JPH0885132A - 樹脂成形用金型装置 - Google Patents

樹脂成形用金型装置

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JPH0885132A
JPH0885132A JP6248822A JP24882294A JPH0885132A JP H0885132 A JPH0885132 A JP H0885132A JP 6248822 A JP6248822 A JP 6248822A JP 24882294 A JP24882294 A JP 24882294A JP H0885132 A JPH0885132 A JP H0885132A
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実 安井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観の良い複合型樹脂成形品を簡易に製造で
きる装置を提供する。 【構成】 複合型熱可塑性樹脂成形品Aを一体で製造す
るための樹脂成形用金型装置である。型締め状態時に絞
り空間K3 を挟み連通する射出圧縮成形用空間K1 及び
射出成形用空間K2 からなる成形空間Kを形成するキャ
ビティ型521及びコア型522を備え、射出圧縮成形
用空間K1 内で成形品Aの表皮材層を備える部分の基材
層12を成形する熱可塑性樹脂を、型開き時にキャビテ
ィ型521等に注入配置する注入配置手段61を備え
る。また、射出成形用空間K2 内で成形品Aの表皮材層
を備えない部分2、及び絞り空間K3 内で連結部分3を
成形するための熱可塑性樹脂を、型締め時に射出成形用
空間K2 内に向かって射出注入する射出注入手段62を
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形用金型装置
(以下、「金型装置」という。)に関する。更に、詳し
く言えば、外観に優れた複合型熱可塑性樹脂成形品を簡
易に、且つ能率的に製造できる金型装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の内装品用等として、発泡
層(ポリウレタンフォーム、ポリプロピレンフォーム
等)付きの表皮材層を部分的に備えた樹脂成形品が用い
られることが多くなった。この様な複合型の樹脂成形品
では、図18及び19に例示する様に、表皮材層911
及び基材層912を備えた部分(以下、「有表皮部」と
いう。)91と、表皮材層を備えない部分(以下、「無
表皮部」という。)92と、を別個の金型装置を用い、
それぞれ作製しておき、後工程で、スクリュー螺子止め
等の係止用部品を用いて両者を組付けているのが一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に、この種の樹
脂成形品では、有表皮部91及び無表皮部92を別々に
作製することが必要となるため、製造工程が長くなると
いう問題を有している。また、両者の組付け作業にある
程度の手間が掛かるため、製造効率が低く、且つ、製造
コストも高くなるという問題を抱えている。従って、こ
の様な樹脂成形品を、簡易に、能率的に、且つ低コスト
で製造できる金型装置(金型)の出現が従来より望まれ
ていた。
【0004】本発明は、上記観点に鑑みなされたもので
あり、外観に優れた複合型樹脂成形品を簡易に、且つ能
率的に製造できる金型装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、射出成
形用の金型の成形空間内に、上記表皮材層911となる
表皮材を予めセットした後に、上記基材層912及び無
表皮部92を、射出成形法で一体成形すれば、上記課題
を解決できるのではないかと考えた。また、射出圧縮
成形用の金型に、同様の表皮材をセットした後に、基材
層912及び無表皮部92を、射出圧縮成形法で一体成
形すれば、上記課題を解決できるのではないかともと考
えた。
【0006】しかしながら、上記の場合には、型締め
した金型の成形空間内に、加熱溶融して高温となった樹
脂原料(例えば、ポリプロピレンの場合に、200〜2
40℃)が、所定の射出圧(500〜1500kgf/
cm2 程度)の下で、勢い良く供給される。従って、こ
の樹脂原料の熱や上記射出圧により、上記表皮材の発泡
層911aが溶けて潰れる恐れがある。このため、上記
の場合には、満足できる品質の成形品を一体成形する
ことは困難である。
【0007】一方、上記の場合には、例えば、図20
(a)に示す様に、金型96が所定量(例えば、同図の
