JPH0882514A - 電子ビーム測長方法 - Google Patents

電子ビーム測長方法

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JPH0882514A
JPH0882514A JP6244663A JP24466394A JPH0882514A JP H0882514 A JPH0882514 A JP H0882514A JP 6244663 A JP6244663 A JP 6244663A JP 24466394 A JP24466394 A JP 24466394A JP H0882514 A JPH0882514 A JP H0882514A
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hole pattern
image
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electron beam
center position
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JP6244663A
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Kazunari Hata
一成 秦
Masatoshi Shibutami
正俊 渋田見
Toshiaki Kitamura
俊昭 北村
Hiroyasu Shimizu
弘泰 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトホールの長さ測定を精度良く且つ
再現性良く行えるようにする。 【構成】 画像処理装置等はコンタクトホール11のX
Y方向の投影像Gx,Gyから、コンタクトホール11
の中心位置11c(Cx,Cy)を求め、さらにその中
心位置11c(Cx,Cy)からX,Y方向の各々につ
いて±m本のラインを走査することにより各ラインに対
してラインプロファイルを生成し、その各ラインプロフ
ァイルを積算した積算プロファイルの幅からコンタクト
ホール11の径を求める。中心位置11cの近傍で求め
た積算プロファイルからコンタクトホール11の長さを
求めるので、測長位置は常に同一位置となり、長さ測定
を精度良く且つ再現性良く行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子ビーム測長方法に
関し、特に半導体ウエハに電子ビームを当ててコンタク
トホールパターンの径を測定する電子ビーム測長方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子ビーム測長方法としては、半
導体ウエハ上のホールパターンに電子ビームを当て、そ
のウエハからの2次電子を検出してホールパターンの画
像を検出し、その画像に基づいてホールパターンの長さ
を測定する方法が知られている。この電子ビームによる
測長をフルオート(全自動)で実施する、いわゆるフル
オート測長の場合は、測定すべきパターンとアライメン
トに使用するパターンとを予め装置内のフレームメモリ
に記憶させておき、その双方のパターンに対してパター
ンマッチング法等を適用して位置の相関を取り、その結
果を用いて自動位置決めすることにより、測定すべきパ
ターンの測長を行っている。この従来のフルオートによ
る電子ビーム測長方法を図7に基づいて説明する。
【0003】図7は従来のフルオートによる電子ビーム
測長方法の説明図であり、同図(a)はフレームメモリ
のデータを画像表示したもの、同図(b)はそのライン
プロファイルである。このラインプロファイルは、後述
するように、フレームメモリのnライン目からn+mラ
イン目までを積算して求めたものである。
【0004】フルオート測長の場合、予め一連の測定点
に対して測長方法を指定する必要がある。そこで、図7
(a)に示すようにフレームメモリ上でY方向(図7の
上下方向)にnライン目からn+mライン目までを測定
点として指定し、その各ラインを積算して図7(b)に
示すようなラインプロファイルを求める。このラインプ
ロファイルから長さが求められる。半導体ウエハのコン
タクトホールを測定した場合を想定すると、コンタクト
ホール11の長さ(径)は、図7(b)の矢印12aで
示した長さに対応したものとなる。そして、図7に示す
場合のように、アライメントが精度良く行われ、指定し
た測定ラインの位置が測定対象であるコンタクトホール
11の中心位置とほぼ一致していれば、その長さ測定も
正確に行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アライメント
の誤差等により、指定した測定ライン(走査線)がコン
タクトホール11の中心位置に対してずれてしまう場合
があり、そのような場合は長さ測定を正確に行うことが
できず、測定精度が悪化する。例えば、図8(a)に示
すように、指定した測定ラインがコンタクトホール11
の下方に位置したとき、その測定ラインを積算してライ
