JPH0879984A - 充電回路 - Google Patents

充電回路

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JPH0879984A
JPH0879984A JP6212525A JP21252594A JPH0879984A JP H0879984 A JPH0879984 A JP H0879984A JP 6212525 A JP6212525 A JP 6212525A JP 21252594 A JP21252594 A JP 21252594A JP H0879984 A JPH0879984 A JP H0879984A
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JP
Japan
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voltage
circuit
power
capacitor
battery
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Withdrawn
Application number
JP6212525A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Sakamoto
義明 坂本
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RITSUKU KK
Original Assignee
RITSUKU KK
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、太陽電池に光が照射されることに
より生成された電気エネルギーをバッテリに蓄積する充
電回路に関し、太陽電池に照射される光の照度の如何に
拘らず常に効率の良い充電を行なう。 【構成】 太陽電池1で生成された電力を一旦コンデン
サ3に蓄積し、それを昇圧してバッテリ11に移送す
る。その移送時にLED10で充電していることを知ら
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池に光が照射さ
れることにより生成された電気エネルギーをバッテリに
蓄積する充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばカメラ、時計、電卓等
種々の機器に太陽電池とバッテリを組み込んでおき、太
陽電池で生成された電気エネルギーをバッテリに蓄積
し、そのバッテリに蓄積された電気エネルギーで機器を
作動させるように構成することが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでバッテリに
は、通常、そのバッテリに適した充電電流が存在し、充
電電流が低過ぎても高過ぎても充電効率が低下するとい
う特性を有する。一方、太陽電池は、人間がその機器を
使おうとする通常の明るさの範囲内(例えば100ルッ
クス程度の薄暗い室内から10万ルックス程度の南国の
真夏の晴天下等)において、その出力電圧、出力電流が
極めて大きく変化するという特性を有し、太陽電池とバ
ッテリを直結した場合に効率の良い充電の行なわれる環
境をはるかに越えている。
【0004】図8は、照度の変化に対する太陽電池の出
力電流、出力電圧の例を表わすグラフである。ここで
は、40mm×80mmの矩形の太陽電池を12分割
し、それら12分割された太陽電池を互いに直列に接続
した場合の例を示す。図示のように太陽電池の両端を開
放した場合の電圧(図の横軸)も両端を短絡した場合の
電流(図の縦軸)も照度により大きく変化している。
【0005】図8からわかるように、低照度では開放電
圧が低く、したがって低照度であってもバッテリに充電
できるようにするためには太陽電池の分割数を大きく
し、直列に接続する太陽電池の段数を多くする必要があ
るが、太陽電池の段数を多くすると今度は1つずつの太
陽電池の面積が小さくなり、中程度以上の照度において
もその太陽電池から小さい値の電流しか出力されず充電
効率が悪いという問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、太陽電池に照
射される光の照度の如何に拘らず、常に効率の良い充電
を行なうことのできる充電回路を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の充電回路は、 (1)太陽電池 (2)太陽電池から流出した電力を蓄積する電力蓄積素
子 (3)電力蓄積素子に蓄積された電力を、電力蓄積素子
の端子間電圧よりも高いピーク電圧を有するパルス列状
の電力に変換して出力する電力変換回路 (4)電力変換回路から出力された電力により充電され
るバッテリ (5)電力蓄積素子の端子間電圧が所定の第1の電圧に
まで上昇したときに上記電力変換回路を作動させるとと
もに、第1の電力蓄積素子の端子間電圧が上記第1の電
圧よりも低い所定の第2の電圧にまで低下したときに上
記電力変換回路の作動を停止させる制御回路 を備えたことを特徴とする。
【0008】ここで、上記充電回路において、電力が上
記電力変換回路から出力されバッテリに移送される頻度
を表示する表示手段を備えることが好ましく、この表示
手段としては、例えば、上記電力変換回路から出力され
バッテリに移送される電力により発光する発光素子を用
いることができる。この表示手段を備えた場合に、上記
