JPH0879941A - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
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- JPH0879941A JPH0879941A JP6209590A JP20959094A JPH0879941A JP H0879941 A JPH0879941 A JP H0879941A JP 6209590 A JP6209590 A JP 6209590A JP 20959094 A JP20959094 A JP 20959094A JP H0879941 A JPH0879941 A JP H0879941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wiring
- pressure contact
- insulating plate
- contact terminal
- Prior art date
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- Granted
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Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気接続箱の内部回路を電線と圧接端子とで
形成する。 【構成】 アッパーケース(10)とロアケース(1
1)の内部に取り付けられ、少なくとも一面に電線を挿
入保持する一対の突起からなる配線用突起(13A、1
3B)を有し、該配線用突起の所要箇所に間隔を大とし
た圧接端子打込部(24、25、26)が設けられた絶
縁板(12)を設け、上記配線用突起に細物電線(1
4)及び太物電線(15)を挿入保持しておき、一端側
に電線圧接部(16a、17a)を備えると共に他端側
に出入力端子部(16b、17b)を備えた圧接端子
(16、17)を、上記絶縁板の配線用突起に挿入保持
された電線に対して、上記圧接端子打込部で打ち込んで
電線と圧接接続させると共に出入力端子部をケースの外
壁に設けた端子孔より突出して外部回路と接続させてい
る。
形成する。 【構成】 アッパーケース(10)とロアケース(1
1)の内部に取り付けられ、少なくとも一面に電線を挿
入保持する一対の突起からなる配線用突起(13A、1
3B)を有し、該配線用突起の所要箇所に間隔を大とし
た圧接端子打込部(24、25、26)が設けられた絶
縁板(12)を設け、上記配線用突起に細物電線(1
4)及び太物電線(15)を挿入保持しておき、一端側
に電線圧接部(16a、17a)を備えると共に他端側
に出入力端子部(16b、17b)を備えた圧接端子
(16、17)を、上記絶縁板の配線用突起に挿入保持
された電線に対して、上記圧接端子打込部で打ち込んで
電線と圧接接続させると共に出入力端子部をケースの外
壁に設けた端子孔より突出して外部回路と接続させてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の電気接続箱
に関し、詳しくは、多数のヒューズ、リレー等を含む電
気回路を集中的に配置して、ワイヤハーネスの分岐接続
を合理的に行う電気接続箱において、内部回路を電線と
圧接端子により構成するもので、特に、電線の配線を簡
単かつ確実に行えるようにすると共に、電気接続箱の全
体構造の簡単化および小型化を図るものである。
に関し、詳しくは、多数のヒューズ、リレー等を含む電
気回路を集中的に配置して、ワイヤハーネスの分岐接続
を合理的に行う電気接続箱において、内部回路を電線と
圧接端子により構成するもので、特に、電線の配線を簡
単かつ確実に行えるようにすると共に、電気接続箱の全
体構造の簡単化および小型化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気接続箱において、内
部回路の設計変更に容易に対応することができるものと
して、導電性金属板を打抜加工して形成するバスバーに
代えて、電線を配線し、該電線と外部出入力端子との接
続、電線同士の接続を圧接端子により行うものが提供さ
れている。
部回路の設計変更に容易に対応することができるものと
して、導電性金属板を打抜加工して形成するバスバーに
代えて、電線を配線し、該電線と外部出入力端子との接
続、電線同士の接続を圧接端子により行うものが提供さ
れている。
【0003】上記電線と圧接端子とからなる内部回路を
設ける場合、圧接端子は、電気接続箱のアッパーケー
ス、ロアケースおよび/あるいはアッパーケースとロア
ケースの間に介設する絶縁板に予め取り付けておき、該
圧接端子に対して電線を圧入して圧接接続している。
(実開平3−120627号公報、特開平6−9682
0号公報、実開平1−166419号公報等)
設ける場合、圧接端子は、電気接続箱のアッパーケー
ス、ロアケースおよび/あるいはアッパーケースとロア
ケースの間に介設する絶縁板に予め取り付けておき、該
圧接端子に対して電線を圧入して圧接接続している。
(実開平3−120627号公報、特開平6−9682
0号公報、実開平1−166419号公報等)
【0004】また、上記実開平1−166419号で
は、電気接続箱の内部回路に、電線と圧接端子からなる
回路と、バスバーからなる回路との両方を用いている。
即ち、図6に示すように、バッテリーに接続される電源
側回路では大電流用の導電材が必要である一方、該電源
側回路と分岐接続する負荷側回路では小電流用の導電材
で良いと共に回路変更が多いため、電源側回路にはバス
バー1を用い、負荷側回路には電線2と圧接端子3を用