ンプロファイルを求めると、図8(b)で示すようにな
り、コンタクトホール11の長さは、図8(b)の矢印
12bで示した長さに対応したものとなり、この長さは
図7(b)で示した長さとは異なることになってしま
う。
【0006】これを改善するために、Y方向に数箇所測
定ラインを設定して長さを測定し、そのうちの最大値を
コンタクトホール11の長さとして採用する方法もある
が、例えば5箇所程度の設定ではコンタクトホール11
の径をうまく捉えられないことが多い。また、画像全体
をカバーできるほど測定ラインを増やせば、正確な測定
は可能であるが、測定時間が非現実的に増加するという
問題点があった。
【0007】上述のフルオートでの測長に対し、マニュ
アルでの測長については、次のような問題点があった。
すなわち、マニュアル測定時においてはオペレータがコ
ンタクトホール画像を見ながら測定ラインを指定するこ
とになるが、オペレータの個人差や画像の見え方にかな
り左右されるため、測定再現性がフルオートの場合に比
較して悪化するという問題点があった。
【0008】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は長さ測定を精度良く且つ再現性良
く行うことができる電子ビーム測長方法を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の電子ビーム測長方法は、基板上
のホールパターンに電子ビームを照射し、前記基板から
の2次電子を検出して前記ホールパターンの画像を得、
その画像に基づいて前記ホールパターンの長さを測定す
る電子ビーム測長方法において、前記ホールパターンの
画像から互いに直交する2方向の各々への投影像を求
め、前記投影像の各中心点を検出することにより前記ホ
ールパターンの中心位置を求め、前記ホールパターンの
中心位置を通る走査線で前記画像を走査してラインプロ
ファイルを生成し、前記ラインプロファイルに基づいて
前記ホールパターンの長さを求める。
【0010】また、請求項2記載の発明の電子ビーム測
長方法は、基板上のホールパターンに電子ビームを照射
し、前記基板からの2次電子を検出して前記ホールパタ
ーンの画像を得、その画像に基づいて前記ホールパター
ンの長さを測定する電子ビーム測長方法において、前記
ホールパターンの画像と予め記憶された基準ホールパタ
ーンとの相関をとって前記ホールパターンの中心位置を
求め、前記ホールパターンの中心位置を通る走査線で前
記画像を走査してラインプロファイルを生成し、前記ラ
インプロファイルに基づいて前記ホールパターンの長さ
を求める。
【0011】更に、請求項3記載の発明の電子ビーム測
長方法は、基板上のホールパターンに電子ビームを照射
し、前記基板からの2次電子を検出して前記ホールパタ
ーンの画像を得、その画像に基づいて前記ホールパター
ンの長さを測定する電子ビーム測長方法において、前記
ホールパターンの中心位置を検出し、前記ホールパター
ンの中心位置を通る互いに異なる複数の直線の各々に沿
って前記電子ビームを走査し、この走査毎に得られる検
出信号を加算してラインプロファイルを生成し、前記ラ
インプロファイルに基づいて前記ホールパターンの長さ
を求める。
【0012】また、請求項4記載の発明の電子ビーム測
長方法は、前記ホールパターンの画像から互いに直交す
る2方向の各々への投影像を求め、該2つの投影像の各
中心点を検出することにより前記ホールパターンの中心
位置を求める。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明の電子ビーム測長方法で
は、前述のように2方向の投影像の各中心点を検出する
ことによりホールパターンの中心位置を求め、そのホー
ルパターンの中心位置を通る走査線で画像を走査してホ
ールパターンの長さを求めるので、フルオート測長した
場合でも、測長位置は常に同一位置となる。したがっ
て、たとえアライメントに多少の誤差があったとして
も、そのアライメント誤差は測定精度に影響を及ぼさ
ず、また、マニュアル測定時においてオペレータの個人
差や画像の見えにくさが存在したとしても、それによる
影響を受けない。
【0014】また、請求項2記載の発明の電子ビーム測
長方法では、ホールパターンの画像と予め記憶された基
準ホールパターンとの相関をとってホールパターンの中
心位置を求めるので、ホールパターンの中心位置をより
高精度で求めることができる。
【0015】更に、請求項3又は4記載の発明の電子ビ
ーム測長方法では、ホールパターンの中心位置を通る互
いに異なる複数の直線の各々に沿って電子ビームを走査
し、この走査毎に得られる検出信号を加算してラインプ
ロファイルを生成するので、常にエッジ位置が同じであ
る信号を加算したラインプロファイルが得られ、エッジ
位置がなまることなく、S/N比の高いラインプロファ
イルが求められる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0017】図2はこの発明の一実施例に係る電子ビー
ム測長方法を実施するための電子ビーム測長装置の全体
