JPH0884854A - 駒の部分を検出する装置及びその部分が自動的に検出され得る駒 - Google Patents
駒の部分を検出する装置及びその部分が自動的に検出され得る駒Info
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Abstract
面の目を検出する装置であって、瞬時に駒の目を検出出
来、駒の面に描かれている絵柄を変更することによって
装置の構成を変更する必要がない装置を提供することを
目的とする。 【構成】 ダイスDと、各々異る共振周波数を有しダイ
スの各面に近接した埋め込まれた共振回路(タンク回
路)R1,R2と、ダイスDが転がることが出来る台P
と、台上に上記共振周波数と等しい周波数を有する信号
を順次発信する発信手段と、上記信号の発信の間の発信
停止時間に直前に発信された信号によって共振回路に引
き起こされた残響振動によって発信される信号を受信
し、その受信された信号の位相と直前に発信手段によっ
て発信された信号の位相を検出する検出手段とを有する
構成である。
Description
に係り、特にゲーム結果の決定に使用されるダイス等の
駒の部分を検出することによってそれに対応する駒の目
を検出するための駒の部分を検出する装置に関する。
結果の決定を行うゲームに例えば立方体のダイス(サイ
コロ)を使用したクラップス等のダイスゲームがある。
このようなゲームを行うゲーム機では、各プレーヤが予
めダイスの出目を予測しそれぞれ装置に入力しておき、
投げられたり転がされたりした後に停止したダイスの出
目をゲーム機が自動的に判断し、その判断によってゲー
ム機が入力された各プレーヤの出目予測と比較照合する
ことによって自動的にゲーム結果を決定することが望ま
しい。そのようにすることによって各プレーヤは速やか
に自分の出目予測と実際のダイスの出目とに応じたゲー
ムの結果を知ることが出来、簡単にゲームを楽しむこと
が可能となる。このようなゲーム機の構成を実現するた
めにはゲーム機が、自動的に停止したダイスの所定の方
向、一般的には上方向を向いた面の目(以下単に「出
目」と称する)を検出するための装置が必要となる。
して、例えば特開平5−212158号公報及び特開平
5−212159号公報に開示されているようなCCD
センサを使用したり特開平1−198576号公報、特
開平1−198576号公報、特開平1−94879号
公報及び特開平1−198576号公報に開示されてい
るようにテレビカメラを使用してダイスの上面の画像か
ら出目を判断する構成が提案されている。又、特開昭5
5−86487号公報では光導電素子を使用した構成が
開示されている。これらの構成ではダイスに反射した光
を受光し、その受光した光を分析することによって対応
するダイスの目を検出している。
の特定の面から反射した光を確実に受光しなければなら
ないため、センサ又はカメラ及び光源としての照明と出
目を検出するダイスとの相対位置関係が制約される。即
ち、ある平面上でダイスを転がすようなゲームの場合、
ダイスが自然に止まる位置を予め決めておくことが出来
ないため、センサ又はカメラ及び照明の配置、向き等を
ダイスが停止し得る平面上の全ての位置に対応可能にし
ておく必要がある。このためにはダイスの動き得る面積
を極端に小さくするか或はセンサ又はカメラ及び照明の
数量を増やすかダイスの移動に応じて移動可能な構成に
することが必要となる。ダイスの動き得る面積を小さく
するとゲームに対するプレーヤの興味を減らすことにな
り、センサ又はカメラ及び照明の数量を増やしたり移動
可能な構成とするとゲーム装置の価格が大幅に上がるこ
ととなると共にこのような大規模な出目検出機構がプレ
ーヤに対して露出するとゲームに対する興味を減らすこ
ととなってしまう。又、カメラ等がプレーヤの視界を妨
げることとなりやすい。更にテレビカメラ等で撮影した
映像信号から出目のパターンを認識し基準パターンと比
較照合するという動作はかなり大規模なデータ演算の実
行を必要とし、そのための演算装置が高価となるととも
に演算時間が長くなり、やはりゲームの興味を減らすこ
ととなってしまう。特にダイスが複数となるとこの傾向
が大幅に増加することとなる。
する代わりに停止したダイスを所定の位置まで移動させ
た後にカメラで撮影する等の方法が考えられるが,この
ような方法だとプレーヤがダイスの出目を認識した時点
からダイスの移動する時間分遅れたタイミングでゲーム
機がダイスの出目を検出することとなり、それによって
引き続くゲーム結果の決定、点数の配分等のタイミング
が順に遅れることとなり、ゲームの円滑な進行を妨げ、
ゲームに対する興味を減らすこととなる。
れた点の個数を検出したり或はダイスの各面に数字が描
かれておりその数字の画像をパターン認識することによ
って出目を検出するため、ダイスの各面に描かれた絵柄
の内容を変更しようとしたり、駒の形状を立方体のダイ
スから他の形状、例えば断面が六角形の鉛筆状のものと
し6面の各々に異なる絵柄を設けるように変更したりす
ると(図29参照)、パターン認識のためのソフトウェ
アプログラムを大幅に変更することとなり、そのための
費用が膨大なものとなる。又,ダイスの面の絵柄を複雑
なものにしようとすると更に膨大なパターン認識用ソフ
トウェアが必要となってしまう。したがってこのような
ダイスの面の絵柄の変更に対しては適応性の良くない方
法と言える。又、このような方法では例えばダイスの汚
れ、カメラ、照明等の汚れ等によって正確なパターン認
識が出来なくなるおそれがある。
報、特開平2−249574号公報及び特開平2−24
9575号公報に開示されているような、実際にはダイ
スの出目を検出するのではなく、ダイスの予め磁石を埋
め込む等の方法によってゲーム機がダイスを振る前にダ
イスの出目を認識することが出来るような構成にするこ
とも考えられる。しかし、このような構成では、本来の
ダイスゲームが有するゲーム結果の意外性を減らすこと
となり、ゲームに対する興味を減らすこととなる。
人は、特開平5−177056号公報にて「サイコロの
目の読み取りシステム」の技術を提案している。このサ
イコロの目の読み取りシステムでは、ダイスの各面に各
サイコロの目の認識番号を電磁波信号に変換する変換手
段とその電磁波信号を発信するコイルとを有するタグが
埋め込まれ、このコイルから発信された電磁波信号をサ
イコロの転がる面の下に設けられた受信コイルで受信す
ることによって発信された電磁波信号の認識番号を読み
取りサイコロの目を検出する。
成では各ダイスの各面に対して設けるタグの各々が上記
変換手段及び電波受信/発振用コイルと更に電力蓄積用
コンデンサ及び各面の目を記憶しておく記憶手段を有す
る構成であり、タグの構成が複雑となり、タグの小型
化、軽量化及び低価格化を困難にする。
であり、比較的簡易な方法で、駒の部分を瞬時に確実に
検出することが可能であり、検出機構がプレーヤに露出
することがなく、駒の多少の傾斜や表面の汚れがあって
も検出が可能である駒の部分を検出する装置を提供する
ことを目的とする。
は、複数の部分を有し、該複数の部分の内のいずれの部
分も所定の方向を向き得るよう構成された駒と、前記駒
の互いに異なる所定の位置に取り付けられ、互いに異な
る共振周波数を有する複数の共振回路と、該共振回路の
共振周波数に対応する複数の周波数を有する信号を発信
する発信手段と、前記複数の共振回路の共振信号を検出
する検出手段とよりなる駒の部分を検出する装置であ
る。
振手段及び検出手段が内蔵された、前記駒を置くための
台と、前記検出手段によって検出された、前記台上に置
かれた前記駒の複数の共振回路のそれぞれの共振信号の
検出レベルの相違によって前記台上に置かれた駒の所定
の方向を向いた部分を判断する判断手段とを含む請求項
1に記載の駒の部分を検出する装置である。
信手段及び検出手段を制御する制御手段を有し、該制御
手段は、前記発信手段が前記複数の共振回路の各々が有
する複数の共振周波数に等しい周波数を有する信号を順
次発信し、その順次なされる信号の発信は各共振周波数
に等しい周波数を有する信号の発信の後にその発信を所
定時間停止しその後次の共振周波数に等しい周波数を有
する信号の発信を開始するようになされるよう制御し、
前記検出手段が、発信手段が信号の発信を停止している
間に直前に発信された信号によって引き起こされた前記
複数の共振回路の残響振動を前記検出手段が検出してそ
の位相と該直前に発信された信号の位相とを比較するよ
う制御する請求項1に記載の駒の部分を検出する装置で
ある。
は、少なくとも一つのループを形成する電線よりなるア
ンテナを含み、該アンテナの構造及び前記複数の共振回
路の共振周波数は、該アンテナの共振周波数に比して該
共振回路の共振周波数が十分小さく、その結果、該共振
回路の共振周波数に対応する波長に比してアンテナの共
振周波数に対応した波長が無視出来る程度に短くなるよ
うに決定される請求項1に記載の駒の部分を検出する装
置である。
有し、該複数の部分の内のいずれの部分も所定の方向を
向き得るよう構成された駒であって、前記駒の互いに異
なる所定の位置に取り付けられ、互いに異なる共振周波
数を有する複数の共振回路を有するその部分が自動的に
検出され得る駒である。
体であり前記複数の部分は前記多面体の各面に対応する
請求項5に記載の駒である。
複数の部分は該複数の部分の各々に設けられた目によっ
て視覚的に区別され得る請求項5に記載の駒である。
は前記多面体の各々の面に対して設けられている請求項
6に記載の駒である。
個の駒よりなる請求項5に記載の駒である。
路の各々はコイルとコンデンサよりなるタンク回路であ
り、該コンデンサの容量を異ならせることによってそれ
ぞれの共振周波数を異なるようにした請求項5に記載の
駒である。
振された、共振回路の共振周波数に対応する周波数成分
を有する信号を受けた各共振回路は自己の共振周波数で
共振する。この共振によって各共振回路はその共振周波
数の信号を発信する。このようにして駒の共振回路から
発信された信号は検出手段によって検出される。この場
合,発信手段から発信される信号はその伝播距離によっ
て減衰するため、発信手段からの距離が比較的短い共振
回路は発信手段から比較的高いレベルで信号を受けるこ
とが出来る。更に共振回路で共振することによって共振
回路から発信される信号もやはりその伝播距離によって
減衰するため、検出手段に比較的近い共振回路から発信
される信号は比較的高い信号レベルで検出手段に検出さ
れる。このように共振回路と発信手段との間の距離及び
共振回路と検出手段との間の距離によって、結果的に共
振回路から発信され検出手段によって検出される信号の
検出レベルが異なることとなる。したがって、互いに異
なる位置に複数の共振回路が設けられた駒がある向きに
ある場合、発信手段から発信され共振回路で共振の結果
共振回路から発信され結果的に検出手段で検出される信
号においてその駒の向きに応じて各共振回路の共振周波
数に対応する周波数成分のレベルが異なることとなる。
る。図1は本発明の原理を説明するための略図である。
台Pの上にダイスDが有り、ダイスの中には互いに対向
する位置に互いの異なる共振周波数f1,f2を有する
共振回路R1,R2が埋め込まれている。図1の例の場
合、ダイスDは、たまたま共振回路R1が上側、R2が
下側になるような向きで台P上に置かれている.台Pの
下には発信手段T及び検出手段Sが設けられている。こ
こで先ず発信手段から上記f1,f2の周波数成分を有
する信号が台Pの上に向けて発信される。この信号は共
振回路R1,R2のそれぞれに受けとられ、共振回路R
1,R2のそれぞれはその結果自己の共振周波数rf
1,f2で共振を始める。尚、この場合下側の共振回路
R2は上側の共振回路R1に比して発信手段Tに近い位
置にあるため、より高いレベルで発信手段Tからの信号
を受けることが出来る。その結果より高いレベルで自己
の共振周波数で共振する。
R1,R2からはその共振レベルに応じたレベルのそれ
ぞれの共振周波数に応じた周波数f1,f2の信号が発
信される。上述のように下側の共振回路R2の方が高い
レベルで共振しているため、その結果発信される周波数
f2の信号のレベルの方が上側の共振回路R1から同様
にして発信される周波数f1の信号のレベルよりも高
