JPH088626Y2 - 多数セット用仕掛巻 - Google Patents

多数セット用仕掛巻

Info

Publication number
JPH088626Y2
JPH088626Y2 JP7110392U JP7110392U JPH088626Y2 JP H088626 Y2 JPH088626 Y2 JP H088626Y2 JP 7110392 U JP7110392 U JP 7110392U JP 7110392 U JP7110392 U JP 7110392U JP H088626 Y2 JPH088626 Y2 JP H088626Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
winding
groove
thread
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7110392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626473U (ja
Inventor
吉彦 川口
Original Assignee
吉彦 川口
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 吉彦 川口 filed Critical 吉彦 川口
Priority to JP7110392U priority Critical patent/JPH088626Y2/ja
Publication of JPH0626473U publication Critical patent/JPH0626473U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH088626Y2 publication Critical patent/JPH088626Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Ceased legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多数の仕掛けセットを順
次重ねて巻くことが可能な多数セット用仕掛巻に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前記多数セット用仕掛巻については、実
願平4−56343号「多数セット用仕掛巻」で本考案
者が提案したところである。この構造は、リ−ル状の仕
掛巻本体の巻部内周側に中空部を設け、該中空部と両側
外部と連通する多数の針掛穴を前記巻部と同心上に形成
し、前記仕掛巻本体の鍔状なガイド部に切欠溝を前記巻
部より深く形成させ、且つ前記仕掛巻本体の巻部を半幅
に区画させて巻き方向を変え、尚且つ前記巻部を前記切
欠溝の底部まで下げると共に巻方向に向けて立ち上げ、
前記仕掛巻本体の両面には掛止片を設け、更に前記仕掛
巻本体の両面には前記針掛穴の番号を表示したシ−ルを
貼着させて構成するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記多数
セット用仕掛巻は、仕掛巻本体の巻部が半幅に区画され
て巻き方向を変えると共にガイド部に形成された切欠溝
が底部まで下げられているので、構造が複雑となり、型
の製作費が高くなると共に製造コストも高い。又、仕掛
けセットを巻く際、始めの針の掛ける面と、次の針から
掛ける面が反対となるため、その作業が面倒で、且つ、
掛けた針の針掛穴番号を一々記載しなければならぬと共
に記載したシ−ル位置の確認が記載面と針の掛けられた
面が反対であるので間違え易い。しかも針が針掛穴に掛
けられているため、針を外す際、多数の針は手で1つ1
つ外さなければならず面倒である等の問題点があった。
【0004】本考案は簡単な構造でコストダウンを可能
とし、且つ簡単な作業で糸が絡むことが無く、多数の仕
掛けセットを1つの巻部に重ねて巻くことが可能である
と共に仕掛けセットの外しが極めて簡単となる多数セッ
ト用仕掛巻を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は成されたものであり、つまり円板状の仕掛
巻本体の両面外周に鍔を形成し、該鍔の基部から外側へ
適宜に開いた縁部を延出させ、前記鍔に多数の溝を切込
むと共に複数の掛止片を設け、且つ前記各溝と各掛止片
には番号を表示し、前記仕掛巻本体の両面に書き込み可
能なシ−ルを貼着して構成させる。
【0006】
【作用】次に本考案の使い方について説明する。先ず仕
掛けセットの1本目の針(7)を1番の溝(4)に掛
け、道糸(8)を縁部(3)の内周面に巻き付け[図3
(a)参照]、次の針(7)が来るまで巻く。2本目の
針(7)が来たらその針(7)を手に持って下方の道糸
(8)側へ引き寄せ[図3(b)参照]、その枝糸
(9)を前記道糸(8)と同方向で巻く。次に、一番近
くで且つ枝糸(9)が少し張られる位置である7番の溝
(4)に2本目の針(7)を掛ける[図3(c)参
照]。尚、この時の枝糸(9)の針(7)が掛けられた
向きは1本目の針(7)と反対方向となる。つまり、道
糸(8)の巻方向と枝糸(9)の巻き方向が反対とな
り、これは枝糸(9)が道糸(8)にそわりにくくする
ためである。又、枝糸(9)が少し張られた状態で巻か
れることにより、該枝糸(9)は小さなパ−マになら
ず、道糸(8)により一層そわりにくくなる。次に道糸
(8)を上記と同様に巻いて、3本目の針(7)が来た
時点で、3本目の針(7)を手に持ち、2本目の針
(7)と同様に溝(4)に引掛ける。それ以降の針
(7)の処理は上記要領で行って1つの仕掛けセットを
巻き終え、最後の道糸(8)を掛止片(5)に挾んで掛
止させると共に、シ−ル(6)の番号1の桝目に始めの
溝(4)の番号1と最後の掛止片(5)の番号17だけ
を書き込み[図3(d)参照]、1つの仕掛けセットを
巻き終える。尚、前記道糸(8)の最後を掛止片(5)
に挾まずに、溝(4)に於いて、スナップを鍔(2),
(2)の間に入れ、その上から図示しないスポンジ等で
押え込ませても良い。この場合には、最後に入れた溝
(4)の番号を、掛止片(5)の番号の代わりに書き込
む。
【0007】2つ目の仕掛けセットを巻く時には、先ず
始めの針(7)を適宜位置の溝(4)に掛け、その番号
をシ−ル(6)の番号2の桝目に書き込む。そして道糸
(8)を巻き、2本目の針(7)が来たら、その針
(7)を手に持って下方の道糸(8)側へ引き寄せ、そ
