JPH0884266A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0884266A
JPH0884266A JP6220446A JP22044694A JPH0884266A JP H0884266 A JPH0884266 A JP H0884266A JP 6220446 A JP6220446 A JP 6220446A JP 22044694 A JP22044694 A JP 22044694A JP H0884266 A JPH0884266 A JP H0884266A
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JP
Japan
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density
color
primary color
toner
image
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JP6220446A
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English (en)
Inventor
Satoshi Tomita
聡 富田
Shigeru Tsukada
茂 塚田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フルカラー複写機等の画像形成装置におい
て、高い印刷速度を保持しつつ良好なカラーバランスを
実現する。 【構成】 演算装置411の制御の下、感光体401に
は原色YMCのトナーパッチが形成される。これらトナ
ーパッチの濃度がトナー濃度センサ414によって測定
されると、目標値に対する誤差の平均値が計算される。
そして、ガンマ補正装置202においては、この平均値
に基づいて、各原色YMCKに対して共通な入出力特性
(ルックアップテーブル)が選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フルカラー複写機に
用いて好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルカラー複写機等の画像形成装置にお
いては、良好なカラーバランスを確保するために各原色
の濃度特性を維持する必要があり、このために種々の技
術が知られている。例えば、特開昭63−106672
号公報、および特開平1−295283号公報に開示さ
れた技術においては、感光体上または転写体上にトナー
パッチ(理想的状態では所定の目標値濃度を有する原色
のトナー像)が各原色毎に形成され、これらトナーパッ
チの濃度が濃度センサによって測定される。そして、測
定された濃度と目標値との偏差が求められ、その結果に
基づいて画像形成装置における濃度特性等の画像形成条
件が設定される。
【0003】すなわち、画像形成装置は、YMC(黄
(Y)、マゼンダ(M)およびシアン(C))あるいは
YMCK(Kは黒)を原色とするのが一般的であるが、
何れの場合も各原色についてトナーパッチが形成され、
対応する原色の濃度測定結果に基づいて各原色の画像形
成条件が設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トナーパッチ
には必然的に色ムラが生じ、濃度センサにはノイズが生
じるため、これらの影響によって濃度の測定結果に誤差
が生じる。このような誤差を抑制するためには、トナー
パッチを多数形成し、多数の濃度測定結果に基づいて画
像形成条件を設定すると良いのであるが、形成したトナ
ーパッチの数に応じた測定時間が必要になり、測定時間
を含めた総合的な印刷速度が低下するという問題が生じ
る。また、上述した測定結果の誤差は各原色に対して独
立に生ずるため、かかる誤差によってカラーバランスが
崩れるという問題もあった。
【0005】換言すれば、図4に示すように、階調面積
率に対する濃度特性が各トナーによって異なることにな
る。カラーバランスが崩れると、原稿と複写物の色相が
当然に相違することになる。かかる相違は、比較的小さ
いものであっても、コピー品質の劣化として人間の視覚
に映りやすい。
【0006】一方、本発明者らの検討したところによれ
ば、画像形成装置の各原色の濃度特性が変動する要因
は、光学系の誤差や経時変動によってレーザ光のビーム
径が変動することや、感光体の帯電電位の誤差によるも
のであった。かかる要因は、トナーの種別に関係なく生
ずるものである。そして、これらの要因による濃度変動
