JPH088492Y2 - リミットスイッチ - Google Patents

リミットスイッチ

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JPH088492Y2
JPH088492Y2 JP1990098650U JP9865090U JPH088492Y2 JP H088492 Y2 JPH088492 Y2 JP H088492Y2 JP 1990098650 U JP1990098650 U JP 1990098650U JP 9865090 U JP9865090 U JP 9865090U JP H088492 Y2 JPH088492 Y2 JP H088492Y2
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JP
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lever
head
limit switch
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plunger
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龍太郎 松田
裕幸 森山
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Omron Corp
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、工作機械やその他機械装置の作動部の位置
検出や作動限度設定などに用いるリミットスイッチに係
り、詳しくは、本体ケースに取り付けたヘッドに回転操
作軸を貫通支承し、この回転操作軸の回転によって本体
ケース内のスイッチ操作用プランジャを当接押圧変位さ
せるよう構成するとともに、回転操作軸の突出端に操作
レバーを固着してあるリミットスイッチに関するもので
ある。
(従来の技術) 上記構成のリミットスイッチは操作レバーが適正角度
範囲内で揺動操作されるように機械装置に取り付けられ
る必要があり、取り付け時にゲージを当てて目視した
り、スイッチからの出力変化の有無を確認する等してい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかし、ゲージを用いる場合、機械装置内の実装部位
ではゲージ自体をうまく当てることが困難であることも
多く、あまり精度のよい取り付けができないのが実情で
ある。また、スイッチからの出力変化を見る場合は、操
作レバーの揺動角が多少過不足していても一応出力は所
定どおり出るが必ずしも適切に取り付けられているとは
限らず、いずれの手段も比較的ラフな位置決めによる取
り付けとなっていた。
したがって、操作レバーの揺動角が過少ぎみに取り付
けられると、内部スイッチ機構の接点接触圧が不充分と
なり、接点接触部の抵抗が大きくて早期のうちに接点の
溶融が発生して接触不良に発展しやすくなり、また、揺
動角が過大にセットされてしまうと、スイッチ機構に大
きい応力が作用して短時間のうちに機械的な損傷を発生
しやすくなるといった不具合が生じるものであった。
本考案は、操作レバーが適正角度範囲内で揺動操作さ
れるかどうかをスイッチ自体で簡単に視認できるように
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案のリミットスイッチ
は、ヘッドの外周部位に適正揺動角表示部を設け、操作
レバーに、操作レバーと一体に変位するとともに、その
一部を適正揺動角表示部に対応する指標部とし、かつ、
変位に際してヘッドの外周面に摺接するブロック体を取
り付けてある構成とした。
(作用) 上記構成によると、ブロック体の指標部がヘッド表示
部の適正範囲内にあるかどうかを視認することにより、
操作レバーのストローク量が適正であるかどうかを容易
に判定できる。
また、ブロック体が変位に際してヘッドの外周面に摺
接するので、ヘッド外周面に付着した塵埃やオイルが掻
き取られ、これにより、塵埃やオイルのヘッド内への侵
入が防止されるとともに、さらに、ヘッドの外周部位の
適正揺動角表示部が塵埃やオイルにより見にくくなるこ
とがなくて、ストローク量の判定が正確にできるように
なる。
(実施例) 第1図ないし第4図に本考案の第1の実施例が示され
ている。
図示したリミットスイッチは、本体ケース1、これに
内装固定されたマイクロスイッチ2、本体ケース1の上
部に上下動自在に嵌入支持されたスイッチ操作用プラン
ジャ3、このプランジャ3内に上下動可能に組み込まれ
た補助プランジャ4、プランジャ復元用のコイルスプリ
ング5、補助スプリング復元用のコイルスプリング6、
本体ケース1の上端にボルト連結されるヘッド7、ヘッ
ド7に貫通支承された回転操作軸8、回転操作軸8に連
結された操作レバー9、該レバー9の遊端部に軸支され
たローラ10、等を備え、回転操作軸8の一部を切欠いて
形成した偏平カム11にスイッチ操作用プランジャ3の偏
平上端3aが付勢当接された構造となっている。
したがって、常態ではスイッチ操作用プランジャ3の
偏平上端3aが偏平カム11に付勢当接されることで回転操
作軸8は一定回転姿勢に安定維持されており、この時操
作レバー9は中立起立姿勢にある。また、この中立状態
ではスイッチ操作用プランジャ3の外面に形成した段部
3bがヘッド7の接合下面に当接してプランジャ3の上限
が設定され、この時、補助プランジャ4の下端はマイク
ロスイッチ2の操作片2aから離れている。
この中立状態から操作レバー9が左方あるいは右方に
揺動されると、これにしたがって回転操作軸8の偏平カ
ム11が傾動し、これによってスイッチ操作用プランジャ
3がコイルスプリング5に抗して当接押圧変位され、補
助プランジャ4が下動してマイクロスイッチ2の操作片
2aを押し込み操作する。操作片2aが押し込み限度まで操
作されたのち、更にプランジャ3が下動操作されると、
コイルスプリング6が圧縮変形されて補助プランジャ4
を介して操作片2aが弾性的に押圧され続ける。
なお、第1図および第2図中の12は回転操作軸8を支
承するためにヘッド7に打ち込み固定された軸受スリー
