JPH0879325A - Qam信号の送受信方法及び送信・受信装置 - Google Patents

Qam信号の送受信方法及び送信・受信装置

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JPH0879325A
JPH0879325A JP6211300A JP21130094A JPH0879325A JP H0879325 A JPH0879325 A JP H0879325A JP 6211300 A JP6211300 A JP 6211300A JP 21130094 A JP21130094 A JP 21130094A JP H0879325 A JPH0879325 A JP H0879325A
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Japan
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signal
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carrier wave
qam
conversion means
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JP6211300A
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English (en)
Inventor
Kenji Katsumata
賢治 勝又
Tsutomu Noda
勉 野田
Toshinori Murata
敏則 村田
Himio Nakagawa
一三夫 中川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 QAM変調方式の信号配置を、データの誤り
率を低くすることができるように設定する。 【構成】 直列並列変換器2から配置変換器3を介して
供給される上位3ビットの信号と下位3ビットの信号は
夫々、非線形変換器15,16で非線形にかつ4ビット
の信号に変換され、D/A変換器4,5でアナログ信号
に変換された後、乗算器8,9で直角変調する。かかる
非線形変換器15,16の非線形な入出力特性により、
得られる直角変調波では、QAM変調でのコンスタレー
ション(信号配置)において、2ビットの信号が原点に
関して回転対称な位置に配置されるとともに、各象限間
の信号の距離を大きくすることができ、かかる信号間で
のビット誤り率を低くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送に係り、特
に、データを圧縮することによって伝送効率を高めるデ
ィジタル変調方式のデータの配置方法とその送受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】米国では、情報スーパーハイウェー構想
により全米に光ケーブルによるネットワークを用い、多
チャンネルのサービスのほか、家庭からも多くの情報を
送信することが可能な双方向型のサービスへ向けて様々
な技術開発が行なわれている。日本においても、郵政省
をはじめ、ケーブルTVのオペレータなども各種トライ
アルを開始しようとしている。
【0003】このようなサービスを可能とするのは、デ
ィジタル圧縮技術を用いて映像信号を充分に圧縮するこ
とが可能になったことが大きな要因である。しかし、デ
ィジタル変復調技術を用いることにより、伝送路上での
伝送効率が高まったことも大きく起因している。また、
これら2つの技術の向上のほかにも、誤り訂正技術など
の進歩もあり、これらの技術を用いることによって、ケ
ーブルによる双方向通信技術のみならず、衛星通信や地
上波放送などでも多チャンネル化が可能になりつつあ
る。
【0004】さて、上記ディジタル変調技術としては、
米国ATVで採用予定のVSB変調方式や衛星通信など
で用いられているQPSK変調方式をさらに多値化した
QAM変調方式、あるいは、欧州のオーディオ放送で採
用されているOFDM変調方式などを主なものとして上
げることができる。これらの変調方式は夫々固有の特徴
を持つが、ケーブルによる伝送では、一般的に、QAM
変調方式が使用されようとしている。
【0005】QAM変調方式は、搬送波の振幅と位相を
