JPH0879744A - 送信装置と受信装置 - Google Patents

送信装置と受信装置

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JPH0879744A
JPH0879744A JP6214679A JP21467994A JPH0879744A JP H0879744 A JPH0879744 A JP H0879744A JP 6214679 A JP6214679 A JP 6214679A JP 21467994 A JP21467994 A JP 21467994A JP H0879744 A JPH0879744 A JP H0879744A
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JP
Japan
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time information
data
generating
carrier clock
packet
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Pending
Application number
JP6214679A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Kawakami
靖程 川上
Hidetoshi Takeda
英俊 武田
Masazumi Yamada
山田  正純
Hiroyuki Iizuka
飯塚  裕之
Akira Iketani
章 池谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は送信装置および受信装置に関するも
ので、装置と非同期の媒体を用いて映像音声データを送
受信することを目的とする。 【構成】 キャリアクロック発振回路102の発生するキ
ャリアクロックをキャリアカウンタ103がカウントし、
信号源101が各TPの先頭データを出力したときのカウン
ト値をTPと共に伝送する。またキャリアクロックの所定
数毎におけるCTR106の出力する値を伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル機器間でデ
ィジタル信号としてデータを伝送する送受信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】映像や音声を圧縮する圧縮方法としてM
PEG2(Moving Picture Experts Group)という方式
の開発が進められている。この方式では特に映像信号は
複数フレームの映像データを使用して圧縮され、入力さ
れる映像信号のデータ量はフレーム毎に異なっている。
この方式ではで圧縮された映像信号の各フレームはIフ
レームと称する1フレーム内で完結する圧縮が施された
フレームとBフレームとPフレームと称するフレーム間
の差分データのみからなるフレームより構成されてい
る。Iフレームは1フレーム内で完結するように圧縮さ
れているため、圧縮率を大きくすることができず圧縮後
のデータ量は、他のBフレームやPフレームと比べると
大変大きくなっている。また、BフレームやPフレーム
は隣接フレームやIフレームからの差分値のみで構成さ
れるために、これらのフレームの圧縮後のデータ量は大
変小さい。このようにMPEG2という方式で圧縮され
た映像データは各フレーム毎にデータ量が異なってい
る。MPEG2では伝送および記録再生するためにパケ
ット長が一定であるトランスポートパケット(以下、TP
と称する。)に格納する。各TPはそのTPに格納されてい
るデータが音声データであるか映像データであるかを識
別するための識別子(以下、PIDと称する。)が付加
されている。データレートが小さいときはTPにダミーデ
ータを格納し、ダミーのTPを伝送する。また、MPEG
2の方式で圧縮された映像音声データのデータレートは
元のデータレートに比べ非常に小さくすることができる
ため、一つの伝送チャンネルを使用して複数個の番組を
多重して伝送することができる。この様な場合も、各TP
に付加されているPIDによって各TPがどの番組の映像
データまたは音声データであるかを識別することができ
る。
【0003】各TPはTPデコーダに入力され、復元するべ
き番組に対応した映像データおよび音声データを格納し
たTPが選択されバッファメモリに格納される。TPには時
刻情報が付加されており、各TPに格納されていた圧縮さ
れた映像データおよび音声データをバッファメモリより
読み出すデコードクロックがこの時刻情報を基に生成さ
れる。またデコーダはこのデコードクロックに同期して
