JPH0881868A - 耐水性ポリビニルアルコール系不織布及びその製法 - Google Patents

耐水性ポリビニルアルコール系不織布及びその製法

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JPH0881868A
JPH0881868A JP6218717A JP21871794A JPH0881868A JP H0881868 A JPH0881868 A JP H0881868A JP 6218717 A JP6218717 A JP 6218717A JP 21871794 A JP21871794 A JP 21871794A JP H0881868 A JPH0881868 A JP H0881868A
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JP
Japan
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polymer
water
melting point
pva
fiber
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Application number
JP6218717A
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English (en)
Inventor
Koichi Tejima
宏一 手島
Masaji Asano
正司 浅野
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】湿潤強力および湿潤−乾燥を繰り返しても収縮
率が低く形態安定性に優れ、また高吸湿性を失わないポ
リビニルアルコール系不織布とその製造方法を提供す
る。 【構成】高融点ポリビニルアルコール系ポリマー(A)
及び低融点かつ耐水性のポリマー(B)からなり、
(A)と(B)の重量比が98:2〜55:45の範囲
であり、(A)が海成分で(B)が島成分である海島構
造ポリビニルアルコール系繊維からなり、繊維の交点及
び接触点の少なくとも一部が融着と耐水性バインダー樹
脂(C)により接着されている不織布。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐水性ポリビニルアルコ
ール(以下PVAと略記)系不織布に関するもので、熱
圧着によりウェブの形態を安定させて耐水性バインダー
樹脂を付着させた耐水性PVA系不織布に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】PVA系繊維は、高い強度、優れた耐候
性、吸水性、吸湿性、保温性等の点で、ポリエステル、
ポリオレフィン、ナイロン等の溶融紡糸繊維に勝る性能
を有する事から、織編物や不織布として種々製造され、
産業資材分野等を中心に広く使用されている。
【0003】特願平6−68543号、特願平5−26
5022号において、本発明者等は、融点が220℃以
上であるポリビニルアルコール系ポリマー(A)及び融
点または融着温度が210℃未満である耐水性ポリマー
(B)からなり、(A)と(B)の重量比が98:2〜
55:45の範囲であり、(A)が海成分で(B)が島
成分である海島構造ポリビニルアルコール系繊維(以下
熱圧着PVA系繊維と略記)を使用しウェブを作成し
て、熱圧着により該(B)成分が繊維から押し出されて
接着成分となり、繊維を固定しているPVA系不織布に
ついて提案している。
【0004】また、特願平5−245370号におい
て、本発明者等は、熱可塑性でなく、熱圧着性をもたな
いPVA長繊維ウェブをバインダー接着する前に熱カレ
ンダー処理して疑似接着によりウェブを安定させる方法
を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のバインダー樹脂
接着しないPVA系不織布の場合は、ノーバインダーで
DRY強力は良好であるが、WET強力が弱く実用性に
問題があり、形態安定性をみる1つのパラメーターであ
るDRY−WET繰り返し収縮(以下DW収縮と略記)
