JPH0880398A - 衣類乾燥機用電極センサ - Google Patents

衣類乾燥機用電極センサ

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JPH0880398A
JPH0880398A JP6244695A JP24469594A JPH0880398A JP H0880398 A JPH0880398 A JP H0880398A JP 6244695 A JP6244695 A JP 6244695A JP 24469594 A JP24469594 A JP 24469594A JP H0880398 A JPH0880398 A JP H0880398A
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JP
Japan
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electrode
clothes
electrode sensor
common electrode
clothing
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JP6244695A
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Inventor
Takashi Tanaka
崇 田中
Kiyoshi Umezawa
潔 梅沢
Kohei Kobayashi
孝平 小林
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥対象の特性の正確な把握とその特性に応
じた適切な乾燥動作を行うのに必要な電気抵抗値を得る
ための電極センサの構造を簡略化する。 【構成】 乾燥機のドラム内には、衣類の接触の有無お
よび衣類の種類や水分等に応じた電気抵抗を検出する電
極センサ41が設けられる。電極センサ41は、中央部
に配置された共通電極81と、その両側に配置された第
1、第2の個別電極82,83とからなる。共通電極8
1および第1の電極82は第1の電極対101を形成
し、共通電極81および第2の電極83は第2の電極対
102を形成する。これらの電極対101,102で検
出された各抵抗値は、それぞれ個別のしきい値と比較さ
れる。その比較結果に基づいて、乾燥対象の特性として
水分量、衣類の質および衣類の量が推定され、この推定
された特性に基づいてガスバーナのガスの燃焼量及び燃
焼時間の組み合わせよりなる乾燥パターンが決定され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥対象の特性に応じた
制御を行う衣類乾燥機に用いられる電極センサに係り、
特に乾燥対象の特性(電気抵抗値)を検出するために用
いられる衣類乾燥機用電極センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣類乾燥機には、湿った衣類
が当たっているか否かに応じて電気抵抗が異なる電極セ
ンサを用いて、衣類の量、衣類に含まれる水分量等の乾
燥対象の特性の情報を得て、この情報に基づいて乾燥パ
ターンを制御するようにしたものがある。乾燥パターン
の制御とは、例えば、ガスを燃焼させて得られる熱風に
よって衣類を乾燥させるガス衣類乾燥機の場合には、ガ
スの燃焼量や燃焼時間等の制御である。
【0003】図14は従来の衣類乾燥機の一例において
ドラムの内側からドラムの前端部を見た状態を示す断面
図である。この図に示す例では、ドラム112の前端部
145には、衣類乾燥機のドアに対応する中央部に、衣
類を出し入れするための取り出し口146が設けられ、
この取り出し口146の下方に、図示しないガスバーナ
で熱せられた空気(熱風)をドラム112内に導入する
ための吹き出し口147が設けられている。また、ドラ
ム112の前端部145には電極センサ141が設けら
れている。
【0004】この電極センサ141を用いて乾燥パター
ンを制御する従来の方法では、一定時間中に電極センサ
141の電気抵抗が所定のしきい抵抗値(以下、単にし
きい値という。)を下回った回数をカウントし、この回
数より、衣類の量や衣類に含まれる水分量等を推定する
ようにしている。具体的には、例えば、サンプリングタ
イムを2ミリ秒として、1秒間にしきい値を下回った回
数をカウントし、1秒間当たりのカウント値を電極セン
サデータとして測定する。そして、この測定を乾燥動作
開始後3分間行い、電極センサデータのレベルから水分
量を推定し、この水分量に基づいて燃焼量や燃焼時間等
を決める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図15は電極センサ1
41の電気抵抗の変化の一例を示すものである。この図
において、符号191は乾燥対象が濡れた綿の場合にお
ける電気抵抗を示し、192は乾燥対象が濡れた化学繊
維の場合における電気抵抗を示し、193は乾燥対象が
生乾きの衣類の場合における電気抵抗を示している。
【0006】衣類乾燥機で実際に乾燥されるのは、脱水
機で脱水された、綿を中心とした衣類が多い。そのた
め、電極センサ141の電気抵抗のしきい値は、図10
において符号195で示すように、綿が濡れている場合
