JPH088487B2 - 位相比較回路 - Google Patents
位相比較回路Info
- Publication number
- JPH088487B2 JPH088487B2 JP63304901A JP30490188A JPH088487B2 JP H088487 B2 JPH088487 B2 JP H088487B2 JP 63304901 A JP63304901 A JP 63304901A JP 30490188 A JP30490188 A JP 30490188A JP H088487 B2 JPH088487 B2 JP H088487B2
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- JP
- Japan
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- emitter
- transistor
- transistors
- base
- differential amplifier
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はPLL(フェーズロックドループ)を利用する
位相比較回路に関するものである。
位相比較回路に関するものである。
従来の技術 従来の位相比較回路としては第2図に回路構成を例示
するようなものが実用化されている。これを説明する
と、npnトランジスタQ2,Q3のエミッタを共通接続すると
ともに、上記トランジスタQ3のコレクタは負荷抵抗R2を
介して電源端子Vccへ接続した第1のエミッタ結合型差
動増幅器と、npnトランジスタQ4,Q5のエミッタを共通接
続し、この共通エミッタを定電流源回路12を介して接地
するとともに、上記トランジスタQ4のコレクタを電源端
子Vccおよび上記トランジスタQ5のコレクタを上記第1
のエミッタ結合型差動増幅器の共通エミッタに接続して
なる第2のエミッタ結合型差動増幅器と、npnトランジ
スタQ7,Q8のエミッタを共通接続し、この共通エミッタ
を定電流源回路13を介して接地された第3のエミッタ結
合型差動増幅器と、コレクタは電源端子Vccへ接続さ
れ、そのベースは定電流源回路11を介して接地されると
ともに、バイアス抵抗R1の一端が共通接続され、そのエ
ミッタを上記トランジスタQ3のコレクタへ接続された低
電圧制限用npnトランジスタQ1と、ベースが上記トラン
ジスタQ3のコレクタと上記トランジスタQ7のコレクタに
接続されるとともに、そのコレクタは電源端子Vccへ接
続され、さらにそのエミッタは上記トランジスタQ8のコ
レクタへ接続されたスイッチ用npnトランジスタQ6と、
ベースをQ3のベースと共通接続し、コレクタは抵抗R3を
介して電源端子Vccへ接続されたトランジスタQ9と、コ
レクタは電源端子Vccへ接続され、そのベースは上記ト
ランジスタQ9のコレクタへ接続され、そのエミッタは定
電流源回路15を介して接地された位相比較回路基準電圧
出力用npnトランジスタQ11と、ベースは上記トランジス
タQ8のベースと共通接続され、そのコレクタは上記トラ
ンジスタQ9のエミッタへ接続され、さらにそのエミッタ
は定電流源回路14を介して接地されたnpnトランジスタQ
10と、VCO入力回路のバイアス抵抗R5の一端を上記トラ
ンジスタQ11のエミッタへ接続し、他端を次段のVCO入力
へ接続し、抵抗R4の一端を上記トランジスタQ8のコレク
タへ接続し、抵抗R4の他端を上記バイアス抵抗R5の他端
と次段のVCO入力と共通接続するとともにコンデンサC1
を介しアースへ接続された抵抗R4とコンデンサC1とのLP
Fを有し、上記第2,3のエミッタ結合型差動増幅器のそれ
ぞれの差動対トランジスタの対応するトランジスタのベ
ースを共通接続し、上記第1のエミッタ結合型差動増幅
器の入力には、第1の信号源を印加し、上記トランジス
タQ7は上記トランジスタQ6のベースへ接続され、上記ト
ランジスタQ6のエミッタと上記トランジスタQ8のコレク
タを接続した共通接続点から位相比較出力信号を取り出
すものであった。
するようなものが実用化されている。これを説明する
と、npnトランジスタQ2,Q3のエミッタを共通接続すると
ともに、上記トランジスタQ3のコレクタは負荷抵抗R2を
介して電源端子Vccへ接続した第1のエミッタ結合型差
動増幅器と、npnトランジスタQ4,Q5のエミッタを共通接
続し、この共通エミッタを定電流源回路12を介して接地