の枝糸(9)を道糸(8)と同じ方向で巻き、針(7)
に一番近い位置で且つ少し張られた状態になるように溝
(4)へ針(7)を引掛ける。この動作を上記要領で繰
返して全ての針(7)を掛け、最後の道糸(8)を掛止
片(5)に挾んで掛止させると共に、シ−ル(6)の番
号2の桝目にその掛止片(5)の番号を書き込むことに
より、前記2つ目の仕掛けセットは巻き終えることが出
来るのである。
【0008】その後、表面側の溝(4)の空き数が少な
くなるまで仕掛けセットを巻き、次の仕掛けセットを巻
く余地が無くなった場合には、表面側の巻き作業を完了
させる。尚、この時、シ−ル(6)の番号1の桝目から
番号10の桝目まで順次書き込むと共にそこには、仕掛
けセットの1本目の針(7)を掛けた溝(4)の番号と
最後の道糸(8)を掛止させた掛止片(5)の番号だけ
が書き込まれ、桝目に書き込まれなかったシ−ル(6)
の余った番号は次回用として用いれば良い。次に裏面側
の溝(4)に新たな仕掛けセットの針(7)を上記要領
で巻き、裏面のシ−ル(6)の番号1に、1本目の針
(7)を掛けた溝(4)の番号と最後の道糸(8)を掛
止させた掛止片(5)の番号だけを書き込む。2つ目以
降の仕掛けセットも上記要領で裏面側の溝(4)に針
(7)を順次掛けて巻くことが出来るのである。その
後、溝(4)が少なくなるまで仕掛けセットを巻くと共
にシ−ル(6)にも前記番号を順次書き込むことによ
り、多数の仕掛けセットを巻き終える。
【0009】巻かれた多数の仕掛けセットを使用する場
合には、裏面側或いは表面側のシ−ル(6)番号の一番
最後に書き込まれた仕掛けセットから順次外して使用す
る。この時、一番最後に書き込まれたシ−ル(6)番号
の桝目に記載された掛止片(5)の道糸(8)をそこか
ら外し、その道糸(8)を戻しながら針(7)が溝
(4)に掛けられた位置に来たら、道糸(8)を縁部
(3)の外側へ引張ることにより、枝糸(9)も引張ら
れると共にその反動で縮み、前記針(7)も溝(4)か
ら自然に外れるので、針(7)を従来の如く手で溝
(4)から外さなくとも良くなり、途中の針(7)が溝
(4)に掛けられた番号を一々確認する必要がない。し
かも、絡むことなくスム−ズに外すことが可能である。
外し終えた後、シ−ル(6)番号の二本目に遅い仕掛け
セットを外し、前記要領で一面側の仕掛けセットを全部
外す。次に反対面側の仕掛けセットを前記要領で外せ
ば、全ての仕掛けセットがスム−ズに外れる。尚、裏面
側と表面側の縁部(3)内周に巻き付ける仕掛けセット
の種類を変えて巻いた時には、必要とする種類を巻いた
面側のものから使用すれば良い。
【0010】前記巻かれた多数の仕掛けセットが使用さ
れた後は、新たな仕掛け巻きセットを縁部(3)内周に
巻き付け、シ−ル(6)の空いている番号の桝目に上記
要領で始めの番号と最後の番号だけを順次書き込んで行
けば良い。また、前記シ−ル(6)の番号の桝目が塞が
った後は、前記仕掛巻本体(1)の両面に貼着させた前
記シ−ル(6)を剥がし、新たなシ−ル(6)を前記仕
掛巻本体(1)の両面に貼着させることにより、常時、
次の仕掛けセットを巻くことが可能となる。
【0011】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(1)は円板状の仕掛巻本体であり、該仕掛巻本体
(1)の中心側には指掛穴(11)が形成されている。
尚、前記仕掛巻本体(1)の外径は道糸(8)にカ−ル
が付きにくくするために、その大きさを直径160cm前
後にする。(2)は仕掛巻本体(1)の両面外周に形成
させた鍔であり、該鍔(2)間には適宜な間隔が保持さ
れている。(3)は鍔(2)の基部から外側へ適宜角度
に開いて延出させた袴状の縁部であり、その外形は前記
鍔(2)の外形よりも小さく、且つ、後述する溝(4)
の深さよりも内側に前記外形が来る大きさとする。
(4)は鍔(2)の外周から内側に切り込む多数の溝で
あり、この溝(4)は等間隔で且つ放射状に切込まれて
いる。(5)は鍔(2)に設けた複数の掛止片である。
尚、前記鍔(2)の外周には、溝(4)と掛止片(5)
の近くに連番が表示されている。(6)は仕掛巻本体
(1)の両面に貼着する紙製のシ−ルであり、該シ−ル
(6)には番号が1から10番まで記載され、各番号位
置には、始めに掛ける針(7)の番号と、道糸(8)を
最後に掛ける掛止片(5)の番号が書き込み易く工夫さ
れた桝目等を表示している。
【0012】
【考案の効果】本考案はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0013】従来よりも構造が簡単となり、型の製作
費や製造コストを低減化できる。
【0014】シ−ル(6)に書き込まれた番号と針
(7)を掛けた面が同じ面であるので、番号の書き込み
や針(7)掛けが容易となり、且つ仕掛けセットを外す
場合、従来のものよりも遥かに簡単で、且つスム−ズに
行える。
【0015】針(7)を外す場合、穴ではなく上方が
空いている溝(4)に掛けられているので、道糸(8)
を引張るだけで前記針(7)が簡単に外れる。
【0016】枝糸(9)を巻いて引掛ける方向が道糸
(8)と反対であるので、道糸(8)と枝糸(9)がそ
わりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】針を掛ける順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 仕掛巻本体 2 鍔 3 縁部 4 溝 5 掛止片 6 シ−ル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状の仕掛巻本体(1)の両面外周に
    鍔(2)を形成し、該鍔(2)の基部から外側へ適宜に
    開いた縁部(3)を延出させ、前記鍔(2)に多数の溝
    (4)を切込むと共に複数の掛止片(5)を設け、且つ
    前記各溝(4)と各掛止片(5)には番号を表示し、前
    記仕掛巻本体(1)の両面に書き込み可能なシ−ル
    (6)を貼着させたことを特徴とする多数セット用仕掛
    巻。
JP7110392U 1992-09-17 1992-09-17 多数セット用仕掛巻 Ceased JPH088626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7110392U JPH088626Y2 (ja) 1992-09-17 1992-09-17 多数セット用仕掛巻

