JPH0882214A - 自動二輪車の排気管構造 - Google Patents

自動二輪車の排気管構造

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JPH0882214A
JPH0882214A JP21762794A JP21762794A JPH0882214A JP H0882214 A JPH0882214 A JP H0882214A JP 21762794 A JP21762794 A JP 21762794A JP 21762794 A JP21762794 A JP 21762794A JP H0882214 A JPH0882214 A JP H0882214A
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JP
Japan
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pipe
pipes
exhaust
motorcycle
connecting pipe
Prior art date
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JP21762794A
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English (en)
Inventor
Fumihiro Onishi
文弘 大西
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】連結管表面の変色を防止した自動二輪車の排気
管構造を提供するにある。 【構成】インナーパイプ28とアウターパイプ29とか
ら構成される二重管構造の排気管7を複数有し、上記排
気管7a〜7dの途中を連結管26,27で連結した自
動二輪車の排気管構造において、上記連結管26,27
は内側連結管26a,27aと外側連結管26b,27
bとからなる二重管構造に構成され、上記インナーパイ
プ28a〜28dを上記内側連結管26a,27aで連
結し、また、上記アウターパイプ29a〜29dを上記
外側連結管26b,27bで連結したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車の排気管構造
に係り、特に、多気筒エンジンを備えた自動二輪車の排
気管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のエンジンにはエンジン内の
排気ガスを排出する排気管が接続されている。ところ
で、例えば排気管表面がクロームメッキ処理またはステ
ンレスバフ仕上げされている場合、排気管内を通過する
高温の排気ガスで排気管表面が高温となり、表面が変色
して外観を損なう。ちなみに、クロームメッキ処理は約
350℃で変色し、また、ステンレスバフ仕上げは約4
00℃で表面の腐食が促進される。
【0003】そこで、近年、排気管をインナーパイプと
アウターパイプとから構成される二重管構造とし、イン
ナーパイプに高温の排気ガスを通過させ、アウターパイ
プに熱が伝わらないようにして排気管表面の変色を防ぐ
ようにしている。
【0004】一方、多気筒エンジンにおいては、中・低
速域におけるトルクの谷を改善する目的で、図9に示す
ように、排気管A同士の途中を連結管Bで連結したもの
がある。また、排気管AがインナーパイプCとアウター
パイプDとからなる二重管構造であっても、連結管Bは
単管であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単管で
ある連結管の場合、その内部を通過する高温の排気ガス
のため連結管表面が変色し、外観を損なっていた。
【0006】そこで、従来、連結管をエンジン下部に配
置して目立たなくしたり、耐熱塗装を施していたが、エ
ンジン下部に連結管を配置すると最低地上高が短くなり
好ましくない。また、各種実験の結果、連結管はエンジ
ンの前方、排気管の上流側に配置することが望ましい。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、連結管表面の変色を防止した自動二輪車の排気
管構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
の排気管構造は、上述した課題を解決するために、請求
項1に記載したように、インナーパイプとアウターパイ
プとから構成される二重管構造の排気管を複数有し、上
記排気管の途中を連結管で連結した自動二輪車の排気管
構造において、上記連結管は内側連結管と外側連結管と
からなる二重管構造に構成され、上記インナーパイプを
上記内側連結管で連結し、また、上記アウターパイプを
上記外側連結管で連結したものである。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、インナ
ーパイプとアウターパイプとから構成される二重管構造
の排気管を複数有し、上記排気管の途中を連結管で連結
した自動二輪車の排気管構造の上記連結管は内側連結管