の電気抵抗と乾いている場合の電気抵抗との中間的な
値、例えば9MΩに決定されていた。
【0007】しかしながら、図15に示したように、濡
れた化学繊維の電気抵抗192はしきい値195よりも
高いため、従来の方法では、乾燥対象中の化学繊維の量
や、化学繊維に含まれる水分量を把握することができな
い。そのため、化学繊維が多い場合には、必ずしも最適
な乾燥パターンとはならず、乾きむらや衣類の傷みが生
ずる。また、図15に示したように、ある程度乾燥した
生乾きの衣類の電気抵抗193は、濡れた綿の電気抵抗
191よりも高いため、天日干し後の仕上げ乾燥等で衣
類乾燥機を使用する場合には、衣類の量が少ない場合や
化学繊維が多い場合と区別することができず、乾燥対象
の特性を把握するのが困難である。
【0008】このような問題を解決するには、例えば複
数の電極センサを設けて電気抵抗値の変化をきめ細かく
把握する方法も考えられるが、この場合には衣類収納部
内に衣類温度センサのほか複数の電極センサを設けるこ
とになるため、これらのセンサの取り付けスペースの問
題や、配線が多数となる等の問題が生じる。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、乾燥対象の特性をより正確に把握し
てその特性に応じた適切な乾燥動作を行う衣類乾燥機に
適したコンパクトな衣類乾燥機用電極センサを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の衣類乾燥
機用電極センサは、衣類の接触の有無および衣類の特性
に応じて得られる複数の電気抵抗値とこれらに対応して
予め個別に設定された各しきい抵抗値との比較結果に基
づいて衣類の特性を推定すると共に衣類の乾燥制御を行
う衣類乾燥機に用いられる電気抵抗値検出用の電極セン
サであって、接地用電極として用いられる一の共通電極
と、この共通電極とそれぞれ対をなすよう配置されると
共に、前記衣類の接触の有無および衣類の特性に応じ
て、前記共通電極と対になって前記電気抵抗値を個別に
検出する複数の個別電極と、これら複数の個別電極と前
記共通電極とを相互に絶縁状態に一体に保持する基台と
を備えている。
【0011】請求項2記載の衣類乾燥機用電極センサ
は、衣類の接触の有無および衣類の特性に応じて得られ
る2つの電気抵抗値とこれらに対応して予め個別に設定
された各しきい抵抗値との比較結果に基づいて衣類の特
性を推定すると共に衣類の乾燥制御を行う衣類乾燥機に
用いられる電気抵抗値検出用の電極センサであって、接
地用電極として用いられる一の共通電極と、この共通電
極と対をなすよう配置されると共に、前記衣類の接触の
有無および衣類の特性に応じて前記共通電極と対になっ
て第1の電気抵抗値を検出する第1の個別電極と、前記
共通電極と対をなすよう配置されると共に、前記衣類の
接触の有無および衣類の特性に応じて前記共通電極と対
になって第2の電気抵抗値を検出する第2の個別電極
と、前記第1の個別電極、第2の個別電極および前記共
通電極を相互に絶縁状態に一体に保持する基台とを備え
ている。
【0012】請求項1または請求項2記載の衣類乾燥機
用電極センサでは、複数の電極(または2つの電極)に
より得られる複数の(または2つの)電気抵抗値と各し
きい抵抗値との比較結果に応じてきめ細かな乾燥制御が
行われると共に、共通電極を中心に配置した複数の電極
(または2つの電極)によって複数の(または2つの)
電極センサが一体に形成されるため、電極センサ自体を
コンパクトにでき、必要な配線も簡略化される。
【0013】請求項3記載の衣類乾燥機用電極センサ
は、請求項1または請求項2に記載の衣類乾燥用電極セ
ンサにおいて、前記基台が、衣類を収納する収納部内に
取り付けられたときにその取り付け面と所定の角度をな
す斜面を有し、この斜面上に前記共通電極および個別電
極の接片部が固定されるよう構成したものである。
【0014】この衣類乾燥機用電極センサでは、各電極
接片部が斜面上に配置されるため、乾燥対象である衣類
の接触が容易となる。
【0015】請求項4記載の衣類乾燥機用電極センサ
は、請求項1または請求項2記載の衣類乾燥用電極セン
サにおいて、前記共通電極および個別電極の各接片部に
は、それぞれ滑らかな突起部が設けられる構成としたも
のである。
【0016】この衣類乾燥機用電極センサでは、各電極
接片部に形成された突起部により、乾燥対象である衣類
の接触がさらに容易となる。
【0017】請求項5記載の衣類乾燥機用電極センサ
は、請求項1記載の衣類乾燥機用電極センサにおいて、
前記複数の個別電極が前記共通電極を中心に放射状に配
置されて前記共通電極とそれぞれ対をなすように構成し
たものである。
【0018】この衣類乾燥機用電極センサでは、多数の
電極センサが一体かつコンパクトに構成される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例に係る電極センサ
を用いた衣類乾燥機の概略の構成を示す断面図である。
この衣類乾燥機には、ハウジング11内に、衣類を収納
して回転するドラム12が設けられている。ハウジング
11の前面には、ドラム12に対して衣類を出し入れす
る際に開閉されるドア13が設けられている。また、ハ
ウジング11内のドラム12の下方には、熱風を発生さ
せるためのガスバーナ14が設けられている。このガス
