JPH0880307A - 歯科補てつ物の製法およびそのための系および硬化系 - Google Patents

歯科補てつ物の製法およびそのための系および硬化系

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JPH0880307A
JPH0880307A JP7117316A JP11731695A JPH0880307A JP H0880307 A JPH0880307 A JP H0880307A JP 7117316 A JP7117316 A JP 7117316A JP 11731695 A JP11731695 A JP 11731695A JP H0880307 A JPH0880307 A JP H0880307A
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microwave
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JP7117316A
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Karl Gorlich
ゴールリッヒ カール
Wigbert Hauner
ハウナー ヴィクバート
Ralf Janda
ヤンダ ラルフ
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Dentsply Detrey GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造時の収縮がきわめて少なく、未重合単量
体がほとんどない歯科補てつ物を製造する。 【構成】 本発明は、歯科補てつ物の製法であって、マ
イクロ波エネルギーを照射することにより重合可能な単
量体および開始剤を含有する重合性組成物を調整し、こ
の組成物をマイクロ波透過性のフラスコにより囲まれた
型内に注入し、注入された組成物を少なくとも0.5M
Paの圧力下でマイクロ波により重合させることからな
る製法および、マイクロ波透過性フラスコ、フラスコに
囲まれた型内の重合性組成物からなる硬化系であって、
型が歯科補てつ物の外表面の形を有するチャンバー壁を
有し、組成物が120〜50,000g/molの分子量の
重合性(メタ)アクリル酸エステル単量体、充填剤、マ
イクロ波感受性開始剤からなり、かつ23℃で少なくと
も1年間保存可能であり、重合中組成物を少なくとも
0.5MPaに維持する硬化系に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、マイクロ波硬化性歯科用組成物
から歯科補てつ物の製法に関する。本発明は、マイクロ
波エネルギーにより重合性のペースト状1成分義歯用ベ
ース樹脂を、フラスコにより囲まれた型内に注入するこ
とによる歯科補てつ物の製法を提供する。このフラスコ
は、ボデー壁の少なくとも実質的部分がマイクロ波エネ
ルギーを効果的に透過するボデー壁を有する。歯科用成
形物に低収縮、高い曲げ強さ、高い弾性率を与える単量
体およびマイクロ波エネルギーにより単量体の重合を開
始させる開始剤系を含む、歯科用組成物の系は、本発明
の製法を実施するのに有用である。こうして成形された
義歯は、ペースト状組成物が低収縮性であるため、患者
の口腔内への適合性がきわめて優れている。
【0002】
【従来技術】R.Janda,Ullmann's Encyclopedia of In
dustrial Chemistry,Vol.A8,Chap.5.1 義歯床樹脂
(Denture Base Resins)、p.278/280、(編
集者VCH Verlagsgesellschaft Weinheim, ドイツ,
1987年)にみられるように、従来技術の義歯床は、
ポリメタアクリル酸メチル粉末と液状のメタアクリル酸
メチルとを用いて製造されてきた。これらの粉末および
液体材料は、ドウを製造する際混合しなければならな
い。ドウが成形可能になるまでには、粉末と液体とを混
合した後10分以上かかっていた。この液状物は、加工
中強い臭いの原因となるメタアクリル酸メチル90重量
%以上を含み、重合され成形された義歯床材料は、未重
合単量体を含むために、アレルギーが生ずるおそれがあ
った。
【0003】Beanの米国特許68,548は、アルミニ
ウム鋳造の改良装置およびアルミニウム鋳造法を開示し
ている。Houselの米国特許283,487は、歯科医用
フラスコを開示している。Joannides の米国特許1,5
75,688は、歯科用プレートの製造およびその装置
を開示している。Jackson の米国特許2,341,99
1は、歯科用フラスコ用の注入機構を開示している。He
nnickeらの米国特許2,660,758は、注入フラス
コ装置を開示している。Greeneの米国特許3,635,
630は、着脱自在のプラスチックインサートを有する
フラスコ部材を用いた義歯成形装置を開示している。Ro
hrerらの米国特許4,599,216は、マイクロ波照
射装置を開示している。Hampshire の米国特許4,06
9,000は、補強プラスチック材料の成形および硬化
用の型を開示している。Bekey らの米国特許4,18
2,507は、型取りされた歯科印象から咬合注型物の
注型加工用型を開示している。Beu の米国特許4,21
8,205は、自己密封性3分割歯科フラスコを開示し
ている。 Kogure の米国特許4,359,435は、プ
ラスチック製品の製造法を開示している。Nakazatoの米
国特許4,873,269は、義歯床用の樹脂状組成物
を開示している。Uebayashi の米国特許4,971,7
35は、樹脂ベースの義歯の製法を開示している。 Has
egawa の米国特許5,063,255は、歯科用の光重
合性タイプの樹脂組成物を開示している。Oxman らの米
国特許5,066,231は、ポリカプロラクトン成形
組成物を用いた歯印象法を開示している。Mc Laughlin
の米国特許5,094,619は、歯修復物の着色法を
開示している。Masuharaらの米国特許5,104,59
1は、歯科用光硬化性樹脂の光硬化法を開示している。
Kuberasampath らの米国特許5,108,753は、骨
形成用装置を開示している。 Kimura の米国特許5,1
51,279は、樹脂製の歯科用プレートおよびフラス
コの製法を開示している。Lai の米国特許5,158,
717は、重合体成形物品の成形法を開示している。Fu
jii らの日本特許62−54739は、加硫促進剤を開
示している。Nakayamaらの日本特許60−214284
は、パルスレーダーを開示している。Frischのドイツ公
開特許32 36 835 A1は、歯科補てつ物用の
樹脂の製法を開示している。 Nakazato のドイツ公開特
許37 25 502 A1は、樹脂製の歯科支持組織
を開示している。Nakazatoのドイツ公開特許41 02
129 A1は、歯科補てつ合成材料から修復用生成物
の製法と装置を開示している。Feurere らのヨーロッパ
