JPH0879266A - バッファ制御装置 - Google Patents
バッファ制御装置Info
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- JPH0879266A JPH0879266A JP20953994A JP20953994A JPH0879266A JP H0879266 A JPH0879266 A JP H0879266A JP 20953994 A JP20953994 A JP 20953994A JP 20953994 A JP20953994 A JP 20953994A JP H0879266 A JPH0879266 A JP H0879266A
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- JP
- Japan
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- address
- storage area
- group
- data storage
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】信頼性の高い共通バッファ領域のバッファ制御
装置を提供する。 【構成】アドレス管理装置は、グループ分けされ蓄積さ
れた各空きアドレスの中から入力された情報データを記
憶するための記憶領域を示す空きアドレスを出力する空
きアドレス蓄積手段と、出力された空きアドレスを各出
力ポート別に管理する使用中アドレス管理手段と、使用
中アドレス管理手段から所望の出力ポートへ出力するた
めに読み出された情報データが記憶されている記憶領域
を示した使用済アドレスを出力する使用済アドレス出力
手段と、出力された使用済アドレスに対応するグループ
で管理されるように使用済アドレスを空きアドレス蓄積
手段に蓄積させる手段と、使用中アドレス管理手段で管
理されている空きアドレスの中に対応のないグループが
ある場合に、グループに対応する空きアドレス蓄積手段
に蓄積された空きアドレスを初期化する制御手段とを有
する。
装置を提供する。 【構成】アドレス管理装置は、グループ分けされ蓄積さ
れた各空きアドレスの中から入力された情報データを記
憶するための記憶領域を示す空きアドレスを出力する空
きアドレス蓄積手段と、出力された空きアドレスを各出
力ポート別に管理する使用中アドレス管理手段と、使用
中アドレス管理手段から所望の出力ポートへ出力するた
めに読み出された情報データが記憶されている記憶領域
を示した使用済アドレスを出力する使用済アドレス出力
手段と、出力された使用済アドレスに対応するグループ
で管理されるように使用済アドレスを空きアドレス蓄積
手段に蓄積させる手段と、使用中アドレス管理手段で管
理されている空きアドレスの中に対応のないグループが
ある場合に、グループに対応する空きアドレス蓄積手段
に蓄積された空きアドレスを初期化する制御手段とを有
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の出力先で共有す
るバッファ領域のバッファ制御装置に係り、例えば、A
TMセル(以下セルという)を交換するATM通信網の
交換機において交換機の出力ポート別にセルを共通セル
バッファ領域に蓄積する場合のバッファ制御装置に関す
る。
るバッファ領域のバッファ制御装置に係り、例えば、A
TMセル(以下セルという)を交換するATM通信網の
交換機において交換機の出力ポート別にセルを共通セル
バッファ領域に蓄積する場合のバッファ制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報通信システムは、現在の情報化社会
における重要な基盤技術となっており、今後ますますの
重要性が高まっていくことは確実である。従来より、高
度で多様なサービスを提供すべく様々な情報通信システ
ムが提案されている。とりわけ、情報をセルと呼ばれる
固定長パケットの形で交換するATM(Asynchr
onous Transfer Mode:非同期転送
モード)通信システムは、次世代通信システムの本命と
され、盛んに研究が進められている。
における重要な基盤技術となっており、今後ますますの
重要性が高まっていくことは確実である。従来より、高
度で多様なサービスを提供すべく様々な情報通信システ
ムが提案されている。とりわけ、情報をセルと呼ばれる
固定長パケットの形で交換するATM(Asynchr
onous Transfer Mode:非同期転送
モード)通信システムは、次世代通信システムの本命と
され、盛んに研究が進められている。
【0003】ATMセルを交換処理するATM交換機に
おいては、複数の入力ポートから入力されたセルが同時
にひとつの出力ポートへ向かうことがあるが、ひとつの
出力ポートからは一度にひとつのセルのみが出力可能で
あるため、出力ポートでのセルの衝突が発生し得る。そ
のため一般的なATM交換機は、待ち合わせとなったセ
ルを一時的に蓄積するために、セルバッファが出力ポー
ト毎に配置される。
おいては、複数の入力ポートから入力されたセルが同時
にひとつの出力ポートへ向かうことがあるが、ひとつの
出力ポートからは一度にひとつのセルのみが出力可能で
あるため、出力ポートでのセルの衝突が発生し得る。そ
のため一般的なATM交換機は、待ち合わせとなったセ
ルを一時的に蓄積するために、セルバッファが出力ポー
ト毎に配置される。
【0004】セルバッファ領域の活用方法のひとつであ
る共通バッファ方式は、セルバッファ領域を複数の出力
ポートに対して共通に利用する方法である。ある出力ポ
ートに向かうセルがバッファ内に大量に待ち合わせて
も、他の出力ポートへ向かうセルの待ち合わせ量が少な
ければバッファを融通し合うことができる。
る共通バッファ方式は、セルバッファ領域を複数の出力
ポートに対して共通に利用する方法である。ある出力ポ
ートに向かうセルがバッファ内に大量に待ち合わせて
も、他の出力ポートへ向かうセルの待ち合わせ量が少な
ければバッファを融通し合うことができる。
【0005】図9は、従来の共通バッファ型ATMスイ
ッチのバッファ制御装置の構成を示したものである。入
力ポート11より入力されたセルは、セル多重部12に
て多重化されバッファ領域18に蓄積される。バッファ
領域18は複数のデータ蓄積領域19に分割されてお
り、1セル分のデータ蓄積領域毎にひとつずつアドレス
が振られているとする。
ッチのバッファ制御装置の構成を示したものである。入
力ポート11より入力されたセルは、セル多重部12に
て多重化されバッファ領域18に蓄積される。バッファ
領域18は複数のデータ蓄積領域19に分割されてお
り、1セル分のデータ蓄積領域毎にひとつずつアドレス
が振られているとする。
【0006】データ蓄積領域19のアドレスはバッファ
制御装置30によって管理される。バッファ制御装置3
0は、空きデータ蓄積領域管理部31及び使用中データ
蓄積領域管理部32からなっている。
制御装置30によって管理される。バッファ制御装置3
0は、空きデータ蓄積領域管理部31及び使用中データ
蓄積領域管理部32からなっている。
【0007】バッファ領域18にセルが全く蓄積されて
いない状態では、全てのアドレスは空きデータ蓄積領域
管理部31にあり、使用中データ蓄積領域管理部32に
は存在しない。
いない状態では、全てのアドレスは空きデータ蓄積領域
管理部31にあり、使用中データ蓄積領域管理部32に
は存在しない。
【0008】セル入力時には、そのセルを蓄積するため
の空きアドレス33が空きデータ蓄積領域管理部31よ
り出力される。空きアドレス33は使用中データ蓄積領
域管理部32に移動する。移動するというのは、空きデ
ータ蓄積領域管理部31にそのアドレスは存在しなくな
り、代わりに使用中データ蓄積領域管理部32に存在す
るようになるということである。
の空きアドレス33が空きデータ蓄積領域管理部31よ
り出力される。空きアドレス33は使用中データ蓄積領
域管理部32に移動する。移動するというのは、空きデ
ータ蓄積領域管理部31にそのアドレスは存在しなくな
り、代わりに使用中データ蓄積領域管理部32に存在す
るようになるということである。
【0009】使用中データ蓄積領域管理部32には、A
TMスイッチの出力ポート17に対応した使用中アドレ
ス管理手段38があり、セルを蓄積しているデータ蓄積
領域のアドレスと出力ポートとの対応関係を管理する。
TMスイッチの出力ポート17に対応した使用中アドレ
ス管理手段38があり、セルを蓄積しているデータ蓄積
領域のアドレスと出力ポートとの対応関係を管理する。
【0010】セル出力時には、使用中データ蓄積領域管
理部32がバッファ領域管理部14へ出力アドレス35
を出力することにより出力すべきセルを選択する。バッ
ファ領域管理部14より出力されたセルは、セル分離部
16にて出力ポート17別に分離されて外部に出力され
る。
理部32がバッファ領域管理部14へ出力アドレス35
を出力することにより出力すべきセルを選択する。バッ
ファ領域管理部14より出力されたセルは、セル分離部
16にて出力ポート17別に分離されて外部に出力され
る。
【0011】セルの出力が終了すると、そのセルが蓄積
されていたアドレスである使用済アドレス36が使用中
データ蓄積領域管理部32より空きデータ蓄積領域管理
部31へ移動する。
されていたアドレスである使用済アドレス36が使用中
データ蓄積領域管理部32より空きデータ蓄積領域管理
部31へ移動する。
【0012】空きデータ蓄積領域管理部31は全ての出
力ポートで共通に空きアドレスを管理するひとつの空き
アドレス管理手段37を持つ。以上のようにデータ蓄積
領域19のアドレスは、セルを入力しデータ蓄積領域の
使用を開始する時に空きデータ蓄積領域管理部31から
使用中データ蓄積領域管理部32へ移動し、セルの出力
が終了しデータ蓄積領域を開放する時に使用中データ蓄
積領域管理部から空きデータ蓄積領域管理部へ移動す
る。このようにすることによって、すでにセルが蓄積さ
れているデータ蓄積領域に、新たなセルを上書きしてし
まったり、一度出力したはずのセルを再び出力してしま
ったりといったことなく、共通バッファ方式のアドレス
管理が可能になる。
力ポートで共通に空きアドレスを管理するひとつの空き
アドレス管理手段37を持つ。以上のようにデータ蓄積
領域19のアドレスは、セルを入力しデータ蓄積領域の
使用を開始する時に空きデータ蓄積領域管理部31から
使用中データ蓄積領域管理部32へ移動し、セルの出力
が終了しデータ蓄積領域を開放する時に使用中データ蓄
