JPH0883283A - 高密度バーコードの利用方法及び装置 - Google Patents

高密度バーコードの利用方法及び装置

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JPH0883283A
JPH0883283A JP6218465A JP21846594A JPH0883283A JP H0883283 A JPH0883283 A JP H0883283A JP 6218465 A JP6218465 A JP 6218465A JP 21846594 A JP21846594 A JP 21846594A JP H0883283 A JPH0883283 A JP H0883283A
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JP6218465A
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Masato Nishioka
正人 西岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度バーコードにより文字・図形情報を表
現することを基礎とする新たな利用方法ならびにこの方
法を実施するに適した利用装置を提供することを目的と
する。 【構成】 文字列の一部または全部を置換した高密度バ
ーコードを利用し、必要に応じて専用の高密度バーコー
ド読み取り装置により前記高密度バーコードを文字列に
変換することを基本とする高密度バーコードの利用方法
であり、印刷物内の対象とする用語また近い適宜部位に
印刷されており、該用語または述語の解説または注釈を
包含する、高密度バーコードの利用方法、複数の自然言
語間の翻訳を高密度バーコードを介して行う利用方法で
あり、さらにこれらを実施するに適した利用装置により
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度バーコードの利
用方法および利用するための装置に関し、特に、高密度
バーコードと文字・図形情報との相互変換を基本とする
利用方法および利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主として流通業界で使用されてい
るJANコード、NW7コード、物流システムに利用さ
れるITFコードなどのバーコードは、太さおよび間隔
の異なる直線群により表現される、いわゆる一次元バー
コードである。
【0003】一次元バーコードはバーに直交する方向に
のみ意義を有し、それによって表現できるデータも、数
字および制御用の英字並びに字数が10数文字にに限ら
れている。
【0004】そのため、多量のデータ特に英数字以外の
データを従来のバーコードに記録することは困難であ
り、多くのバーコードを添付しなくてはならない。しか
しながら、記録面の広さの点から実際にこのように多く
のバーコードを記録すること自体困難であった。
【0005】さらに、従来のバーコードがデザイン面か
らみて好ましいものではなく、汚れやすい場所では使い
にくい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高密度バー
コードにより多量の文字・図形情報を表現することを基
礎とする新たな利用方法ならびにこの方法を実施するに
適した利用装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
図1に示すように、記録媒体10上に通常の文字列11
からなる文章に加えて、所要箇所に高密度バーコード1
2を印刷しておく。
【0008】この印刷内容は、例えば専門用語、難解な
語句、設問に対する解答、パズルや推理小説の種明かし
等とすることができる。
【0009】このような印刷内容のうち、文章は肉眼を
もって読み取ることができるが、高密度バーコードは肉
眼では読み取ることはできず、高密度バーコード読み取
り装置を介して読み取られる。
【0010】図1に示す高密度バーコード読み取り装置
20は、高密度バーコード読み取り部21、メモリ部2
2、高密度バーコードを文字・図形に変換するデコード
部23、デコードされた文字・図形の内容を可視状態で
表示する文字・図形表示部24を有する。
【0011】この高密度バーコード20を使用すること
により、記録媒体10に記録されている高密度バーコー
ド12を対応する文字・図形に変換し、適宜読み取るこ
とができる。
【0012】本発明の第2の構成は、図2に示すよう
に、第1の自然言語Aか第2の自然言語Bへの信号伝達
を高密度バーコードを介して行う翻訳機能付通信装置に