圧縮された映像データおよび音声データを伸張し、映像
信号および音声信号を復元する。この時刻情報は27MHz
の信号をカウントして生成される。
【0004】受信側ではTP内の所定の位置に付加されて
いる時刻情報を基にデコードクロックを生成する。受信
側では27MHzの発振器と27MHzをカウントするカウンタを
装備し、時刻情報の付加されたTPを受信したとき、27MH
zのカウンタのカウント値と受信した時刻情報の差を検
出し、その差が小さくなるように自己の27MHzの発振周
波数を変化させる。従って、受信側でデコードクロック
を復元するためには、伝送媒体より各TPを受信するタイ
ミングを、送信側でTPを生成したときのタイミングと等
しくしなければ正確にデコードクロックを生成すること
はできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在IEEE(THE IN
STITUTE OF ELECTRICAL AND ELECTRINIC ENGINEERS, IN
C)においてP1394という次世代の高速シリアルバ
スの検討が行われている。P1394では映像信号や音声信
号などデータは、アイソクロノスパケットを用いたアイ
ソクロノス通信に依って伝送することができる。P1394
では約125μsec(以下、サイクルと称する。)毎に
必ず一つのアイソクロノスパケット(以下、P1394パケ
ットと称する。)を送受信することによって一定のデー
タレートの通信を可能にしている。P1394の使用してい
るクロックやサイクルの周期は信号源のクロックとは全
く同期関係の無い信号である。P1394では一つのサイク
ルで伝送されるデータが一つのP1394パケットとなり、
一つのサイクル内の任意のタイミングで伝送される。サ
イクル内でパケットを伝送するタイミングはP1394のバ
スの都合で各サイクル毎に決められる。
【0006】従って、P1394の様な信号源と全く同期関
係の無い伝送クロックやサイクルに基づいて伝送する伝
送媒体を用いてMPEG2のデータを伝送すると、送信側の
信号源が各TPを生成したタイミングと同じタイミングで
TPを受信することができない。従って、受信側で27MHz
のデコードクロックを正確に復元することができないと
いう課題を有する。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は前記課題を
解決するための手段として以下に示す方法を新たに提案
する。
【0008】本発明の送信装置は、パケット化された映
像データ、音声データおよび文字データ等の付加データ
の少なくとも一つを出力する信号源と、時刻情報を発生
する時刻情報発生手段と、キャリアクロックを生成する
キャリアクロック生成手段と、前記キャリアクロックを
所定の値だけ分周する分周手段と、前記キャリアクロッ
クを計数する計数手段と、前記分周手段によって分周さ
れた分周キャリアクロックの周期毎に前記時刻情報発生
手段によって得られる時刻情報を保持する第1保持手段
と、前記信号源がパケットの先頭データを出力する度に
前記計数手段によって計数される計数値を保持する第2
保持手段と、前記保持手段が保持した前記時刻情報と前
記第2保持手段が保持した計数値を前記信号源より得ら
れる各パケットとともに送信する送信手段を備えたもの
である。
【0009】本発明の受信装置は、パケット化された映
像データ、音声データおよび文字データ等の付加データ
の少なくとも一つと受信時刻情報および受信計数値を受
信する受信手段と、時刻情報を発生する時刻情報発生手
段と、受信時刻情報よりキャリアクロックを生成するキ
ャリアクロック復元手段と、前記キャリアクロックを計
数する計数手段と、前記受信手段によって受信されたパ
ケットを記憶する記憶手段と、少なくとも前記受信計数
値と前記計数手段によって計数された計数値によって前
記記憶手段を制御する制御手段を備えたものである。
【0010】第2の発明は前記課題を解決するための手
段として以下に示す方法を新たに提案する。
【0011】本発明の送信装置は、パケット化された映
像データ、音声データおよび文字データ等の付加データ
の少なくとも一つを出力する信号源と、時刻情報を発生
する時刻情報発生手段と、前記信号源より得られる各パ
ケットの先頭データにおける前記時刻情報を保持する保
持手段と、前記保持手段によって保持された前記時刻情
報を前記信号源より得られる各パケットとともに送信す
る送信手段とを備えたものである。
【0012】本発明の受信装置は、パケット化された映
像データ、音声データおよび文字データ等の付加データ
の少なくとも一つと受信時刻情報を受信する受信手段
と、時刻情報を発生する時刻情報発生手段と、前記受信