い、バスバー1と電線2とはヒューズ4で接続してい
る。
は、電気接続箱の内部回路に、電線と圧接端子からなる
回路と、バスバーからなる回路との両方を用いている。
即ち、図6に示すように、バッテリーに接続される電源
側回路では大電流用の導電材が必要である一方、該電源
側回路と分岐接続する負荷側回路では小電流用の導電材
で良いと共に回路変更が多いため、電源側回路にはバス
バー1を用い、負荷側回路には電線2と圧接端子3を用
い、バスバー1と電線2とはヒューズ4で接続してい
る。
【0005】上記した電線と圧接端子とを電気接続箱の
内部回路として用いる場合は、いずれの場合も、ケース
および絶縁板に予め取り付けた圧接端子に対して電線を
圧入して圧接接続する作業は、従来、図7(A)(B)
に示す布線用金型を用いて行っている。即ち、電線の配
線パターンに沿って溝を形成した布線用金型5を設け、
該布線用金型5の溝6に、電線送出機7より電線2をヘ
ッドローラ8により送り出しながら挿入している。この
時、電線2はある程度の剛性を有すると共に巻きグセが
強いため、溝6の内部で電線2が浮き上がることがない
ように、溝6の深さを電線2の直径よりも2倍以上の深
溝とし、溝6の内部で電線2を確実に保持できるように
している。上記のように金型5に電線2を布線した後、
予め圧接端子を取り付けたケース(アッパーケース、ロ
アケース)あるいは絶縁板を、金型5へセットして、圧
接端子に電線2を圧接し、その後、金型底面より押し出
しピンを突出させて、圧接端子と電線とを取り付けたケ
ースを金型より押し出している。
内部回路として用いる場合は、いずれの場合も、ケース
および絶縁板に予め取り付けた圧接端子に対して電線を
圧入して圧接接続する作業は、従来、図7(A)(B)
に示す布線用金型を用いて行っている。即ち、電線の配
線パターンに沿って溝を形成した布線用金型5を設け、
該布線用金型5の溝6に、電線送出機7より電線2をヘ
ッドローラ8により送り出しながら挿入している。この
時、電線2はある程度の剛性を有すると共に巻きグセが
強いため、溝6の内部で電線2が浮き上がることがない
ように、溝6の深さを電線2の直径よりも2倍以上の深
溝とし、溝6の内部で電線2を確実に保持できるように
している。上記のように金型5に電線2を布線した後、
予め圧接端子を取り付けたケース(アッパーケース、ロ
アケース)あるいは絶縁板を、金型5へセットして、圧
接端子に電線2を圧接し、その後、金型底面より押し出
しピンを突出させて、圧接端子と電線とを取り付けたケ
ースを金型より押し出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電気接
続箱の内部回路を電線と圧接端子で形成する場合、電線
を所要のパターンで布線のために、布線用金型を必要と
し、布線パターンの相違に応じて多数の布線用金型を用
意しなければならなくなる。また、金型に布線した電線
をケースあるいは絶縁板に取り付けた圧接端子と圧接接
続させるための移し変えの工程が必要となり、コストお
よび作業手数のいずれもが増大する問題がある。
続箱の内部回路を電線と圧接端子で形成する場合、電線
を所要のパターンで布線のために、布線用金型を必要と
し、布線パターンの相違に応じて多数の布線用金型を用
意しなければならなくなる。また、金型に布線した電線
をケースあるいは絶縁板に取り付けた圧接端子と圧接接
続させるための移し変えの工程が必要となり、コストお
よび作業手数のいずれもが増大する問題がある。
【0007】また、アッパーケースあるいはロアケース
に圧接端子を取り付け、これらケースの内面に電線を布
線すると同時に圧接端子と接続させる場合、アッパーケ
ースおよびロアケースの外面にはコネクタ部が突設され
て凹凸があるため、電線の布線および圧接端子との接続
が安定して出来ない問題がある。また、ケースに予め取
り付けた圧接端子への電線の圧接と、ケース同士の組み
付けが同時に行われるため、電線と圧接端子との圧接状
態の良否が確認できない問題がある。
に圧接端子を取り付け、これらケースの内面に電線を布
線すると同時に圧接端子と接続させる場合、アッパーケ
ースおよびロアケースの外面にはコネクタ部が突設され
て凹凸があるため、電線の布線および圧接端子との接続
が安定して出来ない問題がある。また、ケースに予め取
り付けた圧接端子への電線の圧接と、ケース同士の組み
付けが同時に行われるため、電線と圧接端子との圧接状
態の良否が確認できない問題がある。
【0008】さらに、前記実開平1−166419号に
記載の電気接続箱のように、上流側の電源側回路をバス
バーで構成し、下流側の負荷側回路を電線と圧接端子と
から構成する場合、構造が複雑になると共に、バスバー
と、電線および圧接端子との取付態様が相違するため、
作業工程が増加する。さらに、バスバーを形成する金型
および布線用金型の両方が必要となり、コストが大幅に
増加する問題がある。かつ、電源側の回路も他車種に共
用して用いる時、変更が必要な場合も多く、その場合、
回路変更に対応できない欠点がある。
記載の電気接続箱のように、上流側の電源側回路をバス
バーで構成し、下流側の負荷側回路を電線と圧接端子と
から構成する場合、構造が複雑になると共に、バスバー
と、電線および圧接端子との取付態様が相違するため、
作業工程が増加する。さらに、バスバーを形成する金型
および布線用金型の両方が必要となり、コストが大幅に
増加する問題がある。かつ、電源側の回路も他車種に共
用して用いる時、変更が必要な場合も多く、その場合、
回路変更に対応できない欠点がある。
【0009】本発明は、上記した種々の問題に鑑みてな
されたもので、電気接続箱の内部回路を電線と圧接端子
