JPH0927815A - ヘッダ変換方式 - Google Patents

ヘッダ変換方式

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JPH0927815A
JPH0927815A JP8105463A JP10546396A JPH0927815A JP H0927815 A JPH0927815 A JP H0927815A JP 8105463 A JP8105463 A JP 8105463A JP 10546396 A JP10546396 A JP 10546396A JP H0927815 A JPH0927815 A JP H0927815A
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JP
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input
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vci
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JP8105463A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Uchida
佳宏 内田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの使用効率を高めることによって交換
機のハードウェア規模を小さくし、セルのヘッダの変換
機能を低コストで実現する。 【解決手段】 回線インタフェース装置10は入力回線
#0〜#3を収容する。入力回線#0〜#3ごとに変換
制御部16−0〜16−3を設ける。変換制御部16−
0〜16−3に対して共有変換テーブル20を設ける。
共有変換テーブル20は、入力セルのヘッダに格納され
ているVPI/VCI に対応づけて内部VPI/VCIを格納してい
る。各変換制御部16−0〜16−3は、入力回線#0
〜#3を介してセルを受信すると、そのセルのヘッダか
ら抽出したVPI/VCI に用いて共有変換テーブル20をア
クセスして内部VPI/VCI を取り出し、その内部VPI/VCI
を上記入力セルのヘッダに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定長パケットを交換
するシステムにおいて固定長パケットのヘッダを変換す
る方式に係わり、特に、ATM 交換システムにおけるATM
セルのヘッダの変換機能に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声データ、テキストデータ等の
伝送に加えて、より高速な伝送速度をが要求される画像
データを含めた様々な形態の通信を統一的に扱うサービ
スが不可欠となってきているが、その中核技術がATM
(非同期転送モード)である。
【0003】ATM は、情報を48オクテット毎の固定長
に区切ったペイロードに、ヘッダと呼ばれる5オクテッ
トの制御情報(ルーティング情報など)を付加した構成
をデータ転送単位(データ交換単位)とする。このデー
タ転送単位は、セルと呼ばれる。
【0004】図20は、ATM セルのフォーマットを示す
構成図である。ATM セルは、通常、UNI (User-Network
Interface)上で規定されるフォーマットと、NNI(Networ
k-Network Interface)上で規定されるフォーマットとが
異なる。UNI は、加入者とATM 交換機との間のインタフ
ェース点であり、NNI は、ATM 交換機間あるいは局間の
インタフェース点である。
【0005】図20(a) は、UNI におけるATM セルのフ
ォーマットである。ヘッダの先頭の4ビットは、UNI 上
でのセル同士の衝突を回避するための制御に用いられる
GFC(General Flow Control)を格納する領域である。続
いて、仮想パスを識別するための8ビットのVPI (Virtu
al Path Identifier) および仮想チャネルを識別する1
6ビットのVCI (Virtual Channel Identifier)を格納す
る領域が設けられている。さらに、PTI (ペイロードタ
イプ表示)およびHEC (ヘッダ誤り制御)を格納する領
域が設けられる。そして、上記構成のヘッダにペイロー