太陽電池が100ルックス以上10万ルックス以内のい
ずれかの照度の光で照射された際に、上記表示手段が、
10msec以上500sec以下の周期で点滅するよ
うに回路定数が選択されていることが好ましく、さらに
は、上記太陽電池が100ルックスの照度の光で照射さ
れた際に上記表示手段が500sec以下の周期で点滅
するとともに、上記太陽電池が10万ルックスの照度の
光で照射された際に上記表示手段が10msec以上の
周期で点滅するように回路定数が選択されていることが
より好ましい。
【0009】また上記本発明の充電回路において、上記
電力変換回路が、上記バッテリから供給された電力で作
動するとともに、上記制御回路により発振開始および発
振停止が制御される発振回路を備えたものであることが
好ましい。さらに、上記本発明の充電回路において、上
記制御回路が、上記電力蓄積素子の端子間電圧をモニタ
し、その端子間電圧が所定の第1の電圧まで上昇したと
きに所定の第1の信号を出力するとともにその端子間電
圧が上記第1の電圧よりも低い所定の第2の電圧にまで
低下したときに上記第1の信号とは異なる所定の第2の
信号を出力するコンパレータを備えたものであることが
好ましい。
【0010】また、上記電力変換回路の作動を開始させ
る際の、電力蓄積素子の端子電圧、すなわち、上記第1
の電圧は、1.0V以上10.0V以下の電圧であるこ
とが好ましい。さらに、上記バッテリは、1.5V以上
12.0V以下の端子間電圧を有するものであることが
好ましい。
【0011】また、上記本発明の充電回路において、 (6)コンデンサを有しそのコンデンサに電荷を蓄積す
るとともにそのコンデンサに蓄積された電荷を放電して
発光するストロボ回路 (7)上記電力変換回路から出力された電力の供給先を
上記電力蓄積素子と上記コンデンサとに切り換える切換
回路 を備えることも好ましい態様である。
【0012】
【作用】本発明の充電回路では、太陽電池で生成された
電気エネルギーは、一旦、電力蓄積素子、例えばコンデ
ンサに蓄積される。コンデンサは、通常、例えば100
ルックス程度に対応する1μA以下の電流から例えば1
0万ルックス程度に対応する数Aの電流までの極めて広
範な範囲の電流値の電流でも十分効率の良い充電を行な
うことができるという特性を有している。
【0013】本発明の充電回路では、太陽電池で生成さ
れた電気エネルギーを一旦コンデンサ等の電力蓄積素子
に蓄積し、その電力蓄積素子に所定量の電気エネルギー
が蓄積された時点(その電力蓄積素子の端子電圧が第1
の電圧に達した時点)で、電力変換回路でパルス列状の
電力に変換してその電力でバッテリが充電される。この
ため、バッテリには、常に周一の条件で充電が行なわれ
る。この条件は回路定数等により調整でき、そのバッテ
リに適合した効率の良い充電が行なわれる条件に設定し
ておくことにより、照度に拘らず常に効率の良い安定し
た充電が行なわれる。また、電力変換回路では、電力蓄
積素子の端子電圧よりも高いピーク電圧を有するパルス
列状の電力に変換されるため、電力蓄積素子の端子電圧
が低くても端子間電圧の高いバッテリにも充電すること
ができ、したがってバッテリの端子間電圧の高低によら
ず、太陽電池の分割数を電力蓄積素子への充電に適する
ように定めることができる。電力蓄積素子としてコンデ
ンサを備えた場合、コンデンサは、上述したように極め
て広い範囲の電流値の電流で充電できるため、結局、太
陽電池の分割数に大幅な自由度が許容される。尚、上記
電力蓄積素子はコンデンサに限らず小さな二次電池等で
あってもよい。
【0014】上記本発明の充電回路において、上記表示
手段を備えると、充電の速度を把握することができる。
この場合において、この表示手段として上記発光素子を
備えると、バッテリが充電される瞬間を視認することが
でき、その充電は上記電力蓄積素子の端子電圧が所定の
第1の電圧に達する毎に行なわれるため、その発光素子
の点滅の速度で充電の速度を感覚的に把握することがで
きる。
【0015】この点滅の速度は、通常の使用環境下で人
間が点滅していることがわかることが好ましく、これを
満足するためには通常の使用環境と考えられる100ル
ックス以上10万ルックス以内のいずれかの照度で、上
記発光素子が10msec以上500sec以下の周期
で点滅するように回路定数が選択されていることが好ま
しく、さらには、上記太陽電池が100ルックスの照度
の光で照射された際に上記発光素子が500sec以下
の周期で点滅するとともに、上記太陽電池が10万ルッ
クスの照度の光で照射された際に上記発光素子が10m
sec以上の周期で点滅するように回路定数が選択され
ていることがより好ましい。点滅の周期が10msec
未満の短かい周期になると照度が多少変化してもその点
滅の速度が判別できず、周期が500secを越える長
い周期になると点滅しているか否かを視認しようとする
注意を持続できなくなってしまうからである。
【0016】また、上記電力変換回路が、上記発振回路
を備えたものである場合、この発振回路は、この発振回
路を含む電力変換回路により充電されたバッテリから電
力が供給されて作動するものであるため、最初ある程度
充電されているバッテリを装填さえすればよく、他の電
源は不要である。さらに、上記制御回路が上記コンパレ
ータを備えた場合、電力蓄積素子の電圧が直接にモニタ
される。この電力蓄積素子の電圧がある電圧に達すると
制御回路が電力変換回路を作動させてバッテリへの充電
が行なわれるが、このバッテリへの充電が開始される電
圧(本発明にいう第1の電圧)を、1.0V以上10.