符号Xで示されるクリアランスが10〜50mm)型開
きした所で、キャビィテイ型961若しくはコア型96
2の所定の箇所に、溶融状態にある樹脂原料99が注入
配置される。更に、同図(b)に示す様に、型締め、加
圧して、同原料99を金型の成形空間内で、一様に流動
(充填)させながら、賦形して成形品が得られる。そし
て、この方法では、金型96が所定量型開きした所で、
原料樹脂99を注入配置するので、同樹脂99は注入時
の射出圧、熱が緩和された状態で上記発泡層911aに
当たることになる。従って、このの場合には、上記
の場合に問題となる様な発泡層911aの不具合は生じ
難い。
【0008】その反面、このの場合には、樹脂原料9
9(特に、その表面側)を、ある程度、冷えた状態で賦
形するため、成形品の上記無表皮部92に相当する部分
に外観上の不具合を生じさせ易い。即ち、この場合に
は、図21に示す様に、成形空間内で樹脂原料99の注
入ゲート付近に位置していた箇所に、略リング状の模様
(フローマーク)971〜974を生じ易い。また、同
成形空間内に、複数の注入ゲートより、樹脂原料99を
供給する場合には、異なるゲートより供給された樹脂原
料が衝突する箇所で、継ぎ目(ウェルドライン)98
1、982が生じ易い。そして、これらの模様971〜
974、継ぎ目981、982のうちで、無表皮部92
に生ずるもの(971、981等)は、成形品の外観を
著しく損なうものとなり易い。このため、上記の場合
にも、満足できる品質の成形品を一体成形することは困
難である。
【0009】この様な事情より、本発明者は、更に、研
究を重ねた結果、上記各金型の様な欠点が無く、外観に
優れた複合型樹脂成形品を簡易に、且つ能率的に製造で
きる金型装置(金型)に関する発明を完成するに至った
のである。
【0010】即ち、本第1発明の金型装置は、発泡層付
き表皮材層及び熱可塑性樹脂で構成される基材層を有す
る有表皮部の該基材層と、熱可塑性樹脂で構成される無
表皮部と、該有表皮部及び該無表皮部を連結し、且つ、
熱可塑性樹脂で構成される少なくとも1の連結部と、を
一体的に成形しながら、複合型熱可塑性樹脂成形品(以
下、「成形品」という。)を製造するための金型装置で
あって、該金型装置は、型締め時に、少なくとも1の絞
り空間と、該各絞り空間で区画されながら互いに連通す
る射出圧縮成形用空間及び射出成形用空間と、からなる
成形空間を形成しながら衝合し合うキャビティ型及びコ
ア型を備えると共に、上記射出圧縮成形用空間内で上記
基材層を形成することなる熱可塑性樹脂を、上記金型装
置の型開き時に、上記キャビティ型若しくは上記コア型
の該射出圧縮成形用空間側の領域に注入配置する注入配
置手段と、上記射出成形用空間内で上記無表皮部を形成
するための熱可塑性樹脂、及び上記各絞り空間内で上記
各連結部を形成するための熱可塑性樹脂を、上記型締め
時に、該射出成形用空間内に向かって射出注入する射出
注入手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】上記「絞り空間」は、上記「注入配置手
段」より注入配置された熱可塑性樹脂の通り抜けを阻止
するものである。この空間の形態は、この作用を備える
限り特に問わない。例えば、図4に示す様に、金型の開
閉方向(以下、「縦方向」という。)に浅く、その方向
に絞られた断面形状を備えた空間K3 を例示できる。ま
た、この縦方向に略直交する方向(以下、「横方向」と
いう。)に絞られた断面形状を備えていてもよい。更
に、図16(a)に示す様に、縦方向に絞られた部分K
361 と横方向に絞られた部分K362 、K363 とが混在す
る空間K36であってもよい。尚、この空間の絞られる方
向(以下、「絞り方向」という。)は、ここで例示する
縦方向及び横方向に限られるものでなく、本発明の目的
を達成できる範囲で種々選択できる。
【0012】また、本第3発明に示す様に、この絞り空
間の絞り方向に沿った空間幅を0.5〜3.0mmとす
ることが好ましい。この値が0.5mm未満となる部分
があれば、絞り空間内で形成される連結部が強度不足と
なるおそれがある。一方、この値が3.0mmを越えれ
ば、上記「通り抜けの阻止」を確実に達成できないおそ
れがあるからである。
【0013】また、上記絞り空間は、必ずしも単一であ
る必要はなく、一の「射出圧縮成形用空間」及び一の
「射出成形用空間」の間に複数配置してもよい。例え
ば、図14(a)に示す様に、縦方向に絞られた複数の
絞り空間K31、K32が両空間に、短冊状に掛け渡されて
も、図15(a)に示す様に、横方向に絞られた複数の