も実用レベルにはまだ到達していない。また、PVA長
繊維ウェブをバインダー接着する前に熱カレンダー処理
して疑似接着によりウェブを安定させる方法で得たウェ
ブは経時変化により2、3日で疑似接着がとれる、また
疑似接着レベルではウェブの安定は不十分でディップニ
ップさせてバインダーを付与させる場合、ウェブの1部
または全部がディップロール、ニップロール等にとられ
てしまうという問題点が明かになった。 上記のごと
く、従来技術では問題なく作成でき、高い強度、優れた
耐候性、吸水性、吸湿性等を特徴とした用途への実用に
耐えるPVA系不織布は得られていない。本発明の課題
は、WET強力、DW収縮が良好であり、また高吸湿性
を失わていないPVA系不織布とその製造方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、融点が2
20℃以上であるPVA系ポリマー(A)及び融点また
は融着温度が210℃未満である耐水性ポリマー(B)
からなり、(A)と(B)の重量比が98:2〜55:
45の範囲であり、(A)が海成分で(B)が島成分で
ある海島構造PVA系繊維から構成され、繊維の交点及
び接触点の少なくとも1部が融着と耐水性バインダー樹
脂(C)により接着された耐水性PVA系不織布により
解決される。
【0007】また、このような不織布は、上記記述の海
島構造PVA系繊維からなるウェブを温度80〜230
℃、線圧1kg/cm以上または面圧2kg/cm2
上で熱圧着後、耐水性バインダー樹脂(C)により接着
することにより得られる。
【0008】本発明のPVA系繊維は、海島構造を有す
る多成分繊維であって、融点220℃以上であるPVA
系ポリマー(A)が海成分である。マトリックスとなる
海成分PVA系ポリマー(A)の融点が220℃未満で
は本発明繊維の耐熱性、耐水性が不十分となり実用に耐
える繊維を得ることができない。また高強度繊維を得る
ことができない。海成分PVA系ポリマー(A)の融点
が225℃以上であるとさらに好ましい。海成分ポリマ
ー(A)の融点の上限に特別な限定はないが、融点が2
60℃以上であるPVAは一般的ではない。
【0009】海成分PVA系ポリマー(A)の具体例を
あげると、重合度500〜24000で、鹸化度が99
〜100モル%の高鹸化度PVAである。重合度150
0〜4000、鹸化度が99.5〜100モル%である
と耐水性および熱圧着性の点でさらに好ましい。またエ
チレン、アリルアルコール、イタコン酸、アクリル酸、
無水マイレン酸とその開環物、アリールスルホン酸、ピ
バリン酸ビニルのごとく炭素数が4以上の脂肪酸ビニル
エステル、ビニルピロリドンおよび上記イオン性基の1
部また全量中和物などの変性ユニットにより変性したP
VAも包含される。変性ユニットの量は1モル%未満、
好ましくは0.5モル%以下である。変性ユニットの導
入法は、共重合でも後反応でも特別な限定はない。変性
ユニットの分布はランダムでも、ブロックでも限定はな
い。ブロック的に分布させると結晶化阻害効果が小さ
く、ランダムより多く変性しても高融点を保ちうる。高
鹸化度の高融点PVA系ポリマーを連続相とすることに
より高融点ポリマー単独繊維に近い性能を得ることがで
き、また繊維の最表層を高融点ポリマーとすることによ
り、繊維製造工程における膠着とそれによる不織布製造
時の開繊不良発生を防止することが可能となる。
【0010】本発明のPVA系不織布を構成する海島繊
維の島成分として融点または融着温度が210℃未満の
耐水性ポリマー(B)を用いる。融点が210℃以上で
あると熱圧着温度が高くなりすぎ、熱圧着時海成分のP
VA系ポリマー(A)の配向性、結晶性を破壊しやすい
ので好ましくない。なお融点を持たない耐水性の非晶ポ
リマーであっても、その非晶性ポリマーチップを所定温
度に加熱し、0.1kg/cm2の圧力を10分間印加
した際チップ同志が融着する最低温度を融着温度とした
時、融着温度が210℃未満の耐水性非晶ポリマーは耐
水性ポリマー(B)に包含され、島成分耐水性ポリマー
(B)の融点、あるいは融着温度(以下この温度も融点
という語に含めて使用する)が200℃以下であると好
ましく、190℃以下であるとさらに好ましい。さらに