とからなる回路で構成する場合、従来必要とされた布線
用金型を不要とし、かつ、圧接端子と電線との圧接が安
定した状態で簡単確実に行えると共に圧接状態の良否が
確認でき、しかも、電気接続箱の内部回路を上流側の電
源側回路を含めて全て電線と圧接端子とからなる回路で
構成することが出来るようにした電気接続箱を提供する
ことを目的としている。
されたもので、電気接続箱の内部回路を電線と圧接端子
とからなる回路で構成する場合、従来必要とされた布線
用金型を不要とし、かつ、圧接端子と電線との圧接が安
定した状態で簡単確実に行えると共に圧接状態の良否が
確認でき、しかも、電気接続箱の内部回路を上流側の電
源側回路を含めて全て電線と圧接端子とからなる回路で
構成することが出来るようにした電気接続箱を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、ケース内部に取り付けら
れ、少なくとも一面の所要箇所に、回路パターンに沿っ
て電線を挟持してガイドする一対の突起からなる配線用
突起が突設されていると共に、これら突起の対向する内
面に圧接端子打込部が凹設された絶縁板と、上記配線用
突起の一対の突起間に挿入保持されて所要の回路パター
ンで絶縁板に配線される電線と、一端側に電線圧接部を
備えると共に他端側に出入力端子部を備え、上記絶縁板
の配線用突起で保持された電線に対して、上記圧接端子
打込部で打ち込んで電線と圧接接続させ、出入力端子部
をケースの外壁に設けた端子孔より突出して外部回路と
接続する圧接端子とを備えていることを特徴とする電気
接続箱を提供している。
め、本発明は、請求項1で、ケース内部に取り付けら
れ、少なくとも一面の所要箇所に、回路パターンに沿っ
て電線を挟持してガイドする一対の突起からなる配線用
突起が突設されていると共に、これら突起の対向する内
面に圧接端子打込部が凹設された絶縁板と、上記配線用
突起の一対の突起間に挿入保持されて所要の回路パター
ンで絶縁板に配線される電線と、一端側に電線圧接部を
備えると共に他端側に出入力端子部を備え、上記絶縁板
の配線用突起で保持された電線に対して、上記圧接端子
打込部で打ち込んで電線と圧接接続させ、出入力端子部
をケースの外壁に設けた端子孔より突出して外部回路と
接続する圧接端子とを備えていることを特徴とする電気
接続箱を提供している。
【0011】上記一対の突起からなる配線用突起は、電
線を回路パターンに沿って保持するために必要な箇所の
みに、絶縁板より突設して形成すればよい。(請求項
2) 即ち、電線に沿って全長にわたって形成する必要がな
く、コーナー部や直線部の両端および圧接端子接続部分
にのみ設ければ良い。
線を回路パターンに沿って保持するために必要な箇所の
みに、絶縁板より突設して形成すればよい。(請求項
2) 即ち、電線に沿って全長にわたって形成する必要がな
く、コーナー部や直線部の両端および圧接端子接続部分
にのみ設ければ良い。
【0012】上記配線用突起として、その対向して突設
する一対の突起の間隔を小として1本の細物電線を挿通
するようにした細物電線用と、間隔を大として1本の太
物電線を挿通するようにした太物電線用とを備えてい
る。(請求項3) 例えば、絶縁板の一面に細物電線用と太物電線用とを混
在させて設けてもよいし、絶縁板の一面側には細物電線
用、他面側には太物電線用を設けても良い。さらに、上
記配線用突起として、その対向して突設する一対の突起
の間隔を、複数本の電線を並列して挿入できる複数電線
用を備えている。(請求項4)
する一対の突起の間隔を小として1本の細物電線を挿通
するようにした細物電線用と、間隔を大として1本の太
物電線を挿通するようにした太物電線用とを備えてい
る。(請求項3) 例えば、絶縁板の一面に細物電線用と太物電線用とを混
在させて設けてもよいし、絶縁板の一面側には細物電線
用、他面側には太物電線用を設けても良い。さらに、上
記配線用突起として、その対向して突設する一対の突起
の間隔を、複数本の電線を並列して挿入できる複数電線
用を備えている。(請求項4)
【0013】上記突起の高さは、挿入する電線の直径の
略2倍以上に設定することが好ましい。(請求項5)
略2倍以上に設定することが好ましい。(請求項5)
【0014】上記電気接続箱の内部回路のうち、電源側
回路は上記絶縁板に配線した太物電線と該太物電線に圧
接した圧接端子とで形成し、該圧接端子の出入力端子部
をヒューズと接続する一方、負荷側回路は上記絶縁板に
配線した細物電線と該細物電線に圧接した圧接端子とで
形成し、該圧接端子の出入力端子部を負荷側コネクタに
接続し、電気接続箱の内部回路を電線と圧接端子とで形
成することが好ましい。(請求項6)
回路は上記絶縁板に配線した太物電線と該太物電線に圧
接した圧接端子とで形成し、該圧接端子の出入力端子部
をヒューズと接続する一方、負荷側回路は上記絶縁板に
配線した細物電線と該細物電線に圧接した圧接端子とで
形成し、該圧接端子の出入力端子部を負荷側コネクタに
接続し、電気接続箱の内部回路を電線と圧接端子とで形
成することが好ましい。(請求項6)
【0015】
【作用】上記請求項1の構成では、まず、絶縁板の配線
用突起の間に電線を直接挿入して配線し、ついで、圧接
端子を電線に圧接して取り付ける。この状態では、絶縁
板に電線と圧接端子とが取り付けられた状態で、まだ、
ケースと組みつけていないため、電線と圧接端子との圧
接状態の良否が確認できる。圧接端子の電線に対する圧
接と絶縁板に対する取付が一つの工程で行う事が出来
る。
用突起の間に電線を直接挿入して配線し、ついで、圧接
端子を電線に圧接して取り付ける。この状態では、絶縁
板に電線と圧接端子とが取り付けられた状態で、まだ、
ケースと組みつけていないため、電線と圧接端子との圧
