JPH0880346A - 血液透析方法および装置 - Google Patents
血液透析方法および装置Info
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- JPH0880346A JPH0880346A JP6244692A JP24469294A JPH0880346A JP H0880346 A JPH0880346 A JP H0880346A JP 6244692 A JP6244692 A JP 6244692A JP 24469294 A JP24469294 A JP 24469294A JP H0880346 A JPH0880346 A JP H0880346A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プライミングおよび返血時の生理食塩水の使
用量を減少し、血液透析コストの低減を達成できる血液
透析方法および装置を提供する。 【構成】 透析液供給源13から、未濾過透析液を透析
液濾過要素8に供給し、得られた濾過済透析液を血液透
析要素1の透析液流路4に供給し、透析膜2を介して隔
てられた血液流路3内を通る血液との間で透析を行うに
際し、血液透析を停止しているときに、濾過済透析液
を、血液透析要素1の透析膜2を通して血液流路3内に
圧送する血液透析方法および装置。
用量を減少し、血液透析コストの低減を達成できる血液
透析方法および装置を提供する。 【構成】 透析液供給源13から、未濾過透析液を透析
液濾過要素8に供給し、得られた濾過済透析液を血液透
析要素1の透析液流路4に供給し、透析膜2を介して隔
てられた血液流路3内を通る血液との間で透析を行うに
際し、血液透析を停止しているときに、濾過済透析液
を、血液透析要素1の透析膜2を通して血液流路3内に
圧送する血液透析方法および装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液透析方法および装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】血液透析装置は、既に知られ、広く実用
化されており、その代表的なものは、例えば特公昭56
−82号公報、特公昭61−25382号公報に記載さ
れている。血液透析には、透析液が使用されるが、最
近、貯蔵槽内に用意された透析液を透析液濾過要素を通
し、液中の不純物、特に、エンドトキシンを除去しなが
ら血液透析要素に連続的に供給する血液透析方法および
装置が実用化されている。また、この際に使用される透
析液濾過要素としての透析液用精密濾過フィルター(エ
ンドトキシン除去フィルター)も単体で市販されてい
る。そして透析液用精密濾過フィルターならびに調整済
の透析液が収納されている透析液貯蔵槽と血液透析要素
とを結合する透析液供給管と、この透析液供給管に透析
液用精密濾過フィルターを交換自在に介在させて用いる
ことができるように、設計されている血液透析装置も実
用化されている。
化されており、その代表的なものは、例えば特公昭56
−82号公報、特公昭61−25382号公報に記載さ
れている。血液透析には、透析液が使用されるが、最
近、貯蔵槽内に用意された透析液を透析液濾過要素を通
し、液中の不純物、特に、エンドトキシンを除去しなが
ら血液透析要素に連続的に供給する血液透析方法および
装置が実用化されている。また、この際に使用される透
析液濾過要素としての透析液用精密濾過フィルター(エ
ンドトキシン除去フィルター)も単体で市販されてい
る。そして透析液用精密濾過フィルターならびに調整済
の透析液が収納されている透析液貯蔵槽と血液透析要素
とを結合する透析液供給管と、この透析液供給管に透析
液用精密濾過フィルターを交換自在に介在させて用いる
ことができるように、設計されている血液透析装置も実
用化されている。
【0003】また、血液透析を行うための血液透析要素
としての透析膜が内在した血液透析フィルター(ダイア
ライザー)も単体で市販されており、この血液透析フィ
ルターも血液透析装置に対して交換自在に設計されてい
る。
としての透析膜が内在した血液透析フィルター(ダイア
ライザー)も単体で市販されており、この血液透析フィ
ルターも血液透析装置に対して交換自在に設計されてい
る。
【0004】ところで、血液透析要素は各被血液透析者
毎に交換されるが、通常、血液透析に使用される前の血
液透析要素の内部には、無菌水あるいは空気が充填され
ている。このため、血液透析開始の前処理として、血液
透析要素内あるいは該血液透析要素の血液流路に接続さ
れる血液循環路内をたとえば、500〜1000ml程
度の生理食塩水を用いてクリーニング(以下、このクリ
ーニングをプライミングと言うこともある。)する必要
がある。
毎に交換されるが、通常、血液透析に使用される前の血
液透析要素の内部には、無菌水あるいは空気が充填され
ている。このため、血液透析開始の前処理として、血液
透析要素内あるいは該血液透析要素の血液流路に接続さ
れる血液循環路内をたとえば、500〜1000ml程
度の生理食塩水を用いてクリーニング(以下、このクリ
ーニングをプライミングと言うこともある。)する必要
がある。
【0005】また、血液透析終了後には、血液透析要素
および血液循環路内に残留する血液を極力被血液透析者
の人体内に戻す(以下単に、返血と言うこともある。)
必要がある。この場合には、生理食塩水(約300m