ディジタル値に応じて直交変調したものであり、理想的
には、256値QAMで8bits/Hzの伝送レートが得
られる。しかしながら、実際には、伝送路のC/Nなど
の影響もあり、伝送効率はもっと低くなる。高い伝送効
率を得るためには、伝送経路における誤り率を小さくす
ることも重要である。多値のデータ配置方法によってこ
の誤り率を小さくするための技術が、例えば「ディジタ
ル無線通信」(室谷正芳、山本平一著、産業図書)に記
載されている。
【0006】図8は16QAM変調でのコンスタレーシ
ョン(信号配置)を示している。16QAM変調では、
1つのシンボルで4ビットの信号を伝送できる。
【0007】図8において、正方形の枠内に示す数値は
信号の下位2ビットを示し、各象限の中央に記された数
値は上位2ビットを示す。原点からの距離が変調された
搬送波の振幅を表わし、原点を中心とした回転方向の角
度をこの搬送波の位相を表わしている。QAM変調方式
では、伝送経路で最も誤りが起こり易いものは、信号間
距離の小さい隣接して配置された信号(即ち、搬送波の
振幅と位相が最も近い信号)である。即ち、図8の第1
象限ではa点とb点、a点とc点は誤りが起こる確率が
高く、a点とd点は誤りが起こる確率が前者に比較して
小さい。これらは配置された信号間の距離によって決ま
る。
【0008】そこで、図8では、上記誤りの起こる確率
を考慮し、グレイ符号を用いることにより、隣接した信
号間では必ず1ビットの変化しかないように配置されて
いる。グレイ符号は隣接した信号間では1ビットの変化
しか起こらないように考慮されたものである。従って、
図8に示す例では、a点(1100)とb点(111
0)、あるいはb点(1110)とd点(1111)が
1ビットの変化しかない。従って、最も誤りが起こる確
率の高い隣接した信号間では、1ビットのビット誤りし
か起こらず、誤り訂正によって復元することができる可
能性が高くなる。
【0009】ところで、通常、QAM変調方式では、搬
送波を伝送しないため、復調側で再生した搬送波の位相
は確定せず、π/2ずつ位相の異なる4種類の搬送波の
いずれかとなる。図8のコンスタレーションでは、例え
ば、b点とe点が原点に関して回転対称でないため、
(××10)点と(××01)点は搬送波の位相によっ
て確定しない。この問題を解決した配置方法を図9に示
す。
【0010】図9では、下位2ビットが全て原点に関し
て回転対称の位置に配置されるようにしている。このた
め、搬送波の再生位相に関わらず、下位2ビットの復元
が可能となる。
【0011】以上は16QAMの場合であるが、さらに
多値化した場合にも、同様の現象が起こる。図10は、
64QAMの場合において、全ての隣接した信号間で起
きた誤りが1ビットの誤りとなるように配置したもので
あり、図11は同じく回転対称形に配置して回路の簡単
化を図ったものである。この場合には、a点とb点で誤
りが起きた場合には、4ビットの誤りが発生して問題が
大きい。
【0012】図12はこのような信号間配置と行なうた
めの一般的な64QAM変調器の基本構成を示すブロッ
ク図であって、1はデータ発生装置、12はQAM変調
された変調信号の出力端子、2は直並列変換器、4,5
はD/A変換器、6,7はLPF、14は搬送波発生
器、13は90°移相器、8,9は乗算器、10は加算
器、3は信号配置変換器、11は送信部である。
【0013】図12において、データ発生装置1から発
生される送信すべき変調信号のディジタルビットストリ
ーム信号は、直並列変換器2により6ビットのパラレル
信号に変換される。このパラレル信号は上位3ビットと
下位3ビットとに分割され、夫々配置変換器3に供給さ
れて図10のコンスタレーションとなるように信号変換
され、3ビットずつが夫々D/A変換器4,5によって
アナログ信号に変換される。D/A変換器4,5の出力
信号は、LPF6,7によって帯域制限された後、乗算
器8,9で変調を行なう。被変調波は搬送波発生器14
によって作成され、これが第1の搬送波として乗算器8
に供給され、また、この第1の搬送波が90°移相器1
3で90°移相されて第2の搬送波が形成され、乗算器
9に供給される。従って、第1の搬送波と第2の搬送波
は直交しており、乗算器8,9で変調された第1,第2
の搬送波は加算器10で多重され、送信部11によって
送信帯域に変換された後、64QAM変調波として出力