バーナ14には、ガスを供給するガス通路15が接続さ
れ、このガス通路15の途中にはこのガス通路15を開
閉する電磁弁16が設けられている。
【0021】また、ハウジング11内のドラムの背面側
には、ガスバーナ14で熱せられた空気(熱風)をドラ
ム12内を通して吸引するファン17が設けられてい
る。そして、図1中の矢印で示すように、ファン17に
よって吸引されドラム12内の衣類から発生した水蒸気
を含んだ熱風は、排気通路18を経て、ハウジング11
の上面に設けられた排気口19から排出されるようにな
っている。また、排気通路18の入口近傍には、排気温
度を検出する排気温度センサ44が設けられている。
【0022】また、ハウジング11内の底部には、ドラ
ム12およびファン17を回転させるためのモータ21
が設けられている。このモータ21の出力軸には2つの
プーリ22、23が取り付けられ、一方のプーリ22に
はドラム12を回転させるドラムベルト24が掛けられ
ている。また、他方のプーリ23とファン17の回転軸
に取り付けられたプーリ25との間には、ファンベルト
26が掛け渡されている。また、ハウジング11の前面
には、操作パネル27が設けられている。
【0023】図2はドラム12の内側からドラム12の
前端部を見た状態を示す断面図である。この図に示すよ
うに、ドラム12の前端部45には、ドア13に対応す
る中央部に、衣類を出し入れするための取り出し口46
が設けられ、この取り出し口46の下方に、ガスバーナ
14で熱せられた空気(熱風)をドラム12内に導入す
るための吹き出し口47が設けられている。また、ドラ
ム12の前端部45には、乾燥対象である衣類の特性
(電気抵抗)を検出するための電極センサ41、および
当たっている衣類の温度を検出する衣類温度センサ43
が設けられている。
【0024】電極センサ41は、図3ないし図5に示す
ように、3つの電極81〜83およびこれらを相互に絶
縁状態で保持する基台84から構成されている。図3は
電極センサの正面図、図4は側面図、図5は平面図をそ
れぞれ表すものである。3つの電極は、中央に配置した
共通電極81と、その両側に配置した第1の個別電極8
2および第2の個別電極83からなり、各電極の接片部
は、それぞれ衣類が接触しやすいように滑らかな突起部
86を有し、基台84の斜面部85上に固定されてい
る。斜面部85は衣類が電極の接片部に触れやすいよう
に設けられているものである。各電極の回路接続端子は
後方に延びている。基台84には、ドラム12の前端部
45(図2)への取付け穴88,89が設けられ、ま
た、斜面部85の周端部はすべて、衣類が当たったとき
にこれを傷つけないよう滑らかに形成されている。基台
84には、例えばモールド成形より製作されるプラスチ
ック等の絶縁体が用いられる。電極センサ41は、ドラ
ム12の回転に伴って移動する衣類が図4の矢印87の
方向から当たるように、ドラム12の前端部45(図
2)に取り付けられる。
【0025】3つの電極のうち、共通電極81および第
1の個別電極82は第1の電極対101を形成し、共通
電極81および第2の個別電極83は第2の電極対10
2を形成する。そして、これらの電極対101,102
に当たる衣類の湿り具合や衣類の材質に応じた電気抵抗
が検出されるようになっている。
【0026】なお、図2では、電極センサ41は衣類温
度センサ42に近接して設けられているが、その配置は
任意であり、例えば取り出し口46を挟んで両者が互い
に対向する位置に配置しても良い。
【0027】図6は本実施例の衣類乾燥機における制御
部とその周辺の構成を示すブロックである。この図に示
すように、制御部30は、CPU(中央処理装置)3
1、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)33、時刻を計時する
ためのクロック34および入出力ポート35を備え、こ
れらは互いにバス36によって接続されている。また、
入出力ポート35には、衣類温度センサ43、排気温度
センサ44、ガスバーナ14、電磁弁16、モータ21
および操作パネル27が接続されると共に、第1の電極
対101および第2の電極対102で検出される電気抵
抗と所定のしきい値との大小を比較する比較手段として
の第1の電極センサ回路51および第2の電極センサ回
路151が接続されている。すなわち、第1の電極セン
サ回路51には電極センサ41の共通電極81および第
1の個別電極82が接続され、第2の電極センサ回路1
51には共通電極81および第2の個別電極83が接続
されている。第1の電極センサ回路51におけるしきい
値は濡れた綿の電気抵抗よりも少し高く且つ濡れた化学
繊維の電気抵抗よりも低い値、例えば9MΩに設定さ
れ、第2の電極センサ回路151におけるしきい値は濡
れた化学繊維の電気抵抗よりも少し高く且つ乾燥した衣
類の電気抵抗よりも低い値、例えば40MΩに設定され
ている。
【0028】この制御部30では、CPU31が、RA
M33をワーキングエリアとして、ROM32に格納さ
れたプログラムを実行することによって、衣類乾燥機全
体の制御を行うようになっている。
【0029】図7は、図6における第1の電極センサ回
路51および第2の電極センサ回路151の構成の一例
を示す回路図である。電極センサ回路51において、電
極センサ41の第1の個別電極82には、抵抗器(6.