と外側連結管とからなる二重管構造に構成され、上記イ
ンナーパイプを上記内側連結管で連結し、また、上記ア
ウターパイプを上記外側連結管で連結したため、上記内
側連結管を通過する排気ガスの熱が上記外側連結管に伝
わらず、連結管表面の変色が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
【0012】図1において、この自動二輪車1は車体フ
レーム2を有し、この車体フレーム2の前方下部には多
気筒エンジン3、例えば並列4気筒エンジンが搭載され
る。また、このエンジン3の上方に燃料タンク4が、燃
料タンク4の後方に運転シート5がそれぞれ設置され
る。
【0013】エンジン3の前側にはエンジン排気系6を
構成する排気管7および消音器8が接続される。また、
エンジン3の後側、燃料タンク4の下方にはエンジン吸
気系9を構成するキャブレタ10およびエアクリーナ1
1が接続される。さらに、エンジン3前方にはエンジン
冷却系12を構成するラジエター13が配置される。
【0014】車体フレーム2の前方にはヘッドパイプ1
4が設けられ、このヘッドパイプ14にはステアリング
機構15が設けられる。このステアリング機構15に
は、前輪16を回動自在に支持するフロントフォーク1
7やハンドルバー18、フロントフェンダ19等が設け
られ、ハンドルバー18により前輪16が左右に回動自
在に操舵される。
【0015】一方、車体フレーム2の中央下部に架設さ
れたピボット軸20にはスイングアーム21がピボット
軸20廻りにスイング自在に枢着され、このスイングア
ーム21の後端に後輪22が回動自在に支持される。ス
イングアーム21の基端部側には、リヤショックアブソ
ーバ23ならびに複数のリンク24が設けられ、これら
のスイングアーム21、リヤショックアブソーバ23お
よびリンク24からリヤサスペンション機構25が構成
される。
【0016】図2は、排気管7の左側面図であり、図3
は、排気管7の正面図である。図2および図3に示すよ
うに、排気管7はエンジン3の各気筒に1本づづ接続さ
れ、下流側で収束されている。また、各排気管7a〜7
dのうち、例えば外側の二本の排気管7a,7dおよび
内側の二本の排気管7b,7cの途中はそれぞれ連結管
26,27で連結される。
【0017】さらに、各排気管7a〜7dはインナーパ
イプ28a〜28dおよびアウターパイプ29a〜29
dからなる二重管構造に構成され、各連結管26,27
も同様、内側連結管26a,27aおよび外側連結管2
6b,27bからなる二重管構造に構成される。
【0018】図4は、内側二本の排気管7b,7cの連
結箇所を拡大した第1実施例を示す図であり、その一部
を破砕して示す。また、図5は、図4のV−V線に沿う
断面図である。
【0019】図4および図5に示すように、排気管7
b,7cのインナーパイプ28b,28cには内側連結
管27aの内径より小さい連通口30がそれぞれ形成さ
れる。また、アウターパイプ29b,29cの上記連通
口30に対応する部位には内側連結管27aの外径より
大きい連結口31がそれぞれ形成される。そして、各イ
ンナーパイプ28b,28cの連通口30は内側連結管
27aで連結されると共に、各アウターパイプ29b,
cの連結口31はこの連結口31の内径より大きい内径
を有する外側連結管27bで連結される。なお、外側連
結管27bは、図5に示すように、左右または上下に二
分割されたものである。
【0020】図6(a)〜図6(d)に、上述した連結
管27の取付工程を概略図で示す。まず、図6(a)に
示すように、予めアウターパイプ29b,29c内にイ
ンナーパイプ28b,28cが挿入され、曲げ加工が施
された排気管7b,7cに連通口30を穿設する。
【0021】次に、図6(b)に示すように、アウター
パイプ29b,29cに形成された連通口30を大きく
し、連結口31を形成する。このとき、連通口30が形
成されたインナーパイプ28b,28cに干渉しないよ
う、連結口31はレーザーまたはエンドミル等を用いて
加工する。
【0022】次に、図6(c)に示すように、各インナ
ーパイプ28b,28cの連通口30に内側連結管27
aを溶接し、各インナーパイプ28b,28cを連結す
る。
【0023】最後に、図6(d)に示すように、各アウ
ターパイプ29b,29cの連結口31に外側連結管2
7bを溶接し、各アウターパイプ29b,29cを連結
する。
【0024】ところで、上記実施例においては、連結口
31の加工にレーザーまたはエンドミル等を用いている
が、これらの加工はコストが若干掛かるため、以下に示
す第2実施例を用いてもよい。
【0025】図7(a)〜図7(d)は、連結管27の
取付工程の第2実施例を示す概略図であり、各構成部材
には第1実施例と同一の符号を付す。まず、図7(a)
に示すように、第1実施例同様予めアウターパイプ29
b,29c内にインナーパイプ28b,28cが挿入さ
れ、曲げ加工が施された排気管7b,7cに連通口30
を穿設する。
【0026】次に、図7(b)に示すように、アウター
パイプ29b,29cに形成された連通口30の内縁部
32をインナーパイプ28b,28c側に押し曲げてイ
