JPH0883765A - 多結晶半導体膜の製造方法 - Google Patents

多結晶半導体膜の製造方法

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JPH0883765A
JPH0883765A JP21471794A JP21471794A JPH0883765A JP H0883765 A JPH0883765 A JP H0883765A JP 21471794 A JP21471794 A JP 21471794A JP 21471794 A JP21471794 A JP 21471794A JP H0883765 A JPH0883765 A JP H0883765A
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JP
Japan
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semiconductor film
energy beam
energy
silicon film
irradiation
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Application number
JP21471794A
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English (en)
Inventor
Takashi Kuwabara
隆 桑原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非晶質半導体膜を溶融・結晶化して多結晶半
導体膜を得る処理において、その前処理である脱ガス処
理、或いは結晶化に際して結晶粒径を大きくするための
処理を同時進行で行うことにより、プロセス時間を短縮
化しつつ結晶品質の向上を図ることを目的とする。 【構成】 単一光源から出射されるエネルギービーム1
5を、ミラー10の高反射率部10aにて反射させるこ
とにより、非晶質シリコン膜3を溶融するための第1ビ
ーム15aを生成してこれを非晶質シリコン膜3に照射
するとともに、高反射率部10aの両側に形成した低反
射率部10bにて反射させることにより、加熱用の第2
ビーム15bを生成し、前記第1ビーム15aの照射位
置に対してビーム走査方向の先行位置に照射される第2
ビーム15b′により脱ガスを行い、追従位置に照射さ
れる第2ビーム15b″にて結晶粒径を大きくする処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多結晶半導体膜の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高画質・高精細の液晶表示装置を
実現すべく、その画素或いは周辺回路の駆動デバイスで
ある薄膜トランジスタの種々の高性能化技術が開発され
ている。例えば、デバイス特性を左右する活性層材料の
高品質化技術として、非晶質シリコン膜を出発材料と
し、エキシマレーザアニール法によって薄膜多結晶シリ
コン膜を形成する技術が開発されている。
【0003】ところで、CVD法等により形成された非
晶質シリコン膜に対して結晶化のための前記エキシマレ
ーザをいきなり照射したのでは、非晶質シリコン膜中に
含まれている膜中ガス(水素ガス)が急激に膨張し膜か
ら離脱するため、膜荒れや膜剥離の原因となる。その一
方で、エキシマレーザのエネルギー強度を半導体膜のレ
ーザ耐性の範囲内に低下させたのでは、結晶の大粒径化
が図れない。
【0004】従って、従来のレーザアニール法による多
結晶化法では、図8(a)に示すように、まず、ヒータ
ー2を設置した真空チャンバー1内に、非晶質シリコン
膜3を形成した基板4を配置し、上記ヒーター2による
熱アニールによって非晶質シリコン膜3中のガスを取り
除く。そして、かかる脱ガス処理が施された非晶質シリ
コン膜3′を有する基板4を真空チャンバー1内から取
り出し、同図(b)に示すように、非晶質シリコン膜