海成分と島成分の融点差が15℃以上であると、熱圧着
時の繊維寸法変化が小さくなるので好ましい。融点差が
30℃以上であるとより好ましく、50℃以上であると
さらに好ましい。融点が210℃未満の耐水性ポリマー
(B)は、通常、低配向、低結晶性であるため、繊維の
マトリックスである海成分に用いると、低強度、低耐熱
性となるので不都合である。また低融点ポリマー(B)
が繊維最表面に存在すると繊維製造工程において膠着し
やすく不織布製造工程での開繊不良の原因となる。この
点からも低融点ポリマー(B)は島成分とすることが必
要である。
【0011】本発明にいう融点210℃未満の耐水性ポ
リマー(B)の具体例としては、エチレン/ビニルアル
コールコポリマー(モル組成比50/50〜20/8
0)、エチレン/酢酸ビニルコポリマー(モル組成比9
2/8〜20/80)、ポリビニルブチラール、ポリビ
ニルホルマール、炭素数3〜20の脂肪酸のビニルエス
テルで変性されたPVA(好ましくは変性量1モル%以
上)、変性アクリル樹脂、ポリイソプレンなどの炭化水
素系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーなどが
あげられる。とりわけ、熱接着性、性能再現性(安定
性)、コストの点で、エチレン/ビニルアルコールコポ
リマー(モル組成比50/50〜20/80)、エチレ
ン/酢酸ビニルコポリマー(モル組成比92/8〜20
/80)のPVA系ポリマーは本発明のPVA系不織布
を構成する繊維の島成分として有用である。島成分ポリ
マーの重合度に特別な限定はないが、島成分は繊維強度
に寄与せず、接着性に寄与することが重要であるから、
熱圧着時流動性のよい低重合度、例えば100〜100
0が好ましい。また耐水性ポリマー(B)の融点の下限
値については特に限定はないが、常温で液状のものは使
用できない。
【0012】本発明のPVA系不織布を構成する海島繊
維の海成分/島成分のブレンド比[(A)/(B)]は
重量比で98/2〜55/45の範囲である。海成分の
高融点PVAポリマー(A)が55%より少ないと高強
度繊維が得られない。またこの高融点PVA系ポリマー
(A)が55%より少なくなり、低融点耐水性ポリマー
(B)が45%より多くなると、低融点耐水性ポリマー
(B)が海成分となる傾向になり、膠着の点で好ましく
ない。一方、低融点耐水性ポリマー(B)が2%より少
ないと、実用に耐える熱圧着性能を得ることができな
い。強度、膠着と熱圧着性のバランスより、海成分/島
成分のブレンド比が95/5〜60/40であるとより
好ましく、92/8〜70/30であるとさらに好まし
い。
【0013】また本発明のPVA系不織布を構成する繊
維において島成分となる低融点ポリマー(B)は繊維最
表面に存在することは好ましくないが、最表面近くに存
在することが好ましい。最表面近辺での海成分の最小厚
み(島成分の低融点ポリマーの繊維最表面までの最近接
距離)は、熱圧着時最表面の高融点PVAポリマー
(A)が破れ、島成分の低融点耐水性ポリマー(B)が
表面に押し出され接着力を得るために重要である。最表
面より0.01〜2μの内側に島成分を存在させること
が好ましい。島成分は繊維断面方向に均一に分布させて
もよいが、表面側により集中して分布させることが好ま
しい。また島成分は繊維軸方向に連続であってもよい
が、必ずしも連続である必要はなく、球状あるいは断続
した細長い棒状あるいはラグビーボール状であってもよ
い。
【0014】本発明を構成する海島繊維には、前記高融
点PVA系ポリマー(A)および低融点耐水性ポリマー
(B)の他に、上記した性能を大きく損なわない範囲内
で各種の安定剤、添加剤、その他のポリマー等が添加さ
れてもよい。
【0015】また、本発明を構成する海島繊維の形は、
ウェブ化ができるものなら制限はなく、具体的にいうと
長繊維でも、短繊維でもよい。
【0016】次に本発明のPVA系不織布において重要
な点として、前記のごときPVA系繊維からなるウェブ
中の繊維の交点、接触点の少なくとも1部が融着と耐水
性バインダー樹脂(C)により接着していることがあ
る。つまり、本発明のPVA系不織布は接着法として熱