特許0 089 705 B1は、成形による物品の製
造方法を開示している。De Clerck のヨーロッパ特許0
193 514 B1は、樹脂の重合方法を開示して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、重合開始のためにマイクロ波エネルギーを使って、
正確に適合する補てつ物、特に歯冠、ブリッジ、総義歯
または部分義歯の製法を提供するにある。
【0005】本発明の1つの目的は、マイクロ波エネル
ギーを使って容易に硬化し、重合による収縮が4容量%
未満の歯科補てつ物製造用の1成分重合性組成物を含む
系を提供するにある。
【0006】本発明の1つの目的は、メタアクリル酸メ
チルを含まない1成分組成物を含む系を提供するにあ
る。
【0007】本発明の1つの目的は、重合可能な120
〜50,000の分子量のアクリル酸エステルおよび
(または)メタアクリル酸エステル単量体、および23
℃で1年以上貯蔵するとき安定で、重合可能な単量体の
重合を開始させることのない開始剤を含む硬化性組成物
を含んでいる系を提供するにある。
【0008】本発明の1つの目的は、1成分組成物を密
閉されたフラスコ内の型に注入することによる、義歯の
製法を提供するにある。
【0009】本発明の1つの目的は、密閉されたフラス
コに含まれる型内に注入された1成分義歯ベース樹脂
を、マイクロ波エネルギーを適用して硬化することによ
る歯科補てつ物の製法を提供するにある。
【0010】本発明の1つの目的は、1成分重合性組成
物を調製し、上記組成物を実質上マイクロ波エネルギー
を透過するボデー壁をもつ室内に注入することによる、
歯科補てつ物の製法を提供するにある。
【0011】本発明の1つの目的は、120〜50,0
00g/molの、好ましくは120〜20,000g
/molの分子量を有する少なくとも1種の重合性メタ
アクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル単量体、
充填剤、および23℃で貯蔵したとき少なくとも1年間
重合性化合物を実質的に事実上重合させず、成形可能で
あるマイクロ波エネルギー感受性の開始剤系よりなる重
合性組成物が入っているマイクロ波透過性フラスコを含
めた硬化系を提供するにある。
【0012】本願でいう「マイクロ波透過性」とは、マ
イクロ波が実質上吸収されることなく透過する材料を指
す。本願でいう「義歯」とは、埋め込まれた少なくとも
一つの人工歯と共に形成された成形部材を指す。本願で
いう「単量体」とは、単量体および(または)オリゴマ
ーのような重合性化合物を指す。この明細書をとおし
て、ことわらない限りパーセントはすべて重量%であ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、歯科補てつ物
の硬化系およびその製法を提供する。歯科補てつ物の製
法は、マイクロ波エネルギーにより重合できる1成分義
歯ベース樹脂組成物の提供を含む。1成分義歯ベース樹
脂組成物を、マイクロ波エネルギーに対し実質上透過性
であるボデー壁を有するフラスコにより囲まれた型内に
注入する。硬化系は、マイクロ波エネルギー感受性の開
始剤、および好ましくは120〜20,000の分子量
をもつ重合性(メタ)アクリル酸エステル単量体を含
む。この開始剤は、フラスコにマイクロ波エネルギーを
照射することにより、重合性単量体の重合を開始させる
のに適している。この開始剤は、マイクロ波エネルギー
の不存在下では、23℃で少なくとも1年間安定であ
り、単量体の重合を開始させることがない。
【0014】貯蔵安定な重合性1成分義歯床樹脂組成物
を、密閉されたフラスコ内の型に注入し、ついでマイク
ロ波エネルギーをフラスコに照射し重合性組成物の重合
を開始させることにより、正確に適合する義歯を本発明
により製造する。1成分義歯ベース樹脂組成物は、12
0〜50,000g/molの分子量をもつ1種または
それ以上のアクリル酸エステルおよび(または)メタア
クリル酸エステル単量体、充填剤、開始剤系を含んでい
る。最も好ましくは、単量体は120〜20,000g
/molの分子量をもつ。好ましい充填剤は、無機およ
び(または)有機の粒子および(または)繊維である。
好ましくは、重合性組成物は、促進剤、安定剤、顔料を
含んでいる。開始剤をマイクロ波エネルギーで活性化す
ることにより、単量体の重合が開始される。マイクロ波
エネルギーの不存在下では、開始剤は23℃で少なくと
も1年間安定である。この重合性1成分義歯ベース樹脂
組成物の重合工程中の収縮は、4%未満である。
【0015】本発明を、図1〜6を参照して説明する。
特に図1、1A、1Bを参照すると、フラスコ1は上部
フラスコ1B、下部フラスコ1A、スペース保持器2を
含んでいることがわかる。各下部および上部フラスコ1
Aおよび1Bは、マイクロ波の透過性で、マイクロ波の
場にさらすのに適合している繊維補強重合体材料からつ
くられる。密閉状態においては、下部および上部フラス
コ1Aおよび1Bは、穴3および3Aを通してねじまた
はボルトのような固定具により固定される。固定具は、
フラスコ1の下部フラスコおよび上部フラスコ1Aおよ
び1Bをぴったり一緒に保持するように調節される。マ
イクロ波透過性の樹脂フラスコ1は、たとえばポリエス
テル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、ポリオキシメチレン、および
(または)ポリエーテルエーテルケトンからつくられ
る。上記プラスチック材料は、ガラス繊維、またはたと
えばポリアミド繊維、ポリイミド繊維などの有機繊維の
ような繊維で補強される。重合性組成物は、高分子量の
モノ,ジまたは多官能性重合性メタアクリル酸エステル
および(または)アクリル酸エステル、無機および(ま
たは)有機充填剤、ラジカル重合用開始剤の混合物であ
る。重合性組成物は、所望により顔料、安定剤、可塑
剤、他の添加剤を含みうるものである。
【0016】本発明の好ましい実施態様に従う義歯は、
従来の印象材料により患者の口腔の印象から陰型として
作製される。患者の口腔の印象からの固体プラスター模
型または陽型は、常法により製造される。次に、義歯を
プラスター模型上でワックスで成形し、人工歯をナソロ
ジカルルールに従って排列する。図3に示すような金属
製のバンジョーボルト11と同一形状をもつスペース保
持器2を、図1に示すように、下部フラスコ1Aのあら
かじめ形成してある開口部42に挿入する。ついで、下
部フラスコ1Aにプラスターを充填し、ワックスアップ
された義歯を有する固体プラスター模型を、液状プラス
ター内に半分埋め込む。次に、注入チャネルを、上義歯
5にあわせて、ワックスで形成する。二つの注入チャネ
ルを、下義歯6にあわせてワックスで形成する。硬化し
たプラスターを、分離溶液(Dentsply International I
nc. 社販売の商品名 Isolantのような)を用いて取り出
す。ついで、上部フラスコ1Bを、下部フラスコ1Aの
上に置き、図6に示すように、繊維補強樹脂ボルト40
およびナット41で固定する。ついで、プラスターを、