は各トナー色について近似するため、何れかの原色のト
ナーパッチ濃度に基づいて、他の原色の濃度特性もある
程度予測できると考えられる。この発明は上述した事情
に鑑みてなされたものであり、高い印刷速度を保持しつ
つ良好なカラーバランスを実現できる画像形成装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の構成にあっては、第1の原色と第2の原
色とを適宜混合して形成される出力画像と、前記第1の
原色によって形成される第1の試験用画像と、前記第2
の原色によって形成される第2の試験用画像とを現像す
る現像装置と、前記第1の試験用画像および前記第2の
試験用画像の濃度を測定し、その結果を第1の濃度デー
タおよび第2の濃度データとして出力する濃度測定手段
と、前記第1の濃度データと前記第2の濃度データとに
基づいて前記出力画像における前記第1の原色の濃度を
設定するとともに、前記第1の濃度データと前記第2の
濃度データとに基づいて前記出力画像における前記第2
の原色の濃度を設定する濃度設定手段とを具備すること
を特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の構成にあっては、黄
色、マゼンダ色、シアン色および黒色を原色としこれら
原色を適宜混合して形成される出力画像と、各々が単一
の前記各原色によって構成される四の試験用画像とを現
像する現像装置と、前記各試験用画像の濃度を測定し、
その結果を各原色の濃度データとして出力する濃度測定
手段と、黄色、マゼンダ色およびシアン色に係る前記濃
度データとこれら濃度データの目標値との偏差の平均値
を求める平均値演算手段と、前記平均値に基づいて前記
出力画像における黄色、マゼンダ色およびシアン色の濃
度を設定するとともに、黒色に係る前記偏差に基づいて
前記出力画像における黒色の濃度を設定する濃度設定手
段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成にあっては、現像装置は、
まず、第1の原色によって形成される第1の試験用画像
と、第2の原色によって形成される第2の試験用画像と
を現像する。次に、濃度測定手段は、第1の試験用画像
および第2の試験用画像の濃度を測定し、その結果を第
1の濃度データおよび第2の濃度データとして出力す
る。そして、濃度設定手段は、第1の濃度データと第2
の濃度データとに基づいて出力画像における第1の原色
の濃度を設定するとともに、第1の濃度データと第2の
濃度データとに基づいて出力画像における前記第2の原
色の濃度を設定する。この結果、第1の濃度データある
いは第2の濃度データに誤差が生じた場合においても、
出力画像における誤差の割合を小さくすることができ、
該出力画像において良好なカラーバランスが実現され
る。
【0010】また、請求項2記載の構成にあっては、ま
ず、現像装置によって黄色、マゼンダ色、シアン色およ
び黒色の試験用画像が現像される。次に、濃度測定手段
は、これら試験用画像の濃度を測定し、その結果を各原
色の濃度データとして出力する。次に、平均値演算手段
は、黄色、マゼンダ色およびシアン色に係る濃度データ
とこれら濃度データの目標値との偏差の平均値を求め
る。そして、濃度設定手段は、この平均値に基づいて出
力画像における黄色、マゼンダ色およびシアン色の濃度
を設定するとともに、黒色に係る濃度データに基づいて
出力画像における黒色の濃度を設定する。従って、黄
色、マゼンダ色およびシアン色については、測定された
濃度に誤差があった場合においても、この誤差が平均化
され、出力画像において良好なカラーバランスが実現さ
れる。さらに、印刷中に黒色が多用され黒色の濃度特性
が大幅に変動した場合においても、かかる変動の影響が
黄色、マゼンダ色またはシアン色に及ぶことを未然に防
止できる。
【0011】
【実施例】A.第1実施例 A−1.実施例の構成 以下、図面を参照してこの発明の第1実施例のフルカラ
ー複写機について説明する。図1において、本実施例の
フルカラー複写機は、スキャナー部100と、画像処理
部200と、ROS光学系300と、画像形成部400
とから構成されている。スキャナー部100において
は、原稿109が読み取られ、その内容が濃度データL
*,a*,b*として出力される。次に、画像処理部20
0の内部において201は色変換部であり、上記濃度デ
ータL*,a*,b*を、原色YMCKの濃度によって表
現される画像データに変換する。そして、この画像デー
タは、1ページ毎にY,M,C,Kの順に出力される。