絞り空間K33、K34が両成形用空間に、短冊状に掛け渡
されてもよい。更に、異なる方向(例えば、縦方向及び
横方向)に絞られた空間が混在してもよい。また、本装
置は、上記射出圧縮成形用空間、射出成形用空間等で構
成される成形空間を2組以上備え、1度に2以上の成形
品を作製するものであってもよい。更に、一の成形空間
を構成する射出圧縮成形用空間及び射出成形用空間は、
それぞれ単一である必要はない。
【0014】上記「注入配置手段」及び「射出注入手
段」の構造は特に問わない。例えば、図2に示す様なバ
ルブゲート方式のものを例示することができる。また、
この場合、上記熱可塑性樹脂を注入配置したり、射出注
入するためのゲートの位置、数も特に問わない。また、
上記「注入配置される熱可塑性樹脂」及び「射出注入さ
れる熱可塑性樹脂」としては、通常、同一の樹脂が用い
られる。但し、所定の同種、若しくは異種の樹脂を用い
ても本発明の目的を十分に達成できる。この「同種」の
樹脂の組み合わせとして、一方が重合度の高いポリプロ
ピレン(ポリエチレン)で、他方が重合度の低いポリプ
ロピレン(ポリエチレン)である場合を例示できる。ま
た、一方が変成のあるポリプロピレン(ポリエチレン)
で、他方が未変成のポリプロピレン(ポリエチレン)で
ある場合等も例示できる。また、上記「異種」の樹脂を
用いる場合には、成形品の一体性を十分に確保するため
に、互いに相溶性のある樹脂を選択することが好まし
い。例えば、一方をABS、他方をポリスチレンとする
場合、一方をポリエチレン、他方をポリプロピレンとす
る場合、一方をポリエチレン、他方をポリイソブチレン
とする場合等を例示できる。また、これらの樹脂として
は、ポリプロピレン(タルク入りを含む。)、ABS等
の流動性の高いものを選択するのが特に好ましい。
【0015】また、本第2発明に示す様に、上記型締め
状態時のキャビティ型及びコア型が、上記射出圧縮成形
用空間等の他に、上記絞り空間寄りで、該射出圧縮成形
用空間と絞り状態とならずに連続する補助空間を形成す
るものであってもよい。この場合には、本発明の目的を
より簡易に、且つ確実に達成することができる。更に、
本第4発明に示す様に、上記注入配置手段が上記注入配
置を行う際に、上記キャビティ型のパーティング面と上
記コア型のパーティング面との間隔が10〜50mmで
あることが好ましい。この間隔が、10mm未満であれ
ば、有表皮部の基材層を射出成形法で作製した様な状態
となり、上記「発泡層の不具合」を生じ易くなる。一
方、この間隔が50mmを越えると、上記樹脂の注入配
置から、金型の型締め・加圧迄に時間を要することにな
る。そして、上記空間内に初期に注入配置され、金型面
に接している樹脂の部分が、十分に加圧されない状態で
熱を奪われので、ショートショットになり易いからであ
る。
【0016】上記「表皮材層」を構成することになる表
皮材は、本金型装置が開放状態にあるときに、上記キャ
ビティ型若しくはコア型の射出圧縮成形用空間側の領域
に配置することが必要である。尚、この表皮材の意匠面
を構成する「表皮層」としては、織布、不織布やPV
C、ABS、TPO等の熱可塑性樹脂若しくは熱可塑性
エラストマーのシート又はフィルム等を例示できる。ま
た、「発泡層」の材質としては、PP、PU、PVC等
を例示できる。尚、上記「注入配置される熱可塑性樹
脂」、即ち、上記基材層を構成する樹脂が、上記発泡層
と同系材料で構成されたり、同発泡層に対し、アンカー
効果により、確実に接着可能なものであることが望まし
い。
【0017】
【作用】本第1発明の金型装置は、型締め時に、絞り空
間を挟んで連通する射出圧縮成形用空間(以下、「第1
空間」という。)及び射出成形用空間(以下、「第2空
間」という。)を形成するキャビティ型及びコア型を備
えている。そして、第1空間で有表皮部の基材層を成形
し、第2空間で無表皮部を成形すると共に、絞り空間で
これらを連結する連結部を成形する。従って、有表皮部
及び無表皮部を別々に作製する必要はなく、また、後工
程で両者を組付ける必要もない。この結果、成形品の製
造効率の向上と製造コストの低廉を図ることができる。
【0018】また、本装置は、注入配置手段及び射出注
入手段を備えている。このうち、注入配置手段は、上記
型開き時に、キャビティ型若しくはコア型の第1空間側
の領域の所定の箇所に、基材層を構成することになる熱
可塑性樹脂(以下、「第1原料」という。)を注入配置
するものである。そして、予め、表皮材のセットされた
第1空間側の領域に向かって、この第1原料をタイミン
