JPH0880723A - 車両用空調装置のエアミックスドア制御装置 - Google Patents

車両用空調装置のエアミックスドア制御装置

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JPH0880723A
JPH0880723A JP24222694A JP24222694A JPH0880723A JP H0880723 A JPH0880723 A JP H0880723A JP 24222694 A JP24222694 A JP 24222694A JP 24222694 A JP24222694 A JP 24222694A JP H0880723 A JPH0880723 A JP H0880723A
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JP
Japan
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temperature
air conditioner
mode
evaporator
immediately
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JP24222694A
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Hideo Machida
英夫 町田
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサの駆動が許容されるエアコンオ
ンモードからコンプレッサの駆動が禁止されるエアコン
オフモードに変化した場合に、エバポレータ直後の温度
変化を適切に推定してエアミックスドアを制御する。 【構成】 エバポレータ温度想定手段1は、エバポレー
タ直後の温度として、エアコンオンモード時に第1の温
度値を、エアコンオフモード時に第2の温度値を与え
る。エアコンオンモードからエアコンオフモードに変化
した場合に、エバポレータ温度演算手段2が、第1の温
度値と第2の温度値との間の偏差およびファン電圧に応
じてエバポレータ直後の温度変化の時定数をファジィ推
論し、これに基づいてエバポレータ直後の温度を演算す
る。エアミックスドア制御手段3は、演算されたエバポ
レータ直後の温度に基づいてエアミックスドアを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置のエア
ミックスドア制御装置に関し、より詳しくは、エバポレ
ータの凍結防止のための電子サーモスイッチのみを有
し、エバポレータ直後の温度を検出するための温度セン
サは備えていない車両用空調装置のエアミックスドア制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する従来技術のひとつとし
て、実開平3−114410号公報に記載の車両用オー
トエアコンのエアミックスドア制御装置がある。これ
は、コンプレッサがオンからオフに変化した場合に、所
定時間遅延させてエアミックスドアを目標開度に対して
クール側に補正することを開示している。これにより、
コンプレッサのオフ直後にエアミックスドアをクール側
に補正することによる弊害、すなわち、エバポレータの
残留冷気による吹出し温度の低下を防止して、吹出し温
度の変動を抑制しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、コンプレッサがオンからオフに変化した場合に常に
所定時間遅延させてエアミックスドアがクール側に補正
されるだけであり、エバポレータ直後の温度の変化に応
じてエアミックスドアが補正されるものではなないの
で、ファン風量の違いや、コンプレッサのオン時とオフ
時との間のエバポレータ直後の温度の偏差の違いで、吹
出し温度に変動が生じるという問題がある。コンプレッ
サがオンからオフになった場合に、ファン風量が小であ
ればエバポレータ直後の温度変化は緩やかであり、ファ
ン風量が大きくなればエバポレータ直後の温度変化は速
くなる。また、コンプレッサがオンからオフになった場
合に、コンプレッサのオン時とオフ時との間のエバポレ
ータ直後の温度の偏差が小であれば温度差が少ないので
エバポレータ直後の温度変化は緩やかになり、偏差が大
きくなればエバポレータ直後の温度変化は速くなる。上
記従来技術によれば、ファン風量やコンプレッサのオン
時とオフ時との間のエバポレータ直後の温度の偏差と無
関係に、常に所定時間遅延させるだけであるので、例え
ば、ファン風量が小の場合に、エバポレータ直後の温度
があまり変化していないにも拘らず、所定時間の経過で
エアミックスドアがクール側に補正されて吹出し温度が
低下したり、また、ファン風量が大の場合に、所定時間
がくるまえにエバポレータ直後の温度が上り、吹出し温
度が高くなるなどの問題を生じることとなる。
【0004】本発明は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、コンプレッサの駆動が許容されるエア
コンオンモードからコンプレッサの駆動が禁止されるエ
アコンオフモードに変化した場合に、エバポレータ直後
の温度の変化を適切に推定してエアミックスドアを制御
することができる車両用空調装置のエアミックスドア制