い。これらの信号はそれぞれ検出手段Sによって検出さ
れる。ここで下側の共振回路R2は上側の共振回路R1
よりも検出手段Sに近い。したがってたとえ二つの共振
回路R1,R2が同じレベルで共振しているとしても共
振回路R2から発信された信号の方が高いレベルで検出
手段Sに検出されることになる。実際には元々上述のよ
うに共振回路R2から発信されている信号の方が高いレ
ベルを持っているため、結果として共振回路R2から発
信された信号の方がより高いレベルで検出手段Sに検出
されることとなる。この結果、検出手段Sが検出した信
号の周波数成分を調べてみると、共振回路R2から発信
された周波数f2の成分の方が共振回路R1から発信さ
れた周波数f1の成分よりも高いレベルを持っているこ
ととなる。
即ち共振回路R2が上側となり共振回路R1が下側とな
るような向きに置かれていたとすると上述と逆の現象と
なり、結果的に検出手段Sが検出する信号の周波数成分
を調べてみると、共振回路R1から発信された周波数f
1の成分の方が共振回路R2から発信された周波数f2
の成分よりも高いレベルを持つこととなる。
成によれば駒(ダイスD)の向きによって結果的に検出
手段(S)によって検出される信号中の各共振周波数に
対応する周波数成分のレベルが異なることとなり、この
違いによって駒の向きを検出することが可能となる。
よって台上に置かれた駒の複数の共振回路のそれぞれの
共振信号の検出レベルの相違によって前記台上に置かれ
た駒の向きを判断する判断手段を含むようにしたため、
この判断手段によって駒の向きが検出され得る。
制御によって、発信手段が複数の共振周波数に等しい周
波数を有する信号を順次発信し、各周波数の信号の発信
の間に発信停止時間を設け、その発信停止時間内に直前
に発信手段によって発信された信号によって各共振回路
において引き起こされた残響振動によって発信された電
磁波を検出手段が検出し、その検出した信号の位相と直
前に発信手段によって発信された信号の位相と比較す
る。このようにして各共振周波数に関して順次それによ
って各共振回路から発信された信号が解析される。
ループ状の電線よりなるアンテナを有し、その共振周波
数に対応する波長が、共振回路の共振周波数に対応する
波長に比して無視出来る程度に十分短くなるようにした
ため、アンテナ自体がその共振周波数によって発振する
ことが防止される。
は、駒が多面体であるようにし、上記複数の部分が多面
体の各面に対応するようにし、或は複数の部分が互いに
異る目によって視覚的に区別されるようにした。したが
って駒が各向きにある際に対応する各面が底となるので
駒が平面上に置かれた場合にその駒の面とその平面とが
向い合うことによって駒の姿勢が安定する。又、プレー
中に各プレーヤが駒の各部分を視覚的に明確に区別し得
る。
各面に対して共振回路が設けられているため、駒が各面
を底にした向きにある際にその向きを確実に検出するこ
とが可能となる。
あるため、その出目の組み合せを出目をそのゲーム結果
の決定のための出目とした場合、組み合せの数を増加さ
せることが出来、ゲームの興味を増すことができる。
サの容量を異ならせることによってそれぞれの共振周波
数を異なるようにしたため、簡易な構成で駒の向きの検
出を実現することが可能となる。
る装置を使用したダイスゲーム機の概要について、図2
を参照して説明する。
ーム機10の外観を示す平面図、図2(b)はダイスゲ
ーム機10の側面図、図2(c)はダイスゲーム機10
の正面図である。ダイスゲーム機10はゲームセンター
等の娯楽遊戯施設に設置される種類のゲーム機であり、
本体12と、本体12の後部に直立して設けられたスク
リーン部14と、スクリーン部14から水平に延出した
照明部16とよりなる。本体14には、複数のプレーヤ
が同時にゲームをプレーすることができるように左右に
4個ずつで合計8個のサテライト18が設けられてい
る。各々のサテライトにはプレーに必要な各種操作スイ
ッチ及び表示装置等が設けられており、各プレーヤは一
つのサテライト12の前に位置してゲームを行う。スク
リーン部14にはディスプレイ20が設けられ、ゲーム
の進行状況、ゲームのルール等を表示できるようになっ
ている。又、ディスプレイ20の上部にはドット表示部
21が設けられており、後述するダイスの出目を表示す
る。スクリーン部14の頂部からは照明部16が水平に
張り出しており、本体12及びサテライトを上方から照
明し、且つ装飾効果を高めている。
体12の中央部分は透明なドーム22で覆われている。
ドーム22内にはダイスが転がることのできる広くて水
平な面を有するフィールド24が設けられる。このフィ
ールド24は、表面には例えば緑色のフェルトが張りつ
けられている。
の概略を説明する。ゲームの概略的な流れを説明する
と、このゲームは複数のプレーヤによってダイスの後述
する出目を予測し、この内の一人のプレーヤがシュータ
として選ばれ装置を使用してダイスを振り、この結果の
ダイスの出目によって各プレーヤに関するゲーム結果が
決定される。
それぞれのサテライト12の前に立つ(或は腰掛け
る)。次に各プレーヤがプレーに参加する旨の入力をす
るとダイスゲーム機はサテライト12の表示装置に所定
の表示を行って各プレーヤにプレーの案内を行う。次に
各プレーヤはこの案内にしたがって二つのダイスの出目
を予測し、自己のサテライト12の操作スイッチを操作
することによって予測した出目をダイスゲーム機にイン
プットする。
ライト18の内、プレーヤが付いているサテライト18
の中から一つのサテライトを選択する。この選択によっ
て複数のプレーヤの中から一人をシュータとして選択す
る。この選択はゲームの公平性を確保するために例えば
乱数計算等の方法によって行なわれる。この選択動作の
結果ダイスゲーム機10は選択されたサテライトの打ち
出しボタン26を点灯させることによって打ち出しボタ
ン26を打撃するよう、選択したシュータとしてのプレ
ーヤに促す。この打ち出しボタン26は内部にランプが
設けられた照光色ボタンであり各サテライト18に設け
られている。このようにして選ばれたシュータは点灯し
た自己のサテライト18の打ち出しボタン26を素手で
打撃する。この打撃操作によってフィールド24の図2
(b)の左端に設けられている打ち出し機構に予め載置
された2個のダイス(図示せず)がこの打ち出し機構に
よってフィールドの前側(スクリーン部14の反対側)
から打ち出される。
機構によって二つのダイスに与えられる加速度はシュー
タが打ち出しボタン26を打撃する強度に応じて変化す
る。即ち打ち出しボタン26を強く叩くとダイスは強く
打ち出され、また、弱く打撃するとダイスは弱く打ち出
される。従って、プレーヤは自分の予想した出目がでる
ようにという思いを込めて打ち出しの強さを調節するこ
とができる。各打ち出しボタン26はこのようなダイス
打ち出し加速度の変化を実現するためにシュータの打撃
の強度を検出するための打撃強度検出機構を有する。こ
の打撃強度検出機構としては例えば打ち出しボタン26
の裏面に突起部を設け、更に打ち出しボタン26が打撃
されることによってその突起部が衝突する受圧部を設け
た構成を使用することができる。この受圧部として例え
ば周知の圧電素子を使用することが出来る。打ち出しボ
タン26が打撃された際に打ち出しボタン26に印加さ
れた衝撃の強度を電気信号に変換することによって、ダ
イスゲーム機による打撃強度の検出が可能となる。
は、打ち出された勢いでフィールド上を転がった後自然
に停止する。尚、この停止した時の上方に向いた面の数
を「出目」と称している。又、このようなダイスの動作
が行われるフィールド24は、図2(a)に示すように
サテライトの前に立っている各プレーヤから透明なドー
ム22を介して直接見える位置に配置されている。した
がって各プレーヤはこのようなダイスの動作とその結果
として現れる出目をゲーム中に即時に確認することがで
きる。
に検出する出目検出システムを備えている。この出目検
出システムには本発明による駒の部分を検出する装置が
適用さている。このような出目検出システムによって、
ダイス1(図25(a)参照)の動作が停止するとこの
出目検出システムは各プレーヤが目視で確認するのとほ
ぼ同じタイミングでダイスの出目を検出することが可能
である。この出目検出システムを概略説明すると、主と
してダイスに埋め込まれた複数のトランスポンダ4(図
25(a)参照)とフィールド24のフェルト24cの
下に敷設されたアンテナ24a(図17及び図26
(b)参照)との組み合わせよりなる。アンテナ24a
は図3(a)のフィールド制御部200に接続された検
出部220に含まれ、この検出部220はアンテナ24
aの他にアンテナに接続され更に入出力制御部I/Fを
介してフィールド制御部200内の主制御CPU210
に接続された制御部221,発信部222及び解析部2
23(図17参照)を有する。尚、この複数のトランス
ポンダの各々は本発明による駒の部分を検出する装置に
おける共振回路よりなり、アンテナ24a及び発信部2
22が発信手段に該当しアンテナ24aと解析部223
が及び検出手段に該当し、制御部221は判断手段に該
当する。
して所定の電磁波が発射され、アンテナに一番近いトラ
ンスポンダ(タグ)発信したそのトランスポンダに特定
の共振周波数の電磁波をアンテナで受け、もってこのト
ランスポンダが対応する出目の検出が行われる。各ダイ
スの面にはその面に対向する面の目を示すトランスポン
ダが埋め込まれている。各トランスポンダには異なる共
振周波数が割り当てられている。出目のある面(即ち上
面)の反対側の面(下面)に埋め込まれたトランスポン
ダが出目に相当する周波数の電磁波を発信し、その電磁
波はアンテナ24aが受信され解析部223にて解析さ
れ、もってその出目の検出が行われる。2個のダイスを
使用するダイスゲーム機10では2個のダイスの各面を
表す異なる共振周波数を有するトランスポンダが12個
必要となる。即ち12個の内の6個は一つ目のダイスの
6面のぞれぞれに埋め込まれ、残りの6個が二つめのダ
イスの6面のそれぞれに埋め込まれる。尚、実際には出
目に対応する特定のトランスポンダのみではなく、他の
トランスポンダも共にそれぞれの共振回路が有する共振
周波数の電磁波を発信する。しかるに出目に対応するト
ランスポンダ、即ちダイスの下面に設けられたトランス
ポンダから発信される電磁波が特に高いレベルで受信さ
れるようなアンテナの構成にすることによってその出目
を検出することができる。
明すると、トランスポンダの各々は共振回路を構成する
ためのコイル及び可変容量式コンデンサの並列回路より
なるタンク回路である。この可変容量式コンデンサの容
量を変えることによって各トランスポンダの共振周波数
を互いの異なるものにすることが出来る。したがって全
てのトランスポンダについて同じ規格のコイル及び可変
容量式コンデンサを使用することが出来、経済的であ
る。アンテナからは12個のトランスポンダのそれぞれ
の共振周波数の全てを含む電磁波が順次発信され、これ
に対してトランスポンダから発信される電磁波の周波数
を解析部223にて分析する。この分析の結果、得るこ
との出来た周波数が二つのダイスのそれぞれの下面に埋
め込まれたトランスポンダの共振周波数と等しくなるこ
とになる。これらのトランスポンダには前述のようにそ
の埋め込まれた面に対向する面の目、即ちこの場合ダイ
スの上面を示す周波数が割り当てられている。したがっ
て、これらの周波数によって示される面の目が出目であ
るということになる。
システムを採用しているため、出目を画像処理で認識す
る従来の方法に比較して、簡単に且つ精度の良い出目の
検出が実現できる。また、出目検出システムを安価に構
成することができる。
機10はこの検出された出目と各予め入力されている予
測の出目と比較し、その比較の結果の一致不一致によっ
て各プレーヤに関するゲーム結果を決定する。更にダイ
スゲーム機は、このゲーム結果に応じて予め各プレーヤ
によって設定された点数に応じた点数配分計算等をサテ
ライト18毎に自動的に実行する。
定」、「点数の配分」及び「持ち点」とは次のような意
味を持つ。各プレーヤがゲームの結果の予測に数値的な
重みを設定し、ゲームが終るとそのようにして設定され