上部フラスコ1Bのチャネル壁で形成された孔17を通
して、密閉フラスコ内に注入、義歯のワックスアップお
よび注入チャンネルを完全に埋め込む。
【0017】プラスターが完全に硬化した後、下部と上
部フラスコ1Aと1Bを分離し、ワックスを熱水で除去
する。
【0018】孔17は、フラスコ1の上部フラスコ1B
に設けられ、プラスターで密閉フラスコを充填し型4を
形成するための通路となる。プラスターの型4は、密閉
フラスコ1により囲まれている。型4内には、挿入され
た人工歯の一組とワックスでつくられた上義歯5の模型
が埋められている。ワックスの注入チャンネルは、下部
フラスコ1Aの上義歯5の模型からスペース保持器2に
通じている。図2にワックスと排列された人工歯とスペ
ース保持具に通ずるワックスでつくった二つの注入チャ
ンネルよりなる、下義歯6の模型を示す。義歯型は、プ
ラスター型を加熱し、ワックスを除去することにより作
られる。
【0019】交接するプラスター領域およびキャビティ
ーの壁は、既知のアルギン酸塩分離溶液で被覆され、歯
の基底(床)側は既知の技術でつくられる。スペース保
持器2が除去され、金属のバンジョーボルト11が挿入
される。金属のバンジョーボルト11は、注入カートリ
ッジを支持し、注入される1成分義歯ベース樹脂をマイ
クロ波から保護するから、マイクロ波不透過性導管が形
成されて、金属バンジョーボルト11内の1成分義歯ベ
ース樹脂が義歯形成の樹脂を重合させる段階で未重合の
ままとなり、硬化した義歯を上記導管から分離できる。
レジンシェル12、口金10、注入カートリッジ9、金
属のバンジョーボルト11は、フラスコ1の頂部に位置
し、注入装置19内に置かれる。注入装置19をついで
密閉する。
【0020】図3は、カートリッジ9を示し、これは、
カートリッジシェル7内にあり、それにより支持されて
いる。カートリッジ9には、1成分義歯ベース樹脂組成
物15が入っており、カートリッジプレススタンプ8に
よって加圧される。カートリッジプレススタンプ8によ
る圧力は、透明樹脂注入カートリッジ9内を下方に加圧
される。カートリッジプレススタンプ8は、1成分義歯
ベース樹脂組成物15を口金10を通して、型4内の成
形室18内へ圧入する。口金10は、繊維補強されたマ
イクロ波透過性樹脂フラスコ13内にのびている、金属
のバンジョーボルト11およびレジンシェル12により
支持されている。安全リング14が、口金10の下端で
溝内に支持されている。1成分義歯ベース樹脂組成物1
5は、フラスコ1により囲まれた型4の成形室18に注
入された後、義歯床16を形成する。
【0021】図4および5は、挿入された型およびマイ
クロ波透過性フラスコの組合せ27を伴った、本発明の
好ましい実施態様により使用する注入装置19の夫々正
面図および側面図である。注入装置19は、ボデー部材
23および基部(ベース)30からなる。空気または液
圧プレスシリンダ20が、ボデー部材23により支持さ
れている。プレスシリンダ20は、圧力伝達ロッド(ス
ラストトランスミッティングロッド)22を有するピス
トンロッド21をもつ。プレスシリンダ20は、好まし
くは空気または油圧のものである。圧力伝達ロッド22
は、カートリッジプレススタンプ8を注入カートリッジ
9内に圧入するのに適合しており、注入カートリッジは
1成分義歯床樹脂組成物15を型4の成形室18に圧入
する。圧力伝達ロッド22は、図3に示すようにカート
リッジプレススタンプ8を押しつけ、カートリッジ9の
頂部に入りこむ。
【0022】カートリッジ9の底部は、図3に示すよう
にレジンシェル12内に位置している、安全リング14
を有する口金10に嵌合するねじ山をもつ。カートリッ
ジ9、口金10、リング14、シェル12のこの組立体
は、金属のバンジョーボルト11内に配置される。ボル
ト11は、マイクロ波透過性樹脂フラスコ13に連結さ
れ、それによって支持される。頂部に上記組立体を有す
るマイクロ波透過性樹脂フラスコ13は、注入装置19
の下部に配置される。頂部に上記組立体を有するフラス
コ1、それにより囲まれた型4の組合せを、注入装置1
9の下部に配置するためには、図5に示すように、注入
装置19の上部を90度回転させる。ロック24は、注
入装置19が90度回転した後、その上部の動きを停止
するのに適合している。密閉されたフラスコは、注入装
置のプレス板29および31と同一角度の円錐の形状で
ある。プレス板29は所定の位置に固定され、またプレ
ス板31は位置を動かすことができる。
【0023】可動プレス板31は、スプリングばね26
によってプレスされる。フラスコおよびプレス板の円錐
の形状のために、フラスコは、ロッド22により下方に
付勢される力によって適所に保持される。フラスコ1に
より囲まれた型4内への1成分義歯床樹脂組成物の注入
が完結すると、ハンドル28でねじ切りスピンドル25
を回転することによって、可動プレス板31をフラスコ
1を押しつけた位置から移動した後に、フラスコ1を装
置19から取り出す。
【0024】注入装置19は、好ましくは金属からつく
られる。注入カートリッジ9、カートリッジプレススタ
ンプ8、口金10、レジンシェル12は、好ましくはプ
ラスチック、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、
またはポリカーボネートからつくられる。1成分義歯床
樹脂組成物を型4内へ注入中は、注入カートリッジ9は
好ましくは保護カートリッジシェル7内に位置してい
る。
【0025】プレスシリンダ20は、圧力伝達ロッド2
2を有するピストンロッド21を注入カートリッジ9内
に動かす。1成分義歯ベース樹脂15は、口金、レジン
シェル、注入チャンネルを通り、図3に示すように型の
キャビティーに圧入され、義歯床16を形成する。カー
トリッジプレススタンプ8がさらに動かなくなったと
き、注入工程は完結する。注入圧力は、注入カートリッ
ジ9内の樹脂に対し、30分未満、好ましくは1〜20
分、最も好ましくは5〜15分かけられる。ついで、ピ
ストンロッド21を元の位置に戻すことによって、圧力
を樹脂から除去する。注入装置19の上部がはずされ、
開けられる。
【0026】口金を有する注入カートリッジを注入装置
19からはずし、図6に示すように、取りはずし(ルー
ズ)圧力ラム38をレジンシェル12内に挿入する。再
圧縮装置36は金属のバンジョーボルト11の頂部に固
定されるので、この際圧力指示器としても機能するプレ
ススタンプには、注入される1成分義歯ベース樹脂が加
圧下、好ましくは約0.5〜約6MPaの圧力下に維持
されていることを示す図6に示すようなマーキング33
および34が表示されている。注入される1成分義歯ベ
ース樹脂に加圧を維持することによって、重合収縮が著
しく減少する。ついで、可動プレス板31を、ハンドル
スクリュー28で解放し、頂部に再圧縮装置を有するフ
ラスコを注入装置からはずす。つぎに、全組立体32を
マイクロ波照射炉に入れる。炉で照射されるマイクロ波
電磁エネルギーは、約0.3〜約30cmの波長(1〜
100ギガヘルツに相当する)を有し、1〜30分、好
ましくは2〜15分、最も好ましくは3〜10分照射さ