構成を示す図である。制御計算機9はCPU(プロセッ
サ)を中心に構成されており、ステージ制御系2、電子
光学制御系5及び画像処理装置7に指令を送って電子ビ
ーム測長装置全体を制御する。
【0018】電子光学系1は、図示しない電子銃、偏向
器、電子レンズ、2次電子検出器等からなり、電子光学
制御系5からの指令を受けて微細に収束された電子ビー
ムを半導体ウエハ4に照射する。この半導体ウエハ4
は、ステージ制御系2からの指令を受けて所望の位置に
位置決めされるXYステージ3上に固定されている。半
導体ウエハ4に電子ビームが照射されると、その半導体
ウエハ4からは2次電子が発生する。この2次電子は電
子光学系1内の図示しない検出器によって捉えられ、ア
ンプ等を介しフレームメモリ6に画像信号として入力さ
れる。このフレームメモリ6からは画像処理装置7から
の指令に応じてCRTモニタ8に画像信号が送出され、
表示される。
【0019】次にこの電子ビーム測長装置がフルオート
で行う半導体ウェハ4上のコンタクトホールの長さ測定
について図1、図3及び図4に基づいて説明する。
【0020】まず、半導体ウェハ4のコンタクトホール
画像を取り込み、フレームメモリ6に入力した場合、フ
レームメモリ6には図1に示す画像が入力され、CRT
モニタ8にはその画像が表示される。
【0021】フレームメモリ6に画像信号が入力された
後、制御計算機9は画像処理装置7に対し、フレームメ
モリ6のXY方向の投影像を求めるように命令を出力す
る。画像処理装置7は、その命令を受信後、図1に示す
ようなXY方向の投影像Gx,Gyを求める。投影像は
画像処理分野では一般的な概念であるが、以下にその定
義を示す。
【0022】フレームメモリ6のX,Y方向の画素数を
それぞれNX,NYとし、各画素の濃度値をF(x,
y)とするとき、X方向の投影像Gx、Y方向の投影像
Gyは以下の式で表される。
【0023】 Gx(x)=ΣF(x,y) (y=1〜NY) Gy(y)=ΣF(x,y) (x=1〜NX) 次に、制御計算機9は投影像Gx,Gyを画像処理装置
7から受け、内部演算により投影像Gx,Gyの中心位
置を求める。一般的に、図1の投影像Gx,Gyから中
心位置を求めることは、S/N比についてもすべてのラ
インプロファイルの積算効果により大幅に改善されてい
るためあまり困難ではなく、例えば、しきい値法等の通
常の手法を用いて容易に求められる。
【0024】制御計算機9は、この演算により測定すべ
きコンタクトホール11の中心位置11cを画素単位で
検出し、続いて画像処理装置7に対し積算プロファイル
の算出を命令する。画像処理装置7はその命令を受け
て、図3に示すようにコンタクトホール11の中心位置
11c(Cx,Cy)からX,Y方向の各々について±
m本の走査線を指定することにより各走査線毎にそのラ
インプロファイルを生成し、その各ラインプロファイル
を積算して図4に示すような積算プロファイルを算出す
る。図4(a)はX方向の積算プロファイル、図4
(b)はY方向の積算プロファイルである。
【0025】次に再度、制御計算機9はその積算プロフ
ァイルのデータを受取り、図4に示すように積算プロフ
ァイルの幅W1,W2を求める。この幅W1,W2はコ
ンタクトホール11の長さ(径)に対応しており、測長
前に予めオペレータにより設定されたパラメータ(アル
ゴリズム)で波形処理してコンタクトホール11の長さ
を求める。
【0026】このように、この実施例では投影像Gx,
Gyからコンタクトホール11の中心位置11cを求
め、その中心位置11cを含む所定幅の領域(図3中の
点線で挟まれた領域)内の積算プロファイルからコンタ
クトホール11の長さを求めるので、測長位置は常に同
一位置となる。このため、フルオート測長の場合のアラ
イメントに多少の誤差があったとしても、そのアライメ
ント誤差は測定精度に影響を及ぼさず、また、マニュア
ル測定時においてオペレータの個人差や画像の見えにく
さが存在したとしても、それによる影響を受けない。し
たがって、長さ測定を精度良く且つ再現性良く行うこと
ができる。
【0027】ところで本実施例では、コンタクトホール
11の中心位置11cを検出した後、中心位置11c又
はその近傍を通る少なくとも1本の走査線を指定してそ
のラインプロファイルを生成すればよい。実際には本実
施例のように中心位置11cを基準としてX,Y方向の
各々について所定幅のサンプリング領域を設定し、この
サンプリング領域内の複数の走査線の各々でラインプロ
ファイルを生成して積算するとよい。また、本実施例で
はフレームメモリ上で、中心位置11cを基準としたサ
ンプリング領域を設定するようにしたが、先に求めた中
心位置11cに従って電子ビームの走査位置及び方向を
設定し、これに従って電子ビームを基板上で走査してラ
インプロファイルを得るようにしてもよい。
【0028】上述の実施例では、投影像Gx,Gyの算
出、積算プロファイルの算出について画像処理装置7が
行うとしたが、例えば制御計算機9がフレームメモリ6
の画像をすべて取り込み、制御計算機9の内部演算で求
めるように構成することもできる。
【0029】また、積算プロファイルに対する測長処理