端子12から出力される。
【0014】このようにして、かかる64QAM変調器
を用いることにより、図10に示すコンスタレーション
をもつ変調された信号を作成することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、多
値のディジタル変調方式であるQAM変調方式の信号配
置を工夫することにより、データの誤り率を低くするこ
とができる。図8の例では、全ての隣接した信号は1ビ
ットの信号変化しかなく、ビット誤り率を低くすること
ができる。
【0016】しかしながら、図8に示した例では、下位
ビットの復元においても、搬送波との位相を考慮しなけ
ればならない。かかる問題を解決するようにした図9に
示す方法では、特定の隣接した信号間において、2ビッ
トの誤りが起きる可能性がある。即ち、図8に示した例
では、復調器の回路構成が非常に複雑になるという問題
があるし、図9に示した例では、ビット誤り特性に問題
がある。
【0017】本発明の目的は、かかる問題を解消し、簡
単な回路構成でビット誤り率の少ないコンスタレーショ
ンをもつQAM信号の送受信方法及び送信・受信装置を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディジタル信号を予め定められた規則に
従って数値変換する第1の配置変換手段と、該第1の配
置変換手段の出力信号を予め定められた特性に従って非
線形に変換する第1,第2の非線形変換手段と、該第
1,第2の非線形変換手段の出力信号を直交変換して伝
送する手段と、該伝送信号を受信して直交復調する復調
手段と、該復調手段の信号に該第1,第2の非線形手段
の逆特性をもつ第3、第4の非線形変換手段と、該第
3、第4の非線形手段出力信号から、予め定められた規
則に従って元の信号を作成する第2の配置変換手段を備
えることによって達成できる。
【0019】
【作用】該第1の配置変換手段は、QAM変調方式のコ
ンスタレーションにおいて、同一象限内での隣接した信
号で発生する誤りが1ビットとなるように信号配置を行
なう。該第1,第2の非線形変換手段は、異なった象限
間での隣接した信号間距離が、同一象限内における隣接
した信号間距離よりも大きくなるように該第1の配置変
換手段の出力信号に非線形な特性を持たせる。該第1,
第2の非線形変換手段の出力信号をQAM変調し伝送す
ると、QAM変調波のコンスタレーションは、象限間で
隣接した信号間の距離が象限内で隣接した信号間の距離
よりも長くなる配置となる。
【0020】受信装置は、伝送された信号をQAM復調
信号のスレショルドレベルを象限間と象限内で変えるこ
とによって正しく再生できる。該第3、第4の非線形変
換手段が変調側の第1,第2の非線形手段の逆の特性を
もって復調信号を変換し正しく元の信号を復元し、象限
間での隣接した符号間の誤りを軽減することにより、全
体のビット誤り率を低下することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるQAM信号の送受信方法の一実
施例におけるコンスタレーションを示す図である。
【0022】この実施例のコンスタレーションは、図1
に示すように、図11に示したコンスタレーションと基
本的に同一である。即ち、上位2ビットを除いて、原点
に関し回転対称の位置に配置をしている。従って、同一
象限内では、全ての隣接した信号間には1ビットの誤り
しか起こらない。
【0023】しかしながら、a点とb点のような2つの
象限間にまたがる信号の間には、図11の場合には、4
ビットもの誤りを起こす恐れがある。そこで、この実施
例では、2つの象限間にまたがって隣接した信号間の距
離を同じ象限内の隣接した信号間の距離よりも長くと
り、2つの象限間で符号の再生を誤る確率が小さくなる
ようにしている。
【0024】図2はかかる方法を用いた本発明による送
信装置の第1の実施例を示すブロック図であって、1
5,16は非線形変換器であり、図12に対応する部分
には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0025】図2において、非線形変換器15,16
は、入力信号を3ビット、出力信号を4ビットとする図
3に示すような非線形の入出力特性を有している。この
ような非線形の入出力変換はROMテーブルを用いた