l)を系内に送り、上記残留する血液を系外へと押し出
して人体内に戻すという後処理を行う必要がある。
および血液循環路内に残留する血液を極力被血液透析者
の人体内に戻す(以下単に、返血と言うこともある。)
必要がある。この場合には、生理食塩水(約300m
l)を系内に送り、上記残留する血液を系外へと押し出
して人体内に戻すという後処理を行う必要がある。
【0006】したがって、血液透析に際しては、プライ
ミングおよび返血のために多量の生理食塩水が使用され
ているのが現状である。
ミングおよび返血のために多量の生理食塩水が使用され
ているのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生理食
塩水は高価なものであるため、それを多量に使用する従
来の血液透析方法および装置においては、血液透析のた
めのコストの低減に限界がある。
塩水は高価なものであるため、それを多量に使用する従
来の血液透析方法および装置においては、血液透析のた
めのコストの低減に限界がある。
【0008】本発明は、上記のような問題に対し、エン
ドトキシン除去用の透析液精密濾過フィルターにより透
析液の不純物除去精度が著しく高められた技術を利用し
て、高価な生理食塩水の使用量を大幅に減少させつつ、
効果的にかつ確実にプライミングおよび返血を行うこと
を可能とし、血液透析のコストを大幅に低減できる、血
液透析方法および装置を提供することを目的とする。
ドトキシン除去用の透析液精密濾過フィルターにより透
析液の不純物除去精度が著しく高められた技術を利用し
て、高価な生理食塩水の使用量を大幅に減少させつつ、
効果的にかつ確実にプライミングおよび返血を行うこと
を可能とし、血液透析のコストを大幅に低減できる、血
液透析方法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
血液透析方法は、(イ)透析液供給源、(ロ)透析液濾
過膜とその一方側に形成された未濾過透析液室とその他
方側に形成された濾過済透析液室とを有する透析液濾過
要素、(ハ)透析膜とその一方側に形成された透析液流
路とその他方側に形成された血液流路とを有する血液透
析要素、(ニ)前記血液透析要素の血液流路に接続され
た血液循環路、(ホ)前記透析液供給源と前記未濾過透
析液室とを結合する未濾過透析液供給管路、(ヘ)前記
濾過済透析液室と前記透析液流路とを結合する濾過済透
析液供給管路、および、(ト)前記透析液流路から使用
済透析液を排出する使用済透析液排出管路からなる血液
透析装置を用いて、未濾過透析液を前記透析液供給源か
ら前記未濾過透析液供給管路を通じて前記未濾過透析液
室に供給し、前記透析液濾過膜を通過して得られた濾過
済透析液を前記濾過済透析液室から前記濾過済透析液供
給管路を通じて前記透析液流路に供給し、前記透析膜を
介して前記血液流路を流れる血液と前記透析液流路を流
れる濾過済透析液との間で血液透析をなさしめ、前記使
用済透析液を前記使用済透析液排出管路から排出してな
る血液透析方法において、血液透析を停止しているとき
に、前記濾過済透析液を、前記血液透析要素の透析膜を
通して血液流路内に圧送することを特徴とする方法から
なる。
血液透析方法は、(イ)透析液供給源、(ロ)透析液濾
過膜とその一方側に形成された未濾過透析液室とその他
方側に形成された濾過済透析液室とを有する透析液濾過
要素、(ハ)透析膜とその一方側に形成された透析液流
路とその他方側に形成された血液流路とを有する血液透
析要素、(ニ)前記血液透析要素の血液流路に接続され
た血液循環路、(ホ)前記透析液供給源と前記未濾過透
析液室とを結合する未濾過透析液供給管路、(ヘ)前記
濾過済透析液室と前記透析液流路とを結合する濾過済透
析液供給管路、および、(ト)前記透析液流路から使用
済透析液を排出する使用済透析液排出管路からなる血液
透析装置を用いて、未濾過透析液を前記透析液供給源か
ら前記未濾過透析液供給管路を通じて前記未濾過透析液
室に供給し、前記透析液濾過膜を通過して得られた濾過
済透析液を前記濾過済透析液室から前記濾過済透析液供
給管路を通じて前記透析液流路に供給し、前記透析膜を
介して前記血液流路を流れる血液と前記透析液流路を流
れる濾過済透析液との間で血液透析をなさしめ、前記使
用済透析液を前記使用済透析液排出管路から排出してな
る血液透析方法において、血液透析を停止しているとき
に、前記濾過済透析液を、前記血液透析要素の透析膜を
通して血液流路内に圧送することを特徴とする方法から
なる。
【0010】上記濾過済透析液の圧送を、血液透析開始
前に行うことにより、上記血液透析要素内の血液流路お
よびそれに接続される血液循環路内のクリーニング、つ
まりプライミングが可能になる。
前に行うことにより、上記血液透析要素内の血液流路お
よびそれに接続される血液循環路内のクリーニング、つ
まりプライミングが可能になる。
【0011】また、上記濾過済透析液の圧送を、血液透
析終了後に行うことにより、血液透析要素の血液流路、
血液循環路内に残留する血液を、系外に押し出し効率よ
く返血することが可能になる。
析終了後に行うことにより、血液透析要素の血液流路、
血液循環路内に残留する血液を、系外に押し出し効率よ
く返血することが可能になる。
【0012】また、本発明に係る血液透析装置は、
(イ)透析液供給源、(ロ)透析液濾過膜とその一方側
に形成された未濾過透析液室とその他方側に形成された
濾過済透析液室とを有する透析液濾過要素、(ハ)透析