グ良く、注入配置するものである。更に、この注入配置
と共に、若しくは注入配置の後に金型装置を型締め状態
にして、この第1原料を第1空間内で一様に流動させる
ことになる。
【0019】その際、第1空間と直接、連通しているの
が、所定方向に絞られて、粘性流体を通過させ難い形態
となった絞り空間である。従って、この第1原料が、第
1空間を過不足なく充填する量であれば、同原料が絞り
空間内に侵入することは困難であり、第1空間のみを略
充填して有表皮部の基材層を構成する。尚、この原料が
絞り空間K3 内に僅かに侵入したとしても、この侵入し
た原料はこの空間内(特に、入口付近)で硬化して、停
留し易い。そして、この第1原料は、この硬化・停留し
た箇所よりも先方へは進みに難い。この様に、基材層が
射出圧縮成形法により形成されるため、上記の如く、フ
ローマーク、ウェルドラインが生ずることが多いが、こ
れらは表皮材層に隠蔽され、意匠面に現われない。
【0020】一方、上記射出注入手段は、本装置の型締
め時に、上記第2空間内に向かって、上記無表皮部及び
連結部を構成する熱可塑性樹脂(以下、「第2原料」と
いう。)を射出注入するものである。即ち、上記基材層
の成形後、第2空間内に向い、第2原料をタイミング良
く射出注入するものである。そして、この射出注入され
た第2原料は、第2空間内で勢い良く流動し、同空間及
び絞り空間を充填し、無表皮部及び連結部を成形する。
この様に、無表皮部が射出成形法により形成されるた
め、その外観を著しく損なう様なフローマーク、ウェル
ドラインが生ずることはない。
【0021】更に、本第2発明の金型装置では、絞り空
間寄りに、第1空間と絞り状態とならずに連続する補助
空間をも備えている。この結果、上記第1原料の注入配
置量が多めで、第1空間よりはみ出ても、この原料は、
流れ込みの容易な補助空間へと向かって流動し易い。従
って、この注入配置量を「第1空間のみを充填する量」
から「補助空間をも充填する量」迄の間で調整すれば、
第1原料の絞り空間への侵入をより一層、確実に阻止で
きる。また、補助空間に第1原料の未充填の部分が存在
すれば、そこに、上記第2原料が充填される。この場合
には、第2原料及び第1原料との境界が、この補助空間
に存在するこになる。従って、この境界がウェルドライ
ンとなる場合でも、成形品の外観として現れ難い。
【0022】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。 (1)金型装置の概要 本実施例の金型装置は、図1〜7に示すものであり、可
動取付板511と、固定取付板512と、キャビティ型
521と、コア型522と、第1ホットランナーノズル
61と、第2ホットランナーノズル62と、を備えてい
る。上記可動取付板511及び固定取付板512は、所
定の間隔をおいて相対向し合う状態に配置されている。
上記キャビティ型521は、可動取付板511の下面側
に取着されており、成形品との接触面512aの略中央
に、突起部521bを有している。上記コア型522
は、固定取付板512の上面側に配置されている。そし
て、その右方側の領域で、上記キャビティ型521方向
に開口する摺動溝Mが設けられた本体部522aと、該
摺動溝M内を摺動するスライド部522bと、を備えて
いる。また、この本体部522aの上記摺動溝Mよりの
部分には、段差Dが設けられている。
【0023】また、スライド部522bの左端側には、
上記キャビティ型521に向かって突出したリンターン
ピン522cが配置されている。更に、スライド部52
2bは、その下面側に配置されたスプリングS1 、S2
より、上記キャビティ型521方向に付勢されている。
但し、図3等に示す様に、コア型522の右方側に配置
されたインターロック機構Iの係止軸I1 を上記スライ
ド部522bの右方側の側面に設けられた係止溝522
dに、嵌め込むことにより、同スライド部522bの下
面を上記摺動溝Mの底面に接触した状態にできる。更
に、図3に示す様に、上記キャビティ型521を上記コ
ア型522に近接させて型締め状態にすれば、内部に成
形空間Kが形成される。そして、図4に示す様に、上記
突起部521bと、上記スライド部522bの左端側と
で挟まれた部分が絞り空間K3 となる。また、この空間
3 の左方側に、互いに連続状態となった第1空間K1
及び補助空間4 が形成される。このうち、上記段差D及
びスライド部522bに囲まれた部分が補助空間K4
あり、その余の部分が第1空間K1 である。更に、絞り
空間K3 の右方側に第2空間K2が形成される。
【0024】上記第1ホットランナーノズル(注入配置