0V以下の電圧に設定することが好ましい。電力蓄積素
子の電圧が1.0V未満では電圧が低過ぎてバッテリを
充電するための昇圧比が大きくなり過ぎ、充電効率が低
下する。また、電力蓄積素子の電圧が10.0Vを越え
る電力変換回路の回路素子として高電圧に耐えることの
できる素子を備える必要がありコスト高となりまた回路
が大型化するからである。
【0017】一方、上記バッテリの端子電圧は、1.5
V以上12.0V以下であることが好ましい。この充電
回路の用途にもよるが、1.5V未満の電池では用途が
限られ、12Vを越える電池では、その電池に充電する
ための昇圧比が高くなり過ぎ、上記と同様の理由により
コスト高となりまた回路が大型化するからである。さら
に、本発明の充電回路において、上記(6)のストロボ
回路、および(7)の切換回路を備えた場合、例えばカ
メラ等ストロボを必要とする機器において、例えば上記
バッテリが満杯となった場合にストロボのメインコンデ
ンサ(本発明にいうコンデンサ)に充電することによ
り、ストロボを使おうとする際の待ち時間が少なくて済
む。また、ストロボメインコンデンサは充電を繰り返す
とリーク電流が減少することが確認されており、したが
って余った電力でメインコンデンサを充電しておくこと
により、リーク電流の少ないストロボとなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。こ
こではカメラに組込む充電回路を念頭に置いて説明す
る。図1は、本発明の一実施例の充電回路を示す回路図
である。複数個直列に接続された太陽電池1に光が照射
されるとその光の照度に応じた電流IP が発生し、その
電流Ip はダイオード2を経由し、コンデンサ3に電荷
が蓄積される。このコンデンサ3は、本発明にいう電力
蓄積素子の一例である。このコンデンサ3の端子電圧V
C はコンパレータ4によりモニタされ、その電圧VC
設定の第1の電圧V1 を越えるとコンパレータ4の出力
が‘H’レベルに遷移し、発振回路5が発振を開始し、
その発振信号が抵抗6を経由してトランジスタ7のゲー
トに印加され、そのトランジスタ7がオン/オフを繰り
返す。すると、コンデンサ3に蓄積された電力が昇圧さ
れたパルス列状の電力となってコンデンサ3から取り出
され、コイル8を経由し、逆流防止用のダイオード9を
経由し、さらにLED10を経由することによりそのL
ED10を点灯させ、バッテリ11に移送されてバッテ
リ11を充電する。
【0019】コンデンサ3の端子電圧VC が所定の第2
の電圧V2 (V2 <V1 )を下まわると、コンパレータ
4の出力が‘L’レベルとなり発振回路5の発振が停止
し、トランジスタ7が遮断状態となり、コンデンサ3か
らバッテリ11への電力の移送が停止する。本実施例で
は、コンパレータ11が本発明にいう制御回路に相当
し、発振回路5、トランジスタ7、およびコイル8等が
本発明にいう電力変換回路に相当する。
【0020】以下、この図1に示す充電回路についてさ
らに詳細に説明する。図2は、図1に示す充電回路のう
ち、太陽電池によりコンデンサを充電する部分の部分回
路図である。前述したように、太陽電池1に光が照射さ
れると、その光の照度に応じた電流Ip が流れ、逆流防
止用のダイオード2を経由してコンデンサ3を充電す
る。
【0021】また、これも前述したように、コンデンサ
3は、その耐圧を越えない限り極めて小さい電流からか
なり大きな電流までかなりの高効率で充電される。した
がってコンデンサ3の耐圧は、その後段に備えられる、
バッテリの端子電圧等を考慮した電力変換回路による昇
圧比等に応じて選択され、太陽電池1の段数は、そのコ
ンデンサの耐圧を考慮し最適効率の充電が行なわれるよ
う定められる。上記のような検討から、コンデンサ3の
容量Cは、例えば100μF≦C≦2000μF程度が
適切である。
【0022】図3は、図1に示す充電回路中の、電力変
換回路部分の原理図、図4は、その信号波形図である。
コンデンサ3に所定の電荷が蓄積された段階で、図1に
示すトランジスタ7に相当するスイッチ7′(SW)が
オン/オフを繰り返すと、スイッチ7′を経由して流れ
る電流IL 、ダイオード9を経由してバッテリ11に流
れ込む電流IBは図4に示すように変化する。このと
き、コンデンサ3の容量をC、コンデンサ3の端子間電
圧をVc 、コイル8のインダクタンスをL、スイッチ
7′がオンした時点からの経過時間をtonとしたとき、
【0023】
【数1】