膜とその一方側に形成された透析液流路とその他方側に
形成された血液流路とを有する血液透析要素、(ニ)前
記血液透析要素の血液流路に接続された血液循環路、
(ホ)前記透析液供給源と前記未濾過透析液室とを結合
する未濾過透析液供給管路、(ヘ)前記濾過済透析液室
と前記透析液流路とを結合する濾過済透析液供給管路、
および、(ト)前記透析液流路から使用済透析液を排出
する使用済透析液排出管路からなる血液透析装置におい
て、(チ)血液透析を停止しているときに、前記透析液
濾過膜を通過して得られた濾過済透析液を、前記血液透
析要素の透析膜を通して血液流路内に圧送する手段を設
けたことを特徴とするものからなる。
(イ)透析液供給源、(ロ)透析液濾過膜とその一方側
に形成された未濾過透析液室とその他方側に形成された
濾過済透析液室とを有する透析液濾過要素、(ハ)透析
膜とその一方側に形成された透析液流路とその他方側に
形成された血液流路とを有する血液透析要素、(ニ)前
記血液透析要素の血液流路に接続された血液循環路、
(ホ)前記透析液供給源と前記未濾過透析液室とを結合
する未濾過透析液供給管路、(ヘ)前記濾過済透析液室
と前記透析液流路とを結合する濾過済透析液供給管路、
および、(ト)前記透析液流路から使用済透析液を排出
する使用済透析液排出管路からなる血液透析装置におい
て、(チ)血液透析を停止しているときに、前記透析液
濾過膜を通過して得られた濾過済透析液を、前記血液透
析要素の透析膜を通して血液流路内に圧送する手段を設
けたことを特徴とするものからなる。
【0013】上記圧送手段としては、たとえば使用済透
析液排出路に可逆回転可能なポンプを有するものが適用
できる。すなわち、血液透析時には排出用として使用さ
れるポンプを、上記圧送時には逆回転させて加圧用に使
用する方法である。但し、加圧専用に別にポンプ等を設
けてもよい。
析液排出路に可逆回転可能なポンプを有するものが適用
できる。すなわち、血液透析時には排出用として使用さ
れるポンプを、上記圧送時には逆回転させて加圧用に使
用する方法である。但し、加圧専用に別にポンプ等を設
けてもよい。
【0014】
【作用】上記のような血液透析方法および装置において
は、血液透析を停止しているときに、すなわち血液透析
の開始前あるいは終了後に、濾過済透析液が血液透析要
素の透析膜を通して血液流路内に圧送される。圧送され
る濾過済透析液は、透析液濾過要素の透析液濾過膜によ
って略完全に不純物(たとえば、エンドトキシン)が除
去されたものである。血液透析開始時に、この極めて清
浄な濾過済透析液を血液透析要素の血液流路内へ圧送す
ることにより、血液流路内に予め充填されている無菌水
または空気が濾過済透析液によって置換され、血液流路
内が効果的にクリーニングされる。さらに圧送を続ける
ことにより、血液循環路内も濾過済透析液によって置換
でき、効率よくクリーニングできる。したがって、プラ
イミング時には、実質的に生理食塩水を使用する必要が
なくなるか、使用してもその使用量が従来に比べて大幅
に減少される。
は、血液透析を停止しているときに、すなわち血液透析
の開始前あるいは終了後に、濾過済透析液が血液透析要
素の透析膜を通して血液流路内に圧送される。圧送され
る濾過済透析液は、透析液濾過要素の透析液濾過膜によ
って略完全に不純物(たとえば、エンドトキシン)が除
去されたものである。血液透析開始時に、この極めて清
浄な濾過済透析液を血液透析要素の血液流路内へ圧送す
ることにより、血液流路内に予め充填されている無菌水
または空気が濾過済透析液によって置換され、血液流路
内が効果的にクリーニングされる。さらに圧送を続ける
ことにより、血液循環路内も濾過済透析液によって置換
でき、効率よくクリーニングできる。したがって、プラ
イミング時には、実質的に生理食塩水を使用する必要が
なくなるか、使用してもその使用量が従来に比べて大幅
に減少される。
【0015】また、血液透析終了後においては、血液流
路内に濾過済透析液を圧送することにより、血液流路内
および該血液流路の下流側の血液循環路内に残留してい
た血液が、濾過済透析液によって押し出され、その大部
分が人体に返血される。血液流路よりも上流側の血液循
環路内に残留する血液については、血液流路まで生理食
塩水を用いて押し出されるが、生理食塩水の使用量とし
てはこの分のみでよくなるので、従来に比べてその使用
量が大幅に減少する。
路内に濾過済透析液を圧送することにより、血液流路内
および該血液流路の下流側の血液循環路内に残留してい
た血液が、濾過済透析液によって押し出され、その大部
分が人体に返血される。血液流路よりも上流側の血液循
環路内に残留する血液については、血液流路まで生理食
塩水を用いて押し出されるが、生理食塩水の使用量とし
てはこの分のみでよくなるので、従来に比べてその使用
量が大幅に減少する。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係る血液透析方法および装
置の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。図1
は本発明の第1実施例に係る血液透析装置を示してい
る。図において、1は血液透析要素を示している。血液
透析要素1内は、透析膜2によって血液流路3と透析液
流路4とに画成されている。透析膜2は、たとえば高精
度半透膜からなる多数の中空糸からなっている。血液透
析要素1の血液流路3には、血液循環路5が接続されて