するとともに、上記トランジスタQ4のコレクタを電源端
子Vccおよび上記トランジスタQ5のコレクタを上記第1
のエミッタ結合型差動増幅器の共通エミッタに接続して
なる第2のエミッタ結合型差動増幅器と、npnトランジ
スタQ7,Q8のエミッタを共通接続し、この共通エミッタ
を定電流源回路13を介して接地された第3のエミッタ結
合型差動増幅器と、コレクタは電源端子Vccへ接続さ
れ、そのベースは定電流源回路11を介して接地されると
ともに、バイアス抵抗R1の一端が共通接続され、そのエ
ミッタを上記トランジスタQ3のコレクタへ接続された低
電圧制限用npnトランジスタQ1と、ベースが上記トラン
ジスタQ3のコレクタと上記トランジスタQ7のコレクタに
接続されるとともに、そのコレクタは電源端子Vccへ接
続され、さらにそのエミッタは上記トランジスタQ8のコ
レクタへ接続されたスイッチ用npnトランジスタQ6と、
ベースをQ3のベースと共通接続し、コレクタは抵抗R3を
介して電源端子Vccへ接続されたトランジスタQ9と、コ
レクタは電源端子Vccへ接続され、そのベースは上記ト
ランジスタQ9のコレクタへ接続され、そのエミッタは定
電流源回路15を介して接地された位相比較回路基準電圧
出力用npnトランジスタQ11と、ベースは上記トランジス
タQ8のベースと共通接続され、そのコレクタは上記トラ
ンジスタQ9のエミッタへ接続され、さらにそのエミッタ
は定電流源回路14を介して接地されたnpnトランジスタQ
10と、VCO入力回路のバイアス抵抗R5の一端を上記トラ
ンジスタQ11のエミッタへ接続し、他端を次段のVCO入力
へ接続し、抵抗R4の一端を上記トランジスタQ8のコレク
タへ接続し、抵抗R4の他端を上記バイアス抵抗R5の他端
と次段のVCO入力と共通接続するとともにコンデンサC1
を介しアースへ接続された抵抗R4とコンデンサC1とのLP
Fを有し、上記第2,3のエミッタ結合型差動増幅器のそれ
ぞれの差動対トランジスタの対応するトランジスタのベ
ースを共通接続し、上記第1のエミッタ結合型差動増幅
器の入力には、第1の信号源を印加し、上記トランジス
タQ7は上記トランジスタQ6のベースへ接続され、上記ト
ランジスタQ6のエミッタと上記トランジスタQ8のコレク
タを接続した共通接続点から位相比較出力信号を取り出
すものであった。
発明が解決しようとする課題 以上のように構成された位相比較回路では、スイッチ
用トランジスタQ9を通過する入力信号1を入力信号源2
で制御するnpnトランジスタQ7,Q8は、この場合、トラン
ジスタQ7,Q8のエミッタを共通接続したエミッタ結合型
差動増幅器構成で、トランジスタQ7のコレクタは入力信
号1を制御するスイッチ用トランジスタQ6のベース端子
へ接続されているため、入力信号2によって差動増幅器
トランジスタQ7がオンからオフへ切り換わる場合、差動
増幅器の切り換え遅延時間の関係から、トランジスタQ7
がオンからオフへ完全に切り換わるまでの間、トランジ
スタQ6の低いベース電圧からトランジスタQ6のベース・
エミッタ間電圧を差し引いた電圧が出力端子T6へ出力さ
れ、このため入力信号の位相差に対して位相比較器出力
はマイナス出力が大きくプラス出力が小さくなる非対称
出力となり、しかもPLL構成時には、キャプチャレンジ
がアンバランスで狭くなるという欠点があった。
用トランジスタQ9を通過する入力信号1を入力信号源2
で制御するnpnトランジスタQ7,Q8は、この場合、トラン
ジスタQ7,Q8のエミッタを共通接続したエミッタ結合型
差動増幅器構成で、トランジスタQ7のコレクタは入力信
号1を制御するスイッチ用トランジスタQ6のベース端子
へ接続されているため、入力信号2によって差動増幅器
トランジスタQ7がオンからオフへ切り換わる場合、差動
増幅器の切り換え遅延時間の関係から、トランジスタQ7
がオンからオフへ完全に切り換わるまでの間、トランジ
スタQ6の低いベース電圧からトランジスタQ6のベース・
エミッタ間電圧を差し引いた電圧が出力端子T6へ出力さ
れ、このため入力信号の位相差に対して位相比較器出力
はマイナス出力が大きくプラス出力が小さくなる非対称
出力となり、しかもPLL構成時には、キャプチャレンジ
がアンバランスで狭くなるという欠点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、入出力特性の対称性が良
い位相比較回路を提供することを目的としている。さら
にPLL構成における広いキャプチャレンジが得られる位
相比較回路を提供することを目的としている。