御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、図1
に示すように、エバポレータ直後の温度として、コンプ
レッサの駆動が許容されるエアコンオンモードの場合に
第1の温度値を与え、コンプレッサの駆動が禁止される
エアコンオフモードの場合に第2の温度値を与えるエバ
ポレータ温度想定手段1と、エアコンオンモードからエ
アコンオフモードへの変化に応答してエバポレータ直後
の温度変化を演算するエバポレータ温度演算手段2であ
って、前記第1の温度値と前記第2の温度値との間の偏
差およびブロアへの印加電圧であるファン電圧を前件部
変数とし、エアコンオンモードからエアコンオフモード
に変化した場合のエバポレータ直後の温度変化の時定数
を後件部変数として、与えられた偏差およびファン電圧
に対して最適な時定数をファジィ推論し、ファジィ推論
された時定数に基づいてエバポレータ直後の温度を演算
する前記エバポレータ温度演算手段2と、前記エバポレ
ータ温度演算手段2に応答し、演算されたエバポレータ
直後の温度に基づいてエアミックスドアの開度を制御す
るエアミックスドア制御手段3とを有する車両用空調装
置のエアミックスドア制御装置によって、上記目的を達
成する。
【0006】また、本発明においては、図2に示すよう
に、エバポレータ直後の温度として、コンプレッサの駆
動が許容されるエアコンオンモードの場合に第1の温度
値を与え、コンプレッサの駆動が禁止されるエアコンオ
フモードの場合に第2の温度値を与えるエバポレータ温
度想定手段1と、エアコンオンモードからエアコンオフ
モードへの変化に応答してエバポレータ直後の温度変化
を演算する第1のエバポレータ温度演算手段2であっ
て、前記第1の温度値と前記第2の温度値との間の偏差
およびブロアへの印加電圧であるファン電圧を前件部変
数とし、エアコンオンモードからエアコンオフモードに
変化した場合のエバポレータ直後の温度変化の時定数を
後件部変数として、与えられた偏差およびファン電圧に
対して最適な時定数をファジィ推論し、ファジィ推論さ
れた時定数に基づいてエバポレータ直後の温度を演算す
る前記第1のエバポレータ温度演算手段2と、エアコン
オフモードからエアコンオンモードへの変化に応答して
エバポレータ直後の温度変化を演算する第2のエバポレ
ータ温度演算手段4であって、所定の時定数に基づいて
エバポレータ直後の温度を演算する前記第2のエバポレ
ータ温度演算手段4と、前記第1および第2のエバポレ
ータ温度演算手段2,4に応答し、演算されたエバポレ
ータ直後の温度に基づいてエアミックスドアの開度を制
御するエアミックスドア制御手段5とを有する車両用空
調装置のエアミックスドア制御装置によって、上記目的
を達成する。
【0007】
【作用】図1の構成によれば、コンプレッサの駆動が許
容されるエアコンオンモードからコンプレッサの駆動が
禁止されるエアコンオフモードに変化した場合に、エバ
ポレータ温度想定手段によって与えられる第1の温度値
と第2の温度値との間の偏差およびファン電圧に応じ
て、エアコンオンモードからエアコンオフモードに変化
した場合のエバポレータ直後の温度変化の時定数がファ
ジィ推論され、推論された時定数に基づいてエバポレー
タ直後の温度が演算され、この演算されたエバポレータ
直後の温度に基づいてエアミックスドアが制御される。
そのため、ファン電圧および偏差に応じたエアミックス
ドアの制御が可能となり、より快適な空調を提供するこ
とができる。
【0008】図2の構成によれば、上述の制御に加え
て、エアコンオフモードからエアコンオンモードに変化
した場合に、所定の時定数に基づいてエバポレータ直後
の温度が演算され、この演算されたエバポレータ直後の
温度に基づいてエアミックスドアが制御される。
【0009】
【実施例】図3は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。
【0010】図において、10は車両用空調システムの
ダクトで、その内部に、ブロア11とエバポレータ12
とヒータコア13とが配設されている。ブロア11はコ
ントロールユニット14によって風量制御が行なわれる
ようになっている。エバポレータ12およびヒータコア
13はブロア11の下流に配設されており、それらの間
に、冷気と暖気との混合割合を調節するためのエアミッ
クスドア15が設けられている。エアミックスドア15
は、コントロールユニット14の制御下におかれたアク
チュエータ16を介して、開度制御が行なわれるように
なっている。ダクト10の最上流には内外気の導入選択
を行なうインテークドア17が設けられており、コント
ロールユニット14の制御下におかれたアクチュエータ
18を介して、内外気の導入選択が行なわれるようにな
っている。ダクト10の最下流には、ベント吹出しおよ
びデフ吹出しを制御するモードドア19と、ヒート吹出
しを制御するモードドア20とが設けられており、コン
トロールユニット14の制御下におかれたアクチュエー
タ21を介して、吹出しモードの制御が行なわれるよう
になっている。22はコンプレッサで、コントロールユ
ニット14によって制御されるマグネットクラッチ23
により、図示しないエンジンとの結合がオン/オフされ
るようになっている。
【0011】24はエバポレータ12の直後に設けられ
た電子サーモスイッチで、エバポレータ12の凍結防止
