JP3314700B2 - Mpegデータ転送制御回路 - Google Patents
Mpegデータ転送制御回路Info
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Description
ダに係り、特に伝送路を介して受信されるMPEGデー
タを一定のレートで復号器へ供給するための制御を行う
ためのMPEGデータ転送制御回路に関する。
縮)、音声(オーディオ)符号化およびその多重・分離
方式についての国際標準規格として、蓄積メディア、通
信、放送などの分野で共通に用いられているMPEG
(Moving PictureExperts Gr
oup)規格(ISO/IEC DIS 11172/
13818)がある。このMPEG規格には、CD−R
OM(CompactDisk Read Only
Memory)などの蓄積メディアで利用されるMPE
G1と、このMPEG1のアプリケーションのほか、放
送、通信分野における利用も考えられ幅広いアプリケー
ションで利用されるMPEG2がある。このMPEG2
には、MPEG1と同様に1つのプログラムをストリー
ム中に構成することができるMPEG2プログラムスト
リーム(PS:ProgramStream)と、スト
リーム中に複数のプログラムを構成することができるM
PEG2トランスポートストリーム(TS:Trans
port Stream)という2種類の方式がある。
特にMPEG2−TSは、複数プログラムを1本のスト
リームにまとめることができるため、テレビ放送などに
も対応することができる。また、MPEG2−TSは、
この利点を活かすべく、プログラム編成の自由度やスク
ランブル機能などを備えている。
ータ伝送を行うMPEGシステムについて説明する。こ
のMPEGシステムでは、送信側でディジタル化したビ
デオ信号およびオーディオ信号を一度圧縮し、ネットワ
ークやハードディスクなどの媒体を通して受信側に転送
する。そして、受信側では、圧縮されたデータから元の
ビデオ信号およびオーディオ信号を復元する。ここで、
MPEGの符号化方式は、できるだけ情報量を落とすた
めに非可逆符号化を採用している。このため、受信側で
は、完全に元のビデオ信号およびオーディオ信号を復元
することはできない。しかしながら、MPEGの符号化
方式では、人間の視覚、聴覚の弱点をうまく利用して、
人間にはほとんど気づかない程度に情報量を落としてい
る。ただし、MPEGデー夕の転送レートが低くなると
(つまり、情報量が小さくなる)、人間に確認できる原
画像、原音声との差は大きくなる。以上がMPEGシス
テムの概略である。
基本構成を示すブロック図である。また、図5はMPE
Gシステムにおけるデコーダシステム9の構成例を示す
ブロック図である。また、図6はデコーダシステム9に
おけるクロックリカバリ1の構成を示すブロック図であ
る。
ム7は、符号器、バッファ、クロック制御回路などを含
んでいる。このエンコーダシステム7には、画像信号で
あるビデオ入力VI、音声信号であるオーディオ入力A
Iが入力される。そして、MPEGエンコーダシステム
7は、これらの入力情報の圧縮を行い、圧縮された(M
PEG符号化された)MPEGストリームを出力する。
このMPEGストリームは、ネットワークまたはビデオ
サーバ8を通してMPEGデコーダシステム9に入力さ
れる。MPEGデコーダシステム9は、この圧縮ストリ
ームを復号し、ビデオ出力VOおよびオーディオ出力A
Oを出力する。
Gエンコーダシステム7の入力端とMPEGデコーダシ
ステム9の出力端の間の信号転送は、常に一定のディレ
イで行われなくてはならない。何故ならば、MPEGシ
ステムでは、ビデオ信号やオーディオ信号をそのままの
波形でリアルタイムに伝送する必要があり、例えばエン
コーダシステム7に入力されるビデオあるいはオーディ
オ信号に着目した場合、先頭の信号の入力開始時点から
丁度1秒後、2秒後、3秒後・・・に入力される各信号
は、デコーダシステム9から出力されるときも先頭の信
号の出力開始時点から丁度1秒後、2秒後、3秒後・・
・に出力されなければならないのである。
システム7の出力端とデコーダシステム9の入力端の間