【0024】が成立し、したがって
【0025】
【数2】
【0026】が成立する。すなわち、コンデンサ容量
C、コイル8のインダクタンススイッチング速度ton
変化させればピーク電流を変えることができ、このピー
ク電流をバッテリ11の充電に適切な値に設定すること
によりバッテリ11に効率良く充電することができる。
上記のような観点から、スイッチ7′のオン/オフの際
のオンの時間ton、オフの時間toff は、いずれも、 1μsec≦ton,toff ≦100μsec 程度が好ましく、コイル8のインダクタンスLは、 10μH≦L≦1000μH 程度が好ましい。
【0027】次に、再度図1を参照し、コンパレータ
4、発振回路5等について説明する。ここに示すコンパ
レータ4は、直列に接続された2つのインバータ41,
42,前段側のインバータ41の入力側に接続された抵
抗43(抵抗値r1 )、前段側のインバータ41の入力
と後段側のインバータ42の出力との間に互いに直列に
接続された、抵抗44(抵抗値r2 )およびダイオード
45(順方向電圧降下を0.7Vとする)から構成され
ている。
【0028】コンパレータ4については、インバータ4
2の出力が反転する入力電圧をVc′としたとき、以下
の関係式が成立する。但し、電源電圧(ここではバッテ
リ11を電源とする)をVccとする。 (入力電圧Vc ′が上昇する時) (Vc ′−Vcc/2)/r1 =(Vcc/2−0.7)/
2 したがって、 Vc ′=Vcc/2+(r1 /r2 )(Vcc/2−0.7) =((r1 +r2 )/2r2 )・Vcc−(r1 /r2 )・0.7 ……(1) (入力電圧Vc ′が下降する時)ダイオード45がある
ため、インバータ42の出力が‘H’レベルになるとダ
イオード45には電流は流れず、したがって Vc ′=Vcc/2 ……(2) が成立する。
【0029】解り易さのため、例えば電源電圧Vcc
3.0V、r1 =r2 とすると、(1)式よりコンデン
サ3の電圧Vc が上昇するときは、(1)式より、 Vc =3.0−0.7=2.3(V) でインバータ42の出力が‘H’レベルとなってバッテ
リ11への電力の移送が開始され、コンデンサ3の電圧
c が下降するときは、(2)式より、 Vc =1.5(V) でインバータ42の出力が‘L’レベルとなってバッテ
リ11への電力の移送が停止する。
【0030】発振回路5は、互いに直列に接続された2
入力NANDゲート51とインバータ52、2入力NA
NDゲート51の一方の入力とインバータ52の出力と
の間に直列に接続された抵抗53とコンデンサ55(容
量c)、および、それら抵抗53とコンデンサ55との
接続点と、2入力NANDゲート51とインバータ52
との接続点との間に配置された抵抗54(抵抗値r)か
ら構成されている。
【0031】この発振回路5の発振の周期Tは、 T=0.69rc ……(3) で表わされる。したがって抵抗54の抵抗値r、コンデ
ンサ55の容量cを選択することにより発振周波数を調
整することができる。ここで、2入力NANDゲート5
1の、コンパレータ4の出力が入力される側の入力端子
に、‘L’レベルの信号が入力されると、インバータ5
2の出力は‘L’レベルに固定されてしまい発振を停止
し、‘H’レベルの信号が入力されると、上記(3)式
の周期で発振する。
【0032】図5は、コンデンサ3の端子電圧の時間変
化を示した図である。一番最初の、コンデンサ3に何も
電荷が蓄積されていない状態で太陽電池1に光が照射さ
れると、コンデンサ3が徐々に充電され、所定の第1の
電圧V1 に達する。すると、上述したように、コンパレ
ータ4の出力が‘H’レベルに遷移し、発振回路5が発
振し、コンデンサ3に蓄積された電力がバッテリ11に
移送される。その際LED10が点灯する。コンデンサ
3から電力が取り出されてコンデンサ3の端子電圧Vc
が低下し所定の第2の電圧V2 まで低下すると、コンパ
レータ4の出力が‘L’レベルに遷移し、発振回路5の
発振が停止し、トランジスタ7が遮断状態となり、コン
デンサ3からの電力の取り出しが停止する。その後は、
太陽電池1からの充電によりコンデンサ3の電位が再び
上昇する。コンデンサ3への充電のカーブは、図5に示
す実線のように単調に直線的に充電される必要はなく、
図5に示す一点鎖線あるいは二点鎖線のように、太陽電
池1に照射される光の照度の変化に応じて、どのような
電圧上昇カーブを描いてもよい。どのようなカーブを描