いる。血液循環路5は、人体(図示略)から血液流路3
内に血液を流入させる血液流入管路5aと、血液流路3
から血液を流出させ人体へと戻す血液流出管路5bとか
ら構成されている。
置の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。図1
は本発明の第1実施例に係る血液透析装置を示してい
る。図において、1は血液透析要素を示している。血液
透析要素1内は、透析膜2によって血液流路3と透析液
流路4とに画成されている。透析膜2は、たとえば高精
度半透膜からなる多数の中空糸からなっている。血液透
析要素1の血液流路3には、血液循環路5が接続されて
いる。血液循環路5は、人体(図示略)から血液流路3
内に血液を流入させる血液流入管路5aと、血液流路3
から血液を流出させ人体へと戻す血液流出管路5bとか
ら構成されている。
【0017】血液透析要素1の透析液流路4には、透析
液濾過要素8で濾過された濾過済透析液を透析液流路4
へと供給する濾過済透析液供給管路6と、透析に供され
た使用済透析液を排出するための使用済透析液排出管路
7とが接続されている。
液濾過要素8で濾過された濾過済透析液を透析液流路4
へと供給する濾過済透析液供給管路6と、透析に供され
た使用済透析液を排出するための使用済透析液排出管路
7とが接続されている。
【0018】透析液濾過要素8は、透析液濾過膜9によ
って、濾過済透析液室10と未濾過透析液室11とに画
成されている。透析液濾過膜9は、たとえば高精度高濾
過性能を有する濾過膜からなる、多数の中空糸から構成
されている。この透析液濾過膜9は、透析液中の不純
物、とくにエンドトキシンを高精度に濾過できるもので
あり、濾過済の透析液は、生理食塩水と同様に、たとえ
人体に流入しても無害なものである。
って、濾過済透析液室10と未濾過透析液室11とに画
成されている。透析液濾過膜9は、たとえば高精度高濾
過性能を有する濾過膜からなる、多数の中空糸から構成
されている。この透析液濾過膜9は、透析液中の不純
物、とくにエンドトキシンを高精度に濾過できるもので
あり、濾過済の透析液は、生理食塩水と同様に、たとえ
人体に流入しても無害なものである。
【0019】透析液濾過要素8の濾過済透析液室10に
は濾過済透析液供給管路6が接続されている。未濾過透
析液室11は、未濾過透析液供給管路12を介して、透
析液供給源としての計量チャンバ13と接続されてい
る。
は濾過済透析液供給管路6が接続されている。未濾過透
析液室11は、未濾過透析液供給管路12を介して、透
析液供給源としての計量チャンバ13と接続されてい
る。
【0020】使用済透析液排出管路7は、計量チャンバ
13に接続されており、途中に移送ポンプ14が設けら
れている。、計量チャンバ13の内部は、可撓性の膜1
7(たとえばゴム製の膜)によって未濾過透析液貯留室
13aと、使用済透析液貯留室13bとに画成されてお
り、両室は連通されていない。計量チャンバ13の未濾
過透析液貯留室13aから、未濾過透析液供給管路1
2、透析液濾過要素8、濾過済透析液排出管路7、血液
透析要素1の透析液流路4、使用済透析液排出管路7を
通して使用済透析液貯留室13bに至る経路は、実質的
に閉回路に構成されている。但し、透析膜2を通して透
析されてきた血液からの水分(たとえば尿成分)は、こ
の閉回路内に流入するが、流入した分と同等の量の使用
済透析液が、管路7から分岐された排出管路16を通し
て除水ポンプ15によって適当な排出系、たとえば排出
槽18(たとえば計量可能なメスシリンダ)に排出され
るようになっている。本実施例では、この除水ポンプ1
5は、可逆回転可能なポンプからなっている。
13に接続されており、途中に移送ポンプ14が設けら
れている。、計量チャンバ13の内部は、可撓性の膜1
7(たとえばゴム製の膜)によって未濾過透析液貯留室
13aと、使用済透析液貯留室13bとに画成されてお
り、両室は連通されていない。計量チャンバ13の未濾
過透析液貯留室13aから、未濾過透析液供給管路1
2、透析液濾過要素8、濾過済透析液排出管路7、血液
透析要素1の透析液流路4、使用済透析液排出管路7を
通して使用済透析液貯留室13bに至る経路は、実質的
に閉回路に構成されている。但し、透析膜2を通して透
析されてきた血液からの水分(たとえば尿成分)は、こ
の閉回路内に流入するが、流入した分と同等の量の使用
済透析液が、管路7から分岐された排出管路16を通し
て除水ポンプ15によって適当な排出系、たとえば排出
槽18(たとえば計量可能なメスシリンダ)に排出され
るようになっている。本実施例では、この除水ポンプ1
5は、可逆回転可能なポンプからなっている。
【0021】計量チャンバ13は、移送ポンプ14によ
る使用済透析液の使用済透析液貯留室13bへの圧送に
より、可撓性の膜17を未濾過透析液貯留室13aに膨
出させて該室13a内の未濾過透析液を押し出すことが
できるようになったものである。未濾過透析液貯留室1
3aには、調製済の透析液を供給する調製済透析液供給
装置19から管路20、バルブ21を介して新しい透析
液が適宜補充される。使用済透析液貯留室13bから
は、管路22、バルブ23を介して、使用済の透析液が
適宜排出されるようになっている。但し、バルブ21、
23は、通常は閉じられ、前述の実質的な閉回路を形成
できるようになっている。
る使用済透析液の使用済透析液貯留室13bへの圧送に
より、可撓性の膜17を未濾過透析液貯留室13aに膨