の信号転送も、常に一定のディレイで行われなくてはな
らない。何故ならば、MPEGシステムでは、エンコー
ダシステム7が符号器側のクロックのタイミングを表す
時刻情報(符号器で意図した時刻情報)をMPEGスト
リーム中に含めて送信し、デコーダシステム9では、こ
の時刻情報を受信することにより、ビデオやオーディオ
の再生出力タイミングの制御に使用する基準クロックを
符号器側のクロックに同期させている(なお、この同期
化制御については後述する)。従って、エンコーダシス
テム7の出力端とデコーダシステム9の入力端の間の信
号転送のディレイが一定していないと、デコーダシステ
ム9での時間情報の受信タイミングがばらばらになり、
復号器側の基準クロックが符号器側のクロックからずれ
てしまうのである。また、エンコーダシステム7の出力
端とデコーダシステム9の入力端の間の信号転送が一定
のディレイで行われないと、MPEGエンコーダシステ
ム7の入力端とMPEGデコーダシステム9の出力端の
間の信号転送も一定のディレイで行うことができない。
従って、上記の通り、エンコーダシステム7の出力端と
デコーダシステム9の入力端の間の信号転送は、常に一
定のディレイで行われなくてはならないのである。
送はネットワークやコンピュー夕システムのバスを通し
て行われる。このため、エンコーダシステム7の出力端
とデコーダシステム9の入力端のディレイを一定にする
ことは困難である。以下、この問題について図7を参照
し説明する。
されるときのデータ到着時間の期待値と実際のMPEG
システム上での到着時間との関係を例示したものであ
る。ここでは、符号器から出力されるMPEGストリー
ムをある一定の間隔でまとまった単位(ATMでいうセ
ルのようなもの:固定長とする)で転送することを前提
とする。この前提の下では、MPEGストリームが復号
器に入るまでの経路のディレイが常に一定であれば、図
7(a)に示すようにセルの到着時間は一定になる。し
かし、実際のMPEGストリームの転送は、様々な要因
(例えば、ネットワークの混み具合、ビデオサーバ内部
のバスの混み具合、ハードディスクからのデータリード
時間)の影響を受ける。このため、図7(b)に示すよ
うにセルの到着時間は、期待している時間からずれたも
のとなる。このように各セルの到着時間がバラバラにな
ることをジッタ(ゆらぎ)と呼んでいる。
ジッタが生じるため、何等策を講じないとすると、受信
側での正確な時間情報の復元は難しくなる。そこで、M
PEGシステムでは、このジッタを取り除くための手段
が受信側のデコーダシステムに設けられている。以下、
図5を参照し、その構成について説明する。
ッタを取り除くために、MPEGストリームから時間情
報を取り出すシステムデコーダ&デマルチプレクサ4の
前にバッファ5が設けられている。ジッタを含んだMP
EGストリームVMS(VMS:Variable d
elay MPEG Stream)は、バッファ5に
一旦蓄積される。そして、バッファ5に蓄積されたMP
EGストリームは、転送レート制御回路6によって一定
レートで読み出され、ジッタを含まない一定転送レート
のMPEGストリームCMS(CMS:Constan
t delayMPEG Stream)となって出力
される。なお、MPEGストリームがどれだけの転送レ
ートを持つかは、予め転送レート制御回路6に設定され
ているものとする。
は、MPEGストリームCMSをビデオとオーディオの
パケットに分離し、それぞれのパケットをビデオデコー
ダ2とオーディオデコーダ3へ送出する。ビデオデコー
ダ2は、送られてきたビデオパケットを復号化してビデ
オ信号DVを送出する。同様にオーディオデコーダ3
は、送られてきたオーディオパケットを復号化してオー
ディオ信号DAを出力する。
Aは、それぞれ別々に復号化されるので単に復号化され
たデータを出力しただけでは両者の再生時刻は期待して
いたものとずれてくる。このため、例えば、人間が喋っ
ているようなMPEGデータを再生すると、口の動きと
声が合わないという現象が起こる。そこで、MPEGで
は、ビデオとオーディオの再生時刻管理情報(PTS:
Presentation Time Stamp)を
それぞれのパケットの中に持たせ、各復号器ではデコー
ダシステムが持つ基準クロック(STC:System
Time Clock)がPTSに一致したときに、
そのパケットのデータを再生出力するようにしている。
時刻基準クロックに正確に一致していなければならな
い。しかしながら、たとえ符号器側と復号器側で同一メ
ーカの同じオシレータを使用していても両オシレータに
より発生する各クロック間に何等かの誤差はあるもので
ある。従って、初めは両クロックがほぼ同期し、目に見
えないわずかなずれしか生じないような場合であって
も、MPEGのデータを長時間再生しているとそのずれ
が大きくなっていき、そのうちどう見ても画面の動きと
音声が合わなくなってくる。
リーム中には符号器側の時刻情報(MPEG1、MPE
G2プログラム・ストリームではSCR:System
Clock Reference、MPEG2トラン
スポート・ストリームではPCR:Program C
lock Reference)が周期的に刻まれてお
り(図8、図9を参照)、復号器側ではSCRあるいは
PCRの値、つまり符号器側が意図している値をSTC
にセットする。このとき、復号器側に入ってくるMPE
Gストリームの到着時刻の精度が要求されるのである。
例は、STCおよびPLL(Phase Locked
Loop;位相比較器13、ローパス・フィルタ1
4、電圧制御発振器(VCXO:Voltage−Co
ntrolled Crystal Oscillat
or)1 1などで構成される帰還閉回路)で構成されて
いる。この回路により、STCのずれを微妙に補正しな
がら符号器側のシステムクロックと完全に周波数の一致
したSTCを復号器で持つことができるのである。
細は、例えばISO/IEC DIS 11172−1
およびISO/IEC DIS 13818−1に説明
されている。
来のMPEGシステムは、次の問題を有していた。すな
わち、デコーダシステム9に設けたバッファ5の容量
は、予め予想されるMPEGストリームVMSのジッタ
を考えて決定されるが、このジッタが何かの理由で突然
大きくなったりすると、バッファ5の容量ではジッタを
吸収しきれないことがあるのである。そして、かかる事
態が生じると、MPEGのビデオあるいはオーディオの
再生において、画像や音声の乱れが生じるのである。こ
れは、クロック・リカバリ回路1のVCXO11で調整
できるクロック周波数の幅が極めて僅かであるためであ
る。
れたものであり、受信されるMPEGストリームのジッ
タが突然大きくなるような状況下においても、受信側の
デコーダシステムの基準クロックに大きなずれを生じさ
せることなく送信側のクロックに同期させ、安定したM
PEGストリームの受信を行うことを可能にするMPE
Gデータ転送制御回路を提供することを目的としてい
る。
MPEGデータを順次蓄積するバッファと、前記バッフ
ァに蓄積されたMPEGデータを、予め設定された転送
レートで復号器へ転送する転送レート制御回路と、前記
バッファから読み出されるMPEGデータに含まれる時
刻情報と前記復号器のタイミング制御に用いられる基準
クロックが示す情報とを比較し、比較結果に基づいて前
記転送レートを変更すべき旨の指令を前記転送レート制
御回路へ供給する時刻情報比較回路とを具備し、 前記転
送レート制御回路が上記指令により前記転送レートを変
更することを特徴とするMPEGデータ転送制御回路を
要旨とする。
施の形態について説明する。
送制御回路を適用したMPEGデコーダシステムの構成
を示すブロック図である。このMPEGデコーダシステ
ムは、パーソナルコンピュータ等に搭載されるシステム
であり、ハードディスク等に記憶されているMPEGコ
ンテンツを再生するものである。
伝送路を介して送られてくるMPEGストリームVMS
を蓄積する手段である。ここで、伝送路を介して送られ
てくるMPEGストリームVMSは、一般的にジッ夕を
含んでいる。バッファ5に蓄積されたデータは、転送レ
ート制御回路6による制御の下、所定の転送レートで読
み出され、MPEGストリームCMSとなってシステム
デコーダ&デマルチプレクサ4に供給される。