手段)61は、図2に示す様に、上記コア型522の左
方寄りの箇所に内蔵されている。そして、その前方側の
第1バルブゲートG1 から、上記第1空間K1 側の領域
の所定の部位に第1原料を注入配置するためのものであ
る。また、上記第2ホットランナーノズル(射出注入手
段)62、コア型522の右方寄りの箇所に内蔵されて
いる。そして、その前方側の第2バルブゲートG2
ら、第2空間K2 内に向かって、第2原料(本実施例で
は、第1原料と同一の樹脂原料である。)を射出注入す
るためのものである。そして、上記各ホットランナーノ
ズル61、62の内部には、上記各原料の射出量、及び
射出時間を任意のタイミングで調節するためのピストン
1 、P2 が、所定の油圧若しくは空圧装置により、前
後退可能な状態で配置されている。尚、上記各ホットラ
ンナーノズル61、62の配置数、配置場所等は本実施
例に示すものに限らず、製品形状等に応じて種々選択で
きる。
【0025】更に、上記各手段61、62の後方側は、
所定の分枝状樹脂経路631、632に、それぞれ接続
されている。この分枝状樹脂経路631、632は、上
記本体部522a内の所定の位置で合流し、コア型52
2の外部で、射出成形機本体の射出シリンダー先端のノ
ズル(図示しない。)に接続されている。本装置では、
この様に各ホットランナーノズル61、62に、同一の
射出成形機本体より、同一の樹脂が供給されることにな
る。但し、各ホットランナーノズル61、62毎に、異
なる射出成形機本体より、同一、同種、若しくは互いに
相溶性を備えた異種の樹脂原料を供給してもよい。尚、
本装置は、縦型、横型のいずれでも良く、また、コア型
522が可動取付板511に取着され、キャビティ型5
21が固定取付板512に取着されてもよい。
【0026】(2)成形品の製造例 本実施例では、以上の様に構成される金型装置を用い、
図8及び9に示す様な成形品Aを作製した。この成形品
Aは、自動車のインストルメントパネルとして用いられ
るもので、有表皮部1と無表皮部2と連結部3と樹脂溜
まり部4とからなる。このうち、上記有表皮部1は、発
泡層付き表皮材層11と、ポリプロピレン製の基材層1
2とからなる。また、この表皮材層11は、ポリ塩化ビ
ニル製の表皮層11aと、ポリプロピレンフォームから
なる発泡層11bと、を備えている。更に、上記無表皮
部2、連結部3及び樹脂溜まり部4は、ポリプロピレン
製である。
【0027】そして、この成形品Aを、上記装置によ
り、以下の〜に示す工程に従って作製した。 表皮材のセット工程 先ず、図1に示す様に、装置を開放状態にした後に、上
記キャビティ型521の第1空間K1 側の箇所に上記表
皮材層11となる表皮材Hを、キャビティ型521の内
面に接触させる様にして配置した。このときの型開き量
(同図の間隔Y1 )は、表皮材Hの配置が行える限り特
に問わない。尚、上記表皮材Hとしては、真空成形等で
予備賦形した後にトリミング加工がなされたものを用い
た。また、表皮材Hを確実に固定するために、その配置
箇所に、通気性金属(図示せず)を埋め込む等して、真
空吸引することが望ましい。更に、本工程では、上記係
止軸I1 は、上記係止溝522dに嵌め込まれておら
ず、同スライド部522bは、キャビティ型521方向
に浮き上がった状態になっている。
【0028】第1原料の注入配置工程 先ず、図2に示す様に、上記キャビティ型521を上記
コア型522に近接させ、上記型開き量Y2 が10mm
〜50mm程度となった所で、同キャビティ型521を
停止させた。次に、上記第1バルブゲートG1 を開放し
た直後に、上記射出シリンダーを作動させ、第1空間K
1 内に、所定量の第1原料(加熱溶融されたポリプロピ
レン)を注入配置した。そして、必要量の第1原料を注
入配置した後、上記射出シリンダーの射出動作を一旦停
止し、その直後に、上記第1バルブゲートG1 を閉鎖状
態にして、同第1原料の注入配置を停止した。
【0029】尚、本工程において、突起部521bと、
上記スライド部522bの左端側と、の間隔(以下、
「絞り間隔」という。)、即ち、絞り空間K3 の絞り方
向に沿った空間幅が、0.5〜3mmとなった。また、
上記スライド部522bは、前工程と同様に、上記キャ
ビティ型521方向に浮き上がっている。但し、本工程
では、上記リンターンピン522cの先端側が、上記キ
ャビティ型521の下面に衝合することにより、上記絞
り間隔が広くなるのを防止している。
【0030】有表皮部の成形工程 本工程では、図3に示す様に、上記キャビティ型521
及びコア型522の各パーティング面を衝合させた。こ
