JPH0881157A - 扛上装置 - Google Patents
扛上装置Info
- Publication number
- JPH0881157A JPH0881157A JP24341094A JP24341094A JPH0881157A JP H0881157 A JPH0881157 A JP H0881157A JP 24341094 A JP24341094 A JP 24341094A JP 24341094 A JP24341094 A JP 24341094A JP H0881157 A JPH0881157 A JP H0881157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide member
- guide
- chain
- sprockets
- lifting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 小型かつ簡単な構造で達成でき、段ボール箱
等の比較的軽量な物品の扛上に適した扛上装置。 【構成】 装置フレーム10の両側にそれぞれ駆動モー
タ34に駆動されて走行するチェーン26をスプロケッ
ト23,24により掛装し、これら左右のチェーン26
L,26R間にチェーン長手方向に所定間隔を隔て複数
のテーブル40を回動自在に設けるとともに、このテー
ブル40にアーム部材43を固着して該アーム部材43
の先端にローラ44を回転自在に取り付け、装置フレー
ム10には、テーブル40の扛上時にローラ44が転動
してテーブル40を水平状態に維持する第1案内部材6
1と、テーブル40の下降時にローラ44が転動してテ
ーブル40を鉛直状態に保持する第2案内部材62とを
チェーン26と平行に設けた。
等の比較的軽量な物品の扛上に適した扛上装置。 【構成】 装置フレーム10の両側にそれぞれ駆動モー
タ34に駆動されて走行するチェーン26をスプロケッ
ト23,24により掛装し、これら左右のチェーン26
L,26R間にチェーン長手方向に所定間隔を隔て複数
のテーブル40を回動自在に設けるとともに、このテー
ブル40にアーム部材43を固着して該アーム部材43
の先端にローラ44を回転自在に取り付け、装置フレー
ム10には、テーブル40の扛上時にローラ44が転動
してテーブル40を水平状態に維持する第1案内部材6
1と、テーブル40の下降時にローラ44が転動してテ
ーブル40を鉛直状態に保持する第2案内部材62とを
チェーン26と平行に設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボール箱等の比較
的軽量な物品の扛上に適した扛上装置、特に、その小型
化と構造の簡素化を企図した扛上装置に関する。
的軽量な物品の扛上に適した扛上装置、特に、その小型
化と構造の簡素化を企図した扛上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扛上装置としては、左右2組ずつ
の合計4組のエンドレスチェーンでテーブルを水平状態
に保持して昇降させるバーチカルコンベア方式の扛上装
置、また、エレベータ方式の扛上装置等が知られ、実用
に供されている。
の合計4組のエンドレスチェーンでテーブルを水平状態
に保持して昇降させるバーチカルコンベア方式の扛上装
置、また、エレベータ方式の扛上装置等が知られ、実用
に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
バーチカルコンベア方式の扛上装置にあっては、4組の
エンドレスチェーンを用いるため、機構が複雑かつ大型
化し、値段も高価であるという問題がある。また、後者
のエレベータ方式の扛上装置にあっても、機構として複
雑かつ大型化が避けられず、値段が高くなるという問題
があり、さらに、高い搬送能力が得られないという問題
がある。この発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、小型かつ簡単な構造で安価に達成できる扛上装置を
提供することを目的とする。
バーチカルコンベア方式の扛上装置にあっては、4組の
エンドレスチェーンを用いるため、機構が複雑かつ大型
化し、値段も高価であるという問題がある。また、後者
のエレベータ方式の扛上装置にあっても、機構として複
雑かつ大型化が避けられず、値段が高くなるという問題
があり、さらに、高い搬送能力が得られないという問題
がある。この発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、小型かつ簡単な構造で安価に達成できる扛上装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る扛上装置は、装置フレームの両側に