4は、MPEGストリームCMSを解析し、MPEGス
トリームCMS内のビデオパケットはビデオデコーダ2
へ、オーディオパケットはオーディオデコーダ3へ転送
する。また、システムデコーダ&デマルチプレクサ4
は、MPEGストリームCMSからSCRまたはPCR
を抜き出し、クロックリカバリ回路1と時刻情報比較回
路21に与える。
ーダ&デマルチプレクサ4によって抜き出されたSCR
またはPCRより、MPEGデコーダシステムの基準ク
ロックとなるSTCを符号器の意図した時刻に正確に合
わせる。ここで制御されているSTCは、ビデオデコー
ダ2と、オーディオデコーダ3と、時刻情報比較回路2
1に接続される。
デマルチプレクサ4によって取り出されたビデオパケッ
トを復号し、ビデオ信号DVを出力する。このビデオデ
コーダ2によるビデオパケットの復号およびビデオ信号
DVの出力は、クロックリカバリ回路1内のSTCに従
い、オーディオ信号と同期した状態で行われる。一方、
オーディオデコーダ3は、システムデコーダ&デマルチ
プレクサ4によって取り出されたオーディオパケットを
復号し、オーディオ信号DAを出力する。このオーディ
オデコーダ3によるオーディオパケットの復号およびオ
ーディオ信号DAの出力は、クロックリカバリ回路1内
のSTCに従い、ビデオ信号と同期した状態で行われ
る。
CRとSTCを比較し、その結果を転送レート制御回路
6に与える。転送レート制御回路6は、バッファ5に接
続されており、予め設定された転送レートでMPEGス
トリームCMSをバッファ5からシステムデコーダ&デ
マルチプレクサ4に転送するが、転送レート制御回路6
からの情報により、その転送レートを変更することがで
きる。
図1において、バッファ5に入力されるMPEGストリ
ームVMSが遅れ気味になりバッファ5から出力される
MPEGストリームCMSの転送レートに追いつかなく
なったとする。この場合、バッファ5内に蓄積されてい
るMPEGストリームは次第に減少してゆき、バッファ
5は空の状態になる。このとき、STCは、それまでの
SCRまたはPCRにより符号器側の意図した値に校正
されている。しかし、その後、バッファ5が空の状態か
らMPEGストリームVMSがバッファ5に入力され、
MPEGストリームCMSがバッファ5から転送され、
SCRまたはPCRを含んだパケットがシステムデコー
ダ&デマルチプレクサ4に入力されたときには、このS
CRまたはPCRはSTCとは大きく離れた値になって
いる。
RまたはPCRとSTCとを時刻情報比較回路21で比
較し、その差の大小により転送レート制御回路で制御し
ているバッファ5から出力されるMPEGストリームC
MSの転送レートを変える。これにより、クロックリカ
バリ回路1でリカバリできる範囲を超えたSCRまたは
PCRとSTCの差をいち早く回復することができるの
である。
リームの転送状況と時刻情報の関係を表すタイムチャー
トである。以下、図2を参照し、本実施形態の具体的動
作について説明する。図2において、バッファEmpt
yはバッファ5が空の状態を示している。VMSはMP
EGストリームVMSがバッファ5に転送されている期
間を示している。CMSはバッファ5からシステムデコ
ーダ&デマルチプレクサ4にMPEGストリームCMS
が転送されている期間を示しており、太線の部分は通常
の転送より高速に転送されることを示す。STCはMP
EGデコーダシステム内のSTC、SCR/PCRはシ
ステムデコーダ&デマルチプレクサ4で取り出されたS
CR/PCRを示している。これらの時刻情報は、便宜
上簡単な整数で記述しており、実際に扱われている時刻
情報とは異なる。
ームVMSはバッファ5が空にならないように管理され
ながら読み込まれる。MPEGストリームVMSがバッ
ファ5に読み込まれバッファ5が一杯になると、MPE
GストリームVMSの転送は行われなくなる。MPEG
ストリームCMSはバッファ5に貯えられているデータ
を読み出して転送を続ける。バッファ5が空の状態に近
づいてくると再びMPEGストリームVMSの転送が開
始される。このような動作を繰り返して、MPEGスト
リームCMSは連続してデータ転送されるのである。