のためのコンプレッサオン/オフ信号をコントロールユ
ニット14に与える。25は外気温センサで、外気温度
をコントロールユニット14に与える。26は日射セン
サで、日射量をコントロールユニット14に与える。2
7は室温センサで、車両の室内温度をコントロールユニ
ット14に与える。28は温度設定器で、設定温度をコ
ントロールユニット14に与える。29はエアコンスイ
ッチで、コンプレッサ22の駆動を許容するエアコンオ
ンモード信号、または、コンプレッサ22の駆動を禁止
するエアコンオフモード信号をコントロールユニット1
4に与える。30はファンスイッチで、ブロア18のオ
ン/オフ信号および吹出し風量のマニュアル設定信号を
コントロールユニット14に与える。コントロールユニ
ット14には、更に、図示しないエンジン側コントロー
ルユニットから、イグニッションスイッチのオン/オフ
を表わすイグニッション情報、および、コンプレッサ2
2をオフさせるコンプレッサカット情報を入力する。コ
ンプレッサカット情報は、急加速時や登坂時などにコン
プレッサ22を一時的にオフするためにエンジン側コン
トロールユニットから与えられる信号である。
【0012】コントロールユニット14は、マイクロコ
ンピュータ31を内蔵しており、外気温度,日射量,室
内温度および設定温度に基づいて車両室内を設定温度に
制御すべき熱負荷の量を表わす総合信号を演算し、この
総合信号に基づいて車両室内が設定温度となるようにエ
アミックスドア15,モードドア19,20およびブロ
ア11等を制御する、周知の機能を有している。コント
ロールユニット14は更に、次のような機能を有してい
る。コンプレッサ22の駆動が許容されるエアコンオン
モードの場合にエバポレータ12直後の温度として所定
値(本例では3℃)を与え、コンプレッサ22の駆動が
禁止されるエアコンオフモードの場合には、インテーク
ドア17が外気導入であればエバポレータ12直後の温
度として外気温度+αを与え、インテークドア17が内
気導入であればエバポレータ12直後の温度として室内
温度を与える。インテークドア17が外気導入の場合に
与えられる外気温度+αは、外気温度がエンジンまわり
の熱で暖められることを考慮したものである。エアコン
オンモードからエアコンオフモードに変化した場合に、
エアコンオンモード時のエバポレータ直後の温度(3
℃)とエアコンオフモード時のエバポレータ直後の温度
(外気温度+αまたは室内温度)との間の偏差を演算す
ると共にブロア11への印加電圧であるファン電圧を認
識し、マイクロコンピュータ31の内部メモリに格納さ
れている制御ルールおよびメンバーシップ関数に基づい
て、偏差およびファン電圧に対して最適なエバポレータ
12直後の温度変化の時定数をファジィ推論し、ファジ
ィ推論された時定数に基づいてエバポレータ12直後の
温度を演算し、これに基づいてエアコンオンモードから
エアコンオフモードに変化した場合のエアミックスドア
15の制御を行なう。エアコンオフモードからエアコン
オンモードに変化した場合に所定の時定数に基づいてエ
バポレータ12直後の温度を演算し、これに基づいてエ
アコンオフモードからエアコンオンモードに変化した場
合のエアミックスドア15の制御を行なう。
【0013】図4はマイクロコンピュータ31の内部メ
モリに格納されている制御ルールを示す図である。エア
コンオンモード時のエバポレータ直後の温度(3℃)と
エアコンオフモード時のエバポレータ直後の温度(外気
温度+αまたは室内温度)との間の偏差ΔTE は、ZR
=偏差0,PS=偏差小,PM=偏差中,PL=偏差大
の4つのファジィ集合に分けられ、ブロア11への印加
電圧であるファン電圧VFAN は、ZR=ファン電圧0,
PS=ファン電圧小,PM=ファン電圧中,PL=ファ
ン電圧大の4つのファジィ集合に分けられており、偏差
ΔTE およびファン電圧VFAN のファジィ集合が交わる
箇所に、ZR=時定数0,PS=時定数小,PM=時定
数中,PL=時定数大の4つのファジィ集合でエバポレ
ータ12直後の温度変化の時定数τが設定されている。
制御ルールは、偏差ΔTE とファン電圧VFAN とを前件
部変数とし時定数τを後件部変数とする2入力1出力の
IF−THENルールで、本例では16ルールを有し、
言語表現すれば、例えば、 ルール1:偏差ΔTE が0でファン電圧VFAN が0であ
れば、時定数τを0にする、 ルール2:偏差ΔTE が小でファン電圧VFAN が小であ
れば、時定数τを大にする、 ルール3:偏差ΔTE が中でファン電圧VFAN が中であ
れば、時定数τを中にする、 ルール4:偏差ΔTE が大でファン電圧VFAN が大であ
れば、時定数τを小にする、 などのように表わされる。エバポレータ12直後の温度
変化の時定数τは、偏差ΔTE が大になるほど、また、
ファン電圧VFAN が大になるほど小となり、偏差ΔTE
が小になるほど、また、ファン電圧VFAN が小になるほ
ど大となる。時定数τを小にすることはエバポレータ1
2直後の温度変化が急峻になることを意味し、大にする
ことはエバポレータ12直後の温度変化が緩やかになる
ことを意味する。これは、エアコンオンモードからエア
コンオフモードになった場合、偏差ΔTE が大になるほ
どエバポレータ12直後の温度は変化しやすくなり、ま
た、ファン風量が大になるほどエバポレータ12直後の
温度は変化しやすくなるためである。