圧着とバインダー樹脂(C)接着の両方により接着され
ていることが重要である。熱圧着のみによる接着では、
ノーバインダーでDRY強力の良好なものが得られる
が、WET強力が弱く実用性に問題であり、DW収縮も
実用レベルにまだ到達していない。また、接着をバイン
ダー接着(C)のみで行うことはウェブが不安定すぎて
工業的に困難である。しかし、前記のごときPVA系繊
維からなるウェブを熱圧着して安定化させると、その後
に耐水性バインダー樹脂(C)接着が工業的に実施でき
るようになり、またそれにより得られたPVA系不織布
はWET強力が向上し、DW収縮も実用レベルに達す
る。
【0017】したがって、本発明のPVA系不織布にお
いては、前記のごときPVA系繊維からなるウェブ中の
繊維の交点、接触点の少なくとも一部が融着と耐水性バ
インダー樹脂(C)により接着していることが重要であ
る。
【0018】次に本発明のPVA系不織布の製造方法に
ついて記載する。前記の高融点PVA系ポリマー(A)
と低融点耐水性ポリマー(B)を98/2〜55/45
の割合で溶媒に溶解して紡糸原液を得る。ここにいう溶
媒とは少なくとも高融点PVA系ポリマー(A)を溶解
する溶媒でなければならない。低融点耐水性ポリマー
(B)をも溶解する共通溶媒であることがより好ましい
が、必ずしも溶解しなくとも、高融点PVA系ポリマー
溶液中で10μ以下に分散するよう粉砕分散が可能であ
れば使用可能である。分散粒径が5μ以下であると好ま
しく、1μ以下であるとさらに好ましい。両ポリマーの
共通溶媒に溶解しても両ポリマーの相溶性によっては均
一透明溶液とはならない。むしろ紡糸原液状態で高融点
PVA系ポリマー(A)がマトリックス(海)相、低融
点耐水性ポリマー(B)の液滴が島相に微分散したポリ
マーブレンド溶液となって、濁りのある均一微分散相分
離液となることが好ましい。もちろん、両ポリマーの相
溶性が良好である場合は均一透明溶液となり、繊維化
時、高融点ポリマー(A)が海成分となるよう原液、紡
糸条件をとればよい。
【0019】次に得られた原液を乾式紡糸、乾湿式紡糸
あるいは湿式紡糸する。乾式紡糸においては、溶媒が蒸
発する間に高融点ポリマー(A)がマトリックス(海成
分)、低融点ポリマー(B)が島となるよう紡糸延伸条
件を選定し、得られた繊維を捲き取る。乾湿式紡糸にお
いては、原液をノズルより一旦不活性気体相に吐出し、
ついで固化液に通し、固化と原液溶媒の抽出を行い、湿
延伸、乾熱延伸を施し捲き取る。または湿式紡糸におい
ては、原液をノズルより直接固化液に吐出し、固化、抽
出を行い、湿延伸、乾熱延伸を施し捲き取る。いずれの
紡糸法においても高融点ポリマー(A)が海成分に低融
点ポリマー(B)が島成分になるように原液および紡糸
条件を配慮する必要がある。
【0020】ウェブ化における製造法に制限はない。例
えば、前記繊維を捲縮カットしてステープルにし、カー
ドあるいはランダムウェッバーにかけ短繊維ウェブを得
る、また、無撚で捲き取られた前記長繊維を特開平5−
125648号で提案された方法、すなわち開繊した繊
維束を圧縮空気流とともに噴射させる多錘よりなるエア
ガンとその両端に圧縮空気流のみを噴射させるサイドガ
ンとを一列に並べ、その下流に四方が平面板で囲まれ
た、入口部から出口部に向かいそのスリット幅が狭くな
るように調整されたフードを配置し、該フード内に該エ
アガンより圧縮空気流とともに無撚繊維束を噴射、通過
させ、隣接エアガンからの開繊フィラメントが互いに交
絡するように、移動する捕集コンベアー上に捕集する方
法により、幅方向に目付変動率の小さい長繊維ウェブを
得る等の方法がある。もちろんウェブ化の際には、前記
したPVA系繊維以外の繊維が前記した本発明の効果を
著しく損なわない範囲内で、他の繊維を添加することが
できる。
【0021】次に該ウェブを熱圧着温度80〜230℃
かつ線圧1kg/cmまたは面圧2kg/cm2以上の
条件で熱圧着することで、ウェブが安定する。温度80
℃未満、線圧1kg/cm未満または面圧2kg/cm
2未満では最表面の高融点ポリマー(A)が破れず、島
成分の低融点耐水性ポリマー(B)が繊維表面に押し出
されてこないので接着力が低い。最表面の高融点ポリマ
ー(A)を昇温し柔らかくなった状態で圧力を加えるこ