出させて該室13a内の未濾過透析液を押し出すことが
できるようになったものである。未濾過透析液貯留室1
3aには、調製済の透析液を供給する調製済透析液供給
装置19から管路20、バルブ21を介して新しい透析
液が適宜補充される。使用済透析液貯留室13bから
は、管路22、バルブ23を介して、使用済の透析液が
適宜排出されるようになっている。但し、バルブ21、
23は、通常は閉じられ、前述の実質的な閉回路を形成
できるようになっている。
【0022】上記実施例に係る血液透析装置において
は、血液透析時には、被血液透析者の体内から血液が血
液循環路(血液流入管路)5aを通って血液透析要素1
の血液流路3内へと流入する、また、計量チャンバ13
から未濾過透析液が未濾過透析液供給管路12を通って
透析液濾過要素8へと供給される。未濾過透析液は、透
析液濾過要素8の透析液濾過膜9を通過し、濾過され
る。そして、濾過済透析液が濾過済透析液供給管路6か
ら、血液透析要素3の透析液流路4内へと供給される。
は、血液透析時には、被血液透析者の体内から血液が血
液循環路(血液流入管路)5aを通って血液透析要素1
の血液流路3内へと流入する、また、計量チャンバ13
から未濾過透析液が未濾過透析液供給管路12を通って
透析液濾過要素8へと供給される。未濾過透析液は、透
析液濾過要素8の透析液濾過膜9を通過し、濾過され
る。そして、濾過済透析液が濾過済透析液供給管路6か
ら、血液透析要素3の透析液流路4内へと供給される。
【0023】そして、血液流路3内を流れる血液と、透
析液流路4内を流れる濾過済透析液との間で透析膜2を
介して透析が行われ、血液流路3内を流れる血液中から
尿成分等の水分が透析液流路4側へ移行し、血液透析が
行われる。透析が行われた血液は、血液循環路(血液流
出管路)5bから被血液透析者の体内へと戻される。ま
た、透析に供された、上記尿成分等を含む使用済透析液
は、使用済透析液排出管路7を通り、該使用済透析液排
出管路7から分岐された排出管路16の除水ポンプ15
により、血液からこの回路内に流入したと同量だけ回路
外へ排出される。移送ポンプ14は、使用済透析液を圧
送するが、この圧送量のうち上記回路外への排出分を差
し引いた量が、計量チャンバ13の貯留室13b内に溜
められる。チャンバ13の総容量は一定であるから、貯
留室13bに流入した分、貯留室13aから未濾過透析
液が押し出される。
析液流路4内を流れる濾過済透析液との間で透析膜2を
介して透析が行われ、血液流路3内を流れる血液中から
尿成分等の水分が透析液流路4側へ移行し、血液透析が
行われる。透析が行われた血液は、血液循環路(血液流
出管路)5bから被血液透析者の体内へと戻される。ま
た、透析に供された、上記尿成分等を含む使用済透析液
は、使用済透析液排出管路7を通り、該使用済透析液排
出管路7から分岐された排出管路16の除水ポンプ15
により、血液からこの回路内に流入したと同量だけ回路
外へ排出される。移送ポンプ14は、使用済透析液を圧
送するが、この圧送量のうち上記回路外への排出分を差
し引いた量が、計量チャンバ13の貯留室13b内に溜
められる。チャンバ13の総容量は一定であるから、貯
留室13bに流入した分、貯留室13aから未濾過透析
液が押し出される。
【0024】このような血液透析装置において、血液透
析を停止している際に、濾過済透析液が次のように血液
流路3内に圧送される。すなわち、可逆回転可能な除水
ポンプ15が逆回転され、前記閉回路内の圧力が高めら
れる。血液透析要素1の透析液流路4には濾過済透析液
が充満されているから、上記加圧により、透析膜2を通
して濾過済透析液が血液流路3内に圧送される。圧送さ
れた分透析液側の回路の圧力は低下しようとするが、ポ
ンプ15は運転されつづけているので、貯留室13aか
ら濾過要素8を通して濾過された濾過済透析液が順次供
給され、供給された濾過済透析液が連続的に透析膜2を
通して血液流路3内へと圧送される。このようにして、
血液流路3内は濾過済透析液で満たされる。
析を停止している際に、濾過済透析液が次のように血液
流路3内に圧送される。すなわち、可逆回転可能な除水
ポンプ15が逆回転され、前記閉回路内の圧力が高めら
れる。血液透析要素1の透析液流路4には濾過済透析液
が充満されているから、上記加圧により、透析膜2を通
して濾過済透析液が血液流路3内に圧送される。圧送さ
れた分透析液側の回路の圧力は低下しようとするが、ポ
ンプ15は運転されつづけているので、貯留室13aか
ら濾過要素8を通して濾過された濾過済透析液が順次供
給され、供給された濾過済透析液が連続的に透析膜2を
通して血液流路3内へと圧送される。このようにして、
血液流路3内は濾過済透析液で満たされる。
【0025】この血液流路3内へと圧送される濾過済透
析液は、必ず透析液濾過要素8の透析液濾過膜9を通過
しているので、不純物は略完全に除去されている。
析液は、必ず透析液濾過要素8の透析液濾過膜9を通過
しているので、不純物は略完全に除去されている。
【0026】血液透析開始前において、血液透析要素1
の血液流路3および、それに接続された血液循環路5を
クリーニングする際には、つまりプライミングを行う際
には、たとえば、まず血液循環路5の血液流入管路5a
側を開放し、上述の如く除水ポンプ15を逆回転して濾
過済透析液を透析液流路4内から透析膜2を通して血液
流路3内へと圧送する。これにより、無菌水又は空気が
充填されている血液流路3内は、濾過済透析液に置換さ
