JPH0880292A - 容器栓 - Google Patents
容器栓Info
- Publication number
- JPH0880292A JPH0880292A JP6242354A JP24235494A JPH0880292A JP H0880292 A JPH0880292 A JP H0880292A JP 6242354 A JP6242354 A JP 6242354A JP 24235494 A JP24235494 A JP 24235494A JP H0880292 A JPH0880292 A JP H0880292A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- diameter
- blood collection
- needle
- small bore
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 採血後、採血針を抜いた時に、採血針刺通穴
に付着した血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性
復帰力によりが膨径部の上面に形成された凹部に滲出し
にくい容器栓を提供する。 【構成】 膨径部と縮径部とで断面略逆凸状に形成さ
れ、上記縮径部に断面略逆凹状の穴部が形成されてなる
容器栓を技術的前提とし、上記穴部の底部から膨径部方
向に断面略逆凹状の細穴部を形成して、上記膨径部上面
から細穴部底部までの肉厚が薄肉となるように形成し
た。
に付着した血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性
復帰力によりが膨径部の上面に形成された凹部に滲出し
にくい容器栓を提供する。 【構成】 膨径部と縮径部とで断面略逆凸状に形成さ
れ、上記縮径部に断面略逆凹状の穴部が形成されてなる
容器栓を技術的前提とし、上記穴部の底部から膨径部方
向に断面略逆凹状の細穴部を形成して、上記膨径部上面
から細穴部底部までの肉厚が薄肉となるように形成し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、真空採血管の開口部に
嵌装される断面略逆凸状のゴム栓に係り、特に、採血後
に採血針アダプタの採血針を抜いた時に、採血針に付着
した血液が外部に滲出しにくい容器栓に関する。
嵌装される断面略逆凸状のゴム栓に係り、特に、採血後
に採血針アダプタの採血針を抜いた時に、採血針に付着
した血液が外部に滲出しにくい容器栓に関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】周知のように、真空採血管は、
断面略Ｕ時状に形成され、その開口部にゴム栓が嵌装さ
れ、かつ、内部が予め負圧状態に設定された状態で用い
られる。
断面略Ｕ時状に形成され、その開口部にゴム栓が嵌装さ
れ、かつ、内部が予め負圧状態に設定された状態で用い
られる。
【０００３】即ち、上記真空採血管を用いて採血する場
合、採血管アダプタの採血針を血管に刺通すると共に、
該採血針の他端を上記ゴム栓に刺通することで、血液が
真空採血管内に流入するように構成されている。
合、採血管アダプタの採血針を血管に刺通すると共に、
該採血針の他端を上記ゴム栓に刺通することで、血液が
真空採血管内に流入するように構成されている。
【０００４】ところで、上記従来のゴム栓は、図３に示
すように、膨径部２０と縮径部２１とで断面略逆凸状に
形成され、上記縮径部２１に断面略逆凹状の穴部２２が
形成されて構成されており、上記穴部２２の底部と上記
膨径部２０の上面との肉厚ｄが非常に厚いため、採血
後、採血針を抜いた時に、該採血針刺通穴２３に付着し
た血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰力に
よりが徐々に滲出して、上記膨径部２０の上面に形成さ
れた凹部２４に溜り、これが採血者や検査技師等の指等
に付着して血液感染事故を起こし易い、という問題を有
していた。
すように、膨径部２０と縮径部２１とで断面略逆凸状に
形成され、上記縮径部２１に断面略逆凹状の穴部２２が
形成されて構成されており、上記穴部２２の底部と上記
膨径部２０の上面との肉厚ｄが非常に厚いため、採血
後、採血針を抜いた時に、該採血針刺通穴２３に付着し
た血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰力に
よりが徐々に滲出して、上記膨径部２０の上面に形成さ
れた凹部２４に溜り、これが採血者や検査技師等の指等
に付着して血液感染事故を起こし易い、という問題を有
していた。
【０００５】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、採血後、採血
針を抜いた時に、採血針刺通穴に付着した血液や真空採
血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰力によりが膨径部の
上面に形成された凹部に滲出しにくい容器栓を提供しよ
うとするものである。
ものであって、その目的とするところは、採血後、採血
針を抜いた時に、採血針刺通穴に付着した血液や真空採
血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰力によりが膨径部の
上面に形成された凹部に滲出しにくい容器栓を提供しよ
うとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、膨径部と縮径部とで断面略逆
凸状に形成され、上記縮径部に断面略逆凹状の穴部が形
成されてなる容器栓を技術的前提とし、上記穴部の底部
から膨径部方向に断面略逆凹状の細穴部を形成して、上
記膨径部上面から細穴部底部までの肉厚が薄肉となるよ
うに形成したことを特徴とするものである。
め、この発明にあっては、膨径部と縮径部とで断面略逆
凸状に形成され、上記縮径部に断面略逆凹状の穴部が形
成されてなる容器栓を技術的前提とし、上記穴部の底部
から膨径部方向に断面略逆凹状の細穴部を形成して、上
記膨径部上面から細穴部底部までの肉厚が薄肉となるよ
うに形成したことを特徴とするものである。
【０００７】尚、この発明において、上記細穴部の口径
は、採血針が接触しないように、採血針の外径よりも大
径に形成するのが望ましい。
は、採血針が接触しないように、採血針の外径よりも大
径に形成するのが望ましい。
