JPH0879510A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0879510A
JPH0879510A JP6211094A JP21109494A JPH0879510A JP H0879510 A JPH0879510 A JP H0879510A JP 6211094 A JP6211094 A JP 6211094A JP 21109494 A JP21109494 A JP 21109494A JP H0879510 A JPH0879510 A JP H0879510A
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孝信 山田
Masaru Furumura
勝 古村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複写禁止原稿の偽造を有効に禁止する画像形
成装置を提供する。 【構成】 原稿の画像データを読み取る読取手段と、複
写禁止マークの画像データを記憶する第1メモリと、第
1メモリから複写禁止マークの画像データを読み出し、
読み取られた画像データから複写禁止マークを検出する
第1検出手段と、読み取られた画像データに基づいて用
紙上に画像を形成する画像形成手段と、検出手段により
複写禁止マークが検出された場合に、当該検出された複
写禁止マークの画像データを記憶する第2メモリと、第
2メモリに格納された画像データから他の複写禁止マー
クの位置情報を検出する第2検出手段と、第1検出手段
により複写禁止マークが検出されない場合、上記画像形
成手段による画像の形成を許可し、第1検出手段により
検出された複写禁止マークが予め定めた数を越えた場合
に上記画像形成手段による画像形成を禁止する制御手段
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙幣などの偽造防止機
能を備えるデジタルカラー複写機等の画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカラー複写機の精度の向上に伴
い紙幣や小切手などの有価証券の偽造が問題となってい
る。これに対処するため、特開昭55−111977号
公報に開示されている複写機では、紙幣、小切手、有価
証券などの複写禁止物の画像データを予め記憶してお
き、複写動作中に、原稿の画像データと上記複写禁止物
の画像データとのパターンマッチングを行う。ここで、
原稿が複写禁止物に該当すると判断された場合には、複
写紙上への画像形成を禁止する。なお、複写禁止物は、
上記の他に、回数券、各種チケット、切手、収入印紙、
駐車券等が該当する。また、特開平2−73283号公
報に記載される画像記録装置では、上記紙幣、小切手、
有価証券等などの複写禁止対象物の画像データを予め記
憶しておき、複写動作中に、原稿の画像データと上記複
写禁止物の画像データとのパターンマッチングを行う。
ここで、原稿が複写禁止物に該当すると判断された場合
には、それまで、用紙上に印刷された画像を黒く塗り潰
す等の無効処理を実行する。
【0003】しかしながら、上記の複写機では、複写を
禁止しようとする紙幣、小切手、有価証券等の複写禁止
物のそれぞれの画像データを記憶するための大容量のメ
モリを必要とする。紙幣などは定期的に改札されるた
め、これに完全に対応するのは困難である。新札の画像
データの入力がされていない従来機種では、新札の偽造
防止を行うことができない。また、紙幣の中には、色の
淡いものや、非常に細かい線などで画像を構成している
ものがあり、これらの画像を誤認識なくかつ、確実に認
識するには困難なものも少なくない。また、紙幣だけで
も完全に対応するのが困難であるが、有価証券や、小切
手は、同じ国でも銀行などでデザインがばらばらであ
り、紙幣以上に対応が困難である。
【0004】そこで、複写禁止を意味するマークを紙幣
等の原稿表面の複数の箇所に印刷しておき、複写の際に
原稿から当該複写禁止マークを、予め定めた数以上検出
した場合に、複写動作を禁止または中止するシステムが
提案されている。図1(a)は、複写禁止を意味するマ
ーク(以下、これを複写禁止マークという。)の一例で
ある。図示するように、複写禁止マークは、丸印1の仲
に”禁”の文字2が印刷されたものである。図1(b)