れ、効果的にクリーニングされる。さらに圧送を続行す
ることにより、血液流入管路5aも同様にクリーニング
される。しかる後に、血液流入管路5a側を閉じ、血液
流出管路5b側を開放して、同様に圧送を続行すること
により、同様に血液流出管路5b側がクリーニングさ
れ、プライミングが完了する。従来プライミングに使用
していた生理食塩水の使用量が大幅に低減されるので、
コストダウンが達成される。
の血液流路3および、それに接続された血液循環路5を
クリーニングする際には、つまりプライミングを行う際
には、たとえば、まず血液循環路5の血液流入管路5a
側を開放し、上述の如く除水ポンプ15を逆回転して濾
過済透析液を透析液流路4内から透析膜2を通して血液
流路3内へと圧送する。これにより、無菌水又は空気が
充填されている血液流路3内は、濾過済透析液に置換さ
れ、効果的にクリーニングされる。さらに圧送を続行す
ることにより、血液流入管路5aも同様にクリーニング
される。しかる後に、血液流入管路5a側を閉じ、血液
流出管路5b側を開放して、同様に圧送を続行すること
により、同様に血液流出管路5b側がクリーニングさ
れ、プライミングが完了する。従来プライミングに使用
していた生理食塩水の使用量が大幅に低減されるので、
コストダウンが達成される。
【0027】また、血液透析終了後においては、血液流
入路3および血液循環路5内には血液が残留している。
このため、上記残留する血液を返血する必要がある。こ
の場合には、まず、血液流入管路5aに生理食塩水を導
入し、該血液流入管路5a内の血液を血液流路3内まで
押し出す。そして、この状態で除水ポンプ15を逆回転
させ、濾過済透析液を透析膜2を通して血液流路3内に
圧送する。該圧送に伴って、血液流路3内の血液は血液
流出管路5bを通って、被血液透析者へと返血される。
したがって、生理食塩水の使用量は、血液流入管路5a
内の残留血液を押し出すに必要な量だけでよく、大幅に
低減される。
入路3および血液循環路5内には血液が残留している。
このため、上記残留する血液を返血する必要がある。こ
の場合には、まず、血液流入管路5aに生理食塩水を導
入し、該血液流入管路5a内の血液を血液流路3内まで
押し出す。そして、この状態で除水ポンプ15を逆回転
させ、濾過済透析液を透析膜2を通して血液流路3内に
圧送する。該圧送に伴って、血液流路3内の血液は血液
流出管路5bを通って、被血液透析者へと返血される。
したがって、生理食塩水の使用量は、血液流入管路5a
内の残留血液を押し出すに必要な量だけでよく、大幅に
低減される。
【0028】さらに、使用される濾過済透析液は、必ず
透析液濾過膜9によって、略完全に不純物が除去されて
いるので、返血の際に若干被血液透析者の体内に流入し
ても全く差し支えない。
透析液濾過膜9によって、略完全に不純物が除去されて
いるので、返血の際に若干被血液透析者の体内に流入し
ても全く差し支えない。
【0029】図2は、本発明の第2実施例に係る血液透
析装置を示している。図2において、図1と同一の部材
には、同一の番号を付しその説明を省略する。本実施例
においては、血液流路3内に濾過済透析液を圧送する手
段として、使用済透析液排出管路7に加圧専用ポンプ3
0を有している。
析装置を示している。図2において、図1と同一の部材
には、同一の番号を付しその説明を省略する。本実施例
においては、血液流路3内に濾過済透析液を圧送する手
段として、使用済透析液排出管路7に加圧専用ポンプ3
0を有している。
【0030】本実施例においても、上記加圧専用ポンプ
30の運転により、プライミング、返血に際して、前記
第1実施例に記載したと同様の作用、効果を得ることが
できる。本実施例においては、除水ポンプ15は可逆回
転可能であることは要しない。
30の運転により、プライミング、返血に際して、前記
第1実施例に記載したと同様の作用、効果を得ることが
できる。本実施例においては、除水ポンプ15は可逆回
転可能であることは要しない。
【0031】なお、上記第1、第2実施例においては、
返血時に血液流路管路5aに生理食塩水を導入している
が、生理食塩水に代えてエアを用いることも可能であ
る。
返血時に血液流路管路5aに生理食塩水を導入している
が、生理食塩水に代えてエアを用いることも可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の血液透析
方法および装置によるときは、濾過済透析液を血液透析
要素の透析膜を通して血液流路内に圧送するので、プラ
イミングおよび返血時の生理食塩水の使用量を大幅に減
少でき、血液透析コストの低減を達成できる。
方法および装置によるときは、濾過済透析液を血液透析
要素の透析膜を通して血液流路内に圧送するので、プラ
イミングおよび返血時の生理食塩水の使用量を大幅に減
少でき、血液透析コストの低減を達成できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る血液透析装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る血液透析装置の概略
構成図である。
構成図である。