3′にレーザビーム7を照射しながら紙面左から右にビ
ーム走査する。これにより、非晶質シリコン膜3′の溶
融・結晶化が連続的に行われ、走査ライン上に多結晶シ
リコン膜3″が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、脱ガスのためのアニール工程と多結晶化
のためのレーザアニール工程とが分けられて行われるた
めに、プロセス時間が長くなるという欠点がある。更
に、多結晶化のためのレーザ照射により溶融した半導体
膜の固化速度を遅くした方が一般に結晶の大粒径化を図
る上で好ましいが、従来は、ヒーター等によって基板を
加熱しながら固化速度低下処理を行うものが一般的であ
った。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑み、非晶質半導
体膜を溶融・結晶化して多結晶半導体膜を得る処理にお
いて、その前処理である脱ガス処理、或いは結晶化に際
して結晶粒径を大きくするための処理を同時進行で行う
ことにより、プロセス時間を短縮化しつつ結晶品質の向
上を図ることができる多結晶半導体膜の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多結晶半導体膜
の製造方法は、非晶質半導体膜に結晶化のための第1の
エネルギービームを照射するのに同時進行して当該第1
のエネルギービーム照射位置に対してビーム走査方向に
先行する位置に加熱用の第2のエネルギービームを照射
することを特徴とする。
【0008】本発明の多結晶半導体膜の製造方法は、非
晶質半導体膜に結晶化のための第1のエネルギービーム
を照射するのに同時進行して当該第1のエネルギービー
ム照射位置に対してビーム走査方向に追従する位置に加
熱用の第2のエネルギービームを照射することを特徴と
する。
【0009】本発明の多結晶半導体膜の製造方法は、非
晶質半導体膜に結晶化のための第1のエネルギービーム
を照射するのに同時進行して当該第1のエネルギービー
ム照射位置に対してビーム走査方向に先行する位置およ
び追従する位置に加熱用の第2のエネルギービームを照
射することを特徴とする。
【0010】また、前記第1のエネルギービームと第2
のエネルギービームは単一の出射源より出射するように
してもよい。
【0011】また、前記第2のエネルギービームを、第
1のエネルギービームが照射される位置にも照射するよ
うにしてもよい。
【0012】
【作用】上記第1の構成によれば、非晶質半導体膜から
加熱によりガスを取り去る脱ガス処理と、非晶質半導体
膜を溶融・結晶化させる処理とが、第1のエネルギービ
ーム照射と第2のエネルギービーム照射の同時進行によ
って連続的に行われるので、結晶化のプロセス時間が短
縮される。勿論、脱ガス処理の後に結晶化処理を行うの
であるから、膜荒れや膜剥離は防止され、多結晶半導体
膜の結晶粒径の大型化が図れる。
【0013】上記第2の構成によれば、非晶質半導体膜
の溶融処理と、この溶融した部分を加熱することによる
結晶化速度低下処理、或いは既に結晶化している場合の
二次的な結晶成長とが、第1のエネルギービーム照射と
第2のエネルギービーム照射の同時進行によって連続的
に行われるので、結晶化のプロセス時間を短縮しつつ多
結晶半導体膜の結晶粒径の大型化を図ることができる。
【0014】上記第3の構成によれば、非晶質半導体膜
からガスを取り去る脱ガス処理と、非晶質半導体膜の溶
融処理と、この溶融した部分を加熱することによる結晶
化速度低下処理、或いは既に結晶化している場合の二次
的結晶粒径増大処理とが、第1のエネルギービームの照
射及び第2のエネルギービームの照射の同時進行によっ
て連続的に行われるので、結晶化のプロセス時間を短縮
しつつ多結晶半導体膜の結晶粒径の大型化を図ることが
できる。勿論、脱ガス処理の後に結晶化処理を行うので
あるから、膜荒れや膜剥離は防止され、多結晶半導体膜
の結晶粒径の大型化が図れる。
【0015】また、第1のエネルギービームと第2のエ
ネルギービームを単一の出射源より出射する方法では、