り、あるいは論理回路で行なうことができる。非線形変
換器15,16の出力信号は夫々D/A変換器4,5で
非線形特性を持つアナログ信号に変換され、LPF6,
7を介して乗算器8,9に供給され、直交変調されて加
算器10で多重化され、変調出力信号が得られる。この
変調出力信号は図1に示したコンスタレーションをもっ
ている。
【0026】図4は図2に示した送信装置に対する本実
施例による64QAM信号の受信装置の一実施例を示す
ブロック図であって、18はQAM信号を受信して希望
信号を抽出する受信部、17は64QAM信号の入力端
子、32は復調信号の出力端子、19,20は乗算器、
23,24はLPF、25,26はA/D変換器、2
7,28は非線形変換器、29は配置変換器、30は並
直列変換器、22は搬送波再生器、21は90°移相
器、31は出力デバイスに合わせてビットストリーム信
号を変換して出力する出力装置である。
【0027】同図において、入力端子17から受信部1
8で受信された64QAM信号は乗算器19,20に供
給され、搬送波再生器22からの第1の再生搬送波とこ
れを90°移相器21で移相した第2の再生搬送波で夫
々4ビットの信号に復調され、A/D変換器27,28
でディジタル信号に変換される。これらディジタル化信
号は、図5に示すような図3に示した特性とは逆の非線
形な入出力特性を有する非線形変換器27,28によ
り、図2での非線形変換器15,16による変換前の3
ビットずつのディジタル信号に戻され、配置変換器2
9,並列直列変換器30により6ビットの元のビットス
トリーム信号に戻される。ここで、非線形変換器27,
28での図5に示す変換は、例えばROMなどによるテ
ーブルを用いたり、演算回路によって行なうことができ
る。
【0028】この実施例によって得られた64QAM変
調波は、象限内における信号間距離よりも、象限間にお
ける信号間距離が長くなっており、ビット誤り率を小さ
くすることができる。
【0029】また、非線形変換器15,16の特性を変
えることにより、任意の信号配置を得ることが可能とな
り、各信号点に対する符号配置に従ってビット誤り率を
低下させることができる。
【0030】さらに、ROMなどのデバイスを用いるこ
とにより、従来のQAM送信装置や受信装置に大きな回
路構成の変更を加えることなく、ビット誤り率を小さく
できるQAM変調波の送信装置と受信装置を提供でき
る。
【0031】図6は本発明による送信装置の他の実施例
を示すブロック図であって、33,34は非線形特性を
有するD/A変換器であり、図2に対応する部分には同
一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0032】同図において、この実施例は、図2におけ
る非線形変換器15とD/A変換器4との代わりに非線
形D/A変換器33を、図2における非線形変換器16
とD/A変換器5との代わりに非線形D/A変換器34
を夫々用いるものである。従って、これら非線形D/A
変換器33、34は、配置変換器3からの3ビットの入
力信号に対し、図3の縦軸に示した4ビットのディジタ
ル値に対するアナログ値の信号、即ち、アナログ信号を
出力する。
【0033】このような非線形D/A変換器33,34
としては、例えば、電流加算型のD/A変換器を用いる
ことができるが、この場合には、各ビットの抵抗比を、
最上位ビットをQ2、最下位ビットをQ0、これら間の
ビットをQ1として、Q2:Q1:Q0=1:5:10
の関係にすることにより、図3に示すような非線形特性
を持たせることができる。
【0034】この実施例によれば、図12に示したよう
な従来のQAM送信装置で、そのD/A変換器4,5を
非線形な特性をもつD/A変換器に変更するのみで、ビ
ット誤り率を小さくすることが可能なQAM送信装置を
提供できる効果がある。
【0035】図7は本発明による送信装置のさらに他の
実施例を示すブロック図であって、35,36は非線形
特性を有する増幅器であり、図2に対応する部分には同
一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0036】同図において、この実施例は、図2におけ
る非線形変換器15,16の代わりに、D/A変換器4
とLPF6との間に非線形特性の増幅器35を、D/A
変換器5とLPF7との間に非線形特性の増幅器36を
夫々設けたものである。