利用するものである。
【0013】記録媒体に表現された自然言語Aによる文
章が送信側装置40の読み取り部41で読み取られ、エ
ンコード部42において所要翻訳および/またはエンコ
ードが行われる。
【0014】翻訳およびコード化された内容は、送信部
43から適宜回線を介して送信される。この場合、送信
内容は、高密度バーコード50の形態でおこなわれる。
【0015】一方、受信側装置60では、受信部61が
高密度バーコードを受信し、翻訳/デコード部62にお
いて翻訳および/またはデコードが行われ、出力部63
において表示/印刷等が行われる。
【0016】かかる構成において、送信側装置内のコー
ド化部42または受信側装置40内のデコード部62の
いずれか一方に翻訳用辞書を内蔵せしめ、高密度バーコ
ードと自然言語との変換を行う際、任意の自然言語に翻
訳することができる。
【0017】その結果、受信側出力として、送信側の自
然言語Aとは異なる自然言語Bを得ることができる。な
お、送信側で自然言語Bに変換した後に送信することも
できる。
【0018】
【作用】高密度バーコードには、多次元バーコードまた
は二次元バーコードとも呼ばれるコードが含まれる。高
密度バーコードでは、縦横両方向に意義をもたせること
ができ、極めて多様な情報を表現することができる。
【0019】高密度バーコードが、英数字以外に仮名漢
字、バイナリ等多様な表現が可能であることから、一次
元バーコードにおける用途の代替はもとより、幅広い分
野での利用が期待されている。
【0020】特に、高密度バーコードのためのコーディ
ングおよびでコーディングに関する技術の向上に伴い、
格納情報量も飛躍的に増大する可能性がある。本発明に
かかる第1の利用法によれば、文字列による文章に加え
て高密度バーコードが所要部位に印刷される。
【0021】この高密度バーコードは、文字列の中の所
要単語またが述語の注釈、解説、補足説明、解答、種明
かし等のように、時、人、場所に応じて適宜必要になる
ものの、常時記載しておくには及ばない内容を表すもの
とすることができる。
【0022】また、巻末の索引や単語集、辞書等にかか
る構成を適用することにより、簡易辞書、図解付き解説
書、肉眼では目視できない解答を含む問題集等として使
用することができる。
【0023】高密度バーコードは、文字列よりも高い集
積度をもって、文字・図形等の変換が可能である。した
がって、記録媒体への印刷部分は小さいにもかかわら
ず、豊富な情報量を格納することができ、すっきりした
記録媒体面のレイアウトとすることができる。
【0024】本発明にかかる第1の利用法を実施するに
当たっては、記録媒体への高密度バーコードの印刷は、
文字列による文章と同時にあるいは文章印刷後改めて高
密度バーコードの印刷を行う。
【0025】この場合、どの様な色彩のインクを使用す
るかによるが、紫外線または赤外線等の可視範囲外での
放射や磁気あるいは静電気等の存在下においてのみ読み
出し可能であるようなステルス形に構成する場合は、対
応する物質を包含する印刷インクによって調整を行う。
【0026】すでに、文字列による文章の印刷に加えて
高密度バーコードが印刷されている記録媒体において、
文章を読みかつ高密度バーコードに対応する記述内容を
確かめる場合には、高密度バーコード読み取り装置の読
み取り部によって読み取り、デコード部において、対応
する文字・図形に変換し、直接あるいは一端メモリ部に
記憶した後、表示・音声・印刷等の適宜手段で出力す
る。
【0027】その結果、利用者は文字列による文章は記
録媒体から直接に、そして高密度バーコード部分に関し
ては高密度バーコード読み取り装置を介して、必要に応
じて所望出力により確認することができる。
【0028】なお、文字列による文章を通常のOCRで
読み取る機能を付加し、かつ高密度バーコードも含めて
音声出力することにより、視覚障害者に対する読書装置
とすることもできる。
【0029】本発明にかかる第2の利用法によれば、異
言語間での情報伝達に際し、自然言語Aから高密度バー
コードを介して翻訳され、自然言語Bへの自動翻訳を含
めた情報伝達が容易に行われる。
【0030】高密度バーコードを介してのコード化およ
びデコードが送信側で行われるようにすれば、相手方は
従来通りの通信設備により情報伝達が行われる。
【0031】また、通信回線における信号形態が画(イ
メージ)信号の場合は、ファクシミリ回線が一般的であ
るが、高密度バーコードへの翻訳(エンコード)または
高密度バーコードからの翻訳(デコード)を送信側かあ
るいは受信側のいずれかで行う場合には、回線上の信号
形態はキャラクタ信号あるいはイメージ信号のいずれで