た重みとゲーム結果とに応じて各プレーヤに点数の配分
によって数値的評価が与えられ、そのように与えられた
数値的評価が積算されて各プレーヤの「持ち点」なる。
ここで数値的な重み付け、評価等を行うために使用する
概念は「点数」に限らず、このような目的に使用出来る
概念であれば他の概念を使用しても良い。このように数
値的概念を適用することによってゲームに複雑さを加え
ることが出来、単にゲームに参加することによって計算
能力を向上させることが可能となり、例えば老人の痴呆
症防止等に効果的である。
と引き続いてダイスゲーム機10は回収機構によって自
動的にフィールド24内の2個のダイスをフィールド2
4から上記打ち出し機構に回収し、次のゲームに備え
る。尚、この回収に要する時間は25〜30秒程度であ
り、この間に各プレーヤは次回のゲームに対する出目予
測のインプット等を行う。そして、ダイスゲーム機10
は次のシュータを選択して上記同様に該当するサテライ
トの打ち出しボタン26を点灯させそれを打撃するよう
にシュータに促す。以後同様なゲームが繰り返される。
尚一般的には最初にシュータに選択されたプレーヤから
順々に隣のプレーヤにシュータが移って行くように該当
するサテライトに案内表示がなされるが、このように順
送りの選択方法に限らず、現在終了したゲームの結果に
応じて、例えばそのゲームにおいて持っても多くの点数
配分を得たプレーヤが次のゲームのシュータとなるよう
な選択方法を適用することも可能である。
システムについて図3(a),(b)を参照して説明す
る。図3(a)は主制御部100及びフィールド制御部
200の内部及び周辺ブロック図を示し、図3(b)は
8個の同一構成を有するサテライト制御部300の内の
一つのサテライト制御部300の内部及び周辺ブロック
図を示す。
ムは大略主制御部100,フィールド制御部200及び
8個のサテライト18の各々に設けられた制御部300
よりなり、これらの制御部の各々は主制御基板上、フィ
ールド制御基板上及びサテライト制御基板上にそれぞれ
構成されている。
を統括的に制御する二つの主CPU(中央制御ユニッ
ト)110,130を有する。これらの二つのCPUは
互いに接続されている。このうち主CPU130は、光
ケーブルとその両端に設けられた通信制御用IC(集積
回路)I/Fよりなる光通信ユニットを介してフィール
ド制御部200の主制御CPU210に接続されてい
る。更にこの主CPU130は上記同様の光通信ユニッ
トを介して各サテライト制御部300の副CPU320
に接続されている(図3(a)参照)。更に主CPU1
30はそれぞれ入出力制御用IC,I/Fを介して表示
部131及びディスプレイ部132に接続されている。
C,I/Fを介してモータ駆動部112及び打ち出し機
構114に接続されている。又モータ駆動部112は回
収機構113に接続されている。更にこの主CPU11
0は時計IC111に接続されると共に入出力制御用I
C,I/Fを介してイルミネーション部115,更に別
の入出力制御用IC,I/Fを介して操作部116及び
イルミネーション部117に接続されている。更に主C
PU110はビデオIC118を介してCRT(ブラウ
ン管)119に接続されている。更に主CPU110は
それぞれ入出力制御用IC,I/Fを介してプリンタ1
20及び音響部121に接続されている。尚上記接続の
内、イルミネーション部115,117,ディスプレイ
部132と該当する入出力制御用IC,I/Fとの接続
は上記のものと同様の光通信ユニットを介してなされて
いる。
部を統括的に制御する主制御CPU210を有する。こ
の主制御CPU210は上記のものと同様の光通信ユニ
ットを介して各サテライト制御部300の副CPU32
0に接続されている。更にこの主制御CPU210は上
記のものと同様の光通信ユニットを介して検出部220
に接続されている。
働してその制御部を統括的に制御する主CPU310及
び二つの副CPU320,330を有する。二つの副C
PUは互いに接続され入出力制御用IC,I/Fを介し
て主CPU310と接続されている。副CPU320は
上述の他にA/D変換器323を介して打ち出しボタン
26に接続されている。更に他の副CPU330はLC
D(液晶表示装置)331に接続されている。更に主C
PU310は上記同様の光通信ユニットを介して表示部
340に接続され、この表示部340は入出力制御用I
C,I/Fを介してLED(発光ダイオード)341及
びランプ342に接続されている。
し各構成要素間の信号伝達の高速度化を図っている。
を図4及び図5を参照して説明する。図4及び図5は本
発明による一実施例のダイスゲーム機10の主な動作の
流れを説明するための動作フローチャートである。
らもその映像制御を司るCPUを有するディスプレイ部
132を使用して図2(a)のディスプレイ20上にゲ
ームのルール、進行状況等の一般的情報を随時表示す
る。又、主CPU110は二つのイルミネーション部1
15,117を使用して図2(a)の照明部16に設け
られたイルミネーションを所定のプログラムで点灯す
る。又、MIDI(ミュージカルインストルメントディ
ジタルインタフェース)によって音響部121を使用し
て所定のプログラムで様々な音響、音楽等を随時出力す
る。このように視覚及び聴覚に訴えることによってこの
ダイスゲーム機10でゲームに参加しているプレーヤの
気分を高揚させプレーに熱中しやすくすると共にその周
囲に居る第3者がこのダイスゲーム機10に興味を持つ
ように仕向ける。尚、主制御部100に接続されている
操作部116,CRT119,及びプリンタ120は主
にメンテナンス用に設けられており、例えばサービスマ
ンによってこのダイスゲーム機10の使用状況をチェッ
クするためのものである。
8に対してゲーム参加の旨を示す入力操作を行う(ステ
ップS2)とそれぞれのサテライト制御部300によっ
てこれが検知されその情報が副CPU320を介して主
制御部100の主CPU130に伝達される。この情報
によってCPU130はどのサテライト18にプレーヤ
が付いたかを認識する(ステップS3)。尚各サテライ
トの表示部340にはLEDの組み合せによって持ち点
及び設定点数を表示するための数字表示器が設けられて
おり、プレーヤの持ち点及びプレーヤが設定した点数が
表示される。プレーヤのプレーに対する点数の設定は次
のようになされる。この持ち点を検出した副CPU32
0は副CPU330を介してLCDに点数を設定するよ
うに案内する内容を表示する。これに応じてプレーヤが
サテライトに設けられた設定ボタンを押すことによって
そのプレーに対する点数の設定を行うとその設定情報が
主CPU310に送られ、主CPU310は表示部34
0の上記数字表示器にその設定された内容(点数)を表
示する。又、主CPU310は前回のゲームが終了し点
数の配分が済んだ時点で各サテライトに残っている持ち
点を計算し(ステップS1)、その枚数がゼロとなるま
ではそのサテライトにプレーヤが付いていると判断す
る。
の進行に関する情報を表示し各プレーヤに対してプレー
の案内を行う。引き続いて主制御部100の主CPU1
30は所定のプログラムにしたがってシュータのサテラ
イトを選択する(ステップS4)。そしてその選択の結
果選ばれたサテライトのサテライト制御部300に対し
てその旨を示す情報を伝達する。伝達を受けたサテライ
トのサテライト制御部300の副CPU320は主CP
U310を介して表示部340に打ち出しボタン26に
内蔵されたランプ342を点灯する旨を指示する情報を
伝達する。この指示にしたがって表示部340は打ち出
しボタン26のランプ342を点灯させる(ステップS
5)。シュータが打ち出しボタン26を打撃する(ステ
ップS6)と上記打撃強度検出機構によって打撃の強度
が電気信号に変換されてA/D変換器323に送られ
る。A/D変換器323はその電気信号をディジタル信
号に変換して主CPU310に供給する。主CPU31
0はそのディジタル信号にしたがって表示部340を介
して上記打ち出しボタン26の周りに設けられている複
数の打撃強度表示用LEDのうちの打撃の強度に応じた
数のLEDを点灯させる(ステップS9)。
ンを点灯させるのと同時にそれ以外のサテライトの打ち
出しボタンの電圧信号発生器60から発せられる信号を
無効とするように主、副CPU310、320が機能
し、仮にシュータ以外のプレーヤが誤って自己の打ち出
しボタンを押してしまってもその周囲にある打撃強度表
示LEDは一切点灯せず、それによって打ち出し機構が
作動することが無いようにすることが望ましい。
タン26の周囲に設けられた打撃強度表示用LEDの配
置を示す。図示のように複数のLEDは打ち出しボタン
26の周囲に放射状に配置されている。そしてシュータ
が打ち出しボタン26を打撃した時点からほとんど時間
遅れ無しにその打撃強度に応じた数のLEDが点灯し、
シュータは打撃した直後にその打撃強度を視覚的に認識
することが出来、このゲームに対するプレーヤの興味を
より引き出すことが出来る。
しボタン26に印加される強度が打ち出し機構の能力に
見合ったある有効強度範囲内にある場合(ステップS
7)に限り、その打撃強度によってダイスに与えられる
加速度が変化させることが出来る。その範囲を超えて更
に強い力で打ち出しボタン26を打撃した場合には打ち
出し機構のダイスに加速度を与える能力が最大限度に達
しているためダイスに与えられる加速度を更に増加させ
ることは出来ず、いたずらに打ち出しボタン26の寿命
を縮めるだけである。逆にその範囲の最低限度未満の力
で打ち出しボタンを打撃した場合には打ち出し機構はそ
の打撃に応じた動作を行わない。即ちあまりに小さい加
速度しかダイスに与えないとダイスはうまく打ち出され
ることが出来ず、僅かに転がって停止するような動作と
なってしまう。このようなダイスの動作がシュータによ
って与えられ得るようにするとシュータがダイスの出目
をコントロール出来るようになってしまうおそれがあ
り、プレーヤのゲームに対する興味が損なわれかねな
い。したがって打ち出し機構114を制御する図3
(a)に示す主制御部100の主CPU110は、その
ような小さい加速度しか与えられないような打ち出し機
構の動作を禁止するよう予めプログラムされている。こ
のように打ち出しボタン26を打撃する強度は上記有効
強度範囲内にあってこそ初めて意味を持つものである。
図6に示す打撃強度表示用LEDはこのような打ち出し
機構の機能を有効に活かすためにも効果的である。即ち
この有効強度範囲の強度にこれらのLEDの打ち出しボ
タン26打撃の際の点灯する数を対応させればよい。具
体的にはこの範囲の下限の強度で打ち出しボタン26が
打撃された場合に点灯させるLEDの数は1又はゼロと
し、逆に上限の強度で打ち出しボタン26が打撃された
場合には全てのLEDを点灯させるようにすることによ
って、シュータはこの有効強度範囲を視覚的に認識する
ことが出来るようになり、この範囲内でうまく強度を加
減して打ち出しボタン26を打撃することが出来るよう
になる。
周囲のLEDはダイスゲーム機10がプレー中以外の状
態、即ち客待ち状態においてはイルミネーションとして
動作し、主CPU310が所定のプログラムでこれらの
LEDを点灯させる。
は次の手順を含んでいる。このダイスゲーム機10は上
記のようにシュータによって打ち出しボタン26に印加
される強度が有効強度範囲の下限未満の場合(ステップ
S7)にはシュータに再度打ち出しボタンを更に強く打
撃するよう案内する内容をそのサテライトのLCD33
1に表示し(ステップS8)、再度の打撃を促す。又、
ある一定の制限時間を設けておき、その制限時間以内に
打撃がなされない場合には打ち出し機構が予め決められ
た強度で自動的にダイスを打ち出し、いたずらに他のプ
レーヤを待たせてゲームに対する興味を損なうことを防
止する。
とその強度量の情報を含む信号がA/D変換器323で
ディジタル信号に変換された後、副CPU320を介し
て主制御部100の主CPU130に伝達される。その
情報は更に主CPU110に伝達されその打撃強度に見
合った強度でダイスを打ち出すよう打ち出し機構114
を制御する。その結果打ち出し機構114は対応する加
速度でダイスをフィールド24に打ち出す(ステップS