きながらコンデンサ3の端子電圧が上昇しても、その端
子電圧がV1 に達した時点で、即ち常に一定の条件下
で、コンデンサ3からバッテリ4への電力の移送が行な
われる。すなわち、上述したような各種の観点から回路
定数を選択し、‘一定の条件’を適切に選択しておくこ
とにより、太陽電池1に照射される光の照度が低くても
高くても、常に効率良く、コンデンサ3からバッテリ1
1へと電力を移送することができる。
【0033】また、上述したように回路定数は、バッテ
リ11の充電効率の観点のほか、LED10の点灯周期
を人間が視認しやすいような周期に設定するという観点
からも選択されている。この点灯の周期は、例えば、太
陽電池1に100ルックスの極めて弱い光が照射された
際にも500secを越えた長周期にならず、10万ル
ックスの極めて強い光が照射された際にも10msec
よりも短かい周期にならないような周期が好ましい。ユ
ーザは、このLED10の点灯の周期を視認することに
より、充電の速度を直観的に把握することができる。
【0034】図6は、本発明の他の実施例の回路図であ
る。図1に示す実施例と同一の回路要素には図1に付し
た番号と同一の番号を付して示し、相違点のみについて
説明する。またこの図6には、煩雑さを避けるため、図
1に示すコンパレータ4、発振回路5は図示が省略され
ている。この充電回路には、ストロボ回路20と、本発
明にいう切換回路の一例であるスイッチ30が備えられ
ている。
【0035】コンデンサ3から取り出された電力は、ス
イッチ30の切換えにより、スイッチ30を接点aの側
に切り換えたときはバッテリ11に移送され、接点b側
に切り換えたときはストロボ回路20へと移送される。
このスイッチ30の切換えは、手動で行なうように構成
されていてもよいが、自動的に、バッテリ11に充電が
完了する迄はバッテリ11が充電されるように切換えら
れており、バッテリ11の充電が完了した際、あるい
は、未使用のバッテリ11が装填された後の所定の電力
消費時点迄はコンデンサ3から取り出された電力をスト
ロボ回路側に送るように構成することが好ましい。
【0036】ストロボ回路20は、コンデンサ3から取
り出されスイッチ30を経由してきた電力を一旦蓄える
コンデンサ21、ストロボ発振回路22、およびメイン
コンデンサ23、および図示しない発光回路から構成さ
れている。メインコンデンサ23が、本発明にいうコン
デンサに相当する。ストロボ発振回路22が作動する
と、一旦コンデンサ21に蓄えられた電力は、メインコ
ンデンサ23に移送される。
【0037】尚、コイル8から出力された電圧が十分高
いときは、接点bに代えて接点cを備えておき、コンデ
ンサ3から出力された電力を、直接、メインコンデンサ
23に移送してもよい。図7は、メインコンデンサ23
のリーク速度の実験結果を示したグラフである。
【0038】ここに示すように、メインコンデンサ23
を270Vまで充電した後リークによる電圧降下を観測
すると、最初の充電時には、メインコンデンサ23の端
子電圧が270Vから247Vに低下するのに要した時
間T1 はT1 =3時間であり、何度が充電・リークによ
る放電を繰り返した後に、端子電圧が270Vから24
6Vに低下するのに要した時間Tn はTn =5時間であ
った。このようにストロボメインコンデンサは、充電・
リークによる放電を何度も繰り返すと、リーク電流が減
少する傾向がある。ストロボの性能の1つに、メインコ
ンデンサに充電した後の発光可能時間があるが、リーク
が少ないとそれだけ発光可能時間が延びることとなり、
高性能のストロボとなる。
【0039】そこで本実施例では、例えばバッテリ11
の充電が完了した後の電力をストロボメインコンデンサ
23に移送するようにしたため、そのストロボ回路20
の性能を向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
照射される光の強弱には無関係に、常に効率良くバッテ
リを充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の充電回路を示す回路図であ
る。
【図2】図1に示す充電回路のうち、太陽電池によりコ
ンデンサを充電する部分の部分回路図である。
【図3】図1に示す充電回路中の、電力変換回路部分の
原理図である。
【図4】図3に示す電力変換回路における信号波形図で
ある。
【図5】コンデンサの端子電圧の時間変化を示した図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例の回路図である。