ドが続く。
【0006】図20(b) は、NNI におけるATM セルのフ
ォーマットである。NNI 上でのATMセルは、GFC を持た
ない。また、NNI におけるATM セルには、12ビットの
VPIが設定される。VCI 、PTI 、HEC については、UNI
上でのATM セルと同じビット数が割り当てられる。
【0007】なお、VPI は、仮想パスを識別するための
情報であり、VCI は、仮想チャネルを識別するための情
報なので、これらの識別情報VPI/VCI は、ルーティング
情報である。
【0008】図21は、ATM 交換システムの構成図であ
る。この交換システムは、スイッチの入力側及び出力側
にVCC (Virtual Channel Conversion:仮想チャネル変
換機能)を有する構成である。すなわち、ATM スイッチ
102の入力側において、入力セルのヘッダに格納され
ているVPI/VCI (入力VPI/VCI )を交換機内で使用する
VPI/VCI (内部VPI/VCI )に変換する。また、ATM スイ
ッチ102の出力側では、スイッチから出力されたセル
のヘッダに格納されている内部VPI/VCI をセルを出力回
線に出力するときのVPI/VCI (出力VPI/VCI )に変換す
る。交換機内において内部VPI/VCI を用いる方式は、交
換システム内における処理の高速化を図るための手法と
して導入している。
【0009】入力回線インタフェース装置101−1〜
101−3は、加入者回線または他の交換機との間の回
線を収容する。加入者線におけるデータ伝送は、UNI に
よって規定され、図20(a) に示したフォーマットのAT
M セルが転送される。また、他の交換機との間の回線に
おけるデータ伝送は、NNI によって規定され、図20
(b) に示したフォーマットのATM セルが転送される。入
力回線インタフェース装置101−1〜101−3は、
それら回線を介して入力されるセルのヘッダ変換処理
(入力VPI/VCI を内部VPI/VCI に変換する)などを行っ
て、そのセルをATMスイッチ102へ転送する。
【0010】入力回線インタフェース装置101−1〜
101−3は、それぞれ複数の入力回線を収容してお
り、各入力回線ごとにVCC (Virtual Channel Conversi
on:仮想チャネル変換機能)を有する。入力回線インタ
フェース装置101−1〜101−3内に設けられる各
VCC は、それぞれ入力セルのヘッダに格納されている入
力VPI/VCI をキーとしてATM 交換機内でのセルのヘッダ
情報として内部VPI/VCIを取り出し、入力VPI/VCI を内
部VPI/VCI に書き換える。すなわち、ATM 交換機に入力
する全てのセルはいずれかのVCC によりヘッダ情報が変
換され、ATM スイッチ102に転送される。
【0011】ATM スイッチ102は、セルフルーティン
グスイッチであり、入力セルのヘッダ情報に従ってその
セルをハードウェア自律で交換し、所定の出力回線イン
タフェース装置103−1〜103−3へ転送する。各
出力回線インタフェース装置103−1〜103−3
は、ATM スイッチ102によって交換されたセルをその
ヘッダ情報に従って所定の出力回線へ出力する。
【0012】各出力回線インタフェース装置103−1
〜103−3は、それぞれ出力回線を収容し、出力回線
ごとにVCC を有している。そして、そのVCC においてAT
M スイッチ102から出力されたセルのヘッダに格納さ
れている内部VPI/VCI を出力VPI/VCI に変換して出力回
線に出力する。
【0013】このように、ATM 交換機に入力されたセル
は、入力回線インタフェース装置101−1〜101−
3、および出力回線インタフェース装置103−1〜1
03−3においてヘッダ情報が変換され、VPI/VCI によ
って指定される出力回線へと出力される。
【0014】図22は、入力回線インタフェース装置1
01の構成図である。入力回線インタフェース装置10
1は、複数の入力回線#0〜#3を収容する個別部11
0とヘッダ情報の変換処理および多重可処理を行う共通
部120とを有する。個別部110は、入力回線ごとに
回線終端部111(#0〜#3)を有する。共通部12
0は、障害発生時やメンテナンス時にも交換機の処理を
停止させないように2重化系構成(0系共通部121、
1系共通部122)となっている。0系共通部121
は、個別部110の各回線終端部111(#0〜#3)