それぞれ上下に離間した一対のスプロケットを回転自在
に支持して該スプロケット間にチェーンを掛装し、前記
スプロケットの少なくとも1つをモータに連結するとと
もに、前記各チェーン間に走行方向に間欠的に複数の支
持部材を橋架し、該支持部材に物品を載置可能なテーブ
ルと先端に滑動部材が設けられたアームとを一体回動自
在に取り付けるとともに、前記装置フレームに、前記チ
ェーンと平行に延在し前記テーブルの扛上時に前記滑動
部材が前記テーブルを水平状態に保持して滑動可能な第
1案内部材と、前記チェーンと平行に延在し前記テーブ
ルの下降時に前記滑動部材が前記テーブルを鉛直状態に
保持して滑動可能な第2案内部材と、該第2案内部材の
下端と前記第1案内部材の下端との間に位置し前記第2
案内部材との係合が外れた前記滑動部材を前記第1案内
部材の下端に案内する下側受渡部材と、前記第2案内部
材の上端と前記第1案内部材の上端との間に位置し前記
第1案内部材との係合が外れた前記滑動部材を前記第2
案内部材の上端に案内する上側受渡部材とを設けた。
め、この発明に係る扛上装置は、装置フレームの両側に
それぞれ上下に離間した一対のスプロケットを回転自在
に支持して該スプロケット間にチェーンを掛装し、前記
スプロケットの少なくとも1つをモータに連結するとと
もに、前記各チェーン間に走行方向に間欠的に複数の支
持部材を橋架し、該支持部材に物品を載置可能なテーブ
ルと先端に滑動部材が設けられたアームとを一体回動自
在に取り付けるとともに、前記装置フレームに、前記チ
ェーンと平行に延在し前記テーブルの扛上時に前記滑動
部材が前記テーブルを水平状態に保持して滑動可能な第
1案内部材と、前記チェーンと平行に延在し前記テーブ
ルの下降時に前記滑動部材が前記テーブルを鉛直状態に
保持して滑動可能な第2案内部材と、該第2案内部材の
下端と前記第1案内部材の下端との間に位置し前記第2
案内部材との係合が外れた前記滑動部材を前記第1案内
部材の下端に案内する下側受渡部材と、前記第2案内部
材の上端と前記第1案内部材の上端との間に位置し前記
第1案内部材との係合が外れた前記滑動部材を前記第2
案内部材の上端に案内する上側受渡部材とを設けた。
【0005】そして、この発明に係る扛上装置は、前記
装置フレームに前記上側のスプロケット近傍位置で前記
テーブル上の物品を押出可能な押出シリンダ装置を設け
る態様(請求項2)に、また、前記装置フレームの下方
部に片持ち型コロ搬送コンベアを設けるとともに、前記
テーブルを複数のフォーク部材で構成して前記コロ搬送
コンベアのコロ間を通過可能に配設する態様(請求項
3)に構成することができる。
装置フレームに前記上側のスプロケット近傍位置で前記
テーブル上の物品を押出可能な押出シリンダ装置を設け
る態様(請求項2)に、また、前記装置フレームの下方
部に片持ち型コロ搬送コンベアを設けるとともに、前記
テーブルを複数のフォーク部材で構成して前記コロ搬送
コンベアのコロ間を通過可能に配設する態様(請求項
3)に構成することができる。
【0006】
【作用】この発明に係る扛上装置によれば、装置フレー
ムの左右に配置された2組のチェーンでテーブルが上下
に駆動され、物品を扛上する場合は滑動部材を第1案内
部材に係合させることでテーブルが水平状態に保持さ
れ、また、物品が載置されること無くテーブルが下降す
る場合は第2案内部材に滑動部材を係合させてテーブル
が鉛直状態に保持されるため、全体構造の小型化と簡素
化が図れ、安価に達成できる。そして、テーブルとアー
ムは滑動部材が第1案内部材(あるいは第2案内部材)
から離脱すると支持部材の回りに互いの重量が釣り合う
姿勢に一体に回動するが、この時、滑動部材は上側受渡
部材(下側受渡部材)により案内されて下側受渡部材
(上側受渡部材)に滑動可能に係合するため、テーブル
の扛上(上昇)と下降との連続性が保持される。
ムの左右に配置された2組のチェーンでテーブルが上下
に駆動され、物品を扛上する場合は滑動部材を第1案内
部材に係合させることでテーブルが水平状態に保持さ
れ、また、物品が載置されること無くテーブルが下降す
る場合は第2案内部材に滑動部材を係合させてテーブル
が鉛直状態に保持されるため、全体構造の小型化と簡素
化が図れ、安価に達成できる。そして、テーブルとアー
ムは滑動部材が第1案内部材(あるいは第2案内部材)
から離脱すると支持部材の回りに互いの重量が釣り合う
姿勢に一体に回動するが、この時、滑動部材は上側受渡
部材(下側受渡部材)により案内されて下側受渡部材