10)。このようにして図2(b)の右端に設けられた
打ち出し機構114によって打ち出された二つのダイス
は打ち出された際に打ち出し機構114によって与えら
れた加速度によってフィールド24上を飛んだ後(その
加速度によって、フィールド24の図2(b)の左端に
立設されている壁に当った後、或はそこまで届かず直
接)フィールド24上に落下し、そのまま惰性で転がっ
た後、自然にその動作が停止する。尚シュータが打ち出
しボタン26を打撃した際そのサテライト18からフィ
ールド制御部200の主制御CPU210にも打撃を受
けた旨の情報が伝達される。その情報を受けた主制御C
PU210は検出部220を作動させる。この検出部2
20は上記出目検出システムを使用してフィールド24
上の二つのダイスの出目を検出する(ステップS1
1)。ここで検出されたダイスの出目の情報はフィール
ド制御部200の主制御CPU210を介して主制御部
100の主CPU130に伝達され、図2(c)のドッ
ト表示部21を有する表示部131に伝達される。この
表示部131はドット表示部21上に出目を表示する
(ステップS13)。又、主CPU110及び130こ
の出目情報にしたがって各サテライト18毎にそのプレ
ーヤに関するゲーム結果を判断してそのゲーム結果にし
たがって点数の配分を実施する(ステップS12)。更
にこのゲーム結果及び点数配分をディスプレイ部132
を介してディスプレイ20上に表示する。
ている検出部220による出目検出が終了すると、主制
御CPU210はその終了した旨の情報を主制御部10
0の主CPU110に伝達する。主CPU110はその
情報に応じて回収機構113を動作させてフィールド2
4上の二つのダイスを自動的に打ち出し機構に回収する
(ステップS14)。更に主CPU110は次のゲーム
が開始できるにようにディスプレイ部132を介してデ
ィスプレイ20上に更に各サテライト制御部300の副
CPU320,330を介してLCD331上にプレー
の案内を表示する。以後はダイスゲーム機10は各サテ
ライトの持ち点の計算から始めて上記動作を繰り返し、
プレーを続行する。
210,310,320,330の個数及び機能分担は
上述のものに限られず、ダイスゲーム機10全体として
上述の機能を果たす限り自由に変更可能である。但し、
各CPUのデータ処理能力及び接続された周辺機構、ユ
ニットの機能等を考慮に入れた上で各ステップを実行す
るのに要する各CPUのデータ処理時間及びCPU間の
信号伝達時間によってゲームの円滑な進行が妨げられる
ことが無いように決定されることが望ましい。次に上記
打ち出し機構114について説明する。
本体12の内部を簡略的に示す斜視図である。上記打ち
出し機構114及び回収機構113はフィールド24の
周囲に設けられる。フィールド24の前部は傾斜部30
に繋がっており、フィールド24上に打ち出されたダイ
スは回収機構113により傾斜部30に移動される。傾
斜部30に到達した2個のダイスは傾斜部30を滑り下
りて回収機構113により中央に集められる。この傾斜
部30の中央には打ち出し機構114の打ち出し板が位
置しているので、中央に集められた2個のダイスは打ち
出し板の上に載置された状態となる。尚、図7は打ち出
し機構114を取り除いた状態を示しており、空間32
に打ち出し機構114(図8及び図9参照)が取付けら
れる。
はその正面図である。また、図10は図8の矢印B方向
から見た部分矢視図であり、図11は図8の矢印A方向
から見た部分矢視図である。打ち出し機構114はユニ
ット式になっており、全体がダイスゲーム機10の本体
12から抜き出せるようになっている。従ってメンテナ
ンス及び故障修理を容易に行うことができる。
42、駆動用ACモータ44、ACモータ44の動力伝
達を調節する電磁パウダークラッチ46、及びこれら部
品の間の動力伝達機構としてのプーリー及びタイミング
ベルトよりなる。
46は、側板48Aに取り付けられれる。図11に示さ
れるように、ACモータ44の駆動シャフトにはプーリ
ーDが取付けられる。また、電磁パウダークラッチ46
の動力入力側にはプーリーC2が、動力出力側にはプー
リーC1が取付けられる。ACモータ44のプーリーD
と電磁パウダークラッチ46のプーリーC2とはタイミ
ングベルトCにより連結される。
0が、側板48Aともう一方の側板48Bとの間で回転
自在に軸支される。軸50には、プーリーBとプーリー
A2とが取付けられる。プーリーBは電磁パウダークラ
ッチの動力出力側のプーリーC1の垂直上方に位置し、
これらプーリーはタイミングベルトCにより連結され
る。プーリーBの直径はプーリーC1の直径より大き
く、所定の減速比が得られるようになっている。タイミ
ングベルトCの張りの調節はACモータ44又は電磁パ
ウダークラッチ46の位置を僅かに変えることによって
調節できる。
同様に側板48Aともう一方の側板48Bとの間で回転
自在に軸支される。軸52にはプーリーA1が取り付け
られ、プーリーA1と軸50のプーリーA2とはタイミ
ングベルトAにより連結される。タイミングベルトAの
張り具合は、はプーリーA1とプーリーA2との間の部
分をアイドルローラ54により押圧することで調節され
る。従って、タイミングベルトAの張りを調節するため
のアイドルプーリー等の調節機構は必要無く、よって、
組立て性が向上し且つ部品点数を低減させることができ
る。
ら外側に延出しており、この両端部に打ち出し板42の
コの字状に曲げられたコの字状部分42aが固定され
る。打ち出し板42は、通常は図8に実線で示すように
傾斜した状態となっており、この状態をフォトセンサA
が検出する。このフォトセンサAは、回動するレバーを
有するタイプのフォトセンサであり、レバーが打ち出し
板42の一部に当接して回動し所定の位置に移動するこ
とにより、光路を遮断してフォトセンサから信号が出力
される。図8に示されるようにフォトセンサAは打ち出
し板42の下側に設けられる。
に略等しくされ、1度に2個のダイスを同時に打ち出す
ことができる。打ち出し板42のダイスが位置する部分
には2個の開口42bが設けられ、その下側には各々の
開口42bに対してフォトセンサCが設けられる。この
フォトセンサCは上述のフォトセンサAと同じタイプの
もので、打ち出し板42が図8に示すホームポジション
に位置する時(図中、実線で描かれている状態)に回動
レバーの端部が開口42bから突出するように取付けら
れる。従って、ダイスが打ち出し板42の所定の位置に
移動してくると、回動レバーがダイスにより押されて回
動し、これによりダイスが打ち出し位置にあるか否かを
検出することができる。
部には延在部42cが取付けられ、この延在部42cは
打ち出し板42の回動の終点において、側板48Aに取
付けられたフォトインタラプタよりなるフォトセンサB
のスリットに入り込む状態となる。これにより打ち出し
板42が打ち出しを完了したこと、即ちエンドポジショ
ンにあることを検知する。
波つきのタイミングベルトが使用されるため、歯車等を
使用する際のバックラッシュに起因する問題が無く、応
答性の良い動力伝達機構が実現できる。
個使用するので、フォトセンサCを2個設けているが、
使用するダイスの数に応じてフォトセンサCの数も変え
られる。また、本ダイスゲーム機10ではフォトセンサ
を使用しているが、フォトセンサに限られるものではな
く、電気的なマイクロリミットスイッチ等を使用しても
よい。
は、図7に示した空間32内に収容される。そして、収
容された状態で、上述の打ち出し板42はホームポジシ
ョンに位置するときに図7に示した傾斜部30の開口3
0aに一致する。従って、フィールド24及び傾斜部3
0を滑動してきたダイスを打ち出し板42上に移動させ
ることができる。
図13の打ち出し動作フローチャートに基づき説明す
る。まず、2個のダイスがフィールド24上にあり、後
述するダイス回収機構により打ち出し板42上の所定の
位置(図10の実線で示される位置)に移動されている
と仮定する。この移動の間にダイスゲーム機10のプレ
ーヤーは出目の予測をしその予測に対する点数の設定の
操作を行う。また、本体12に設けられている主制御部
100の主CPU110,130により次のシュータの
サテライトが指定される。
ず打ち出し板42がホームポジションにあるか否かが判
定される(ステップS32)。ホームポジションに無い
ときはACモータ44を打ち出し時とは逆に回転させて
ホームポジションに戻し(ステップS34)、再びステ
ップS32に戻る。ステップS32において、打ち出し
板42がホームポジションにあると判定されると、AC
モータ44は打ち出し方向に回転され、所定の回転数と
される(ステップS36)。この時、電磁パウダークラ
ッチ46にも所定の微弱電流が供給される(ステップS
38)、この電流では電磁パウダークラッチ46はトル
ク伝達状態に移行しない。従って、この状態ではタイミ
ングベルトCを介し電磁パウダークラッチ46の動力入
力側プーリーC2は回転しているが、動力出力側のプー
リーC1は回転していない。
定の回転速度になった後に、2個のダイスが打ち出し位
置にあるか否かが判定される(ステップS40)。ダイ
スの片方でも打ち出し位置に無いと判定されると、エラ
ー信号が出され(ステップS42)打ち出し動作は中止
される。
定されると、シュータに打ち出し準備が完了した旨が通
知され、シュータが打ち出しボタン26を打撃する(ス
テップS44)。
るように圧電変換素子等で構成される電圧信号発生器6
0に連結されており、シュータの打撃力に比例した電圧
信号が出力される。打ち出しボタン26には、シュータ
により打撃力が加えられるのでその衝撃が打ち出しボタ
ン26が取り付けられているパネルに直接伝わらないよ
うに緩衝するラバークッション(図示せず)が設けられ
ている。打ち出しボタン26の底部には押圧部68が設
けられ、打ち出しボタンに衝撃力が加わると、その衝撃
力が押圧部68を介して電圧信号発生器60に伝達さ
れ、その衝撃力に応じた電圧信号が出力される。この電
圧信号は本体12の対応するサテライト制御部300の
CPU310,320で処理され、128段階のレベル
のデジタル信号に変換される。このデジタル信号のレベ
ルに基づき、電磁パウダークラッチ46に対して電圧が
印加される(ステップS46)。以上の電圧信号のデジ
タル化処理及び電圧の印加は周知の回路を使用して構成
されるため、本願ではその説明を省略する。
光式のボタンであり、これが光ることによりシュータの
サテライトが表示される。即ち、光っている打ち出しボ
タン26がダイスを打ち出し可能なボタンである。
ッチ46に供給されることにより、電磁パウダ−クラッ
チはその電流に対応するトルクを伝達する。即ち、打撃
力が弱い場合は十分な励磁電流が電磁パウダークラッチ
46に供給されないため、電磁パウダークラッチ46は
滑りながらトルクをプーリーC1に伝達する。プーリー
C1に伝達されたトルクに従って、タイミングベルトB
及びタイミングベルトAを介して軸52が回転され、軸
52の端部に固定された打ち出し板42は回動し、ダイ
スはフィールド24にめがけて打ち出される。従って、
ダイスの打ち出し強さは電磁パウダークラッチ46に供
給する電流の強さに対応することとなる。
ジションに到達したか否かが判定される(ステップS4
8)。打ち出し板42が回動してから所定の時間経過し
てもエンドポジションに到達しない時は、ステップS4
2に進みエラー信号が出力される。エンドポジションに
到達したと判定されると、ACモータ44は逆転され、
打ち出し板をホームポジションに戻した後に(ステップ
S50)、打ち出し動作を終了する。
打ち出しボタンの打撃時に先立ってACモータ44を回
転させておくことにより(ステップS36)、モータ起
動時の立ち上がりに必要な時間を省くことができ、シュ
ータの打撃から実際にダイスが打ち出されるまでの時間
を短縮することができる。また、電磁パウダークラッチ
に予め微小電流を流しておくことにより(ステップS3
8)、さらにクラッチの応答時間を短縮することができ
る。また、上述のように電磁パウダークラッチ46に供
給する電流を変化させることにより、電磁パウダークラ
ッチ46の滑り量を変化させ、打ち出しの強弱を任意に
調整することができる。