202はガンマ補正装置であり、この画像データにガン
マ補正を施して出力する。
【0012】ここで、ガンマ補正の内容を説明してお
く。まず、画像データ内の各原色YMCKの濃度は、2
56階調(「0」〜「255」)で表現される。しか
し、かかる画像データに基づいて単に画像データを出力
すると、画像形成部400の濃度特性等が変動した際
に、忠実度が損なわれる。そこで、ガンマ補正装置20
2を設け、入力された画像データを適宜変換して出力す
ることとしている。ガンマ補正装置202においては、
LUT_1〜LUT_7の「7」種類のルックアップテ
ーブルが設けられており、このうち何れか一つが選択さ
れ、選択されたルックアップテーブルに応じて入出力特
性が決定される。
【0013】これらLUT_1〜LUT_7に対応する
入出力特性を図3に示す。図示のように、LUT_1〜
LUT_3のうち何れかが選択されると、変換前の画像
データの濃度は変換後の画像データのものよりも高くな
る。一方、LUT_5〜LUT_7のうち何れかが選択
されると、変換前の画像データの濃度は変換後の画像デ
ータのものよりも低くなる。また、LUT_4が選択さ
れた場合には、変換前後の画像データの濃度は等しくな
る。図3において相互に隣接するルックアップテーブル
は、入力画像データの階調面積率「60%」に対して、
トナーパッチ濃度が「0.1」だけ相違するようになっ
ている。何れのルックアップテーブルが選択されるか
は、トナーパッチの濃度に応じて決定されるが、その詳
細は後述する。
【0014】図1に戻り、203はD/Aコンバータで
あり、ガンマ補正の施された画像データをアナログ信号
に変換し出力する。204は三角波発生器であり、所定
周期の三角波を出力する。206は三角波調整回路であ
り、この三角波のレベル等を適宜調整して出力する。2
05は比較器であり、D/Aコンバータ203から出力
されたアナログ信号のレベルと、三角波調整回路206
から出力された三角波のレベルとを比較し、アナログ信
号が三角波以上である場合は“0”信号を、それ以外の
場合には“1”信号を出力する。従って、比較器205
の出力信号は、適宜“1”または“0”になるパルス信
号になる。このパルス信号のデューティ比はアナログ信
号のレベルが高いほど(濃度が高いほど)小となり、こ
れによって階調面積率が決定される。
【0015】次に、207はトナーパッチ信号発生回路
であり、トナーパッチの現像位置に対応するタイミング
において、所定のトナー濃度に対応するレベルのアナロ
グ信号(トナーパッチ信号)を比較器205に供給す
る。このアナログ信号は、D/Aコンバータ203から
出力されるアナログ信号と同様に三角波と比較され、そ
の結果に応じたパルス信号が比較器205から出力され
る。
【0016】また、ROS光学系300の内部において
301はレーザ駆動回路であり、比較器205から出力
されるパルス信号に同期してレーザ302をオン/オフ
制御する。すなわち、パルス信号が“1”である場合に
はレーザ302を点灯させる一方、“0”である場合に
は消灯させる。レーザ302から放射されたレーザ光
は、ポリゴン303、fθレンズ304および反射ミラ
ー305を順次介して、収束される。
【0017】また、画像形成部400の内部において4
11は演算装置であり、後述する制御プログラムに基づ
いて他の構成要素を制御する。402は帯電装置であ
り、演算装置411および帯電量可変装置409の制御
の下、感光体401を一様にマイナス帯電させる。感光
体401は図上時計回りに回転し、帯電装置402によ
って帯電された後に上記レーザ光が放射される。これに
より、感光体401上には潜像が形成される。403は
ロータリー現像装置であり、感光体401に各原色のト
ナーを付着させる。412はトナーディスペンス装置で
あり、演算装置411の制御の下、各色のトナーをロー
タリー現像装置403に供給する。ここで、トナーディ
スペンス装置412からロータリー現像装置403に供
給されるトナー量は、トナー濃度センサ414の測定結
果に基づいて、演算装置411によって制御される。
【0018】406は転写装置であり、感光体401に
付着したトナーを用紙上に転写する。404はクリーナ
ー装置であり、感光体401上に残存したトナーを除去
する。405は除電ランプであり、感光体401を除電
する。410は電位計であり、帯電装置402によって
帯電された感光体401の電位を計測する。413は湿
度センサであり、感光体401周辺の湿度を計測する。
414はトナー濃度センサであり、感光体401上に現
