JPH0880798A - 車両用助手席エアバッグ装置 - Google Patents

車両用助手席エアバッグ装置

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JPH0880798A
JPH0880798A JP7115448A JP11544895A JPH0880798A JP H0880798 A JPH0880798 A JP H0880798A JP 7115448 A JP7115448 A JP 7115448A JP 11544895 A JP11544895 A JP 11544895A JP H0880798 A JPH0880798 A JP H0880798A
Authority
JP
Japan
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bag
container
opening
resin clip
airbag device
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Application number
JP7115448A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohiko Kikuchi
寛彦 菊地
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Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Priority to US08/500,440 priority patent/US5597176A/en
Priority to GB9514134A priority patent/GB2291015B/en
Publication of JPH0880798A publication Critical patent/JPH0880798A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグ装置へのバッグの収納において、
該バッグの組付け作業性の向上と部品点数の削減を図
る。 【構成】 開口部2を有する容器3の上部にバッグ収納
部7が形成され、前記バッグの開口周縁部21が前記容
器3に取り付けられた車両用助手席エアバッグ装置1に
おいて、前記バッグ4は、バッグ本体4aと該バッグ本
体4aの開口周縁部21に取り付けられた樹脂クリップ
22を有し、前記容器3には、前記樹脂クリップ22が
嵌入される嵌合孔23が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗員の安全を確保する
ために車両用に設定される助手席エアバッグ装置、特に
バッグ収納部分の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば図
11に示すようなものがある。図中符号4Bは助手席用
エアバッグ装置1のバッグ4Bで、このバッグ4Bは、
袋形状を呈するバッグ本体4bと、このバッグ本体4b
の開口周縁部21及びこの開口周縁部21に装着される
リテーナ21c,21fとを有している。このバッグ本
体4bの開口周縁部21は、四角形状を呈し、各辺の布
をそれぞれ独立して折返し縫製して、リテーナ21c,
21fが挿入可能な袋部21a,21bとし、挿入した
リテーナ21c,21fのスタッドボルト21dを介し
て図4に示す容器3の挿通孔26に締結することが行わ
れている(例えば、実開平4ー93243号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、バッグ4の開口周縁部21
の袋部21a,21bにスタッドボルト21d付のリテ
イナ21c,21fを挿入する際、スタッドボルト21
d付であるためひっかかり易く作業効率が悪い上に、前
記バッグ4の開口周縁部21全てのスタッドボルト21
dを前記容器3の挿通孔26に挿入しナット24aで螺
合組付けするための工数がかかり、また部品点数も多い
という問題があった。
【0004】そこで、本発明はバッグ4をバッグ収納部
7への組付け作業性の向上と、部品点数の低減を図るこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載された発明は、開口部を有する容
器の上部にバッグ収納部が形成され、前記バッグの開口
周縁部が前記容器に取り付けられた車両用助手席エアバ