(上側受渡部材)に滑動可能に係合するため、テーブル
の扛上(上昇)と下降との連続性が保持される。
【0007】そして、請求項2記載の扛上装置は、テー
ブルが上方の位置(物品の払出位置)に到達すると押出
シリンダ装置によりテーブルから物品を押し出すことが
できるため、自動化を促進できる。また、請求項3記載
の扛上装置によれば、コロ搬送コンベアにより順次搬送
される物品をテーブルにより連続的に持ち上げることが
でき、物品の受渡しが容易に行え、自動化もより容易と
なる。
ブルが上方の位置(物品の払出位置)に到達すると押出
シリンダ装置によりテーブルから物品を押し出すことが
できるため、自動化を促進できる。また、請求項3記載
の扛上装置によれば、コロ搬送コンベアにより順次搬送
される物品をテーブルにより連続的に持ち上げることが
でき、物品の受渡しが容易に行え、自動化もより容易と
なる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図3はこの発明の一実施例に係る扛上
装置を示し、図1が側面図、図2が背面図、図3aが図
1のa−a矢視断面図、図3bが図1のb−b矢視断面
図である。
明する。図1から図3はこの発明の一実施例に係る扛上
装置を示し、図1が側面図、図2が背面図、図3aが図
1のa−a矢視断面図、図3bが図1のb−b矢視断面
図である。
【0009】図中、10は装置フレームであり、装置フ
レーム10は断面L字状のアングルや断面Cチャネル状
の棒状部材を溶接等で略直方体形状に連結して構成され
る。この装置フレーム10には、対向する両側(左右両
側)の上部外面にそれぞれスプロケット21L,22
L、21R,22Rが上下に離間して配設され、また、
内面にそれぞれスプロケット23L,24L、23R,
24Rが上下に離間して配設され、スプロケット21
L,22L、21R,22R間にそれぞれチェーン25
L,25Rが、スプロケット23L,24L、23R,
24R間にそれぞれチェーン26L,26Rが無端状に
掛装されている。なお、以下、左右に配置されるスプロ
ケット等については必要に応じて添字L,Rを付し、説
明に際しては必要に応じて添字の無い番号で代表する。
レーム10は断面L字状のアングルや断面Cチャネル状
の棒状部材を溶接等で略直方体形状に連結して構成され
る。この装置フレーム10には、対向する両側(左右両
側)の上部外面にそれぞれスプロケット21L,22
L、21R,22Rが上下に離間して配設され、また、
内面にそれぞれスプロケット23L,24L、23R,
24Rが上下に離間して配設され、スプロケット21
L,22L、21R,22R間にそれぞれチェーン25
L,25Rが、スプロケット23L,24L、23R,
24R間にそれぞれチェーン26L,26Rが無端状に
掛装されている。なお、以下、左右に配置されるスプロ
ケット等については必要に応じて添字L,Rを付し、説
明に際しては必要に応じて添字の無い番号で代表する。
【0010】左右のスプロケット21L,21Rはそれ
ぞれ装置フレーム10を左右に貫通した支持軸31の端
部に固定され、また、スプロケット22L,23Lとス
プロケット22R,23Rとはそれぞれ支持軸32L,
32Rで一体回転可能に取り付けられる。支持軸31に
は中間部にスプロケット33が固設され、このスプロケ
ット33と駆動モータ34の回転軸に固設されたスプロ
ケット35との間にチェーン99が掛装されている。図
示および詳細な説明は割愛するが、駆動モータ34は、
図外の制御回路に接続され、支持軸32、スプロケット
21,22およびチェーン25等を介してスプロケット
22L,22Rを回転駆動、すなわちチェーン24を走
行駆動する。
ぞれ装置フレーム10を左右に貫通した支持軸31の端
部に固定され、また、スプロケット22L,23Lとス
プロケット22R,23Rとはそれぞれ支持軸32L,
32Rで一体回転可能に取り付けられる。支持軸31に
は中間部にスプロケット33が固設され、このスプロケ
ット33と駆動モータ34の回転軸に固設されたスプロ
ケット35との間にチェーン99が掛装されている。図
示および詳細な説明は割愛するが、駆動モータ34は、
図外の制御回路に接続され、支持軸32、スプロケット
21,22およびチェーン25等を介してスプロケット
22L,22Rを回転駆動、すなわちチェーン24を走
行駆動する。
【0011】チェーン26L,26Rには、その走行方
向に所定間隔離間して複数のテーブル40が取り付けら
れる。テーブル40は、チェーン26L,26R間に橋
架された略棒状の支持部材41に垂直に棒状の複数(本
実施例では6本)のフォーク部材42を回転自在に取り