れる。マイクロ波による重合後、全組立体32をマイク
ロ波照射炉からとり出し、室温に冷却する。この工程
は、約8〜25℃の水浴中で実施してもよい。ついで、
上部および下部フラスコをプラスター型から分離し、プ
ラスター型を注意して砕くことによって、補てつ物を取
り出す。
【0027】本発明に従い使用する1成分義歯床重合性
組成物は、好ましくは20〜90重量%の、さらに好ま
しくは30〜80重量%の、最も好ましくは40〜70
重量%のモノ、ジ、トリまたは多官能性(メタ)アクリ
ル酸エステルを含んでいる。本発明に従う1成分義歯床
重合性組成物は、好ましくは0〜80%の、さらに好ま
しくは0〜75%の、最も好ましくは0〜70%の有機
充填剤、および0〜85%の、最も好ましくは0.1〜
70%の、最も好ましくは0.2〜60%のシラン処理
無機充填剤を含んでいる。本発明に従う1成分義歯ベー
ス重合性組成物は、重合反応を開始させるため、好まし
くは15%までの、さらに好ましくは10%までの、最
も好ましくは5%までの開始剤を含んでいる。本発明に
従う1成分義歯床重合性組成物は、材料の着色のため、
好ましくは顔料、たとえば金属酸化物または有機顔料、
および重合性組成物の貯蔵寿命を改良するため、安定剤
たとえばヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテ
ル、または他のヒンダードフエール(Ciba-Geigy 社製
の Irganox 1010のようなもの)を含んでいる。好
ましくは、本発明に従う1成分義歯ベース重合性組成物
は、フタル酸エステルまたはリン酸エステルのような可
塑剤、二酸化チタン、酸化アルミニウムのような不透明
化剤、および(または)銅−8−ヒドロキシキノリンま
たはトリブチルスズオキシドのような防腐剤を含んでい
る。
【0028】好ましくは、本発明に従う組成物で使われ
る重合性化合物として有用な重合性化合物は、モノ,
ジ,トリ−,または多官能性メタアクリル酸エステルお
よび(または)アクリル酸エステルを含む。本発明に従
う組成物で使う有用なアクリル系重合性化合物の例は、
少なくとも120の分子量を有し、一般構造式(I)で
示される。
【0029】
【化2】 式中、Rはアクリル残基およびメタアクリル残基を含ま
ない有機残基であり、R1 は水素、ハロゲン、アルキ
ル、置換アルキル、またはシアノ基であり、nは1〜2
0の整数であり、mは1〜1000の整数である。好ま
しくはnは1〜6である。
【0030】一般式(I)で示される重合性化合物にお
いては、Rはヒドロカルビルスペーサー単位として働ら
き、好ましくは非置換のまたはたとえばハロゲン、特に
フッ素により置換されたアルキル、芳香族、ポリエーテ
ル、ポリウレタン、ポリエステル、グリコール、または
ポリグリコールである。
【0031】本発明に従う重合性ペースト組成物を与え
るのに有用な重合性(メタ)アクリル系化合物は、付加
重合できる1官能性単量体および多官能性オリゴマーお
よび(または)2または多官能性単量体を含む。一般
に、この重合の活性部位として働らく好ましい反応性官
能基は、(メタ)アクリル基である。1官能性単量体
は、メタアクリル酸シクロヘキシル、メタアクリル酸ベ
ンジル、メタアクリル酸t−ブチル、メタアクリル酸n
−ブチル、メタアクリル酸イソブチル、メタアクリル酸
2−エチルヘキシルである。本発明の1成分義歯ベース
樹脂の重合性(メタ)アクリル化合物として有用な好ま
しい多官能性単量体および(または)オリゴマーは、た
とえば(メタ)アクリル酸アリル、エチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、トリメチルプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、エトキシ化ビスフェノールAジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、
エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レートを含む。さらに、多官能性単量体および(また
は)オリゴマーの混合物も、本発明の実施に有用であ
る。
【0032】ビス−GMA、および2,2,4−トリメ
チルヘキシル−1,6−ジイソシアナートとアクリル酸
ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピルおよ
び、これらのメタアクリル酸エステル同族体との反応で
形成されるウレタンジメタアクリレート(以後「ウレタ
ンジメタアクリレート」または「ウレタンジアクリレー
ト」と呼ぶ)のような重合性アクリル系化合物は、ヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、ポリエステルジ
オールおよび(または)ポリエステルトリオールおよび
脂肪族ジイソシアナートおよび(または)トリイソシア
ナートとの重付加生成物と同様に、特に有用である。
【0033】本発明の重合性組成物が使う一般式(I)
の重合性化合物は、好ましくは約120〜約50,00
0g/molの分子量をもつ。約200〜約20,00
0g/molの、さらに好ましくは約300〜約15,
000g/molの、最も好ましくは約400〜約1
0,000g/molの分子量をもつ一般式(I)の重
合性化合物が特に好ましい。
【0034】本発明に従う義歯床重合性組成物におい
て、有機充填剤が好ましくは使われる。有機充填剤は、
好ましくは0〜80%、さらに好ましくは0〜75%、
最も好ましくは0〜70%の量で、本発明の組成物中に
含まれる。有機充填剤は、モノ,ジ,トリまたは多官能
性メタアクリル酸エステルおよび(または)アクリル酸
エステルから形成した重合体のような、高分子量の粉砕
体状(スプリンター)および(または)球状の重合体ま
たは共重合体が好ましい。充填剤として使う球状の重合
体は、好ましくは懸濁重合により得られる。充填剤とし
て使う粉砕体状の重合体は、予め重合したモノ,ジ,ト
リまたは多官能性(メタ)アクリル酸エステル重合性組
成物を粉砕(摩砕)して得るのが好ましい。有機充填剤
は、シラン処理した無機充填剤と混合して使用すること
ができる。重合体繊維を、好ましくは単独の充填剤とし
て、または上記有機および(または)無機充填剤と組合
せて使用することができる。繊維充填剤の例は、超高分
子ポリエチレン繊維、アクリル酸エステル繊維、ポリエ
ステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリアミド繊
維、およびアラミドや炭素繊維のような高温耐熱繊維を
含む。
【0035】無機充填剤を、好ましくは本発明に従う義
歯床重合性組成物で使用する。無機充填剤は、好ましく
は0.1〜85%、さらに好ましくは0.1〜70%、
最も好ましくは0.2〜60%の量で、本発明の組成物
に含まれる。充填剤と重合性組成物から形成される重合
体マトリックスとの間の高い結合強度を達成するため
に、無機充填剤は、好ましくは義歯業界で既知の技術に
より3−メタアクリロイルオキシプロピルトリメトキシ