に対応してVCC123(#0〜#3)を有する。例え
ば、回線終端部111(#0)を介して入力されるセル
は、VCC123(#0)によってヘッダ情報が変換さ
れて、ATMスイッチ102に対して出力される。1系共
通部122は、0系共通部121と同じ構成である。2
つの共通部121、122は、並行して同じ処理を実行
し、その一方の出力がATMスイッチ102へ転送される
構成である。
【0015】図23は、出力回線インタフェース装置1
03の構成図である。出力回線インタフェース装置10
3は、出力回線毎にVCC151(#0〜#3)を有す
る。各出力回線は、回線終端部152(#0〜#3)に
よって終端される。VCC151(#0〜#3)は、図
示していないが、VCC123(#0〜#3)と同様に
2重化系である。
【0016】図24は、VCC 123の構成図である。こ
の構成は、各#0〜#3に共通である。VCC123
は、ヘッダ情報の変換処理を制御する変換制御部CNV 1
30、および上記変換処理で使用するデータを格納する
VPI/VCI 変換テーブルVCT 140(以下、変換テーブ
ル)から構成される。VCC123にセルが入力する
と、変換制御部130内の入力ヘッダ解析部131がそ
の入力セルのヘッダ情報を解析する。テーブルアクセス
制御部132は、その解析されたヘッダ情報に基づいて
生成したアドレスを用いて変換テーブル140内に設け
られたメモリ141にアクセスする。即ち、入力セルの
ヘッダに格納されている入力VPI/VCI をアドレスとし
て、変換テーブル140からヘッダ情報(内部VPI/VCI
)を読み出す。この読み出されたヘッダ情報はヘッダ
変換部134に転送される。一方、上記入力セルは、遅
延回路133によって所定時間だけ遅延された後にヘッ
ダ変換部134に転送される。そして、ヘッダ変換部1
34において入力セルのヘッダ情報が変換テーブル14
0から読み出されたヘッダ情報に書き換えられる。な
お、変換テーブル140の内容は、ATM 交換機の制御系
(CPR )により逐次書き換えられている。
【0017】図25は、VCC151の構成図である。
VCC151の構成は、基本的にVCC123と同じで
ある。ただし、VCC151内の変換テーブルは、ATM
スイッチ102から出力されたセルのヘッダに格納され
ている内部VPI/VCI をアドレスとして、セルを出力回線
に出力する際のルーティング情報である出力VPI/VCIを
格納している。
【0018】このように、従来のATM 交換機は、回線ご
とにVCC を設けてヘッダ変換を行うVCC 分散配置構成で
あった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VCC を
分散配置させた構成では以下に述べる問題点がある。以
下では、ATM スイッチ102の入力側について説明する
が、出力側でも同じ問題が発生する。 1)ハードウェアの使用効率が低い 上述したように、VCC を入力回線ごとに分散配置する
と、変換制御部130及び変換テーブル140を各入力
回線ごとに設けることになる。このような構成とする
と、変換制御部130の回路規模は比較的小さく構成で
きるが、変換テーブル140の規模は大きくなる。例え
ば、UNI (User-Network Interface)におけるVPI/VCI の
ビット長は、図20(a) に示すように、それぞれ8ビッ
ト/16ビットなので、全ての入力VPI/VCI に対して変
換用のヘッダ情報(内部VPI/VCI )を設定する場合、そ
の組合わせは28 ×216=224=16,777,216
通りとなる。また、NNI (Network-Network interface)
VPI/VCI のビット長は、図20(b) に示すように、それ
ぞれ12ビット/16ビットであるので、この場合の組
合わせは、212×216=228=268,435,456
通りとなる。
【0020】このような膨大な量のヘッダ情報を格納す
るためには、非常に大きなテーブル(メモリ)が必要に
なるので、このテーブルを入力回線毎に配置するのは現
実的でない。このため、実際には、入力回線の平均使用
率などを基に、同時に通信を行うVPI/VCI 数をシミュレ
ーション等によって算出し、その算出結果に従って必要
となる変換テーブルの大きさ(メモリ容量)を決定して
各入力回線ごとに設けている。
【0021】ところが、ATM 交換システムでは、特定の