手段によって受信されたパケットを記憶する記憶手段
と、少なくとも前記受信時刻情報によって前記記憶手段
を制御する制御手段を備えたものである。
【0013】
【作用】第1の発明では定期的に時刻情報を伝送するこ
とにより、その時刻情報によって受信側においてキャリ
アクロックを復元することができる。また、送信側の信
号源が各TPを生成するタイミングにおけるキャリアクロ
ックのカウント数を伝送し、受信側で復元したキャリア
クロックをカウントし、そのカウント値に受信側のカウ
ンタが達するとそのTPを内部回路へ出力する。
【0014】第2の発明では送信側の信号源が各TPを生
成したときの時刻情報を伝送し、受信側では伝送された
時刻情報に所定値を加えた加算値と自己の時刻情報発生
回路が示す時刻情報と等しくなると、そのTPを内部回路
へ出力する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0016】本発明はMPEG2トランスポートパケット列
を、P1394のような信号源と全く同期関係の無いクロッ
クやサイクルを使用する伝送媒体を用いて伝送する送受
信装置に関する。図9はMPEG2データを送信または受信
できる映像機器906と907のブロック図の一例を示す。但
し、映像機器906は機器内部に信号源901より出力される
MPEG2に従って圧縮された映像データおよび音声データ
をアナログ信号の映像信号及び音声信号に復元するデコ
ーダ902を内蔵し、TPを外部の機器ヘ送信する送信回路9
03を内蔵している。また、映像機器907は機器内部にMPE
G2に従って圧縮された映像データおよび音声データを
アナログ信号の映像信号及び音声信号に復元するデコー
ダ905を内蔵し、TPを外部の機器から受信する受信回路9
04を内蔵している。信号源901は放送局から地上波やケ
ーブル等によって放送されるTP化されたMPEG2データを
受信するチューナなどが考えられる。送信回路903は信
号源901が出力するMPEG2データを伝送媒体上に出力す
る。受信回路904は伝送媒体よりMPEG2データを受信す
る。デコーダ905はデコーダ902と同様にMPEG2に従って
圧縮された映像データおよび音声データをアナログ信号
の映像信号及び音声信号に復元する。
【0017】図10はMPEG2トランスポートパケット列
を伝送路に出力する時の各TPのタイミングの変化を示
す。図10の(A)に示す1001,1002,1003,1004,10
05は信号源901から出力されるTPである。信号源901はTP
1001とTP1002、TP1002とTP1003、TP1003とTP1004、TP10
04とTP1005の間隔がデコーダ902が27MHzのデコードクロ
ックを復元できるように適当に隙間をあけて出力してい
る。送信機内蔵のデコーダ902には、信号源901が出力し
たときのそのままのタイミングで各TPが入力されるた
め、デコーダ902は27MHzのデコードクロックを復元する
ことができる。
【0018】送信回路903は信号源901より出力されるTP
をP1394の規定に従いパケット化してP1394バス上に出力
する。図10の(B)はバス上における各TPの配置を示
している。P1394パケットはパケットの先頭にP1394が規
定するパケットヘッダ1006を付加し、パケット後端には
伝送エラーを検出するためのCRC1007を付加する。この
一つのP1394パケットはP1394の一つのサイクル内でP139
4のクロックに同期して送信回路903より出力される。図
10の(B)の例では、送信回路903は、信号源が出力
するTP1001,1002,1003を一つのp1394パケットにパケッ
ト化してP1394バスに出力し、またTP1004,1005を一つの
P1394パケットにパケット化して出力する。図10の
(B)に示すようにP1394バス上では図10の(A)に
おける各連続しているTPの間隔の情報はバス上では失わ
れている。従って、この様なP1394パケットを受信回路9
04が受信しても各TPを図10の(A)のようにTP間の間
隔を保ってデコーダ905に出力することはできない。従
って、デコーダ905は27MHzのデコードクロックを復元す
ることができないという課題があった。
【0019】(第1の発明)初めに第1の発明における
送信装置について説明する。図1に送信装置のブロック
図の一例を示す。本発明の送信装置は信号源101、キャ
リアクロック発振回路102(キャリアクロック生成手
段)、キャリアカウンタ103(計数手段)、レジスタ104
(第2保持手段)、分周回路105(分周手段)、レジス
タ107(第1保持手段)、CTR106(時刻情報発生手
段)、送信回路108(送信手段)によって構成されてい
