JPH0882277A - 風車用ヨーブレーキ - Google Patents
風車用ヨーブレーキInfo
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Abstract
るパーキングブレーキのヨーブレーキに適用される揺動
振動回避機構に関するもので、ブレーキの損傷を防止
し、ブレーキの駆動油を密封するためのオイルシール機
構を保護することを目的としている。 【構成】 ディスクブレーキの動作時、ピストン2a,
2bはピストン押え3a,3bを介して対称に向かい合
って配置された2個の勾配ライナー5a,5a′,5
b,5b′の傾斜面に押すと、勾配ライナーは両側に開
きブレーキキャリパー8に当る。これによりブレーキパ
ッド6a,6b及び勾配ライナーとブレーキキャリパー
間のナセル旋回方向の遊びは無くなる。これによりナセ
ル旋回運転力はブレーキ板4→ブレーキパッド6a,6
b→勾配ライナー5a,5a′,5b,5b′→ブレー
キキャリパー8と伝達されるためにピストン2a,2b
へのナセル旋回(揺動)運転は伝播されない。
Description
固定用として使用されるパーキングブレーキのヨーブレ
ーキに適用される揺動振動回避機構に関する。
して使用される油圧式ディスクブレーキの1例を図2に
示す。図中(a)は側断面図、(b)は(a)のB−B
線断面図である。
れたブレーキ板で、該ブレーキ板25を挟んで上下に対
向して油圧ブレーキ装置が配設される。
に移動するピストン24a,24bと、ブレーキキャリ
パー21にて案内されるブレーキパッド22a,22b
と、油圧駆動によるピストン24a,24bの移動によ
って前記ブレーキパッド22a,22bをブレーキ板2
5に接触させるためのパッド押え23a,23bとを具
備している。
を押し出してブレーキパッド22a,22bをブレーキ
板25に接触させると、パッド22a,22bはブレー
キ板25と連れ廻り、この連れ廻りは、ブレーキキャリ
パー21で回転方向を止められてブレーキ力(固定力)
となっていた。
輛用などに使用される制動ブレーキは、一回の動作(作
用)で一方向のみの制動力しか作用しない。(制動ブレ
ーキは、正転・逆転の両方の運動があるが一回の動作は
正転のみ、又は逆転のみに限られる)
いる風車ナセルを継続的に止め様とするパーキングブレ
ーキとしての役目であり、図3に示す様にブレードPの
回転力のアンバランス及びブレードPにかかる風速変動
によりナセル(本体)の回転軸を中心に揺動力が発生す
るためにブレーキ力を働させたヨーブレーキは両方の回
転運転を受けることとなる。
キングブレーキとして使用すればブレーキパッドとブレ
ーキキャリパー間の制動力動作方向には微小スキマが有
り、ナセルの揺動運動によりブレーキパッドがこのスキ
マの中で動くこととなる。
一体となり、ピストンとピストン押えはボルトにて一体
化されており、ブレーキパッドの動きはピストン迄伝達
される。
駆動油を密封するためにオイルシールが設けて有り、ブ
レーキパッドからの揺動運転はブレーキパッド→ブレー
キパッド押え→ピストン押え→ピストン→シリンダーへ
伝達される。
ており、オイルシールはこの高圧の駆動油圧のためにシ
リンダーとピストンの間に入り込む状態となる。
ピストンの間でオイルシールを損傷させることとなり、
ピストンの運動回数が増加することにより、オイルシー
ルの損傷も増加し、最後はオイルシールの機能が低下し
て油漏れを発生する不具合が生ずる。
るものであり、パッドの動きは繰り返し運動となってパ
ッドの反力受部(受圧面)はフレッティングコロージョ
ンを受けて磨滅する不具合も生ずる。
る新たな風車用ヨーブレーキを提供することを目的とし
ている。
の構成として本発明の風車用ヨーブレーキは、タワー上
に配設される風車本体(ナセル)の固定用として使用さ
れるヨーブレーキにおいて、タワー上面と該タワー上部
に配置した風車本体との間に、旋回座軸受を介在させ、
該軸受を介して前記タワーと軸受との間にブレーキ板を
取付け、該ブレーキ板を挟んで上下に対向して油圧駆動
式ディスクブレーキ装置を配設し、該ディスクブレーキ
装置として、前記ブレーキ板に対し上下面より圧接され
るブレーキパッドと、上下方向に駆動するピストンと、
前記ブレーキパッドとピストンの間に対称して向い合っ
て配置された2個の勾配ライナー及び該勾配ライナーの
傾きに合わせて形成したピストン押えとを設けたことを
特徴としている。
ーキは、ディスクブレーキが動作した場合、ピストンは
ピストン押えを介して対称に向かい合った勾配ライナー
(ブレーキパッド押え)の傾斜面を押す。
ストン押えで押すことにより、ブレーキパッドを押す力
と、ブレーキパッドの両旋回方向にブレーキキャリパー
を押える力が発生し、勾配ライナーは両側に開き、ブレ
ーキキャリパーに当る。
リパーに当ることにより、両者間のスキマがなくなり、
ブレーキパッド及び勾配ライナーとブレーキキャリパー
間のナセル旋回方向の遊びは無くなる。
ーキ板→ブレーキパッド→勾配ライナー(ブレーキパッ
ド押え)→ブレーキキャリパーと伝達されるためにピス
トンへのナセル旋回(揺動)運転は伝播されない。
ナセル旋回方向のブレーキパッドとブレーキキャリパー
間の遊び(スキマ)をなくすことにより、ブレーキパッ
ドの動き(ナセルの揺動)をピストンに伝達させること
なく、直接ブレーキキャリパーへ伝達することが出来
る。
間のスキマが無くなり、ブレーキパッドの移動(動き)
が無くなったことによりブレーキパッドからブレーキキ
ャリパーへ伝達される荷重は衝撃荷重から変動荷重に変
わり荷重が軽減される。
とからピストン部オイルシールの損傷がなくなり、油圧