い位相比較回路を提供することを目的としている。さら
にPLL構成における広いキャプチャレンジが得られる位
相比較回路を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、第1,第2トラン
ジスタのエミッタを共通接続した第1のエミッタ結合型
差動増幅器と、第3,第4トランジスタのエミッタを共通
接続した第2のエミッタ結合型差動増幅器と、第5,第6
トランジスタのエミッタを共通接続した第3のエミッタ
結合型差動増幅器と、第7,第8トランジスタのエミッタ
を共通接続した第4のエミッタ結合型差動増幅器と、上
記第2のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタに接続さ
れた第1の定電流源と、上記第3のエミッタ結合型差動
増幅器のエミッタに接続された第2の定電流源と、上記
第4のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタに接続され
た第3の定電流源と、上記第2トランジスタのコレクタ
側に負荷抵抗と第9のスイッチ用トランジスタのベース
を接続し、そのエミッタを上記第6のトランジスタのコ
レクタと接続し、上記第4トランジスタのコレクタを上
記第1のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタと共通接
続し、上記第5,7トランジスタのコレクタを電源端子へ
接続し、上記第3,8トランジスタのコレクタを上記第2
トランジスタのコレクタと上記第9トランジスタのベー
スと共通接続し、上記第2,4のエミッタ結合型差動増幅
器のそれぞれの差動対トランジスタの対応するトランジ
スタのベースを共通接続し、上記第1のエミッタ結合型
差動増幅器の入力に第1の信号源を印加し、上記第4,6,
7トランジスタのベース入力には第2の入力信号源を印
加し、上記第3,5,8トランジスタのベース入力に上記第
2入力信号源に対して逆位相の第3の信号源を印加し、
上記第9トランジスタのエミッタと上記第6トランジス
タのコレクタとの共通接続点から出力を取り出すととも
に、上記第4,5,7トランジスタのベース入力バイアス電
圧に対して、上記第3,6,8トランジスタのベース入力バ
イアス電圧が低くなるように構成したオフセット回路を
上記第2,3入力信号源と上記第2,3,4のエミッタ結合型差
動増幅器のそれぞれのベース入力との間に接続されたも
のである。
ジスタのエミッタを共通接続した第1のエミッタ結合型
差動増幅器と、第3,第4トランジスタのエミッタを共通
接続した第2のエミッタ結合型差動増幅器と、第5,第6
トランジスタのエミッタを共通接続した第3のエミッタ
結合型差動増幅器と、第7,第8トランジスタのエミッタ
を共通接続した第4のエミッタ結合型差動増幅器と、上
記第2のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタに接続さ
れた第1の定電流源と、上記第3のエミッタ結合型差動
増幅器のエミッタに接続された第2の定電流源と、上記
第4のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタに接続され
た第3の定電流源と、上記第2トランジスタのコレクタ
側に負荷抵抗と第9のスイッチ用トランジスタのベース
を接続し、そのエミッタを上記第6のトランジスタのコ
レクタと接続し、上記第4トランジスタのコレクタを上
記第1のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタと共通接
続し、上記第5,7トランジスタのコレクタを電源端子へ
接続し、上記第3,8トランジスタのコレクタを上記第2
トランジスタのコレクタと上記第9トランジスタのベー
スと共通接続し、上記第2,4のエミッタ結合型差動増幅
器のそれぞれの差動対トランジスタの対応するトランジ
スタのベースを共通接続し、上記第1のエミッタ結合型
差動増幅器の入力に第1の信号源を印加し、上記第4,6,
7トランジスタのベース入力には第2の入力信号源を印
加し、上記第3,5,8トランジスタのベース入力に上記第
2入力信号源に対して逆位相の第3の信号源を印加し、
上記第9トランジスタのエミッタと上記第6トランジス
タのコレクタとの共通接続点から出力を取り出すととも
に、上記第4,5,7トランジスタのベース入力バイアス電
圧に対して、上記第3,6,8トランジスタのベース入力バ
イアス電圧が低くなるように構成したオフセット回路を