シュータの打撃から非常に短時間でダイスが打ち出さ
れ、しかも打撃の強弱に合わせて打ち出し強さを変化さ
せることができるので、シュータはあたかも自分の手で
ダイスを投げているような感覚でプレーをすることがで
きる。
のような打ち出しボタン26と打ち出し機構114とを
使用する方法に限られず、シュータとしての人間による
打撃等の操作の様子を数値的に検出する検出手段とその
ようにして検出された数値に見合った加速度をダイスに
与える駆動手段とを使用する方法であれば他の方法でも
適用可能である。例えば検出手段としては上述の圧電検
出器を使用してもの以外のものとして、互いに所定の間
隙を介して配置された発光部及びフォトセンサよりなる
通過検出器(通常は発光部から発せられた光ビームが対
応するフォトセンサに検出されておりその間を物体が通
過すると光ビームが遮られフォトセンサに届かなくなる
ことによってその物体の通過を検出するもの)を二組設
けたものを使用することができる。シュータはこの二組
の通過検出器のそれぞれの間隙に順次手を通すとダイス
ゲーム機は二組の通過検出器を手が通過した時間差を検
出しその時間差によって通過の際の手の速度を得る。そ
して駆動手段はその手の速度に応じた加速度をダイスに
与える。又、駆動手段としては前述の電磁パウダークラ
ッチと打ち出し板とを使用した機構以外のものとしてコ
ンプレッサで圧縮空気を発生し、その圧縮空気をダイス
に吹き付けることによってダイスに加速度を与える方法
を適用することができる。尚、圧縮空気をダイス付近ま
で導く導管の途中に圧力制御弁を設けておき、この圧力
制御弁を使用することによってシュータの操作の様子の
数値に応じてダイスに与えるべき加速度の制御を実施す
ることができる。
て簡単に説明する。フィールド24上のダイスはコレク
トブラケット34aが図中X方向に移動することによっ
てこのコレクトブラケット34aに押されてX方向に摺
動し傾斜部30まで搬送される。傾斜部30のX方向端
は図示のように斜め上方向に突き出すように直角に折り
曲げられることによってストッパ30bが設けられてい
る。傾斜部30まで搬送された二つのダイスは、傾斜部
30の傾斜によって傾斜部30に沿って摺動しストッパ
30bに当って停止する。尚このコレクトブラケット3
4a上にはコレクトバー34bが設けられており、この
コレクトバー34bによって仮に二つのダイスが上下に
積み重なった状態であっても上段のダイスをフィールド
24に落すことによって積み重なり状態を解消させる。
このコレクトブラケット34aは両端に固定されたタイ
ミングベルト33d,33eによって上述のようにX方
向に駆動される。これらのタイミングベルトは図中Y
1,Y2方向に沿って設けられた他のタイミングベルト
33bがコレクトモータ33aによって駆動されること
によって対応するプーリを介して駆動される。このプー
リを使用した動力伝達機構の機能を確実に実行させるた
めにタイミングベルト33cに張力を与えるテンショナ
としてのプーリ33cが設けられている。
れた二つのダイスに対して、まずフィリップバー36c
のY1方向に移動する。このフィリップバー36cの移
動によって、仮に傾斜部30上の二つのダイスが共にス
トッパ30bに接しておらずストッパ30b上に積み重
なって並んでいた場合、上側のダイスを弾き上側のダイ
スも下側のダイスと共にストッパ30bに接するように
する。次にそれぞれのモータ35a,36aの回転によ
ってタイミングベルト35b,36bがY1,Y2方向
に駆動させられる。これによって二つのアトラクトバー
の先端に取り付けられたそれぞれのアトラクトパッド3
5c,35dがY1,Y2方向に移動させられ、もって
二つのダイスは開口30aの位置まで搬送される。この
位置には実際には上述のように打ち出し機構114の打
ち出し板42が設けられており、二つのダイスは実際に
はこの打ち出し板42上に搬送される。
クトバー34b及びフィリップバー36cの機能によっ
てダイスの積み重なり状態が解消されるため、結果的に
二つのダイスがY1,Y2方向に沿って並んだ状態で打
ち出し機構114の打ち出し板42上に回収される。し
たがって打ち出し機構114のダイスを打ち出す際のダ
イスの状態を出目を除いて毎回同じ状態にすることがで
き、ゲームの公正さを得ることができる。
スが飛んで行きフィールド24を横切った後に前記壁に
当たり、その後に跳ね返えされ、そしてフィールド24
上を転がった後に停止するダイスの動きの詳細を各プレ
ーヤが予測するということが、少なくともダイスが打ち
出される前には全く不可能であり、そのように運動した
ダイスが実際に停止する直前に始めて判明する程度に十
分広い面積を有するものであることが望ましい。そのよ
うな広さとすることによって各プレーヤはそのようなダ
イスの運動の移り変わり(打ち出されて飛ばされ、次に
壁に当り、その後落下して転がる)のその都度ダイスの
動き及び姿勢(向き)を見ながら出目の予測を試みて一
喜一憂することとなり、ゲームの楽しさを増すことが出
来る。同様に上記打ち出し機構114はそのようなダイ
スの運動を可能にする能力を有するものとし、フィール
ド24上のドーム22もダイスが有る程度の高さに飛ぶ
ことが出来るような十分広い空間をフィールド24上に
提供するようなものであることが望ましい。又、ダイス
はサテライト18前に立っている各プレーヤからその目
が明確に確認出来るような十分な大きさを有するもので
ある必要がある。
る。
説明する。図14はこの基本原理を説明するための図で
ある。図14において切り換えスイッチを上側に切り換
え、一本の電線よりなるアンテナに交流電源から交流電
流を流す。このアンテナに上記交流電源の周波数と同一
の共振周波数を有するコイルとコンデンサよりなるタン
ク回路を近付けるとこのタンク回路は共振現象を起こ
す。このような状態で切り換えスイッチを下側に切り換
えてアンテナに交流電流を流すことを停止してもタンク
回路の周知の特性によって共振現象はタンク回路内で暫
く続き(このように外部から電力の供給がなされない状
態で持続する共振振動を「残響振動」と称する)、この
間タンク回路からは残響振動によって電磁波が発生され
る。この電磁波は上記アンテナによって受信され、切り
換えスイッチを下側に切り換えることによってアンテナ
は検出部に接続されるため、このように受信された電磁
波は電気信号となって検出部に供給される。検出部はこ
のように電気信号が供給されたことを検出することによ
って上記交流電源の周波数と同一の共振周波数を有する
タンク回路の存在を検出することができる。
適用する際の問題点を図15を参照して説明する。図1
5は上記技術を出目検出システムに適用しようとした場
合に考えられる方法の一例を示す略図である。図中、コ
ントローラには上記交流電源、検出部及び切り換えスイ
ッチが含まれている。この例ではアンテナは出目を検出
すべきダイスが置かれる台の脇にその台に垂直に設けら
れている。このダイスの各面の中心付近に近接して合計
6個のIDタグが埋め込まれている。これらのIDタグ
の各々は上記タンク回路よりなり、これらのタンク回路
の共振周波数は互いに異る。このようなシステムにおい
て、互いにその共振周波数が異る複数のタンク回路がア
ンテナの付近に存在する状況において、その複数のタン
ク回路の内、ダイスの特定の方向を向いた面に近接して
埋め込まれたタンク回路、例えばダイスの上を向いた面
に近接して埋め込まれてタンク回路又はダイスの下を向
いた面に近接して埋め込まれたタンク回路を識別する必
要がある。アンテナとダイス内に埋め込まれた各タンク
回路との相対的位置関係の相違によってアンテナから発
信された電磁波が各タンク回路にて残響振動を引き起こ
しその結果アンテナに受信される電磁波のレベルがその
周波数成分毎に異ることが考えられる。したがって交流
電源から各タンク回路の共振周波数に等しい複数の周波
数成分の電磁波を順次発信し、その都度、各タンク回路
の残響振動の結果アンテナに受信される電磁波の受信レ
ベルを各周波数成分毎に測定してそのレベルの比較する
ことによってアンテナと特定の位置関係にあるタンク回
路を識別することが考えられる。
問題点が考えられる。このような判断を精度良く行うた
めには送信磁界(電磁波)のスプリアスを少なくし、尚
且つ各タンク回路のQを高くする必要がある。ところが
送信磁界のスプリアスを減らすためにはアンテナの長さ
を、使用する周波数に対応する波長に等しくする必要が
ある。しかしながらこのようなアンテナを使用した場合
アンテナ自体が共振を起こし、タンク回路から発信され
る電磁波の検出が困難となる。このような状態を防止す
るためにはアンテナの長さを使用する周波数に対応する
波長の長さとは異る長さとする必要がある。この結果ア
ンテナが送信する磁界には多くのスプリアスが含まれる
こととなる。又、各タンク回路のQもタンク回路を小型
軽量化するためにはあまり高くすることが出来ず、せい
ぜい高くしてQ=80程度が限界である。更に、このよ
うなタンク回路をダイスの各面に近接して埋め込むこと
を考慮すると、各タンク回路の重量を実質的に等しくす
る必要がある。又、アンテナに交流電源を供給する上記
交流電源を各タンク回路の共振周波数に等しい周波数の
電磁波を発生するように構成する必要があるが、その周
波数間の差を小さくした方か経済的である。このような
ことから各タンク回路間の共振周波数の差を大きくする
ことは望ましくない。したがって特定の周波数の電磁波
を発信してもその周波数に近い共振周波数を有する複数
のタンク回路が同時に共振し、それらの周波数の残響振
動の結果発生される複数の周波数の電磁波がアンテナに
受信される。即ち、ダイスの各面に近接して埋め込まれ
た6個のタンク回路の全てからそれぞれの周波数を有し
た電磁波が大差無い受信レベルで得られることとなり、
それらの中から特定の周波数を識別することは困難とな
ってしまうことが予測される。このように、精度良くダ
イスの特定の方向を向いた面に近接して埋め込まれたタ
ンク回路を識別することは困難となる。
すブロック図である。この構成は周知のスーパーヘテロ
ダイン方式を使用してアンテナによって受信された電磁
波の受信レベルを周波数成分毎に測定するものである。
しかしながら、このような構成では上記のように各タン
ク回路のQをあまり高くできず、又タンク回路の軽量化
の必要性から残響振動の持続時間を長くすることも困難
であるような条件においては特定の周波数成分のレベル
を測定する際のS/N比を高めることは困難であり、精
度の良い各周波数成分毎の受信レベルの測定は困難であ
る。
ている、本発明の一実施例の駒の部分を検出する装置が
適用された出目検出システムはこのような問題点を解決
し得る。次のこの出目検出システムを説明する。図17
は、この出目検出システムよりなる、図3(a)に示さ
れる検出部220の概略構成を示すブロック図である。
検出部220は前述のように制御部221,発信部22
2,解析部223及びアンテナ24aを有し、更に切り
換えスイッチ224を有する。発信部222は制御部2
21からの電波発信指示信号に応じてアンテナ24aを
介して二つのダイス1の上記12個のトランスポンダの
それぞれの共振周波数の周波数の電磁波を順次発信す
る。解析部はアンテナ24aを介してダイスのトランス
ポンダ4から発信された電磁波を受信しその電磁波の周
波数に関する情報を制御部221に供給する。制御部2
21は解析部223から供給された周波数成分に関する
情報を使用して出目を判断する。切り換えスイッチ22
3は図14における切り換えスイッチに対応し、アンテ
ナ24aの接続を切り換えることによって適宜送信アン
テナとして及び受信アンテナとして使用出来るようにす
る。
ポンダ4の12種類の共振周波数に関する情報が登録さ
れている。制御部221は解析部223にこれらの12
種類の周波数のそれぞれと受信された電磁波の周波数と
を照合させ、その結果、2種類の周波数を得る。更に制
御部221はその2種類の周波数成分に対応する共振周
波数が割り当てられたダイス1の出目の情報を得てフィ
ールド制御部200に供給する。尚、ダイスゲーム機1
0において通常のダイス1の停止状態では各ダイス1の
それぞれのある面(底面)がフィールド24に接する状