とにより最表面のポリマー相を破り、表面近くにある接
着成分の低融点ポリマー(B)が押し出されて接着する
ことが可能となる。熱圧着温度が高すぎると、海成分の
分子配向や結晶までこわれる可能性があり、また熱圧着
時の収縮が大きく、熱圧着後のウェブが固くなるため、
230℃以上とすべきではない。海/島のポリマー仕
様、分布状態および印加圧力等により、適正熱圧着温度
は変わるが、100〜210℃が好ましく、130〜2
00℃であるとさらに好ましい。
【0022】また印加圧力があまり高いと海成分の繊維
構造を必要以上に壊してしまい好ましくない。熱カレン
ダーローラー等による線圧は500kg/cm以下が好
ましい。線圧が200kg/cm以下であるともっと好
ましく、100kg/cm以下であるとさらに好まし
い。熱プレス等による面圧は1000kg/cm2以下
が好ましい。面圧が400kg/cm2以下であるとも
っと好ましく、200kg/cm2以下であるとさらに
好ましい。通常は線圧5〜50kg/cmあるいは面圧
10〜100kg/cm2で使用される。
【0023】熱圧着時間は0.01〜10秒程度の短い
時間でも熱圧着可能である。短時間処理で接着しうるこ
とが熱圧着法の極めて重要な特性である。前記繊維の場
合熱圧着時間を10分間以上とするとかえって接着力が
低下する傾向にある。この原因は不明であるが、ポリマ
ーの結晶化に関係すると推測される。このため、処理時
間の長い面圧印加タイプの熱プレス法より処理時間の短
い線圧印加タイプのカレンダーロール法がより好ましく
熱圧着に使用しうる。
【0024】前記のように安定化されたウェブに耐水性
バインダー樹脂(C)の溶液またはエマルジョン液が付
与される。付与する方法としては、バインダー樹脂
(C)液中に該ウェブを含浸した後搾液する方法、バイ
ンダー樹脂(C)液をウェブ上にスプレーした後必要に
より搾液する方法、バインダー樹脂(C)液をローラー
でウェブを塗布した後必要により搾液する方法等が挙げ
られるが、これ以外でもよい。要はPVA系繊維ウェブ
にバインダー樹脂(C)液が付与される方法ならば制限
はない。用いるバインダー樹脂(C)も耐水性のもの
で、PVA系繊維自体の吸湿性を損なわないものであれ
ば制限はない。例えば、ポリアクリル酸エステル系樹
脂、酢酸ビニルコポリマー系等が挙げられる。付着させ
る樹脂量としては、乾燥重量にして、ウェブ量に対して
5〜30重量%が好ましく、10〜20重量%ではさら
に好ましい。5重量%未満では十分なWET強力が得ら
れず、30重量%以上では得られる不織布の風合が悪
く、またコスト的に好ましくない。さらにPVA系繊維
の表面の大半が耐水バインダー樹脂(C)で覆われ、P
VA系繊維の有する優れた性質、すなわち吸湿性が損な
われる。耐水性バインダー樹脂(C)液を付与したPV
A系繊維ウェブはその後乾燥することにより、耐水性バ
インダー樹脂(C)により繊維が固定されWET強力、
DRY−WET収縮が耐水性バインダー樹脂(C)によ
り接着されないものよりも良好で、しかも耐水性バイン
ダー樹脂(C)によりPVA系繊維自体の吸湿性が損な
われていない耐水性PVA系不織布となる。
【0025】本発明により、優れた親水性、耐水性を持
ち、DW収縮の十分小さいPVA系不織布が、熱圧着と
バインダー接着の両接着法を用いることで工業的に製造
することが可能となった。
【0026】本発明におけるパラメータの定義とその測
定法は次のごとくである。 1.融点 結晶性ポリマーの場合、メトラー社示差走査熱量測定装
置(DSC−20)を用い、試料ポリマーを窒素下20
℃/minの速度で昇温した際、吸熱ピークを示す温度
を測定する。
【0027】2.融着温度 非晶性ポリマーの場合、ポリマーチップを所定温度の熱
風乾燥機にいれ、0.1kg/cm2の圧力を10分間
印加した際、チップ間の境界が判定できない程度にチッ
プ同志が融着する最低の温度を測定する。
【0028】3.耐水性 80℃の水で1時間浸しても溶解しない性質。
【0029】
【実施例】次に本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれら実施例によって限定されるものではない。実