回線の使用率が高くなるような状態が起こり得る。例え
ば、ある回線に障害が発生すると、その回線を介して転
送されていたセルを他の回線に迂回させて通信を行うの
で、特定の回線の使用率が高くなる。このように、ある
回線の使用率が高くなると、その回線上で同時に通信が
行われるVPI/VCI 数が増加するので、それらすべてのVP
I/VCI を変換するためのヘッダ情報を格納できるように
変換テーブルの大きさに余裕を持たせておく必要があ
る。そして、このような回線使用率の変化は、任意の回
線に発生する可能性があるので、すべての回線で確実に
ヘッダ変換を行うためには、すべての回線の変換テーブ
ルの大きさに余裕を持たせておく必要がある。
【0022】しかしながら、各回線の使用率は、通常、
平均使用率程度であるので、すべての回線の変換テーブ
ルのメモリ容量に余裕をもたせると、大部分の変換テー
ブルにおいてメモリの未使用領域が多くなり、メモリ使
用効率の低下を招く。換言すれば、変換テーブルのため
に必要以上のメモリを設けていることになり、各回線ご
とのハードウェアが大規模になるとともに、交換機全体
のコストを高くしてしまう。 (2) 二重化構成に対しての適用性が低い 上述したように、VCC が配置される入力回線インタフェ
ース装置101は、通常、ハードウェア障害などによる
交換サービスの中断を極力避けるために、図22に示す
ように共通部120を二重化構成としている。また、セ
ルのヘッダ変換処理は、入力回線インタフェース装置1
01内のVCC123で行われるが、ヘッダ変換に関す
る障害が発生すると、セルの誤交換・廃棄などが起こり
サービスに重大な障害を与える恐れがあるので、このよ
うな障害を回避するためにも共通部120を二重化構成
としている。即ち、1系共通部122は、0系共通部1
21と同じ構成であり、各入力回線#0〜#3に対応し
てVCC123(#0〜#3)を有する。そして、0系
共通部121または1系共通部122のうちの一方をア
クティブ状態とし、他方をスタンバイ状態として動作さ
せる。
【0023】上記構成において障害等が発生したときに
即座に系切換えをするためには、0系共通部121と1
系共通部122が常に同じ動作をしている必要がある。
すなわち、0系共通部121および1系共通部122の
各対応するVCC123(#0〜#3)が常に同じヘッ
ダ変換処理をしている必要がある。たとえば、0系共通
部121のVCC123(#0)と1系共通部122の
VCC123(#0)とは同じ状態でなければならな
い。具体的には、両系の各VCC123(#0〜#3)
が有する変換テーブルの内容、すなわち0系および1系
の変換テーブルに格納される入力VPI/VCI と内部VPI/VC
I との対応関係が、互いに一致していなければならな
い。なお、各変換テーブルは、通常、交換機の制御系ソ
フトウェアによって0系/1系に対して同一の設定が行
われる。
【0024】上記二重化構成の入力回線インタフェース
装置101において、例えば、0系共通部121のVC
C123(#0)に障害が発生すると、0系共通部12
1はアウトオブサービス(Out Of Service)状態とな
る。この後、0系共通部121のハードウェアの修理・
交換をなど行い、共通部120の二重化を再構築するた
めに0系共通部121をインサービス(In Service) 状
態に戻すとき、0系共通部121のVCC123に、1
系共通部122のVCC123と同じ内容を設定する必
要がある。このように、一方の共通部をインサービス化
するときに、そのVCC の内容を他方のVCC の内容と一致
させる処理をVCC コピーと呼ぶ。
【0025】VCC コピーを実現する方式の1つとして
は、交換機の制御系ソフトウェア(交換機全体を管理・
制御するプロセッサCPR が処理する)が、1系共通部1
22のVCC に対して行った設定と同じ設定を0系共通部
121のVCC に対して行う処理が考えられる。この方式
は、VCC コピーを行うために特別なハードウェアを設け
る必要がないが、すべての処理を交換機の制御系ソフト
ウェアが行うため、交換機が収容する入力回線数が増加
すると、その回線数に比例して制御系の負担が増加して
しまう。すなわち、交換機の制御系は、VCC コピーの処
理のためのその資源が使用されてしまうので、交換処理
能力が低下してしまう。このため、VCC コピーでは、交
換機の制御系の処理を出来るだけ小さくし、かつ短時間
で行われる方式が望まれる。