ッグ装置において、前記バッグは、バッグ本体と該バッ
グ本体の開口周縁部に取り付けられた樹脂クリップとを
有し、前記容器には、前記樹脂クリップが嵌合される嵌
合孔が形成されたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載された発明は、前記
容器のバッグ収納部が、四角形の筒状を呈し、エアバッ
グ装置配設状態で後方側に位置する、バッグ本体開口周
縁の一辺部に、前記樹脂クリップを設けたことを特徴と
している。
【0007】さらに、請求項3に記載された発明は、前
記嵌合孔が、スリット形状に形成される一方、前記樹脂
クリップは、弾性変形可能で、断面形状が略Y字形状に
形成され、該Y字の上部のV字の部分の一辺部が、前記
バッグ本体開口周縁部が取り付けられる取付部とされ、
V字の他の一辺部が前記嵌合孔に挿入されて引掛けられ
る引掛け部とされ、Y字の下部の一辺部がクリップ取付
時に前記引掛け部よりも前に前記嵌合孔に挿入される初
期挿入部としたことを特徴としている。
【0008】さらに、請求項4に記載された発明は、前
記樹脂クリップは、前記バッグ本体開口周縁部の布地で
包まれ、この包まれた状態で、前記嵌合孔に嵌合されて
いることを特徴としている。
【0009】さらにまた、請求項5に記載された発明
は、開口部を有する容器の上部にバッグ収納部が形成さ
れ、前記バッグの開口周縁部が前記容器に取り付けられ
た車両用助手席エアバッグ装置において、前記バッグ
は、開口周縁部に袋部が形成されたバッグ本体と、該袋
部に挿入可能なシャフトを有し、前記容器には、前記シ
ャフトが挿入係止可能な挿入孔が形成されていることを
特徴としている。
【0010】そして、請求項6に記載された発明は、前
記容器のバッグ収納部が、四角形の筒状を呈し、エアバ
ッグ配設状態で後方側及び側面側の三辺部に、前記樹脂
クリップを設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1及び2に記載された発明によれば、前
記バッグ本体の開口周縁部には樹脂クリップが取付けら
れ前記容器には嵌合孔が形成されているので、前記樹脂
クリップは前記嵌合孔に嵌入するだけで締結することが
できる。
【0012】請求項3に記載された発明によれば、前記
樹脂クリップは弾性変形可能で略Y字断面形状をしてお
り、前記嵌合孔に樹脂クリップは初期挿入部から押し込
まれ引掛け部まで嵌入すると挿入時の変形が樹脂の弾性
力で元に戻り嵌合孔から抜けなくなる。
【0013】請求項4に記載された発明によれば、バッ
グ展開時に、樹脂クリップ嵌合部位に荷重が作用する
と、バッグ布の部分が張り、嵌合孔周縁部に強く押し付
けられることにより、その荷重の一部が負担されること
により、樹脂クリップに作用する荷重が軽減される。し
かも、もし、樹脂クリップが破断したとしても、嵌合孔
の裏側に突出した樹脂クリップの一部もバッグ布で包ま
れているため、脱落することがなく、この突出した一部
が容器に引っ掛かった状態となっていることから、その
荷重を負担することができる。
【0014】請求項5及び6に記載された発明によれ
ば、前記バッグ開口周縁部に袋部を形成しているので前
記容器に設けた挿入孔より、前記バッグ開口周縁の袋部
に前記シャフトを挿入し係止することが出来るようにな
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0016】本発明の第1実施例を、図1乃至図7に基
づいて説明する。
【0017】図1は、助手席エアバッグ装置1全体の主
断面図であり、前記容器3の上部に形成されたバッグ収
納部7にバッグ4が収納され、容器3の下部に形成され
たインフレータ収納部6にインフレ−タ5が収納されて
いる。
【0018】この容器3は、容器本体と、この本体の両
側に設けられた側板との3部品から構成されている。
【0019】このインフレータ収納部6側は、以下に示
すようになっている。
【0020】すなわち、まず、インフレ−タ5は、円柱
形状を呈し、容器3のインフレータ収納部6の側面部に
形成された挿入開口9から挿入され、インフレ−タ先端
部に突設されているボルト20により容器3の他の側面
部10にナット24により螺合締結される。
【0021】より詳しくは、その挿入開口9の周縁部1
2には、図1及び図2に示すように、複数の切起し片1
3が一体に形成されている。この切起し片13は、周縁
部12からインフレータ収納部6内に向けて切り起こさ
れ、先端部側が多少挿入開口9の内側に入るように設定
されている。そして、この切起し片13は弾性変形可能