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7110392U JPH088626Y2 (ja) 1992-09-17 1992-09-17 多数セット用仕掛巻

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626473U JPH0626473U (ja) 1994-04-12
JPH088626Y2 true JPH088626Y2 (ja) 1996-03-13

Family

ID=13450885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7110392U Ceased JPH088626Y2 (ja) 1992-09-17 1992-09-17 多数セット用仕掛巻

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088626Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5615723B2 (ja) * 2011-01-07 2014-10-29 株式会社ワイ・ジー・ケー 長尺体用スプール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0626473U (ja) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3753795B2 (ja) 巻溝を有する縫糸パッケージ
JP3035733B2 (ja) 裁縫針用ホルダ、および裁縫針用ケース
JPH06179477A (ja) 容易装填縫糸包装
JPH088626Y2 (ja) 多数セット用仕掛巻
JP3929519B2 (ja) 針を備えた外科縫合糸用パッケージ
JPH0611473U (ja) 多数セット用仕掛巻
JP3012307U (ja) 釣用仕掛巻
JP3133463U (ja) リングテープ用のリング
CN205567545U (zh) 钓具卷线盘
JP2515073Y2 (ja) 釣り針仕掛け巻き付け具
JP3020414U (ja) 仕掛けリール
JPS5928075Y2 (ja) 編機玩具
JPH053018Y2 (ja)
JPS6037148Y2 (ja) 菱形金網
JP2511384Y2 (ja) タッピ―
JPH04103474U (ja) 釣用仕掛巻
JPS5928074Y2 (ja) 手芸用針
JP3777586B2 (ja) 昇降コードの巻取りドラムへの連結機構
JP3005909U (ja) 卓上手織機における巻軸
JP2002176894A (ja) 釣用仕掛巻き装置
JPH0741353Y2 (ja) 仕掛巻回具
JPH0440556Y2 (ja)
JP3067760U (ja) 釣糸ねじれ矯正具及び釣竿
JPH035266Y2 (ja)
JPS62155038A (ja) 端部に環部を有するハリス付き仕掛の係合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A045 Written measure of dismissal of application

Effective date: 20060822

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045