8MΩ)61、抵抗器(560KΩ)62およびサージ
アブソーバ(耐圧39V)63の各一端が接続され、ま
た、共通電極81には抵抗器(100K)64およびサ
ージアブソーバ(耐圧39V)65の各一端が接続され
ている。抵抗器61の他端には電源電圧(5V)VCC
印加されている。また、サージアブソーバ63、65お
よび抵抗器64の各他端は接地されている。
【0030】また、電極センサ回路51はコンパレータ
66を備えている。コンパレータ66の反転入力端に
は、抵抗器62の他端と、コンデンサ(1000PF)
67およびコンデンサ(1000PF)68の各一端が
接続されている。コンデンサ67の他端には電源電圧V
CCが印加されるようになっており、またコンデンサ68
の他端は接地されている。コンパレータ66の非反転入
力端には、抵抗器(2.2KΩ)69、抵抗器(3.3
KΩ)70および抵抗器(51KΩ)71の各一端が接
続されている。抵抗器69の他端には電源電圧VCCが印
加され、抵抗器70の他端は接地されている。従って、
コンパレータ66の非反転入力端には、電源電圧VCC
抵抗器69、70で分圧した基準電圧が印加されてい
る。この基準電圧は、第1の電極対101により検出さ
れる(共通電極81と第1の個別電極82との間の)電
気抵抗が9MΩのときにコンパレータ66の反転入力端
に印加される電圧と等しい電圧に設定されている。抵抗
器71の他端はコンパレータ66の出力端に接続されて
いる。また、コンパレータ66の反転入力端と非反転入
力端の間にはコンデンサ(1000PF)72が接続さ
れている。また、コンパレータ66の一方の電源端子に
は電源電圧VCCが印加され、他方の電源端子は接地さ
れ、両電源端子間にはコンデンサ(0.1μF)73が
接続されている。また、コンパレータ66の出力端には
抵抗器(2.2KΩ)74および抵抗器(10KΩ)7
5の各一端が接続されている。抵抗器74の他端には電
源電圧VCCが印加され、抵抗器75の他端は図3に示す
制御部30の入出力ポート35に接続されている。
【0031】この電極センサ回路51は、共通電極81
と第1の個別電極82との間の電気抵抗に応じて変化す
るコンパレータ66の反転入力端に印加される電圧を、
非反転入力端に印加される基準電圧と比較して、比較結
果を出力端から抵抗器75を介して制御部30の入出力
ポート35に出力するようになっている。
【0032】一方、第2の電極センサ回路151におい
て、電極センサ41の第2の個別電極83は、抵抗器
(6.8MΩ)161、抵抗器(560KΩ)162お
よびサージアブソーバ(耐圧39V)163の各一端が
接続され、また、共通電極81には抵抗器(100K)
164およびサージアブソーバ(耐圧39V)165の
各一端が接続されている。その他の構成は、比較手段を
構成するコンパレータ166の非反転入力端に印加され
る基準電圧が異なること以外は第1の電極センサ回路5
1と同様である。第2の電極センサ回路151のコンパ
レータ166における基準電圧は、第2の電極対102
により検出される(共通電極81と第2の個別電極83
との間の)電気抵抗が40MΩのときにコンパレータ6
6の反転入力端に印加される電圧と等しい電圧に設定さ
れている。
【0033】制御部30は、例えば、サンプリングタイ
ムを2ミリ秒として、第1の電極センサ回路51および
第2の電極センサ回路151毎に1秒間にしきい値を下
回った回数をカウントし、1秒間当たりのカウント値
(積算値)をそれぞれ第1の電極センサデータおよび第
2の電極センサデータとして測定する。そして、この測
定を乾燥動作開始後の早い時期における所定の期間、例
えば乾燥動作開始後3分間行い、各電極センサデータに
基づいて、乾燥対象の特性として、衣類に含まれる水分
量、衣類の質および衣類の量を推定するようになってい
る。また、制御部30は、この推定した乾燥対象の特性
に基づいて、ガスバーナ14によるガスの燃焼量および
燃焼時間の組み合わせよりなる乾燥パターンを決定する
ようになっている。
【0034】次に、本実施例に係る衣類乾燥機の動作に
ついて説明する。
【0035】本実施例の衣類乾燥機では、使用者が湿っ
た衣類をドア13からドラム12内に投入し、ドア13
を閉め、操作パネル27より乾燥動作の開始を指示する
と、乾燥動作が開始する。乾燥動作が開始すると、モー
タ21、プーリ22およびドラムベルト24によってド
ラム12が回転され、また、ガスバーナ14が点火され
ガスバーナ14で熱せられた空気(熱風)がファン17
によって吸引されて、吹き出し口47よりドラム12内
に導入され、ドラム12内の衣類から発生した水蒸気を
含んだ熱風が、排気通路18を経て排気口19から排出
される。この乾燥動作において、電極センサ41によっ
て電気抵抗が検出され、衣類温度センサ43によって当
たっている衣類の温度が検出され、排気温度センサ44
によって排気温度が検出される。
【0036】電極センサ41が検出する電気抵抗は、湿
った衣類が当たっているときには低く、湿った衣類が当
たっていないときには高くなる。電極センサ回路51
は、共通電極81と第1の個別電極82により検出され
る電気抵抗がしきい値9MΩを上回ったときにL(ロ
ウ)レベルを出力し、しきい値を下回ったときにH(ハ
イ)レベルを出力する。同様に、電極センサ回路52
は、共通電極81と第2の個別電極83により検出され