接状態の良否が確認できる。圧接端子の電線に対する圧
接と絶縁板に対する取付が一つの工程で行う事が出来
る。
【0016】請求項2に記載の構成とすると、必要な箇
所のみに突起を設けるだけでよく、また、絶縁板の板厚
を薄くして、軽量化を図ることができる。また請求項3
に記載の構成とすると、太物電線と細物電線の両方を絶
縁板の配線用突起に配線して圧接端子と圧接することが
できる。よって、請求項6に記載の如く、大電流用の導
電材が必要な電源側回路を太物電線と圧接端子とで形成
することができ、従来のような、電源側回路はバスバー
を用い、負荷側回路は電線を用いるハイブリット構成と
する必要がなく、電気接続箱の構造を簡単に出来ると共
に、作業工程を減少できる。
所のみに突起を設けるだけでよく、また、絶縁板の板厚
を薄くして、軽量化を図ることができる。また請求項3
に記載の構成とすると、太物電線と細物電線の両方を絶
縁板の配線用突起に配線して圧接端子と圧接することが
できる。よって、請求項6に記載の如く、大電流用の導
電材が必要な電源側回路を太物電線と圧接端子とで形成
することができ、従来のような、電源側回路はバスバー
を用い、負荷側回路は電線を用いるハイブリット構成と
する必要がなく、電気接続箱の構造を簡単に出来ると共
に、作業工程を減少できる。
【0017】請求項5に記載の如く配線用突起の高さ
を、挿入する電線の直径の略2倍以上に設定すると、自
動電線送出機から電線を直接的に配線用突起の間に挿入
することができ、かつ、配線用突起が高いと、電線が配
線用突起より浮き上がることを防止出来る。
を、挿入する電線の直径の略2倍以上に設定すると、自
動電線送出機から電線を直接的に配線用突起の間に挿入
することができ、かつ、配線用突起が高いと、電線が配
線用突起より浮き上がることを防止出来る。
【0018】請求項6に記載のように、電気接続箱の内
部回路のうち、電源側回路は太物電線と該太物電線に圧
接した圧接端子とで形成し、負荷側回路は細物電線と該
細物電線に圧接した圧接端子とで形成して、電気接続箱
の内部回路を全て電線と圧接端子とで構成すると、回路
の設計変更に柔軟に対応する事が出来る。
部回路のうち、電源側回路は太物電線と該太物電線に圧
接した圧接端子とで形成し、負荷側回路は細物電線と該
細物電線に圧接した圧接端子とで形成して、電気接続箱
の内部回路を全て電線と圧接端子とで構成すると、回路
の設計変更に柔軟に対応する事が出来る。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1に示すように、アッパーケース10と
ロアケース11の内部に一枚の樹脂製の絶縁板12を挟
持した構成である。該絶縁板12の下面12aに配線パ
ターンに応じて複数の電線保持用の配線用突起13(1
3A、13B)を設けている。これら配線用突起13
A、13Bは対向して突設する一対の垂直平板状の突起
13−1、13−2とからなり、配線用突起13Aは突
起13−1と13−2の間隔L1を小として、1本の細
物電線14を挟持する細物電線用としている。一方、配
線用突起13Bの一対の突起の間の間隔は1本の太物電
線15を挟持する太物電線用としており、これら配線用
突起13(13A、13B)に前記図7に示す電線送出
機7より直接的に電線を挿入している。上記配線用突起
13の内部に保持された電線14、15に対して、圧接
端子16、17の圧接部16a、17aを圧入して圧接
接続し、これら圧接端子の他端の出入力端子部16b、
17bをアッパーケース10およびロアケース11の外
壁に形成した端子孔19、20より突出させている。
に説明する。図1に示すように、アッパーケース10と
ロアケース11の内部に一枚の樹脂製の絶縁板12を挟
持した構成である。該絶縁板12の下面12aに配線パ
ターンに応じて複数の電線保持用の配線用突起13(1
3A、13B)を設けている。これら配線用突起13
A、13Bは対向して突設する一対の垂直平板状の突起
13−1、13−2とからなり、配線用突起13Aは突
起13−1と13−2の間隔L1を小として、1本の細
物電線14を挟持する細物電線用としている。一方、配
線用突起13Bの一対の突起の間の間隔は1本の太物電
線15を挟持する太物電線用としており、これら配線用
突起13(13A、13B)に前記図7に示す電線送出
機7より直接的に電線を挿入している。上記配線用突起
13の内部に保持された電線14、15に対して、圧接
端子16、17の圧接部16a、17aを圧入して圧接
接続し、これら圧接端子の他端の出入力端子部16b、
17bをアッパーケース10およびロアケース11の外
壁に形成した端子孔19、20より突出させている。
【0020】詳しくは、上記アッパーケース10、ロア
ケース11及び絶縁板12はいずれもポリプロピレンな
どの絶縁樹脂より成形している。アッパーケース10は
図2に示すように、下端面開口で上壁部10aに、ヒュ
ーズ嵌合部21と、負荷側の電線と接続したコネクタ
(図示なし)を嵌合するコネクタ部22を形成してお
り、これらヒューズ嵌合部21、コネクタ部22の周壁
に囲まれた内面に、それぞれ上記端子孔19を穿設して
いる。一方、ロアケース11は上端面開口で、その下壁
部11aより、負荷側の電線と接続したコネクタを嵌合
するコネクタ部23を突設し、該コネクタ部23の周壁
に囲まれた内面に上記端子孔20を穿設している。上記
アッパーケース10とロアケース11の外周壁10b、
11bの先端面は互いに当接して電気接続箱を形成する
ようにしている。
ケース11及び絶縁板12はいずれもポリプロピレンな
どの絶縁樹脂より成形している。アッパーケース10は
図2に示すように、下端面開口で上壁部10aに、ヒュ