で、インフレ−タ5を弾性的に支持する構成とされてい
る。
【0022】図3は、インフレ−タ5の先端部及び挿入
先端側側面部10の形状を示している。
【0023】すなわち、インフレ−タ5の先端部には根
元に係止部14を有する突設ボルト20が設けられてい
る。また、突設ボルト20が挿入される前記容器3の挿
入先端側側面部10には、円筒状に絞り出されたボス部
10aが形成され、その中央部には前記突設ボルト20
が挿入されるボルト孔15が形成され、該ボルト孔15
の周縁部15aに切起され一体に形成された被係止部1
6が形成されている。
【0024】この被係止部16の間にインフレ−タ5に
設けられた突設ボルト20の係止部14が嵌入され、ナ
ット24で螺合締結された時には、インフレ−タ5はガ
スの射出方向の規定に合致するように、インフレータ回
転軸方向の位置決めを行うことができる。
【0025】さらに、このインフレータ収納部6の上部
の中央部には、バッグ支持金具17が掛け渡され、この
バッグ支持金具17には、バッグ4を支える支持フラン
ジ17aが形成されている。
【0026】次に、バッグ収納部7側は、以下のように
なっている。
【0027】すなわち、バッグ収納部7は、前記インフ
レータ収納部6より、長手方向において大きく形成さ
れ、バッグ収納部7とインフレータ収納部6との間に
は、段部が形成され、この段部の上面部が、折り畳まれ
たバッグ4の両側部を支持する棚部41となっている。
【0028】そして、長方形状を呈する容器3の長手方
向の一側面及び棚部41に、スリット形状の嵌合孔23
が複数形成され、これら嵌合孔23に、バッグ4の開口
周縁部21に取り付けられた樹脂クリップ22(詳細は
後述する)が係止されるようになっている。
【0029】また、前記容器3の長方形の残りの一側面
には、挿通孔26が計4箇所形成されている。更に、嵌
合孔23が形成された一側面の上部側には、スタッドボ
ルト27が突設されている。
【0030】一方、バッグ4は、図7に示すように、袋
形状に成形されたバッグ本体4aと、このバッグ本体4
aの長方形状の開口周縁部21に取り付けられた樹脂ク
リップ22、リテーナ21cとから構成されている。こ
の樹脂クリップ22は、開口周縁部21の3辺に縫製さ
れると共に、リテーナ21cは、他の一辺の袋形状に形
成された袋部31内に挿入されている。このリテーナ2
1cには、複数のスタッドボルト21dが突設され、袋
部31に形成された孔から突出されるようになってい
る。
【0031】また、前記樹脂クリップ22は、弾性変形
可能で、断面形状が略Y字形状に形成されている。樹脂
クリップ22の材質としては、可撓性を持ち、しかも零
下でも高衝撃性を有する例えば、ナイロン11・熱可塑
性ポリウレタン樹脂等の合成樹脂を使用している。この
樹脂クリップの採用は、バッグ4の安全上の展開方向か
ら上側に力と熱が掛かるので、上側にはリテ−ナ21c
によるボルト止めを採用しているが、他は前記材料選定
により取付性のよい樹脂製のクリップ22で十分使用に
耐えるものである。
【0032】そして、このY字の上部のV字の部分の一
辺部が、前記バッグ本体開口周縁部21に縫製される取
付部22aとされ、V字の他の一辺部が前記嵌合孔23
に挿入されて引掛けられる引掛け部22cとされ、更
に、Y字の下部の一辺部が樹脂クリップ22取付時に前
記引掛け部22cよりも前に前記嵌合孔23に挿入され
る初期挿入部22bとされている。
【0033】次に、インフレータ5及びバッグ4の収納
方法について説明する。
【0034】まず、インフレータ5の収納方法について
説明する。インフレータ5は、容器3の挿入開口9の側
方から挿入する。この場合には、インフレータ5の周囲
には、複数の切起し片13が当接し、このインフレータ
がこれら切起し片13により弾性的に支持された状態
で、挿入されて行く。そして、突設ボルト20の根元の
係止部14を、容器3の挿入先端側側面部10の被係止
部16に挿入係止した後、インフレ−タ先端突設ボルト
20にナット24を螺合させる。その係止により、イン
フレータ5は回転軸方向の位置決めがなされ、所定の位
置にセットされる。
【0035】次に、バッグ4の開口周縁部21の袋部3
1にリテーナ21cを挿入した状態で、容器3内に挿入
して、スッタドボルト21dを容器3の挿通孔26内に
挿入すると共に、樹脂クリップ22を嵌合孔23に嵌合
させる。この嵌合は、まず、樹脂クリップ22の初期挿
入部22bを嵌合孔23に挿入し、次いで、図6中矢印
方向に押して、引掛け部22cを弾性変形させて、この