る電気抵抗がしきい値40MΩを上回ったときにL(ロ
ウ)レベルを出力し、しきい値を下回ったときにH(ハ
イ)レベルを出力する。
【0037】制御部30は、サンプリングタイムを2ミ
リ秒として、各電極センサ回路51、52毎に、1秒間
にしきい値を下回った回数をカウントし、1秒間当たり
のカウント値をそれぞれ第1の電極センサデータおよび
第2の電極センサデータとして測定し、この測定を乾燥
動作開始後3分間行う。また、制御部30は、各電極セ
ンサデータに基づいて、乾燥対象の特性として、衣類に
含まれる水分量、衣類の質および衣類の量を推定し、こ
の推定した乾燥対象の特性に基づいて、ガスバーナ14
によるガスの燃焼量および燃焼時間を決定する。
【0038】次に、制御部30における乾燥対象の特性
推定動作の一例について、図8ないし図12に示す流れ
図を参照して、具体的に説明する。この例では、衣類の
脱水度として60%と70%の2種類を判別する。ま
た、衣類の質として、綿100%(以下、Tと表す。)
と、綿78%、化学繊維22%(以下、Eと表す。)
と、綿41%、化学繊維59%(以下、Cと表す。)の
3種類を判別すると共に、併せて衣類の量として3kg
と4kgの2種類を判別する。また、Tが4kgの場合
をT4、Tが3kgの場合をT3、Eが4kgの場合を
E4、Eが3kgの場合をE3、Cが4kgの場合をC
4、Cが3kgの場合をC3と表す。
【0039】また、以下の説明では、電極センサ回路5
1において電極センサ41の電気抵抗を第1のしきい値
と比較する第1のコンパレータ71から出力されるH
(ハイ)レベルの信号を電極センサ信号1と表し、電極
センサ41の電気抵抗を第2のしきい値と比較する第2
のコンパレータ81から出力されるH(ハイ)レベルの
信号を電極センサ信号2と表す。
【0040】図8ないし図12に示した乾燥対象の特性
推定動作では、まず、図8に示すように、乾燥動作開始
後、90秒経過するのを待ち(ステップS101)、9
0秒経過したら(ステップS101;Y)、吹出温度セ
ンサ42によって検出される吹出温度と排気温度センサ
44によって検出される排気温度との差を検出する(ス
テップS102)。次に、この検出動作開始から30秒
経過したか否かを判断し(ステップS103)、経過し
ていなければ(N)、ステップS102へ戻り、検出動
作を続行する。30秒経過したら(ステップS103;
Y)、乾燥動作開始後90秒から120秒における吹出
温度と排気温度との差の平均値から衣類量を決定する
(ステップS104)。これは、衣類量が少ないほど吹
出温度と排気温度との差が小さく、衣類量が多いほど吹
出温度と排気温度との差が大きくなることを利用して、
衣類量を決定するものである。なお、ここでは大まかに
衣類量を決定し、後のステップで電極センサ信号の積算
値に基づいて決定する衣類量との組み合わせにより、よ
り正確に衣類量を決定するようにする。
【0041】次に、電極センサ信号1の積算を開始する
(ステップS105)。次に、この積算開始から3分経
過したか否かを判断し(ステップS106)、経過して
いなければ(N)、ステップS105へ戻り、積算動作
を続行する。3分経過したら(ステップS106;
Y)、3分間における電極センサ信号1の積算値(電極
センサデータ3−1と表す。)から衣類に含まれる水分
量を決定する(ステップS107)。これは、衣類に含
まれる水分量が多いほど電極センサデータ3−1が大き
くなることを利用して、水分量を決定するものである。
【0042】次に、再び電極センサ信号1の積算を開始
する(ステップS108)。次に、この積算開始から1
0分経過したか否かを判断し(ステップS109)、経
過していなければ(N)、ステップS108へ戻り、積
算動作を続行する。10分経過したら(ステップS10
9;Y)、10分間における電極センサ信号1の積算値
(電極センサデータ10−1と表す。)を基にして、ま
ず、脱水度を判定する。すなわち、電極センサデータ1
0−1が60000以上か否かを判断し(ステップS1
10)、60000以上の場合(Y)は、図9に示すよ
うに、脱水度60%と判定し(ステップS111)、6
0000以上ではない場合(N)は、図8に示すよう
に、脱水度70%と判定する(ステップS131)。
【0043】図9に示したように、脱水度60%と判定
された場合は、次に、電極センサデータ10−1が10
0000以上か否かを判断し(ステップS112)、1
00000以上の場合(Y)は、綿の割合と衣類量が共
に多いと推定されるので、T4またはE4と判定する
(ステップS113)。この場合は水分量が多いので、
更に15分間の測定を行ってT4とE4を分類する。ま
ず、電極センサ信号1と電極センサ信号2の積算を開始
する(ステップS114)。次に、この積算開始から1
5分経過したか否かを判断し(ステップS115)、経
過していなければ(N)、ステップS114へ戻り、積
算動作を続行する。15分経過したら(ステップS11
5;Y)、15分間における電極センサ信号2の積算値
から電極センサ信号1の積算値を引いた値(電極センサ
データ15(2−1)と表す。)が120000以上か
否かを判断する(ステップS116)。この15分の期
間における測定では、乾燥が進んでいることから、電極
センサ信号2の積算値が大きくなる。また、この電極セ
ンサ信号2の積算値は綿の割合が大きいほど大きくな
る。そこで、電極センサデータ15(2−1)が120