もよいことになる。
【0032】送受信共に本方式専用の通信装置であれ
ば、送信側で自然言語Aから高密度バーコードへの変換
(コード化)を行い、例えば回線を介してファクシミリ
によりイメージ信号の伝達を行い、受信側で高密度バー
コードから自然言語Bへの変換(デコード)を行うこと
により、異言語間の情報伝達が容易に行われる。
【0033】なお、各言語間と高密度バーコード間の変
換にあたっては、対応する変換辞書を装置に内蔵せしめ
ておき、必要に応じて使い分けることにより、二言語の
みなわらず多言語間の翻訳を行うことができる。
【0034】この場合、日本語─高密度バーコード間辞
書をはじめ、英語─高密度バーコード間、フランス語─
高密度バーコード間、イタリア語─高密度バーコード
間、中国語─高密度バーコード間等それぞれの言語と高
密度バーコード間の変換辞書を用意することにより、高
密度バーコードを仲介としてあらゆる自然言語間の自動
翻訳が可能となる。
【0035】このような方式によれば、日─英、日─
仏、日─伊、日─中、英─仏、英─伊、英─中、・・・
・のような個々の変換辞書を用意するよりも少ない労力
で十分な効果を得ることが可能となる。
【0036】ここで、高密度バーコードについて補足説
明する。高密度バーコードの一種である二次元バーコー
ドは、図3のように、矢印で示した横の読み取り方向の
みならず縦方向にも有意義のバー配列を付加したもので
ある。
【0037】その結果、格納されるデータ量は飛躍的に
増大し、数字、英字以外の漢字・カナ等の文字・図形を
含む大量の情報伝達が可能となる。
【0038】二次元バーコードは、同一幅のモジュール
が所定個数並べて構成され、通常はバーで始まり、スペ
ースで終了する。
【0039】読み取りは、図4に示すようなPOS/パ
ソコン等のホスト装置Hに接続されたスキャナSによっ
て行うことができ、二次元バーコードのコードワード
(バーとスペースとの一連の組み合わせ)として読み取
る。
【0040】このようにして読み取られたコードワード
をXシーケンステーブルによってコードワード値に変換
する。このコードワード値を、それぞれ英字、数字、漢
字コードに変換し、二次元バーコードから文字へのデコ
ードが行われる。
【0041】二次元バーコードの他、白黒の枡目を組み
合わせたもの、チェッカーボードスクエアを組み合わせ
たもの、八角形の外周に配置された黒白のセルと内側バ
ーとの組み合わせによるもの、隣接する隣接する2本の
黒い線からなる面の白黒セルの組み合わせによるもの
等、多種多様の高密度バーコードが提案されている。
【0042】さらに、これら高密度バーコードを特定エ
ネルギーの存在下において励起光を発生する特殊な透明
または半透明インクで形成するステルス形の高密度バー
コードも提案されており、対応するスキャナによってデ
コードされる。
【0043】
【実施例】以下、添付図を参照しつつ、本発明の実施例
を詳述する。図5は、本発明の第1の実施例を説明する
図面である。
【0044】図において、10は記録媒体(印刷媒体)
であり、記録媒体10には文章11が印刷されている。
また12は高密度バーコードである。13は用語解説で
あり、ここでは「フリーソフトウェア」に関する解説が
記載されている。用語解説13は、高密度バーコード化
されて、文章11中に印刷されている。
【0045】図中、文字列による文章11に加えて高密
度バーコード12の印刷された記録媒体10は、図1に
示したものと同様である。文字列による文章11による
印字状態は、通常の印刷物と同じような形態である。
【0046】従来、文章の中の適当な用語、例えば「フ
リーソフトウエア」について用語解説を加える場合、文
章中の「フリーソフトウエア」付近にアスタリスク*や
サフィックスを付して、脚注を印刷したり、章末に注釈
を加えていたりしていた。
【0047】しかしながら、従来より脚注は文字サイズ
を落として印刷されることが多く、またこのように文字
サイズを落としたり種々配慮したりしても合理的に解説
を記述し得る内容には限界があった。
【0048】また、章末に注解を加える場合には章末の
ページをめくる必要があった。更に、注解等を印刷する
ことはレイアウト上不利な点が多く、このような解説を
不要とする読者にとってはこのような注解は目障りでさ
えあった。
【0049】本実施例では、このような問題点を解決し
つつ、用語解説等を文章と共に印刷することを可能にす
るものである。
【0050】このような高密度バーコードを用いること
により、例えば医学書のように発行部数が少ない専門書
のような書籍を、専門医のみならず医学部学生等の初中
級者などに利用させる場合、医学用語を高密度バーコー