は、図1(a)に示す複写禁止マークを紙幣の複数の箇
所に印刷した一例である。上記複写禁止マークを用いれ
ば、複写を禁止する種々の複写禁止物の画像データを記
憶するかわりに当該マークのデータを記憶するだけでよ
く、複写機本体に記憶すべきデータの総量を大幅に削減
することができる。また、紙幣などの微細模様について
のパターンマッチングが不要となり、マッチング処理に
要する時間を大幅に短縮することが可能となる。また、
原稿表面の複数の箇所に複写禁止マークを印刷すること
で、原稿の一部が隠された場合であっても、当該原稿の
複写を禁止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複写禁止原稿に印刷さ
れる複写禁止マークは、一定の検出精度を確保するた
め、図1(b)に示すように、原稿上に複数印刷される
ことが望ましい。しかし、原稿が原稿台上の規定の位置
に載置されるとは限らず、例えば、斜めに載置された場
合には、複写禁止マークの検出に長時間を要する。複写
用に原稿の画像データを読み取る前に、一旦原稿の画像
データを読み取り(以下、これを予備スキャンとい
う)、読み取った画像データから原稿サイズの検出等を
行う複写機であって、上記予備スキャン時に複写禁止マ
ークを検出する機種の場合、予備スキャン時に複写可能
な原稿を載置しておき、予備スキャン終了後に原稿を紙
幣に置き換えることが考えられる。かかる場合には、紙
幣の偽造を防止することができない。
【0006】本発明の目的は、紙幣等の複写の禁止され
ている原稿の偽造をより有効に禁止する画像形成装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、原稿の画像データを読み取る読取手段と、複写禁止
マークの画像データを記憶する第1メモリと、第1メモ
リから複写禁止マークの画像データを読み出し、読取手
段により読み取られた画像データから複写禁止マークを
検出する第1検出手段と、読取手段により読み取られた
画像データに基づいて用紙上に画像を形成する画像形成
手段と、検出手段により複写禁止マークが検出された場
合に、当該検出された複写禁止マークの画像データを記
憶する第2メモリと、第2メモリに格納された画像デー
タから他の複写禁止マークの位置情報を検出する第2検
出手段と、第1検出手段により複写禁止マークが検出さ
れない場合、上記画像形成手段による画像の形成を許可
し、第1検出手段により検出された複写禁止マークが予
め定めた数を越えた場合に上記画像形成手段による画像
形成を禁止する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の本発明の画像形成装置では、第1検
出手段が、読み取られた原稿の画像データから複写禁止
マークを検出する(ステップS104,107)。第2
検出手段は、第1検出手段が検出した複写禁止マークの
画像データから他の複写禁止マークの位置に関する情報
を検出する(ステップS111)。制御手段は、第1検
出手段により複写禁止マークが検出されない場合には
(ステップS105でNO)、画像形成手段による画像
形成を許可する(ステップS112)。一方、第1検出
手段により複写禁止マークが予め定めた数だけ検出され
た場合には(ステップS110でYES)、画像形成手
段による画像の形成を禁止する(ステップS113)。
【0009】
【実施例】以下、本実施例の複写機について以下の順で
説明する。 (1)複写禁止マークの検出及び偽造防止 (2)デジタルカラー複写機の構成 (3)画像データ処理 (4)複写禁止マーク検出処理
【0010】(1)複写禁止マークの検出及び偽造防止 本実施例の複写機は、次の図2(a)に示す複写禁止マ
ークが複数付されている紙幣等の複写禁止原稿を迅速に
検出し、当該複写禁止マークが2つ以上検出された場合
には、複写紙上に形成中の画像を黒色で塗り潰す。図2
(a)に示すように、複写禁止マークは、所定のサイズ
の赤い丸印3の中に、”禁”の文字4と、矢印5及び6
が印刷されたものである。図示するように、複写禁止マ
ークの形状が丸になっているため、原稿が原稿台上に斜
めに載置された場合であっても容易に検出することがで
きる。また、原稿中、丸は比較的多く存在するが、丸の
色を赤色と指定することで、より迅速かつ正確な複写禁
止マークの検出が可能になる。上記図2(a)に示す複