積領域管理部から空きデータ蓄積領域管理部へ移動す
る。このようにすることによって、すでにセルが蓄積さ
れているデータ蓄積領域に、新たなセルを上書きしてし
まったり、一度出力したはずのセルを再び出力してしま
ったりといったことなく、共通バッファ方式のアドレス
管理が可能になる。
【0013】ここで、この移動を繰り返すデータ蓄積領
域アドレスが、移動時に誤って消失してしまったことを
考えてみる。消失したアドレスは、空きデータ蓄積領域
管理部にも、使用中データ蓄積領域管理部にも存在しな
い。
域アドレスが、移動時に誤って消失してしまったことを
考えてみる。消失したアドレスは、空きデータ蓄積領域
管理部にも、使用中データ蓄積領域管理部にも存在しな
い。
【0014】空きデータ蓄積領域管理部にアドレスがな
いということは、そのアドレスは、セルの入力時に使用
されることがないということである。また、使用中デー
タ蓄積領域管理部にアドレスがないということは、バッ
ファ領域のそのアドレスのデータ蓄積領域は空きに変化
することがないということである。
いということは、そのアドレスは、セルの入力時に使用
されることがないということである。また、使用中デー
タ蓄積領域管理部にアドレスがないということは、バッ
ファ領域のそのアドレスのデータ蓄積領域は空きに変化
することがないということである。
【0015】このように、データ蓄積領域アドレスが一
度消失してしまうとそのアドレスに対応したデータ蓄積
領域は2度と使われることがないため、使用できるバッ
ファ領域の大きさが小さくなる。例えばATMスイッチ
の場合ならば、バッファ領域の大きさが小さくなれば、
スイッチのセル廃棄率特性が悪くなり、通信網を利用し
ているユーザーに提供しなければならない通信品質の保
証が不可能になるという問題が発生し得る。
度消失してしまうとそのアドレスに対応したデータ蓄積
領域は2度と使われることがないため、使用できるバッ
ファ領域の大きさが小さくなる。例えばATMスイッチ
の場合ならば、バッファ領域の大きさが小さくなれば、
スイッチのセル廃棄率特性が悪くなり、通信網を利用し
ているユーザーに提供しなければならない通信品質の保
証が不可能になるという問題が発生し得る。
【0016】このデータ蓄積領域アドレスにエラーが発
生する確率は非常に低いがゼロではない。異常状態を検
出する方法や復旧する方法がなければ、特に、長期間ノ
ンストップで動作を続けるATM交換機などの場合に
は、一度異常状態になったとすると長時間に渡って性能
が低下し続けることになり、システムの信頼性の観点に
おいて大きな問題であった。
生する確率は非常に低いがゼロではない。異常状態を検
出する方法や復旧する方法がなければ、特に、長期間ノ
ンストップで動作を続けるATM交換機などの場合に
は、一度異常状態になったとすると長時間に渡って性能
が低下し続けることになり、システムの信頼性の観点に
おいて大きな問題であった。
【0017】この問題点に関連する対応策として、従来
1993年電子情報通信学会秋季大会B−402“AT
MSWにおけるバッファ管理法の一提案”などの検討が
なされていた。これは各データ蓄積領域に、セル蓄積待
ち状態かセル出力待ち状態のどちらの状態であるかを示
すビットを設け、実際にデータ蓄積領域にセルを蓄積す
る時とデータ蓄積領域よりセルを出力する時にそのビッ
トの整合性を確認する方法である。しかし、この方式に
おいてはアドレスが消失してしまうと状態を示すビット
の整合性を確認する機会がないためエラーを検出するこ
とができないという欠点があった。このように従来の検
討はアドレス情報が完全に消失してしまった後について
は有効ではなく、その場合の復旧方法については現在ま
で有効な方法がなかった。
1993年電子情報通信学会秋季大会B−402“AT
MSWにおけるバッファ管理法の一提案”などの検討が
なされていた。これは各データ蓄積領域に、セル蓄積待
ち状態かセル出力待ち状態のどちらの状態であるかを示
すビットを設け、実際にデータ蓄積領域にセルを蓄積す
る時とデータ蓄積領域よりセルを出力する時にそのビッ
トの整合性を確認する方法である。しかし、この方式に
おいてはアドレスが消失してしまうと状態を示すビット
の整合性を確認する機会がないためエラーを検出するこ
とができないという欠点があった。このように従来の検
討はアドレス情報が完全に消失してしまった後について
は有効ではなく、その場合の復旧方法については現在ま
で有効な方法がなかった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、出
力で共通に使用するバッファ領域のアドレス管理では、
アドレス情報が完全に消失してしまうという異常状態が
発生した場合に、その異常状態の検出方法や復旧方法に
有効な方法がないという問題点があった。本発明は上述
の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、異常があっても確実に自動的に復旧する信頼性の高
いバッファ領域制御装置を提供することである。
力で共通に使用するバッファ領域のアドレス管理では、
アドレス情報が完全に消失してしまうという異常状態が
発生した場合に、その異常状態の検出方法や復旧方法に
有効な方法がないという問題点があった。本発明は上述
の点に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、異常があっても確実に自動的に復旧する信頼性の高
いバッファ領域制御装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、入力された異なる出力ポート宛の
情報データをアドレス管理装置によって定められたアド
レスで示される共通バッファ内の記憶領域に記憶すると
共に、記憶された情報データを読み出して、所望の出力
ポートに出力するバッファ制御装置において、アドレス
管理装置は、グループ分けされ蓄積された各空きアドレ
スの中から入力された情報データを記憶するための記憶
領域を示す空きアドレスを出力する空きアドレス蓄積手
段と、出力された空きアドレスを各出力ポート別に管理
する使用中アドレス管理手段と、使用中アドレス管理手
段から所望の出力ポートへ出力するために読み出された
情報データが記憶されている記憶領域を示した使用済ア
ドレスを出力する使用済アドレス出力手段と、出力され
た使用済アドレスに対応するグループで管理されるよう
に使用済アドレスを空きアドレス蓄積手段に蓄積させる
手段と、使用中アドレス管理手段で管理されている空き
アドレスの中に対応のないグループがある場合に、該グ
ループに対応する空きアドレス蓄積手段に蓄積された空
きアドレス全てを初期化する制御手段とを有することを
特徴とするものである。
に本発明においては、入力された異なる出力ポート宛の
情報データをアドレス管理装置によって定められたアド
レスで示される共通バッファ内の記憶領域に記憶すると
共に、記憶された情報データを読み出して、所望の出力
ポートに出力するバッファ制御装置において、アドレス
管理装置は、グループ分けされ蓄積された各空きアドレ
スの中から入力された情報データを記憶するための記憶
領域を示す空きアドレスを出力する空きアドレス蓄積手
段と、出力された空きアドレスを各出力ポート別に管理
する使用中アドレス管理手段と、使用中アドレス管理手
段から所望の出力ポートへ出力するために読み出された
情報データが記憶されている記憶領域を示した使用済ア
ドレスを出力する使用済アドレス出力手段と、出力され
た使用済アドレスに対応するグループで管理されるよう
に使用済アドレスを空きアドレス蓄積手段に蓄積させる
手段と、使用中アドレス管理手段で管理されている空き
アドレスの中に対応のないグループがある場合に、該グ
ループに対応する空きアドレス蓄積手段に蓄積された空
きアドレス全てを初期化する制御手段とを有することを
特徴とするものである。
【0020】
【作用】アドレス管理装置の空きアドレス蓄積手段で管
理している空きアドレスは、グループ分けされているの
で、使用されなくなったアドレスが発生したとしても、
制御手段が、各グループに対応する空きアドレスを初期
化できる。これによって、使用されなくなったアドレス
を復活させ、使用可能にできるので、共通バッファ記憶
領域を有効に利用できる。
理している空きアドレスは、グループ分けされているの
で、使用されなくなったアドレスが発生したとしても、
制御手段が、各グループに対応する空きアドレスを初期
化できる。これによって、使用されなくなったアドレス
を復活させ、使用可能にできるので、共通バッファ記憶
領域を有効に利用できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例として、本発明のバ
ッファ制御装置をATM交換機に応用した場合について
図面を用いて説明する。図1は、共通バッファ型ATM
スイッチに本発明のバッファ制御装置20を適用した構
成を表したものである。セル多重部12、セル分離部1
6、バッファ領域管理部14の構成は、1991年電子
情報通信学会春季全国大会B−462“8入力8出力共
通バッファ方式ATMスイッチLSIの開発−高速化手
法及びLSI設計−”などですでに公知である。
ッファ制御装置をATM交換機に応用した場合について
図面を用いて説明する。図1は、共通バッファ型ATM
スイッチに本発明のバッファ制御装置20を適用した構
成を表したものである。セル多重部12、セル分離部1
6、バッファ領域管理部14の構成は、1991年電子
情報通信学会春季全国大会B−462“8入力8出力共
通バッファ方式ATMスイッチLSIの開発−高速化手
法及びLSI設計−”などですでに公知である。
【0022】入力ポート11より入力されたセルは、セ
ル多重部12にて多重化されバッファ領域18に蓄積さ
れる。バッファ領域18は複数のデータ蓄積領域19に
分割されており、1セル分のデータ蓄積領域毎にひとつ
ずつアドレスが振られているとする。
ル多重部12にて多重化されバッファ領域18に蓄積さ
れる。バッファ領域18は複数のデータ蓄積領域19に
分割されており、1セル分のデータ蓄積領域毎にひとつ
ずつアドレスが振られているとする。
【0023】データ蓄積領域19のアドレスはバッファ
制御装置20によって管理される。バッファ制御装置2
0は、空きデータ蓄積領域管理部21及び使用中データ
蓄積領域管理部22からなっている。
制御装置20によって管理される。バッファ制御装置2
0は、空きデータ蓄積領域管理部21及び使用中データ
蓄積領域管理部22からなっている。
【0024】バッファ領域18にセルが全く蓄積されて