シランでシラン処理される。有用な無機充填剤は、好ま
しくはDIN 66131により測定し約1〜400m
2/gのBET表面積を有する熱分解(ピロゲニック)二
酸化ケイ素、セラミック繊維、ガラス、アルミニウム、
ケイ素化合物、平均粒度0.01〜15μmをもつ粉砕
ガラス粒子を含む。美的外観のため1成分義歯ベース樹
脂の高い透明度を達成するために、ガラス粒子は好まし
くは重合性組成物マトリックスの屈折率に適合した(す
なわちほぼ等しい)屈折率をもつ。無機繊維は補強のた
め有用である。
【0036】本発明の1成分義歯ベース樹脂で使う好ま
しい開始剤は、重合性アクリル残基を有する重合性化合
物を含んでいる重合性組成物を少なくとも75℃および
一層低温で貯蔵するのに適合している。本発明に従う1
成分義歯ベース樹脂で使うのに好ましい開始剤は、50
℃未満の温度では熱的に安定であり、しかし100℃以
上の温度で重合を開始する、たとえばベンゾピナコー
ル、過安息香酸tert−ブチル、過イソノナン酸te
rt−ブチルである。本発明の1成分重合性組成物は、
23℃未満または23℃に等しい温度で1年以上貯蔵す
るのに適合している。好ましくは、本発明の1成分重合
性組成物は、実質上重合することなしに、23℃で3年
間貯蔵するのに適合している。本発明に従う重合性組成
物で使う好ましい開始剤は、マイクロ波の場で分極し、
分解すると考えられる。本発明の重合性組成物の重合を
開始するために、好ましくはマイクロ波発生源を使って
マイクロ波を照射する。好ましくは、マイクロ波発生源
は、約900〜約2500MHzの波長をもつ約0.0
1〜約10ワット/cm2 のマイクロ波放射エネルギー
を照射できる。本発明に従う熱安定性開始剤を含む重合
性組成物の重合は、熱および(または)マイクロ波エネ
ルギーにより開始される。プラスター型により成形さ
れ、その中に埋め込まれた重合性組成物に対し、マイク
ロ波エネルギーを照射する。プラスター中に含まれる水
が、マイクロ波エネルギーにより加熱され、重合を開始
し、促進すると考えられる。本発明に従う有用な重合性
組成物は、好ましくは10%までの、最も好ましくは5
%までの開始剤を含む。
【0037】本発明に従う重合性組成物は、好ましくは
0.01〜10%の、最も好ましくは0.05〜5%の
安定剤を含む。本発明に従う重合性組成物で使う好まし
い安定剤は、キノン類、フェノール類、芳香族アミンを
含む。本発明に従う重合性組成物で使うのに適する顔料
は、酸化第二鉄、TiO2 、Al23、ZrO2 、他の
金属酸化物、および有機顔料たとえばアゾ化合物、およ
びその混合物を含む。好ましくは、顔料は1%までの量
で、本発明の組成物に含まれる。
【0038】本発明の好ましい実施態様では、本発明の
1成分義歯ベース樹脂は、4容量%未満の、好ましくは
3容量%未満の重合収縮で、重合される。これは、従来
の義歯よりも著しく小さい重合収縮である。マイクロ波
から1成分義歯ベース樹脂のためを保護する金属のバン
ジョーボルトによるチャンネルを通じ、重合性組成物を
本発明に従い加圧下型内に注入し、重合することによ
り、収縮が約2容量%未満に、好ましくは1容量%未満
にさらに減少する。金属だめ中の重合性組成物は、マイ
クロ波をマイクロ波照射炉で照射して重合性組成物の重
合を開始させる開始剤を活性化しても重合しない。金属
だめ中の重合性組成物は、型内の組成物が重合体に変換
されるにつれて型のキャビティー内に順次圧入され、そ
こでこの追加された材料は残存する重合性組成物と重合
する。
【0039】本発明により形成された歯科補てつ物は、
好ましくは歯冠、ブリッジ、人工歯、または義歯であ
る。好ましくは、本発明に従う組成物は、型内でマイク
ロ波エネルギーにより重合し、義歯を形成する。
【0040】実施例13、14、28、29では、義歯
は、1成分義歯床樹脂組成物で充填された型を囲んでい
るマイクロ波透過性フラスコ内で、本発明に従い製造さ
れた。この組成物は、 Moulinex 社製のマイクロ波照射
炉内で、100ワット時間(Wh)エネルギーで硬化さ
せた。 Moulinex FMA530Qマイクロ波照射炉は、
220/50Hzの電圧で操作し、1350ワット(最
大)入力を有し、800ワット(最大)出力を有し、
2.45GHzの周波数でマイクロ波を照射する。硬化
後、フラスコを室温に冷却する。
【0041】表1に示した比較実施例1A、1B、1C
では、製造使用指示書にしたがって、従来のポリメタク
リル酸メチル義歯材料による見本が、金属製のフラスコ
(実施例1Aおよび1B)内でおよびマイクロ波透過性
プラスチックのフラスコ(実施例1C)内で製造され
た。実施例13、14、28、29、1A、1B、1C
で製造した製品の曲げ強さ、弾性率、曲げ性能を表1に
示す。これらの性質は、37℃の水に48時間貯蔵後測
定した。
【0042】
【実施例】実施例1 メタアクリル酸ヒドロキシエチルと2,2,4−トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアナート(Rohm G.m.b.H.
社製の Plex 6661−0)との反応により形成したウ
レタンジメタアクリレートオリゴマー33.30g、ウ
レタンジメタアクリレート/トリメチロールプロパント
リメタアクリレート(99.0:1.0)共重合体(懸
濁重合体)46.60g、熱分解シリカ(ドイツ、 B
urghausenの Wacker Chemie
G.m.b.H. 社製のHDK−H−2000)1
9.30g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBP
IN)0.40g、ベンゾピナコール0.40gを混合
して、義歯ベースペーストを製造した。
【0043】実施例2 メタアクリル酸ヒドロキシプロピルと2,2,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアナートとの反応により
製造したウレタンジメタアクリレートオリゴマー33.
35g、トリメチロールプロパントリメタアクリレート
(TMPTA)3.75g、2−エチルヘキシルメタア
クリレート12.50g、熱分解シリカ( Wacker Chem
ie G.m.b.H. 社製のHDK−H−2000)25.00
g、ウレタンジメタアクリレート/トリメチロールプロ
パントリメタアクリレート(99.0:1.0)共重合
体(懸濁重合体)25.00g、過イソノナン酸ter
t−ブチル(TBPIN)0.40gを混合して、義歯
ベースペーストを製造した。
【0044】実施例3 アルキルトリウレタンアクリレート(スイス,チューリ
ッヒ所在の Rahn A.G.社製の Genomer T 930)
5.25g、アルキルポリエステルジウレタンメタアク
リレート(スイス,チューリッヒ所在の Rahn A.G.社製
の Genomer D900)19.05g、ウレタンアクリ
ラート(スイス,チューリッヒ所在の Rahn A.G.社製の
Genomer D 500)31.85g、シラン処理ガラ
ス9.50g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.