エネルギービームの照射装置は一つでよいのでコスト低
減が図れる。
【0016】また、前記第2のエネルギービームを、第
1のエネルギービームが照射される位置にも照射する方
法では、第1のエネルギービーム照射位置と第2のエネ
ルギービーム照射位置とが重複するので、特に、第1の
エネルギービームとしてパルスビームを用い、第2のエ
ネルギービームとして連続発振ビームやハロゲン光等を
用いるときに、第2のエネルギービームによる加熱状態
の中で第1のエネルギービームであるパルスビームによ
る溶融・結晶化が起こるため、結晶化速度が遅くなり、
結晶粒径が大きくなる。
【0017】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明をその実施例を示す図に基づ
いて説明する。なお、非晶質半導体膜等の従来で既に示
したものと同一のものには同一の符号を付記している。
【0018】図1は、本発明の多結晶半導体膜の製造方
法を実施するレーザ照射装置の光学系を示した模式図で
ある。単一光源からのエネルギービーム(本実施例では
パルスレーザビームを使用)15の進行方向光路上に
は、入射光の一部反射と一部透過を行うハーフミラー1
0および入射光の全てを反射させる全反射ミラー11が
この順序で所定間隔をおき、それぞれビーム方向に対し
て略45°傾けて配置されている。
【0019】前記ハーフミラー10にて反射されたビー
ム(以下、第1ビームという)15aは、そのまま基板
4に向けて垂直に照射される。一方、前記ハーフミラー
10を透過したビーム(以下、第2ビームという)15
bは、前記全反射ミラー11にて反射された後、基板4
に向けて垂直に照射される。上記ハーフミラー10及び
全反射ミラー11は、相互の位置関係を保持した状態で
ビーム走査方向に一体的に移動するように構成されてい
る。
【0020】ビームの走査方向は、図中の矢印で示すよ
うに、紙面右方向としてあり、第2ビーム15bの照射
位置は、第1ビーム15aの照射位置に対し、当該ビー
ム走査方向に先行する位置となる。なお、各ビーム15
a,15bの照射位置は、前記ハーフミラー10と全反
射ミラー11とが離間していることに対応して離れる
が、両位置を近接させても構わないものである。
【0021】第1ビーム15aのエネルギー強度は、非
晶質シリコン膜3を大粒径結晶化させるのに必要な強度
に設定され、第2ビーム15bは脱ガスに必要な強度に
設定されている。具体的には、膜厚50nmの非晶質シ
リコン膜3を用いる場合であれば、レーザ発振周波数を
1〜100Hz、ビームサイズを2×2〜15×15m
m(正方形)、重ねピッチを0.05〜1.0mm、ビ
ーム走査速度1〜100mm/秒とし、第1ビームは例
えば300〜500mJ/cm2 、第2ビームは例えば
100〜250mJ/cm2 とする。
【0022】上記の如く構成された光学系により、非晶
質シリコン膜3を大粒径結晶化するための第1ビーム1
5aの照射に同時進行して当該第1ビーム15aのビー
ム照射位置に対してビーム走査方向に先行する位置に脱
ガスのための第2ビーム15bが照射されることにな
る。従って、図1に示しているように、非晶質シリコン
膜3に対してビーム走査を一回行うだけで、この走査さ
れる部分の非晶質シリコン膜3において、前記第2ビー
ム15bが照射された領域で脱ガス処理された非晶質シ
リコン膜3′が得られ、この脱ガス済の非晶質シリコン
膜3′において、第1ビーム15aが照射された領域で
非晶質シリコン膜3′の溶融・固化が生じて多結晶シリ
コン膜3″が得られることになる。
【0023】このように、非晶質シリコン膜3からガス
を取り去る脱ガス処理及び当該非晶質シリコン膜3を結
晶化させる処理が同時進行で行われることにより、結晶
化のプロセス時間が短縮されるとともに、膜荒れや膜剥
離は防止され、多結晶シリコン膜3″の結晶粒径の大型
化が図れる。また、本実施例のように、第1ビーム15
aと第2ビーム15bを単一光源より得るため、ビーム
照射装置は一つでよく、コスト低減が図れる。