000以上の場合(Y)はT4と判定し(ステップS1
17)、120000以上ではない場合(N)はE4と
判定して(ステップS118)、共に特性推定動作を終
了する。
【0044】また、ステップS112で、電極センサデ
ータ10−1が100000以上ではない場合(N)
は、図10に示したように、T3、E3、C3またはC
4と判定する(ステップS119)。この場合も水分量
が多いので、更に15分間の測定を行ってT3、E3、
C3、C4を分類する。まず、電極センサ信号1と電極
センサ信号2の積算を開始する(ステップS120)。
次に、この積算開始から15分経過したか否かを判断し
(ステップS121)、経過していなければ(N)、ス
テップS120へ戻り、積算動作を続行する。15分経
過したら(ステップS121;Y)、15分間における
電極センサ信号2の積算値から電極センサ信号1の積算
値を引いた値(電極センサデータ15(2−1))が1
10000以上か否かを判断する(ステップS12
2)。前述のように、この15分の期間における測定で
は、乾燥が進んでいることから、電極センサ信号2の積
算値が大きくなり、また、この電極センサ信号2の積算
値は綿の割合が大きいほど大きくなる。そこで、電極セ
ンサデータ15(2−1)が110000以上の場合
(Y)はT3と判定して(ステップS123)、特性推
定動作を終了する。
【0045】一方、ステップS122で、電極センサデ
ータ15(2−1)が110000以上ではない場合
(N)は、E3、C3またはC4と判定する(ステップ
S124)。この場合は、電極センサデータ15(2−
1)が90000以上か否かを判断する(ステップS1
25)。電極センサデータ15(2−1)が90000
以上の場合(Y)はE3と判定して(ステップS12
6)、特性推定動作を終了する。一方、ステップS12
5で、電極センサデータ15(2−1)が90000以
上ではない場合(N)は、C3またはC4と判定する
(ステップS127)。この場合は、15分間における
電極センサ信号2の積算値(電極センサデータ15−2
と表す。)が160000以上か否かを判断する(ステ
ップS129)。この電極センサデータ15−2は、衣
類量が多いほど大きくなるので、電極センサデータ15
−2が160000以上の場合(Y)は、C4と判定し
て(ステップS129)、特性推定動作を終了する。ま
た、電極センサデータ15−2が160000以上では
ない場合(N)は、C3と判定して(ステップS13
0)、特性推定動作を終了する。
【0046】また、図11および図12に示したよう
に、ステップS131で脱水度70%と判定された場合
は、次に、電極センサデータ10−1が30000以上
か否かを判断する(ステップS132)。電極センサデ
ータ10−1が30000以上の場合(Y)は、衣類量
が多いと推定されるので、T4、E4またはC4と判定
し(ステップS133)、電極センサデータ10−1が
30000以上ではない場合(Y)は、T3、E3また
はC3と判定する(ステップS140)。これらの場合
は、脱水度が70%と判定されており、乾燥が進んでい
ることから、新たな15分間の測定は行わず、10分間
の測定によって得られたデータを用いて、T4、E4、
C4、T3、E3、C3を分類する。
【0047】まず、T4、E4またはC4と判定された
場合(ステップS133)は、10分間における電極セ
ンサ信号2の積算値から電極センサ信号1の積算値を引
いた値(電極センサデータ10(2−1)と表す。)が
70000以上か否かを判断する(ステップS13
4)。前述のように、乾燥が進んでいる場合には、電極
センサ信号2の積算値が大きくなり、また、この電極セ
ンサ信号2の積算値は綿の割合が大きいほど大きくな
る。そこで、電極センサデータ10(2−1)が700
00以上の場合(Y)は、T4またはE4と判定する
(ステップS135)。一方、電極センサデータ10
(2−1)が70000以上ではない場合(N)は、C
4と判定して(ステップS139)、特性推定動作を終
了する。T4またはE4と判定された場合(ステップS
135)は、電極センサデータ10(2−1)から10
分間における電極センサ信号1の積算値を引いた値(電
極センサデータ10((2−1)−1)と表す。)が3
0000以上か否かを判断し(ステップS136)、電
極センサデータ10((2−1)−1)が30000以
上の場合(Y)はT4と判定し(ステップS137)、
電極センサデータ10((2−1)−1)が30000
以上ではない場合(N)はE4と判定し(ステップS1
38)、特性推定動作を終了する。
【0048】一方、T3、E3またはC3と判定された
場合(ステップS140)は、電極センサデータ10
(2−1)が50000以上か否かを判断する(ステッ
プS141)。電極センサデータ10(2−1)が50
000以上の場合(Y)は、T3またはE3と判定する
(ステップS142)。一方、電極センサデータ10
(2−1)が50000以上ではない場合(N)は、C
3と判定して(ステップS146)、特性推定動作を終
了する。T3またはE3と判定された場合(ステップS
142)は、電極センサデータ10((2−1)−1)
が30000以上か否かを判断し(ステップS14
3)、電極センサデータ10((2−1)−1)が30
000以上の場合(Y)はT3と判定し(ステップS1
