であり、
このストッパー部材15,16の垂直辺部に前記ロック部材1
3の先端部が当接することにより内胴3の収縮状態、伸
長状態がそれぞれ保持されるものである。
次に、引き舟本体1をなす内胴3の伸長・収縮動作に
つき説明する。
先づ、外胴2内に内胴3が納められているときには、
第3図の上半分に示すように、内胴3の開放側の端部に
突成した突起12がスプリングレバー10を押圧してコイル
スプリング8は圧縮された状態となっている。なお、こ
のとき前記ロック部材13が内胴3の両側外壁部に形成し
てあるストッパー部材16の垂直辺部に当接して、内胴3
の収縮位置を保持し得るようになっているものである。
一方、釣果に応じて引き舟本体1内の容積を拡張する
には、外胴2に形成してある前記ロック部材13を指で下
に押し下げると、ロック部材13とストッパー16の係合状
態が解除され、前記圧縮された状態のコイルスプリング
8が伸長するため、スプリングレバー10によって内胴3
が外方へ弾かれるように突出する。そして、さらに手で
内胴3を少し引き出すと、第3図の下半分に示すよう
に、内胴3の開放側の端部にある突起12がスプリングレ
バー11を押圧して、コイルスプリング9を圧縮すると同
時にロック部材13がストッパー部材15の垂直辺部に当接
係合した状態となり、内胴3は伸長したまゝの状態を保
持することができるものである。また、内胴3を外胴2
内に納めるには、前記ロック部材13を押し下げれば、ロ
ック部材13とストッパー部材15の当接係合状態が解除さ
れ、圧縮状態のコイルスプリング9の反発力により内胴
3は瞬時に外胴2内に引き戻されるものである。
〔考案の効果〕
本考案引き舟は以上のような構成・作用からなるもの
であるから、釣場において釣果に応じ引き舟本体の内容
量を簡単な動作で増大させることができ、釣った魚体を
弱らせるといった問題点を解消することができるもので
ある。
なお、外胴内に配設したコイルスプリングの作用によ
って外胴に対する内胴の収縮動作及び伸長動作がきわめ
て円滑なものとなるので操作性の良好な引き舟を提供す
ることができるものである。また、携帯時には内胴を外
胴内に収縮させてコンパクトな状態にすることができ、
大きな容量をもった引き舟であるにも拘らず嵩張らない
で携行にも非常に便利な引き舟を提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は内胴を外胴内に収縮させた状態の本考案引き舟
の一実施例を示す側面図、第2図は内胴を伸長させた状
態の本考案引き舟の一実施例を示す側面図、第3図は内
胴の伸長・収縮を説明するための一部切欠平面図、第4
図は同一部切欠側面図である。 1:引き舟本体、2:外胴 3:内胴、4:蓋部材 5:押し蓋、6:取入口 7:排出部材、8:コイルスプリング 9:コイルスプリング、10:スプリングレバー 11:スプリングレバー、12:突起 13:ロック部材、14:展開バネ 15:ストッパー部材、16:ストッパー部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引き舟本体1の胴部を外胴2と内胴3の二
    重胴となし、外胴2に対して内胴3を伸縮させることに
    より引き舟本体1内の内容量を増減変更させることがで
    きるようになした引き舟であって、外胴2内のほぼ中央
    部における両側に一対のコイルスプリング8を対向位置
    するように配設すると共に、当該コイルスプリング8の
    配設位置よりも後方の外胴2内に一対のコイルスプリン
    グ9を対向位置するように配設し、夫々のコイルスプリ
    ング8,9に付設したスプリングレバー10,11に、内胴3の
    開放側の端部に突成した突起12が当接し得るようにな
    し、且つ外胴2に対する内胴3の収縮状態及び伸長状態
    を夫々保持するためのロック部材13を外胴2の両側外壁
    部に取付けたことを特徴とする引き舟。
JP1990017427U 1990-02-26 1990-02-26 引き舟 Expired - Lifetime JPH088629Y2 (ja)

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JPH03108379U JPH03108379U (ja) 1991-11-07
JPH088629Y2 true JPH088629Y2 (ja) 1996-03-13

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JPH055893Y2 (ja) * 1986-12-02 1993-02-16
JPH0187657U (ja) * 1987-12-04 1989-06-09

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JPH03108379U (ja) 1991-11-07

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