いない状態では、全てのアドレスは空きデータ蓄積領域
管理部21にあり、使用中データ蓄積領域管理部22に
は存在しない。
いない状態では、全てのアドレスは空きデータ蓄積領域
管理部21にあり、使用中データ蓄積領域管理部22に
は存在しない。
【0025】セル入力時には、そのセルを蓄積するため
の空きアドレス23が空きデータ蓄積領域管理部21よ
り出力される。空きアドレスは空きアドレス伝送路23
を介して使用中データ蓄積領域管理部22に移動する。
移動するというのは、空きデータ蓄積領域管理部21に
そのアドレスは存在しなくなり、代わりに使用中データ
蓄積領域管理部22に存在するようになるということで
ある。
の空きアドレス23が空きデータ蓄積領域管理部21よ
り出力される。空きアドレスは空きアドレス伝送路23
を介して使用中データ蓄積領域管理部22に移動する。
移動するというのは、空きデータ蓄積領域管理部21に
そのアドレスは存在しなくなり、代わりに使用中データ
蓄積領域管理部22に存在するようになるということで
ある。
【0026】使用中データ蓄積領域管理部22には、A
TMスイッチの出力ポート17に対応した使用中アドレ
ス管理手段28があり、セルを蓄積しているデータ蓄積
領域19のアドレスと出力ポートとの対応関係を管理す
る。
TMスイッチの出力ポート17に対応した使用中アドレ
ス管理手段28があり、セルを蓄積しているデータ蓄積
領域19のアドレスと出力ポートとの対応関係を管理す
る。
【0027】セル出力時には、使用中データ蓄積領域管
理部22がバッファ領域管理部14へ出力アドレス25
を出力することにより出力すべきセルを選択する。バッ
ファ領域管理部14より出力されたセルは、セル分離部
16にて出力ポート17別に分離されて外部に出力され
る。
理部22がバッファ領域管理部14へ出力アドレス25
を出力することにより出力すべきセルを選択する。バッ
ファ領域管理部14より出力されたセルは、セル分離部
16にて出力ポート17別に分離されて外部に出力され
る。
【0028】セルの出力が終了すると、そのセルが蓄積
されていたアドレスである使用済アドレスが使用済アド
レス伝送路26を介して使用中データ蓄積領域管理部2
2より空きデータ蓄積領域管理部21へ移動する。
されていたアドレスである使用済アドレスが使用済アド
レス伝送路26を介して使用中データ蓄積領域管理部2
2より空きデータ蓄積領域管理部21へ移動する。
【0029】本発明のバッファ制御装置は従来のもの
と、この空きデータ蓄積領域管理部21の構成が大きく
異なる。本発明の空きデータ蓄積領域管理部21はバッ
ファ領域を後述するようにデータ蓄積領域のアドレスに
より分類される複数のグループに分割して、そのグルー
プ毎に管理している。以降、そのグループをアドレスグ
ループと呼ぶ。空きデータ蓄積領域管理部は、アドレス
グループに対応して空きアドレス管理手段27を持つ。
空きデータ蓄積領域管理部21へ移動した使用済アド
レス26は、それが属するアドレスグループに対応した
空きアドレス管理手段27により監理される。そして前
に述べたように新たに入力されたセルを蓄積するための
アドレスとして再使用される。つまり各空きアドレス管
理手段27は対応するアドレスグループのアドレスの中
で空きであるアドレスを管理する。
と、この空きデータ蓄積領域管理部21の構成が大きく
異なる。本発明の空きデータ蓄積領域管理部21はバッ
ファ領域を後述するようにデータ蓄積領域のアドレスに
より分類される複数のグループに分割して、そのグルー
プ毎に管理している。以降、そのグループをアドレスグ
ループと呼ぶ。空きデータ蓄積領域管理部は、アドレス
グループに対応して空きアドレス管理手段27を持つ。
空きデータ蓄積領域管理部21へ移動した使用済アド
レス26は、それが属するアドレスグループに対応した
空きアドレス管理手段27により監理される。そして前
に述べたように新たに入力されたセルを蓄積するための
アドレスとして再使用される。つまり各空きアドレス管
理手段27は対応するアドレスグループのアドレスの中
で空きであるアドレスを管理する。
【0030】以上のようにアドレスは空きデータ蓄積領
域管理部21と使用中データ蓄積領域管理部22との間
において移動を繰り返す。もし、いくつかのアドレスが
何かの異常により空きデータ蓄積領域管理部21と使用
中データ蓄積領域管理部22の両方から消失してしまっ
た場合、それらのアドレスに対応したデータ蓄積領域は
使用することができず、バッファ領域が小さくなったの
と等価な状態になる。この状態ではシステムの性能を十
分に発揮することができない。したがって、この状態が
継続することを防止する機構を設けることが望まれる。
本発明は次のような構成にしてこの問題を解決した。
域管理部21と使用中データ蓄積領域管理部22との間
において移動を繰り返す。もし、いくつかのアドレスが
何かの異常により空きデータ蓄積領域管理部21と使用
中データ蓄積領域管理部22の両方から消失してしまっ
た場合、それらのアドレスに対応したデータ蓄積領域は
使用することができず、バッファ領域が小さくなったの
と等価な状態になる。この状態ではシステムの性能を十
分に発揮することができない。したがって、この状態が
継続することを防止する機構を設けることが望まれる。
本発明は次のような構成にしてこの問題を解決した。
【0031】バッファ制御装置20は、後述する方法に
よって、使用中データ蓄積領域管理部22に、あるアド
レスグループのアドレスがひとつもないと判断できる状
態にする。もしくはバッファの使用状況により自然にそ
のような状態になる場合もある。もし、あるアドレスグ
ループのアドレスがひとつもない状態になったら、その
アドレスグループを管理する空きアドレス管理手段には
そのアドレスグループの全てのアドレスが存在するはず
である。
よって、使用中データ蓄積領域管理部22に、あるアド
レスグループのアドレスがひとつもないと判断できる状
態にする。もしくはバッファの使用状況により自然にそ
のような状態になる場合もある。もし、あるアドレスグ
ループのアドレスがひとつもない状態になったら、その
アドレスグループを管理する空きアドレス管理手段には
そのアドレスグループの全てのアドレスが存在するはず
である。
【0032】本発明はここに着目して、この状態をバッ
ファ領域制御装置20が判断し、そのアドレスグループ
を管理する空きアドレス管理手段を初期化することを特
徴とする。今ここで、消失したアドレスがあるひとつの
アドレスグループに属していたとする。使用中データ蓄
積領域管理部にそのアドレスグループのアドレスが、消
失したアドレスを含めて、ひとつもないことを何らかの
方法で確かめることができれば、空きデータ蓄積領域管
理部のそのアドレスグループに対応する空きアドレス管
理手段を初期化することにより、そのアドレスグループ
の消失したアドレスを再生することができる。
ファ領域制御装置20が判断し、そのアドレスグループ
を管理する空きアドレス管理手段を初期化することを特
徴とする。今ここで、消失したアドレスがあるひとつの
アドレスグループに属していたとする。使用中データ蓄
積領域管理部にそのアドレスグループのアドレスが、消
失したアドレスを含めて、ひとつもないことを何らかの
方法で確かめることができれば、空きデータ蓄積領域管
理部のそのアドレスグループに対応する空きアドレス管
理手段を初期化することにより、そのアドレスグループ
の消失したアドレスを再生することができる。
【0033】以下、空きアドレス管理手段27と使用中
アドレス管理手段のアドレス管理手段の一構成について
説明する。空きアドレス管理手段と使用中アドレス管理
手段の基本構成は同じでよい。これらアドレス管理手段
は、例えば図2,図3,図4,図6に示したように実現
すればよい。図2,図3,図4,図6は、ポインタチェ
ーンを作ってアドレスのFIFO(First In
First Out)を構成している例である。(本発
明のアドレス管理手段はFIFOだけでなく、LIFO
(Last In First Out)などその他の
構成でも有効に作用する。) 図2は、FIFOを構成するアドレス管理手段の、ある
状態を図示したものである。このアドレス管理手段は、
ここでは仮にQ2というアドレス管理手段識別名だとし
ている。
アドレス管理手段のアドレス管理手段の一構成について
説明する。空きアドレス管理手段と使用中アドレス管理
手段の基本構成は同じでよい。これらアドレス管理手段
は、例えば図2,図3,図4,図6に示したように実現
すればよい。図2,図3,図4,図6は、ポインタチェ
ーンを作ってアドレスのFIFO(First In
First Out)を構成している例である。(本発
明のアドレス管理手段はFIFOだけでなく、LIFO
(Last In First Out)などその他の
構成でも有効に作用する。) 図2は、FIFOを構成するアドレス管理手段の、ある
状態を図示したものである。このアドレス管理手段は、
ここでは仮にQ2というアドレス管理手段識別名だとし
ている。
【0034】図に示すように、アドレス管理手段毎に、
先頭アドレス50(Q2.headと呼ぶ。以降、カッ
コ内に説明上の名前を示す)、末尾アドレス51(Q
2.tail)、長さゼロフラグ52(Q2.zer
o)、先頭シーケンス番号53(Q2.hseq)、末
尾シーケンス番号54(Q2.tseq)がある。
先頭アドレス50(Q2.headと呼ぶ。以降、カッ
コ内に説明上の名前を示す)、末尾アドレス51(Q
2.tail)、長さゼロフラグ52(Q2.zer
o)、先頭シーケンス番号53(Q2.hseq)、末
尾シーケンス番号54(Q2.tseq)がある。
【0035】アドレスを管理するためにさらにポインタ
用メモリ58がある。ひとつのポインタ用メモリ58
を、全てのアドレス管理手段が共通に使用してよい。ポ
インタ用メモリはバッファ領域のデータ蓄積領域の数と
等しいアドレス数を持ち、バッファ領域の一部にあって
もよいし、ポインタ用メモリ専用のメモリを用意しても
よい。
用メモリ58がある。ひとつのポインタ用メモリ58
を、全てのアドレス管理手段が共通に使用してよい。ポ
インタ用メモリはバッファ領域のデータ蓄積領域の数と
等しいアドレス数を持ち、バッファ領域の一部にあって
もよいし、ポインタ用メモリ専用のメモリを用意しても
よい。
【0036】ポインタ用メモリの各アドレスにはシーケ
ンス番号55(アドレスxのシーケンス番号領域を、P
MEM[x].seqと呼ぶ。以降、カッコ内に説明上
の名前を示す)、アドレス管理手段識別56(PMEM
[x].id)、次にアドレス57(PMEM[x].