る。
【0020】信号源101は圧縮された映像データ、音声
データ及び文字データ等をMPEG2トランスポートパケッ
トにパケット化して送信回路108へ出力する。また、信
号源101はTP109の先頭データのタイミングを示すTPタイ
ミング信号110をレジスタ104へ出力する。キャリアクロ
ック発振回路102はキャリアクロック111を出力する。キ
ャリアクロック111は、TPのデータレートが約19.3Mbps
であればこのデータレートと全く同じ周波数でもよい
し、それより高い周波数(例えば、P1394が伝送路で使
用するクロックと同じ約98MHz)の信号でもよい。
【0021】キャリアカウンタ103はキャリアクロック1
11をカウントし、カウント値をレジスタ104へ出力す
る。レジスタ104はTPタイミング信号がTP先頭を示した
ときにキャリアカウンタ103がカウントしたカウント値1
12を保持する。各TP毎に保持されたカウント値113は送
信回路108へ送られる。分周回路105はキャリアクロック
111を分周し、分周キャリアクロック114を出力する。分
周キャリアクロック114の周期は現行TV放送のフレーム
周期またはその倍数等が考えられる。P1394バス上に接
続されている機器はサイクルタイムレジスタと称する時
刻情報発生回路を装備している。サイクルタイムレジス
タ(以下、CTRと称する。)は約24.5MHzのクロックをカ
ウントするカウンターである。P1394バスシステムはバ
ス上のすべての機器のCTRの値が同じ値を示すように時
刻合わせを行っている。本発明では時刻情報発生手段と
してCTRを用いる。CTR106が出力する時刻情報115はレジ
スタ107へ出力される。レジスタ107は分周キャリアクロ
ック114の周期毎に時刻情報を保持し、保持した時刻情
報116を送信回路108へ出力する。
【0022】送信回路108はTP109、TP毎のカウント値11
3及び時刻情報116をP1394に準拠したパケットにパケッ
ト化してP1394パケット117を出力する。図2に送信回路
108がパケット化するP1394パケットの構造を示す。図2
は一つのP1394パケットに二つのTP(TP-aとTP-b)をパ
ケット化する場合の例である。P1394パケットはP1394パ
ケットヘッダ及びCRC領域201、データフィールド202及
びデータフィールド202内のデータに対するCRC領域203
より構成される。P1394パケットヘッダ及びCRC領域20
1、CRC領域203はP1394の規格で規定されている。データ
フィールド202の先頭にはデータヘッダ204が配置されて
いる。データヘッダ204には伝送中のデータの種別を示
す識別子等が配置されている。データヘッダ内のADT領
域204aにはレジスタ107が保持している時刻情報116が分
周キャリアクロックの周期毎に配置される。カウント値
-a205とカウント値-b207はそれぞれこのP1394パケット
によって伝送される2つのトランスポートパケットの先
頭データにおけるカウント値113を配置する。TP-a206及
びTP-b208は伝送されるトランスポートパケットであ
る。
【0023】時刻情報116は所定のキャリア数毎の時間
を示している。つまり、送信側のキャリアクロック111
の周波数情報を示しており、P1394バスを用いて伝送し
ても受信側でこの情報によりキャリアクロックを復元す
ることができる。また、カウント値113は信号源101が各
TPの先頭データを出力したタイミングを示しており、こ
の情報が各TPと共にP1394を介して伝送されるため、受
信側においても各TPの生成タイミングを復元できる。
【0024】次に本発明における受信装置について説明
する。受信装置のブロック図を図3に示す。受信装置は
受信回路301(受信手段)、CTR302(時刻情報発生手
段)、キャリアクロック復元回路303(キャリアクロッ
ク復元手段)、カウンタ304(計数手段)、メモリ305
(記憶手段)、メモリ読出し制御回路306(制御手段)
によって構成される。
【0025】受信手段301はP1394バスよりP1394パケッ
トを受信する。受信回路301は受信したP1394パケットよ
り少なくともTP、受信時刻情報、受信カウント値を抽出
する。TPは図2の例ではTP-a206またはTP-b208である。
受信時刻情報は図2のADT領域204aに配置されていた情
報である。また、受信カウント値は図2の例ではカウン
ト値-a205またはカウント値-b207である。受信回路301
はP1394パケットより抽出したTPをTP313としてメモリ30
5へ出力する。同様に、受信回路301はP1394パケットよ
り抽出した受信時刻情報及び受信カウント値をそれぞれ