施例中、%は特にことわらない限り重量に基ずく値であ
る。実施例、比較例中の繊維の強度および伸度はインス
トロン引張試験機で、試料つかみ間隔10cm、引張速
度5cm/minで測定した。また、不織布の強度およ
び伸度は繊維の場合と同様インストロン引張試験機で試
料つかみ幅を2.5cmとして他は同一条件で測定し
た。引裂強力はシングルタング法で測定した。WET時
の強度、伸度、引裂強力はサンプルを2時間以上常温の
水に浸した後、他は同一条件で測定した。不織布の吸湿
率は、絶乾したサンプルを湿度65%に調湿したデシケ
ーター内に50時間以上放置した後にサンプルに付着し
た水蒸気の量を絶乾時のサンプルの重量で割ることで求
めた。また、不織布のDW収縮は、30×30cmのサ
ンプルにタテ20cm、ヨコ20cmの印をつけ常温水
に15時間以上浸すことと、45℃の熱風乾燥機に7時
間以上放置することを連続で行い、5回繰り返した時の
収縮率を求めた。
【0030】実施例1 重合度1750、鹸化度99.9モル%で融点が233
℃のPVAをポリマー(A)とし、エチレン/ビニルア
ルコールコポリマー=47/53(モル比)、重合度7
50で融点が163℃のクラレ製EVAL−Gをポリマ
ー(B)として、高融点PVA系ポリマー(A)/低融
点耐水性ポリマー(B)のブレンド比が90/10とな
る混合し、全ポリマー濃度が25%となるよう窒素下9
0℃でジメチルスルホキシド(以下DMSOと略記)に
加熱撹拌溶解した。得られたブレンド溶液はかなり濁っ
ていたが、8時間の静置では凝集して2相に分離する傾
向はみられず安定な分散液であった。
【0031】この紡糸原液を孔径0.12mm、孔数8
0のノズルを通し、メタノール70%とDMSO30%
よりなる3℃の固化液中に湿式紡糸した。得られた固化
糸篠は白濁状であり、両ポリマーが相分離していること
が推定された。またこの時固化液には特別な濁りは発生
しなかった。この固化糸に5.0倍の湿延伸を施し、メ
タノール液に浸して固化糸篠中のDMSOを抽出洗浄
し、鉱物油系油剤を付与し、100℃で乾燥し、次いで
225℃で全延伸倍率が12.5倍となるよう乾熱延伸
した。得られた240dr/80fのフィラメントに膠
着はなく、水中溶断温度が124℃で耐水性は良好であ
った。単糸強度は13.1g/drであった。また断面
観察より、円型断面であり、高融点のPVA(A)が海
成分で、低融点のEVAL−G(B)が島成分となって
おり、その島数は少なくとも100ケは存在しており、
最表面より1μ以内に島成分が多数存在していることが
分かった。
【0032】この繊維を一旦無撚で捲き取った後、特開
平5−125648号で提案の前記方法により、開繊、
捕集して目付40g/m2のPVA系長繊維ウェブを作
り、ついでこれをロール温度220℃、ロール線圧33
kg/cm、処理速度5m/minのカレンダーロール
処理で接着してウェブを安定させた。この時のウェブは
手で揉んだりしても単糸へばらけたり毛羽立つ事はなか
った。さらに、走査型電子顕微鏡観察したところ、ウェ
ブの中で繊維の交差点や接触部の多くの部分で繊維同志
の接着しているところが認められた。ウェブの裂断長は
タテ3.8km、ヨコ6.4kmと高い値となった。し
かし、WET強力は裂断長でタテ1.0km、ヨコ2.
1kmと落ち込み、またDW収縮は1.2%であり、こ
のままでは実用に向かない。
【0033】この安定化したウェブをバインダー漕で含
浸、ニップロールにより搾液することによりバインダー
樹脂付与処理を行った。バインダーはポリアクリル酸エ
ステル系バインダーエマルジョン液(大日本インキ化学
工業(株)製ボンコートAN678A)を使用し、バイ
ンダー付着量は固形分で繊維/バインダー=80/20
となるように調整し、バインダーのキュアリングは13
5℃で行った。得られた不織布の裂断長はタテ4.1k
m、ヨコ7.3kmとより高い値となった。さらに、W
ET強力は裂断長でタテ3.0km、ヨコ5.8km
と、実用に耐える値となった。またDW収縮は0.8%
となり、かつ耐水性バインダー樹脂付与によるPVA系
繊維の特長点である吸湿性が損なわれることはなかっ
た。
【0034】比較例1 実施例1のポリマー(A)である重合度1750、鹸化