1 血液透析要素 2 透析膜 3 血液流路 4 透析液流路 5 血液循環路 5a 血液流入管路 5b 血液流出管路 6 濾過済透析液供給管路 7 使用済透析液排出管路 8 透析液濾過要素 9 透析液濾過膜 10 濾過済透析液室 11 未濾過透析液室 12 未濾過透析液供給管路 13 透析液供給源としての計量チャンバ 13a 未濾過透析液貯留室 13b 使用済透析液貯留室 14 移送ポンプ 15 除水ポンプ 16 排出管路 17 膜 18 排水槽 19 調製済透析液供給装置 20、22 管路 21、23 バルブ 30 加圧専用ポンプ
Claims (5)
- 【請求項1】 (イ)透析液供給源、(ロ)透析液濾過
膜とその一方側に形成された未濾過透析液室とその他方
側に形成された濾過済透析液室とを有する透析液濾過要
素、(ハ)透析膜とその一方側に形成された透析液流路
とその他方側に形成された血液流路とを有する血液透析
要素、(ニ)前記血液透析要素の血液流路に接続された
血液循環路、(ホ)前記透析液供給源と前記未濾過透析
液室とを結合する未濾過透析液供給管路、(ヘ)前記濾
過済透析液室と前記透析液流路とを結合する濾過済透析
液供給管路、および、(ト)前記透析液流路から使用済
透析液を排出する使用済透析液排出管路からなる血液透
析装置を用いて、未濾過透析液を前記透析液供給源から
前記未濾過透析液供給管路を通じて前記未濾過透析液室
に供給し、前記透析液濾過膜を通過して得られた濾過済
透析液を前記濾過済透析液室から前記濾過済透析液供給
管路を通じて前記透析液流路に供給し、前記透析膜を介
して前記血液流路を流れる血液と前記透析液流路を流れ
る濾過済透析液との間で血液透析をなさしめ、前記使用
済透析液を前記使用済透析液排出管路から排出してなる
血液透析方法において、血液透析を停止しているとき
に、前記濾過済透析液を、前記血液透析要素の透析膜を
通して血液流路内に圧送することを特徴とする血液透析
方法。 - 【請求項2】 前記濾過済透析液の圧送が血液透析開始
前に行われ、前記血液流路内に圧送された濾過済透析液
により、前記血液透析要素内の血液流路およびそれに接
続された血液循環路内をクリーニングする、請求項1の
血液透析方法。 - 【請求項3】 前記濾過済透析液の圧送が血液透析終了
後に行われ、該圧送により、少なくとも血液透析要素の
血液流路内にある血液を前記血液透析要素の外部に押し
出す、請求項1の血液透析方法。 - 【請求項4】 (イ)透析液供給源、(ロ)透析液濾過
膜とその一方側に形成された未濾過透析液室とその他方
側に形成された濾過済透析液室とを有する透析液濾過要
素、(ハ)透析膜とその一方側に形成された透析液流路
とその他方側に形成された血液流路とを有する血液透析
要素、(ニ)前記血液透析要素の血液流路に接続された
血液循環路、(ホ)前記透析液供給源と前記未濾過透析
液室とを結合する未濾過透析液供給管路、(ヘ)前記濾
過済透析液室と前記透析液流路とを結合する濾過済透析
液供給管路、および、(ト)前記透析液流路から使用済
透析液を排出する使用済透析液排出管路からなる血液透
析装置において、(チ)血液透析を停止しているとき
に、前記透析液濾過膜を通過して得られた濾過済透析液
を、前記血液透析要素の透析膜を通して血液流路内に圧
送する手段を設けたことを特徴とする血液透析装置。 - 【請求項5】 前記圧送手段が、前記使用済透析液排出
管路に設けられた、可逆回転可能なポンプを有してい
る、請求項4の血液透析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6244692A JPH0880346A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 血液透析方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6244692A JPH0880346A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 血液透析方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880346A true JPH0880346A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17122523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6244692A Pending JPH0880346A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 血液透析方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0880346A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0992255A2 (en) | 1998-10-07 | 2000-04-12 | Nissho Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
EP0992254A2 (en) | 1998-10-07 | 2000-04-12 | Nissho Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
WO2001002035A1 (fr) * | 1999-07-06 | 2001-01-11 | Scitec K.K. | Procede de regeneration d'un dialyseur et appareil de dialyse |