社製のHDK−H−2000)33.35g、過イソノ
ナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50g、ベ
ンゾピナコール0.50gを混合して、義歯ベースペー
ストを製造した。
【0045】実施例4 アルキルトリウレタンアクリレート(スイス,チューリ
ッヒ所在の Rahn A.G.社製の Genomer T 930)
6.50g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリ
レート(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)1
5.20g、ウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer D 500)29.90g、メタアクリル酸
アリル2.00g、シラン処理ガラス6.30g、ウレ
タンアクリレート粉砕重合体(シリカ充填ウレタンジメ
タアクリレート( Plex 6661−0)の重合体フィル
ムを強打し、ついでボールミルにより粉砕したもの)1
2.10g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社
製のHDK−H−2000)27.00g、ベンゾピナ
コール0.50g、過イソノナン酸tert−ブチル
(TBPIN)0.50gを混合して、義歯ベースペー
ストを製造した。
【0046】実施例5 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)6.50g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)16.70g、ウレタンアクリレ
ート(Rahn A.G. 社製の Genomer D 500)30.
40g、シラン処理ガラス6.30g、ウレタンジメタ
アクリレート/トリメチロールプロパントリメタアクリ
レート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)1
2.10g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社
製のHDK−H−2000)27.00g、ベンゾピナ
コール0.50g、過イソノナン酸tert−ブチル
(TBPIN)0.50gを混合して、義歯ベースペー
ストを製造した。
【0047】実施例6 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)6.50g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)16.70g、 Genomer D 5
00(Rahn A.G. 社製)のようなウレタンアクリレート
30.40g、シラン処理ガラス6.30g、熱分解シ
リカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製のHDK−H−20
00)39.10g、ベンゾピナコール0.50g、過
イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50
gを混合して、義歯ベースペーストを製造した。
【0048】実施例7 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)6.50g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリラート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)16.70g、 Genomer D 5
00(Rahn A.G. 社製)のようなウレタンアクリレート
30.40g、シラン処理ガラス6.30g、ウレタン
ジメタアクリレート/トリメチロールプロパントリメタ
アクリレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合
体)12.10g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.
b.H.社製のHDK−H−2000)27.50g、3,
4−ジメチル−3,4−ジフェニルヘキサン0.50g
を混合して、義歯ベースペーストを形成した。
【0049】実施例8 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)6.50g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)16.70g、Genomer D 5
00(Rahn A.G.社製)のようなウレタンアクリレート
30.40g、シラン処理ガラス繊維6.30g、ウレ
タンジメタアクリレート/トリメチロールプロパントリ
メタアクリレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁
重合体)12.10g、発熱性シリカ(Wacker Chemie
G.m.b.H.社製のHDK−H−2000)27.00g、
ベンゾピナコール0.50g、過イソノナン酸tert
−ブチル(TBPIN)0.50gを混合して、義歯ベ
ースペーストを製造した。
【0050】実施例9 アルキルトリウレタンアクリラート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)5.00g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)21.30g、 Genomer D 5
00(Rahn A.G. 社製)のようなウレタンアクリレート
26.80g、シラン処理ガラス9.00g、粉砕重合
体(シリカ充填1,12−ドデカンジオールジメタアク
リレートの重合体フィルムを強打し、ついでボールミル
により粉砕したもの)11.50g、熱分解シリカ(Wa
cker Chemie G.m.b.H.社製のHDK−H−2000)2
5.40g、ベンゾピナコール0.50g、過イソノナ
ン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50gを混合
して、義歯ベースペーストを製造した。
【0051】実施例10 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)5.40g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)9.80g、 Genomer D 50
0(Rahn A.G.社製)のようなウレタンアクリレート4
2.80g、シラン処理ガラス10.00g、熱分解シ
リカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製のHDK−H−20
00)31.00g、ベンゾピナコール0.50g、過
イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50
gを混合して、義歯ベースペーストを形成した。
【0052】実施例11 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)5.10g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)9.30g、 Genomer D 50
0(Rahn A.G.社製)のようなウレタンアクリレート4
0.60g、ウレタンジメタアクリレート/トリメチロ
ールプロパントリメタアクリレート(99.0:1.
0)共重合体(懸濁重合体)11.50g、シラン処理
ガラス9.50g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.
b.H.社製のHDK−H−2000)23.00g、ベン
ゾピナコール0.50g、過イソノナン酸tert−ブ
チル(TBPIN)0.50gを混合して、義歯ベース
ペーストを製造した。
【0053】実施例12 アルキルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の
Genomer T 930)5.25g、アルキルポリエス
テルトリウレタンアクリレート(Rahn A.G. 社製の Gen
omer T 1200)19.05g、 Genomer D 5
00(Rahn A.G. 社製)のようなウレタンアクリレート
31.85g、シラン処理ガラス9.50g、熱分解シ
リカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製のHDK−H−20
00)33.35g、ベンゾピナコール0.50g、過
イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50
gを混合して、義歯ベースペーストを形成した。
【0054】実施例13 ウレタンジメタクリレート(Rahn G.m.b.H. 社製の Ple
x 6661−0)40.60g、熱分解シリカ(Wacker
Chemie G.m.b.H.社製のHDK−H−2000)9.6
5g、ウレタンジメタアクリレート/トリメチロールプ
ロパントリメタアクリレート(99.0:1.0)共重
合体(懸濁重合体)48.25g、ベンゾピナコール
0.50g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBP
IN)0.50gを混合して、1成分義歯ベース樹脂を
製造した。
【0055】実施例14 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の製品番号89−102)4.00
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)12.0
0g、ウレタンジメタアクリレート(Rahn G.m.b.H. 社
製の Plex 6661−0)25.80g、熱分解シリカ
(Wacker Chemie G.m.b.H.社製のHDK H2000)
5.00g、ウレタンジメタアクリレート/トリメチロ
ールプロパントリメタアクリレート(99.0:1.
0)共重合体(懸濁重合体)50.65g、ベンゾピナ
コール0.50g、過イソノナン酸tert−ブチル
(TBPIN)0.50gを混合して、1成分義歯ベー
ス樹脂を製造した。
【0056】実施例13および14の1成分義歯ベース
樹脂を、マイクロ波透過性フラスコに注入し、 Mouline
x 社製のマイクロ波照射炉でマイクロ波エネルギーによ
り硬化した。比較のため、従来の義歯ベース材料から、
試験片を製造した。1成分義歯ベース樹脂から製造した
試料は、表1に示した物理的性質をもつ。
【0057】実施例15 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)5.95
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)25.5
0g、ウレタンジメタクリレート(Rahn G.m.b.H. 社製
の Plex 6661−0)32.20g、熱分解シリカ
(Degussa 社製の Aerosil R 972)34.00
g、ベンゾピナコール0.75g、過イソノナン酸te
rt−ブチル(TBPIN)0.75gを混合して、1
成分義歯ベース樹脂を製造した。
【0058】実施例16 ウレタンジメタクリレート(Roehm G.m.b.H.社製の Ple
x 6661−0)65.00g、熱分解シリカ(Deguss
a 社製の Aerosil R 972)34.00g、過イソ
ノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50gを
混合して、1成分義歯ベース樹脂を製造した。
【0059】実施例17 ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社製の P
lex 6661−0)52.70g、熱分解シリカ(Wack
er Chemie G.m.b.H.社製のHDK H2000)27.