態となっているはずである。したがって上記解析の結果
二つあるダイス1の内の第1のダイス内のトランスポン
ダ4の内の一つのものの共振周波数と第2のダイス内の
トランスポンダ4の内の一つのものの共振周波数とが得
られるはずである。したがってその結果として制御部2
21からフィールド部200に供給される出目の情報も
第1のダイスの出目と第2のダイスの出目とのそれぞれ
を示す情報となる。尚、例えば後述する図28(b)の
状態となった場合にはそのまま受信電磁波を解析して結
果を出すと得られる二つの周波数成分の両方ともが下側
のダイスの目を示すものとなってしまうおそれがある。
したがって、そのような場合には制御部221はフィー
ルド制御部200にエラー信号を供給し、このエラー信
号を受けたフィールド制御部200のCPU210は
「ゲーム結果決定動作失敗」と判断しその旨の情報を主
制御部100に伝達して回収機構113にダイスを回収
させて打ち出し機構114にセットさせ、更にシュータ
のサテライトのサイライト制御部300を介してシュー
タに再度打ち出し操作ボタ26を打撃するよう促す。
出部220について更に詳細に説明する。図18は図1
7に示す検出部220の更に詳細な構成を示すブロック
図である。又図19,20は図18に示す構成における
信号波形図である。図18に示す構成の検出部220
は、タンク回路の残響振動によって発信されアンテナに
よって受信された電磁波信号から、その残響振動の電力
源となった、アンテナから発信される電磁波の位相と一
致する位相を有する周波数成分を抽出してそのレベルを
測定する。このようにして、アンテナから発信された電
磁波信号の周波数と等しい共振周波数のタンク回路から
発信された電磁波の、アンテナにおける受信レベルを測
定する。
221は周波数シンセサイザ222aを制御して二つの
ダイス1の合計12個のトランスポンダ4(タンク回
路)のそれぞれの共振周波数に等しい複数の周波数の電
磁波信号を順次切り換えながら順次発生させる。周波数
シンセサイザ222aはVCO(電圧制御発振器)を有
する周知のPLL回路を含むものであることが望まし
い。このように発生された電磁波信号はドライバA、2
22b及びドライバB,222cに供給される。これら
の二つのドライバの動作は制御部221によって制御さ
れ、次のようなタイミングにてオンオフする。即ち、二
つのドライバが交互にオンとなり、更に二つのドライバ
のオンとなる時間の間には、いずれのドライバのオフで
ある一定の時間間隔が設けられているように制御され
る。即ち、まずドライバAがオンとなり、所定時間の経
過後に次にドライバAがオフとなり、更に所定時間経過
後にドライバBがオンとなり、更に所定時間経過後には
ドライバBがオフとなり、更に所定時間経過後にはドラ
イバAがオンとなり、これを1サイクルとして以下1サ
イクルの上記動作が周波数シンセサイザ220aによっ
て発生される周波数が順次切り換えられる毎に繰り返さ
れる。このように電磁波信号が供給されたドライバは、
それぞれに接続されたアンテナA及びアンテナBを介し
て対応する電磁波を発信する。アンテナA及びアンテナ
Bは図24(b)に示すように矩形形状の検出領域内に
おいて交互に配置され、互いの不感帯を補い合うように
配置されている。
よって順次発生される周波数の電磁波信号の内の一つの
波形、即ち図18中の点Aにおける波形を図19(a)
及び20(a)に示し、アンテナA又はアンテナBに供
給される電磁波信号の波形、即ち図18中の点Bにおけ
る波形を図19(b)及び20(b)に示す。上述のよ
うに制御部221が二つのドライバA,ドライバBの動
作タイミングを制御しているため、アンテナA又はBへ
の電磁波信号の供給は時刻t1(図19(b)及び図2
0(b)参照)に停止され、その結果時刻t1以降、点
Bにおける信号レベルがゼロとなる。尚、具体的な各ト
ランスポンダ4のタンク回路の共振周波数は略250k
Hz乃至593kHzを略31kHz刻みで11等分し
て得られる合計12種類の周波数である。したがって周
波数シンセサイザ220aはこの12種類の周波数を順
次発生する。
磁波はダイス1の各トランスポンダ4のタンク回路によ
って受信され、それぞれのタンク回路は自己の共振周波
数にて共振する。合計12個のタンク回路の内、現在周
波数シンセサイザ222aによって発生され、その結果
アンテナから発信されている電磁波の周波数、即ち図1
9(a),(b),図20(a),(b)に示されてい
る波形の周波数と等しい共振周波数のタンク回路におけ
る共振信号の波形、即ち図18の点Cにおける波形を図
19(c)に示し、他のタンク回路、即ち現在アンテナ
から発信されている周波数とは異る共振周波数を有する
タンク回路における共振信号の波形を図20(c)に示
す。現在アンテナから発信されている電磁波の周波数は
図19(a),(b),図20(a),(b)に示す信
号の周波数であるが、但し上述のようにアンテナからは
その周波数に対するスプリアスも発信されている。この
スプリアスによって上記のように周波数シンセサイザ2
20aによって発生される周波数以外の共振周波数のタ
ンク回路も共振してしまう。
20の時刻t1においてアンテナからの電磁波の発信が
停止された後にはその共振の残響振動によってそれぞれ
のタンク回路からはその共振周波数を有する電磁波が発
信されアンテナA又はアンテナBによって受信される。
切り換えスイッチ224は上記ドライバA,ドライバB
の動作タイミングに同期するように制御部221によっ
て制御される。即ち、ドライバA又はドライバBがオン
となっている間、切り換えスイッチ224は増幅器AM
P,223aがアンテナA,アンテナBのいずれとも接
続されないようにする。そしてドライバAがオンとなっ
た直後の二つのドライバA,Bの両方共がオフの間には
アンテナAが増幅器AMPに接続され、ドライバBがオ
ンとなった直後の二つのドライバA,Bの両方共がオフ
の間にはアンテナBが増幅器AMPに接続される。この
結果アンテナAから電磁波が発信された直後には同じア
ンテナAによって受信された電磁波が増幅器AMPに供
給され、アンテナBから電磁波が発信された直後には同
じアンテナBによって受信された電磁波が増幅器AMP
に供給される。
信された電磁波の電磁波信号が解析部223内の増幅器
AMP,223aに供給される。この増幅器AMPによ
って増幅された電磁波信号の波形を図19(d),図2
0(d)に示す。増幅器AMPの機能によって、図19
(c),図20(c)に示すようにタンク回路の残響振
動が次第に減衰していく間、図19(d),図20
(d)に示すように増幅器AMPの出力信号はその振動
を更に長く所定の振幅以上に保持している。位相検波器
223bは周波数シンセサイザ222によって発生され
ている信号の位相と増幅器AMPから供給される信号の
位相とを比較し、両者の位相が一致している場合、具体
的には両者の振幅の符号(プラス又はマイナス)が一致
している場合にはそれらの振幅に応じた正の振幅の信号
を出力する。したがって両者の位相、周波数共に一致し
ている場合、即ち図19の場合には図19(d)に示す
波形の振幅に応じた常に正の振幅を有し2倍の周波数を
有する信号を出力する。この信号が低域通過フィルタL
PF,223cによってフィルタリングされ、図19
(e)に示す波形の信号、即ち図18中、点Eにおける
信号となる。このフィルタLPFは簡易な構成の周知の
RCフィルタよりなり、図19(e)に示すように、図
19(d)に示す信号の振幅が一定のレベルに保持され
ている間増加しその減衰にしたがって減少する信号を出
力する。このような信号はコンパレータCMP,223
dによって所定のレベルと比較され、その所定のレベル
以上の間にハイレベルを有するパルス信号となる。この
パルス信号は図18中の点Dにおける信号であり、図1
9(f)に示される。尚、ここでは説明の便宜上コンパ
レータCMPを使用することを想定しているが、実際に
はコンパレータCMP,223Dの代わりにアナログ/
ディジタル変換器が使用されている。このアナログ/デ
ィジタル変換器によって図18中E点の信号の振幅が対
応するディジタル信号に変換され、このディジタル信号
に制御部221がその共振周波数を有する信号のレベル
を判断する。
aが発生する信号の周波数と異る共振周波数を有するタ
ンク回路から発信された電磁波、即ち図20(c)に示
される信号も増幅器AMPによって増幅されて図20
(d)に示されるようにその減衰の傾向が弱められた信
号となる。しかしながらこの信号の位相が位相検波器2
23bによってシンセサイザ220aから発生されてい
る信号の位相と比較されると、互いに周波数が異るため
位相も互いにずれているため、位相検波器223bはこ
の信号に対して正負に振れた振幅の信号を出力する。こ
の結果、図20(e)に示す、フィルタリングされた信
号もその振幅は実質的にゼロとなり、コンパレータ22
3dによって所定のレベルと比較されてもその所定のレ
ベル以下であるため、コンパレータ223dもその信号
に対してローレベルの信号を出力する。
って発生される周波数が切り換えられる度毎に、12個
全てのトランスポンダのタンク回路から発信された電磁
波が同時に解析部223によって解析されることにな
る。したがって実際に増幅器AMPには12種類の周波
数成分を含んだ電磁波信号が供給され、これらが同時に
位相検波器223b,フィルタ223c及びコンパレー
タ223dによって順次処理される。その結果位相検波
器223bから出力される信号は12種類の周波数を有
する信号の合計であって、その振幅が大きい程フィルタ
223cによってフィルタリングされた信号のレベルが
長時間所定のレベル以上の保持され、その結果コンパレ
ータ223dから出力される信号がハイである時間が長
くなる。上述のようにシンセサイザ222aから発生さ
れている信号の周波数と同一の共振周波数を有するタン
ク回路から発信される電磁波が位相比較器223bから
出力されるレベルを上げる作用が、他のタンク回路から
発信される電磁波による同様の作用に比して、極端に大
きいと考えられる。したがって、シンセサイザ220a
が発生している周波数に等しい周波数を有するタンク回
路から発信される電磁波のアンテナ24aに受信される
強度によって、そのシンセサイザ222aによって発生
される周波数に対する解析結果、即ちコンパレータ22
3dによって出力される信号におけるハイレベルの時間
の長さか決定されると言っても良いと考えられる。尚、
実際には上述のようにコンパレータCMP,223dの
代わりにアナログ/ディジタル変換器が使用されてお
り、これによって出力されるディジタル信号か示す値が
決定されるといっとも良いと考えられる。
類のタンク回路の共振周波数と等しい12種類の周波数
を順次切り換え発生し、それに対して各タンク回路が発
信する電磁波を解析部223にて解析した結果、最も長
い時間のハイレベル時間を有する出力信号(コンパレー
タ223dの出力)を得ることができた際に(実際には
アナログ/ディジタル変換器から最も大きい値を示すデ
ィジタル信号を得ることができた際に)シンセサイザ2
22aによって発生されていた周波数に等しい共振周波
数を有するタンク回路がアンテナから発生される電磁波
を最も効率良く取り込み、それによって発信された電磁
波が最も効率良くアンテナに受信されたと言える。この
ようなタンク回路が、その時にフィールド24上に停止
しているダイス1の下を向いた面に近接して埋め込まれ
たトランスポンダ4のタンク回路であるようにアンテナ
24aを構成する必要がある。そしてそのアンテナの構
成は、特にそのダイス1の下を向いた面に近接して埋め
込まれてトランスポンダ4のタンク回路がアンテナから
電磁波を受け、その結果そのタンク回路から発信された
電磁波がアンテナに受信される効率が極端に良くなるよ
うにすることが望ましい。そのように構成することによ
って、解析部220aによって解析することによってそ
のタンク回路を識別する精度を向上させることができ
る。
aについて図21乃至24を参照して説明する。図21
はアンテナとタンク回路のコイルとの位置関係を示す図
である。図中、アンテナは直線状であって図の紙面を貫
通する方向に延設させており、各コイルはそれぞれその