上記第2,3入力信号源と上記第2,3,4のエミッタ結合型差
動増幅器のそれぞれのベース入力との間に接続されたも
のである。
作用 本発明は上記した構成により、オフセット回路によっ
て、上記第3,6,8トランジスタのベースバイアス電圧は
上記第4,5,7トランジスタのベース入力バイアス電圧よ
り低いバイアス電圧が供給されるから、第2,3の入力信
号源によって第2,3,4のエミッタ結合型差動増幅器の各
トランジスタが切り換わる場合、必ず第3,8トランジス
タがオフになってから第6トランジスタがオンとなるた
め、第9のスイッチ用トランジスタの低いベース電圧が
そのエミッタ出力に出力されないから、入力信号の位相
差に対する位相比較器出力の非対称性はなくなることと
なる。
て、上記第3,6,8トランジスタのベースバイアス電圧は
上記第4,5,7トランジスタのベース入力バイアス電圧よ
り低いバイアス電圧が供給されるから、第2,3の入力信
号源によって第2,3,4のエミッタ結合型差動増幅器の各
トランジスタが切り換わる場合、必ず第3,8トランジス
タがオフになってから第6トランジスタがオンとなるた
め、第9のスイッチ用トランジスタの低いベース電圧が
そのエミッタ出力に出力されないから、入力信号の位相
差に対する位相比較器出力の非対称性はなくなることと
なる。
実施例 第1図は本発明の実施例を示している。第1図におい
て、第2図の位相比較回路と異なるところは、npnトラ
ンジスタQ1とそのバイアス抵抗R1および定電流源I1が除
去され、npnトランジスタQ7のコレクタは電源端子Vccへ
接続され、npnトランジスタQ4のコレクタはnpnトランジ
スタQ3のコレクタと負荷抵抗R2の一端およびトランジス
タQ6のベースへ共通接続され、npnトランジスタQ12,13
のエミッタを共通接続し、そのエミッタを定電流源回路
I6を介して接地するとともに、上記Q12のコレクタは電
源端子Vccへ接続され、上記Q13のコレクタは上記Q3のコ
レクタへ接続された第4のエミッタ結合型差動増幅器
と、npnトランジスタQ14のコレクタは電源端子Vccへ接
続し、そのエミッタは抵抗R6と定電流源回路I7を介して
接地されたオフセット回路2aと、npnトランジスタQ15の
コレクタは電源端子Vccへ接続し、そのエミッタは抵抗R
7と定電流源回路I8を介して接地されたオフセット回路2
bとを有し、上記トランジスタQ7のベースは上記トラン
ジスタQ14のエミッタと上記抵抗R6との共通接続点T8に
接続され、上記トランジスタQ5,Q12のベースは上記トラ
ンジスタQ15のエミッタと上記抵抗R7との共通接続点T9
に接続され、上記トランジスタQ4,Q13のベースは上記抵
抗R6と上記定電流源回路17との共通接続点T10に接続さ
れ、上記トランジスタQ8,Q10のベースは上記抵抗R7と上
記定電流源回路I8との共通接続点T11に接続され、上記
オフセット回路2aおよび2bの入力端子T3,T4には、第2
の信号源を印加し、上記トランジスタQ5,Q12のベースバ
イアス電圧は、オフセット回路2bの接続端子T9から、上
記トランジスタQ8,Q10のベースバイアス電圧は、オフセ
ット回路2bの接続端子T11から、上記トランジスタQ7の
ベースバイアス電圧は、オフセット回路2aの接続端子T8
から、上記トランジスタQ4,Q13のベースバイアス電圧
は、オフセット回路2aの接続端子T10から、それぞれ供
給されることである。第2図と同じ動作を期されている
素子には同一番号を付している。したがって、第2図と
同じ動作をする各素子に関しての動作説明は省略する。
て、第2図の位相比較回路と異なるところは、npnトラ
ンジスタQ1とそのバイアス抵抗R1および定電流源I1が除
去され、npnトランジスタQ7のコレクタは電源端子Vccへ
接続され、npnトランジスタQ4のコレクタはnpnトランジ
スタQ3のコレクタと負荷抵抗R2の一端およびトランジス
タQ6のベースへ共通接続され、npnトランジスタQ12,13
のエミッタを共通接続し、そのエミッタを定電流源回路
I6を介して接地するとともに、上記Q12のコレクタは電
源端子Vccへ接続され、上記Q13のコレクタは上記Q3のコ
レクタへ接続された第4のエミッタ結合型差動増幅器
と、npnトランジスタQ14のコレクタは電源端子Vccへ接
続し、そのエミッタは抵抗R6と定電流源回路I7を介して
接地されたオフセット回路2aと、npnトランジスタQ15の
コレクタは電源端子Vccへ接続し、そのエミッタは抵抗R