像されたトナーの濃度を測定する。そして、電位計41
0およびセンサ413,414の測定結果は、演算装置
411に供給される。
【0019】A−2.実施例の動作 次に、図2を参照し本実施例の動作を説明する。なお、
図2は演算装置411における制御プログラムのフロー
チャートである。この制御プログラムは、本実施例のフ
ルカラー複写機の電源が投入された時と、用紙を所定枚
数(例えば20枚)印刷する毎に起動される。図におい
て処理がステップSP1に進むと、感光体401上の所
定位置に各原色(YMCK)のトナーパッチが形成され
る。
【0020】より詳細に説明すると、まず、感光体40
1上でトナーパッチを形成すべき部分が帯電装置402
に対向すると、この部分が帯電される。次に、演算装置
411からトナーパッチ信号発生回路207に対して、
トナーパッチ信号を生成すべき旨のコマンドが送信され
る。これにより、トナーパッチ信号発生回路207から
比較器205に対して、トナーパッチ信号が所定期間だ
け供給される。一方、三角波発生器204および三角波
調整回路206を介して三角波が比較器205に供給さ
れ、トナーパッチ信号と三角波との大小関係に基づい
て、比較器205からレーザ駆動回路301にパルス信
号が供給される。これにより、レーザ302からパルス
状のレーザ光が放射され、このレーザ光がポリゴン30
3〜反射ミラー305を介して感光体401上にトナー
パッチの潜像が生成される。
【0021】次に、感光体401が若干回転すると、先
に形成された潜像がロータリー現像装置403に対向す
る。これにより、感光体401上の帯電部分に所定色
(YMCのうち何れか一色)のトナーが付着され、トナ
ーパッチが現像される。感光体401がさらに回転し、
トナーパッチがトナー濃度センサ414に対向すると、
トナー濃度センサ414によって該トナーパッチの濃度
が測定され、その結果が演算装置411に記憶される。
感光体401がさらに回転すると、クリーナー装置40
4によってトナーパッチのトナーが除去され、除電ラン
プ405によって感光体401のトナーパッチ部分が除
電され、その後、感光体401は帯電装置402によっ
て再び帯電される。以上の動作がYMCの各原色につい
て行われ、演算装置411には、YMCの各原色につい
て濃度測定結果が記憶される。
【0022】次に、処理がステップSP2に進むと、各
原色YMC毎に、トナーパッチ濃度の測定値から目標値
が減算され、これら減算結果の平均値(濃度偏差平均
値)が求められる。なお、各トナーパッチの濃度の目標
値は、予め演算装置411に記憶されている。次に、処
理がステップSP3に進むと、濃度偏差平均値に応じ
て、下表1に基づいて、ガンマ補正装置202における
ルックアップテーブルが選択される(なお、濃度偏差平
均値の小数点以下は四捨五入されているものとする)。
【0023】
【表1】
【0024】以上により図2に示すプログラムの処理は
終了する。その後は、一般的なフルカラー複写機と同様
の複写動作が行われる。すなわち、スキャナー部100
によって原稿が読み込まれると、その内容が濃度データ
*,a*,b*として出力され、色変換部201から1
ページ毎にY,M,C,Kの順に出力される。この画像
データがガンマ補正装置202に供給されると、先にス
テップSP3で選択されたルックアップテーブルに基づ
いて、該画像データが変換される。そして、変換された
画像データに基づいてレーザ駆動回路301が駆動さ
れ、感光体401において潜像処理および現像処理が行
われる。一方、転写装置406には用紙が搬送され、現
像されたトナーが用紙に転写される。かかる潜像、現像
および転写処理は各原色毎に行われ、各トナーが用紙に
転写される。その後、各トナーは用紙に定着され、この
用紙が出力される。
【0025】このように各原色毎に潜像、現像処理が行
われる際、先にステップSP3で選択されたルックアッ
プテーブルは、各原色に対して共通に用いられる。換言
すれば、図5に示すように、階調面積率に対する濃度特
性は各トナーに対して共通になる。ここに本実施例の特
徴があり、濃度偏差平均値に基づいて各原色に共通なル
ックアップテーブルを選択することにより、トナーパッ
チの色ムラや、トナー濃度センサ414におけるノイズ
の影響を平均化することができ、最適なルックアップテ
ーブルを選択することが可能になる。さらに、共通のル
ックアップテーブルを用いることにより、カラーバラン
スが崩れることも未然に防止できるのである。
【0026】以後、用紙が所定枚数(数十枚程度)印刷
される毎に図2に示すプログラムが起動され、再度トナ