【0037】これら増幅器35,36は、入出力をアナ
ログ値としたときの図3に示すのと同様の非線形特性を
有しており、これにより、図1に示したようなコンスタ
レーションを得ることができる。なお、これら増幅器3
5,36は、LPF6,7と乗算器8,9との間に設け
てもよい。
【0038】この実施例によれば、図12に示したよう
な従来のQAM送信装置において、非線形な特性をもつ
増幅器を挿入するのみで、ビット誤り率を改善したQA
M送信装置を提供することができる。
【0039】以上の各実施例では、夫々直交変調するた
めの乗算器8、9の前段までに振幅特性に非線形性を持
たせることにより、図1に示したコンスタレーションが
得られて、誤り率を軽減することができる。
【0040】なお、図4に示した受信装置においても、
図6,図7に示した送信装置と同様に、非線形変換器2
7,28の代わりに、非線形な特性をもつA/D変換器
や非線形な特性をもつ増幅器を利用することができ、同
様にして、ビット誤り率を改善したQAM復調装置を提
供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
QAM変調波のコンスタレーションに非線形要素を加え
ることにより、ビット誤り率を改善することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるQAM信号の送受信方法の一実施
例におけるコンスタレーションを示す図である。
【図2】本発明によるQAM信号の送信装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図3】図2における非線形変換器の入出力特性を示す
特性図である。
【図4】本発明によるQAM信号の受信装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図5】図4における非線形変換器の入出力特性を示す
特性図である。
【図6】本発明によるQAM信号の送信装置の他の実施
例を示すブロック図である。
【図7】本発明によるQAM信号の送信装置のさらに他
の実施例を示すブロック図である。
【図8】従来のQAM信号の送受信方法におけるコンス
タレーションの一例を示す図である。
【図9】従来のQAM信号の送受信方法におけるコンス
タレーションの他の例を示す図である。
【図10】従来のQAM信号の送受信方法におけるコン
スタレーションのさらに他の例を示す図である。
【図11】従来のQAM信号の送受信方法におけるコン
スタレーションのさらに他の例を示す図である。
【図12】従来のQAM信号の送信装置の一例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 データ発生器 2 直列並列変換器 3 配列変換器 4,5 D/A変換器 6,7 LPF 8,9 乗算器 11 送信部 12 出力端子 13 90゜移相器 14 搬送波発生器 15,16 非線形変換器 17 入力端子 18 受信部 19,20 乗算器 21 90゜移相器 22 搬送波再生器 23,24 LPF 25,26 A/D変換器 27,28 非線形変換器 29 配置変換器 30 並列直列変換器 31 映像出力部 32 出力端子 33,34 非線形D/A変換器 35,36 非線形増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 一三夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号をQAM変調して伝送受
    信する送受信方法において、 少なくともQAM変調手段は、変調する信号を非線形に
    変換する第1の非線形変換手段を含み、 QAM復調手段は、該第1の非線形変換手段のほぼ逆特
    性を持つ第2の非線形変換手段を具備し、 QAM変調波の信号間距離を各符号間によって変え、ビ
    ット誤り率を低下させることを特徴とするQAM信号の
    送受信方法。
  2. 【請求項2】 ディジタル信号をQAM変調して伝送受
    信する送受信方法において、 少なくともQAM変調手段は、同一象限内においては、
    グレー符号を用いた信号配置を行ない、象限間において
    は、回転対称の位置に各符号を配置したQAM変調方法
    であり、 象限間の信号間距離を象限内の信号間距離よりも大きく