【0024】なお、本発明の多結晶半導体膜の製造方法
を実施するレーザ照射装置の光学系としては、上記の図
1に示したものに限らず、例えば、一つのミラーを用
い、このミラー面に高反射率部と低反射率部の二領域を
形成しておき、高反射率部により反射されるビームを結
晶化用の第1ビーム15aとし、低反射率部により反射
されるビームを脱ガス用の第2ビーム15bとするよう
にしてもよい。或いは、脱ガス用の第2ビーム15bと
なるべきビーム15の光路上に当該第2ビーム15bが
脱ガスに適当なエネルギーを持つような所定透過率の透
明体を配置してもよいものである。
【0025】図1に示したハーフミラーを用いる場合に
おいては、同一出射源から第1,第2の二つのビーム1
5a,15bを得るため、出射源のビーム15として、
上記第1,第2の二つのビーム15a,15bのエネル
ギーを合わせた高いエネルギーが必要になり、そのよう
な高いエネルギービームを出射する装置が必要となる
が、エネルギーの利用効率は高いといえる。一方、上記
のごとくミラー面に高反射率部と低反射率部の二領域を
形成する光学系等を用いる場合には、ビーム15を出射
するビーム照射装置としては、大粒径結晶化に必要なエ
ネルギービームを照射するもので足りることになるが、
第2ビーム15bを得るためにエネルギーロスが生じる
ことになる。
【0026】なお、この実施例1のように、第1ビーム
15a,第2ビーム15bの両者ともエキシマレーザ等
のパルスレーザとする場合においては、パルス周期は同
期させてもさせなくてもどちらでもよいものである。ま
た、この実施例1では、エネルギービーム15としてパ
ルスレーザビームを用いたが、このパルスレーザビーム
に代えて連続発振レーザビームやキセノン又はハロゲン
ランプ等のエネルギービームを用いてもよいことは勿論
である。
【0027】(実施例2)本発明の他の実施例を図2に
基づいて説明する。
【0028】本実施例の多結晶半導体膜の製造方法は、
図2に示すように、結晶化のための第1ビーム151を
照射する第1のビーム照射装置16と、脱ガスのための
第2ビーム152を照射する第2のビーム照射装置17
と、各々のビームを全反射させるミラー18,19とを
備えた光学系を用いることにより、非晶質シリコン膜3
に第1ビーム151を照射するのと同時進行して当該第
1ビーム151の照射位置に対してビーム走査方向に先
行する位置に第2ビーム152を照射する。
【0029】本実施例では、第1ビーム151としてエ
キシマレーザ等のパルスレーザを用い、第2ビーム15
2として連続発振レーザやキセノン又はハロゲンランプ
等のエネルギービームを用いているが、第1ビーム15
1及び第2ビーム152の両方ともエキシマレーザ等の
パルスレーザとしたり、或いは第1ビーム151及び第
2ビーム152の両方とも連続発振レーザやキセノン又
はハロゲンランプ等のエネルギービームとしてもよいこ
とは勿論である。
【0030】このように、第1ビーム151と第2ビー
ム152の出射源を異ならせる場合でも、実施例1と同
様、非晶質シリコン膜3からガスを取り去る脱ガス処理
及び当該脱ガス済の非晶質シリコン膜3′を結晶化させ
る処理を連続的に行うことができ、結晶化のプロセス時
間を短縮化することができる。特に、第2ビーム152
として連続発振レーザやキセノン又はハロゲンランプ等
のエネルギービームを用いる場合、非晶質シリコン膜3
だけでなく基板4も加熱される。従って、非晶質シリコ
ン膜の結晶化時に当該基板4の熱が結晶化速度を遅くす
るように作用することになり、大きな粒径の結晶が得ら
れる。
【0031】また、本実施例のように、第1ビーム15
1と第2ビーム152の出射源を異ならせることによ
り、第1ビーム151を出射するビーム照射装置16と
しては、大粒径結晶化に必要なエネルギービームを照射
するもので足りることになる。さらに、実施例1で述べ
たごとく、ミラー面に高反射率部と低反射率部の二領域
を形成する必要がなく、通常の全反射ミラーを用いれば
よいから、エネルギーの利用効率も高くなる。