【図7】メインコンデンサのリーク速度の実験結果を示
したグラフである。
【図8】照度の変化に対する太陽電池の出力電流、出力
電圧の例を表わすグラフである。
【符号の説明】
1 太陽電池 2 ダイオード 3 コンデンサ 4 コンパレータ 5 発振回路 7 トランジスタ 7′ スイッチ 8 コイル 9 ダイオード 10 LED 11 バッテリ 20 ストロボ回路 23 メインコンデンサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池と、 該太陽電池から流出した電力を蓄積する電力蓄積素子
    と、 該電力蓄積素子に蓄積された電力を、該電力蓄積素子の
    端子間電圧よりも高いピーク電圧を有するパルス列状の
    電力に変換して出力する電力変換回路と、 該電力変換回路から出力された電力により充電されるバ
    ッテリと、 前記電力蓄積素子の端子間電圧が所定の第1の電圧にま
    で上昇したときに前記電力変換回路を作動させるととも
    に、該第1のコンデンサの端子間電圧が前記第1の電圧
    よりも低い所定の第2の電圧にまで低下したときに前記
    電力変換回路の作動を停止させる制御回路とを備えたこ
    とを特徴とする充電回路。
  2. 【請求項2】 電力が前記電力変換回路から出力されて
    前記バッテリに移送される頻度を表示する表示手段を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の充電回路。
  3. 【請求項3】 前記表示手段が、前記電力変換回路から
    出力され前記バッテリに移送される電力により発光する
    発光素子であることを特徴とする請求項2記載の充電回
    路。
  4. 【請求項4】 前記太陽電池が100ルックス以上10
    万ルックス以内のいずれかの照度の光で照射された際
    に、前記表示手段が、10msec以上500sec以
    下の周期で点滅するように回路定数が選択されてなるこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の充電回路。
  5. 【請求項5】 前記太陽電池が100ルックスの照度の
    光で照射された際に前記表示手段が500sec以下の
    周期で点滅するとともに、前記太陽電池が10万ルック
    スの照度の光で照射された際に前記表示手段が10ms
    ec以上の周期で点滅するように回路定数が選択されて
    いることを特徴とする請求項2又は3記載の充電回路。
  6. 【請求項6】 前記電力変換回路が、前記バッテリから
    供給された電力で作動するとともに、前記制御回路によ
    り発振開始および発振停止が制御される発振回路を備え
    たものであることを特徴とする請求項1記載の充電回
    路。
  7. 【請求項7】 前記制御回路が、前記電力蓄積素子の端
    子間電圧をモニタし、該端子間電圧が所定の第1の電圧
    まで上昇したときに所定の第1の信号を出力するととも
    に該端子間電圧が前記第1の電圧よりも低い所定の第2
    の電圧にまで低下したときに前記第1の信号とは異なる
    所定の第2の信号を出力するコンパレータを備えたもの
    であることを特徴とする請求項1記載の充電回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の電圧が、1.0V以上10.
    0V以下の電圧であることを特徴とする請求項1又は7
    記載の充電回路。
  9. 【請求項9】 前記バッテリが、1.5V以上12.0
    V以下の端子間電圧を有するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の充電回路。
  10. 【請求項10】 コンデンサを有し該コンデンサに電荷
    を蓄積するとともに該コンデンサに蓄積された電荷を放
    電して発光するストロボ回路と、 前記電力変換回路から出力された電力の供給先を前記電
    力蓄積素子と前記コンデンサとに切り換える切換回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の充電回路。
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