seq)を記憶する領域がある。
ンス番号55(アドレスxのシーケンス番号領域を、P
MEM[x].seqと呼ぶ。以降、カッコ内に説明上
の名前を示す)、アドレス管理手段識別56(PMEM
[x].id)、次にアドレス57(PMEM[x].
seq)を記憶する領域がある。
【0037】各アドレス管理手段は、ポインタのチェー
ンを作っており、その先頭と末尾は、アドレス管理手段
毎に管理している先頭アドレス50(head)、末尾
アドレス51(tail)に記憶される。ポインタチェ
ーンの長さがゼロかどうかは、長さゼロフラグ52(z
ero)に記憶される。
ンを作っており、その先頭と末尾は、アドレス管理手段
毎に管理している先頭アドレス50(head)、末尾
アドレス51(tail)に記憶される。ポインタチェ
ーンの長さがゼロかどうかは、長さゼロフラグ52(z
ero)に記憶される。
【0038】アドレス管理手段の誤りを検出するための
方法のひとつとして、ここではポインタチェーンにシー
ケンス番号を用いる例を示した。アドレス管理手段毎に
管理している先頭シーケンス番号53(hseq)は、
ポインタチェーンの先頭のシーケンス番号の期待値を記
憶し、末尾シーケンス番号54(tseq)は、新たに
ポインタチェーンにアドレスを追加する際に付加するシ
ーケンス番号を計算するためのポインタチェーンの末尾
のシーケンス番号を記憶する。
方法のひとつとして、ここではポインタチェーンにシー
ケンス番号を用いる例を示した。アドレス管理手段毎に
管理している先頭シーケンス番号53(hseq)は、
ポインタチェーンの先頭のシーケンス番号の期待値を記
憶し、末尾シーケンス番号54(tseq)は、新たに
ポインタチェーンにアドレスを追加する際に付加するシ
ーケンス番号を計算するためのポインタチェーンの末尾
のシーケンス番号を記憶する。
【0039】ポインタ用メモリ58のアドレス管理手段
識別56(id)は、そのアドレスが現在どのアドレス
管理手段によって管理されているのかを書き込む領域
で、これもシーケンス番号55(seq)とともにアド
レス管理手段の誤りを検査するために用いられる。
識別56(id)は、そのアドレスが現在どのアドレス
管理手段によって管理されているのかを書き込む領域
で、これもシーケンス番号55(seq)とともにアド
レス管理手段の誤りを検査するために用いられる。
【0040】図2のポインタ用メモリにおいて、空欄の
領域があるが、これは、このアドレス管理手段Q2が図
2の状態において使用していない領域である。この領域
を他のアドレス管理手段が使用することがある。
領域があるが、これは、このアドレス管理手段Q2が図
2の状態において使用していない領域である。この領域
を他のアドレス管理手段が使用することがある。
【0041】図3は、図2(a)のポインタチェーンを
矢印で描き直したものである。図2(b)に示したFI
FOを表す模式図59はこのアドレス管理手段の状態を
模式的に表している。以降の、図3(a)(b)、図4
(a)(b)、図6(a)(b)では、同様に模式図と
ポインタチェーンを矢印で描き直した図を用いて説明す
る。図2,図3においてFIFOの先頭は、先頭アドレ
ス50(Q2.head)が指しているアドレスであり
アドレス=8になる。ポインタ用メモリのアドレス=8
にある次アドレス領域PMEM[8].nextは、F
IFOの次のアドレス=10を指している。ポインタ用
メモリのアドレス=10にある次アドレス領域PMEM
[10].nextは、FIFOの次のアドレス=11
を指している。このようにポインタチェーンによりFI
FOが構成されている。FIFOの末尾は、末尾アドレ
ス51(Q2.tail)が指しているアドレス=7に
なる。
矢印で描き直したものである。図2(b)に示したFI
FOを表す模式図59はこのアドレス管理手段の状態を
模式的に表している。以降の、図3(a)(b)、図4
(a)(b)、図6(a)(b)では、同様に模式図と
ポインタチェーンを矢印で描き直した図を用いて説明す
る。図2,図3においてFIFOの先頭は、先頭アドレ
ス50(Q2.head)が指しているアドレスであり
アドレス=8になる。ポインタ用メモリのアドレス=8
にある次アドレス領域PMEM[8].nextは、F
IFOの次のアドレス=10を指している。ポインタ用
メモリのアドレス=10にある次アドレス領域PMEM
[10].nextは、FIFOの次のアドレス=11
を指している。このようにポインタチェーンによりFI
FOが構成されている。FIFOの末尾は、末尾アドレ
ス51(Q2.tail)が指しているアドレス=7に
なる。
【0042】図4は、図3の状態から、アドレスをひと
つ取り出した状態を図示したものである。この例では、
図3において、先頭アドレスQ2.headが指してい
たアドレス=8が取り出されている。アドレスをFIF
Oより取り出すときには、新たなFIFOの状態に整合
するようにポインタチェーンの一部を変更しなければな
らない。
つ取り出した状態を図示したものである。この例では、
図3において、先頭アドレスQ2.headが指してい
たアドレス=8が取り出されている。アドレスをFIF
Oより取り出すときには、新たなFIFOの状態に整合
するようにポインタチェーンの一部を変更しなければな
らない。
【0043】図5に、Q2とうアドレス管理手段よりア
ドレスを取り出す手順をフローチャートにまとめたもの
を示す。まず、Q2.zeroがチェーンの長さがゼロ
であることを示しているかどうかをチェックする(S1
1)。もし長さがゼロである場合には、アドレス管理手
段Q2の管理しているFIFOは空であるためアドレス
を取り出すことはできない(S13)。
ドレスを取り出す手順をフローチャートにまとめたもの
を示す。まず、Q2.zeroがチェーンの長さがゼロ
であることを示しているかどうかをチェックする(S1
1)。もし長さがゼロである場合には、アドレス管理手
段Q2の管理しているFIFOは空であるためアドレス
を取り出すことはできない(S13)。
【0044】長さがゼロでない場合は、取り出しアドレ
スを決める。取り出しアドレスとは、アドレス管理手段
Q2の管理しているFIFOから取り出すアドレスであ
る。これは、ポインタチェーンの先頭であるQ2.he
adになる(S12)。
スを決める。取り出しアドレスとは、アドレス管理手段
Q2の管理しているFIFOから取り出すアドレスであ
る。これは、ポインタチェーンの先頭であるQ2.he
adになる(S12)。
【0045】さらに、ポインタチェーンの長さが1かど
うかを検査する。これは、Q2.headとQ2.ta
ilが一致しているかどうかで検査することができる
(S14)。もし、ポインタチェーンの長さが1であれ
ば、アドレスをひとつ取り出すことにより次の長さはゼ
ロになるので、Q2.zeroを1に変化させる(S1
5)。ポインタチェーンの長さが1より長ければ、ポイ
ンタチェーンの先頭を示すポインタの内容を更新する
(S16)。
うかを検査する。これは、Q2.headとQ2.ta
ilが一致しているかどうかで検査することができる
(S14)。もし、ポインタチェーンの長さが1であれ
ば、アドレスをひとつ取り出すことにより次の長さはゼ
ロになるので、Q2.zeroを1に変化させる(S1
5)。ポインタチェーンの長さが1より長ければ、ポイ
ンタチェーンの先頭を示すポインタの内容を更新する
(S16)。
【0046】そして、アドレス管理手段識別とシーケン
ス番号とを検査してポインタチェーンが壊れていないこ
とを検査し(S17)、シーケンス番号の期待値を更新
する(S18)。
ス番号とを検査してポインタチェーンが壊れていないこ
とを検査し(S17)、シーケンス番号の期待値を更新
する(S18)。
【0047】以上の手段により、アドレスをひとつ取り
出すことができる。図6は、図4の状態から、アドレス
をひとつアドレス管理手段に付け加えた状態を図示した
ものである。この例では、図4において、末尾アドレス
Q2.tailが指していたアドレスが7から6になっ
ている。つまりアドレス=6をポインタチェーンに付け
加えた状態を図示している。アドレスをFIFOに付け
加えるときは、新たなFIFOの状態に整合するように
ポインタチェーンの一部を変更しなければならない。
出すことができる。図6は、図4の状態から、アドレス
をひとつアドレス管理手段に付け加えた状態を図示した
ものである。この例では、図4において、末尾アドレス
Q2.tailが指していたアドレスが7から6になっ
ている。つまりアドレス=6をポインタチェーンに付け
加えた状態を図示している。アドレスをFIFOに付け
加えるときは、新たなFIFOの状態に整合するように
ポインタチェーンの一部を変更しなければならない。
【0048】図7は、Q2というアドレス管理手段に、
アドレス(付け加えアドレス)を付け加える手順をフロ
ーチャートにまとめたものを示す。まず、Q2.zer
oがチェーンの長さがゼロであることを示しているかど
うかをチェックする(S21)。
アドレス(付け加えアドレス)を付け加える手順をフロ
ーチャートにまとめたものを示す。まず、Q2.zer
oがチェーンの長さがゼロであることを示しているかど
うかをチェックする(S21)。
【0049】もし長さがゼロである場合には、アドレス
管理手段Q2の管理しているFIFOは空であるという
ことになる。その場合には、長さがゼロではなくなるの
で、Q2.zeroを変更し、Q2.headの内容を
付け加えアドレスにする(S22)。
管理手段Q2の管理しているFIFOは空であるという
ことになる。その場合には、長さがゼロではなくなるの