転送されなくなり、バッファ5のデータが全て掃き出さ
れてしまった場合を考える。バッファ5のデータが無く
なると、MPEGストリームCMSは転送されなくな
る。そのときもSTCは一定間隔で時刻を刻みつづけ
る。MPEGストリームVMSの転送が再開されると、
バッファ5にデー夕が貯えられるので、再びMPEGス
トリームCMSの転送が始まる。システムデコーダ&デ
マルチプレクサ4はSCRまたはPCRを検出するが、
ここで検出されたSCRまたはPCRは元々MPEGス
トリームCMSの転送が途切れる直後のSTCと一致す
るはずのものなので、この時点でのSTCとは大きく離
れた値となっている。例では、STC=7を過ぎたあた
りでSCR/PCR=6となっている。
ックリカバリ回路1によってSTCが微妙に調整され
(本実施形態の場合、クロックを遅くする方向に調整さ
れる。)、徐々にSTCとSCRまたはPCRが同じ値
になってくる。
較回路21によってSTCとSCRまたはPCRが大き
くずれているということが検出され、STCがSCRま
たはPCRより進んでいる(つまり、値が大きい)こと
がわかった場合、時刻情報比較回路21は転送レート制
御回路6に対してそれを通知する。これはSTCの値に
SCRまたはPCRの値がほぼ追いつくまで行われる。
この時間は従来の方法に比べると非常に短い。
に関しては、これ以前にシステムデコーダ&デマルチプ
レクサ4およびビデオデコーダ2とオーディオデコーダ
3に残っているデータを再生している。すなわち、実際
にこれらのシステムデコーダ&デマルチプレクサ等を構
成する回路には、メモリが接続されており、システムデ
コーダ&デマルチプレクサ4のメモリにはMPEGスト
リームCMS数パケット分の各デコーダに転送するため
に準備されたパケット、また各デコーダのメモリには復
号化する前のパケットと出力するために用意されたデー
タ(ビデオ・デコーダ2の場合は数フレーム分の画像デ
ータ)が残っている。従って、上記の期間においては、
これらの残っているデータの再生を行えばよいのであ
る。
CRの値が遅れる場合を説明したが、逆にSTCの値に
対してSCRまたはPCRの値が進むような場合には、
転送レート制御回路6がMPEGストリームCMSの転
送レートを遅らせるような動作を行う。
効果が得られる。 (1)SCRまたはPCRがSTCに比べて大きく遅れ
ているときには、MPEGストリームCMSをその差が
ほぼ無くなるまで高速に転送するため、SCRまたはP
CRの値をSTCに早く追いつかせることができる。 (2)上記のように、SCRまたはPCRの値が素早く
STCに追いつくため、STCの周期が乱れる期間が短
い。従って、再生中の画像あるいは音声が遅れ気味にな
ることがない。
図である。本実施形態は、上記第1の実施形態(図1)
における時刻情報比較回路21に時刻情報記憶回路22
を接続し、時刻情報比較回路21とこの時刻情報記憶回
路22との間でSTCとシステムデコーダ&デマルチプ
レクサ4が抜き出したSCRまたはPCRとの比較結果
(差分情報)の授受を行うようにしたものである。さら
に詳述すると次の通りである。
たはPCRとSTCを常に比較しており、その比較結
果、すなわち、SCRまたはPCRが示す時刻とSTC
が示す時刻の差分情報を定期的に(例えば、STCが変
化したとき)時刻情報記憶回路22に書き込む。また、
時刻情報比較回路21は、SCRまたはPCRとSTC
を比較するときに、以前に時刻情報記憶回路22へ書き
込んだ時刻の差分情報を読み出す。
分情報と以前の時刻の差分情報のひらき具合を見て、現
在のSCRまたはPCRの値がSTCに比べて以前より
も遅れているのか進んでいるのかを判断する。過去何回
分かの比較結果を比べて、遅れてくるようだとそのひら
き具合から現在流れているMPEGストリームCMSの
転送レートを何パーセント進めれば良いかがわかるの
で、転送レート制御回路6に対してMPEGストリーム
CMSの転送レートをその割合だけ早く設定する。新し
く転送レート制御回路6に設定された転送レートで、M
PEGストリームCMSの転送が行われるので、これま
で少しずつひらいてきていたSCRおよびPCRとST