【0026】この要求を満たすための方式としては、図
26に示すように、共通部120において両系のVCC 間
でVCC コピーを行うための交絡(相互接続)を持つハー
ドウェアを設ける方式が実施されている。この交絡構成
は、対応するVCC 毎に(VCC#0、VCC #1、VCC #
2、VCC #3毎に)設けられるが、一般にそのハードウ
ェア規模は大きく、また、VCC コピーを処理するために
プロセッサを持つことが通常であり、そのためのファー
ムウェアも必要となる。従って、入力回線ごとにVCC を
設ける構成では、交換機が収容する回線数が増加するこ
とによってVCC の数が増加すると、VCC コピーのための
ハードウェアが大きくなり、そのためのコストも増加す
る。
【0027】このように、回線毎にVCC を設けるVCC 分
散配置構成では、ハードウェア、特にVCC 内に設けるメ
モリの使用効率が低く、また、交換機の制御系の処理を
少なく抑えてVCC コピーを行う構成を低コストで実現す
ることはできなかった。
【0028】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、ハードウェア使用効率を高めることによって交
換機のハードウェア規模を小さくし、セルのヘッダ変換
機能を低コストで実現することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の手段について図
1を参照しながら説明する。本発明のヘッダ変換方式
は、データフィールドとそのデータフィールドを自律的
にルーティングさせるためのルーティング情報を含むヘ
ッダとからなる固定長パケットを交換するシステムを前
提とする。この交換システムをATM ネットワークとする
と、上記ルーティング情報は、VPI/VCI (仮想パス識別
子/仮想チャネル識別子)である。本発明のヘッダ変換
方式は、以下の各手段を有する。
【0030】ヘッダ解析手段1−1,・・・,1−n
は、入力回線ごとに設けられ、各入力回線に接続される
各入力ポートで受信される固定長パケットのヘッダを解
析してルーティング情報を取り出す。
【0031】記憶手段2は、ヘッダ解析手段1−1,・
・・,1−nが取り出したルーティング情報(第1のル
ーティング情報)と、固定長パケットを出力するときに
そのヘッダに付加するルーティング情報(第2のルーテ
ィング情報)とを対応付けて格納する。ヘッダ解析手段
1−1,・・・,1−nは、第1のルーティング情報を
用いて記憶手段2にアクセスし、第2のルーティング情
報を取り出す。
【0032】変換手段3−1,・・・,3−nは、入力
ポートごとに設けられ、ヘッダ解析手段1−1,・・
・,1−nによって記憶手段2から取り出された第2の
ルーティング情報を受け取り、第1のルーティング情報
を第2のルーティング情報に書き換えるヘッダ変換を行
う。
【0033】記憶手段2は、ヘッダ解析手段1−1,・
・・,1−n及び変換手段3−1,・・・,3−nから
分離した装置(またはボード)内に設ける。また、記憶
手段2を二重化系構成とする。
【0034】複数の入力回線から入力される固定長パケ
ットのヘッダ変換に用いる情報を記憶手段2に集中させ
て格納し、上記複数の入力回線ごとに設けたヘッダ解析
手段1−1,・・・,1−nからこの記憶手段2にアク
セスする構成としている。このため、記憶手段2の使用
効率が向上する。特に、各入力回線の使用状況に応じ
て、記憶手段2の記憶領域を各入力回線に割り当てる構
成とし、例えば、同時に転送されるチャネル数が多い入
力回線に対して大きな記憶領域を割り当てるように制御
すれば、各入力回線における未使用記憶領域が小さくな
る。
【0035】記憶手段2を二重化系構成とすると、記憶
手段2内に設けられる2つの系の内容を互いに一致させ
る必要があり、必要に応じて両系の間でコピー(一方の
系に格納されている情報を他方の系へコピーする)を行
うが、記憶手段2は、ヘッダ解析手段1−1,・・・,
1−nおよび変換手段3−1,・・・,3−nから分離
されているので、たとえば、ヘッダ解析手段1−1,・
・・,1−nまたは変換手段3−1,・・・,3−nを
修理・交換等するときには、上記コピーを行う必要がな
い。したがって、メンテナンス時間を短縮できる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら説明する。以下では、本発明のヘッダ変換