度99.9モル%のPVAのみをDMSOに16%とな
るよう実施例1と同様に溶解した。得られた溶液は均一
透明液であった。この紡糸原液を実施例1と同様に紡糸
延伸を行った。固化糸篠はほぼ透明であり、実施例1の
ような白濁相分離は見られなかった。得られた繊維の断
面を観察しても均一であり、海島構造は見られなかっ
た。この繊維を、実施例1と同様に、開繊、捕集してP
VA長繊維ウェブを作り、やはり実施例1と同一条件で
カレンダーロール接着した。得られたPVA長繊維ウェ
ブは一見よく接着しているように見えたが、手で揉むと
単糸ははがれるといった疑似接着であった。このウェブ
ではウェブの1部または全部がバインダー接着時のディ
ップロール、ニップロール等にとられるといった問題が
発生しやすい。
【0035】比較例2 実施例1のポリマー(B)であるEVAL−GのみをD
MSOに26%となるよう実施例1と同様に溶解した。
得られた溶液は透明であった。この紡糸原液を実施例1
と同様に紡糸しようと試みたが、固化液がメタノール/
DMSO=70/30では固化せず紡糸不能であった。
固化液をメタノール100%にしても固化せず紡糸不能
であった。固化液をアセトン100%にし、湿延伸浴、
抽出浴もアセトンに変更すると紡糸が可能となり、湿延
伸を4.5倍施し、80℃で乾燥すると膠着の殆どない
繊維が得られた。固化糸篠はほぼ透明であり、得られた
繊維の断面も均一で、海島構造は観察できなかった。こ
の繊維を実施例1と同様に開繊、捕集してウェブを作
り、ついでこれをロール温度160℃、ロール線圧33
kg/cm、処理速度5m/minのカレンダーロール
処理をした。熱接着時ウェブの寸法が半分以上収縮し、
得られたものは接着はよくしていたが、粗硬で不織布と
いえるものではなかった。
【0036】比較例3 PVAとEVAL−Gのブレンド比を99/1とする以
外は実施例1と同様に紡糸、延伸した。得られた繊維
は、膠着なく、断面円型で、強度も15.4g/drと
高強度であった。これを実施例1と同様に開繊、捕集し
てウェブを作り、やはり実施例1と同様にカレンダーロ
ール接着処理を行った。得られたウェブは一見よく接着
しているように見えたが、手で揉むと単糸ははがれ、強
度は小さかった。本繊維ごとく低融点ポリマー成分が少
量では熱圧着性の効果は不十分であった。このウェッブ
にバインダー樹脂液を含浸する際に、ディップロールや
ニップロールにウェッブがとられるというトラブルが生
じた。
【0037】実施例2 重合度2400、鹸化度99.8モル%で融点が235
℃のPVAをポリマー(A)とし、重合度750で融着
温度が50℃以下のエチレン/酢酸ビニル=32/68
(モル比)コポリマー(35%メタノール溶液)をポリ
マー(B)として、高融点PVA系ポリマー(A)/低
融点耐水性ポリマー(B)のブレンド比が90/10と
なる混合し、全ポリマー濃度が20%となるよう窒素下
90℃でDMSOに加熱撹拌溶解した。得られたブレン
ド溶液はかなり濁っていたが、凝集相分離の傾向は見ら
れなかった。この紡糸原液を実施例1と同様に湿式紡糸
し、220℃で全延伸倍率が14倍となるよう乾熱延伸
した。得られた240dr/80fのフィラメントに膠
着はなく、水中溶断温度が128℃で耐水性は良好であ
った。単糸強度は15.7g/drであった。また断面
観察より、円型断面であり、高融点のPVA(A)が海
成分で、低融点のエチレン/酢酸ビニルコポリマー
(B)が島成分となっており、その島数は少なくとも1
00ケは存在しており、最表面より1μ以内に島成分が
多数存在していることが分かった。
【0038】この繊維を一旦無撚で捲き取った後、実施
例1と同様、開繊、捕集して目付40g/m2のPVA
系長繊維ウェブを作り、ついでこれを実施例1と同一の
条件でカレンダーロール処理してウェブを安定させた。
この時のウェブは手で揉んだりしても単糸へばらけたり
毛羽立つ事はなかった。さらに、走査型電子顕微鏡観察
したところ、ウェブの中で繊維の交差点や接触部の多く
の部分で繊維同志の接着しているところが認められた。
ウェブの裂断長はタテ4.2km、ヨコ6.1kmと高
い値となった。しかし、WET強力は裂断長でタテ1.