【０００８】また、この発明にあっては、採血針アダプ
タの圧入作業が容易となるように、上記膨径部の外周面
に、採血針アダプタの内周面と点接触または線接触する
突起体を膨出形成したことを特徴とするものである。
タの圧入作業が容易となるように、上記膨径部の外周面
に、採血針アダプタの内周面と点接触または線接触する
突起体を膨出形成したことを特徴とするものである。
【０００９】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づき、こ
の発明を詳細に説明する。
の発明を詳細に説明する。
【００１０】図１に示すように、この実施例に係る容器
栓は、従来のゴム栓と同じ材質で形成されており、膨径
部１と縮径部２とで断面略逆凸状に形成され、上記縮径
部２に断面略逆凹状の穴部３が形成されている。
栓は、従来のゴム栓と同じ材質で形成されており、膨径
部１と縮径部２とで断面略逆凸状に形成され、上記縮径
部２に断面略逆凹状の穴部３が形成されている。
【００１１】上記膨径部１の上面には、浅い凹部４が形
成されていると共に、該膨径部１の外周面には、図２に
示すように、採血針アダプタ１０の内周面１１と線接触
するリング状の突起体５が膨出形成されている。尚、こ
の突起体５は、図示の実施例に限定されるものではな
く、断面半球状や断面三角形状の点接触する突起を円周
方向に所定間隔毎に突設させて形成してもよい。
成されていると共に、該膨径部１の外周面には、図２に
示すように、採血針アダプタ１０の内周面１１と線接触
するリング状の突起体５が膨出形成されている。尚、こ
の突起体５は、図示の実施例に限定されるものではな
く、断面半球状や断面三角形状の点接触する突起を円周
方向に所定間隔毎に突設させて形成してもよい。
【００１２】このように、膨径部１の外周面に突起体５
を膨出形成することで、採血針アダプタ１０の採血針１
２を膨径部１に刺通するときに、該採血針アダプタ１０
の内周面１１と接触する膨径部１の外周面積が、従来の
平坦に形成されたゴム栓と比較して極めて小さくなり、
その結果、上記採血針１２の刺通力を大幅に軽減するこ
とができる。
を膨出形成することで、採血針アダプタ１０の採血針１
２を膨径部１に刺通するときに、該採血針アダプタ１０
の内周面１１と接触する膨径部１の外周面積が、従来の
平坦に形成されたゴム栓と比較して極めて小さくなり、
その結果、上記採血針１２の刺通力を大幅に軽減するこ
とができる。
【００１３】また、上記縮径部２の穴部３には、その底
部６から膨径部方向に断面略逆凹状の細穴部７が形成さ
れており、該細穴部７は、その口径が、上記採血針アダ
プタ１０の採血針１２が接触しないように、該採血針１
２の外径寸法よりも大径に形成されている。
部６から膨径部方向に断面略逆凹状の細穴部７が形成さ
れており、該細穴部７は、その口径が、上記採血針アダ
プタ１０の採血針１２が接触しないように、該採血針１
２の外径寸法よりも大径に形成されている。
【００１４】それ故、上記膨径部１の上面に形成された
浅い凹部４から細穴部７の底部８までの肉厚Ｄは、非常
に薄肉に形成されている。
浅い凹部４から細穴部７の底部８までの肉厚Ｄは、非常
に薄肉に形成されている。
【００１５】尚、この肉厚Ｄは、上記採血針１２を刺通
し易く、また、採血針１２を抜いたときには、ゴム弾性
復帰力によって刺通穴９が自動的に閉じられ、真空採血
管Ａに収容された血液が、真空採血管Ａを逆さにしても
漏れない厚さに設定されている。
し易く、また、採血針１２を抜いたときには、ゴム弾性
復帰力によって刺通穴９が自動的に閉じられ、真空採血
管Ａに収容された血液が、真空採血管Ａを逆さにしても
漏れない厚さに設定されている。
【００１６】このように上記肉厚を薄肉に形成すること
で、採血後、採血針１２を抜いた時に、該採血針１２を
刺通することで形成された刺通穴９に対するゴム弾性復
帰力が非常に小さくなり、その結果、該刺通穴９に付着
した血液や真空採血管Ａ内の血液が、上記刺通穴９を通
って毛細管現象およびゴム弾性復帰力等によって上記膨
径部１の浅い凹部４に滲出し溜ることを防止することが
できる。
で、採血後、採血針１２を抜いた時に、該採血針１２を
刺通することで形成された刺通穴９に対するゴム弾性復
帰力が非常に小さくなり、その結果、該刺通穴９に付着
した血液や真空採血管Ａ内の血液が、上記刺通穴９を通
って毛細管現象およびゴム弾性復帰力等によって上記膨
径部１の浅い凹部４に滲出し溜ることを防止することが
できる。
【００１７】尚、上記採血針１２は、断面略凹状に形成
されたアダプタ本体１３の平面部１４に膨出形成された
保持部１５に固定されており、一端部１２ａが血管に刺
通され、他端部１２ｂが上記膨径部１に刺通され、真空
採血管Ａ内に血液が円滑に圧送されるように構成されて
いる。
されたアダプタ本体１３の平面部１４に膨出形成された
保持部１５に固定されており、一端部１２ａが血管に刺
通され、他端部１２ｂが上記膨径部１に刺通され、真空
採血管Ａ内に血液が円滑に圧送されるように構成されて
いる。
【００１８】
【発明の効果】本発明に係る容器栓は、以上説明したよ
うに、採血後、採血針を抜いた時に、採血針刺通穴に付
着した血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰
力によりが膨径部の上面に形成された凹部に滲出しにく
い構成であるため、血液感染事故を有効に防止すること
ができる、という優れた効果を奏する。
うに、採血後、採血針を抜いた時に、採血針刺通穴に付
着した血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰
力によりが膨径部の上面に形成された凹部に滲出しにく
い構成であるため、血液感染事故を有効に防止すること
ができる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施例に係る容器栓の断面図であ
る。
る。
【図２】同容器栓に採血針アダプタの採血針を刺通した
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図３】従来の容器栓の断面図である。
１ 膨径部 ２ 縮径部 ３ 穴部 ５ 突起体 ７ 細穴部 ９ 刺通穴 １０ 採血針アダプタ １２ 採血針 Ａ 真空採血管 Ｄ 肉厚寸法
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年１１月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】ところで、上記従来のゴム栓は、図３に示