受信時刻情報314及び受信カウント値315としてキャリア
復元回路303及びメモリ読出制御回路306へ出力する。
【0026】メモリ305はTP313を記憶する。記憶された
TPは読出制御回路306の読出開始信号319が読出開始を指
示すると読み出され、内部回路へTP324が出力される。
内部回路は圧縮された映像や音声データを復元するデコ
ーダ及び伝送されたTPをテープ上に記録するVTR等が考
えられる。
【0027】CTR302はP1394のサイクルタイムレジスタ
である。CTR302の出力値は送信側のサイクルタイムレジ
スタであるCTR106の出力している値と同じ値を示してい
る。キャリア信号復元手段303は受信時刻情報314とCTR3
02より出力される時刻情報316によってキャリアクロッ
クを復元し、キャリアクロック317を出力する。キャリ
アクロック317は送信側のキャリアクロック111と同期し
ている。カウンタ304は復元されたキャリアクロック317
をカウントする。メモリ読出制御回路306はカウンタ304
が出力するカウント値318の値が受信カウント値315の値
と等しくなるとメモリ305へ読み出し開始を指示するた
めに読み出し開始信号319を出力する。
【0028】次にキャリアクロック復元回路303の構成
を説明する。キャリアクロック復元回路303は、加算回
路307(加算手段)、基準信号発生回路308(第1比較信
号発生手段)、分周回路310(第2比較信号発生手
段)、位相比較回路311(位相比較手段)及びキャリア
クロック発振回路309(キャリアクロック発生手段)に
よって構成されている。
【0029】受信回路301が出力する受信時刻情報314は
送信側のキャリアクロックの所定カウント数毎のCTR106
の値である。送信側と受信側のCTRは同じ値を示してい
るために受信回路301が受信したときは受信側のCTR302
は既に受信時刻情報より大きくなっている。加算回路30
7は、送信側がCTRの値を保持した時点から受信回路301
が受信時刻情報を出力する間のCTRのカウント数に相当
する所定の値を受信時刻情報314に加算する。基準信号
発生回路308は、加算値320とCTR302の出力する時刻情報
316の値を比較しその値が時刻情報316の値が加算値320
の値を超えた瞬間に第1基準信号321として第1基準パ
ルスを発生する。キャリアクロック発振回路309は送信
側のキャリアクロック111とほぼ同じ周波数でキャリア
クロック317を発生する。また、キャリアクロック発振
回路309は位相比較回路311より入力される位相誤差信号
323によってキャリアクロック317の周波数を変化させ
る。分周回路310はキャリアクロック317を送信側の分周
回路105と同じ所定数分周し、第2基準信号322として第
2基準パルスを発生する。位相比較回路311は第1基準
信号321と第2基準信号322の位相誤差を検出し、位相誤
差信号323を出力する。キャリアクロック発振回路309は
位相誤差信号323に制御され、第1基準信号と第2基準
信号の位相誤差が小さくなるようにキャリアクロック31
7の周波数を変化させる。この様にしてキャリアクロッ
ク復元回路303はキャリアクロック317を送信側のキャリ
アクロック111に同期させることができる。
【0030】図7に送信側の信号源101が出力する各TP
のタイミングと、受信側のメモリ305より読み出される
各TPのタイミングの関係を示す。(B)は送信側の信号
源101がTPを出力するタイミングを示している。TP701の
先頭におけるカウント値C1がTP701と共に伝送される。
同様に、TP702,TP703の先頭におけるカウント値C2,C
3もそれぞれTP702及びTP703と共に伝送される。図7の
(A)は送信側のキャリアカウンタ103の値であるカウ
ント値112を示し、(C)は受信側のカウンタ304の値で
あるカウント値318を示している。受信側は受信開始時
にカウンタ304の値を受信カウント値314を用いて初期化
する。送信側と受信側のキャリアクロックはキャリアク
ロック復元回路303が同期させているため、(A)と
(C)の傾きは等しくなる。(D)に受信側のメモリ30
5よりTPを読み出すタイミングを示す。受信側のメモリ3
05はメモリ読出制御回路306の指示にしたがって、カウ
ンタ304の値が受信カウント値C1と等しくなるときにTP
701を読み出す。同様に、TP702及びTP703もカウンタ304
の値が受信カウント値C2及びC3と等しくなると読み出
される。従って各TPのタイミングは受信側において正確
に復元される。
【0031】信号源101は何らかのクロックに同期して
各TPを出力するのであるが、そのクロックの発振回路と
してキャリアクロック発振回路102を用いることができ