付けて構成される。支持部材41は、両端にアーム状の
支持片41aが固着され、支持片41aを回動自在に貫
通した取付ピン(図示せず)で各チェーン26L,26
Rに取付ピン廻りに揺動自在に取り付けられる。この支
持部材41には両側部にそれぞれ鋳造等で成形された略
L字形のアーム部材43が固着されてチェーン26の走
行方向後方へ支持部材41およびフォーク部材42と直
角な方向に延出し、アーム部材43に先端にローラ(滑
動部材)44が回転自在に設けられる。このテーブル4
0は、後述するように、チェーン26の走行でチェーン
26とともに上下に移動し、上昇時にはローラ44が第
1案内部材に係合してフォーク部材42が水平状態に保
持され、下降時にはローラ44が第2案内部材62に係
合してフォーク部材42が鉛直状態に保持される。
向に所定間隔離間して複数のテーブル40が取り付けら
れる。テーブル40は、チェーン26L,26R間に橋
架された略棒状の支持部材41に垂直に棒状の複数(本
実施例では6本)のフォーク部材42を回転自在に取り
付けて構成される。支持部材41は、両端にアーム状の
支持片41aが固着され、支持片41aを回動自在に貫
通した取付ピン(図示せず)で各チェーン26L,26
Rに取付ピン廻りに揺動自在に取り付けられる。この支
持部材41には両側部にそれぞれ鋳造等で成形された略
L字形のアーム部材43が固着されてチェーン26の走
行方向後方へ支持部材41およびフォーク部材42と直
角な方向に延出し、アーム部材43に先端にローラ(滑
動部材)44が回転自在に設けられる。このテーブル4
0は、後述するように、チェーン26の走行でチェーン
26とともに上下に移動し、上昇時にはローラ44が第
1案内部材に係合してフォーク部材42が水平状態に保
持され、下降時にはローラ44が第2案内部材62に係
合してフォーク部材42が鉛直状態に保持される。
【0012】また、装置フレーム10には、左右両側部
にそれぞれ上下に延在する第1案内部材61L,61R
と第2案内部材62L,62Rとが固設され、さらに、
スプロケット22と略等しい高さで押出シリンダ装置6
3が、また、スプロケット24の近傍上方でコロ搬送コ
ンベア64が設けられる。第1案内部材61は、図3a
に示すように、内面にローラ44が転動可能に配置され
た断面L字形のアングルからなり、下端に図1中右方に
湾曲した受取案内部(下側受渡部材に相当)65が一体
に形成される。この第1案内部材61にはテーブル40
の上昇時においてローラ44がフォーク部材42を水平
状態に保持するように転動自在に係合し、また、受取案
内部65にはテーブル40がスプロケット24の周りを
旋回移動する際にローラ44が係合する。
にそれぞれ上下に延在する第1案内部材61L,61R
と第2案内部材62L,62Rとが固設され、さらに、
スプロケット22と略等しい高さで押出シリンダ装置6
3が、また、スプロケット24の近傍上方でコロ搬送コ
ンベア64が設けられる。第1案内部材61は、図3a
に示すように、内面にローラ44が転動可能に配置され
た断面L字形のアングルからなり、下端に図1中右方に
湾曲した受取案内部(下側受渡部材に相当)65が一体
に形成される。この第1案内部材61にはテーブル40
の上昇時においてローラ44がフォーク部材42を水平
状態に保持するように転動自在に係合し、また、受取案
内部65にはテーブル40がスプロケット24の周りを
旋回移動する際にローラ44が係合する。
【0013】なお、69は第1案内部材61L,61R
の上方位置にそれぞれ設けられた衝当案内部材であり、
この衝当案内部材69は第2案内部材62の上端に向か
って斜め上方に延在する。この衝当案内部材69は、第
1案内部材61の上端から離脱したローラ44が衝当
し、このローラ44を下側面で図1中斜め右上方へ案内
する。
の上方位置にそれぞれ設けられた衝当案内部材であり、
この衝当案内部材69は第2案内部材62の上端に向か
って斜め上方に延在する。この衝当案内部材69は、第
1案内部材61の上端から離脱したローラ44が衝当
し、このローラ44を下側面で図1中斜め右上方へ案内
する。
【0014】第2案内部材62は、図3bに示すよう
に、断面L字形の2つのアングル66,67を所定間隔
を隔て平行に延設して構成される。これらアングル6
6,67は、その間にローラ44が転動可能に係合する
ガイド部を形成し、上端にそれぞれ離間するように湾曲
した受取案内部(上側受渡部材に相当)66a,67a
が一体に形成される。この第2案内部材62にはテーブ
ル40の下降時においてローラ44がフォーク部材42
を鉛直状態に保持するようにアングル66,67間に転