ド化して文章中に印刷すれば、医学用語の意味を知らな
い者はこの高密度バーコードを読取装置を用いて読み取
らせることにより、バーコードに記録された医学用語の
解説を読むことができるようになる。
【0051】また、高密度バーコードは肉眼では記録さ
れた内容を判別することができない。このような高密度
バーコードの性質を利用して、通信教育や自学自習者用
のテキストの設問の解答を高密度バーコード化し、設問
と同じ書物、例えば同一ページに印刷することも可能で
ある。
【0052】解答の確認を行うときには、解答が記録さ
れた高密度バーコードを読取装置を用いて読み取ること
により、必要な部分の解答のみを表示させて解答の確認
を行うことができる。
【0053】また、パズル、クイズ、推理ゲーム等の娯
楽面におけるヒントや解答、用語・述語集、辞書、辞典
の解説や付加的解説等の用途にも有利に利用することが
可能である。
【0054】本発明の第1の実施例に係る高密度バーコ
ードの利用法においては、行間または欄外に用語解説が
記録された高密度バーコードを印刷する。さらに特定波
長の照射により励起光を放射する透明インクや半透明イ
ンクの場合には、当該述語上に重ねて高密度バーコード
を印刷しておくことができる。
【0055】例えば、半透明インクによる高密度バーコ
ードを当該述語に重畳させると、あたかも網かけをした
様な状態となり、高密度バーコードによる注釈が含まれ
ている表示を兼ねることができ、都合がよい。
【0056】なお、完全に透明なステルス形の高密度バ
ーコードの場合には、下線や字体をゴシックのように変
化させる等により注釈付きであることを明示することが
できる。
【0057】このように文字列による文章に加えて、付
加された高密度バーコードは、図6に示すような高密度
バーコード読取装置20により必要に応じて読み出すこ
とができる。
【0058】図6は本実施例における高密度バーコード
読取装置を示す図である。図において、20は高密度バ
ーコード読取装置であり、21は高密度バーコード読取
部である。
【0059】高密度バーコード読取部としては、例えば
ハンドスキャナや自動読み取りスキャナ等を用いること
ができる。
【0060】22はメモリ部であり、高密度バーコード
読取部により読み取られた高密度バーコードデータを一
時的に記憶したり、後述するデコード部により復合化さ
れた解説などの文章を一時的に記録するものである。
【0061】23はデコード部であり、高密度バーコー
ド読取部により読み取られた高密度バーコードデータ
を、文字コード等に復合・変換するものである。
【0062】24は文字・図形出力部であり、文字情報
に変換された用語解説を出力するものであって、例えば
プリンタやディスプレイDを制御するものである。
【0063】Dはディスプレイであり、ここでは「フリ
ーソフトウェア」の用語解説が表示されている様子を示
している。なお、出力は必要に応じて音声出力又は印字
出力等が行われる。
【0064】ここで、高密度バーコードを、例えば特定
波長の照射により励起光を放射する透明インクや半透明
インク等を用いて印刷することも可能である。このよう
な場合には、もともと印刷されている文章の上に高密度
バーコードを重ねて印刷することができる。
【0065】例えば、半透明インクによる高密度バーコ
ードを述語に重畳させると、あたかも網かけをした様な
状態となり、高密度バーコードによる注釈が印刷されて
いることを示す表示を兼ねることができる。
【0066】完全に透明となってしまう高密度バーコー
ドの場合には、用語に下線を付したり、字体をゴシック
のように変化させることによって、注解が印刷されてい
ることを読者に知らせることができる。
【0067】なお、ステルス形の高密度バーコードを利
用する場合には、高密度バーコード読取装置をその内容
に適合させて、紫外線、赤外線等の照射機構、あるいは
電気的、磁気的読み取り装置を利用する必要がある。
【0068】本実施例では、前述したとおり、用語解説
13を二次元バーコード等の高密度バーコード化して、
文章上に印刷する。この高密度バーコード12は、図6
に示される高密度バーコード読取装置20により読み取
ることで、必要に応じてその内容を読みだすことが可能
である。
【0069】高密度バーコード読取部21は、例えばハ
ンドスキャナや自動読取スキャナとすることができる。
【0070】このような用途における読み取り装置20
では、メモリ部22によりデコードされた情報の記憶は
必要であるが、一義的なデコードが行われれば足り、辞
書機能を設けるには及ばない。
【0071】デコードされた内容は、文字・図形出力部