ーズ嵌合部21と、負荷側の電線と接続したコネクタ
(図示なし)を嵌合するコネクタ部22を形成してお
り、これらヒューズ嵌合部21、コネクタ部22の周壁
に囲まれた内面に、それぞれ上記端子孔19を穿設して
いる。一方、ロアケース11は上端面開口で、その下壁
部11aより、負荷側の電線と接続したコネクタを嵌合
するコネクタ部23を突設し、該コネクタ部23の周壁
に囲まれた内面に上記端子孔20を穿設している。上記
アッパーケース10とロアケース11の外周壁10b、
11bの先端面は互いに当接して電気接続箱を形成する
ようにしている。
【0021】絶縁板12は、図1に示すように、アッパ
ーケース10とロアケース11とを当接した状態で形成
される内部空間に丁度密嵌する形状に成形しており、本
実施例では略一定の厚さの薄い平板形状である。該絶縁
板12のロアケース11の内面と接する下面12a側に
は、図3に示すように、配線パターンに沿って電線を配
線するために必要な箇所にのみ配線用突起13を突設し
ている。即ち、直線部分の終端部の配線用突起13D、
コーナー部分の両側の配線用突起13Eと13F、コー
ナー部分の両側の一対のアール形状の配線用突起13G
を設けている。上記配線用突起13D〜13Gはいずれ
も1本の細物電線(あるいは太物電線)を挟持するよう
に設定しているが、配線用突起13Hのように2本の電
線を並列した間隔に一対の突起を突設しても良い。
ーケース10とロアケース11とを当接した状態で形成
される内部空間に丁度密嵌する形状に成形しており、本
実施例では略一定の厚さの薄い平板形状である。該絶縁
板12のロアケース11の内面と接する下面12a側に
は、図3に示すように、配線パターンに沿って電線を配
線するために必要な箇所にのみ配線用突起13を突設し
ている。即ち、直線部分の終端部の配線用突起13D、
コーナー部分の両側の配線用突起13Eと13F、コー
ナー部分の両側の一対のアール形状の配線用突起13G
を設けている。上記配線用突起13D〜13Gはいずれ
も1本の細物電線(あるいは太物電線)を挟持するよう
に設定しているが、配線用突起13Hのように2本の電
線を並列した間隔に一対の突起を突設しても良い。
【0022】上記配線用突起13の高さHと電線直径W
1との関係をH≧2W1に設定している。なお、配線用
突起13の高さHは上記関係に限定されず、電線直径W
1よりも大であればよいが、上記のように2倍以上とす
ることが好ましい。
1との関係をH≧2W1に設定している。なお、配線用
突起13の高さHは上記関係に限定されず、電線直径W
1よりも大であればよいが、上記のように2倍以上とす
ることが好ましい。
【0023】また、上記配線用突起13に挿入する電線
14、15と圧接端子16、17とを接続する部分で
は、一対の突起13−1と13−2の対向する内面に間
隔を広げた下面開口の圧接端子打込部24を形成してい
る。上記圧接端子打込部24はロアケース11の端子孔
20およびアッパーケース10のヒューズ嵌合部21の
端子孔19、コネクタ部22の端子孔19と対向した位
置に設けている。
14、15と圧接端子16、17とを接続する部分で
は、一対の突起13−1と13−2の対向する内面に間
隔を広げた下面開口の圧接端子打込部24を形成してい
る。上記圧接端子打込部24はロアケース11の端子孔
20およびアッパーケース10のヒューズ嵌合部21の
端子孔19、コネクタ部22の端子孔19と対向した位
置に設けている。
【0024】上記電線14、15に圧接する圧接端子1
6、17は、図5に示す如く従来と同様な形状で、導線
性の金属板からなり、一側部に雄型の出入力端子部16
b、17bを備え、他側部に二股に分岐して中央部にス
ロット16c、17cを有する電線圧接部16a、17
aを有する形状である。これら圧接端子16、17の電
線圧接部16a、17aは上記圧接端子打込部24に圧
入される寸法としている。
6、17は、図5に示す如く従来と同様な形状で、導線
性の金属板からなり、一側部に雄型の出入力端子部16
b、17bを備え、他側部に二股に分岐して中央部にス
ロット16c、17cを有する電線圧接部16a、17
aを有する形状である。これら圧接端子16、17の電
線圧接部16a、17aは上記圧接端子打込部24に圧
入される寸法としている。
【0025】次に、上記部材からなる電気接続箱の組立
方法を説明する。まず、絶縁板12の下面12aを上向
きとして、配線用突起13のうち、細物電線用の配線用
突起13Aに細物電線14を電線送出機7を用いて送り
出して直接挿入する。この時、配線用突起13Aの深さ
が電線14よりも2倍以上の深い溝としているため、配
線用突起13Aより浮き上がることなく確実に保持出来
る。ついで、太物電線配線用突起13Bに太物電線15
を電線送出機7を用いて送り出して同様に直接挿入す
る。
方法を説明する。まず、絶縁板12の下面12aを上向
きとして、配線用突起13のうち、細物電線用の配線用
突起13Aに細物電線14を電線送出機7を用いて送り
出して直接挿入する。この時、配線用突起13Aの深さ
が電線14よりも2倍以上の深い溝としているため、配
線用突起13Aより浮き上がることなく確実に保持出来
る。ついで、太物電線配線用突起13Bに太物電線15
を電線送出機7を用いて送り出して同様に直接挿入す
る。
【0026】絶縁板12の配線用突起13A、13Bへ
の電線14、15の配線が終了すると、まず、圧接端子
16を圧接端子打込部24に圧入する。この時、圧接端
子16の電線圧接部16aは、スロット16cの両端縁
で細物電線14を挟んで絶縁被覆を切断する。該圧接工
程で、圧接端子16は電線14の芯線と電気接続すると
同時に、絶縁板12に取り付けられ、出入力端子部16