シール機構を保護することによりブレーキの長寿命化を
図ることが出来る。
明する。図1は本発明の実施例に係る風車用ヨーブレー
キを示し、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A断
面図である。また図3(a),(b)は風車におけるヨ
ーブレーキの取付位置図、図4はヨーブレーキの取付要
領の説明図である。
体(ナセル)10は搭載され、タワー9の上面と風車本
体(ナセル)10との間には旋回座軸受12が介在され
ている。
レーキ板4が取付けられ、該ブレーキ板4を挟んで上下
に対向して油圧駆動式ディスクブレーキ装置本体8(ブ
レーキキャリパー)が配設される。
キ板4に対し上下より圧接されるブレーキパッド6a,
6bと、シリンダー1a,1b内に嵌入され油圧駆動に
より図の上下方向に移動するピストン2a,2bと、ブ
レーキパッド6a,6bとピストン2a,2b間に向か
い合って対称的に配置された2個の勾配ライナー5a,
5a′及び5b,5b′と、さらに該勾配ライナーの傾
きに合わせて形成されたピストン押え3a,3bとがそ
れぞれ配設されている。
bとピストン2a,2bの摺動面に設けたOリング等の
オイルシール手段である。また、勾配ライナー5a,5
a′,5b,5b′の向かい合った端面中心部にはガタ
取りのスプリング7a,7bが組込まれている。
パッド6a,6bとピストン2a,2bの間に対称に向
かい合って配置した2個の勾配ライナー5a,5a′
と、5b,5b′とは、ブレーキパッド6a,6bの押
えとして設けている。
レーキを作用させる場合は、シリンダー1a,1bとピ
ストン2a,2bの間に油圧を加え、上下のピストン2
a,2b及びピストン押え3a,3bを中央のディスク
板4側へ押し出す。
ナー(ブレーキパッド押え)5a,5a′,5b,5
b′を介してブレーキパッド6a,6bをブレーキ板4
に押え付けてブレーキ力を生みだす。
a,3bを介して勾配ライナー(ブレーキパッド押え)
5a,5a′,5b,5b′の傾斜面を押すためにブレ
ーキパッド6a,6bをブレーキ板4に押え付ける力と
勾配ライナー(ブレーキパッド押え)5a,5a′,5
b,5b′を両側に開く2つの力が発生する。
パッドの両旋回方向にブレーキキャリパー8を押える力
が発生する。
5b′が両側のブレーキキャリパー8に当ることによ
り、勾配ライナーとブレーキキャリパー間のスキマを無
くすことが出来る。
ーとパッド間に生じる摩擦力にて勾配ライナーに固定さ
れているために、ブレーキパッドは勾配ライナーを介し
てブレーキキャリパー8に固定される。
に於ては勾配ライナー(パッド押え)は、ブレーキパッ
ド6a,6bとブレーキキャリパー8を押える力を持っ
ている。
束力はタワー9→ブレーキ板4→ブレーキパッド6a,
6b→勾配ライナー(ブレーキパッド押え)5a,5
a′,5b,5b′→ブレーキキャリパー8→ナセル1
0と伝達される。
動運動が伝播されないためにオイルシール11a,11
bにも動きが伝わらない。従って、ブレーキの駆動油圧
にてオイルシール11a,11bがピストン2a,2b
とシリンダー1a,1bの円周上のスキマに入ってもピ
ストンが動かないためにオイルシールを傷めることが無
い。
b′の中央部には、勾配ライナーのガタ取り用スプリン
グ7a,7bが組込まれているので、ブレーキのオフ状
態(駆動油圧がない状態)となりピストンによる勾配ラ
イナーを押付ける力が無くなっても、勾配ライナーが安
定してブレーキキャリパーに密着するよう構成されてい
る。
ー9上で旋回するために縁切りのために設けられてい
る。
たが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本
発明技術思想の範囲内において設計変更が可能であり、
それらは何れも本発明の技術的範囲に属する。
おけるブレーキ本体(ブレーキキャリパー)の内部のブ
レーキパッドとピストン間に、対称的に向かい合った2
個の勾配ライナーと、この勾配ライナーの傾きに合わせ
たピストン押えを設けたことにより、ブレーキパッドの
動きを制限することができ、ブレーキの損傷を防止する
ことができる。
イナーの傾斜面を押すことにより発生する分力を利用し
てブレーキパッドのブレーキ板接線力を直接ブレーキキ
ャリパー(ブレーキ本体)に伝えることにより、ブレー
キパッドからのピストンへの揺動振動伝播を回避して油
圧シール機構を保護することができる。
を示し(a)は側断面図、(b)は(a)のA−A線断
面図である。
図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
(a)は平面図、(b)は側面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 タワー上に配設される風車本体(ナセ
ル)の固定用として使用されるヨーブレーキにおいて、
タワー上面と該タワー上部に配置した風車本体との間
に、旋回座軸受を介在させ、該軸受を介して前記タワー
と軸受との間にブレーキ板を取付け、該ブレーキ板を挟
んで上下に対向して油圧駆動式ディスクブレーキ装置を
配設し、該ディスクブレーキ装置として、前記ブレーキ
板に対し上下面より圧接されるブレーキパッドと、上下
方向に駆動するピストンと、前記ブレーキパッドとピス
トンの間に対称して向い合って配置された2個の勾配ラ
イナー及び該勾配ライナーの傾きに合わせて形成したピ
ストン押えとを設けたことを特徴とする風車用ヨーブレ
ーキ。
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