3km、ヨコ2.3kmと落ち込み、このままでは実用
に向かない。またタテヨコ平均DW収縮は1.3%でも
う少し小さい(1%未満)方が実用的に好まれる。
【0039】この安定化したウェブを実施例1と同様に
バインダー樹脂付与処理を行った。得られた不織布の裂
断長はタテ4.9km、ヨコ7.2kmとより高い値と
なった。さらに、WET強力は裂断長でタテ4.1k
m、ヨコ5.9kmと、実用に耐える値となった。また
タテヨコ平均DW収縮は0.8%で十分実用的に好まれ
る値となった。
【0040】実施例3 実施例2で得られたPVA系繊維を集束、機械捲縮、カ
ットして2dr、繊維長51mmのステープル繊維を作
成した。これをランダムウェッバーにより目付40g/
2の短繊維ウェブを作り、ついで実施例1と同一の条
件でカレンダーロール処理してウェブを安定化した。ウ
ェブの裂断長はタテ3.2km、ヨコ2.6kmという
値となった。しかし、WET強力は裂断長でタテ0.8
km、ヨコ0.8kmと落ち込み、このままでは実用に
向かない。またタテヨコ平均DW収縮は1.1%でもう
少し小さい(1%未満)方が実用的に好まれる。さらに
ウェブの吸湿率は2.58%でありPVA系繊維の特徴
が見られた。
【0041】この安定化したウェブを実施例1と同様に
バインダー樹脂付与処理を行った。得られた不織布の裂
断長はタテ6.9km、ヨコ4.5kmとより高い値と
なった。さらに、WET強力は裂断長でタテ5.8k
m、ヨコ3.9kmと、実用に耐える値となった。また
タテヨコ平均DW収縮は0.5%で十分実用的に好まれ
る値となった。さらに、ウェブの吸湿率は2.47%で
あり耐水性バインダー樹脂を付着しても吸湿性が落ちな
いことが分かった。
【0042】比較例4 ポリエチレンテレフタレート(以下PETと略記)を溶
融紡糸し、延伸し、捲き取った後、繊維を集束、機械捲
縮、カットして2dr、繊維長51mmのステープル繊
維を作成した。これを実施例3と同様に、短繊維ウェブ
を作り、ついでこれをロール温度235℃、ロール線圧
33kg/cm、処理速度5m/minのカレンダーロ
ール処理で接着してウェブを安定化させた。ウェブの吸
湿率は0.82%でありPET繊維の特徴通り吸湿性は
乏しかった。
【0043】この安定化したウェブを実施例1と同様に
バインダー樹脂付与処理を行った。ウェブの吸湿率は
0.61%であり耐水性バインダー樹脂が吸湿する量は
PVA系繊維に比べ少ないことが分かった。つまり、P
VA系繊維にこれらの耐水性バインダー樹脂を付着して
もPVA系繊維の吸湿性は損なわれないことが分かっ
た。
【0044】
【発明の効果】融点が220℃以上であるポリビニルア
ルコール系ポリマー(A)及び融点または融着温度が2
10℃未満である耐水性ポリマー(B)からなり、
(A)と(B)の重量比が98:2〜55:45の範囲
であり、(A)が海成分で(B)が島成分である海島構
造ポリビニルアルコール系繊維からなることにより、繊
維の交点及び接触点の少なくとも一部が熱圧着により接
着しウェブが安定するが、これだけではWET強力が弱
く、DW収縮がまだ好ましくない値となるといった問題
があるが、ウェブが十分安定しているため、耐水性バイ
ンダー樹脂(C)を工業的に接着することが可能で、ま
た得られたPVA系不織布は、WET強力が良好とな
り、またDW収縮が好ましい値となる。さらに、耐水性
バインダー樹脂(C)によりPVA系繊維自体の吸湿性
が損なわれていない。つまり、PVA系不織布がウェブ
を熱圧着、バインダー樹脂(C)接着することにより、
工業的に作成できるようになり、得られる不織布はPV
A系繊維の良好な吸湿性を失わず、さらにバインダー樹
脂(C)により寸法安定性が良好となった。そのため、
該不織布は農業園芸用資材として、べたがけ材、ハウス
内張カーテン、遮熱材、風よけ材として好適に利用でき
る。また、生活関連資材用としてキッチン洗濯用品、ワ
イパー類にも好適に利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 1/64 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が220℃以上であるポリビニルア
    ルコール系ポリマー(A)及び融点または融着温度が2
    10℃未満である耐水性ポリマー(B)からなり、
    (A)と(B)の重量比が98:2〜55:45の範囲
    であり、(A)が海成分で(B)が島成分である海島構
    造ポリビニルアルコール系繊維から構成され、繊維の交
    点及び接触点の少なくとも一部が融着と耐水性バインダ
    ー樹脂(C)により接着されている耐水性ポリビニルア
    ルコール系不織布。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の海島構造ポリビニルア
    ルコール系繊維からなるウェブを温度80〜230℃、
    線圧1kg/cm以上または面圧2kg/cm2以上で
    熱圧着後、耐水性バインダー樹脂(C)により接着する
    請求項1記載の不織布の製法。
JP6218717A 1994-09-13 1994-09-13 耐水性ポリビニルアルコール系不織布及びその製法 Pending JPH0881868A (ja)

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