る。この場合各TPはキャリアクロック111に同期して出
力される。本発明では受信側においてこのキャリアクロ
ックをキャリアクロック復元回路303が復元している。
また、送信側において各TPの生成タイミングをキャリア
クロックのカウント値によって表現し、受信側ではそれ
に基づいてメモリ305より各TPを読み出している。従っ
てこの様に信号源101が各TPを出力するためのクロック
としてキャリアクロックを用いた場合、信号源101が出
力する各TPの生成タイミングは受信側で1ビットの誤差
もなく復元することができる。
【0032】(第2の発明)次に第2の発明における送
信装置について説明する。送信装置のブロック図の一例
を図4に示す。送信装置は信号源101、レジスタ401(保
持手段)、CTR106(時刻情報発生手段)、送信回路402
(送信手段)より構成される。
【0033】信号源101は圧縮された映像データ、音声
データ及び文字データ等をMPEG2トランスポートパケッ
トにパケット化して送信回路402へ出力する。また、信
号源101はTP109の先頭データのタイミングを示すTPタイ
ミング信号110をレジスタ401へ出力する。CTR106はP139
4のサイクルタイムレジスタの値である時刻情報115を出
力する。レジスタ401はTPタイミング信号110がTP先頭デ
ータを示したときに時刻情報115の値を保持し、各TP毎
の時刻情報403を送信回路402へ出力する。
【0034】送信回路402はTP109とTP毎の時刻情報403
をP1394に準拠したパケットにパケット化してP1394パケ
ット404を出力する。図5に送信回路108がパケット化す
るP1394パケットの構造を示す。図5は一つのP1394パケ
ットに二つのTP(TP-aとTP-b)をパケット化する場合の
例である。P1394パケットはP1394パケットヘッダ及びCR
C領域201、データフィールド202及びデータフィールド2
02内のデータに対するCRC領域203より構成される。P139
4パケットヘッダ及びCRC領域201、CRC領域203はP1394の
規格で規定されている。データフィールド202の先頭に
はデータヘッダ501が配置されている。データヘッダ501
には伝送中のデータの種別を示す識別子等が配置されて
いる。時刻情報-a502と時刻情報-b503にはそれぞれこの
P1394パケットによって伝送されるトランスポートパケ
ットの先頭データにおける時刻情報403を配置する。TP-
a206及びTP-b208は伝送されるトランスポートパケット
である。
【0035】時刻情報403は信号源101が各TPの先頭デー
タを出力したタイミングを示しており、この情報が各TP
と共にP1394を介して伝送されるため、受信側において
も各TPの生成タイミングを復元できる。
【0036】次に本発明の受信装置について説明する。
本発明の受信装置のブロック図の一例を図6に示す。受
信装置は受信回路601(受信手段)、CTR302(時刻情報
発生手段)、制御回路602(制御手段)、メモリ603より
構成される。
【0037】受信手段601はP1394バスよりP1394パケッ
トを受信する。受信回路601は受信したP1394パケット60
6よりTP、受信時刻情報を抽出する。TPは図5の例ではT
P-a206またはTP-b208である。受信時刻情報は図5の例
では時刻情報-a502または時刻情報-b503に配置されてい
た情報である。受信回路601はP1394パケットより抽出し
たTPをTP607としてメモリ603へ出力する。同様に、受信
回路601は受信時刻情報を受信時刻情報608として制御回
路602へ出力する。
【0038】メモリ603はTP607を記憶する。記憶された
TPは読出制御回路602の読出開始信号610が読出開始を指
示すると読み出され、内部回路へTP611が出力される。
内部回路は圧縮された映像や音声データを復元するデコ
ーダ及び伝送されたTPをテープ上に記録するVTR等が考
えられる。制御回路602はCTR302が出力する時刻情報316
と、受信時刻情報608によってメモリ603からのTPの読出
を制御する。制御回路602はTPを読み出すタイミングに
なると、読出開始を示すように読出開始信号610を出力
する。
【0039】次に制御回路602の構成を説明する。制御
回路602は加算回路604、読出制御回路605より構成され
る。受信回路601が出力する受信時刻情報608は、送信側
の信号源101が各TPの先頭におけるCTR106の値である。
従って、受信回路601が受信したとき、受信側のCTR302
は既に受信時刻情報608を超えている。加算回路604は、
送信側がCTRの値を保持した時点から受信回路601が受信