24の制御のもとに、ディスプレイDに表示され、また
は必要に応じて、音声出力または印字出力等が行われ
る。
【0072】図7は、本発明の第2の実施例を説明する
図である。即ち、本発明の第2の高密度バーコードの利
用装置としての翻訳機能付通信装置100の構成例を示
すブロック図である。
【0073】なお、ここではこの通信装置100がファ
クシミリである場合を説明するが、通信装置100はこ
れに限られるものではなく、信号形態の変更によりその
他の通信装置とすることができる。
【0074】図において、100は翻訳機能付通信装置
であり、該翻訳機能付通信装置100は、読み取り部1
01、受信部102および制御部103を備えている。
【0075】読み取り部101は、図示していない送信
原稿を読み取り電気信号に変換するものであり、ファク
シミリ装置では、イメージ信号を得るものである。OC
R装置ではキャラクタ信号が得られる。
【0076】受信部102は、相手方装置から回線を介
して伝送される信号を受信するものであり、イメージ信
号、キャラクタ信号等の形態があり得る。
【0077】制御部103は、翻訳機能付通信装置10
0全体を制御するものである。翻訳手順入力部104
は、翻訳方法を外部から指定する方法を提供し、また翻
訳手順記憶部105は指定された翻訳手順を記憶してお
くものである。
【0078】また、翻訳機能付通信装置100は、入力
されたデータ中の翻訳対象となるコードを識別するコー
ド識別部106、識別されたコードから元の言語情報に
復元するデコード部107、言語情報を翻訳手順に従っ
て指定言語に翻訳するための翻訳部108、翻訳後の言
語情報をエンコードするコード生成部109、記録紙に
記録する出力部110、翻訳された原稿を回線に送出す
る送信部111を備えている。
【0079】本実施例では、原稿内のシンボルコードと
して二次元バーコードの1種であるPDF417コード
を使用しているが、既述のような他種類の高密度バーコ
ードを使用することができる。
【0080】このシンボルコードでは、取扱言語に関す
る言語種別情報、例えば、日本語、英語、フランス語、
独語、中国語、・・・、翻訳対象外等が付属している。
【0081】本実施例にかかる装置では、翻訳手順入力
部104または翻訳手順記憶部105の指示に従って、
制御部103が入力原稿から読み取り部101によって
読み取った情報あるいは回線を介して受信部102が受
信した情報を、コード識別部106によりシンボルコー
ドを読み取りつつ、デコード部107で文字情報にデコ
ードする。
【0082】デコードされた内容を、翻訳部108で翻
訳し、さらにコード生成部109で再度シンボルコード
を生成し、その内容を出力部110または送信部111
から出力する。なお、翻訳部108は公知の翻訳装置を
用いる。
【0083】このような本実施例の構成によれば、 1)記録媒体に記録された自然言語Aの原稿を、装置内
で翻訳し、自然言語Bを送信することができる。
【0084】2)受信した自然言語Bを、自然言語Aに
翻訳して記録媒体に記録することができる。
【0085】3)記録媒体に記録されている自然言語を
他の自然言語に翻訳して印字出力することができる。
【0086】4)受信した原稿を翻訳して、他通信装置
に転送することができる。
【0087】本装置において得られる出力形態は、以下
のような態様を単独で、あるいは組み合わせて得ること
ができる。
【0088】1)入力原稿をそのまま出力。 2)入力原稿のうち、シンボルコードをデコード・コー
ド生成した後に出力。 3)シンボルコードのみ出力。 4)入力原稿は出力しない。
【0089】翻訳に関する出力は以下のような形態がと
り得る。
【0090】1)翻訳されたシンボルコードを出力。 2)翻訳された文字・図形情報を出力。 3)翻訳された文字・図形情報と翻訳されたシンボルコ
ードの両者を出力。 4)翻訳された結果は出力しない。
【0091】上述の各利用形態および出力形態を適宜組
み合わせることにより、本装置を有効に利用することが
できる。
【0092】図8は、図7に示した翻訳機能付き通信装
置100がファクシミリ装置200である通信システム
の応用例を示す説明図である。
【0093】200は国内の本社に設置された翻訳機能
付きファクシミリであり、該ファクシミリ200におい
て生産指示書である原稿201を翻訳して海外のファク
シミリ装置に送信すると、該海外の生産工場である受信
側では、従来のファクシミリ装置300により翻訳され
た文書301を受信する。
【0094】送信側における翻訳手順の設定は、図下方
に示す囲み202に示す様になっているものと仮定す
る。ここでは、翻訳は送信時に行い、自然言語Bは英語