写禁止マークを原稿上に複数印刷することで、一定の検
出精度を確保することができる。図2(b)は、実際に
複数の複写禁止マークが付された紙幣を示す。複写禁止
マークは、原稿上に重ねて印刷することで誤検出を防止
することができる。また、複写禁止マークは、原稿の周
辺部に配置することで、容易に検出することができる。
赤丸3の内部には、他の複写禁止マークの位置情報とし
て矢印5及び6が印刷されている。この他の複写禁止マ
ークの位置情報により、当該他の複写禁止マークを迅速
に検出可能にすることができる。図2(a)の複写禁止
マークに印刷されている矢印5及び6の指し示す方向
は、他の複写禁止マークの印刷されている方向を表す。
また、矢印の長さは、矢印の指し示す方向にある複写禁
止マークまでの距離を表す。この距離は、矢印の線の種
類(太線、細線、実線、破線等)により表してもよい
し、矢印自体の色の変化によって表してもよい。また、
他の複写禁止マークの位置情報を表すものとしては、矢
印に限定されず、他の記号や符号、バーコード等でもよ
い。上記矢印の認識は、パターンマッチング処理により
行う。また、複写禁止マークは、赤外線を吸収するイン
クで原稿上に印刷してもよい。この場合、複写禁止マー
クを目視判別不可能にすることができ、複写禁止マーク
を隠して複写を行うといった不正行為を防止することが
できる。なお、赤外線を吸収するインクで印刷された複
写禁止マークの検出については、本願出願人により既に
出願されている画像形成装置(特願平6−190485
号)に詳細に記載されているため、ここでは説明を省
く。
【0011】(2)デジタルカラー複写機の構成 図3は、本実施例のデジタルカラー複写機の構成断面で
ある。デジタルカラー複写機は、原稿画像を読み取るイ
メージリーダ部100と、イメージリーダ部100で読
み取った画像データを再現する複写部200とに大きく
分けられる。イメージリーダ部100において、スキャ
ナ16は、原稿を照射する露光ランプ12と、原稿から
の反射光を集光するロッドレンズアレー13、及び集光
された光を電気信号に変換する密着型のCCDカラーイ
メージセンサ14を備えている。CCDカラーイメージ
センサ14は、R,G,B,のデジタル画像データを読
み取る3ラインのCCDセンサで構成されている。スキ
ャナ10は、原稿画像の読み取り時には、モータ11に
より駆動されて、矢印の方向(副走査方向)に移動し、
プラテン15上に載置された原稿を走査する。露光ラン
プ12により照射された原稿面の画像は、CCDイメー
ジセンサ14で光電変換される。CCDイメージセンサ
14により得られるR,G,Bの3色の多値電気信号は、
読取信号処理部20において、シェーディング補正の施
されたイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)の8ビットの階調データに変
換され、所定の階調補正(γ補正)が施された後に、同
期用バッファメモリ30に記憶される。なお、複写禁止
マークの検出は、読取信号処理部20において実行され
る。
【0012】複写部200に備えられるプリンタヘッド
部31は、入力される階調データをD/A変換して半導
体レーザ駆動信号を生成し、この駆動信号により半導体
レーザを発光させる。この半導体レーザは、発光時の立
ち上がり応答を良くするために常に微弱な発光状態にさ
れている。この際に半導体レーザが発光する微弱な光を
バイアス光という。
【0013】階調データに対応してプリンタヘッド部3
1から発生されるレーザビームは、反射鏡37を介し
て、回転駆動される感光体ドラム41を露光する。感光
体ドラム41は、1複写毎に露光を受ける前にイレーサ
ランプ42で照射され、帯電チャージャ43により一様
に帯電されている。この状態で露光を受けると、感光体
ドラム41上に原稿の静電潜像が形成される。シアン
(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(Bk)のトナー現像器45a〜45dのうちの何れか
1つだけが選択され、感光体ドラム41上の静電潜像を
現像する。現像されたトナー像は、転写チャージャ46
により転写ドラム51上に巻き付けられた複写紙に転写
される。
【0014】上記印字過程は、イエロー(Y)、マゼン
ダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色に