bは絶縁板12の下面側より突出する。同様に、太物用
の圧接端子17を圧接端子打込部24に圧入して、圧接
端子17と太物電線15とを電気接続すると同時に絶縁
板12に取り付け、該絶縁板12より圧接端子17の出
入力端子部17bを突出させる。
の電線14、15の配線が終了すると、まず、圧接端子
16を圧接端子打込部24に圧入する。この時、圧接端
子16の電線圧接部16aは、スロット16cの両端縁
で細物電線14を挟んで絶縁被覆を切断する。該圧接工
程で、圧接端子16は電線14の芯線と電気接続すると
同時に、絶縁板12に取り付けられ、出入力端子部16
bは絶縁板12の下面側より突出する。同様に、太物用
の圧接端子17を圧接端子打込部24に圧入して、圧接
端子17と太物電線15とを電気接続すると同時に絶縁
板12に取り付け、該絶縁板12より圧接端子17の出
入力端子部17bを突出させる。
【0027】上記のように絶縁板12の配線用突起13
A、13Bに配線した電線14、15に対して、圧接端
子16、17を圧接接続した状態では、絶縁板12の上
下両面にはアッパーケース10およびロアケース11が
取り付けられていないため、電線14、15の圧接状態
の良否が確認できる。
A、13Bに配線した電線14、15に対して、圧接端
子16、17を圧接接続した状態では、絶縁板12の上
下両面にはアッパーケース10およびロアケース11が
取り付けられていないため、電線14、15の圧接状態
の良否が確認できる。
【0028】ついで、上記絶縁板12を挟んでアッパー
ケース10とロアケース11とを組みつける。この時、
アッパーケース10のヒューズ嵌合部21の端子孔19
から太物電線15と接続した圧接端子17の出入力端子
部17bを突出させると共に、コネクタ部22の端子孔
19から細物電線14と接続した圧接端子16の出入力
端子部16bを突出させる。また、ロアケース11のコ
ネクタ部23の端子孔20から細物電線14と接続した
圧接端子16の出入力端子部16bを突出させる。
ケース10とロアケース11とを組みつける。この時、
アッパーケース10のヒューズ嵌合部21の端子孔19
から太物電線15と接続した圧接端子17の出入力端子
部17bを突出させると共に、コネクタ部22の端子孔
19から細物電線14と接続した圧接端子16の出入力
端子部16bを突出させる。また、ロアケース11のコ
ネクタ部23の端子孔20から細物電線14と接続した
圧接端子16の出入力端子部16bを突出させる。
【0029】上記のように組み立てた電気接続箱は、そ
の内部回路は全て細物電線14、太物電線15と、それ
らに接続した圧接端子16、17とから構成されてい
る。即ち、電源側回路は太物電線15と、該太物電線1
5に圧接接続した圧接端子17とで構成し、圧接端子1
7の端子部17bをヒューズ嵌合部21に取り付けるヒ
ューズ(図2に示す)と接続している。一方、負荷側回
路は細物電線14と、該細物電線14に圧接接続する圧
接端子16とで構成し、該圧接端子16の端子部16b
は、コネクタ部22、23に嵌合される負荷側コネクタ
と接続している。このように、電気接続箱の内部回路に
バスバーを用いず、全て電線と圧接端子とで構成してい
るため、回路変更に簡単に対応することが出来る。
の内部回路は全て細物電線14、太物電線15と、それ
らに接続した圧接端子16、17とから構成されてい
る。即ち、電源側回路は太物電線15と、該太物電線1
5に圧接接続した圧接端子17とで構成し、圧接端子1
7の端子部17bをヒューズ嵌合部21に取り付けるヒ
ューズ(図2に示す)と接続している。一方、負荷側回
路は細物電線14と、該細物電線14に圧接接続する圧
接端子16とで構成し、該圧接端子16の端子部16b
は、コネクタ部22、23に嵌合される負荷側コネクタ
と接続している。このように、電気接続箱の内部回路に
バスバーを用いず、全て電線と圧接端子とで構成してい
るため、回路変更に簡単に対応することが出来る。
【0030】上記第1実施例では、絶縁板12の下面側
に細物電線挿入用の配線用突起13Aと太物電線挿入用
の配線用突起13Bとを共に下面開口させて、混在して
形成している。しかしながら、上記構成に限定されず、
図5に示すように、細物電線挿入用の幅の狭い配線用突
起13Aは上面に開口して形成し、太物電線挿入用の幅
の広い配線用突起13Bを下面に開口に形成し、絶縁板
の両面に配線溝を形成してもよい。
に細物電線挿入用の配線用突起13Aと太物電線挿入用
の配線用突起13Bとを共に下面開口させて、混在して
形成している。しかしながら、上記構成に限定されず、
図5に示すように、細物電線挿入用の幅の狭い配線用突
起13Aは上面に開口して形成し、太物電線挿入用の幅
の広い配線用突起13Bを下面に開口に形成し、絶縁板
の両面に配線溝を形成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明では、絶縁板に配線用突起を形成しているた
め、自動電線送出機により直接的に電線を配線用突起の
間に挿入して配線することが出来る。よって、従来必要
とされた布線用金型が不要となる。また、絶縁板に配線
した電線に対する圧接端子の圧接工程と、該圧接端子の
絶縁板への取付工程が一工程でなされる。これに対し
て、従来は、圧接端子は絶縁板あるいはケースに固定す
る工程と、布線用金型に電線を布線する工程と、この金
型に布線した電線を移し変えて圧接端子に圧接する工程
が必要であったため、工程の大幅な削減が図れる。
1の発明では、絶縁板に配線用突起を形成しているた
め、自動電線送出機により直接的に電線を配線用突起の
間に挿入して配線することが出来る。よって、従来必要
とされた布線用金型が不要となる。また、絶縁板に配線