    したことを特徴とするQAM信号の送受信方法。
  3. 【請求項3】 ディジタル信号をQAM変調して伝送す
    るQAM信号の送信装置において、 少なくともQAM変調手段は、変調する信号を非線形に
    変換する非線形変換手段を具備し、 QAM変調波の信号間距離を各符号間により変え、ビッ
    ト誤り率を低下させることを特徴とするQAM信号の送
    信装置。
  4. 【請求項4】 QAM変調されたディジタル信号を受信
    し、元のディジタル信号を再生するQAM信号の受信装
    置において、 少なくともQAM復調手段は、各符号間で信号間距離の
    異なるQAM変調波を復調するための非線形変換手段を
    具備し、ビット誤り率を低下させることを特徴とするQ
    AM信号の受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 少なくとも送信するための信号をビットストリーム信号
    として出力するデータ発生手段と、 前記データ発生手段からのビットストリーム信号をパラ
    レル信号に変換する直並列変換手段と、 前記直並列変換手段の出力信号をあらかじめ定められた
    規則に従って数値変換する配置変換手段と、 前記配置変換手段の出力信号のNビットを入力して非線
    形変換を行なう第1の非線形変換手段と、 前記配置変換手段の出力信号のMビットを入力して非線
    形変換を行なう第2の非線形変換手段と、 該第1,第2の非線形変換手段の出力信号をアナログ信
    号に変換する第1,第2のD/A変換手段と、 第1の搬送波を発生する搬送波発生手段と、 該第1の搬送波の位相を変えて第2の搬送波を発生する
    移相手段と、 該第1の搬送波と該第1のD/A変換手段の出力信号と
    を乗算する第1の搬送波抑圧振幅変調手段と、 該第2の搬送波と該第2のD/A変換手段の出力信号と
    を乗算する第2の搬送波抑圧振幅変調手段と、 該第1,第2の搬送波抑圧振幅変調手段の出力信号を加
    算することによってQAM変調信号を得る加算手段と、 該加算手段の出力信号を送信するための送信手段とを備
    え、予め定められた信号間の距離を他の符号の信号間距
    離よりも長くして伝送することを特徴とするQAM信号
    の送信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 少なくとも入力された変調波から希望した変調波を選択
    する受信手段と、 第1の搬送波を再生する搬送波再生手段と、 該第1の搬送波の移相を変えて第2の搬送波を再生する
    移相手段と、 該受信手段の出力信号を該第1の搬送波で同期検波する
    第1の検波手段と、 該受信手段の出力信号を該第2の搬送波で同期検波する
    第2の検波手段と、 該第1,第2の検波手段の出力信号をディジタル値に変
    換する第1,第2のA/D変換手段と、 該第1,第2の検波手段の出力信号を非線形変換する第
    1,第2の非線形変換手段と、 該第1,第2の非線形変換手段の出力信号を予め定めら
    れた規則に従って数値変換する配置変換手段と、 該配置変換手段の出力信号をビットストリームに変換す
    る並直列変換手段と、 該ビットストリーム信号を再生可能な信号に変換して出
    力する出力手段とを備え、伝送されたビトストリーム信
    号を再生することを特徴とするQAM信号の受信装置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、 少なくとも送信するための信号をビットストリーム信号
    として出力するデータ発生手段と、 該データ発生手段からのビットストリーム信号をパラレ
    ル信号に変換する直並列変換手段と、 該直並列変換手段の出力信号を予め定められた規則に従
    って数値変換する配置変換手段と、 該配置変換手段の出力信号のNビットを入力して非線形
    な特性を持ったアナログ信号に変換する第1の非線形D
    /A変換手段と、 該配置変換手段の出力信号のMビットを入力して非線形
    な特性を持ったアナログ信号に変換する第2の非線形D
    /A変換手段と、 第1の搬送波を発生する搬送波発生手段と、 該第1の搬送波の位相を変えて第2の搬送波を発生する