ついて繰り返し行われている。このとき、感光体ドラム
41と、転写ドラム51の動作に同期して、スキャナ1
0はスキャン動作を繰り返す。その後、複写紙は、分離
爪7を作動させることで転写ドラム51から分離され、
定着装置48を通ってトナー像が定着された後、排紙ト
レー49に排紙される。なお、複写紙は、用紙カセット
50より給紙され、転写ドラム51上のチャッキング機
構52によりその先端がチャッキングされ、転写時に位
置ずれが生じないようにしている。
【0015】(3)画像データ処理 図4は、図3に示した読取信号処理部20のブロック図
である。CCDイメージセンサ14により得られたr,
g,bの3色の多値電気信号は、まず、アナログ処理部
121において、増幅され、最適化処理が施された後
に、A/D変換部122でR,G,Bの多値デジタル信号
に変換される。A/D変換部122より出力されたデジ
タル信号は、シリアル信号化処理部123を介してシェ
ーディング補正部124に入力され、シェーディング補
正が施される。CCDイメージセンサ14は、所定の間
隔をもって配置されている3ラインのCCDセンサで構
成されており、読み取られるRGBの各データは、タイ
ミングのずれを有している。シェーディング補正された
データは、センサ窓位置補正部125において、上記タ
イミングのずれが補正され、同期したデータに補正され
る。位置補正の施されたR,G,Bデータは、反射率/
濃度変換部126に出力されると共に、複写禁止マーク
を検出する際の形状情報として複写禁止マーク検出部1
31に出力される。反射率/濃度変換部126では、反
射率データであるR,G,Bデータを、256濃淡階調
データであるDR,DG,DBデータに変換する。D
R,DG,DBデータは、UCR/BPマスキング処理
部127に出力されると共に、色情報として、複写禁止
マーク検出部131に入力される。複写禁止マーク検出
部131については後に説明する。UCR/BPマスキ
ング処理部127では、DR,DG,DBデータをシア
ン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(Bk)の256濃淡階調データに変換した後、黒色の
再現性を向上するために、黒色の部分に対してC,M,
Yのデータ値を除去し(UCR処理)、代わりにブラッ
ク(Bk)の濃淡階調データを加算する処理(BP処
理)を施す。この後、CCDイメージセンサ14の読取
特性とトナーの複写紙に対する付着特性を考慮して複写
紙上に原稿と同一の色が再現されるように所定のマスキ
ング処理を施した後、印字工程に応じた色のデータを出
力する。UCR/BPマスキング処理部127から出力
されるC,M,Y,Bkの内の何れか1色のデータは、
MTF補正部128において、平滑化やエッジ強調等の
空間フィルタ処理が施される。変倍移動処理部129
は、MTF補正部128からのデータを用いて、設定さ
れている複写倍率や編集内容に応じて所定の変倍移動処
理係を実行する。γ補正部26は、入力されるデータに
所定の階調補正を施した後、これをバッファ30(図示
せず)を介してプリンタヘッド部31に出力する。プリ
ンタヘッド部31は、入力される階調データをD/A変
換して半導体レーザ駆動信号を生成し、この駆動信号に
より半導体レーザを発光させ、感光体ドラム41を露光
する。
【0016】(4)複写禁止マーク検出処理 図4に示す複写禁止マーク検出部131は、丸パターン
検出部135、パターンマッチング部136、カウンタ
部137及び制御部138を備え、最初のスキャン動作
で読み取られる画像データに対して複写禁止マークの検
出処理を行う。丸パターン検出部135は、センサ窓位
置補正部125から入力されるR,G,Bデータを形状
情報として丸パターンを検出し、更に、反射率/濃度変
換部126から入力されるDR,DG,DBデータを色
情報として検出した丸パターンから赤色の丸パターンを
検出する。パターンマッチング部136では、上記丸パ
ターン検出部135において検出された赤色の丸パター
ン内の画像データを読み取り、パターンマッチング処理
により複写禁止マークを検出すると共に、他の複写禁止
マークの位置に関する情報を認識する。カウンタ部13
7では、パターンマッチング部136で検出された複写
禁止マークの検出数をカウントする。制御部138は、
上記丸パターン検出部135、パターンマッチング部1