Cの差は、以前よりもひらかなくなっている。同様に、
SCRまたはPCRがSTCよりも進む方向にひらいて
いるとすると、時刻情報比較回路21は転送レート制御
回路6に対してMPEGストリームCMSの転送レート
を遅らせるように転送レートを設定する。過去のSCR
またはPCRとSTCの時刻の差分情報が、進んだり遅
れたりするようなときは、時刻情報比較回路21は転送
レート制御回路6に対して新たに転送レートを設定する
ことはない。
PEGデータ転送制御回路によれば、受信されるMPE
Gストリームのジッタが突然大きくなるような状況下に
おいても、受信側のデコーダシステムの基準クロックに
大きなずれを生じさせることなく送信側のクロックに同
期させ、安定したMPEGストリームの受信を行うこと
ができるという効果がある。
ータ転送制御回路を適用したMPEGデコーダシステム
の構成を示すブロック図である。
て示すタイムチャートである。
ータ転送制御回路を適用したMPEGデコーダシステム
の構成を示すブロック図である。
ック図である。
すブロック図である。
ロックリカバリ回路の構成例を示すブロック図である。
例示する図である。
ームを例示する図である。
トリームを例示する図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 受信されるMPEGデータを順次蓄積す
るバッファと、 前記バッファに蓄積されたMPEGデータを、予め設定
された転送レートで復号器へ転送する転送レート制御回
路と、 前記バッファから読み出されるMPEGデータに含まれ
る時刻情報と前記復号器のタイミング制御に用いられる
基準クロックが示す情報とを比較し、比較結果に基づい
て前記転送レートを変更すべき旨の指令を前記転送レー
ト制御回路へ供給する時刻情報比較回路とを具備し、 前記転送レート制御回路が上記指令により前記転送レー
トを変更する ことを特徴とするMPEGデータ転送制御
回路。 - 【請求項2】 前記時刻情報比較回路は、前記バッファ
から読み出されるパケットに含まれる時刻情報と前記復
号器のタイミング制御に用いられる基準クロックが示す
時刻とが所定値以上隔たっている場合に前記転送レート
を上昇させる指令または下降させる指令を前記転送レー
ト制御回路へ供給することを特徴とする請求項1に記載
のMPEGデータ転送制御回路。 - 【請求項3】 前記時刻情報比較回路は、前記バッファ
から読み出されるパケットに含まれる時刻情報と前記復
号器のタイミング制御に用いられる基準クロックが示す
時刻との差分を時刻情報記憶回路に定期的に書き込み、
前記時刻情報記憶回路に記憶された各差分の時間的変化
に応じて前記転送レートの上昇率または下降率を決定
し、当該決定に従って前記転送レートを上昇させる指令
または下降させる指令を前記転送レート制御回路へ供給
することを特徴とする請求項1に記載のMPEGデータ
転送制御回路。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33913197A JP3314700B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | Mpegデータ転送制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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KR100580177B1 (ko) | 2003-09-22 | 2006-05-15 | 삼성전자주식회사 | 디지털 방송 수신 시스템에서 디스플레이 동기 신호 생성 장치 및 디코더와 그 방법 |
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- 1997-12-09 JP JP33913197A patent/JP3314700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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