70g、ウレタンジメタアクリレート/トリメチロール
プロパントリメタアクリレート(99.0:1.0)共
重合体(懸濁重合体)18.50g、過イソノナン酸t
ert−ブチル(TBPIN)0.50gを混合して、
1成分義歯ベース樹脂を製造した。
【0060】実施例18 ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社製の P
lex 6661−0)51.50g、ウレタンジメタアク
リレート/トリメチロールプロパントリメタアクリレー
ト(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)18.
00g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製の
HDK H2000)24.40g、高モジュラスポリ
アクリル酸エステル繊維(ドイツ、Schenkenzell所在の
Schwarzwaelder Textil-Werke社製)4.90g、過イ
ソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.54g
を混合して、義歯ベース樹脂を製造した。
【0061】実施例19 ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社製の P
lex 6661−0)51.50g、ウレタンジメタアク
リレート/トリメチロールプロパントリメタアクリレー
ト(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)18.
00g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製の
HDK H2000)19.40g、高モジュラスポリ
アクリル酸エステル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werk
e 社製)10.00g、過イソノナン酸tert−ブチ
ル(TBPIN)0.50gを混合して、義歯ベース樹
脂を製造した。
【0062】実施例20 ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社製の P
lex 6661−0)49.00g、ウレタンジメタアク
リレート/トリメチロールプロパントリメタアクリレー
ト(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)17.
20g、熱分解シリカ(Wacker Chemie. G.m.b.H. 社製
のHDK H2000)23.20g、高モジュラスポ
リアクリル酸エステル繊維(Schwarzwaelder Textil-We
rke 社製)4.75g、ガラス繊維(Schwarzwaelder T
extil-Werke 社製)4.75g、過イソノナン酸ter
t−ブチル(TBPIN)0.50gを混合して、義歯
ベース樹脂を製造した。
【0063】実施例21 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)4.00
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)12.0
0g、ウレタンジメタアクリレート(Rahn G.m.b.H. 社
製の Plex 6661−0)33.00g、ウレタンジメ
タアクリレート/トリメチロールプロパントリメタアク
リレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)
18.00g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.
社製のHDK H2000)23.90g、シラン処理
ガラス3.00g、高モジュラスポリアクリル酸エステ
ル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)5.00
g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)
0.50gを混合して、義歯ベース樹脂を製造した。
【0064】実施例22 アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート(Rahn
A.G. 社製の GenomerT 1200)16.00g、ウ
レタンジメタクリレート(Rahn G.m.b.H. 社製の Plex
6661−0)33.00g、ウレタンジメタアクリレ
ート/トリメチロールプロパントリメタアクリレート
(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)18.0
0g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製のH
DK H2000)23.90g、シラン処理ガラス
3.00g、高モジュラスポリアクリル酸エステル繊維
(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)5.00g、過
イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50
gを混合して、義歯ベース樹脂を形成した。
【0065】実施例23 ウレタンジメタクリレート(Roehm G.m.b.H.社製の Ple
x 6661−0)49.00g、ウレタンジメタアクリ
レート/トリメチロールプロパントリメタアクリレート
(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)17.2
0g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社製のH
DK H2000)23.10g、シラン処理ガラス
4.80g、高モジュラスポリアクリル酸エステル繊維
(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)4.80g、過
イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.50
gを混合して、義歯ベース樹脂を製造した。
【0066】実施例24 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)4.90
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)18.6
0g、ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社
製の Plex 6661−1)28.40g、ウレタンジメ
タアクリレート/トリメチロールプロパントリメタアク
リレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)
13.70g、熱分解シリカ(Wacker Chemie. G.m.b.
H. 社製のHDK H2000)25.45g、シラン
処理ガラス2.95g、高モジュラスポリアクリル酸エ
ステル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)4.
90g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBPI
N)0.49gを混合して、義歯ベース樹脂を製造し
た。
【0067】実施例25 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)3.90
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)18.7
0g、ウレタンジメタアクリレート(Rahn G.m.b.H. 社
製の Plex 6661−0)28.50g、ウレタンジメ
タアクリレート/トリメチロールプロパントリメタクリ
レート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)1
5.80g、熱分解シリカ(Wacker Chemie. G.m.b.H.
社製のHDK H2000)25.60g、シラン処理
ガラス3.00g、高モジュラスポリアクリル酸エステ
ル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)3.50
g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)
0.50gを混合して、義歯ベース樹脂を製造した。
【0068】実施例26 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)3.00
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)12.0
0g、ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社
製の Plex 6661−0)36.00g、ウレタンジメ
タアクリレート/トリメチロールプロパントリメタアク
リレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)
15.00g、熱分解シリカ(Wacker Chemie. G.m.b.
H. 社製のHDK H2000)26.00g、シラン
処理ガラス3.00g、高モジュラスポリアクリル酸エ
ステル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)4.
00g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBPI
N)0.50gを混合して、義歯ベース樹脂を製造し
た。
【0069】実施例27 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)12.05
g、ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社製
の Plex 6661−0)37.20g、ウレタンジメタ
アクリレート/トリメチロールプロパントリメタアクリ
レート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)1
8.10g、熱分解シリカ(Wacker Chemie G.m.b.H.社
製のHDKH2000)24.50g、シラン処理ガラ
ス3.00g、高モジュラスポリアクリル酸エステル繊
維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)4.00g、
過イソノナン酸tert−ブチル(TBPIN)0.5
0gを混合して、義歯ベース樹脂を製造した。
【0070】実施例28 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)2.85
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)11.4
0g、ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社
製の Plex 6661−0)34.20g、ウレタンジメ
タアクリレート/トリメチロールプロパントリメタアク
リレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)
19.00g、熱分解シリカ(Wacker Chemie. G.m.b.
H. 社製のHDK H2000)24.70g、シラン
処理ガラス2.85g、高モジュラスポリアクリル酸エ
ステル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)3.