7と定電流源回路I8を介して接地されたオフセット回路2
bとを有し、上記トランジスタQ7のベースは上記トラン
ジスタQ14のエミッタと上記抵抗R6との共通接続点T8に
接続され、上記トランジスタQ5,Q12のベースは上記トラ
ンジスタQ15のエミッタと上記抵抗R7との共通接続点T9
に接続され、上記トランジスタQ4,Q13のベースは上記抵
抗R6と上記定電流源回路17との共通接続点T10に接続さ
れ、上記トランジスタQ8,Q10のベースは上記抵抗R7と上
記定電流源回路I8との共通接続点T11に接続され、上記
オフセット回路2aおよび2bの入力端子T3,T4には、第2
の信号源を印加し、上記トランジスタQ5,Q12のベースバ
イアス電圧は、オフセット回路2bの接続端子T9から、上
記トランジスタQ8,Q10のベースバイアス電圧は、オフセ
ット回路2bの接続端子T11から、上記トランジスタQ7の
ベースバイアス電圧は、オフセット回路2aの接続端子T8
から、上記トランジスタQ4,Q13のベースバイアス電圧
は、オフセット回路2aの接続端子T10から、それぞれ供
給されることである。第2図と同じ動作を期されている
素子には同一番号を付している。したがって、第2図と
同じ動作をする各素子に関しての動作説明は省略する。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、第4のエ
ミッタ結合型差動増幅器を構成したトランジスタQ12の
コレクタは電源端子へ接続されるとともに、そのベース
はトランジスタQ15のエミッタと抵抗R7との共通接続点T
9に接続され、トランジスタQ13のコレクタはトランジス
タQ3のコレクタと抵抗R2の一端およびトランジスタQ6の
ベースと共通接続されるとともに、そのベースはトラン
ジスタQ14のエミッタと抵抗R6との共通接続点T8に接続
され、第2入力信号源と第2,3,4のエミッタ結合型差動
増幅器のそれぞれの入力との間にオフセット回路2a,2b
を接続し、上記オフセット回路によりnpnトランジスタQ
5,Q12のベースバイアス電圧に対して、npnトランジスタ
Q8,Q10のベース入力に抵抗R7と定電流源回路I8との電圧
降下分だけ低いベースバイアス電圧が供給され、npnト
ランジスタQ7のベースバイアス電圧に対して、npnトラ
ンジスタQ4,Q13のベース入力に抵抗R6と定電流源回路I7
との電圧降下分だけ低いベースバイアス電圧が供給され
るように構成したために、必ずトランジスタQ4,Q13がオ
フになってから、トランジスタQ8がオンとなるため、本
発明は従来の位相比較回路に比して、回路の動作電流お
よび動作周波数に関係なく、位相比較回路の入力出力特
性の対称性が良くなり、しかもPLL構成時にはキャプチ
ャレンジが広くアンバランスがなくなるといったすぐれ
た効果が得られるものである。
ミッタ結合型差動増幅器を構成したトランジスタQ12の
コレクタは電源端子へ接続されるとともに、そのベース
はトランジスタQ15のエミッタと抵抗R7との共通接続点T
9に接続され、トランジスタQ13のコレクタはトランジス
タQ3のコレクタと抵抗R2の一端およびトランジスタQ6の
ベースと共通接続されるとともに、そのベースはトラン
ジスタQ14のエミッタと抵抗R6との共通接続点T8に接続
され、第2入力信号源と第2,3,4のエミッタ結合型差動
増幅器のそれぞれの入力との間にオフセット回路2a,2b
を接続し、上記オフセット回路によりnpnトランジスタQ
5,Q12のベースバイアス電圧に対して、npnトランジスタ
Q8,Q10のベース入力に抵抗R7と定電流源回路I8との電圧
降下分だけ低いベースバイアス電圧が供給され、npnト
ランジスタQ7のベースバイアス電圧に対して、npnトラ
ンジスタQ4,Q13のベース入力に抵抗R6と定電流源回路I7
との電圧降下分だけ低いベースバイアス電圧が供給され
るように構成したために、必ずトランジスタQ4,Q13がオ
フになってから、トランジスタQ8がオンとなるため、本
発明は従来の位相比較回路に比して、回路の動作電流お
よび動作周波数に関係なく、位相比較回路の入力出力特
性の対称性が良くなり、しかもPLL構成時にはキャプチ
ャレンジが広くアンバランスがなくなるといったすぐれ
た効果が得られるものである。
第1図は本発明の位相比較回路の一実施例を示す結線
図、第2図は従来の位相比較回路の結線図である。 Q1……定電圧制限用トランジスタ、Q2〜Q5,7,8,12,13…
…差動増幅器構成トランジスタ、Q9〜Q11……位相比較