を制御計算機9で行うとしたが、画像処理装置7の内部
演算で行うように構成してもよい。
【0030】更に、全画面を走査して投影像Gx,Gy
を求めるようにしたが、全画面の走査ではなく、図3に
示したような所定幅のラインについてのみ走査するよう
にしてもよい。これにより、投影像算出に要する時間を
大幅に短縮することができる。但し、この場合はライン
の所定幅については充分に検討する必要があり、少なく
とも、フルオート測長が行われるときのアライメント誤
差に影響されない量として設定する必要がある。また、
この所定幅についてはアライメント誤差に影響されない
量であるから、例えば測長倍率により可変値として設定
することも可能である。すなわち、低倍率で測定する場
合には所定幅は小さくてもよいが、高倍率になるほど大
きな値が必要である。
【0031】また、上述の実施例では、投影像を用いて
コンタクトホール11の中心位置11cを求めるように
したが、第2実施例として一般的なパターンマッチング
法を用いてコンタクトホール11の中心位置11cを求
めるように構成してもよい。この場合は予め測定すべき
コンタクトホール11の画像を制御計算機9若しくは画
像制御装置7に記憶させておき、測定時に得られたコン
タクトホール画像と2次元相関をとってコンタクトホー
ル11の中心位置11cを求める。このパターンマッチ
ング法によれば、非常に高い精度でコンタクトホール1
1の中心位置11cを検出することができる。
【0032】図5は走査ラインの第2の例を示す図であ
る。上述の第1実施例では、図3に示すようにコンタク
トホール11の中心位置11cに対して、X,Y方向そ
れぞれに±m本のラインで走査してラインプロファイル
を求めるようにした。
【0033】ところが、第1実施例では、エッジ位置が
少しずつ異なるラインプロファイルを積算することにな
るため、エッジ情報がなまってしまい、エッジの正確な
検出が阻害され、測定した長さは少し小さめに測定して
しまう傾向があった。
【0034】これに対し、この図5に示す第3実施例で
は、コンタクトホール11の中心位置11cを通る互い
に異なる複数のラインの各々に沿って電子ビームを走査
するようにした。この走査によって、エッジ位置が同じ
であるラインプロファイルを加算した積算プロファイル
が得られ、正確なエッジ位置に基づく高精度な長さ測定
が可能になる。
【0035】また、上述の回転走査の代わりに、画像処
理装置7が最初に取り込んだ画像に対しデータの読み出
しを回転走査したときと同様に行うことにより、目的の
積算プロファイルを得るようにしてもよい。すなわち、
フレームメモリ6上で中心位置11cを通る複数の走査
線を設定し、各走査線毎にラインプロファイルを生成す
るようにしてもよい。
【0036】図6はマニュアル測長時の説明図である。
マニュアルで測長する場合には、測定すべきコンタクト
ホール径に対して、かなり低倍率で測定する場合が多い
ので、図6に示すように視野内に複数のコンタクトホー
ル11等が存在することとなる。このような場合、オペ
レータはどのコンタクトホールを測定するかを装置に指
示する必要があり、例えば図示しない操作卓を用いて図
6に示すような矩形のカーソル13をCRTモニタ8上
に表示させ、このカーソル13を動かして測定すべきコ
ンタクトホール11を包括するように位置決めを行う。
この位置決めの後、オペレータは操作卓若しくは制御計
算機9から測長指令を行うことにより、矩形のカーソル
13に囲まれた領域に対して、上述したフルオート測長
と同様な処理を行い、コンタクトホール測長を行う。
【0037】このように、矩形のカーソル13で測定箇
所を指定するようにしたので、低倍率のマニュアル測長
の場合でも、効率良く測定できる。
【0038】上記の説明では測定対象をコンタクトホー
ルとしたが、コンタクトホールに限定されることなく、
任意のホールパターンの長さ測定にも同様に適用するこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の電子ビーム測長方法によれば、投影像の各中心点を検
出することによりホールパターンの中心位置を求めるの
で、フルオート測長した場合でも、測長位置は常に同一
位置となり、たとえアライメントに多少の誤差があった
としても、そのアライメント誤差は測定精度に影響を及
ぼさず、精度良くホールパターンの長さを測定すること
ができる。また、マニュアル測定時においてオペレータ
の個人差や画像の見えにくさが存在したとしても、それ
による影響を受けず、再現性の良い測長を行うことがで
きる。
【0040】また、請求項2記載の発明の電子ビーム測
長方法によれば、ホールパターンの画像と予め記憶され
た基準ホールパターンとの相関をとってホールパターン
の中心位置を求めるので、ホールパターンの中心位置を
より高精度で求めることができ、より正確な測長が可能
になる。
【0041】更に、請求項3又は4記載の発明の電子ビ
ーム測長方法によれば、ホールパターンの中心位置を通
る互いに異なる複数の直線の各々に沿って電子ビームを
走査してラインプロファイルを生成するので、常にエッ