時刻情報を出力する間のCTRのカウント数に相当する所
定の値を受信時刻情報608に加算する。CTR316の値が加
算値609を超えたときに読出開始制御信号610を出力す
る。
【0040】図8に送信側の信号源101が出力する各TP
のタイミングと、受信側のメモリ603より読み出される
各TPのタイミングとの関係を示す。(B)は送信側の信
号源101がTPを出力するタイミングを示している。TP801
の先頭におけるCTR106の値C1がTP801と共に伝送され
る。同様にTP802、TP803の先頭におけるCTR106の値C
2、C3もそれぞれTP802及びTP803と共に伝送される。
図8の(A)は送信側のCTR106の値を示し、(C)は受
信側のCTR302の値を示している。バス上の機器に装備さ
れているCTRの値が常に同じ値になるように、P1394が時
刻合わせを行っている。したがって(A)と(C)は同
じ図になる。(D)に受信側のメモリ603よりTPを読み
出すタイミングを示す。受信側のメモリ603はメモリ読
出制御回路605の指示にしたがって、CTR302の値が
(C),(D)に示すように受信時刻情報C1に所定値
αを加算した加算値を超えるときにTP801を読み出す。
同様にTP702及びTP703もカウンタ304の値が受信時刻情
報C2及びC3にαを加算した加算値を超えたときに読み
出される。なお、所定値αは送信側がCTRの値を保持し
た時点から受信回路601が受信時刻情報を出力する間のC
TRのカウント数に相当する所定の値である。従って、各
TPのタイミングは受信側において正確に復元される。
【0041】第1の発明では送信側の使用するキャリア
クロックの周波数と受信側のキャリアクロックの周波数
をあらかじめ定めておく必要があったが、本発明の送信
装置と受信装置によれば第1の発明で使用したキャリア
クロックを用いないためにキャリアクロックの周波数を
定める必要がない。また、キャリアクロックを使用しな
いため、受信側にキャリアクロックを復元する回路を装
備する必要がない。
【0042】第1の発明及び第2の発明においては各TP
の先頭データを信号源が出力したときのカウント値およ
び時刻情報を伝送しているが、例えば各TPの最終データ
等の任意の位置におけるカウント値及び時刻情報を伝送
しても全く同じ効果を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明及び第2
の発明による送信装置と受信装置によれば、P1394のよ
うに信号源と全く非同期であるクロックやサイクルに従
って伝送する伝送媒体を用いても、送信側の信号源が生
成する各TPの生成タイミングを受信側においても復元す
ることができる。従って、P1394のような媒体を用いて
伝送しても、受信装置に内蔵または接続されている映像
や音声を復元するデコーダによって、映像や音声を復元
することが可能となる。
【0044】また、第1の発明によれば、信号源がTPを
出力する際に使用するクロックとして本発明のキャリア
クロックを用いることにより、受信側において1ビット
の狂いもなく正確に各TPの生成タイミングを復元するこ
とができる。
【0045】また第2の発明によれば、第1の発明では
送信側と受信側がキャリアクロックの周波数というもの
をあらかじめ定めておき、使用したキャリアクロックを
使用しないため、キャリアクロックの周波数を定める必
要がない。また、受信側においてキャリアクロックを復
元する手段が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による送信装置の実施例を示すブロ
ック図
【図2】第1の発明による送信装置が出力するP1394パ
ケットの構造の説明図
【図3】第1の発明による受信装置の実施例を示すブロ
ック図
【図4】第2の発明による送信装置の実施例を示すブロ
ック図
【図5】第2の発明による送信装置が出力するP1394パ
ケットの構造の説明図
【図6】第2の発明による受信装置の実施例を示すブロ
ック図
【図7】第1の発明による送信側と受信側における各TP
のタイミングの関係を示す説明図
【図8】第2の発明による送信側と受信側における各TP
のタイミングの関係を示す説明図
【図9】送受信回路を内蔵した映像機器のブロック図
【図10】送信側とP1394バス上における各TPのタイミ
ングの関係を示す説明図
【符号の説明】