引掛け部22cを容器3の開口部2の周縁に係止させ
る。このように樹脂クリップ22を使用することによ
り、簡単にバッグ4の取付けができることとなる。
【0036】その後、この組立体を車体に固定すると共
に、蓋体50の脚部孔50aにスタッドボルト21d,
27を挿入して、このボルトにナット26aを螺合させ
ることにより、蓋体50を装着して組付けを完了する。
【0037】かかる構成のエアバッグ装置1の使用時に
は、インフレータ5からガスが射出することにより、エ
アバッグ4が展開し、この時の圧力で、蓋体が切込み部
50bから開破して、バッグ4が車室内に展開する。
【0038】この場合、ガス射出と同時に、熱も発生す
るが、樹脂クリップ22はコーティングされたバッグ4
の開口周縁部21で下側が覆われているため、熱により
樹脂クリップ22に悪影響が現われることはない。
【0039】また、バッグ支持金具17にバッグ4を支
える支持フランジ17aを形成することにより、この支
持フランジ17aにより、バッグ4の中央部を上方に持
ち上げることにより、この中央部を蓋体50の裏面側に
当接させることにより、蓋体50の切込み部分50bの
落込みを防止できる。しかも、このバッグ支持金具17
は、バッグ4がガス射出で展開するときの拡張力で容器
3の変形するのを防止する強度部材としての効果も発揮
する。
【0040】また、図8及び図9には、この発明の第2
実施例を示す。
【0041】この実施例は、第1実施例と比較すると、
樹脂クリップ22がエアバッグ4の開口周縁部21の布
地で覆われている点で異なっている。
【0042】すなわち、樹脂クリップ22が、まず、バ
ッグ4補強用の補助布35の一部を適宜延長して袋状に
形成した布地で包まれ、更に、この上側がバッグ4の一
部を適宜延長して袋状に形成した布地で包まれている。
そして、樹脂クリップ22の取付部22aが第1縫製部
36で、補助布35及びバッグ4布に縫製されていると
共に、補助布35及びバッグ4布が折り返されて重ね合
わされた部分が第2縫製部37で縫製されている。この
縫製状態では、部位38は、樹脂クリップ22の鋭角の
角部22d内側に沿っておらず、多少、張った状態とな
っている。なお、符号39は、第2縫製部37により縫
製されたバッグ4耐熱用の防炎布である。
【0043】かかる樹脂クリップ22を、容器3の長手
方向の両端部に設けられた棚部41の嵌合孔23に嵌合
すると、図9に示すように、この嵌合孔23周縁部と樹
脂クリップ22との間に、バッグ4布等が介在し、部位
38は、嵌合孔23周縁部に押されて、樹脂クリップ2
2の鋭角の角部22dの内側に多少強制的に押し込まれ
た状態となる。
【0044】このようにすれば、バッグ4展開時に、矢
印方向の荷重(バッグ4膨張展開時の引張り荷重)が作
用すると、部位38が延び、嵌合孔23周縁部に強く押
し付けられることにより、樹脂クリップ22に作用する
荷重の一部が負担され、第1実施例より、樹脂クリップ
22のネック部22eに作用する荷重が軽減される。し
かも、もし、樹脂クリップ22のネック部22eが低温
脆化により破断したとしても、初期挿入部22bと引掛
け部22cはバッグ4布等で包まれているため、脱落す
ることがなく、それら初期挿入部22bと引掛け部22
cが容器3に引っ掛かった状態となっていることから、
バッグ4を確実に係止することができる。
【0045】してみれば、樹脂クリップ22は低温脆化
特性の等級を下げることができ、安価な材料を使用する
ことも可能となる。
【0046】なお、この実施例では、容器棚部41の嵌
合孔23に嵌合される樹脂クリップ22をバッグ開口周
縁部21で包んだが、他の部分の樹脂クリップ22であ
っても良いことは勿論である。また、この樹脂クリップ
22の形状は、この実施例に限定されず、嵌合孔23に
嵌合する形状のもので有れば良い。
【0047】他の構成及び作用は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0048】また、図10には、この発明の第3実施例
を示す。
【0049】第1実施例では、バッグ本体開口周縁部2
1の長手方向の一辺部に樹脂クリップ22が設けられて
いるのに対し、この実施例では、この一辺部にも他辺部
と同様に袋部31dが形成され、この袋部31dにシャ
フト32が挿入可能となっている点で異なっている。
【0050】そして、このシャフト32は、容器3の両
側壁の助手席側に形成された挿入孔33、及び真ん中に
掛け渡されたバッグ支持金具17に形成されたガイド孔