方式をATM に適用した例を説明する。ATM 交換システム
としては、図21の構成を前提とし、ATM スイッチ10
2の入力側および出力側にVCC(Virtual channel conver
sion )を有する構成である。すなわち、ATM スイッチ1
02の入力側において、入力セルのヘッダに格納されて
いるVPI/VCI (入力VPI/VCI )を交換機内で使用するVP
I/VCI (内部VPI/VCI )に変換する。また、ATM スイッ
チ102の出力側では、ATM スイッチ102から出力さ
れたセルのヘッダに格納されている内部VPI/VCI をセル
を出力回線に出力するときのVPI/VCI (出力VPI/VCI )
に変換する。
【0037】なお、実施例ではATM スイッチの入力側お
よび出力側にVCC を設ける構成を示すが、本発明は、AT
M スイッチの入力側のみにVCC を設け、そのVCC にセル
を出力回線に出力するときのVPI/VCI (出力VPI/VCI )
を格納しておき、そのVCC が入力セルのヘッダに格納さ
れているVPI/VCI (入力VPI/VCI )を出力VPI/VCI に変
換する構成にも適用される。
【0038】図2は、ATM 交換システムにおいて、ATM
スイッチの入力側に設けられたVCCの構成図である。VCC
は、"Virtual Channel Conversion"の略であり、VPI/V
CIを変換することが主機能であるが、ヘッダ変換機能あ
るいはヘッダ情報変換機能と呼ばれることも多い。本実
施例のヘッダ変換機能部は、回線インタフェース装置内
に設けられる変換制御部CNV と回線インタフェース装置
の外部に設けられる共有変換テーブルとからなる。
【0039】図2に示す本実施例のヘッダ変換機能部
は、図22に示す従来の構成と比較すると、以下の点が
異なる。すなわち、従来の構成では、入力回線ごとに設
けられるVCC123内に変換テーブルを設けていた
が、本実施例の構成では、入力回線インタフェース措置
10の外部に共有変換テーブル20を設けている。共有
変換テーブル20は、複数の入力回線に対して1つ設け
られる。
【0040】本実施例のヘッダ変換機能部は、入力回線
からセルを受信すると、共有変換テーブル20からヘッ
ダ情報(内部VPI/VCI )を取り出して、ヘッダ変換(入
力セルのVPI/VCI を内部VPI/VCI に書き換える)を行
い、そのセルをATM スイッチへ転送する。
【0041】回線インタフェース装置10は、個別部1
1及び共通部13とから構成され、4本の入力回線#0
〜#3から入力されるセルを多重化してATM スイッチへ
転送する。個別部11は、4本の入力回線#0〜#3を
それぞれ終端する回線終端部#0〜#3(12−0〜1
2−3)を有する。回線終端部12−0〜12−3は入
力回線を介して転送されてくるセルを受信する入力ポー
トである。
【0042】共通部13は、互いに同一構成の0系共通
部14及び1系共通部15からなる二重化構成である。
0系共通部14は、各回線終端部#0〜#3(12−0
〜12−3)にそれぞれ対応する変換制御部CNV #0〜
#3(16−0〜16−3)を有する。各変換制御部CN
V #0〜#3(16−0〜16−3)は、それぞれ共有
変換テーブル20にアクセスして入力セルに格納されて
いる入力VPI/VCI に対応する内部VPI/VCI を取り出す。
そして、その内部VPI/VCI を用いてヘッダを変換し、そ
のヘッダを変換したセルを多重化部17へ転送する。
【0043】1系共通部15は、0系共通部14と同じ
処理を行う。すなわち、回線終端部#0〜#3(12−
0〜12−3)から出力されたセルは、1系共通部15
の各変換制御部CNV #0〜#3(不図示)によって受信
され、同様のヘッダ変換処理を行う。
【0044】多重化部17は、変換制御部CNV #0〜#
3(16−0〜16−3)から出力されたセルを多重化
する。そして、0系共通部14および1系共通部15の
うちの一方(アクティブ系)の出力セルがATM スイッチ
へ転送される。
【0045】共有変換テーブル20は、共通部13と同
様に二重化構成であり、互いに同一構成の0系共有変換
テーブル21および1系共有変換テーブル22からな
る。各共有変換テーブル21および22には、入力VPI/
VCI をキーアドレスとしてセルのヘッダ変換に使用され
るヘッダ情報(内部VPI/VCI )が格納されている。両共
有変換テーブル21および22に格納されるヘッダ情報