動自在に係合し、また、受取案内部66a,67aには
テーブル40がスプロケット23の周りを旋回移動する
際にローラ44が係合する。
に、断面L字形の2つのアングル66,67を所定間隔
を隔て平行に延設して構成される。これらアングル6
6,67は、その間にローラ44が転動可能に係合する
ガイド部を形成し、上端にそれぞれ離間するように湾曲
した受取案内部(上側受渡部材に相当)66a,67a
が一体に形成される。この第2案内部材62にはテーブ
ル40の下降時においてローラ44がフォーク部材42
を鉛直状態に保持するようにアングル66,67間に転
動自在に係合し、また、受取案内部66a,67aには
テーブル40がスプロケット23の周りを旋回移動する
際にローラ44が係合する。
【0015】なお、述べるまでもないが、上記受取案内
部65,66a,67aは各案内部材61,62と別個
独立の部材から構成して装置フレーム10に取り付ける
こと、また、受取案内部65を第2案内部材62に、受
取案内部66a,67aを上昇案内部61に設けること
も可能である。また、上記説明では、滑動部材として転
動するローラ44を例示するが、摩擦摺動するスライダ
ー等を滑動部材として用いることも可能である。
部65,66a,67aは各案内部材61,62と別個
独立の部材から構成して装置フレーム10に取り付ける
こと、また、受取案内部65を第2案内部材62に、受
取案内部66a,67aを上昇案内部61に設けること
も可能である。また、上記説明では、滑動部材として転
動するローラ44を例示するが、摩擦摺動するスライダ
ー等を滑動部材として用いることも可能である。
【0016】押出シリンダ装置63は、空圧のロッドレ
スシリンダから構成され、テーブル40の上側払出位置
に対応して配設される。この押圧シリンダ63は、上側
払出位置に到達したテーブル40上の物品Gを押圧して
払い出す。コロ搬送コンベア64は、装置フレーム10
に棒状の支持部材71をチェーン26と直角な水平方向
に取り付け、この支持部材71に平行に上記テーブル4
0のフォーク部材42が通過可能な間隔を隔て複数のコ
ロ72を水平方向に延設して構成される。このコロ搬送
コンベア64は、テーブル40の下側荷受け位置に対応
して設けられて図示しないコンベアと連続し、持ち上げ
ようとする物品Gを搬送する。なお、図1中、98はプ
ッシャーガイドである。
スシリンダから構成され、テーブル40の上側払出位置
に対応して配設される。この押圧シリンダ63は、上側
払出位置に到達したテーブル40上の物品Gを押圧して
払い出す。コロ搬送コンベア64は、装置フレーム10
に棒状の支持部材71をチェーン26と直角な水平方向
に取り付け、この支持部材71に平行に上記テーブル4
0のフォーク部材42が通過可能な間隔を隔て複数のコ
ロ72を水平方向に延設して構成される。このコロ搬送
コンベア64は、テーブル40の下側荷受け位置に対応
して設けられて図示しないコンベアと連続し、持ち上げ
ようとする物品Gを搬送する。なお、図1中、98はプ
ッシャーガイドである。
【0017】この実施例にあっては、チェーン26の走
行に伴いスプロケット23,24間を各テーブル40が
上下に移動し、テーブル40がコロ搬送コンベア64の
コロ72上の物品Gをフォーク部材42上に載置して上
側払出位置まで持ち上げ、テーブル40が上側払出位置
に到達すると押出シリンダ装置63がテーブル40上の
物品Gを押し出してテーブル40外へ払い出す。
行に伴いスプロケット23,24間を各テーブル40が
上下に移動し、テーブル40がコロ搬送コンベア64の
コロ72上の物品Gをフォーク部材42上に載置して上
側払出位置まで持ち上げ、テーブル40が上側払出位置
に到達すると押出シリンダ装置63がテーブル40上の
物品Gを押し出してテーブル40外へ払い出す。
【0018】ここで、テーブル40は、自由状態ではア
ーム部材43等とフォーク部材42の重量が釣り合う姿
勢、すなわち、図1中鎖線に示すようにフォーク部材4
2が先端を下方にする傾斜状態、アーム部材43が先端
のローラ44を下方とする傾斜状態で安定するが、上昇
時においては、ローラ44が第1案内部材61を転動し
てフォーク部材42が水平状態に、すなわち、物品Gを
載置可能な状態に保持され、また、下降時においては、
ローラ44が第2案内部材62を転動してフォーク部材
42が鉛直な状態に保持される。したがって、物品を支
障無く持ち上げることができ、装置全体の大きさを小さ
くでき、また、その構造も複雑化することがない。
ーム部材43等とフォーク部材42の重量が釣り合う姿
勢、すなわち、図1中鎖線に示すようにフォーク部材4