器基準電圧出力用トランジスタ、R1〜R7……抵抗、C1…
…LPFのコンデンサ、1……VCO(電圧制御発振器)、2
a,2b……入力オフセット回路。
図、第2図は従来の位相比較回路の結線図である。 Q1……定電圧制限用トランジスタ、Q2〜Q5,7,8,12,13…
…差動増幅器構成トランジスタ、Q9〜Q11……位相比較
器基準電圧出力用トランジスタ、R1〜R7……抵抗、C1…
…LPFのコンデンサ、1……VCO(電圧制御発振器)、2
a,2b……入力オフセット回路。
Claims (1)
- 【請求項1】第1,第2トランジスタのエミッタを共通接
続した第1のエミッタ結合型差動増幅器と、第3,第4ト
ランジスタのエミッタを共通接続した第2のエミッタ結
合型差動増幅器と、第5,第6トランジスタのエミッタを
共通接続した第3のエミッタ結合型差動増幅器と、第7,
第8トランジスタのエミッタを共通接続した第4のエミ
ッタ結合型差動増幅器と、上記第2のエミッタ結合型差
動増幅器のエミッタに接続された第1の定電流源と、上
記第3のエミッタ結合型差動増幅器のエミッタに接続さ
れた第2の定電流源と、上記第4のエミッタ結合型差動
増幅器のエミッタに接続された第3の定電流源と、上記
第2トランジスタのコレクタ側に負荷抵抗と第9トラン
ジスタのベースを接続し、そのエミッタを上記第6トラ
ンジスタのコレクタと接続し、上記第4トランジスタの
コレクタを上記第1のエミッタ結合型差動増幅器のエミ
ッタと共通接続し、上記第5,7トランジスタのコレクタ
を電源端子へ接続し、上記第3,8トランジスタのコレク
タを上記第2トランジスタのコレクタと上記第9トラン
ジスタのベースと共通接続し、上記第2,4のエミッタ結
合型差動増幅器のそれぞれの差動対トランジスタの対応
するトランジスタのベースを共通接続し、上記第1のエ
ミッタ結合型差動増幅器の入力に第1の信号源を印加
し、上記第4,6,7トランジスタのベース入力に第2の入
力信号源を印加し、上記第3,5,8トランジスタのベース
入力に上記第2入力信号源に対して逆位相の第3の信号
源を印加し、上記第9トランジスタのエミッタと上記第
6トランジスタのコレクタとの共通接続点から出力を取
り出すとともに、上記第4,5,7トランジスタのベース入
力バイアス電圧に対して、上記第3,6,8トランジスタの
ベース入力バイアス電圧が低くなるように構成したオフ
セット回路を上記第2,3入力信号源と上記第2,3,4のエミ
ッタ結合型差動増幅器のそれぞれのベース入力との間に
接続したことを特徴とする位相比較回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63304901A JPH088487B2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 位相比較回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63304901A JPH088487B2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 位相比較回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02150122A JPH02150122A (ja) | 1990-06-08 |
JPH088487B2 true JPH088487B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=17938654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63304901A Expired - Lifetime JPH088487B2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 位相比較回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088487B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-01 JP JP63304901A patent/JPH088487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02150122A (ja) | 1990-06-08 |
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