した電線に対する圧接端子の圧接工程と、該圧接端子の
絶縁板への取付工程が一工程でなされる。これに対し
て、従来は、圧接端子は絶縁板あるいはケースに固定す
る工程と、布線用金型に電線を布線する工程と、この金
型に布線した電線を移し変えて圧接端子に圧接する工程
が必要であったため、工程の大幅な削減が図れる。
【0032】請求項2および請求項4に記載したよう
に、電線を回路パターンに保持するために必要な箇所の
みに配線用突起を突設すればよいため、絶縁板の重量を
軽量化できるとともに構造の簡単化を図ることができ
る。さらに、請求項3に記載のように、太物電線と細物
電線の両方を絶縁板の配線用突起に配線して圧接端子と
圧接すると、電気接続箱の内部において、電源側の大電
流用の回路が必要な部分には太物電線を配線し、負荷側
の小電流用回路が必要な部分には細物電線を配線するこ
とが出来る。よって、従来のように、大電流用の導電材
が必要な電源側回路にバスバーを用いて、バスバーと電
線とを混在させるハイブリット構成とする必要がない。
その結果、大電流用回路の変更があっても、太物電線の
配線を変更するだけで容易に設計変更に対応することが
でき、設計の自由度が向上する。しかも、電線と圧接端
子とから全ての回路を構成すると、電気接続箱の内部構
造が簡単となると共に電気回路の取付工程が電線と圧接
端子との取付の一工程だけで良くなり、取付工程の大幅
な削減を図ることが出来る。
に、電線を回路パターンに保持するために必要な箇所の
みに配線用突起を突設すればよいため、絶縁板の重量を
軽量化できるとともに構造の簡単化を図ることができ
る。さらに、請求項3に記載のように、太物電線と細物
電線の両方を絶縁板の配線用突起に配線して圧接端子と
圧接すると、電気接続箱の内部において、電源側の大電
流用の回路が必要な部分には太物電線を配線し、負荷側
の小電流用回路が必要な部分には細物電線を配線するこ
とが出来る。よって、従来のように、大電流用の導電材
が必要な電源側回路にバスバーを用いて、バスバーと電
線とを混在させるハイブリット構成とする必要がない。
その結果、大電流用回路の変更があっても、太物電線の
配線を変更するだけで容易に設計変更に対応することが
でき、設計の自由度が向上する。しかも、電線と圧接端
子とから全ての回路を構成すると、電気接続箱の内部構
造が簡単となると共に電気回路の取付工程が電線と圧接
端子との取付の一工程だけで良くなり、取付工程の大幅
な削減を図ることが出来る。
【0033】請求項5の構成として配線用突起の高さを
大とすると、前記したように、自動電線送出機から電線
を直接的に配線溝に挿入することができ、かつ、電線が
配線溝より浮き上がることを防止出来る。
大とすると、前記したように、自動電線送出機から電線
を直接的に配線溝に挿入することができ、かつ、電線が
配線溝より浮き上がることを防止出来る。
【0034】請求項6の構成とすると、圧接端子の出入
力端子部をアッパーケースおよびロアケースの両面から
突出させることができ、電気接続箱の上下両面に外部接
続端子嵌合部を設けることができ、電気接続箱の小型化
を図ることが出来る。
力端子部をアッパーケースおよびロアケースの両面から
突出させることができ、電気接続箱の上下両面に外部接
続端子嵌合部を設けることができ、電気接続箱の小型化
を図ることが出来る。
【図1】 (A)(B)は本発明の電気接続箱の第1実
施例の要部垂直断面図である。
施例の要部垂直断面図である。
【図2】 (A)は第1実施例の電気接続箱のアッパー
ケースの平面図、(B)はロアケースの底面図である。
ケースの平面図、(B)はロアケースの底面図である。
【図3】 第1実施例の電気接続箱の絶縁板の要部拡大
底面図である。
底面図である。
【図4】 図3に示す絶縁板の要部斜視図である。
【図5】 本発明の他の実施例を示す要部断面図であ
る。
る。
【図6】 従来の電気接続箱の内部回路を示す配線図で
ある。
ある。
【図7】 従来の電線の布線方法を示し、(A)は布線
用金型の一部斜視図、(B)は電線の布線状態を示す概
略図である。
用金型の一部斜視図、(B)は電線の布線状態を示す概
略図である。
10 アッパーケース 11 ロアケース 12 絶縁板 13 配線用突起 13A 細物電線用配線用突起 13B 太物電線用配線用突起 14 細物電線 15 太物電線 16、17 圧接端子 16a、17a 電線圧接部 16b、17b 出入力端子部 19、20 端子孔 24 圧接端子打込部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 誠実 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 井上 典 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 ケース内部に取り付けられ、少なくとも
一面の所要箇所に、回路パターンに沿って電線を挟持し
てガイドする一対の突起からなる配線用突起が突設され
ていると共に、これら突起の対向する内面に圧接端子打
込部が凹設された絶縁板と、 上記配線用突起の一対の突起間に挿入保持されて所要の
回路パターンで絶縁板に配線される電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
部を備え、上記絶縁板の配線用突起で保持された電線に
対して、上記圧接端子打込部で打ち込んで電線と圧接接
続させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔よ
り突出して外部回路と接続する圧接端子とを備えている