36、及びカウンタ部137を制御して複写禁止マーク
検出処理を実行制御する。画像メモリ134は、センサ
窓位置補正部125より入力されるR,G,Bデータ
と、反射率/濃度変換部126より入力されるDR,D
G,DBデータとを1画面分全て格納する。また、パタ
ーンメモリ133は、丸パターン検出部135において
検出された丸パターン内の画像データを格納するビット
マップメモリである。ROM132は、複写禁止マーク
の丸パターンのデータと、丸パターン内の文字デー
タ(”禁”の文字データ)及び他の複写禁止マークの位
置及び距離に関するデータ(矢印の長さと線種に関する
データ)とを格納している。複写禁止マーク検出部13
1が備える制御部138は、通常、プリントヘッド部3
1に印字許可の制御信号を出力しているが、カウンタ部
137のカウント値が2以上となった場合には、印字禁
止の制御信号を出力する。プリントヘッド部31では、
印字禁止の制御信号の入力に対してC,M,Y印字処理
時には、濃淡階調データの値を全て0(白色)に変更
し、更にBk印字処理時には、濃淡階調データの値を2
55(黒色)に変更する。
【0017】図5は、複写禁止マーク検出部131の制
御部138が実行制御する複写禁止マーク検出処理のフ
ローチャートである。1色目(シアン)の画像データの
読み取りが開始されると(ステップS100でYE
S)、反射率/濃度変換部126より入力されるDR,
DG,DBデータから赤色の画像データDRを抽出する
(ステップS101)。抽出した赤色の画像データを画
像メモリ134に格納する(ステップS102)。上記
処理を予備スキャン終了まで繰り返し実行する(ステッ
プS103)。制御部138は、丸パターン検出部13
5に対し、ROM132より丸パターンのデータを読み
出し、画像メモリ136に格納されている画像データか
ら丸パターンのデータを検出させる(ステップS10
4)。ここで、丸パターンが検出されない場合には(ス
テップS105でNO)、プリントヘッド部31へ印字
許可の制御信号を出力する(ステップS111)。丸パ
ターンが検出された場合には(ステップS105でYE
S)、ビットマプメモリであるパターンメモリ133に
丸パターン内の画像データを格納する(ステップS10
6)。制御部138は、パターンマッチング部136に
対して、ROM132から丸パターン内の画像デー
タ(”禁”の文字データ)を読み出させ、パターンメモ
リ133に格納されている画像データとのパターンマッ
チング処理を実行させる。パターンマッチング処理は、
パターンメモリ133内に格納された画像データを所定
の角度で順に回転させて繰り返し行う。これにより、原
稿が原稿台上に斜めに載置されていた場合でも、複写禁
止マークを検出することができる。制御部138は、カ
ウンタ部137に対して、検出された複写禁止マークの
数をカウントさせる(ステップS109)。パターンマ
ッチング部136においてパターンメモリ133内に格
納された画像データから”禁”のマークが検出された場
合であって(ステップS108でYES)、複写禁止マ
ークの検出数が2つ未満である場合(ステップS110
でNO)、制御部138は、パターンマッチング部13
6に対して、パターンメモリ133に格納されている複
写禁止マーク内の画像データから、次の複写禁止マーク
の印刷位置及び当該複写禁止マークまでの距離の情報
を、パターンマッチング処理により検出させる(ステッ
プS111)。パターンマッチング部136は、検出し
た次の複写禁止マークの位置及び当該次の複写禁止マー
クまでの距離の情報に基づいて、当該次の複写禁止マー
クの検出処理を実行する(ステップS104)。これに
より、パターンマッチング処理に要する時間を大幅に減
少することができる。また、次の複写禁止マークの”
禁”の文字についてのパターンマッチングは、前回の複
写禁止マーク内に記された”禁”の文字の回転角度が既
知のため、迅速に行うことができる。パターンマッチン
グ処理により”禁”のマークが検出されなかった場合に
は(ステップS108でNO)、上記ステップS104
に戻り、画像メモリ134内に格納されている他の箇所
の画像データについて丸パターンの検出処理を実行す
る。カウンタ部137のカウント値が2以上になった場
合(ステップS110でYES)、制御部138は、原
稿が複写禁止原稿であると判断してプリントヘッド部3