80g、過イソノナン酸tert−ブチル(TBPI
N)0.50gを混合して、義歯ベースペーストを製造
した。このペーストを、マイクロ波透過性フラスコ内の
型に注入し、フラスコをマイクロ波照射炉内に置き、マ
イクロ波を照射した。ついで、フラスコを照射炉から取
り出し、開き、義歯を型から取り出した。この1成分義
歯ベース樹脂から製造した試料は、表1に示した物理的
性質をもつ。
【0071】実施例29 アルキルポリエステルトリウレタントリアクリレート
(Rahn A.G. 社製の商品番号89−102)2.80
g、アルキルポリエステルトリウレタンアクリレート
(Rahn A.G. 社製の Genomer T 1200)11.4
0g、ウレタンジメタアクリレート(Roehm G.m.b.H.社
製の Plex 6661−0)34.00g、ウレタンジメ
タアクリレート/トリメチロールプロパントリメタアク
リレート(99.0:1.0)共重合体(懸濁重合体)
18.90g、熱分解シリカ(Wacker Chemie. G.m.b.
H. 社製のHDK H2000)24.60g、シラン
処理ガラス2.85g、高モジュラスポリアクリル酸エ
ステル繊維(Schwarzwaelder Textil-Werke 社製)3.
80g、ベンゾピナコール0.50g、過イソノナン酸
tert−ブチル(TBPIN)0.50gを混合し
て、義歯ベースペーストを製造した。このペーストを、
マイクロ波透過性フラスコ内の型に注入し、フラスコを
マイクロ波照射炉内に入れ、マイクロ波を5分間照射し
た。ついでフラスコを照射炉から取り出し、開き、義歯
生成物を型から取り出した。この1成分義歯ベース樹脂
から製造した試料は、表1に示した物理的性質をもつ。
【0072】
【表1】
【0073】本発明を、いくつかの明示的な実施態様
で、詳細に説明してきたが、本発明は上記実施態様に限
定されるものではなく、本発明の精神および特許請求の
範囲から逸脱することなく、本発明を他の方法で実施で
きることを理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従って使うための、ワックス
でつくられた上義歯と、排列された人工歯と、スペース
保持器に通ずるワックス製の注入チャンネルとを有す
る、図1Aに示した下部フラスコの平面図である。
【図1A】図1Aは、本発明に従うフラスコの斜視図で
ある。
【図1B】図1Bは、図1Aに示した上部フラスコの平
面図である。
【図2】図2は、下義歯を有する下部フラスコの平面図
である。
【図3】図3は、埋め込まれた歯を有し、本発明に従い
使うため1成分義歯ベース樹脂が注入されている、フラ
スコの断面図である。
【図4】図4は、本発明に従い使うため、フラスコを挿
入した注入装置の正面図である。
【図5】図5は、本発明に従い使うため、挿入されたフ
ラスコに設置した全注入装置の側面図である。
【図6】図6は、本発明に従い使うため、フラスコおよ
びフラスコの注入口に固定した再圧縮装置の断面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ ヤンダ ドイツ国,60439 フランクフルト,プラ ウンハイマー ヴェク 34デー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科補てつ物の製法において、a)マイ
    クロ波エネルギーを照射することにより重合可能な単量
    体および開始剤系を有する1成分重合性組成物を調製
    し、 b)上記組成物をフラスコにより囲まれた型内に注入
    し、この際上記型は歯科補てつ物の外表面形を有するチ
    ャンバー壁を囲み、そして、上記フラスコがボデー壁の
    少なくとも実質的部分が上記マイクロ波エネルギーに対
    し実質上透過性であるボデー壁を有しているものであ
    り、 c)上記組成物を少なくとも0.5MPaに保ちなが
    ら、上記型内で上記組成物を重合することからなる、歯
    科補てつ物の製法。
  2. 【請求項2】 補てつ物が歯冠、ブリッジ、歯または有
    床義歯である請求項1の製法。
  3. 【請求項3】 開始剤が少なくとも1種の開始剤からな
    るものであり、さらに組成物が、マイクロ波を照射しな
    いで、23℃で少なくとも1年間貯蔵したときに、実質
    上重合することなく保存可能なものである、請求項1の
    製法。
  4. 【請求項4】 単量体が、次の一般式 【化1】 (式中、Rはアクリルを含まない有機残基であり、R1
    は水素、ハロゲン、アルキル、置換アルキル、またはシ
    アノ基であり、nは1〜20の整数であり、mは1〜1
    000の整数である)、で示されるものである、請求項
    1の製法。
  5. 【請求項5】 型が、型チャンバーを囲む内壁を有し、
    1成分組成物を上記型チャンバーに注入する、請求項1
    の製法。
  6. 【請求項6】 組成物を注入装置によって型内に注入
    し、さらに組成物を重合させるためフラスコを通してマ
    イクロ波エネルギーを照射しながら、組成物に圧力を維
    持することからなる、請求項1の製法。
  7. 【請求項7】 加圧下型内への組成物の注入を、20分
    未満で行う、請求項6の製法。
  8. 【請求項8】 マイクロ波透過性フラスコ、およびフラ
    スコに囲まれた型内に置かれた重合性組成物からなる硬
    化系において、上記型が歯科補てつ物の外表面の形を有
    するチャンバー壁を有し、上記組成物が120〜50,
    000g/molの分子量をもつ重合性メタアクリル酸
    エステルまたはアクリル酸エステル単量体、充填剤粒
    子、マイクロ波で活性化される開始剤系からなり、上記
    組成物が23℃で少なくとも1年間実質上重合すること
    なく実際上保存されうるものであり、上記組成物の重合
    中上記組成物を少なくとも0.5MPaに保つことを特
    徴とする硬化系。
  9. 【請求項9】 組成物を硬化して、人工歯、歯冠、ブリ
    ッジまたは義歯を形成する、請求項8の系。
  10. 【請求項10】 組成物を硬化して、重合性組成物は重
    合体生成物の間の容量変化が3%未満の重合体生成物を
    形成する、請求項8の系。
  11. 【請求項11】 組成物にマイクロ波を照射することに
    よって、上記組成物の重合を開始する、請求項8の系。
  12. 【請求項12】 フラスコがマイクロ波不透過性導管を
    有する、請求項10の系。
  13. 【請求項13】 ペースト状コンシステンシーをもつ1
    成分義歯ベース樹脂、マイクロ波透過性繊維強化樹脂フ
    ラスコ、注入装置を調達し、 上記1成分義歯ベース樹脂を少なくとも0.5MPaで
    マイクロ波硬化し15分未満で重合体義歯を形成するこ
    とからなる、義歯の製法。
  14. 【請求項14】 1成分義歯ベース樹脂を、マイクロ波
    透過性樹脂フラスコ内に置かれたプラスター型のキャビ
    ティー内に注入することからなる、請求項13の製法。
  15. 【請求項15】 1成分義歯ベース樹脂を完全に注入し
    た後、樹脂フラスコ上に再圧縮装置を固定して、注入し
    た材料を加圧下に保つことからなる、請求項14の製
    法。
  16. 【請求項16】 再圧縮装置およびフラスコをマイクロ
    波照射炉内に入れ、マイクロ波エネルギーを10分未満
    照射することからなる、請求項15の製法。
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