101 信号源 102 キャリアクロック発振回路 103 キャリアカウンタ 104,107,401 レジスタ 105,310 分周回路 106 サイクルタイムレジスタ 108,402 送信回路 301,601 受信回路 302 CTR 303 キャリアクロック復元回路 304 カウンタ 305,603 メモリ 306 メモリ読出制御回路 307 加算回路 308 基準信号発生回路 309 キャリアクロック発生回路 311 位相比較回路 602 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/08 7/081 (72)発明者 飯塚 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 池谷 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット化された映像データ、音声デー
    タおよび文字データ等の付加データの少なくとも一つを
    出力する信号源と、時刻情報を発生する時刻情報発生手
    段と、キャリアクロックを生成するキャリアクロック生
    成手段と、前記キャリアクロックを所定の値だけ分周す
    る分周手段と、前記キャリアクロックを計数する計数手
    段と、前記分周手段によって分周された分周キャリアク
    ロックの周期毎に前記時刻情報発生手段によって得られ
    る時刻情報を保持する第1保持手段と、前記信号源がパ
    ケットの先頭データを出力する度に前記計数手段によっ
    て計数される計数値を保持する第2保持手段と、前記保
    持手段が保持した前記時刻情報と前記第2保持手段が保
    持した計数値を前記信号源より得られる各パケットとと
    もに送信する送信手段とを備えたことを特徴とする送信
    装置。
  2. 【請求項2】 パケット化された映像データ、音声デー
    タおよび文字データ等の付加データの少なくとも一つと
    受信時刻情報および受信計数値を受信する受信手段と、
    時刻情報を発生する時刻情報発生手段と、受信時刻情報
    よりキャリアクロックを生成するキャリアクロック復元
    手段と、前記キャリアクロックを計数する計数手段と、
    前記受信手段によって受信されたパケットを記憶する記
    憶手段と、少なくとも前記受信計数値と前記計数手段に
    よって計数された計数値によって前記記憶手段を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 キャリアクロック復元手段が、受信時刻
    情報に所定値を加算する加算手段と、時刻情報発生手段
    によって得られる時刻情報が前記加算値を超えた時に第
    1比較信号を発生する第1比較信号発生手段と、キャリ
    アクロックを発生するキャリアクロック発生手段と、前
    記キャリアクロックの所定数毎に第2比較信号を発生す
    る第2比較信号発生手段と、前記第1比較信号と前記第
    2比較信号の位相差を検出する位相差検出手段とを備え
    たことを特徴とする請求項2記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 制御手段が、計数手段によって計数され
    る計数値が受信計数値に等しくなると記憶手段よりパケ
    ットを読み出す読み出し制御を行うことを特徴とする請
    求項2記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 パケット化された映像データ、音声デー
    タおよび文字データ等の付加データの少なくとも一つを
    出力する信号源と、時刻情報を発生する時刻情報発生手
    段と、前記信号源より得られる各パケットの先頭データ
    における前記時刻情報を保持する保持手段と、前記保持
    手段によって保持された前記時刻情報を前記信号源より
    得られる各パケットとともに送信する送信手段とを備え
    たことを特徴とする送信装置。
  6. 【請求項6】 パケット化された映像データ、音声デー
    タおよび文字データ等の付加データの少なくとも一つと
    受信時刻情報を受信する受信手段と、時刻情報を発生す
    る時刻情報発生手段と、前記受信手段によって受信され
    たパケットを記憶する記憶手段と、少なくとも前記受信
    時刻情報と時刻情報発生手段によって発生される時刻情
    報によって前記記憶手段を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 制御手段が、受信時刻情報に所定値を加
    算する加算手段と、時刻情報が前記加算値を超えたとき
    に記憶手段よりパケットを読み出す読み出し制御を行う
    読出制御手段とを備えたことを特徴とする請求項6記載
    の受信装置。
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