2が先端を下方にする傾斜状態、アーム部材43が先端
のローラ44を下方とする傾斜状態で安定するが、上昇
時においては、ローラ44が第1案内部材61を転動し
てフォーク部材42が水平状態に、すなわち、物品Gを
載置可能な状態に保持され、また、下降時においては、
ローラ44が第2案内部材62を転動してフォーク部材
42が鉛直な状態に保持される。したがって、物品を支
障無く持ち上げることができ、装置全体の大きさを小さ
くでき、また、その構造も複雑化することがない。
【0019】そして、第1案内部材61には受取案内部
65が、また、第2案内部材62には受取案内部66
a,67aが形成されているため、ローラ44は第1案
内部材61から第2案内部材62への移動、また、第2
案内部材62から第1案内部材61への移動も円滑に支
障無く行うことができる。すなわち、テーブル40は、
上述したように物品Gが載置されない自由状態(図1鎖
線状態)で各フォーク部材42とアーム部材43の重量
が釣り合う姿勢に取付ピン周りに回動するため、上下の
転回位置でローラ44が第1および第2案内部材61,
62から離脱すると上記姿勢で移動するが、この姿勢で
テーブル40が回動してもローラ44は受取案内部6
5,66a,67aにより案内部材61,62に向け案
内されて部材61,62と係合するため、連続的な作動
が確保される。
65が、また、第2案内部材62には受取案内部66
a,67aが形成されているため、ローラ44は第1案
内部材61から第2案内部材62への移動、また、第2
案内部材62から第1案内部材61への移動も円滑に支
障無く行うことができる。すなわち、テーブル40は、
上述したように物品Gが載置されない自由状態(図1鎖
線状態)で各フォーク部材42とアーム部材43の重量
が釣り合う姿勢に取付ピン周りに回動するため、上下の
転回位置でローラ44が第1および第2案内部材61,
62から離脱すると上記姿勢で移動するが、この姿勢で
テーブル40が回動してもローラ44は受取案内部6
5,66a,67aにより案内部材61,62に向け案
内されて部材61,62と係合するため、連続的な作動
が確保される。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る扛
上装置によれば、テーブルは扛上時には滑動部材を第1
案内部材に係合させることで水平状態に保持され、ま
た、下降時には第2案内部材に滑動部材を係合させるこ
とで鉛直状態に保持されるため、全体構造の小型化と簡
素化が図れ、安価に達成でき、また、滑動部材が第1案
内部材と第2案内部材との間を移動する際には滑動部材
は上側受渡部材(下側受渡部材)により案内されるため
テーブルの上昇と下降との連続性を保持できるという効
果がある。
上装置によれば、テーブルは扛上時には滑動部材を第1
案内部材に係合させることで水平状態に保持され、ま
た、下降時には第2案内部材に滑動部材を係合させるこ
とで鉛直状態に保持されるため、全体構造の小型化と簡
素化が図れ、安価に達成でき、また、滑動部材が第1案
内部材と第2案内部材との間を移動する際には滑動部材
は上側受渡部材(下側受渡部材)により案内されるため
テーブルの上昇と下降との連続性を保持できるという効
果がある。
【0021】そして、請求項2記載の扛上装置は、上記
効果に加えて、テーブルが上方の払出位置に到達すると
押出シリンダ装置によりテーブルから物品を押し出すこ
とができるため、自動化を促進できるという効果が得ら
れる。また、請求項3記載の扛上装置によれば、テーブ
ルの位置に係わりなくコロ搬送コンベアにより搬送され
た物品をテーブルにより順次連続して持ち上げることが
でき、物品の受渡しが容易かつ連続的に行え、自動化も
より容易となるという効果が得られる。
効果に加えて、テーブルが上方の払出位置に到達すると
押出シリンダ装置によりテーブルから物品を押し出すこ
とができるため、自動化を促進できるという効果が得ら
れる。また、請求項3記載の扛上装置によれば、テーブ
ルの位置に係わりなくコロ搬送コンベアにより搬送され
た物品をテーブルにより順次連続して持ち上げることが
でき、物品の受渡しが容易かつ連続的に行え、自動化も
より容易となるという効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例にかかる扛上装置の側面図
である。
である。
【図2】同扛上装置の背面図である。
【図3】aが図1のa−a矢視断面図、bが図1のb−
b矢視断面図である。
b矢視断面図である。