で、Q2.zeroを変更し、Q2.headの内容を
付け加えアドレスにする(S22)。
【0050】もし長さがゼロでない場合には、アドレス
管理手段Q2にはすでに管理しているアドレスがあると
いうことになる。その場合には、ポインタチェーンの最
後に付け加えアドレスを付け加える(S23)。
管理手段Q2にはすでに管理しているアドレスがあると
いうことになる。その場合には、ポインタチェーンの最
後に付け加えアドレスを付け加える(S23)。
【0051】そして、ポインタチェーンの末尾を示すポ
インタQ2.tailの更新、新しいシーケンス番号値
Q2.tseqの計算、ポインタ用メモリのアドレス管
理手段識別とシーケンス番号の書き込みを行なう(S2
4)。
インタQ2.tailの更新、新しいシーケンス番号値
Q2.tseqの計算、ポインタ用メモリのアドレス管
理手段識別とシーケンス番号の書き込みを行なう(S2
4)。
【0052】以上の手順によりアドレス管理部にアドレ
スを付け加えることができる。ここでは、アドレス管理
手段をポインタチェーンを用いた実現方法を示したが、
アドレスを入力、記憶、出力するものであれば、その他
の実現方法においても本発明は有効に作用する。
スを付け加えることができる。ここでは、アドレス管理
手段をポインタチェーンを用いた実現方法を示したが、
アドレスを入力、記憶、出力するものであれば、その他
の実現方法においても本発明は有効に作用する。
【0053】次にバッファ制御装置の構成について以下
に説明する。図8はバッファ制御装置20の構成を模式
的に表したブロック図である。ここでは一例として、ア
ドレスグループを4つ、出力ポートを3つとしている。
それぞれに対応したアドレス管理手段として、図2に示
した構成のアドレス管理手段、E0,E1,E2,E
3,と、Q0,Q1,Q2がある。
に説明する。図8はバッファ制御装置20の構成を模式
的に表したブロック図である。ここでは一例として、ア
ドレスグループを4つ、出力ポートを3つとしている。
それぞれに対応したアドレス管理手段として、図2に示
した構成のアドレス管理手段、E0,E1,E2,E
3,と、Q0,Q1,Q2がある。
【0054】4つの空きアドレス管理手段27の出力は
空きアドレス選択手段81に接続されている。空きアド
レス選択手段81は空きアドレス23を出力する。空き
アドレス23は使用中データ蓄積管理部22の出力ポー
ト別振り分け手段82へ入力される。出力ポート別振り
分け手段82には出力ポート番号24も入力される。3
つの使用中アドレス管理手段28の入力は出力ポート別
振り分け手段82と接続されており、出力は使用済アド
レス選択手段84に接続されている。使用中アドレス管
理手段28の出力は出力アドレス選択手段83へも接続
されており、出力アドレス選択手段83は出力アドレス
25を出力する。使用済アドレス選択手段84は使用済
アドレス26を線路から出力させる。使用済アドレス2
6は空きデータ蓄積領域管理部21のグループ別振り分
け手段85へ入力される。4つの空きアドレス管理手段
27の入力はグループ別振り分け手段85と接続されて
いる。
空きアドレス選択手段81に接続されている。空きアド
レス選択手段81は空きアドレス23を出力する。空き
アドレス23は使用中データ蓄積管理部22の出力ポー
ト別振り分け手段82へ入力される。出力ポート別振り
分け手段82には出力ポート番号24も入力される。3
つの使用中アドレス管理手段28の入力は出力ポート別
振り分け手段82と接続されており、出力は使用済アド
レス選択手段84に接続されている。使用中アドレス管
理手段28の出力は出力アドレス選択手段83へも接続
されており、出力アドレス選択手段83は出力アドレス
25を出力する。使用済アドレス選択手段84は使用済
アドレス26を線路から出力させる。使用済アドレス2
6は空きデータ蓄積領域管理部21のグループ別振り分
け手段85へ入力される。4つの空きアドレス管理手段
27の入力はグループ別振り分け手段85と接続されて
いる。
【0055】以降、図8の動作を各種の動作別に説明す
る。まず、セル入力時のバッファ制御装置の動作につい
て以下に説明する。セル入力時には、空きアドレス選択
手段81は、空きアドレス管理手段27のひとつからア
ドレスをひとつ取り出して、空きアドレス23として使
用中データ蓄積領域管理部22へ転送する。空きアドレ
スはスイッチに入力されたセルを蓄積するためのデータ
蓄積領域のアドレスである。
る。まず、セル入力時のバッファ制御装置の動作につい
て以下に説明する。セル入力時には、空きアドレス選択
手段81は、空きアドレス管理手段27のひとつからア
ドレスをひとつ取り出して、空きアドレス23として使
用中データ蓄積領域管理部22へ転送する。空きアドレ
スはスイッチに入力されたセルを蓄積するためのデータ
蓄積領域のアドレスである。
【0056】空きアドレス選択手段81は空きアドレス
管理手段27より空きアドレス23を取り出す時に、そ
の空きアドレス管理手段が管理すべきアドレスグループ
と、そのアドレス管理手段から取り出したアドレス値と
が整合しているかを検査して、アドレス管理手段が正常
かどうかを確認してもよい。
管理手段27より空きアドレス23を取り出す時に、そ
の空きアドレス管理手段が管理すべきアドレスグループ
と、そのアドレス管理手段から取り出したアドレス値と
が整合しているかを検査して、アドレス管理手段が正常
かどうかを確認してもよい。
【0057】空きアドレス23は、使用中データ蓄積領
域管理部22の出力ポート別振り分け手段82に入力さ
れる。それとともに、入力中のセルのヘッダより取り出
された出力ポート番号24が出力ポート振り分け手段8
2に入力され、空きアドレス23はその出力ポートに対
応したアドレス管理手段(Q0からQ2のいずれか)に
入力される。
域管理部22の出力ポート別振り分け手段82に入力さ
れる。それとともに、入力中のセルのヘッダより取り出
された出力ポート番号24が出力ポート振り分け手段8
2に入力され、空きアドレス23はその出力ポートに対
応したアドレス管理手段(Q0からQ2のいずれか)に
入力される。
【0058】次に、セル出力時のバッファ制御装置の動
作について以下に説明する。セルを出力するには、使用
中アドレス管理手段28(Q0からQ2)の先頭のアド
レスを出力アドレス選択手段83が、出力アドレス25
としてバッファ領域管理部へ出力する。
作について以下に説明する。セルを出力するには、使用
中アドレス管理手段28(Q0からQ2)の先頭のアド
レスを出力アドレス選択手段83が、出力アドレス25
としてバッファ領域管理部へ出力する。
【0059】更に、データ蓄積領域解放時のバッファ制
御装置の動作について以下に説明する。あるデータ蓄積
領域よりセルが出力されると、そのデータ蓄積領域を新
たに入力するセルのバッファ用に再使用するため、使用
中データ蓄積領域管理部22より解放する必要がある。
使用済アドレス選択手段84は、解放するアドレスを使
用中アドレス管理手段28から取り出し、空きデータ蓄
積領域管理部21のグループ別振り分け手段85へ使用
済アドレス26として転送する。
御装置の動作について以下に説明する。あるデータ蓄積
領域よりセルが出力されると、そのデータ蓄積領域を新
たに入力するセルのバッファ用に再使用するため、使用
中データ蓄積領域管理部22より解放する必要がある。
使用済アドレス選択手段84は、解放するアドレスを使
用中アドレス管理手段28から取り出し、空きデータ蓄
積領域管理部21のグループ別振り分け手段85へ使用
済アドレス26として転送する。
【0060】グループ別振り分け手段85は、使用済ア
ドレス26がどのアドレスグループに属するかを判定
し、適切な空きアドレス管理手段にそのアドレスを入力
する。また、上述したアドレスグループの設定方法につ
いて以下に説明する。空きアドレス管理手段は、アドレ
スグループに対応して設けられている。アドレスグルー
プは、データ蓄積領域のアドレスにより分類される。ア
ドレスの集合である。
ドレス26がどのアドレスグループに属するかを判定
し、適切な空きアドレス管理手段にそのアドレスを入力
する。また、上述したアドレスグループの設定方法につ
いて以下に説明する。空きアドレス管理手段は、アドレ
スグループに対応して設けられている。アドレスグルー
プは、データ蓄積領域のアドレスにより分類される。ア
ドレスの集合である。
【0061】アドレスグループの設定の仕方は様々に考
えることができる。各アドレスグループに属するアドレ
スの数(メンバーの数)は同じ個数でなくてもよい。デ
ータ蓄積領域のアドレスを0からN−1までとした場
合、例えば以下のような設定を考えることができる。
えることができる。各アドレスグループに属するアドレ
スの数(メンバーの数)は同じ個数でなくてもよい。デ
ータ蓄積領域のアドレスを0からN−1までとした場
合、例えば以下のような設定を考えることができる。
【0062】1.同じ程度のメンバー数からなるx個の
アドレスグループ(1<x<N)。つまりアドレス0か
らN/x−1までを第1グループ、N/xから2N/x
−1までを第2グループ、2N/xから3N/x−1ま
でを第3グループ、…などとする。
アドレスグループ(1<x<N)。つまりアドレス0か
らN/x−1までを第1グループ、N/xから2N/x
−1までを第2グループ、2N/xから3N/x−1ま
でを第3グループ、…などとする。
【0063】特にxが1の場合には、アドレスグループ
はひとつしかない。この場合には、使用中データ蓄積領
域管理部にアドレスがひとつもないこととは、つまりバ