WO2004096321A1 (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-11 | Teijin Pharma Limited | 透析装置における血液流路の洗浄方法 |
JP2008093193A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Toray Medical Co Ltd | 血液透析装置における逆濾過透析液の送液方法および血液透析装置 |
WO2010130202A1 (zh) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | 重庆山外山科技有限公司 | 一种血液净化用变容式平衡器 |
JP2011182927A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd | 血液透析装置、血液回路への補液方法、血液透析装置の作動方法 |
CN105477712A (zh) * | 2015-08-08 | 2016-04-13 | 常州华岳微创医疗器械有限公司 | 一种可携带的血液净化装置 |
JP2019122528A (ja) * | 2018-01-15 | 2019-07-25 | 東レ・メディカル株式会社 | 血液浄化装置 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP6244692A patent/JPH0880346A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP0992254A2 (en) | 1998-10-07 | 2000-04-12 | Nissho Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
EP0992254A3 (en) * | 1998-10-07 | 2000-10-11 | Nissho Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
EP0992255A3 (en) * | 1998-10-07 | 2000-10-11 | Nissho Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
EP0992255A2 (en) | 1998-10-07 | 2000-04-12 | Nissho Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
US6274034B1 (en) | 1998-10-07 | 2001-08-14 | Nipro Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
US6277272B1 (en) | 1998-10-07 | 2001-08-21 | Nipro Corporation | Dialysis system and cleaning and priming method thereof |
US6551513B2 (en) | 1998-10-07 | 2003-04-22 | Nipro Corporation | Cleaning and priming method for dialysis system |
WO2001002035A1 (fr) * | 1999-07-06 | 2001-01-11 | Scitec K.K. | Procede de regeneration d'un dialyseur et appareil de dialyse |
WO2004096321A1 (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-11 | Teijin Pharma Limited | 透析装置における血液流路の洗浄方法 |
JP2008093193A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Toray Medical Co Ltd | 血液透析装置における逆濾過透析液の送液方法および血液透析装置 |
WO2010130202A1 (zh) * | 2009-05-15 | 2010-11-18 | 重庆山外山科技有限公司 | 一种血液净化用变容式平衡器 |
RU2495680C2 (ru) * | 2009-05-15 | 2013-10-20 | ЧУНЦИН ШАНЬВАЙШАНЬ САЙЕНС энд ТЕКНОЛОДЖИ КО., ЛТД. | Компенсатор с изменяемым объемом для очистки крови |
JP2011182927A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd | 血液透析装置、血液回路への補液方法、血液透析装置の作動方法 |
CN105477712A (zh) * | 2015-08-08 | 2016-04-13 | 常州华岳微创医疗器械有限公司 | 一种可携带的血液净化装置 |
JP2019122528A (ja) * | 2018-01-15 | 2019-07-25 | 東レ・メディカル株式会社 | 血液浄化装置 |
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