【0032】また、以上の実施例における図1或いは図
2の構成で、第1ビーム15aと第2ビーム15bの位
置関係を逆にし、図1或いは図2とは逆の方向にビーム
走査を行うようにしてもよい。更に、ビーム照射位置を
固定し、基板4の方を移動ステージにより移動させてビ
ーム走査を行うようにしてもよいものである。
【0033】(実施例3)以下、本発明の他の実施例を
説明する。
【0034】本実施例の多結晶半導体膜の製造方法は、
既に脱ガス処理が施された非晶質半導体膜に結晶化のた
めの第1のエネルギービームの照射に同時進行して当該
第1のエネルギービーム照射位置に対してビーム走査方
向に追従する位置に加熱用の第2のエネルギービームを
照射する方法である。
【0035】図3は、本発明の多結晶半導体膜の製造方
法を実施するレーザ照射装置の光学系を示した模式図で
ある。単一光源からのエネルギービーム(本実施例で
は、パルスレーザビーム或いは連続発振ビームを使用し
ている)15の進行方向光路上には、入射光の一部反射
と一部透過を行うハーフミラー100および入射光の全
てを反射させる全反射ミラー110がこの順序で所定間
隔をおき、それぞれビーム方向に対して略45°傾けて
配置されている。
【0036】前記ハーフミラー100にて反射されたビ
ーム(以下、第2ビームという)15bは、そのまま基
板4に向けて垂直に照射される。前記ハーフミラー10
0を透過したビーム(以下、第1ビームという)15a
は、前記全反射ミラー110にて反射された後、基板4
に向けて垂直に照射される。上記ハーフミラー100及
び全反射ミラー110は、相互の位置関係を保持した状
態でビーム走査方向に一体的に移動するように構成され
ている。
【0037】ビームの走査方向は、図中の矢印で示すよ
うに、紙面右方向としてあり、第2ビーム15bの照射
位置は、第1ビーム15aの照射位置に対し、当該ビー
ム走査方向に追従する位置となる。なお、本実施例で
は、各ビーム15a,15bの照射位置を近接させてい
る。
【0038】上記の如く構成された光学系により、非晶
質シリコン膜3を大粒径結晶化するための第1ビーム1
5aの照射に同時進行して当該第1ビーム15aのビー
ム照射位置に対してビーム走査方向に追従する位置に加
熱用の第2ビーム15bが照射されることになる。
【0039】既に脱ガス処理が施されている非晶質シリ
コン膜3′に対して第1ビーム15aが照射されるの
で、非晶質シリコン膜3′は、膜荒れや膜剥離を生ずる
ことなく溶融される。
【0040】単一光源からのエネルギービーム15を連
続発振レーザビームとした場合、第1ビーム15aの照
射によって溶融した部分に連続発振レーザビームである
第2ビーム15bが照射されて加熱され、結晶化速度が
遅くなり、大粒径の多結晶シリコン膜3″が得られるこ
とになる。
【0041】図4は、本方法によるシリコン薄膜の結晶
化速度を示すグラフである。比較のため、従来方法(第
2ビーム15bがないものに相当)によるシリコン薄膜
の結晶化速度も示している。このグラフにおいて、グラ
フ右側の傾きが大きい程、半導体薄膜の固化する時間が
長くなり、結晶粒径が大きく成長することが分かってい
る。従って、本方法の方が従来方法に比べて大きな結晶
粒径を得ることができる。
【0042】一方、単一光源からのエネルギービーム1
5をパルスレーザビームとした場合、第1ビーム15a
が照射された位置に第2ビーム15bが照射されるとき
には、その部分は既に結晶化が終了しているため、第2
ビーム15bによる加熱は結晶化速度を遅くするように
は機能しない。しかし、既結晶化部分に数多くのパルス
を照射することによって二次的に結晶粒径が大きくなり
得る。
【0043】この多パルス照射による結晶成長のために
は、非晶質シリコン膜3′の脱ガス処理を十分に行う必
要がある。非晶質シリコン膜3′の形成は、プラズマC
VD法により行うことができる。プラズマCVD法によ
る非晶質シリコン膜の形成は、例えば、基板温度を17
0℃、RFパワーを0.08W/cm2 、圧力を0.4
Torr、SiH4 (シランガス)の流量を100%,