とする。
【0095】また原稿出力は、そのままとして日本語文
章およびシンボルコードの両者を出力するように設定
し、さらに追加出力として自然言語Bである英語に翻訳
された文章を出力するように設定する。
【0096】このような翻訳手順の設定によって、翻訳
機能付きファクシミリ200の出力は、図中半における
囲み203に示すように、日本語文章、翻訳後の英語文
章を表す二次元バーコードに対して、翻訳後の自然言語
Bである英語の文章がファクシミリ装置200によって
追加されている。
【0097】国外において受信された文書301は、通
信回線で送信されてくる情報であり、自然言語Aに相当
する日本語、シンボルコード、および自然言語Bに相当
する英語を包含している。
【0098】なお、シンボルコードは、自然言語Bであ
る英語を指定する識別コードおよび英語に翻訳された文
章を含む二次元コードとして構成されている。したがっ
て、異言語間の通信にあたって、送信側あるいは受信側
での翻訳作業が省略され、緊急を要する異言語間交信が
容易に達成される。
【0099】また、受信側では、通信回線によるコンピ
ュータネットワークが形成されていない場合であって
も、ファクシミリで受信された生産指示書を表すシンボ
ルコードを、受信側の二次元バーコードスキャナにより
コンピュータに直接入力することができる。その結果、
廉価かつ確実なデータ連係が行われる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、高密度バーコード
を利用する本発明の第1の実施例によれば、印刷物に対
して高密度バーコードによる解説を付記することによっ
て、印刷物の物理量にあまり影響を与えずに十分な解説
を添付できる。かかる脚注や追加説明の付加により記録
媒体への印刷内容の利用範囲が拡大される。
【0101】さらに、高密度バーコードを利用する本発
明の第2の実施例によれば、自然言語Aから自然言語B
への翻訳が、高密度バーコードを介して容易に行われ
る。
【0102】この翻訳は、送信側、受信側のいずれにお
いても行うことができ、さらに高密度バーコードも同時
に受信されるので、スキャナを介してコンピュータ等に
読み込むことができ、廉価、迅速、確実な通信が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高密度バーコードを使用した本発明にかかる第
1の利用法の構成を示すブロック図である。
【図2】高密度バーコードを使用した本発明にかかる第
2の利用法の構成を示すブロック図である。
【図3】高密度バーコードの構成例である。
【図4】高密度バーコードの読み取り装置の構成例の説
明図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図8】本発明の第2の実施例の実施内容を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 記録媒体(高密度バーコード付き) 11 文字列による文章 12 高密度バーコード 20 高密度バーコード読み取り装置 21 高密度バーコード読み取り部 22 メモリ部 23 デコード部 24 文字・図形出力部 30 第1の自然言語Aの原稿 40 送信側装置 41 読み取り部 42 エンコード/翻訳部 43 送信部 50 高密度バーコードの例 60 受信側装置 61 受信部 62 翻訳/デコード部 63 出力部 70 第2の自然言語Bの原稿 100 通信機能付き通信装置 101 読取り部 102 受信部 103 制御部 104 翻訳手順入力部 105 翻訳手順記憶部 106 コード識別部 107 デコード部 108 翻訳部 109 コード生成部 110 出力部 111 送信部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 7/00 U 7623−5B 7/10 W 7623−5B 19/06 9288−5L G06F 15/20 566 Z 8420−5L 15/38 W G06K 19/00 A

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高密度バーコードが、印刷物内の対象と
    する用語または述語に近い適宜部位に印刷されており、
    該用語または述語の解説または注釈を包含するものであ
    り、文字列の一部または全部を置換した前記高密度バー
    コードを利用し、必要に応じて専用の高密度バーコード
    読み取り装置により前記高密度バーコードを文字列に変
    換することを特徴とする、高密度バーコードの利用方
    法。