ブ、13が回転操作軸8に外嵌止着した防塵用Oリング、
14は本体ケース1とヘッド7との接合面に介在したシー
ルリング、15は補助プランジャ4に嵌着したダイヤフラ
ム、16はマイクロスイッチ2全体を操作片2aごと上方よ
り外囲したゴム製の保護カバーである。
上記のように構成されたリミットスイッチにおいて、
本考案では、操作レバー9の適正揺動角を視認するため
に次のような構成を付加している。操作レバー9は回転
操作軸8の両突出端に連結固定された一対のレバープレ
ート9aからなり、それぞれの側端縁には補助用のリブ9b
が内折り形成されている。そして、両レバープレート9a
の基部側の内面間に、ゴム製のシールブロック17が組み
付けられている。このシールブロック17は各レバープレ
ート9aの左右リブ9b間に嵌め込まれるとともに、前後面
に突設した突起17aがレバープレート9aに形成した小孔1
8に嵌入されることで上下への位置決めがなされ、操作
レバー9と一体に移動されるようになっている。
また、シールブロック17の下面は、ヘッド7上端の円
弧状外周面に摺接する円弧面に形成されるとともに、シ
ールブロック17の左右両側下端にはレバー9側端縁から
露出するリップ17bが指標部として備えられて、ヘッド
7の上端外周面に適度の力で弾性的に接触している。
また、ヘッド7の外周面の左右部位には、シールブロ
ック17の左右のリップ17bとの対比によって操作レバー
9の揺動角を視認することができる一対づつのスリット
19a、19bが形成されている。
この一対のスリット19a、19bは、適正揺動角表示部と
して機能するものであって、指標部としてのリップ17b
が左もしくは右側の両スリット19a、19bの間にあるとき
操作レバー9の揺動角が適正であると判断する。
この場合、前記リップ17bはレバー揺動角視認用の指
標であるとともに、ヘッド外周面に付着した塵埃やオイ
ルを掻き取る防塵用のスクレーパとして働く。
第5図及び第6図に本考案の第2の実施例が示され
る。
この例において、操作レバー9の基部左右両側端縁に
は指標として機能する上下一対づつの段部20a、20b、21
a、21bがそれぞれ形成されるとともに、ヘッド7の円弧
状外周面にはレバープレート9a内面に摺接する前後幅の
ゴムプレート22が貼り付けられ、かつ、このゴムプレー
ト22の外面両側端近くには突出度の大きい第1突部23
a、24aと、これより一段低い第2突部23b、24bが適正揺
動角表示部として形成されている。
この構成におけるレバー揺動角の視認は次のようにし
ておこなう。
第5図の実戦で示す中位位置の操作レバー9を左方に
揺動操作する場合、レバー9左側端縁の上側段部20aが
左側における第1突部23aの周方向範囲θにあるとき
操作レバー9が適正揺動角範囲内にある。
また、操作レバー9を右方に揺動操作する場合には、
レバー9左側端縁の下端段部20bが左側における第2突
部23bの周方向範囲(θ)にあるとき操作レバー9の
適正揺動角範囲内にある。
なお、左右の指標と表示部とはそれぞれが対称に形成
されているので、左方揺動時の視認を右側の下側段部21
bと右側の第2突部24bとの対比によることもでき、ま
た、右方揺動時の視認を右側の上側段部21aと右側の第
1突部24aとの対比によって行うこともできる。
また、このゴムプレート22はレバープレート9aとヘッ
ド7側面との間への塵埃の侵入を防止する機能も発揮す
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のリミットスイッチはス
イッチ自体で操作レバーの適正揺動角を、レバーととも
に移動する指標とヘッド側に固定の表示部との対比によ
って容易に、かつ、正確に視認することができ、これに
より、使用中のレバーの作動量が容易にチェックできる
とともに、レバー揺動の過不足によるセットを未然に回
避して好適な状態でリミットスイッチを使用することが
できるようになった。
とくに、本考案のリミットスイッチでは、指標部を有
するブロック体が変位に際してヘッドの外周面に摺接す
るようにして、ヘッド外周面に付着した塵埃やオイルが
掻き取られるようにしているので、これにより、塵埃や
オイルのヘッド内への侵入が防止されるとともに、さら
に、ヘッドの外周部位の適正揺動角表示部の塵埃やオイ
ルが常に除去されることで、ストローク量の判定が正確
にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の第1の実施例を示し、第
1図はリミットスイッチの縦断正面図、第2図は縦断側
面図、第3図は要部の正面図、第4図は要部の一部切り
欠き斜視図である。また、第5図及び第6図は第2の実
施例を示し、第5図は要部の拡大正面図、第6図はその
縦断側面図である。 1……本体ケース、3……操作用プランジャ、7……ヘ
ッド、8……操作軸、9……レバー、17b……リップ
(指標部)、19a,19b……スリット(適正揺動角表示
部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)に取り付けたヘッド
    (7)に回転操作軸(8)を貫通支承し、この回転操作
    軸(8)の回転によって本体ケース(1)内のスイッチ
    操作用プランジャ(3)を当接押圧変位させるよう構成
    するとともに、回転操作軸(8)の突出端に操作レバー
    (9)を固着してあるリミットスイッチにおいて、 前記ヘッド(7)の外周部位に適正揺動角表示部(19
    a)(19b)を設け、 前記操作レバー(9)に、前記操作レバー(9)と一体
    に変位するとともに、その一部を前記適正揺動角表示部
    (19a)(19b)に対応する指標部(17b)とし、かつ、
    変位に際して前記ヘッド(7)の外周面に摺接するブロ
    ック体(17)を取り付け、 てあることを特徴とするリミットスイッチ。
JP1990098650U 1990-09-19 1990-09-19 リミットスイッチ Expired - Fee Related JPH088492Y2 (ja)

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