コイルの軸方向が図中垂直方向とされている。ここでア
ンテナに一定の電流を流し、コイルをアンテナの回りを
常にその中心のアンテナからの距離が一定であってその
軸方向も常に垂直であるように回転させた場合を考え
る。その場合、図中0゜の状態に対して回転角度θに回
転した場合、そのコイルに誘導される電流はcosθと
なる即ち、図中0゜の状態でコイルに誘導される電流を
1とすると図中90゜の状態でコイルに誘導される電流
は0である。
る構成のアンテナを考える。図22は本発明の駒の部分
を検出する装置の原理を説明する図である。このアンテ
ナはフィールドに互いに平行に埋め込まれており、各々
には互いに逆相の交流電流が流される。この結果2本の
アンテナには常に逆方向の電流が流されることとなる。
このフィールド上をコイルがその軸がフィールドに垂直
となるように移動させてコイルに誘導させる電流を測定
した結果を図22(b)に示す。図22(b)は図22
(a)の構成をB方向に見た正面図である。図示のよう
に、コイルがフィールド上に接している状態C1でコイ
ルに誘導させる電流の値を1とすると、コイルがフィー
ルド上を浮いた状態C2,C3ではコイルに誘導される
電流は0.8及び0.4であった。このようにコイルを
フィールドにより近接させた方がコイルに誘導される電
流値が大きく、コイルをフィールドから離間させた場合
にある程度維以上(C3の状態)離間させるとコイルに
誘導される電流は極端に小さくなる。コイルをアンテナ
の設けられたフィールドから浮かすと、図21において
コイルのアンテナに対する方向θが大きくなることによ
る。図22(a)に示すようなアンテナの構成とするこ
とによって2本のアンテナの間に一定の高さ(C2の状
態)で存在するコイルに誘導される電流はかなり広いフ
ィールド上の範囲において実質的に一定となる。
いるタンク回路の各々において、そのタンク回路のコイ
ルの軸方向はそのタンク回路が近接したダイスの面に垂
直となるように、即ちコイルの巻回面がそのタンク回路
が近接したダイスの面と平行となるような構成とされ
る。例えば図15において、IDタグを示す丸印がコイ
ルの一巻回の形状に対応すると考えてよい。上記構成の
アンテナを使用することによって、このように各面に近
接してタンク回路が設けられたダイスのある面がフィー
ルドに接している際に、対応するタンク回路に誘導され
る電流が一定になるようにすることが出来る。そしてそ
のフィールドに接している面以外の面に近接して埋め込
まれているタンク回路に誘導される電流の値を上記電流
の値に比して極端に小さいものにすることができる。
ィールドに平行、即ちコイルの巻回方向がフィールドに
垂直である場合を考える。この場合、更にコイルの軸が
アンテナの延在方向に平行である場合と垂直である場合
と二通り考えられる。各アンテナによって発生される磁
界がアンテナに直交する面に沿っているため、コイルの
軸がアンテナの延在方向と平行の場合には実質的にコイ
ルに誘導される電流はゼロである。他方コイルの軸がア
ンテナの延在方向に垂直な場合にはコイルの軸がフィー
ルドに垂直な場合同様にコイルには電流が誘導される。
したがってダイスがフィールド上に置かれている場合ダ
イスの側方を向いた面に近接して埋め込まれたコイルの
軸はフィールドと平行となり、更にアンテナの延在方向
と垂直である場合にそのコイルには有る程度の電流が誘
導されることとなる。しかるに、この場合であってもコ
イルに誘導される電流の値は、コイルがフィールドから
離間すると図22(b)に示す傾向と同様に減る傾向に
ある。ダイスの側方を向いた面に近接して埋め込まれた
タンク回路は図15に示すようにフィールド(台)から
かなり離間することとなるため、これらのタンク回路に
誘導される電流値は比較的小さいものとなり、したがっ
てダイスの下を向いた面に近接して埋め込まれたタンク
回路に誘導される電流との間で識別することは十分可能
である。
ク回路の共振周波数に対応する波長に比して十分短いも
のとすればアンテナをループ状のものとすることによっ
て(即ち、図23(a)において縦方向に一直線に延在
される長さを十分短くすることによって)簡易に図23
(a)のアンテナの構成を実質的に実現することが可能
である。このようにアンテナの一直線に延在される長さ
をタンク回路の共振周波数に対応する波長に比して十分
短くすることによってアンテナ自体が共振することが防
止される。しかるに、タンク回路を小型軽量なものにす
るためにはタンク回路の共振周波数を低く、即ち対応す
る波長を長くすることには限界がある。したがってアン
テナの一直線に延在される長さを短くする必要性があ
り、一つのループアンテナの大きさを十分大きくするこ
とが出来ない。したがって広い検出面積を実現するため
にはこのようなループを数多く設ける必要がある。
る装置に適用され得るアンテナの基本構成の一例を示す
図である。上述のように、図23(a)のような一つの
ループよりなる一対の縦方向直線状延在アンテナ、即ち
図中縦方向に一直線に延在する電線よりなるアンテナの
一対のみでは広い範囲の検出エリア、即ちコイルに一定
の電流を誘導させることが出来るエリアを実現すること
が困難である。このため図23(b)に示すように図2
3(a)に示されるようなアンテナの構成を横に複数個
並べることによって広い検出エリアを実現することが可
能となる。
テナを構成し一本の電線にて簡易に実質的に図23
(b)と同等な縦方向直線状延在アンテナの構成を実現
することが可能である。しかるにこのような構成ではア
ンテナの線上の部分が不感帯となってその部分にコイル
があった場合にそのコイルに電流を誘導することが出来
ず、結果的にそのコイルを有するタンク回路からは電磁
波が発信されず、そのタンク回路の存在が解析部230
に無視されることになってしまう。このような事態を避
けるために更に図24(b)に示されるよう、図24
(a)の構成のアンテナ(アンテナA)に重ねるように
して、図24(a)の構成のアンテナを横にその横方向
の電線間隔の半分の長さ分ずらせた位置に更に設ける
(アンテナB)。このようにすることによって前述のよ
うにアンテナA,Bの二系統のアンテナの縦方向直線状
延在アンテナの不感帯を互いに補わせることが可能であ
る。
る装置の一実施例のダイスゲーム機10の出目検出シス
テムに使用される、駒に該当するダイスの正面図であり
図25(b)はそのダイスの図25(a)のB−B線に
沿う部分断面図である。又、図25(c)は図25
(a)に示されたトランスポンダの回路図である。この
ダイス1は一辺が例えば略80ミリメートルの略立方体
であり、立方体の中子2及びその周囲を所定の厚みで被
うカバー3よりなる。この中子2は発泡ウレタン製であ
り、カバー3はABS製である。又、図示のように、中
子2の表面を構成す合計6個の各面には上記タンク回路
よりなるトランスポンダ4一個づつ、それぞれその面上
にその一部が露出するように埋め込まれている。各トラ
ンスポンダ4は図25(c)に示すようにコイル4aと
可変容量式コンデンサ(トリマコンデンサ)4bとの並
列回路(タンク回路)よりなる。ここで各トランスポン
ダ4のタンク回路のコイルの軸はその中子2のそのトラ
ンスポンダ4が埋め込まれている面に垂直となる。即
ち、そのコイルの巻回面がその中子2の面に平行とな
る。このように中子2の各面に一部が露出するように埋
め込まれたトランスポンダは、その中子2の面が近接す
るダイス1の面、即ちカバー3の表面、に近接したトラ
ンスポンダに該当する。
発明の駒の部分を検出する装置の駒に設けられる共振回
路に該当する共振回路、即ちタンク回路を有し、各トラ
ンスポンダの共振回路は互いに異なる共振周波数を有す
る。更に図2に示すダイスゲーム機10では同様のダイ
ス1を2個使用しており、その結果、各ダイス1に6個
づつのトランスポンダが埋め込まれており、合計12個
のトランスポンダが使用されている。これらの12個の
トランスポンダのそれぞれの共振回路の共振周波数は互
いに異なり、したがって前述のように、上記12個のト
ランスポンダの各々に1種類づつの共振周波数が割り当
てられており、合計12種類の互いに異なる共振周波数
が使用されている。
られている共振周波数は、それぞれのトランスポンダ4
の最も近いダイス1の面に対向する面の目に割り当てら
れているものである。例えば、図25(a)におけるダ
イス1の上面は「1」の目を有しこれに対向する下面は
「6」の目を有する。したがって中子2の上面に露出す
るように埋め込まれているトランスポンダ4及びその共
振回路が有する共振周波数はダイス1の「6」の目に割
り当てられており中子2の下面に露出するように埋め込
まれているトランスポンダ4及びその共振回路が有する
共振周波数はダイス1の「1」の目に割り当てられてい
る。以下、ダイス1の他の面に関しても同様に、共振周
波数が割り当てられその共振周波数の共振回路を有する
トランスポンダか配置されている。このような構成とす
ることによって、前述のようにダイス1がフィールド2
4上に停止した際にフィールド24の下に設けられたア
ンテナ24a(図26(b)参照)から発信された電磁
波の内ダイス1の中子2の下面に露出するように埋め込
まれているトランスポンダ4がそのアンテナ24aに最
も近接し、よってこのトランスポンダ4から発信される
電磁波が最も高いレベルでアンテナ24aに受信され得
る。したがってアンテナ24aにて受信された電磁波に
おいてはそのトランスポンダ4の共振周波数に対応する
周波数成分の受信レベルが最も高くなる。このトランス
ポンダ4の共振周波数は停止したダイス1の上面の目を
示す構成となっているため、アンテナ24aの受信レベ
ルが最も高いこの周波数成分に対応する共振周波数はダ
イス1の上面の目、即ち出目に対応する。よって最も受
信レベルの高い周波数成分を検出することによってダイ
スの出目を検出することが可能である。
を正しくとることによってそれが振られた際の各目の出
る確率、即ち停止した際に各面が上方向を向く確率を等
しくする必要がある。したがって一つのダイス1に対し
て6個のトランスポンダはダイス1の立方体の中心から
等しい距離に位置する必要がある。又、ダイス1は振ら
れた際、即ち図8乃至11に示す打ち出し機構114に
よって打ち出された後にフィールド24上に落下した後
に惰性で更に転がるようにすることが出目の意外性を高
めるためには望ましい。ダイス1の内部の重量配分がダ
イス1の中心に集まるようにすることでダイス1をより
転がりやすい構造にすることが可能である。そのように
するためには各トランスポンダ4はよりダイス1の中心
に近く配置することが望ましい。一方ダイス1が停止し
た際にダイス1の中子2の下面に露出するように埋め込
まれているトランスポンダ4の共振周波数に対応する周
波数成分がより高いレベルでアンテナ24aに受信され
るようにするためには各トランスポンダ4はダイス1の
中心から離れてダイス1の表面に近い位置に配置するこ
とが望ましい。ダイス1内のトランスポンダ4の配置は
このような相反する要求をそれぞれ考慮した上で最適な
配置とする必要がある。
ド24のみの平面図であり、図26(b)は図26
(a)に示すフィールド24の側面図である。フィール
ド24は図26(a)において略縦2メートル×横1メ
ートルの長方形であり、図26(b)に示すように内部
に上記アンテナ24aが設けられている。このフィール
ド24は図26(a)に破線で示すように8等分されて
おり、その各々の領域が独立した検出領域とされ図24
(b)に示されたような構成の二系統のアンテナA,B
が設けられている。このような二系統のアンテナA,B
が更に8系統並べられた構成のアンテナ24aは銅線よ
りなり、二つのダイス1がフィールド24上のどの位置
に停止してもそのダイスの出目を検出出来るよう構成さ
れている。
出部220は使用すべきアンテナA,Bを制御部221
の制御によって上記8個の検出領域の各々に設けられて
いる二系統のアンテナA,Bに順次切り換える構成の回
路を有する。この回路によって8個の検出領域が順次ス
キャンされ、これらの検出領域の内の何れかに存在する
ダイス1を検出することが出来る。又、このように8個
の検出領域をスキャンする方法を適用する代わりに図1
8の検出部220を8個設けることによって同時に8個