44)、電極センサデータ10((2−1)−1)が3
0000以上ではない場合(N)はE3と判定し(ステ
ップS145)、特性推定動作を終了する。
【0049】図13は、以上のように推定された乾燥対
象の特性に基づいて決定される乾燥パターンの例を示す
説明図である。この図において、横軸は乾燥動作開始後
の経過時間を表し、縦軸はガスバーナ14における単位
時間当たりのガス燃焼量を表す。この図に示す乾燥パタ
ーンでは、ガス燃焼量を4000kcal/時間、37
50kcal/時間、3500kcal/時間、325
0kcal/時間、3000kcal/時間の順に切り
換えるようになっている。なお、ガス燃焼量は、ガスバ
ーナ14に含まれるガス流量調整弁を用いて行う。
【0050】本実施例では、図13に示す乾燥パターン
のうち、推定された乾燥対象の特性に基づいて、燃焼量
が4000kcal/時間の継続時間T4000と乾燥動作
全体の時間TDRY とを決定する。以下に、乾燥対象の特
性とこの特性に基づいて決定されるT4000とTDRY の例
を示す。 (1)衣類量が多く、水分量が多く、衣類の質として綿
が多い場合は、T4000は長め(例えば20分)、TDRY
は長め(例えば47分)とする。この場合の乾燥パター
ンを、図13において符号P1 で示す。 (2)衣類量が普通で、水分量が多く、衣類の質として
綿が多い場合は、T4000はやや長め(例えば15分)、
DRY はやや長め(例えば30分)とする。 (3)衣類量が少なく、水分量が多く、衣類の質として
綿が多い場合は、T4000は短め(例えば3分)、TDRY
は短め(例えば20分)とする。この場合の乾燥パター
ンを、図13において符号P2 で示す。 (4)衣類量が多く、水分量が少ない場合は、衣類の質
が綿と化学繊維のいずれの場合でも、T4000は短め(例
えば3分)、TDRY は短め(例えば20分)とする。
【0051】なお、乾燥対象の特性の推定結果の組み合
わせが上記の例以外の場合についても、予め実験等によ
り最適な乾燥パターンを決定しておく。
【0052】また、3750kcal/時間以降の燃焼
量の切り換えは、衣類温度センサ43によって検出され
る衣類温度が例えば100℃に達したら行うようにす
る。また、TDRY が経過する前でも、排気温度センサ4
4によって検出される排気温度が所定温度(例えば65
℃)に達した時点で乾燥動作を終了するようにしても良
い。
【0053】このように本実施例に示した衣類乾燥機で
は、3つの電極を有する電極センサ41を設け、その1
つを共通電極81として2つの電極対101,102を
形成し、2つの電極センサ回路51、151によって、
それぞれ異なるしきい値を用いて、各電極対101、1
02の電気抵抗と各しきい値との大小を比較し、この各
電極センサ回路51、151の比較結果に基づいて、制
御部30で乾燥対象の特性として水分量、衣類の質およ
び衣類の量を推定し、この推定された特性に基づいて、
ガスバーナ14によるガスの燃焼量および燃焼時間の組
み合わせよりなる乾燥パターンを決定するようにしてい
る。従って、従来の衣類乾燥機では認識できなかった化
学繊維や生乾きの衣類等の乾燥対象の特性も把握するこ
とができ、乾燥対象の特性をより正確に把握して、乾燥
対象の特性に応じた適切な乾燥動作を行うことができ
る。しかも、3つの電極81〜83のみで2つの電極対
101,102を一体に形成したので、電極センサ自体
およびそれに伴う配線をコンパクトかつシンプルにする
ことができる。
【0054】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
例えば共通電極以外の電極を3つ以上設け、3つ以上の
電極対を構成して、衣類の質等をより細かく分類するよ
うにしても良い。この場合の電極の配置としては、例え
ば、共通電極を中心としてこれと対を成す他の個別電極
を放射状に配置することが考えられる。
【0055】また、本発明はガスを用いた衣類乾燥機に
限らず、電気を用いた衣類乾燥機にも適用することがで
きる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明の衣類乾燥機
用電極センサによれば、共通電極およびこれと対をなす
複数の個別電極を一体化するようにしたので、コンパク
トな構成となると共に、衣類収納部内に1の電極センサ
を設置するだけで、複数の電極対により検出される衣類
の電気抵抗値を異なる複数のしきい値と比較し、その比
較結果から推定される乾燥対象の特性に基づいて乾燥動
作を制御することができ、乾燥対象の特性を正確に把握
できると共に乾燥対象の特性に応じた適切な乾燥を行う
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機用電極セン
サが適用された衣類乾燥機の概略構成を示す断面図であ
る。
【図2】図1の衣類乾燥機におけるドラムの内側からド
ラムの前端部を見た状態を示す断面図である。
【図3】図2に示した電極センサの構造を示す正面図で
ある。
【図4】図2に示した電極センサの構造を示す側面図で
ある。
【図5】図2に示した電極センサの構造を示す平面図で
ある。
【図6】図1の衣類乾燥機における制御部とその周辺の
構成を示すブロック図である。
【図7】図4における第1の電極センサ回路および第2
の電極センサ回路の構成の一例を示す回路図である。