18に、容器3の側方から挿入係止可能となっている。
【0051】バッグ収納時には、容器3の側方からシャ
フト32を挿入孔33に挿入すると共に、バッグ4の袋
部31dに挿入し、挿入が完了した後、係止ボルト19
により、このシャフト32を固定する。なお、バッグ4
の袋部31dはバッグ支持金具17との干渉を避けるた
め中央部に切欠部21eを設けている。
【0052】このようにシャフト32を挿入するだけ
で、簡単にバッグ4の開口周縁部21の一辺部が固定で
きる。
【0053】他の構成及び作用は第1実施例と同様であ
るので説明を省略する。
【0054】なお、上記各実施例では、開口周縁部21
の一辺部に樹脂クリップ22やシャフト32を設けた
が、他の辺に設けても良いことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】請求項1及び2に記載された発明によれ
ば、前記容器に形成された嵌合孔に、バッグ本体の開口
周縁部に取り付けられた樹脂クリップをワンタッチに嵌
入しバッグ収納が出来るので、組み付け工数を格段に低
減することができる。
【0057】請求項3に記載された発明によれば、樹脂
クリップを装着し易く、且つ、外れ難い。
【0058】請求項4に記載された発明によれば、バッ
グ展開時に、樹脂クリップ嵌合部位に荷重が作用する
と、バッグ布の部分が張り、嵌合孔周縁部に強く押し付
けられることにより、その荷重の一部が負担されること
により、樹脂クリップに作用する荷重が軽減される。し
かも、もし、樹脂クリップが破断したとしても、嵌合孔
の裏側に突出した樹脂クリップの一部もバッグ布で包ま
れているため、脱落することがなく、この突出した一部
が容器に引っ掛かった状態となっていることから、その
荷重を負担することができる。
【0059】請求項5及び6に記載された発明によれ
ば、前記バッグ開口周縁部の袋部にリテーナを挿入して
前記容器に締結していたリテーナの替わりに、シャフト
を容器の挿入孔より挿入させ該容器に袋部を係止するだ
けでよく、作業性の悪いリテーナを使用するよりも組付
け作業性が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すのエアバッグ装置
の主断面図である。
【図2】同実施例のインフレ−タ挿入側側面部の斜視図
である。
【図3】同実施例のインフレ−タ挿入先端側側面部の斜
視図である。
【図4】同実施例のエアバッグ装置の容器を示す斜視図
である。
【図5】同実施例のエアバッグ装置の断面図である。
【図6】同実施例を示す図5のA部詳細図である。
【図7】同実施例を示すバッグの開口周縁部を示す斜視
図である。
【図8】この発明の第2実施例を示すエアバッグ開口周
縁部の断面図である。
【図9】同第2実施例を示す樹脂クリップ嵌合状態の断
面図である。
【図10】この発明の第3実施例を示す、バッグの開口
周縁部にシャフトを挿入係止した状態の説明図である。
【図11】従来のバッグの開口周縁部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用助手席エアバッグ装置 2 開口部 3 容器 4 バッグ 7 バッグ収納部 21 バッグ開口周縁部 22 樹脂クリップ、 22a 取付部、 22b 初期挿入部、 2
2c 引掛け部 23 嵌合孔 31d 袋部 32 シャフト 33 挿入孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する容器の上部にバッグ収納
    部が形成され、前記バッグの開口周縁部が前記容器に取
    り付けられた車両用助手席エアバッグ装置において、 前記バッグは、バッグ本体と該バッグ本体の開口周縁部
    に取り付けられた樹脂クリップとを有し、 前記容器には、前記樹脂クリップが嵌合される嵌合孔が
    形成されたことを特徴とする車両用助手席エアバッグ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記容器のバッグ収納部は、四角形の筒
    状を呈し、エアバッグ装置配設状態で後方側に位置す
    る、バッグ本体開口周縁の一辺部に、前記樹脂クリップ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用助手席
    エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌合孔は、スリット形状に形成され
    る一方、前記樹脂クリップは、弾性変形可能で、断面形