1に印字禁止の制御信号を出力する。このように、予め
定めた数だけ複写禁止マークを検出した場合にのみ、印
字禁止の制御信号を出力することで、複写禁止マークの
検出精度を一定に保つことができる。プリントヘッド部
31は、印字禁止の制御信号を受け取ると、C,M,Y
印字処理時には、濃淡階調データの値を全て0(白色)
に変更し、Bk印字処理時には、濃淡階調データの値を
全て255(黒色)に変更する。
【0018】このように、複写禁止マークに、他の複写
禁止マークの位置情報を備えることで、複写禁止マーク
の検出処理にかかる時間を飛躍的に短縮することができ
る。なお、上記複写禁止マークの検出処理が、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(Bk)の4色の印字処理終了までに完了しない場合
は、検出処理が完了するまでの間、複写機内に複写紙を
保持しておき、複写禁止マークが検出された場合には、
再びBk印字処理を実行して複写紙に再現された画像を
真っ黒に塗り潰すようにすればよい。また、複写機本体
の電源を一旦切って内部に保持されている原稿を取り出
す恐れがある場合には、複写禁止マークの検出が終了す
るまでの間、4色目の色の印字処理を待つ構成にすれば
よい。この構成をとることで、より確実に紙幣等の偽造
防止を実現することができる。また、次に検出された複
写禁止マークが前の複写禁止マークで特定される複写禁
止マークとが異なる場合には、当該次に検出された複写
禁止マークに付されている方向及び距離の情報に基づい
て新たに複写禁止マークの検出を行えばよい。
【0019】
【発明の効果】本発明の画像形成装置では、第2検出手
段が複写禁止マーク内部に印刷されている他の複写禁止
マークの位置情報を検出する。第1検出手段は、第2検
出手段により検出される他の複写禁止マークの位置情報
に基づいて、当該他の複写禁止マークを迅速に検出する
ことができる。これにより、複写禁止マークの検出処理
にかかる時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、従来の複写機が検出する複写禁止
マークを示す図であり、(b)は、当該複写禁止マーク
の埋め込まれた紙幣を示す図である。
【図2】 (a)は、本実施例の複写機が検出する複写
禁止マークを示す図であり、(b)は、当該複写禁止マ
ークの埋め込まれた紙幣を示す図である。
【図3】 本実施例のデジタルカラー複写機の断面図で
ある。
【図4】 読取信号処理部20の処理ブロック図であ
る。
【図5】 読取信号処理部20に設けられている複写禁
止マーク検出部131の実行する複写禁止マーク検出処
理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
14…CCDカラーイメージセンサ 31…プリントヘッド部 131…複写禁止マーク検出部 132…ROM 133…パターンメモリ 134…画像メモリ 135…丸パターン検出部 136…パターンマッチング部 137…カウンタ部 138…制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像データを読み取る読取手段
    と、 複写禁止マークの画像データを記憶する第1メモリと、 第1メモリから複写禁止マークの画像データを読み出
    し、読取手段により読み取られた画像データから複写禁
    止マークを検出する第1検出手段と、 読取手段により読み取られた画像データに基づいて用紙
    上に画像を形成する画像形成手段と、 検出手段により複写禁止マークが検出された場合に、当
    該検出された複写禁止マークの画像データを記憶する第
    2メモリと、 第2メモリに格納された画像データから他の複写禁止マ
    ークの位置情報を検出する第2検出手段と、 第1検出手段により複写禁止マークが検出されない場
    合、上記画像形成手段による画像の形成を許可し、第1
    検出手段により検出された複写禁止マークが予め定めた
    数を越えた場合に上記画像形成手段による画像形成を禁
    止する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装
    置。
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