の時、キャビティ型521の下面により、上記リンター
ンピン522cを上記コア型522方向へと押した。そ
して、上記スライド部522bの下面を上記摺動溝Mの
底面に接触した状態とし、本装置を型締め状態にした。
このときも、上記リンターンピン522cの作用によ
り、上記絞り間隔は一定に保たれる。即ち、本実施例に
おいて、スライド部522bをスプリングS1 及びS2
により、上記溝M内にて摺動可能な状態で付勢し、且
つ、該スライド部522bに上記の様なリンターンピン
522cを配置することにより、第1原料の注入後の上
記絞り間隔を略一定に保っている。
【0031】そして、上記第1原料は、型締め圧力によ
り流動し、第1空間K1 を略完全に充填した。その際、
この原料の注入量が適切であれば、この原料が絞り空間
3、ひいては第2空間K2 内に侵入することが困難で
ある。これに加え、本装置では、この絞り空間K3 の近
傍に、補助空間K4 が配置されている。そして、この補
助空間K4 は、図4に示す様に上記第1空間K1 と絞り
状態とならずに連続している。このため、図5(b)
(c)に示す様に、上記第1空間K1 より原料がはみ出
しても、この原料は補助空間K4 内に溜まる。従って、
この第1原料の量を、同図(a)の「第1空間K1 を略
充填する量」〜同図(c)の「補助空間K4 をも略充填
する量」の間に制御すれば、この原料の絞り空間K3
への侵入を阻止できる。
【0032】尚、上記原料が絞り空間K3 内に僅かに侵
入しても、同空間の粘性流体を通過させ難い絞り形態の
ため、この原料は、この空間K3 の入口付近で硬化し、
停留し易い。そして、第1原料は、この硬化・停留した
箇所よりも先方へは進み難い。このため、第2空間K2
迄は到達しない。この点に関しては、金型5に、上記の
様な補助空間K4 を配置しない場合でも同様である。更
に、上記配置量の調節により、第1原料及び次工程で供
給される第2原料の境界を、この補助空間K4 内にもっ
てくることができる(例えば、図5(b)に示すL1
この境界となる。)。従って、この境界がウェルドライ
ンとなる様な場合でも、これを成形品の内部に閉じ込め
ることができる。そして、図3に示す様に、本工程で上
記有表皮部1及び樹脂溜まり部4の形成を完了した。
尚、図5(b)及び(c)に示す様な場合には、樹脂溜
まり部4の形成は、次工程で完了することになる。
【0033】尚、最終製品の形態上の要請等を受けて、
図5(d)に示す様に、第1空間K1 の絞り空間K3
近接する箇所の傾斜を緩やかにすることが必要となるこ
ともある。この場合には、同図(a)〜(c)に示す場
合に比べ、第1原料が絞り空間K3 側にやや流れ易い状
態になる。従って、この様な場合には、同図(d)に示
す様に、絞り空間K3 の絞り間隔をやや狭めたり、断面
積のやや大きめの補助空間を設けることが、本発明の目
的をより確実に達成する上で好ましい。
【0034】無表皮部の成形工程 上記有表皮部1の形成後に、図6に示す様に、上記第2
バルブゲートG2 を開放し、その直後に、上記射出シリ
ンダーを再び作動させ、第2空間K2 内に、所定量の第
2原料(上記射出シリンダー内に残っていた第1原料で
ある。)を射出注入した。そして、この原料は勢い良
く、上記第2空間K2 及び上記絞り空間K3 内に充填さ
れた。そして、第2空間K2 内に無表皮部1が形成さ
れ、絞り空間K3 内に連結部3が形成された。この様に
作製した成形品Aでは、図6に示す様に、有表皮部1及
び無表皮部2が連結部3を介して一体となっていた。
【0035】成形品の離型工程 上記成形品Aは、冷却の完了した時点で、上記金型5を
開放させて取り出された。このとき、上記係止軸I1
上記係止溝522dに嵌め込まれ、上記スライド部52
2bがしっかりと固定されていた。この様にして、スラ
イド部522bを固定しなければ、上記スプリング
1 、S2 の付勢力により、上記キャビティ型521方
向に浮き上がり易くなる。そして、この様な状態で型開
きすれば、上記無表皮部2のみが上記キャビティ型52
1に付着し易いからである。そして、図7(同図ではキ
ャビティ型521を省略している。)に示す様に、型開
きを完了した後に、コア型522に配置された所定の突
き出し機構により、成形品Aを突き出した。この突き出
し機構としては、所定の突き出し板8に突き出しピン
(図示せず。)が取り付けられたものを油圧若しくは空
圧シリンダ(図示せず)等で可動させるものを例示でき
る。
【0036】更に、この成形品Aの突き出しを完了した
ら、上記係止軸I1 を、上記係止溝522dから外し、