    移相手段と、 該第1の搬送波と該第1の非線形D/A変換手段の出力
    信号とを乗算する第1の搬送波抑圧振幅変調手段と、 該第2の搬送波と該第2の非線形D/A変換手段の出力
    信号とを乗算する第2の搬送波抑圧振幅変調手段と、 該第1,第2の搬送波抑圧振幅変調手段の出力信号を加
    算するすることによってQAM変調信号を得る加算手段
    と、 該加算手段の出力信号を送信するための送信手段とを備
    え、予め定められた信号間の距離を他の符号の信号間距
    離よりも長くして伝送することを特徴とするQAM信号
    の送信装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 少なくとも入力された変調波から希望した変調波を選択
    する受信手段と、 第1の搬送波を再生する搬送波再生手段と、 該第1の搬送波の移相を変えて第2の搬送波を再生する
    移相手段と、 該受信手段の出力信号を第1の搬送波で同期検波する第
    1の検波手段と、 該受信手段の出力信号を第2の搬送波で同期検波する第
    2の検波手段と、 該第1,第2の検波手段の出力信号を非線形特性を持た
    せたディジタル値に変換する第1,第2の非線形A/D
    変換手段と、 該第1,第2の非線形A/D変換手段の出力信号を予め
    定められた規則に従って数値変換する配置変換手段と、 該配置変換手段の出力信号をビットストリームに変換す
    る並直列変換手段と、 該ビットストリーム信号を再生可能な信号に変換して出
    力する出力手段とを備え、伝送されたビトストリーム信
    号を再生することを特徴とするQAM信号の受信装置。
  9. 【請求項9】 請求項3において、 少なくとも送信するための信号をビットストリーム信号
    として出力するデータ発生手段と、 該データ発生手段からのビットストリーム信号をパラレ
    ル信号に変換する直並列変換手段と、 該直並列変換手段の出力信号を予め定められた規則に従
    って数値変換する配置変換手段と、 該配置変換手段の出力信号のNビットを入力してアナロ
    グ信号に変換する第1のD/A変換手段と、 該配置変換手段の出力信号のMビットを入力してアナロ
    グ信号に変換する第2のD/A変換手段と、 該第1,第2のD/A変換手段の出力信号を非線形特性
    を持たせて増幅する第1,第2の非線形増幅手段と、 第1の搬送波を発生する搬送波発生手段と、 該第1の搬送波の位相を変えて第2の搬送波を発生する
    移相手段と、 該第1の搬送波と該第1の非線形増幅手段の出力信号と
    を乗算する第1の搬送波抑圧振幅変調手段と、 該第2の搬送波と該第2の非線形増幅手段の出力信号と
    を乗算する第2の搬送波抑圧振幅変調手段と、 該第1,第2の搬送波抑圧振幅変調手段の出力信号を加
    算するすることによってQAM変調信号を得る加算手段
    と、 該加算手段の出力信号を送信するための送信手段とを備
    え、予め定められた信号間の距離を他の符号の信号間距
    離よりも長くして伝送することを特徴とするQAM信号
    の送信装置。
  10. 【請求項10】 請求項4において、 少なくとも入力された変調波から希望した変調波を選択
    する受信手段と、 第1の搬送波を再生する搬送波再生手段と、 該第1の搬送波の移相を変えて第2の搬送波を再生する
    移相手段と、 該受信手段の出力信号を第1の搬送波で同期検波する第
    1の検波手段と、 該受信手段の出力信号を第2の搬送波で同期検波する第
    2の検波手段と、 該第1,第2の検波手段の出力信号に非線形特性を持た
    せて増幅する第1,第2の増幅手段と、 該第1,第2の非線形増幅手段の出力信号をディジタル
    値に変換する第1,第2のA/D変換手段と、 該第1,第2のA/D変換手段の出力信号を予め定めら
    れた規則に従って数値変換する配置変換手段と、 該配置変換手段の出力信号をビットストリームに変換す
    る並直列変換手段と、 該ビットストリーム信号を再生可能な信号に変換して出
    力する出力手段とを備え、伝送されたビトストリーム信
    号を再生することを特徴とするQAM信号の受信装置。
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