20sccmとした条件で行う。なお、このプラズマC
VD法により形成された非晶質シリコン膜には、不純物
として水素および酸素が含まれているが、チャンバー内
圧力を0.4Torrとして真空度を十分に高めておけ
ば、非晶質シリコン膜中の酸素濃度は十分に低いものと
なる。
【0044】非晶質シリコン膜中の水素の除去は、基板
温度を450℃〜590℃に設定して30分〜8時間放
置するアニール処理により行うことができる。この脱水
素化処理は、従来行われていた処理よりも入念に行われ
る。これにより、非晶質シリコン膜中の水素濃度は十分
に低くされる。
【0045】パルスレーザとしては、XeCl,Ar
F,KrF,XeFなどのエキシマレーザーが用いられ
る。このときのレーザーエネルギー密度は200〜50
0mJ/cm2 に設定しており、第2ビーム15bは第
1ビーム15aよりも低エネルギーに設定される。照射
パルス数は30〜1000shotsに設定する。ま
た、このときの基板温度は、200〜500℃に設定す
る。
【0046】多結晶シリコン膜を形成している各々の結
晶は、当初は小粒径であり配向もばらばらであるが、そ
の粒の形状が柱状となった後において、引き続き照射さ
れるエキシマレーザーにて結晶成長を起こさせるエネル
ギーが次々と付与されるため、各々の結晶の粒界面にお
いて(111)面への配向が優先的に進み、(111)
面に配向を有している結晶は、これと接している他の面
に配向を持つ結晶を取り崩して成長し、その結果、(1
11)の面に配向する結晶が大粒径化する。
【0047】なお、単一光源からのレーザビーム15を
パルスビームとして多パルス照射を行う場合、この多パ
ルス照射は第2ビーム15bにおいてだけでなく当然に
第1ビーム15aにおいても行われるものであり、この
第1ビーム15aによっても前述した作用により結晶が
成長し得る。
【0048】更に、本実施例では、単一の光源から第1
ビーム15aと第2ビーム15bを得るようにしたが、
別々の光源からそれぞれ同一種のビーム或いは異種のビ
ーム(例えば、第1ビームとしてエキシマレーザ、第2
ビームとして連続発振レーザ或いはハロゲンランプ等)
を出射するようにしてもよい。
【0049】なお、図3において、第1ビーム15aと
第2ビーム15bの位置関係を逆にするとともに、図3
とは逆の方向にビーム走査を行うようにしても本実施例
の方法を実現することができる。また、ビーム照射位置
を固定し、基板4の方を移動ステージにより移動させて
ビーム走査を行うようにしてもよいものである。
【0050】(実施例4)以下、本発明をその実施例を
示す図に基づいて説明する。
【0051】図5は、本実施例の多結晶半導体膜の製造
方法を実施するレーザ照射装置の光学系を示した模式図
である。単一光源からのエネルギービーム(本実施例で
は、ではパルスレーザビームを使用)15の進行方向光
路上には、ミラー10がビーム方向に対して略45°傾
けて配置されている。ミラー10のミラー面には、高反
射率部10aおよび低反射率部10bの二領域が形成さ
れている。低反射率部10bは、高反射率部10aの両
側に位置している。
【0052】前記の高反射率部10aにて反射されたビ
ーム(以下、第1ビームという)15aは、非晶質シリ
コン膜3の結晶化に必要なエネルギー強度を有して非晶
質シリコン膜3に照射される。前記低反射率部10bに
て反射されたビーム(以下、第2ビームという)15b
は、脱ガス及び膜保温或いは二次的結晶成長に必要なエ
ネルギー強度を有して非晶質シリコン膜3に照射され
る。
【0053】ビームの走査方向は、図中の矢印で示すよ
うに、紙面右方向としてあり、第2ビーム15bの照射
位置は、第1ビーム15aの照射位置に対し、当該ビー
ム走査方向に先行する位置および追従する位置となる。
【0054】上記の如く構成された光学系により、非晶
質シリコン膜3を結晶化するための第1ビーム15aの
照射と同時進行で当該第1ビーム15aのビーム照射位
置に対してビーム走査方向に先行する位置及び追従する
位置に第2ビーム15bが照射されることになる。