【0014】図5,図6および図7はマイクロコンピュ
ータ31の内部メモリに格納されているメンバーシップ
関数を示す図で、図5は偏差ΔTE に対するファジィ集
合ZR,PS,PM,PLのメンバーシップ関数、図6
はファン電圧VFAN に対するファジィ集合ZR,PS,
PM,PLのメンバーシップ関数、図7は時定数τに対
するファジィ集合ZR,PS,PM,PLのメンバーシ
ップ関数を示している。
【0015】図8は図3の構成におけるエアコンオンモ
ードとエアコンオフモードの説明図である。コントロー
ルユニット14は、外気温度判断,ブロア11のオン/
オフ判断,エアコンスイッチ29のオン/オフ判断およ
びエンジン側コントロールユニットからのコンプレッサ
カット情報の有無に応じて、コンプレッサ22の駆動を
許容するエアコンオンモード、または、コンプレッサ2
2の駆動を禁止するエアコンオフモードを選択する。外
気温度判断では、本例では、外気温度が−1℃以上にな
るとA領域となり、−5℃以下になるとB領域になるよ
うなヒステリシスをもたせた外気温度判断により、A領
域であれば次のブロア11のオン/オフ判断に入り、B
領域であればエアコンオフモードに入る。ブロア11の
オン/オフ判断では、ブロア11がオンであれば次のエ
アコンスイッチ29のオン/オフ判断に入り、ブロア1
1がオフであればエアコンオフモードに入る。エアコン
スイッチ29のオン/オフ判断では、エアコンスイッチ
29がオンであれば次のエンジン側コントロールユニッ
トからのコンプレッサカット情報の有無判断に入り、エ
アコンスイッチ29がオフであればエアコンオフモード
に入る。エンジン側コントロールユニットからのコンプ
レッサカット情報の有無判断では、コンプレッサカット
情報がなければ電子サーモスイッチ24によるコンプレ
ッサ22のオン/オフを介在させたエアコンオンモード
に入り、コンプレッサカット情報があればエアコンオフ
モードに入る。すなわち、コントロールユニット14
は、外気温度がA領域でブロア11がオンでエアコンス
イッチ29がオンで更にエンジン側コントロールユニッ
トからコンプレッサカット情報がない場合にエアコンオ
ンモードとなり、外気温度がB領域またはブロア11が
オフまたはエアコンスイッチ29がオフまたはエンジン
側コントロールユニットからコンプレッサカット情報が
あることでエアコンオフモードになる。
【0016】図9,図10,図11および図12は図3
のコントロールユニット14のフローチャートで、図9
の端子A,Bは図10の同符号の端子に接続され、図1
0の端子C,Dは図12の同符号の端子に接続される。
図11は図10のステップの処理を示している。以下、
図9〜図12を併用して図3の構成におけるエアミック
スドア15の制御処理を説明する。
【0017】今、イグニッションスイッチがオフからオ
ンに操作されたとすると、ステップ40からステップ4
1に入り、フラグF1 ,F2 が「0」に初期化される。
フラグF1 ,F2 は、後述するように、エアコンオンモ
ードからエアコンオフモードへの変化に伴う制御を行な
うか、エアコンオフモードからエアコンオンモードへの
変化に伴う制御を行なうかを判別するためのフラグで、
フラグF1 は、エアコンオンモードからエアコンオフモ
ードへの変化で「1」にセットされ、所定時間(本例で
は30分)の経過で、もしくは、当該所定時間の間で再
びエアコンオンモードに変化することで「0」にリセッ
トされ、フラグF2 は、エアコンオフモードからエアコ
ンオンモードへの変化で「1」にセットされ、上記所定
時間の経過で、もしくは、当該所定時間の間で再びエア
コンオフモードに変化することで「0」にリセットされ
る。次いでステップ42に入り、外気温度,日射量,室
内温度および設定温度を取込み、ステップ43で車両室
内を設定温度に制御すべき熱負荷の量を表わす総合信号
Tを演算してステップ44に入る。
【0018】ステップ44ではエアコンオンモードかエ
アコンオフモードかを判断する。ステップ44でエアコ
ンオンモードであれば、ステップ45に入り、エバポレ
ータ12直後の温度TE として3℃を与える。ステップ
44でエアコンオフモードであれば、ステップ46に入
り、インテークドア17が外気導入か否かを判断し、外
気導入であればステップ47でエバポレータ12直後の
温度TE として外気温度+αを与え、内気導入であれば
ステップ48でエバポレータ12直後の温度TE として
室内温度を与える。次いでステップ49に入り、エアコ
ンモードが変化したか否か、すなわち、エアコンオンモ
ードからエアコンオフモードへの変化、または、エアコ
ンオフモードからエアコンオンモードへの変化が生じた
か否かを判断する。ここで、エアコンモードに変化がな
く、また、フラグF1 ,F2 が共に「0」であるとする
と、ステップ49からステップ50,51を経て図10
のステップ52に入る。ステップ52では、総合信号T
に基づいて T0F=aT+b (a,bは定数)により
目標吹出し温度T0Fを演算し、この目標吹出し温度
0F,ステップ45またはステップ47またはステップ
48で与えられたエバポレータ12直後の温度TE ,水
温および定数G,Fを用いて数式7によりエアミックス
ドア15の目標開度θを演算する。
【数7】 次いでステップ53に入り、エアミックスドア15が目
標開度θとなるように制御した後、ステップ40に戻
る。