【図8】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明するため
の流れ図である。
【図9】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明するため
の流れ図である。
【図10】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明するた
めの流れ図である。
【図11】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明するた
めの流れ図である。
【図12】図1に示した衣類乾燥機の動作を説明するた
めの流れ図である。
【図13】本発明の一実施例の衣類乾燥機の乾燥パター
ンの例を示す説明図である。
【図14】従来の衣類乾燥機の一例においてドラムの内
側からドラムの前端部を見た状態を示す断面図である。
【図15】図14における電極センサの電気抵抗の変化
の一例を示す特性図である。
【符号の説明】
12 ドラム 14 ガスバーナ 30 制御部 41 電極センサ 51 第1の電極センサ回路 81 共通電極 82 第1の電極 83 第2の電極 101 第1の電極対 102 第2の電極対 151 第2の電極センサ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類の接触の有無および衣類の特性に応
    じて得られる複数の電気抵抗値とこれらに対応して予め
    個別に設定された各しきい抵抗値との比較結果に基づい
    て衣類の特性を推定すると共に衣類の乾燥制御を行う衣
    類乾燥機に用いられる電気抵抗値検出用の電極センサで
    あって、 接地用電極として用いられる一の共通電極と、 この共通電極とそれぞれ対をなすよう配置されると共
    に、前記衣類の接触の有無および衣類の特性に応じて、
    前記共通電極と対になって前記電気抵抗値を個別に検出
    する複数の個別電極と、 これら複数の個別電極と前記共通電極とを相互に絶縁状
    態に一体に保持する基台とを備えたことを特徴とする衣
    類乾燥機用電極センサ。
  2. 【請求項2】 衣類の接触の有無および衣類の特性に応
    じて得られる2つの電気抵抗値とこれらに対応して予め
    個別に設定された各しきい抵抗値との比較結果に基づい
    て衣類の特性を推定すると共に衣類の乾燥制御を行う衣
    類乾燥機に用いられる電気抵抗値検出用の電極センサで
    あって、 接地用電極として用いられる一の共通電極と、 この共通電極と対をなすよう配置されると共に、前記衣
    類の接触の有無および衣類の特性に応じて、前記共通電
    極と対になって第1の電気抵抗値を検出する第1の個別
    電極と、 前記の共通電極と対をなすよう配置されると共に、前記
    衣類の接触の有無および衣類の特性に応じて、前記共通
    電極と対になって第2の電気抵抗値を検出する第2の個
    別電極と、 前記第1の個別電極、第2の個別電極および前記共通電
    極を相互に絶縁状態に一体に保持する基台とを備えたこ
    とを特徴とする衣類乾燥機用電極センサ。
  3. 【請求項3】 前記基台は、衣類を収納する収納部内に
    取り付けられたときに、その取り付け面と所定の角度を
    なす斜面を有し、この斜面上に前記共通電極および個別
    電極の接片部が固定されていることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の衣類乾燥用電極センサ。
  4. 【請求項4】 前記共通電極および個別電極の各接片部
    には、それぞれ滑らかな突起部が設けられていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の衣類乾燥用
    電極センサ。
  5. 【請求項5】 前記複数の個別電極は、前記共通電極を
    中心に放射状に配置されて前記共通電極とそれぞれ対を
    なしていることを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥
    機用電極センサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1295979A2 (en) * 2001-09-06 2003-03-26 Whirlpool Corporation A method for programming the laundering process, in particular the drying process, in devices that handle fabrics, such as washing machines, clothes dryers, spin dryers etc.
KR100499525B1 (ko) * 2002-12-05 2005-07-05 엘지전자 주식회사 의류건조기의 건조도 검출 장치 및 이를 이용한 건조기제어방법
JP2013128637A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Panasonic Corp ドラム式乾燥機

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