【0055】以下、第1ビーム15aのビーム照射位置
に対してビーム走査方向に先行する位置に照射される第
2ビーム15bには符号15b′を付し、追従する位置
に照射される第2ビーム15bには符号15b″を付
す。
【0056】上記の光学系によってビーム走査が行われ
ることにより、図5に示しているように、非晶質シリコ
ン膜3に対してビーム走査を一回行うだけで、この走査
された部分の非晶質シリコン膜3において、第2ビーム
15b′が照射された領域で脱ガス処理が行われ、この
脱ガス処理された非晶質シリコン膜3′に第1ビーム1
5aが照射されることにより、膜荒れや膜剥離等を生じ
ることなく半導体膜が溶融し、上記第1ビーム15aの
照射位置に対してビーム走査方向に追従する位置に照射
される第2ビーム15b″により結晶化速度が低下し或
いは二次的に結晶が成長し、大粒径の多結晶シリコン膜
3″が得られる。
【0057】そして、このように、非晶質シリコン膜3
からガスを取り去る脱ガス処理、この脱ガス済された非
晶質シリコン膜3′を結晶化させる処理、及び大粒径化
処理が同時進行で行われるので、結晶化のプロセス時間
が短縮化される。また、本実施例では、第1ビーム15
aと第2ビーム15bを単一光源より得るため、ビーム
照射装置は一つでよく、コスト低減が図れる。
【0058】なお、本発明の多結晶半導体膜の製造方法
を実施するレーザ照射装置の光学系としては、上記の図
1に示したものに限らず、例えば、第2ビーム15bと
なるべきビーム15の光路上に当該第2ビーム15bが
脱ガス及び固化速度の低下或いは二次的結晶成長に適当
なエネルギーを持つように所定透過率の透明体を配置す
るようにしてもよいものである。
【0059】(実施例5)本発明の他の実施例を図に基
づいて説明する。
【0060】本実施例では、図6に示すように、結晶化
のための連続発振レーザビームからなる第1ビーム15
1を照射する第1のビーム照射装置16と、加熱用のキ
セノン又はハロゲン光或いは連続発振レーザビーム等の
第2ビーム152を照射する第2のビーム照射装置17
と、第1ビーム151の光路に対応した位置に反射領域
18aを有した光学手段18と、第2ビーム152を全
反射させるミラー19とを備えた光学系を用いることに
より、非晶質シリコン膜3に第1ビーム151を照射す
ると同時に当該第1ビーム151の照射位置に対してビ
ーム走査方向に先行する位置に脱ガス用の第2ビーム1
52aを、追従する位置に固化速度低下用の第2ビーム
152bをそれぞれ照射する。尚、ハロゲン光を加熱に
用いる場合には、ハロゲンランプの出力を5〜20W/
cm2にすれば良い。
【0061】このように、第1ビーム151と第2ビー
ム152の出射源を異ならせる場合でも、実施例4と同
様に、図7に示しているように、非晶質シリコン膜3か
らガスを取り去る脱ガス処理、当該脱ガス済の非晶質シ
リコン膜3′を溶融する処理、及びこの溶融している部
分を加熱して結晶化速度を遅らせる処理を同時に行うこ
とができ、結晶化のプロセス時間を短縮化することがで
きる。
【0062】なお、第1のビームとしてエキシマレーザ
ビームを用いるとともに、前記光学手段18として、エ
キシマレーザビームのみを反射させて第2ビームを透過
させるミラーを用いてもよい。これによれば、第1のビ
ーム照射位置と第2のビーム照射位置とが重複し、第2
のビームによる加熱状態の中で第1のビームによる溶融
・結晶化が起こるため、結晶化速度が遅くなり、結晶粒
径が大きくなる。
【0063】また、以上の実施例では点状のビームを用
いたが、例えば、2個一組の円柱レンズにより所定幅
(被加工物の幅より幾分広い幅等)を有する線状ビーム
とし、この線状ビームを結晶化のための第1のエネルギ
ービームおよび加熱のための第2のエネルギービームと
して照射するようにしてもよい。これによれば、点状の
パルスレーザビームを掃引する場合に比べて処理速度を
格段に向上させることができる。また、このような構成
では、ミラー等について走査方向と直行する方向に長く
形成されたもの(上記の所定幅に相当)を用いればよ