すように、膨径部２０と縮径部２１とで断面略逆凸状に
形成され、上記縮径部２１に断面略逆凹状の穴部２２が
形成され、かつ、採血管に挿入しやすくするための溝２
１ａが形成されて構成されており、上記穴部２２の底部
と上記膨径部２０の上面との肉厚ｄが非常に厚いため、
採血後、採血針を抜いた時に、該採血針刺通穴２３に付
着した血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰
力により徐々に滲出して、上記膨径部２０の上面に形成
された凹部２４に溜り、これが採血者や検査技師等の指
等に付着して血液感染事故を起こし易い、という問題を
有していた。
すように、膨径部２０と縮径部２１とで断面略逆凸状に
形成され、上記縮径部２１に断面略逆凹状の穴部２２が
形成され、かつ、採血管に挿入しやすくするための溝２
１ａが形成されて構成されており、上記穴部２２の底部
と上記膨径部２０の上面との肉厚ｄが非常に厚いため、
採血後、採血針を抜いた時に、該採血針刺通穴２３に付
着した血液や真空採血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰
力により徐々に滲出して、上記膨径部２０の上面に形成
された凹部２４に溜り、これが採血者や検査技師等の指
等に付着して血液感染事故を起こし易い、という問題を
有していた。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００５
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００５】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、採血後、採血
針を抜いた時に、採血針刺通穴に付着した血液や真空採
血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰力により膨径部の上
面に形成された凹部に滲出しにくい容器栓を提供しよう
とするものである。
ものであって、その目的とするところは、採血後、採血
針を抜いた時に、採血針刺通穴に付着した血液や真空採
血管内の血液が、ゴム栓の弾性復帰力により膨径部の上
面に形成された凹部に滲出しにくい容器栓を提供しよう
とするものである。
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
Claims (3)
- 【請求項１】 膨径部と縮径部とで断面略逆凸状に形成
され、上記縮径部に断面略逆凹状の穴部が形成されてな
る容器栓において、上記穴部の底部から膨径部方向に断
面略逆凹状の細穴部を形成し、上記膨径部上面から細穴
部底部までの肉厚が薄肉となるように形成したことを特
徴とする容器栓。 - 【請求項２】 前記細穴部の口径は、容器栓に刺通され
る採血針の外径よりも大径に形成されていることを特徴
とする請求項１に記載の容器栓。 - 【請求項３】 前記膨径部の外周面には、採血針アダプ
タの内周面と点接触または線接触する突起体を膨出形成
したことを特徴とする請求項１または請求項２のいずれ
かに記載の容器栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6242354A JPH0880292A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 容器栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6242354A JPH0880292A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 容器栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880292A true JPH0880292A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17087949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6242354A Pending JPH0880292A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 容器栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880292A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11321916A (ja) * | 1998-05-16 | 1999-11-24 | Bracco Internatl Bv | 反復使用万能栓 |
| JP2001327576A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | キャップおよびそれを用いた薬剤容器 |
| JP2009208238A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Pentel Corp | 軸体、及び、その軸体を使用した筆記具 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6242354A patent/JPH0880292A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11321916A (ja) * | 1998-05-16 | 1999-11-24 | Bracco Internatl Bv | 反復使用万能栓 |
| JP2001327576A (ja) * | 2000-05-22 | 2001-11-27 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | キャップおよびそれを用いた薬剤容器 |
| JP2009208238A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Pentel Corp | 軸体、及び、その軸体を使用した筆記具 |
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