ッファ領域に蓄えられているセルがひとつもない状態の
ことになる。従ってスイッチにセルがひとつも蓄積され
ていない時にのみ空きアドレス管理手段を初期化するこ
とが可能である。
はひとつしかない。この場合には、使用中データ蓄積領
域管理部にアドレスがひとつもないこととは、つまりバ
ッファ領域に蓄えられているセルがひとつもない状態の
ことになる。従ってスイッチにセルがひとつも蓄積され
ていない時にのみ空きアドレス管理手段を初期化するこ
とが可能である。
【0064】2.a個のメンバーを持つアドレスグルー
プとN−a個のメンバーを持つアドレスグループの2つ
のグループ(1<a<N)。つまりアドレス0からa−
1までを第1グループ、aからN−1までを第2グルー
プとする。
プとN−a個のメンバーを持つアドレスグループの2つ
のグループ(1<a<N)。つまりアドレス0からa−
1までを第1グループ、aからN−1までを第2グルー
プとする。
【0065】また、初期化が終了した後で、アドレスグ
ループのメンバーを変更してもよい。例えば、第1グル
ープをアドレスひとつだけのグループとし、第2グルー
プを残りのアドレス全てのグループとする。セルのバッ
ファ領域として第1グループのアドレスを使用せず、第
2グループのみのバッファ領域を使用することにすれ
ば、使用可能なバッファ量はN−1である。Nが大きけ
れば使用可能なバッファ量は本発明を使用しない場合と
ほぼ等しいといってよい。
ループのメンバーを変更してもよい。例えば、第1グル
ープをアドレスひとつだけのグループとし、第2グルー
プを残りのアドレス全てのグループとする。セルのバッ
ファ領域として第1グループのアドレスを使用せず、第
2グループのみのバッファ領域を使用することにすれ
ば、使用可能なバッファ量はN−1である。Nが大きけ
れば使用可能なバッファ量は本発明を使用しない場合と
ほぼ等しいといってよい。
【0066】後述する方法を用いて第1グループのアド
レスが使用中データ蓄積領域管理部にないと判断される
状態になった時、そのアドレスは空きデータ蓄積領域管
理部にあるはずなので、第1グループのアドレスを管理
する空きアドレス管理手段を初期化することができる。
第1グループはメンバーがひとつしかないグループであ
ったので、初期化とはそのアドレスを第1グループの空
きアドレス管理手段に入れることである。例え異常があ
って、第1グループのアドレスが消失していたとして
も、初期化によりそのアドレスは復旧する。第1グルー
プの初期化が終了すると、メンバーを変更して、第1グ
ループを別のアドレスとすればよい。
レスが使用中データ蓄積領域管理部にないと判断される
状態になった時、そのアドレスは空きデータ蓄積領域管
理部にあるはずなので、第1グループのアドレスを管理
する空きアドレス管理手段を初期化することができる。
第1グループはメンバーがひとつしかないグループであ
ったので、初期化とはそのアドレスを第1グループの空
きアドレス管理手段に入れることである。例え異常があ
って、第1グループのアドレスが消失していたとして
も、初期化によりそのアドレスは復旧する。第1グルー
プの初期化が終了すると、メンバーを変更して、第1グ
ループを別のアドレスとすればよい。
【0067】このようにすれば、ある一部のアドレスが
空きデータ蓄積領域管理部と、使用中データ蓄積領域管
理部の両方から消失するという異常状態になってしまっ
た場合でも、全てのアドレスがひととおり第1グループ
を経験すると、全てのアドレスが消失していない正常な
状態に復旧することができる。
空きデータ蓄積領域管理部と、使用中データ蓄積領域管
理部の両方から消失するという異常状態になってしまっ
た場合でも、全てのアドレスがひととおり第1グループ
を経験すると、全てのアドレスが消失していない正常な
状態に復旧することができる。
【0068】次に、アドレスが使用中データ蓄積領域管
理部に存在しないようにする方法について以下に説明す
る。使用中データ蓄積領域管理部22に、あるグループ
のアドレスが管理されていないと判断される場合に、空
きデータ蓄積領域管理部21のそのグループに対応する
空きアドレス管理手段27を初期化することができる。
理部に存在しないようにする方法について以下に説明す
る。使用中データ蓄積領域管理部22に、あるグループ
のアドレスが管理されていないと判断される場合に、空
きデータ蓄積領域管理部21のそのグループに対応する
空きアドレス管理手段27を初期化することができる。
【0069】使用中データ蓄積領域管理部22の全ての
使用中アドレス管理手段28に、あるグループのアドレ
スが管理されていない状態にし(もしくはその状態に自
然になり)、その状態になったことを判断することに
は、以下の方法のうちのどれか、または複数の方法を同
時に実施すればよい。ここではアドレス管理手段の一例
として、図2のようなポインタチェーンを用いてアドレ
スを管理しているものとして説明する。
使用中アドレス管理手段28に、あるグループのアドレ
スが管理されていない状態にし(もしくはその状態に自
然になり)、その状態になったことを判断することに
は、以下の方法のうちのどれか、または複数の方法を同
時に実施すればよい。ここではアドレス管理手段の一例
として、図2のようなポインタチェーンを用いてアドレ
スを管理しているものとして説明する。
【0070】1.全ての使用中アドレス管理手段のポイ
ンタチェーンの長さが同時にゼロになるまで待つ。 2.空きアドレス選択手段が空きアドレスを取り出す際
に、あるアドレスグループからアドレスを取り出さない
ようにしておき、全ての使用中アドレス管理手段のポイ
ンタチェーンの長さがゼロを経験するまで待つ。
ンタチェーンの長さが同時にゼロになるまで待つ。 2.空きアドレス選択手段が空きアドレスを取り出す際
に、あるアドレスグループからアドレスを取り出さない
ようにしておき、全ての使用中アドレス管理手段のポイ
ンタチェーンの長さがゼロを経験するまで待つ。
【0071】3.空きアドレス選択手段が空きアドレス
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、その時の使用中アドレス
管理手段のポインタチェーンの長さを記憶して、それぞ
れの使用中アドレス管理手段から、その長さ以上の使用
済アドレスを出力するまで待つ。
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、その時の使用中アドレス
管理手段のポインタチェーンの長さを記憶して、それぞ
れの使用中アドレス管理手段から、その長さ以上の使用
済アドレスを出力するまで待つ。
【0072】4.空きアドレス選択手段が空きアドレス
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、それぞれの使用中アドレ
ス管理手段から、アドレスの総数以上の使用済アドレス
を出力するまで待つ。本来はポインタチェーンの長さ以
上の使用済アドレスを出力すれば良いのであるが、この
ようにすればポインタチェーンの長さを記憶する必要は
なくなるため構成が簡単になるという利点がある。
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、それぞれの使用中アドレ
ス管理手段から、アドレスの総数以上の使用済アドレス
を出力するまで待つ。本来はポインタチェーンの長さ以
上の使用済アドレスを出力すれば良いのであるが、この
ようにすればポインタチェーンの長さを記憶する必要は
なくなるため構成が簡単になるという利点がある。
【0073】5.空きアドレス選択手段が空きアドレス
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、使用中アドレス管理手段
で管理されているアドレスを検索して、使用中アドレス
管理手段にそのグループのアドレスがなくなるまで待
つ。
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、使用中アドレス管理手段
で管理されているアドレスを検索して、使用中アドレス
管理手段にそのグループのアドレスがなくなるまで待
つ。
【0074】6.空きアドレス選択手段が空きアドレス
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、使用中アドレス管理手段
へ入力したアドレスを記憶しておき、そのアドレスが使
用中アドレス管理手段のポインタチェーンの先頭に来る
まで待つ。
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、使用中アドレス管理手段
へ入力したアドレスを記憶しておき、そのアドレスが使
用中アドレス管理手段のポインタチェーンの先頭に来る
まで待つ。
【0075】7.空きアドレス選択手段が空きアドレス
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、使用中アドレス管理手段
へ入力したシーケンス番号を記憶しておき、そのシーケ
ンス番号を持つアドレスが使用中アドレス管理手段のポ
インタチェーンの先頭に来るまで待つ。
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、使用中アドレス管理手段
へ入力したシーケンス番号を記憶しておき、そのシーケ
ンス番号を持つアドレスが使用中アドレス管理手段のポ
インタチェーンの先頭に来るまで待つ。
【0076】8.空きアドレス選択手段が空きアドレス