図1に示す様に、上記スライド部522bを浮き上がっ
た状態にした。そして、上記〜に示す工程を繰り返
せば、上記成形品Aを連続して製造することができる。
以上の様に、本装置を用いれば、有表皮部1及び無表皮
部2が一体の成形品Aを簡易、且つ迅速に製造すること
ができる。しかも、有表皮部1の基材層12を射出圧縮
成形法で形成し、無表皮部2を射出成形法で形成してい
るため、外観が優れている。
【0037】また、本実施例の変形例として、図10に
示す様に、スライド部522b1 をキャビティ型521
mに配置した装置を例示できる。更に、この変形例に示
す様に、スライド部522b1 を、所定の油圧若しく空
圧若シリダーS3 、S4 で可動させることもできる。特
に、この場合には、同シリンダS3 、S4 及びスライド
部522b1 の可動を、金型5mの開閉動作と同調させ
ながら行うこともできる。また、上記各空間K1 〜K4
の配置数、配置方法等は、成形品の仕様等に応じて種々
選択できる。例えば、図11に示す様に、第2空間K21
の両側に、第1空間K11、K12を、それぞれ備えた装置
であってもよい。この場合の成形品は、図12に示す様
に、無表皮部2nの両側に有表皮部1n1 、1n2 を配
置したものになる。また、第1空間の両側に、第2空間
をそれぞれ形成し、図13に示す様に、有表皮部1qの
両側に無表皮部2q1 、2q2 を配置した成形品を製造
する装置であってもよい。更に、有表皮部及び無表皮部
を交互に多数並べた成形品や、有表皮部(無表皮部)の
周りを無表皮部(有表皮部)で取り囲んだ成形品を製造
する装置であってもよい。
【0038】更に、上記絞り空間K3 の配置数、配置方
法、形態等も、本発明の目的を達成できるものであれば
特に問わない。例えば、図14(a)〔図15(a)〕
に示す様に、所定の方向に絞られた複数の絞り空間
31、K32(K33、K34)を備えた装置であってもよ
い。この場合には、同図(b)に示す様に、有表皮部及
び無表皮部2r(2s)を複数の連結部31r、32r
(31s〜33s)により一体化することになる。ま
た、これらの連結部の間(31r及び32rの間等)に
は、所定の連通孔36r(36s、37s)が形成され
ることになる。また、図16(a)に示す様に、一の絞
り空間K36を一の方向に絞られた部分K361 と他の方向
に絞られた部分K362 、K363 とで構成することもでき
る。この場合には、同図(b)に示す様に、一の連結部
36tが異なる方向に絞られた部分361t及び362
t〜364tにより構成されることになる。更に、上記
15(b)に示す各連結部31s〜33sや、図16
(b)に示す様な連結部36tの部分362t〜364
tは、連結部31s〜33s、36tの剛性を高める補
強用リブとしての機能を発揮することができる。
【0039】更に、上記実施例及び比較例において、絞
り空間K3 、K31等を形成するための突起部521bを
キャビティ型521に設けたが、コア型522に設けて
も、両型521及び522に一部ずつ分割して設けても
よい。また、上記実施例等の装置を用い作製される成形
品は、図17に示す様に、有表皮部1uの一方の端部寄
りに、所謂「はみ出し部分」15uを有してもよい。但
し、この「はみ出し部分」は、外観がやや劣ることが多
いため、機能面(取り付け時に、意匠面の様に外観とし
て現れず、専ら他部材との接合等に関与する面)として
用いることが好ましい。
【0040】更に、これらの成形品では、例えば、図8
に示す様に、有表皮部1、無表皮部2及び連結部3で囲
まれた箇所が略溝状の空間Bになり易い。従って、連結
部3をこの空間B内に収め成形品Aの意匠面側より見え
難くすることができる。また、有表皮部1及び連結部3
の境界を、この空間B内に納めた状態にできる。これら
の場合には、作製される成形品の外観が、一層、優れた
ものになる。尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
本装置は、自動車用の内装部品以外の部品(例えば、建
材)等を作製する場合にも用いることができる。
【0041】
【発明の効果】以上の様に、本装置によれば、有表皮部
及び無表皮部が一体の成形品を簡易、且つ迅速に製造す
ることができる。しかも、有表皮部の基材層を射出圧縮
成形法で形成し、無表皮部を射出成形法で形成している
ため、外観が優れている。従って、外観に優れ、しか
も、一体型の成形品を高い製造効率の下、低コストで製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の金型装置に表皮材をセットした状態