ンナーパイプ28b,28cに形成された連通口30の
外周部に当接させる。
【0027】次に、図7(c)に示すように、各インナ
ーパイプ28b,28cの連通口30に内側連結管27
aを溶接し、各インナーパイプ28b,28cを連結す
る。このとき、アウターパイプ29b,29cに形成さ
れた連通口30の内縁部32も同時に溶接する。
【0028】最後に、図7(d)に示すように、各アウ
ターパイプ29b,29cの連結口31に外側連結管2
7bを溶接し、各アウターパイプ29b,29cを連結
する。なお、図7(d)の詳細を拡大したものを図8に
示す。
【0029】上述した第2実施例においては、連結口3
1の加工にレーザーやエンドミル等を用いていないた
め、加工コストが低減できる。一方、第1実施例に比
べ、インナーパイプ28b,28cの熱がアウターパイ
プ29b,29cに伝わりやすいが、熱伝導率の低いオ
ーステナイト系ステンレス、例えばSUS304を用い
て排気管7を成型すれば問題はない。
【0030】次に、本実施例の作用について説明する。
【0031】エンジン3内で発生する高温の排気ガスは
排気管7のインナーパイプ28を通過して排出され、イ
ンナーパイプ28および内側連結管26a,27a表面
の温度を高めるが、排気管7および連結管26,27を
二重構造とすることにより、排気管7のアウターパイプ
29および外側連結管26b,27bにはインナーパイ
プ28および内側連結管26a,27aからの熱が伝わ
らず、その結果、排気管7および連結管26,27の表
面は熱変色しない。特に、連結管26,27の表面が熱
変色しないことにより、外観を損なうことがない。連結
管26,27の外観を損なう虞がないことにより連結管
26,27を最も望ましい位置、例えばエンジン3の前
方、排気管7の上流側に配置でき、エンジン3の性能の
向上が図れる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車の排気管構造によれば、インナーパイプとアウタ
ーパイプとから構成される二重管構造の排気管を複数有
し、上記排気管の途中を連結管で連結した自動二輪車の
排気管構造において、上記連結管は内側連結管と外側連
結管とからなる二重管構造に構成され、上記インナーパ
イプを上記内側連結管で連結し、また、上記アウターパ
イプを上記外側連結管で連結したため、上記内側連結管
を通過する排気ガスの熱が上記外側連結管に伝わらず、
連結管表面の変色が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の排気管構造の一実施
例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】排気管の左側面図。
【図3】排気管の正面図。
【図4】排気管の連結箇所を拡大した第1実施例を示す
正面図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】(a)〜(d)は、連結管の取付工程の第1実
施例を示す概略図。
【図7】(a)〜(d)は、連結管の取付工程の第2実
施例を示す概略図。
【図8】排気管の連結箇所を拡大した第2実施例を示す
正面図。
【図9】従来の排気管の連結箇所を示す正面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 3 エンジン 6 エンジン排気系 7a〜7d 排気管 8 消音器 26,27 連結管 26a,27a 内側連結管 26b,27b 外側連結管 28a〜28d インナーパイプ 29a〜29d アウターパイプ 30 連通口 31 連結口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナーパイプとアウターパイプとから
    構成される二重管構造の排気管を複数有し、上記排気管
    の途中を連結管で連結した自動二輪車の排気管構造にお
    いて、上記連結管は内側連結管と外側連結管とからなる
    二重管構造に構成され、上記インナーパイプを上記内側
    連結管で連結し、また、上記アウターパイプを上記外側
    連結管で連結したことを特徴とする自動二輪車の排気管
    構造。
JP21762794A 1994-09-12 1994-09-12 自動二輪車の排気管構造 Pending JPH0882214A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138646A (ja) * 2006-12-05 2008-06-19 Honda Motor Co Ltd 排気装置
JP2013024201A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Kawasaki Heavy Ind Ltd 内燃機関の排気装置
JP2014190315A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Honda Motor Co Ltd 多気筒エンジンの排気装置

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