ーパッチが生成されるとともに、その濃度に基づいてル
ックアップテーブルの選択状態が変更される。その際、
本実施例にあっては、各原色YMCについて各1個のト
ナーパッチしか生成されないため、トナーパッチの生成
および濃度測定等の処理をきわめて迅速に行うことが可
能である。
【0027】B.第2実施例 次に、本発明の第2実施例について説明する。第2実施
例のハードウエア構成は第1実施例のものと同様である
が、演算装置411に記憶された制御プログラムは、図
6のフローチャートに示すように設定されている。図6
において処理が開始されると、ステップSP11におい
て、複写機はフルカラーモードに設定されているか否か
が判定される。なお、本実施例の複写機は、周知のフル
カラー複写機と同様にフルカラーモードおよびモノクロ
モードの二つの動作モードがあり、何れかの動作モード
を適宜選択することが可能になっている。
【0028】ステップSP1において「YES」と判定
されると、処理はステップSP13に進み、各原色YM
CKのトナーパッチが感光体401に形成される。その
際の複写機の動作は第1実施例の場合と同様であるが、
本実施例においては、Kについてもトナーパッチが生成
され、濃度も測定される点が異なる。次に、処理がステ
ップSP13に進むと、第1実施例におけるステップS
P2と同様に、各原色YMC毎に、トナーパッチ濃度の
測定値から目標値が減算され、これら減算結果の平均値
(濃度偏差平均値)が求められる。
【0029】次に、処理がステップSP14に進むと、
濃度偏差平均値に応じて、下表1に基づいて、ガンマ補
正装置202におけるルックアップテーブルが選択され
る(なお、濃度偏差平均値の小数点以下は四捨五入され
ているものとする)。ここで選択されたルックアップテ
ーブルは、YMC各色に対して共通のものになる。次
に、処理がステップSP16に進むと、K色について、
トナーパッチ濃度の測定値から目標値が減算される。次
に、処理がステップSP17に進むと、この減算結果と
表1とに基づいてK色用のルックアップテーブルが選択
される(ここでは、表1の「濃度偏差平均値」は「減算
結果」と読み替える)。以上により図6に示すプログラ
ムの処理は終了する。
【0030】次に、複写機の動作モードがモノクロモー
ドであった場合の動作を説明する。かかる場合はステッ
プSP11において「NO」と判定され、処理がステッ
プSP15に進む。ステップSP15においては、K色
のみのトナーパッチが形成され、処理がステップSP1
6に進む。そして、K色に係る濃度偏差値が求められ
(SP16)、K色用のルックアップテーブルが選択さ
れる(SP17)。
【0031】さて、図6に示すプログラムの処理が終了
し、その後スキャナー部100によって原稿が読み込ま
れると、第1実施例と同様の動作によって、原稿の内容
が用紙に印刷される。ここで、ガンマ補正装置202に
おいては、YMC色に対しては共通のルックアップテー
ブルが用いられる一方、K色に対してはステップSP1
7で選択されたルックアップテーブルが用いられる。そ
の理由について、以下説明する。
【0032】まず、本実施例においてK色のトナーのみ
が多用された場合を想定すると、演算装置411によっ
てトナーディスペンス装置412のK色トナーの供給量
のみが変更され、YMC色の濃度は変更されない可能性
がある。換言すれば、図7に示すように、YMC色の濃
度特性とK色の濃度特性とが相違する。このため、全原
色YMCKの平均値に基づいて、全原色に共通なルック
アップテーブルを選択すると、K色の影響がYMC色に
まで及び、かえって色再現性を悪化させる事態も考えら
れる。例えば、ガンマ補正を行う前の階調面積率に対す
る濃度特性が図8に示す通りであったとすると、補正後
の特性が図9のようになる可能性もある。
【0033】そこで、本実施例にあっては、YMC色に
ついては共通のルックアップテーブルを用いる一方、K
色については独立したルックアップテーブルを用いるこ
ととしたものである。この場合、ガンマ補正後の階調面
積率に対する濃度特性を、例えば図10に示すように設
定することが可能になる。このように、本実施例によれ
ば、K色の階調特性の変動による影響がYMC色に及ぶ
ことを未然に防止することができるから、K色が多用さ
れる複写機に適用して特に好適である。
【0034】C.変形例 本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例
えば以下のように種々の変形が可能である。 上記第1,第2実施例においては、濃度偏差平均値に
基づいてガンマ補正装置202におけるルックアップテ