を示す縦断面図である。
【図2】本実施例の金型装置に第1原料の注入配置した
状態を示す縦断面図である。
【図3】有表皮部の成形工程を説明するための縦断面図
である。
【図4】絞り空間の形態を説明するための一部斜視図で
ある。
【図5】成形空間内における第1原料の状態を説明する
ための一部縦断面図である。
【図6】無表皮部の成形工程を説明するための縦断面図
である。
【図7】成形品の離型工程を説明するための縦断面図で
ある。
【図8】本実施例の金型装置で作製した成形品の縦断面
図である。
【図9】本実施例の金型装置で作製した成形品の一部斜
視図である。
【図10】本実施例の変形例に係わる金型装置の縦断面
図である。
【図11】本実施例の変形例に係わる金型装置の縦断面
図である。
【図12】図11の金型装置で作製した成形品の縦断面
図である。
【図13】本実施例の変形例に係わる金型装置で作製し
た成形品の縦断面図である。
【図14】本実施例の変形例に係わる金型装置及びこの
金型装置で作製した成形品の各一部斜視図である。
【図15】本実施例の変形例に係わる金型装置及びこの
金型装置で作製した成形品の各一部斜視図である。
【図16】本実施例の変形例に係わる金型装置及びこの
金型装置で作製した成形品の各一部斜視図である。
【図17】本実施例の変形例に係わる成形品の縦断面図
である。
【図18】従来例に係わる成形品を説明するための斜視
図である。
【図19】従来例に係わる成形品の縦断面図である。
【図20】射出圧縮用金型装置の縦断面図である。
【図21】従来例に係わる成形品の斜視図である。
【符号の説明】 A;成形品、1;有表皮部、11;表皮材層、H;表皮
材、11a;表皮層、11b、H1 ;発泡層、12;基
材層、2;無表皮部、3;連結部、4;樹脂溜まり部、
521;キャビティ型、521b;突起部、522;コ
ア型、522a;本体部、522b;スライド部、52
2c;リターンピン、I;インターロック機構、K1
第1空間(射出圧縮成形用空間)、K2 ;第2空間(射
出成形用空間)、K3 ;絞り空間、K4 ;補助空間、
D;段差、61;第1ホッランナーノズル(注入配置手
段)、62;第2ホッランナーノズル(射出注入手
段)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡層付き表皮材層及び熱可塑性樹脂で
    構成される基材層を有する有表皮部の該基材層と、熱可
    塑性樹脂で構成される無表皮部と、該有表皮部及び該無
    表皮部を連結し、且つ、熱可塑性樹脂で構成される少な
    くとも1の連結部と、を一体的に成形しながら、複合型
    熱可塑性樹脂成形品を製造するための樹脂成形用金型装
    置であって、 該樹脂成形用金型装置は、型締め時に、少なくとも1の
    絞り空間と、該各絞り空間で区画されながら互いに連通
    する射出圧縮成形用空間及び射出成形用空間と、からな
    る成形空間を形成しながら衝合し合うキャビティ型及び
    コア型を備えると共に、 上記射出圧縮成形用空間内で上記基材層を形成すること
    なる熱可塑性樹脂を、上記成形用金型装置の型開き時
    に、上記キャビティ型若しくは上記コア型の該射出圧縮
    成形用空間側の領域に注入配置する注入配置手段と、 上記射出成形用空間内で上記無表皮部を形成するための
    熱可塑性樹脂、及び上記各絞り空間内で上記各連結部を
    形成するための熱可塑性樹脂を、上記型締め時に、該射
    出成形用空間内に向かって射出注入する射出注入手段
    と、を備えることを特徴とする樹脂成形用金型装置。
  2. 【請求項2】 上記型締め状態時のキャビティ型及びコ
    ア型は、上記射出圧縮成形用空間、上記射出成形用空間
    及び上記各絞り空間の他に、該各絞り空間寄りで、該射
    出圧縮成形用空間と絞り状態とならずに連続する補助空
    間を形成する請求項1記載の樹脂成形用金型装置。
  3. 【請求項3】 上記各絞り空間の各絞り方向に沿った空
    間幅は、いずれも0.5〜3.0mmである請求項1又
    は2記載の樹脂成形用金型装置。
  4. 【請求項4】 上記注入配置手段が上記注入配置を行う
    際に、上記キャビティ型のパーティング面と上記コア型
    のパーティング面との間隔が10〜50mmである請求
    項1乃至3のいずれかに記載の樹脂成形用金型装置。
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