【0019】ここで、エアコンオンモードからエアコン
オフモードに変化したとすると、ステップ49から図1
0のステップ54を経てステップ55に入り、フラグF
1 =1,F2 =0にセットし、ステップ56,57で内
部タイマをリセットし、ステップ58,59で内部タイ
マをスタートさせた後、ステップ60に入る。ステップ
60では、内部タイマに基づいてエアコンオンモードか
らエアコンオフモードに変化した後30分が経過したか
否かを判断し、経過していなければステップ61の時定
数τの演算処理に入り、図11の処理を開始する。
【0020】図11の処理では、先ずステップ610
で、ステップ45で与えられる3℃とステップ47また
は48で与えられる外気温度+αまたは室内温度との間
の偏差ΔTE を演算する。インテークドア17が外気導
入であれば{(外気温度+α)−3℃}の絶対値が偏差
ΔTE として与えられ、インテークドア17が内気導入
であれば(室内温度−3℃)の絶対値が偏差ΔTE とし
て与えられる。次いでステップ611でブロア11の印
加電圧であるファン電圧VFAN を入力し、次のステップ
612で偏差ΔTE およびファン電圧VFAN に対する各
制御ルールの前件部の適合度Wi (i=1〜16)を演
算する。すなわち、各制御ルールに対して、偏差ΔTE
に対するファジィ集合ZR〜PLのメンバーシップ関数
が判定するメンバーシップ値と、ファン電圧VFAN に対
するファジィ集合ZR〜PLのメンバーシップ関数が判
定するメンバーシップ値とを求め、これらのメンバーシ
ップ値のうちの最小値を選択することによって、各制御
ルールの適合度Wi を求める。例えば、偏差ΔTE が8
℃で、ファン電圧VFAN が5Vであったとすると、「偏
差ΔTE が小(PS)でファン電圧VFAN が小(PS)
であれば、時定数τを大(PL)にする」という制御ル
ール2に対して、偏差ΔTE に対するファジィ集合PS
のメンバーシップ関数が判定する適合度は0.3、ファ
ン電圧VFAN に対するファジィ集合PSのメンバーシッ
プ関数が判定する適合度は0.8となり、これらの最小
値である0.3が、制御ルール2の適合度として与えら
える。次いでステップ613に入り、各制御ルールの適
合度Wi を対応する制御ルールの後件部に反映させて、
各制御ルールの時定数τi (i=1〜16)を演算す
る。すなわち、各制御ルールの適合度Wi の高さで対応
する制御ルールの後件部の時定数τに対するファジィ集
合ZR〜PLのメンバーシップ関数を頭切りした台形波
関数を形成することによって、各制御ルールの時定数τ
i を求める。例えば、上述の制御ルール2を例にすれ
ば、時定数τに対するファジィ集合PLのメンバーシッ
プ関数を適合度0.3で頭切りすることによって得られ
る台形波関数が、制御ルール2の時定数として与えられ
る。次いでステップ614に入り、各制御ルールの適合
度Wi および時定数τi から、数式8を用いて、最終的
な時定数τを演算する。
【数8】 すなわち、ステップ613で得られた各制御ルールの推
論結果である台形波関数を重ね合わせ、その重心を求め
ることによって、最終的な時定数τを与える。
【0021】その後図10に戻ってステップ62に入
り、エバポレータ12直後の温度TEを演算する。TE
演算においては、先ず、エアコンオンモードからエアコ
ンオフモードへの変化でエバポレータ12直後の温度が
上昇していくのか下降していくのかを、インテークドア
17の状態および外気温度または室内温度に基づいて判
断する。すなわち、インテークドア17が外気導入であ
れば、外気温度がエアコンオンモード時のエバポレータ
直後の温度(本例では3℃)よりも大か小かを判別し、
外気温度が3℃より大であればエバポレータ12直後の
温度は上昇していくと認識し、小であれば下降していく
と認識する。インテークドア17が内気導入であれば、
室内温度が3℃よりも大か小かを判別し、大であれば上
昇、小であれば下降と認識する。そして、エバポレータ
12直後の温度が上昇していくと認識した場合には数式
9を用いてエバポレータ12直後の温度TE を演算し、
下降していくと認識した場合には数式10を用いてエバ
ポレータ12直後の温度TEを演算する。
【数9】
【数10】 数式9および10において、TE1はエアコンオンモード
時のエバポレータ直後の温度値で本例では3℃、TE2
エアコンオフモード時のエバポレータ直後の温度値で本
例ではインテークドア17が外気導入であれば外気温度
+αで内気導入であれば室内温度、tm はエアコンオン
モードからエアコンオフモードへの変化後の経過時間,
τはファジィ推論された時定数である。変化後の経過時
間tm はステップ59でスタートされた内部タイマから
認識される。
【0022】ステップ62のエバポレータ12直後の温
度TE の演算の後はステップ52に入り、演算されたT
E に基づいてエアミックスドア15の目標開度θを演算
し、ステップ53のエアミックスドアの制御を介してス
テップ40に戻る。このようなエアコンオンモードから
エアコンオフモードに変化した場合の制御は、変化後所
定時間(本例では30分)が経過するか、または、当該
所定時間の間で再びエアコンオンモードに変化するまで
の間、実行される。すなわち、変化後30分が経過する
と、ステップ60からステップ63に入り、フラグF1
が「0」にリセットされるので、エアコンオンモードか