    状が略Y字形状に形成され、該Y字の上部のV字の部分
    の一辺部が、前記バッグ本体開口周縁部が取り付けられ
    る取付部とされ、 V字の他の一辺部が前記嵌合孔に挿入されて引掛けられ
    る引掛け部とされ、Y字の下部の一辺部がクリップ取付
    時に前記引掛け部よりも前に前記嵌合孔に挿入される初
    期挿入部としたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    車両用助手席エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂クリップは、前記バッグ本体開
    口周縁部の布地で包まれ、この包まれた状態で、前記嵌
    合孔に嵌合されていることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか一つに記載の車両用助手席エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 開口部を有する容器の上部にバッグ収納
    部が形成され、前記バッグの開口周縁部が前記容器に取
    り付けられた車両用助手席エアバッグ装置において、 前記バッグは、開口周縁部に袋部が形成されたバッグ本
    体と、該袋部に挿入可能なシャフトを有し、 前記容器には、前記シャフトが挿入係止可能な挿入孔が
    形成されていることを特徴とする車両用助手席エアバッ
    グ装置。
  6. 【請求項6】 前記容器のバッグ収納部は、四角形の筒
    状を呈し、エアバッグ配設状態で後方側に位置する、前
    記バッグ本体開口周縁の一辺部に、前記シャフト挿入可
    能な袋部を設けたことを特徴とする請求項5記載の車両
    用助手席エアバッグ装置。
JP7115448A 1994-07-11 1995-05-15 車両用助手席エアバッグ装置 Pending JPH0880798A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7115448A JPH0880798A (ja) 1994-07-11 1995-05-15 車両用助手席エアバッグ装置
US08/500,440 US5597176A (en) 1994-07-11 1995-07-10 Passenger-side airbag device for a vehicle
GB9514134A GB2291015B (en) 1994-07-11 1995-07-11 Passenger-side airbag device for a vehicle
KR1019960011343A KR960040880A (ko) 1995-05-15 1996-04-16 차량용 조수석 에어백 장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15887494 1994-07-11
JP6-158874 1994-07-11
JP7115448A JPH0880798A (ja) 1994-07-11 1995-05-15 車両用助手席エアバッグ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0880798A true JPH0880798A (ja) 1996-03-26

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ID=26453949

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE29701337U1 (de) * 1997-01-14 1997-03-20 Petri Ag Anordnung zur Befestigung eines Gasgenerators, insbesondere eines Rohrgasgenerators in einem Gehäuse, insbesondere in einem Diffusor eines Airbagmoduls
US6587523B1 (en) 1998-06-12 2003-07-01 Nec Corporation Radio signal receiving apparatus and a method of radio signal reception

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