は互いに同じである。
【0046】0系共通部14および1系共通部15と、
0系共有変換テーブル21および1系共有変換テーブル
22との間の接続は、図2においては、0系どうしおよ
び1系どうしが接続された構成であるが、0系と1系と
が交絡してもよい。即ち、たとえば、0系共通部14が
1系共有変換テーブル22をアクセスすることも可能で
ある。
【0047】各変換制御部CNV #0〜#3(16−0〜
16−3)と共有変換テーブル20との間の接続は、そ
れぞれ個別の接続線を設ける構成、図3(a) に示すよう
なバス接続構成、または、図3(b) に示すようなリング
接続構成が可能である。バス接続構成またはリング接続
構成における通信は、マルチプロセッサシステムのプロ
セッサ間の通信プロトコルまたはLAN プロトコルなどで
実現する。なお、本実施例では、各変換制御部CNV #0
〜#3(16−0〜16−3)と共有変換テーブル20
との間をシリアルバスで接続する構成とする。
【0048】図2においては、1つの回線インタフェー
ス装置10が収容する回線#0〜#3に対して共有変換
テーブル20を設けているが、複数の回線インタフェー
ス装置に対して1つの共有変換テーブル20を設ける構
成としてもよい。
【0049】前述したように、従来のヘッダ変換機能部
(VCC )は、図22または図23に示したように、回線
ごとに変換テーブルを設ける構成であったが、本実施例
のヘッダ変換機能は、複数の回線に対して1つの共有変
換テーブル20を設ける構成である。図2に示す共有変
換テーブル20には、複数の入力回線からそれぞれ入力
されるセルのヘッダ変換に使用する内部VPI/VCI が設定
されている。そして、回線ごとに設けられた変換制御部
部CNV #0〜#3(16−0〜16−3)がそれぞれ共
有変換テーブル20をアクセスする。
【0050】図4は、ATM スイッチの出力側に設けられ
たVCC の構成図である。ATM スイッチの出力側に設けら
れるVCC は、出力回線ごとに変換制御部51が設けらる
構成であり、基本的に、図2に示した入力側のVCC と同
じ構成である。ただし、共有変換テーブル52は、内部
VPI/VCI に対応づけられて出力VPI/VCI を格納してい
る。すなわち、出力側のVCC は、ATM スイッチから出力
されたセルのヘッダに格納されている内部VPI/VCI を出
力VPI/VCI に変換するヘッダ変換を実行する。なお、図
4に示す回線終端部は、出力回線を介してセルを転送す
る出力ポートである。
【0051】図5は、ATM スイッチの入力側の回線イン
タフェース装置内に設けられる変換制御部16の構成図
である。なお、変換制御部16は、変換制御部CNV #0
〜#3(16−0〜16−3)を代表するものである。
【0052】変換制御部16は、入力回線毎に設けら
れ、各入力回線から入力されるセルのヘッダ情報に基づ
いて生成されるアドレスを用いて共有変換テーブル20
をアクセスする。共有変換テーブル20には、複数の入
力回線からそれぞれ入力されるセルのヘッダ変換に使用
する内部VPI/VCI が設定されている。そして、変換制御
部16は、上記アドレスをキーとして共有変換テーブル
20から内部VPI/VCI を取り出し、入力セルのヘッダに
格納されているVPI/VCI を共有変換テーブル20から取
りだした内部VPI/VCI に書き換えるヘッダ変換を行う。
【0053】共有変換テーブル20の設定は、交換機全
体の呼制御処理を行うプロセッサ及びそのプロセッサ上
で実行されるソフトウェアプログラム(以下、交換機の
制御系(CPR )と呼ぶ)によって書き込まれる。交換機
の制御系(CPR )は、共有変換テーブル20に対して直
接設定を行うことができることに加え、変換制御部16
を介して共有変換テーブル20上の所定アドレスに出力
ヘッダ情報、すなわち内部VPI/VCI を書き込むこともで
きる。また、交換機の制御系(CPR )は、必要に応じて
共有変換テーブル20の内容を参照するが、この場合
も、共有変換テーブル20を直接アクセスする方法の他
に、変換制御部16を介して共有変換テーブル20へア
クセスを行うこともでききる。
【0054】このように、変換制御部16は、入力セル
のヘッダ変換に際して共有変換テーブル20から内部VP
I/VCI を取り出す機能、および交換機の制御系(CPR )
からの設定・参照要求に従って共有変換テーブル20へ
アクセスする機能を有する。以下、変換制御部16の各