らエアコンオフモードに変化した場合の制御は行なわれ
ることなく、ステップ50,51を経てステップ52に
入ることとなる。また、変化後30分が経過する前に再
びエアコンオンモードに変化すると、エアコンオンモー
ドからエアコンオフモードに変化した場合の制御は行な
われることなく、ステップ54からステップ64に入る
こととなる。
【0023】次に、エアコンオフモードからエアコンオ
ンモードに変化したとすると、ステップ49から図10
のステップ54を経て図12のステップ64に入り、フ
ラグF1 =0,F2 =1にセットし、ステップ65,6
6で内部タイマをリセットし、ステップ67,68で内
部タイマをスタートさせた後、ステップ69に入る。ス
テップ69では、内部タイマに基づいてエアコンオフモ
ードからエアコンオンモードに変化した後30分が経過
したか否かを判断し、経過していなければステップ70
に入り、所定の時定数τS をセットする。その後、図1
0のステップ62に入り、エバポレータ12直後の温度
E を演算する。TE 演算においては、先ず、エアコン
オフモードからエアコンオンモードへの変化でエバポレ
ータ12直後の温度が上昇していくのか下降していくの
かを、インテークドア17の状態および外気温度または
室内温度に基づいて判断する。すなわち、インテークド
ア17が外気導入であれば、外気温度がエアコンオンモ
ード時のエバポレータ直後の温度(本例では3℃)より
も大か小かを判別し、外気温度が3℃より大であればエ
バポレータ12直後の温度は下降していくと認識し、小
であれば上昇していくと認識する。インテークドア17
が内気導入であれば、室内温度が3℃よりも大か小かを
判別し、大であれば下降、小であれば上昇と認識する。
そして、エバポレータ12直後の温度が下降していくと
認識した場合には数式11を用いてエバポレータ12直
後の温度TE を演算し、上昇していくと認識した場合に
は数式12を用いてエバポレータ12直後の温度TE
演算する。
【数11】
【数12】 数式11および12において、TE1はエアコンオフモー
ド時のエバポレータ直後の温度値で本例ではインテーク
ドア17が外気導入であれば外気温度+αで内気導入で
あれば室内温度、TE2はエアコンオンモード時のエバポ
レータ直後の温度値で本例では3℃、tm はエアコンオ
フモードからエアコンオンモードへの変化後の経過時
間,τS は所定の時定数である。変化後の経過時間tm
はステップ68でスタートされた内部タイマから認識さ
れる。
【0024】ステップ62のエバポレータ12直後の温
度TE の演算の後はステップ52に入り、演算されたT
E に基づいてエアミックスドア15の目標開度θを演算
し、ステップ53のエアミックスドアの制御を介してス
テップ40に戻る。このようなエアコンオフモードから
エアコンオンモードに変化した場合の制御は、変化後所
定時間(本例では30分)が経過するか、または、当該
所定時間の間で再びエアコンオフモードに変化するまで
の間、実行される。すなわち、変化後30分が経過する
と、ステップ69からステップ71に入り、フラグF2
が「0」にリセットされるので、エアコンオフモードか
らエアコンオンモードに変化した場合の制御は行なわれ
ることなく、ステップ50,51を経てステップ52に
入ることとなる。また、変化後30分が経過する前に再
びエアコンオフモードに変化すると、エアコンオフモー
ドからエアコンオンモードに変化した場合の制御は行な
われることなく、ステップ54からステップ55に入る
こととなる。
【0025】上記実施例ではインテークドア17が内気
導入の場合にエバポレータ12直後の温度TE として室
内温度を与えるようにしたが、室内温度と略同様の温度
を与える設定温度+βで与えるように構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ンプレッサの駆動が許容されるエアコンオンモードから
コンプレッサの駆動が禁止されるエアコンオフモードに
変化した場合に、エバポレータ直後の温度として想定さ
れるエアコンオンモード時の第1の温度値とエアコンオ
フモード時の第2の温度値との間の偏差、および、ファ
ン電圧に応じて、エアコンオンモードからエアコンオフ
モードに変化した場合のエバポレータ直後の温度変化の
時定数をファジィ推論し、推論した時定数に基づいてエ
バポレータ直後の温度を演算し、これに基づいてエアミ
ックスドアを制御するように構成したので、エアコンオ
ンモードからオフモードに変化した場合に、エバポレー
タ直後の温度変化を適切に推定してエアミックスドアを
制御することができ、より快適な空調を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の構成図である。
【図2】図2は本発明の別の構成図である。
【図3】図3は本発明一実施例を示す構成図である。
【図4】図4は図3のマイクロコンピュータの内部メモ
リに格納されている制御ルールを示す図である。
【図5】図5は図3のマイクロコンピュータの内部メモ
リに格納されている、偏差に対するファジィ集合のメン
バーシップ関数を示す図である。
【図6】図6は図3のマイクロコンピュータの内部メモ
リに格納されている、ファン電圧に対するファジィ集合
のメンバーシップ関数を示す図である。
【図7】図7は図3のマイクロコンピュータの内部メモ
リに格納されている、時定数に対するファジィ集合のメ