  2. 【請求項2】 前記高密度バーコードが、肉眼で認識で
    きない物質、例えば、磁気や放射性発光物質を含むイン
    クにより用語等に重ねて印字されている、ことを特徴と
    する請求項1に記載の高密度バーコードの利用方法。
  3. 【請求項3】 前記高密度バーコードを、高密度バーコ
    ード読み取り装置を介して読み取り、読み取られた内容
    をデコードして元の文字・図形情報に変換し、該文字・
    図形情報を表示または印字する、ことを特徴とする請求
    項1または2のいずれかに記載の高密度バーコードの利
    用方法。
  4. 【請求項4】 高密度バーコードを読み取るための読取
    り部と、該読取り部において読み取ったデータを文字・
    図形情報に復元するデコード部と、該デコードした情報
    を記憶するメモリ部と、該メモリ部に記憶した文字・図
    形情報を表示又は印字することのできる出力部とを具備
    することを特徴とする高密度バーコードの利用装置。
  5. 【請求項5】 第1の自然言語の文字列からなる情報を
    高密度バーコードに変換し、該高密度バーコードを伝送
    前、または回線を介して伝送した後、第2の自然言語の
    文字列に再変換することにより翻訳機能を付与したこと
    を特徴とする、高密度バーコードの利用方法。
  6. 【請求項6】 回線から送出された信号を受信する受信
    部と、 該受信部により受信した信号の高密度バーコードを識別
    し、該識別した高密度バーコードを文字情報に変換する
    とともに該デコードした文字情報を別の言語に翻訳する
    デコードおよび翻訳部と、 翻訳した文字情報を記録紙やディスプレイ等の出力装置
    に出力する出力部と、を備えたことを特徴とする、翻訳
    機能付通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の翻訳機能付通信装置に
    おいて、 翻訳した文字情報を再び高密度バーコードにコード化す
    るコード生成部と、生成した高密度バーコードを記録紙
    やディスプレイ等の出力装置に出力する出力部と、を備
    えたことを特徴とする翻訳機能付通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6乃至7のいずれかに記載の翻訳
    機能付通信装置において、 回線情報に変換して回線に送出する送信部を備えたこと
    を特徴とする翻訳機能付通信装置。
  9. 【請求項9】 翻訳部の他に翻訳制御部を有し、1つの
    デコード部および1つの翻訳部によって翻訳元の原稿の
    入力を受信部からの入力と読み取り部からの入力の両方
    に、外部からの指示または外部からの指示を手順として
    登録しておいた手順記憶部からの指示によりまたは自動
    的に切り換ることができることを特徴とする、翻訳機能
    付通信装置。
  10. 【請求項10】 1つの翻訳部および1つのコード生成
    部で生成した高密度バーコードを送信部または出力部
    へ、外部からの指示または外部からの指示を手順として
    登録しておいた手順記憶部からの指示または自動的に切
    り換えることができることを特徴とする、翻訳機能付通
    信装置。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10に記載の翻訳機能付
    通信装置において、 内部または外部記憶媒体を有し、コード生成部から内部
    または外部記憶媒体に出力する機構および内部または外
    部記憶媒体から出力部または送信部に出力する機構を有
    し、時間をずらして出力または送信することができるこ
    とを特徴とする、翻訳機能付通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至11に記載の翻訳機能付
    通信装置において、 シンボルコード部分に言語種別情報を含めておき、複数
    の自然言語の翻訳を可能とする翻訳部と、翻訳する言語
    を指定する翻訳手順入力部と、その手順を記録する翻訳
    手順記憶部と、高密度バーコード部分の言語種別情報か
    ら言語種別を認識し翻訳手順に指定されている自然言語
    に変換し、言語種別情報も変換後の言語に対応するよう
    に翻訳を制御する翻訳制御部と、を有することを特徴と
    する翻訳機能付通信装置。
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