ジ位置が同じである信号を加算したラインプロファイル
が得られ、エッジ位置がなまることなく、S/N比の高
いラインプロファイルを求めることができ、長さ測定の
精度および再現性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はコンタクトホール画像とその投影像を示
す図である。
【図2】図2はこの発明の一実施例に係る電子ビーム測
長方法を実施するための電子ビーム測長装置の全体構成
を示す図である。
【図3】図3はコンタクトホールに対する走査ラインを
示す図である。
【図4】図4は積算プロファイルを示す図である。
【図5】図5は走査ラインを示す図である。
【図6】図6はマニュアル測長時のコンタクトホール選
択方法を示す図である。
【図7】図7は従来のフルオートによる電子ビーム測長
方法の説明図である。
【図8】図8は従来のフルオート測定時にアライメント
誤差が大きい場合を示す図である。
【符号の説明】
1 電子光学系 2 ステージ制御系 3 XYステージ 4 半導体ウェハ 5 電子光学制御系 6 フレームメモリ 7 画像処理装置 8 CRTモニタ 9 制御計算機 11 コンタクトホール 11c コンタクトホールの中心位置 W1,W2 積算プロファイルの幅(コンタクトホール
の径に対応)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 弘泰 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のホールパターンに電子ビームを
    照射し、前記基板からの2次電子を検出して前記ホール
    パターンの画像を得、該画像に基づいて前記ホールパタ
    ーンの長さを測定する方法において、 前記ホールパターンの画像から互いに直交する2方向の
    各々への投影像を求めるとともに、該2つの投影像の各
    中心点を検出することにより前記ホールパターンの中心
    位置を求め、該求めた中心位置を通る走査線で前記画像
    を走査してラインプロファイルを生成し、該ラインプロ
    ファイルに基づいて前記ホールパターンの長さを求める
    ことを特徴とする電子ビーム測長方法。
  2. 【請求項2】 基板上のホールパターンに電子ビームを
    照射し、前記基板からの2次電子を検出して前記ホール
    パターンの画像を得、該画像に基づいて前記ホールパタ
    ーンの長さを測定する方法において、 前記ホールパターンの画像と予め記憶された基準ホール
    パターンとの相関をとって前記ホールパターンの中心位
    置を求め、該求めた中心位置を通る走査線で前記画像を
    走査してラインプロファイルを生成し、該ラインプロフ
    ァイルに基づいて前記ホールパターンの長さを求めるこ
    とを特徴とする電子ビーム測長方法。
  3. 【請求項3】 基板上のホールパターンに電子ビームを
    照射し、前記基板からの2次電子を検出して前記ホール
    パターンの画像を得、該画像に基づいて前記ホールパタ
    ーンの長さを測定する方法において、 前記ホールパターンの中心位置を検出するとともに、該
    検出した中心位置を通る互いに異なる複数の直線の各々
    に沿って前記電子ビームを走査し、該走査毎に得られる
    検出信号を加算してラインプロファイルを生成し、該ラ
    インプロファイルに基づいて前記ホールパターンの長さ
    を求めることを特徴とする電子ビーム測長方法。
  4. 【請求項4】 前記ホールパターンの画像から互いに直
    交する2方向の各々への投影像を求め、該2つの投影像
    の各中心点を検出することにより前記ホールパターンの
    中心位置を求めることを特徴とする請求項3に記載の電
    子ビーム測長方法。
JP6244663A 1994-09-13 1994-09-13 電子ビーム測長方法 Withdrawn JPH0882514A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011030508A1 (ja) * 2009-09-11 2011-03-17 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置の信号処理方法、及び信号処理装置
JP2011099864A (ja) * 2010-12-03 2011-05-19 Hitachi High-Technologies Corp パターンマッチング装置およびそれを用いた半導体検査システム

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WO2011030508A1 (ja) * 2009-09-11 2011-03-17 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置の信号処理方法、及び信号処理装置
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