ーブルを選択したが、濃度を決定する要因はルックアッ
プテーブルに限られるものではないから、他の種々のパ
ラメータを選択してもよい。例えば、濃度偏差平均値と
下表2とに基づいて、帯電装置402における帯電電圧
(VGRID)を選択してもよい。
【0035】
【表2】
【0036】同様に、濃度偏差平均値に基づいてレー
ザ302の光量(LD光量)や、ロータリー現像装置4
03の現像バイアス電圧を選択してもよい。さらに、下
表3に示すように、これら複数のパラメータを選択して
もよいことは言うまでもない。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の構成
によれば、第1の濃度データあるいは第2の濃度データ
に誤差が生じた場合においても、出力画像における誤差
の割合を小さくすることができ、出力画像において良好
なカラーバランスを実現することが可能である。同様
に、請求項2記載の構成によれば、黄色、マゼンダ色お
よびシアン色の濃度データに誤差が生じた場合において
も、誤差が平均化されるから、良好なカラーバランスを
実現することが可能である。さらに、請求項2記載の構
成においては、黒色の濃度特性が大幅に変動した場合に
おいても、かかる変動の影響が黄色、マゼンダ色または
シアン色に及ぶことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1,第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 第1実施例の制御プログラムのフローチャー
トである。
【図3】 ガンマ補正装置202における各ルックアッ
プテーブルの入出力特性図である。
【図4】 従来の複写機における階調面積率/濃度特性
図である。
【図5】 第1実施例における階調面積率/濃度特性図
である。
【図6】 第2実施例の制御プログラムのフローチャー
トである。
【図7】 第2実施例における濃度特性図である。
【図8】 第2実施例におけるガンマ補正前の濃度特性
図である。
【図9】 YMCK色について共通のルックアップテー
ブルを用いたと仮定した場合の階調面積率/濃度特性図
である。
【図10】 第2実施例における階調面積率/濃度特性
図である。
【符号の説明】
202 ガンマ補正装置(濃度設定手段) 400 画像形成部(現像装置) 411 演算装置(濃度設定手段、平均値演算手段) 414 トナー濃度センサ(濃度測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 S H04N 1/60 B41J 3/00 B H04N 1/40 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の原色と第2の原色とを適宜混合し
    て形成される出力画像と、前記第1の原色によって形成
    される第1の試験用画像と、前記第2の原色によって形
    成される第2の試験用画像とを現像する現像装置と、 前記第1の試験用画像および前記第2の試験用画像の濃
    度を測定し、その結果を第1の濃度データおよび第2の
    濃度データとして出力する濃度測定手段と、 前記第1の濃度データと前記第2の濃度データとに基づ
    いて前記出力画像における前記第1の原色の濃度を設定
    するとともに、前記第1の濃度データと前記第2の濃度
    データとに基づいて前記出力画像における前記第2の原
    色の濃度を設定する濃度設定手段とを具備することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 黄色、マゼンダ色、シアン色および黒色
    を原色としこれら原色を適宜混合して形成される出力画
    像と、各々が単一の前記各原色によって構成される四の
    試験用画像とを現像する現像装置と、 前記各試験用画像の濃度を測定し、その結果を各原色の
    濃度データとして出力する濃度測定手段と、 黄色、マゼンダ色およびシアン色に係る前記濃度データ
    とこれら濃度データの目標値との偏差の平均値を求める
    平均値演算手段と、 前記平均値に基づいて前記出力画像における黄色、マゼ
    ンダ色およびシアン色の濃度を設定するとともに、黒色
    に係る前記偏差に基づいて前記出力画像における黒色の
    濃度を設定する濃度設定手段とを具備することを特徴と
    する画像形成装置。
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