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、それ以降、空きアドレス
を使用中アドレス管理手段に付け加える際、ポインタ用
メモリのその付け加えるアドレスにある、シーケンス番
号、アドレス管理手段識別、次アドレスの他に、ある識
別情報を記憶させる。例えば、識別情報を“A”とする
と、使用中アドレス管理手段のポインタチェーンの先頭
のアドレスの識別情報が“A”となるまで待つ。
を取り出す際に、あるアドレスグループからアドレスを
取り出さないようにしておき、それ以降、空きアドレス
を使用中アドレス管理手段に付け加える際、ポインタ用
メモリのその付け加えるアドレスにある、シーケンス番
号、アドレス管理手段識別、次アドレスの他に、ある識
別情報を記憶させる。例えば、識別情報を“A”とする
と、使用中アドレス管理手段のポインタチェーンの先頭
のアドレスの識別情報が“A”となるまで待つ。
【0077】また、特定のグループを使わないための方
法について以下に説明する。使用中データ蓄積領域管理
部に、目的とするアドレスグループのアドレスが存在し
ない状態を作るためには、そのアドレスグループのアド
レスを空きアドレス管理手段から取り出さないようにす
ればよい。
法について以下に説明する。使用中データ蓄積領域管理
部に、目的とするアドレスグループのアドレスが存在し
ない状態を作るためには、そのアドレスグループのアド
レスを空きアドレス管理手段から取り出さないようにす
ればよい。
【0078】その方法としては、以下のような方法が考
えられる。 1.あるアドレスグループを完全に取り出さないように
する。そのアドレスグループの初期化が終了すると、次
は別のアドレスグループを取り出さないようにする。使
用できるバッファ量は、取り出さないようにするアドレ
スグループのアドレス数分だけ少なくなってしまうが、
確実に目的とするアドレスグループを初期化できるとい
う利点がある。
えられる。 1.あるアドレスグループを完全に取り出さないように
する。そのアドレスグループの初期化が終了すると、次
は別のアドレスグループを取り出さないようにする。使
用できるバッファ量は、取り出さないようにするアドレ
スグループのアドレス数分だけ少なくなってしまうが、
確実に目的とするアドレスグループを初期化できるとい
う利点がある。
【0079】2.アドレスグループに優先度をつけて、
優先度の高いアドレスグループより先に取り出す。使用
中データ蓄積領域管理部にアドレスが存在しないことが
確認された全てのアドレスグループの空きアドレス管理
手段を初期化することが可能である。初期化が完了した
アドレスグループの優先度を上げるようにすれば、効率
よく全てのアドレスグループを初期化することができ
る。たまたまバッファ領域を多く使う時には初期化が行
われないことがあるが、使用できるバッファ量が少なく
ならないという利点がある。
優先度の高いアドレスグループより先に取り出す。使用
中データ蓄積領域管理部にアドレスが存在しないことが
確認された全てのアドレスグループの空きアドレス管理
手段を初期化することが可能である。初期化が完了した
アドレスグループの優先度を上げるようにすれば、効率
よく全てのアドレスグループを初期化することができ
る。たまたまバッファ領域を多く使う時には初期化が行
われないことがあるが、使用できるバッファ量が少なく
ならないという利点がある。
【0080】3.上記の組み合わせも可能である。優先
度をつけるが、あるアドレスグループは完全に使用しな
いようにする方法である。使用中データ蓄積管理部より
転送されてきた使用済アドレスはそのアドレスが属すア
ドレスグループを管理している空きアドレス管理手段に
戻されるが、あるアドレスグループのアドレスを使わな
いようにして、最終的にはそのアドレスグループを管理
する空きアドレス管理手段を初期化することになってい
るのであれば、そのアドレスグループのアドレスは空き
アドレス管理手段に戻す必要はない。だが、戻しても差
し支えない。
度をつけるが、あるアドレスグループは完全に使用しな
いようにする方法である。使用中データ蓄積管理部より
転送されてきた使用済アドレスはそのアドレスが属すア
ドレスグループを管理している空きアドレス管理手段に
戻されるが、あるアドレスグループのアドレスを使わな
いようにして、最終的にはそのアドレスグループを管理
する空きアドレス管理手段を初期化することになってい
るのであれば、そのアドレスグループのアドレスは空き
アドレス管理手段に戻す必要はない。だが、戻しても差
し支えない。
【0081】次に、空きアドレス管理手段の初期化方法
について以下に説明する。あるアドレスグループのアド
レスが使用中データ蓄積領域管理部にないと判断される
時、そのアドレスグループに対応した空きアドレス管理
手段を初期化してもよい。
について以下に説明する。あるアドレスグループのアド
レスが使用中データ蓄積領域管理部にないと判断される
時、そのアドレスグループに対応した空きアドレス管理
手段を初期化してもよい。
【0082】初期化の方法としては、次のようなものが
ある。 1.空きアドレス管理手段である論理的なFIFOまた
はLIFOなどに、そのアドレスグループに属す全ての
アドレスを入力する(空きアドレス管理手段にそのアド
レスグループのアドレスが全てある状態になる)。空き
アドレス管理手段を、例えばポインタチェーンによって
構成しているとすれば、ポインタチェーンをそのアドレ
スグループのアドレス全てを連結するように再構成す
る。ポインタチェーンを再構成するには多少時間が必要
であるが、再構成中はそのアドレスグループのアドレス
はデータの蓄積用として使用できないため、その余裕が
十分にある場合に用いることができる。
ある。 1.空きアドレス管理手段である論理的なFIFOまた
はLIFOなどに、そのアドレスグループに属す全ての
アドレスを入力する(空きアドレス管理手段にそのアド
レスグループのアドレスが全てある状態になる)。空き
アドレス管理手段を、例えばポインタチェーンによって
構成しているとすれば、ポインタチェーンをそのアドレ
スグループのアドレス全てを連結するように再構成す
る。ポインタチェーンを再構成するには多少時間が必要
であるが、再構成中はそのアドレスグループのアドレス
はデータの蓄積用として使用できないため、その余裕が
十分にある場合に用いることができる。
【0083】2.前項のようにポインタチェーンを再構
成する方法は多少時間が必要である。その余裕が十分に
ない場合には以下の方法で空きアドレス管理手段を初期
化することができる。初期化開始時に空きアドレス管理
手段にそのアドレスグループの全てのアドレスを入力す
るのではなく、ひとつもアドレスがないという状態にす
る。そのアドレスグループのアドレスを取り出す際に、
空きアドレス管理手段から取り出すのではなく、空きア
ドレス選択手段内部などで、順次そのアドレスグループ
のアドレスを生成するようにする。アドレスの生成はカ
ウンタなどにより容易に実現できる。使用済アドレスと
してそのアドレスグループのアドレスが空きアドレス管
理手段へ戻ってきた時には、空きアドレス管理手段に入
力するが、そのアドレスグループに属す全てのアドレス
の生成が終了するまでは、その空きアドレス管理手段内
のアドレスは取り出さない。
成する方法は多少時間が必要である。その余裕が十分に
ない場合には以下の方法で空きアドレス管理手段を初期
化することができる。初期化開始時に空きアドレス管理
手段にそのアドレスグループの全てのアドレスを入力す
るのではなく、ひとつもアドレスがないという状態にす
る。そのアドレスグループのアドレスを取り出す際に、
空きアドレス管理手段から取り出すのではなく、空きア
ドレス選択手段内部などで、順次そのアドレスグループ
のアドレスを生成するようにする。アドレスの生成はカ
ウンタなどにより容易に実現できる。使用済アドレスと
してそのアドレスグループのアドレスが空きアドレス管
理手段へ戻ってきた時には、空きアドレス管理手段に入
力するが、そのアドレスグループに属す全てのアドレス
の生成が終了するまでは、その空きアドレス管理手段内
のアドレスは取り出さない。
【0084】以下バッファ制御装置に異常が発生した時
の対処について説明する。図2に示したような、ポイン
タ用メモリ内のアドレス管理手段識別56(id)を使
用することにより、各アドレスが現在どのアドレス管理
手段によって管理されているのかを検査することができ
る。また、シーケンス番号55(seq)により、各ア
ドレス管理手段のFIFO動作が正常かどうかを検査で
きる。もし異常が検出された場合の対処方法として次の
ようなものが考えられる。
の対処について説明する。図2に示したような、ポイン
タ用メモリ内のアドレス管理手段識別56(id)を使
用することにより、各アドレスが現在どのアドレス管理
手段によって管理されているのかを検査することができ
る。また、シーケンス番号55(seq)により、各ア
ドレス管理手段のFIFO動作が正常かどうかを検査で
きる。もし異常が検出された場合の対処方法として次の
ようなものが考えられる。
【0085】1.異常が検出されたら直ちに全てのアド
レス管理手段を初期化する。 2.空きアドレス管理手段のポインタチェーンの先頭に
現れるアドレスは、空きアドレス管理手段が管理してい
ることになっているアドレスのみのはずであり、セルを
格納するための空きアドレスとして使用される。しかし
ここで、使用中アドレス管理手段が管理していることに
なっているアドレスが空きアドレス管理手段のポインタ
チェーンの先頭に現れるという異常状態になった場合
は、空きアドレス管理手段からそのアドレスを取り出す