10 装置フレーム 21 スプロケット 22 スプロケット 23 スプロケット 24 スプロケット 26 チェーン 34 駆動モータ 40 テーブル 41 支持部材 42 フォーク部材 43 アーム部材 44 ローラ(滑動部材) 61 第1案内部材 62 第2案内部材 63 押圧シリンダ 64 コロ搬送コンベア 65 受取案内部(下側受渡部材) 66 アングル 66a 受取案内部(上側受渡部材) 67 アングル 67a 受取案内部(上側受渡部材) 69 衝当案内部材 71 支持部材 72 コロ G 物品
Claims (3)
- 【請求項1】 装置フレームの両側にそれぞれ上下に離
間した一対のスプロケットを回転自在に支持して該スプ
ロケット間にチェーンを掛装し、前記スプロケットの少
なくとも1つをモータに連結するとともに、前記各チェ
ーン間に走行方向に間欠的に複数の支持部材を橋架し、
該支持部材に物品を載置可能なテーブルと先端に滑動部
材が設けられたアームとを一体回動自在に取り付けると
ともに、 前記装置フレームに、前記チェーンと平行に延在し前記
テーブルの扛上時に前記滑動部材が前記テーブルを水平
状態に保持して滑動可能な第1案内部材と、前記チェー
ンと平行に延在し前記テーブルの下降時に前記滑動部材
が前記テーブルを鉛直状態に保持して滑動可能な第2案
内部材と、該第2案内部材の下端と前記第1案内部材の
下端との間に位置し前記第2案内部材との係合が外れた
前記滑動部材を前記第1案内部材の下端に案内する下側
受渡部材と、前記第2案内部材の上端と前記第1案内部
材の上端との間に位置し前記第1案内部材との係合が外
れた前記滑動部材を前記第2案内部材の上端に案内する
上側受渡部材とを設けたことを特徴とする扛上装置。 - 【請求項2】 前記装置フレームに前記上側のスプロケ
ットと略同一高さ位置で前記テーブル上の物品を押出可
能な押出シリンダ装置を設けた請求項1記載の扛上装
置。 - 【請求項3】 前記装置フレームの下方部に片持ち型コ
ロ搬送コンベアを設けるとともに、前記テーブルを複数
のフォーク部材で構成して前記コロ搬送コンベアのコロ
間を通過可能に配設した請求項1または請求項2記載の
扛上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24341094A JPH0881157A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 扛上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24341094A JPH0881157A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 扛上装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881157A true JPH0881157A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17103454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24341094A Pending JPH0881157A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 扛上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881157A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100438475B1 (ko) * | 2000-05-16 | 2004-07-03 | 봅스트 쏘시에떼 아노님 | 전환 프레스용 이송 스테이션 |
CN102627185A (zh) * | 2012-03-31 | 2012-08-08 | 浙江梅轮电扶梯成套有限公司 | 传动式货梯 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24341094A patent/JPH0881157A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100438475B1 (ko) * | 2000-05-16 | 2004-07-03 | 봅스트 쏘시에떼 아노님 | 전환 프레스용 이송 스테이션 |
CN102627185A (zh) * | 2012-03-31 | 2012-08-08 | 浙江梅轮电扶梯成套有限公司 | 传动式货梯 |
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