い。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、非晶質
半導体膜を溶融・結晶化して多結晶半導体膜を得る処理
において、その前処理である脱ガス処理、或いは結晶化
に際して結晶粒径を大きくするための処理を同時進行で
行うことができるので、プロセス時間を短縮化しつつ結
晶品質の向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多結晶半導体膜の製造方法(脱ガス同
時進行)を実施するレーザ照射装置の光学系を例示した
模式図である。
【図2】本発明の多結晶半導体膜の製造方法(脱ガス同
時進行)を実施するレーザ照射装置の他の光学系を例示
した模式図である。
【図3】本発明の多結晶半導体膜の製造方法の他の方法
(大粒径化処理同時進行)を実施するレーザ照射装置の
光学系を例示した模式図である。
【図4】図3に示した実施例でエネルギービーム照射後
の時間経過と溶融深さとの関係を示したグラフである。
【図5】本発明の多結晶半導体膜の製造方法の他の方法
(脱ガス及び大粒径化処理同時進行)を実施するレーザ
照射装置の光学系を例示した模式図である。
【図6】本発明の多結晶半導体膜の製造方法の他の方法
(脱ガス及び大粒径化処理同時進行)を実施するレーザ
照射装置の他の光学系を例示した模式図である。
【図7】図6の基板部分の拡大断面図である。
【図8】同図の(a)及び(b)は従来の多結晶半導体
膜の製造方法の工程を示す工程図である。
【符号の説明】
3 非晶質半導体膜(未脱ガス) 3′ 非晶質半導体膜(脱ガス済) 3″ 多結晶半導体膜 10 ハーフミラー 11 全反射ミラー 15 エネルギービーム 15a第1ビーム 15b第2ビーム 16 第1のビーム照射装置 17 第2のビーム照射装置 18 全反射ミラー 19 全反射ミラー 151第1ビーム 152第2ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質半導体膜に結晶化のための第1の
    エネルギービームを照射するのに同時進行して当該第1
    のエネルギービーム照射位置に対してビーム走査方向に
    先行する位置に加熱用の第2のエネルギービームを照射
    することを特徴とする多結晶半導体膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 非晶質半導体膜に結晶化のための第1の
    エネルギービームを照射するのに同時進行して当該第1
    のエネルギービーム照射位置に対してビーム走査方向に
    追従する位置に加熱用の第2のエネルギービームを照射
    することを特徴とする多結晶半導体膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 非晶質半導体膜に結晶化のための第1の
    エネルギービームを照射するのに同時進行して当該第1
    のエネルギービーム照射位置に対してビーム走査方向に
    先行する位置および追従する位置に加熱用の第2のエネ
    ルギービームを照射することを特徴とする多結晶半導体
    膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のエネルギービームと第2のエ
    ネルギービームは単一の出射源より出射することを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多結晶
    半導体膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のエネルギービームを、第1の
    エネルギービームが照射される位置にも照射することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多
    結晶半導体膜の製造方法。
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