ンバーシップ関数を示す図である。
【図8】図8は図3の構成におけるエアコンオンモード
とエアコンオフモードの説明図である。
【図9】図9は図3のコントロールユニットのフローチ
ャートである。
【図10】図10は図3のコントロールユニットのフロ
ーチャートで、端子A,Bは図9の同符号の端子に接続
される。
【図11】図11は図10のステップ61の処理を示す
フローチャートである。
【図12】図12は図3のコントロールユニットのフロ
ーチャートで、端子C,Dは図10の同符号の端子に接
続される。
【符号の説明】
11 ブロア 12 エバポレータ 14 コントロールユニット 15 エアミックスドア 17 インテークドア 31 マイクロコンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータ直後の温度として、コンプ
    レッサの駆動が許容されるエアコンオンモードの場合に
    第1の温度値を与え、コンプレッサの駆動が禁止される
    エアコンオフモードの場合に第2の温度値を与えるエバ
    ポレータ温度想定手段と、 エアコンオンモードからエアコンオフモードへの変化に
    応答してエバポレータ直後の温度変化を演算するエバポ
    レータ温度演算手段であって、前記第1の温度値と前記
    第2の温度値との間の偏差およびブロアへの印加電圧で
    あるファン電圧を前件部変数とし、エアコンオンモード
    からエアコンオフモードに変化した場合のエバポレータ
    直後の温度変化の時定数を後件部変数として、与えられ
    た偏差およびファン電圧に対して最適な時定数をファジ
    ィ推論し、ファジィ推論された時定数に基づいてエバポ
    レータ直後の温度を演算する前記エバポレータ温度演算
    手段と、 前記エバポレータ温度演算手段に応答し、演算されたエ
    バポレータ直後の温度に基づいてエアミックスドアの開
    度を制御するエアミックスドア制御手段とを有する車両
    用空調装置のエアミックスドア制御装置。
  2. 【請求項2】 前記エバポレータ温度想定手段が、前記
    第1の温度値として所定値を与え、前記第2の温度値と
    して、インテークドアが外気導入の場合に外気温度に基
    づく温度値を与え、インテークドアが内気導入の場合に
    設定温度に基づく温度値もしくは室内温度を与える請求
    項1に記載の車両用空調装置のエアミックスドア制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記エバポレータ温度演算手段が、エア
    コンオンモードからエアコンオフモードに変化した場合
    に、所定時間の間、もしくは、前記所定時間の間で且つ
    エアコンオンモードからエアコンオフモードに変化した
    後再びエアコンオンモードに変化するまでの間、駆動さ
    れる請求項1に記載の車両用空調装置のエアミックスド
    ア制御装置。
  4. 【請求項4】 前記エバポレータ温度演算手段が、エア
    コンオンモードからエアコンオフモードに変化した場合
    にエバポレータ直後の温度が上昇していくのか下降して
    いくのかを、インテークドアの状態および外気温度また
    は室内温度に基づいて判断し、エバポレータ直後の温度
    が上昇していく場合には演算式 【数1】 ここで、TE はエバポレータ直後の温度,TE2は前記第
    2の温度値,TE1は前記第1の温度値,tm はエアコン
    オンモードからエアコンオフモードへの変化後の経過時
    間,τはファジィ推論された時定数である、を用いてエ
    バポレータ直後の温度を演算し、エバポレータ直後の温
    度が下降していく場合には演算式 【数2】 ここで、TE はエバポレータ直後の温度,TE1は前記第
    1の温度値,TE2は前記第2の温度値,tm はエアコン
    オンモードからエアコンオフモードへの変化後の経過時
    間,τはファジィ推論された時定数である、を用いてエ
    バポレータ直後の温度を演算する請求項1に記載の車両
    用空調装置のエアミックスドア制御装置。
  5. 【請求項5】 エバポレータ直後の温度として、コンプ
    レッサの駆動が許容されるエアコンオンモードの場合に
    第1の温度値を与え、コンプレッサの駆動が禁止される
    エアコンオフモードの場合に第2の温度値を与えるエバ
    ポレータ温度想定手段と、 エアコンオンモードからエアコンオフモードへの変化に
    応答してエバポレータ直後の温度変化を演算する第1の
    エバポレータ温度演算手段であって、前記第1の温度値
    と前記第2の温度値との間の偏差およびブロアへの印加
    電圧であるファン電圧を前件部変数とし、エアコンオン
    モードからエアコンオフモードに変化した場合のエバポ
    レータ直後の温度変化の時定数を後件部変数として、与
    えられた偏差およびファン電圧に対して最適な時定数を
    ファジィ推論し、ファジィ推論された時定数に基づいて
    エバポレータ直後の温度を演算する前記第1のエバポレ
    ータ温度演算手段と、 エアコンオフモードからエアコンオンモードへの変化に
    応答してエバポレータ直後の温度変化を演算する第2の