の検出領域にてダイスの出目検出を行う構成とすること
も可能である。アンテナ24aはベニヤ板の合板24b
によってその上下方向を挟まれ、上側の合板24bの上
にはフェルトシート24cが貼られている。このように
ベニヤの合板24bでアンテナ24aを挟むことによっ
てアンテナ24aを補強しアンテナ24aの寿命を延ば
すことが出来る。又,フェルトシート24cにはプレー
ヤの気分を高揚させるような適当な絵柄を施せばよい。
これらのベニヤ合板24b,フェルトシートの厚さに応
じてアンテナ24aの感度を調節することによってその
上に停止したダイス1への電磁波の発信及びダイス1か
ら発信される電磁波の受信を確実に行うことが可能であ
る。
によって実行される出目検出動作を示すフローチャート
である。ステップS61にてフィールド制御部200か
ら出目検出動作開始の指示を受けるとステップS62に
てダイスの動作が停止したか否かを判断する。具体的に
は解析部223によって受信される電磁波の各周波数成
分毎の受信レベルに基づいた情報を所定時間監視した結
果、その間受信レベルの実質的変動が無ければダイスの
動作がフィールド24上で停止したと判断する。ダイス
がフィールド24上で転がっている間はそのダイスの各
トランスポンダ4とフィールド24、即ちアンテナ24
aとの間の距離が変化しその結果対応する周波数の受信
レベルも変動する。
のダイスの位置と出目を解析する。尚、前述のようにこ
のダイスゲーム機10で使用している出目検出システム
では図26(a)に示すフィールド24を8個の領域に
分割しており、アンテナ24aも対応して8個の部分に
分割されている。したがってまずダイスが停止した位置
がフィールド24内のどの領域に含まれているかを検出
する。具体的にはダイスから発信される電磁波の受信レ
ベルが最も高い二つの領域をダイスが停止した領域と判
断する。実際には二つのダイスが同一領域内に停止する
場合が考えられるが、その場合には、二つのダイスが異
る領域に停止している場合に比して、その領域での受信
レベルが特に高くなるはずである。したがってそのよう
な特に高い受信レベルを検出することによってそのよう
な同一領域に二つのダイスが停止した状態を検出するこ
とが出来る。そしてダイスの停止位置の検出の後に各々
のダイスの出目を検出する。このようにダイスの位置検
出とダイスの出目検出とを段階を分けて2段階に実施す
るような方式とすることによって、結果的に出目検出を
より速くより確実に行うことが出来るとともに、毎回の
ダイスの停止位置を出目の情報とともにメモリに記録し
ておくことによってダイスゲーム機10のメンテナンス
時にダイスゲーム機10の過去一定期間の動作を調査す
ることが可能である。このような調査によって打ち出し
機構114の機能の検証、ダイス1の構造上の特性を検
証すること等が可能である。
ける解析動作が通常通りに完了したか否かを判断する。
例えば上述のように、図28(b)に示すようにダイス
が2個上下に積み重なって停止したような場合には解析
動作中に異常状態が見いだされたと判断し、ステップS
66で前述のようにフィールド制御部200に対してエ
ラー信号を送信する。図28は予測し得る、フィールド
24上に停止した二つのダイス1の状態の例を示してい
る。図28(a)は左側のダイスの底面はその全面がフ
ィールド24の表面に接しているが、右側のダイスに関
してはその左下の辺が左側のダイスの右側面に当接して
傾斜し、底面はフィールド24に接していない。本実施
例では制御部221はこのような一つのダイスが傾斜状
態であっても、その傾斜角度が30度以内であれば正常
状態と見なしてそのダイスの上面の目を出目として検出
してフィールド制御部200に供給する。これは次の理
由による。ダイスの傾斜角度が30度以内であれば、検
出部220はそのダイス1の中子2の(傾斜した)底面
に露出するよう埋め込まれているトランスポンダによっ
て発信される電磁波と他のトランスポンダによって発信
される電磁波との間に受信レベルの差を検出することが
可能である。したがってそのダイスの出目を検出するこ
とが可能である。又、その程度の傾斜であれば、各プレ
ーヤも(傾斜した)上面の目を出目として認めることに
異議を唱えないであろうし、むしろその程度のダイスの
傾斜を無効として再度のダイスの打ち出しを行うわせる
ようなプログラムとした場合、プレーヤはその間待たさ
れることに対して不満を募らせることが予測される。
完了したことが判断されるとステップS65にてその結
果がフィールド制御部200に供給される。このように
して供給されたダイスの位置情報及び出目情報の内出目
情報は前述のようにゲームの結果の決定に使用され、そ
の結果によって各プレーヤへの点数の配分が行われる。
結果の決定のために使用する駒は立方体(正6面対)の
ダイス1である。しかし、本発明による駒の部分を検出
する装置において使用する駒は正6面体のダイスに限ら
ず、それ以上の数の面を有する正多面体又は球であって
もよいし、又、表と裏にそれぞれ異る目を有するコイン
であってもよい。
装置で使用し得る駒の構成例を示す斜視図である。図2
9(a)は一般的な正六面体のダイスを示し、このダイ
スの各6面には極く一般的に1乃至6迄の数が点の個数
で表示されている。図29(b)は断面が六角形の鉛筆
状の駒を示し、各6面には図29(a)と同様に1乃至
6迄の数が点の個数で表示されている。このような鉛筆
状の構成の駒を使用する場合でもその向きの検出、即ち
出目の検出の原理は正6面体の駒を使用した場合と同様
である。この場合、6角形の各辺に対応する6面の各々
に対応させてトランスポンダを設ければ良く、それぞれ
のトランスポンダは対応する面に対向する面の近くに配
置される。即ち、駒が停止した際に上を向いた面の目に
対応するトランスポンダが下を向いた面の近くに配置さ
れているようにし、そのトランスポンダから発信される
電磁波が最も高いレベルでアンテナに受信されるように
すれでよい。
(a)、(b)と同様の正6面体及び鉛筆状の形状を有
する駒を示す。但し図29(c)の構成では各面に描か
れる絵柄は点の個数によって数を表示するものではな
く、丸、三角、×といった形状である。又、図29
(d)の6角形の各辺に対応する各面には数を個数によ
って表示するための点では無く、直接1乃至6の数字が
描かれている。このように本発明では駒に取り付けられ
ている共振回路の共振周波数を検出することによって駒
の向きを検出する構成であるため、駒の表面に描かれて
いる絵柄によらず正確に駒の向きを検出することが出
来、その結果のその面に描かれている絵柄を判断するこ
とが可能である。又、あるその駒の形状が正6面体以外
の形状であっても複数の向きで停止し得、停止した際に
実質的に上を向いている部分に対応するトランスポンダ
(共振回路)を取り付けられるような底となっている部
分に設けられるような構造のものであればどのような形
状の駒であっても本発明に適用し得る。
簡易な構成で駒の向きを瞬時に確実に検出することが可
能である。又、共振周波数を所定の範囲の周波数に選定
することによって使用する信号を駒、駒が置かれる台の
材料として使用する一般的な物質を容易に透過するよう
なものにすることが可能であるため、共振回路を駒内に
埋め込み、発信手段、検出手段共駒が置かれる台の下に
設けるようにすることが可能であるため、検出機構がプ
レーヤに露出することがないように構成することが出来
る。又、同様に駒の多少の傾斜や表面の汚れがあっても
検出が可能である。
信される信号と受信される信号とを効果的に分離し確実
な位相比較が可能となり、もって比較的簡易な構成にて
効率的に 特定の位置にある共振回路を識別することが
可能となる。
ンテナ自体が共振回路の共振周波数によって発振するこ
とが防止されるため、アンテナによって受信される信号
のS/N比を向上させ、確実に受信された信号の信号レ
ベルを測定することが出来、もって特定の位置にある共
振回路を確実に識別することが可能となる。
れば、このような検出装置に適する駒を提供することが
でき、上記検出装置によって得られる効果を確保するこ
とが可能となる。
使用したダイスゲーム機の外観図である。
ロック図である。
フローチャート(その1)である。
フローチャート(その2)である。
れた打ち出しボタン及び打撃強度表示用LEDを示す平
面図である。
視図である。
(その1)である。
(その2)である。
図(その3)である。
図(その4)である。
られた打ち出しボタン及び関連構成を示す側面図であ
る。
フローチャートである。
明する図である。
の配置図である。
のブロック図である。
である。
ック図である。
1)である。
2)である。
の構成に関する原理を説明するための図(その1)であ
る。
の構成に関する原理を説明するための図(その2)であ
る。
るアンテナの構成を示す図(その1)である。
るアンテナの構成を示す図(その2)である。
構造を示す図である。
る。
動作を示すフローチャートである。
の予測し得る停止状態の例を示す図である。
である。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の部分を有し、該複数の部分の内の
いずれの部分も所定の方向を向き得るよう構成された駒
と、 前記駒の互いに異なる所定の位置に取り付けられ、互い
に異なる共振周波数を有する複数の共振回路と、 該共振回路の共振周波数に対応する複数の周波数を有す
る信号を発信する発信手段と、 前記複数の共振回路の共振信号を検出する検出手段とよ
りなる駒の部分を検出する装置。 - 【請求項2】 更に、前記発振手段及び検出手段が内蔵
された、前記駒を置くための台と、 前記検出手段によって検出された、前記台上に置かれた
前記駒の複数の共振回路のそれぞれの共振信号の検出レ
ベルの相違によって前記台上に置かれた駒の所定の方向
を向いた部分を判断する判断手段とを含む請求項1に記
載の駒の部分を検出する装置。 - 【請求項3】 更に、前記発信手段及び検出手段を制御
する制御手段を有し、該制御手段は、 前記発信手段が前記複数の共振回路の各々が有する複数
の共振周波数に等しい周波数を有する信号を順次発信
し、その順次なされる信号の発信は各共振周波数に等し
い周波数を有する信号の発信の後にその発信を所定時間
停止しその後次の共振周波数に等しい周波数を有する信
号の発信を開始するようになされるよう制御し、 前記検出手段が、発信手段が信号の発信を停止している
間に直前に発信された信号によって引き起こされた前記
複数の共振回路の残響振動を前記検出手段が検出してそ
の位相と該直前に発信された信号の位相とを比較するよ
う制御する請求項1に記載の駒の部分を検出する装置。 - 【請求項4】 前記発信手段は、少なくとも一つのルー
プを形成する電線よりなるアンテナを含み、該アンテナ
の構造及び前記複数の共振回路の共振周波数は、該アン
テナの共振周波数に比して該共振回路の共振周波数が十
分小さく、その結果、該共振回路の共振周波数に対応す
る波長に比してアンテナの共振周波数に対応した波長が
無視出来る程度に短くなるように決定される請求項1に
記載の駒の部分を検出する装置。 - 【請求項5】 複数の部分を有し、該複数の部分の内の
いずれの部分も所定の方向を向き得るよう構成された駒
であって、 前記駒の互いに異なる所定の位置に取り付けられ、互い
に異なる共振周波数を有する複数の共振回路を有するそ
の部分が自動的に検出され得る駒。 - 【請求項6】 前記駒は多面体であり前記複数の部分は
前記多面体の各面に対応する請求項5に記載の駒。 - 【請求項7】 前記駒の前記複数の部分は該複数の部分
の各々に設けられた互いに異る目によって視覚的に区別
され得る請求項5に記載の駒。 - 【請求項8】 前記共振回路は前記多面体の各々の面に
対して設けられている 請求項6に記載の駒。 - 【請求項9】 前記駒は複数個の駒よりなる請求項5に
記載の駒。 - 【請求項10】 前記共振回路の各々はコイルとコンデ
ンサよりなるタンク回路であり、該コンデンサの容量を
異ならせることによってそれぞれの共振周波数を異なる
ようにした請求項5に記載の駒。
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