ことを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項2】 上記一対の突起からなる配線用突起は、
電線を回路パターンに沿って保持するために必要な箇所
のみに、絶縁板より突設して形成している請求項1に記
載の電気接続箱。 - 【請求項3】 上記配線用突起として、その対向して突
設する一対の突起の間隔を小として1本の細物電線を挿
通するようにした細物電線用と、間隔を大として1本の
太物電線を挿通するようにした太物電線用とを備えてい
る前記請求項のいずれか1項に記載の電気接続箱。 - 【請求項4】 上記配線用突起として、その対向して突
設する一対の突起の間隔を、複数本の電線を並列して挿
入できる複数電線用を備えている前記請求項1または請
求項2のいずれか1項に記載の電気接続箱。 - 【請求項5】 上記突起の高さは、挿入する電線の直径
の略2倍以上に設定している前記請求項のいずれか1項
に記載の電気接続箱。 - 【請求項6】 電気接続箱の内部回路のうち、電源側回
路は上記絶縁板に配線した太物電線と該太物電線に圧接
した圧接端子とで形成し、該圧接端子の出入力端子部を
ヒューズと接続する一方、負荷側回路は上記絶縁板に配
線した細物電線と該細物電線に圧接した圧接端子とで形
成し、該圧接端子の出入力端子部を負荷側コネクタに接
続し、電気接続箱の内部回路を電線と圧接端子とで形成
している前記請求項のいずれか1項に記載の電気接続
箱。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6209590A JP2921406B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 電気接続箱 |
EP95111025A EP0692850B1 (en) | 1994-07-15 | 1995-07-13 | Electrical connection box |
DE69529867T DE69529867T2 (de) | 1994-07-15 | 1995-07-13 | Elektrische Anschlussdose |
CN95115024A CN1048119C (zh) | 1994-07-15 | 1995-07-14 | 电气连接箱 |
US08/948,494 US5934929A (en) | 1994-07-15 | 1997-10-10 | Electrical connection box |
US09/307,763 US6168456B1 (en) | 1994-07-15 | 1999-05-10 | Electrical connection box |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6209590A JP2921406B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879941A true JPH0879941A (ja) | 1996-03-22 |
JP2921406B2 JP2921406B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16575354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6209590A Expired - Fee Related JP2921406B2 (ja) | 1994-07-15 | 1994-09-02 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2921406B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014236656A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP2017151462A (ja) * | 2017-04-20 | 2017-08-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP6689469B1 (ja) * | 2019-04-10 | 2020-04-28 | 三菱電機株式会社 | 電磁接触器 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP6209590A patent/JP2921406B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014236656A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP2017151462A (ja) * | 2017-04-20 | 2017-08-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP6689469B1 (ja) * | 2019-04-10 | 2020-04-28 | 三菱電機株式会社 | 電磁接触器 |
WO2020208758A1 (ja) * | 2019-04-10 | 2020-10-15 | 三菱電機株式会社 | 電磁接触器 |
CN113646861A (zh) * | 2019-04-10 | 2021-11-12 | 三菱电机株式会社 | 电磁接触器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2921406B2 (ja) | 1999-07-19 |
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