が、そのアドレスにセルは格納せず、また正常時とは異
なり使用中アドレス管理手段へは入れない。
レス管理手段を初期化する。 2.空きアドレス管理手段のポインタチェーンの先頭に
現れるアドレスは、空きアドレス管理手段が管理してい
ることになっているアドレスのみのはずであり、セルを
格納するための空きアドレスとして使用される。しかし
ここで、使用中アドレス管理手段が管理していることに
なっているアドレスが空きアドレス管理手段のポインタ
チェーンの先頭に現れるという異常状態になった場合
は、空きアドレス管理手段からそのアドレスを取り出す
が、そのアドレスにセルは格納せず、また正常時とは異
なり使用中アドレス管理手段へは入れない。
【0086】使用中アドレス管理手段のポインタチェー
ンの先頭に現れるアドレスは、使用中アドレス管理手段
が管理していることになっているアドレスのみのはずで
あり、セルを出力するためのアドレスとして使用され
る。しかしここで、空きアドレス管理手段が管理してい
ることになっているアドレスが使用中アドレス管理手段
の先頭に現れるという異常状態になった場合は、使用中
アドレス管理手段からそのアドレスを取り出すが、その
アドレスに蓄積されているセルを出力せず、また正常時
とは異なり空きアドレス管理手段へは入れない。
ンの先頭に現れるアドレスは、使用中アドレス管理手段
が管理していることになっているアドレスのみのはずで
あり、セルを出力するためのアドレスとして使用され
る。しかしここで、空きアドレス管理手段が管理してい
ることになっているアドレスが使用中アドレス管理手段
の先頭に現れるという異常状態になった場合は、使用中
アドレス管理手段からそのアドレスを取り出すが、その
アドレスに蓄積されているセルを出力せず、また正常時
とは異なり空きアドレス管理手段へは入れない。
【0087】このようにすることによって、バッファの
機能を停止させることなく異常があったアドレスのみを
バッファ制御装置の管理からはずすことができる。管理
からはずしたアドレスは、本発明により再生させること
ができる。
機能を停止させることなく異常があったアドレスのみを
バッファ制御装置の管理からはずすことができる。管理
からはずしたアドレスは、本発明により再生させること
ができる。
【0088】本発明は、装置として説明したが、同様の
アルゴリズムをソフトウェアにて実現することも可能で
あり、同様の効果が得られる。また、本発明は通信用の
バッファ領域の制御だけではなく、計算機のメモリ領域
の制御や、外部記憶装置の記憶領域の制御にも容易に適
用できるので、同様の効果は得られる。
アルゴリズムをソフトウェアにて実現することも可能で
あり、同様の効果が得られる。また、本発明は通信用の
バッファ領域の制御だけではなく、計算機のメモリ領域
の制御や、外部記憶装置の記憶領域の制御にも容易に適
用できるので、同様の効果は得られる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、空
きアドレス蓄積手段で管理している空きアドレスの少な
くとも一部分を定期的に初期化することにより何かの異
常が発生して使用されないアドレスつまり、アドレスが
消失したとしても消失したアドレスを使用可能な状態に
戻せるので、正常な状態に復旧することができる。よっ
て、信頼性が必要なATM交換機内のバッファを制御す
るバッファ制御装置などに適用することにより、高い信
頼性を得ることができる。
きアドレス蓄積手段で管理している空きアドレスの少な
くとも一部分を定期的に初期化することにより何かの異
常が発生して使用されないアドレスつまり、アドレスが
消失したとしても消失したアドレスを使用可能な状態に
戻せるので、正常な状態に復旧することができる。よっ
て、信頼性が必要なATM交換機内のバッファを制御す
るバッファ制御装置などに適用することにより、高い信
頼性を得ることができる。
【図1】 本発明に係るバッファ領域制御装置を利用し
たATMスイッチの構成を示すブロック図。
たATMスイッチの構成を示すブロック図。
【図2】 本発明に用いるアドレス管理手段の実施例を
示す図。
示す図。
【図3】 本発明に用いるアドレス管理手段の実施例を
示す図。(図2のポインタを矢印で表現したアドレス管
理手段)
示す図。(図2のポインタを矢印で表現したアドレス管
理手段)
【図4】 本発明に用いるアドレス管理手段の実施例を
示す図。(図3のアドレス管理手段よりアドレスをひと
つ取り出した状態)
示す図。(図3のアドレス管理手段よりアドレスをひと
つ取り出した状態)
【図5】 アドレス管理手段よりアドレスを取り出す時
のフローチャート。
のフローチャート。
【図6】 本発明に用いるアドレス管理手段の実施例を
示す図。(図4のアドレス管理手段にアドレスをひとつ
付け加えた状態)
示す図。(図4のアドレス管理手段にアドレスをひとつ
付け加えた状態)
【図7】 アドレス管理手段へアドレスを付け加える時
のフローチャート。
のフローチャート。
【図8】 本発明のバッファ領域制御装置の一実施例を
示す図。
示す図。
【図9】 従来のバッファ領域制御装置を利用したAT
Mスイッチの構成を示すブロック図。
Mスイッチの構成を示すブロック図。
14…バッファ領域管理部 20…バッファ制御装置 21…空きデータ蓄積領域管理部 22…使用中データ蓄積領域管理部 27…空きアドレス管理手段 28…使用中アドレス管理手段
Claims (3)
- 【請求項1】入力された異なる出力ポート宛の情報デー
タをアドレス管理装置によって定められたアドレスで示
される共通バッファ内の記憶領域に記憶すると共に、記
憶された前記情報データを読み出して、所望の出力ポー
トに出力するバッファ制御装置において、 前記アドレス管理装置は、グループ分けされ蓄積された
各空きアドレスの中から入力された前記情報データを記
憶するための前記記憶領域を示す空きアドレスを出力す
る空きアドレス蓄積手段と、 出力された前記空きアドレスを前記各出力ポート別に管
理する使用中アドレス管理手段と、 前記使用中アドレス管理手段から所望の出力ポートへ出
力するために読み出された前記情報データが記憶されて
いる前記記憶領域を示した使用済アドレスを出力する使
用済アドレス出力手段と、 出力された前記使用済アドレスに対応する前記グループ
で管理されるように前記使用済アドレスを前記空きアド
レス蓄積手段に蓄積させる手段と、 前記使用中アドレス管理手段で管理されている前記空き
アドレスの中に対応のない前記グループがある場合に、
該グループに対応する前記空きアドレス蓄積手段に蓄積
された前記空きアドレスを初期化する制御手段とを有す
ることを特徴とするバッファ制御装置。 - 【請求項2】空きアドレス蓄積手段に蓄積されている前
記各空きアドレスには前記グループを識別できる識別情
報が対応されるように蓄積されていることを特徴とする
請求項1記載のバッファ制御装置。 - 【請求項3】制御手段は、所望の前記グループに対応す
る全ての前記空きアドレスを前記使用中アドレス蓄積手
段から出力された後、このグループに対応する前記空き
アドレス蓄積手段に蓄積された前記空きアドレスを初期
化することを特徴とする請求項1記載のバッファ制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20953994A JPH0879266A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | バッファ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20953994A JPH0879266A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | バッファ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879266A true JPH0879266A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16574489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20953994A Pending JPH0879266A (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | バッファ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0879266A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100399580B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2003-09-26 | 주식회사 케이티 | Atm 교환기에서 연계 리스트로 운용되는 버퍼의 주소관리 방법 |
-
1994
- 1994-09-02 JP JP20953994A patent/JPH0879266A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100399580B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2003-09-26 | 주식회사 케이티 | Atm 교환기에서 연계 리스트로 운용되는 버퍼의 주소관리 방법 |
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