    エバポレータ温度演算手段であって、所定の時定数に基
    づいてエバポレータ直後の温度を演算する前記第2のエ
    バポレータ温度演算手段と、 前記第1および第2のエバポレータ温度演算手段に応答
    し、演算されたエバポレータ直後の温度に基づいてエア
    ミックスドアの開度を制御するエアミックスドア制御手
    段とを有する車両用空調装置のエアミックスドア制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記エバポレータ温度想定手段が、前記
    第1の温度値として所定値を与え、前記第2の温度値と
    して、インテークドアが外気導入の場合に外気温度に基
    づく温度値を与え、インテークドアが内気導入の場合に
    設定温度に基づく温度値もしくは室内温度を与える請求
    項5に記載の車両用空調装置のエアミックスドア制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1のエバポレータ温度演算手段
    が、エアコンオンモードからエアコンオフモードに変化
    した場合に、所定時間の間、もしくは、前記所定時間の
    間で且つエアコンオンモードからエアコンオフモードに
    変化した後再びエアコンオンモードに変化するまでの
    間、駆動され、 前記第2のエバポレータ演算手段が、エアコンオフモー
    ドからエアコンオンモードに変化した場合に、前記所定
    時間の間、もしくは、前記所定時間の間で且つエアコン
    オフモードからエアコンオンモードに変化した後再びエ
    アコンオフモードに変化するまでの間、駆動される請求
    項5に記載の車両用空調装置のエアミックスドア制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1のエバポレータ温度演算手段
    が、エアコンオンモードからエアコンオフモードに変化
    した場合にエバポレータ直後の温度が上昇していくのか
    下降していくのかを、インテークドアの状態および外気
    温度または室内温度に基づいて判断し、エバポレータ直
    後の温度が上昇していく場合には演算式 【数3】 ここで、TE はエバポレータ直後の温度,TE2は前記第
    2の温度値,TE1は前記第1の温度値,tm はエアコン
    オンモードからエアコンオフモードへの変化後の経過時
    間,τはファジィ推論された時定数である、を用いてエ
    バポレータ直後の温度を演算し、エバポレータ直後の温
    度が下降していく場合には演算式 【数4】 ここで、TE はエバポレータ直後の温度,TE1は前記第
    1の温度値,TE2は前記第2の温度値,tm はエアコン
    オンモードからエアコンオフモードへの変化後の経過時
    間,τはファジィ推論された時定数である、を用いてエ
    バポレータ直後の温度を演算し、 前記第2のエバポレータ温度演算手段が、エアコンオフ
    モードからエアコンオンモードに変化した場合にエバポ
    レータ直後の温度が下降していくのか上昇していくのか
    を、インテークドアの状態および外気温度または室内温
    度に基づいて判断し、エバポレータ直後の温度が下降し
    ていく場合には演算式 【数5】 ここで、TE はエバポレータ直後の温度,TE1は前記第
    2の温度値,TE2は前記第1の温度値,tm はエアコン
    オフモードからエアコンオンモードへの変化後の経過時
    間,τは前記所定の時定数である、を用いてエバポレー
    タ直後の温度を演算し、エバポレータ直後の温度が上昇
    していく場合には演算式 【数6】 ここで、TE はエバポレータ直後の温度,TE2は前記第
    1の温度値,TE1は前記第2の温度値,tm はエアコン
    オフモードからエアコンオンモードへの変化後の経過時
    間,τは前記所定の時定数である、を用いてエバポレー
    タ直後の温度を演算する請求項5に記載の車両用空調装
    置のエアミックスドア制御装置。
JP24222694A 1994-09-09 1994-09-09 車両用空調装置のエアミックスドア制御装置 Pending JPH0880723A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143552A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Mitsubishi Motors Corp 車両用空調装置
JP2014065334A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Denso Corp 車両用空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143552A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Mitsubishi Motors Corp 車両用空調装置
JP2014065334A (ja) * 2012-09-24 2014-04-17 Denso Corp 車両用空調装置

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