ブロックの機能を説明する。
【0055】入力ヘッダ解析部41は、入力セルのヘッ
ダ部を参照して、共有変換テーブル20にアクセスする
ためのアドレスを生成する。すなわち、まず、入力セル
のヘッダに収容されるVPI/VCI をラッチする。そして、
図6(a) に示すように、その入力VPI (12ビット)を
MSB 12ビットに、入力VCI (16ビット)をLSB 16
ビットに置くアドレス(合計28ビット)を生成する。
この生成されたアドレスは、テーブルアクセス制御部3
0の入力セルアドレスレジスタ31に保持される。
【0056】テーブルアクセス制御部30は、入力ヘッ
ダ解析部41が生成したアドレスまたは交換機制御系
(CPR )からのアクセス要求に際して転送されてくるア
ドレスを用いて共有変換テーブル20へのリード/ライ
ト・アクセスを制御する。テーブルアクセス制御部30
の各ブロックの機能は以下の通りである。
【0057】制御系インタフェース部32は、交換機の
制御系(CPR )との間のバスを終端する。交換機の制御
系(CPR )からのアクセス要求は、共有変換テーブル2
0に内部VPI/VCI を設定するためのライトアクセス要求
または共有変換テーブル20の内容を参照するリードア
クセス要求であり、それらアクセス要求は、例えば、図
6(b) に示すようなフォーマットである。「R/W ビッ
ト」は、交換機の制御系(CPR )からのアクセス要求が
リードアクセスであるのかライトアクセスかを示すビッ
トであり、たとえば、リードで「0」、ライトで「1」
とする。設定アドレスは、共有変換テーブル20に内部
I/VCI を設定するときの共有変換テーブル20への書込
みアドレス(SRA) である。参照アドレスは、共有変換テ
ーブル20の内容を参照するときの読出しアドレス(RR
A) である。設定データは、共有変換テーブル20に設
定する内部VPI/VCI であり、上記の設定アドレスに書き
込まれる。なお、共有変換テーブル20の内容を参照す
るリードアクセスの場合はデータを転送する必要がない
ので、設定データは「ドント・ケア」である。
【0058】変換制御部16から交換機の制御系(CPR
)へ応答する場合は、例えば、図6(c) に示すような
フォーマットでデータが転送される。「R/W ビット」
は、このデータ転送が交換機の制御系(CPR )からのリ
ードアクセスに対する応答であるので、リードに固定さ
れる。読出しデータは、入力セルのヘッダ変換に際して
のリードアクセスまたは交換機の制御系(CPR )からの
リードアクセスによって共有変換テーブル20から読み
出されたデータ(RRD )であり、内部VPI/VCI である。
【0059】交換機の制御系(CPR )が共有変換テーブ
ル20の設定のためのアクセス要求を発行すると、制御
系インタフェース32は、ライトアクセスを指定するR/
W 指示信号をリード/ライト制御部35に転送するとと
もに、設定アドレスおよび設定データをそれぞれ設定ア
ドレスレジスタ33および設定データレジスタ34に設
定する。一方、交換機の制御系(CPR )が共有変換テー
ブル20を参照するためのアクセス要求を発行すると、
制御系インタフェース32は、リードアクセスを指定す
るR/W 指示信号をリード/ライト制御部35に転送する
とともに、参照アドレスを設定アドレスレジスタ33に
設定する。また、共有変換テーブル20から読み出した
データを受信した場合にはそのデータを交換機の制御系
(CPR )へ転送する。
【0060】リード/ライト制御部35は、共有変換テ
ーブル20へのアクセスのタイミングを制御する。すな
わち、リード/ライト制御部35は、入力セルの転送タ
イミングと同期をとりながら制御系インタフェース32
が出力するR/W 指示信号に従って、アドレスセレクタ3
6への選択信号を生成するとともに、送受信制御部37
に対してリードアクセスまたはライトアクセスを通知す
る。
【0061】ところで、一般的に、変換制御部16へセ
ルが流入するタイミングと、交換機の制御系(CPR )か
ら共有変換テーブル20へのアクセス要求が発生するタ
イミングとは互いに非同期である。したがって、入力セ
ルのヘッダ変換のためのアクセスと上記交換機の制御系
(CPR )からのアクセスとが同時に要求されることが起
こり得る。このような場合には、入力セルのヘッダ変換
のアクセスに対して高い優先度を与えることにより、入
力セルのヘッダ変換を確実に行えるようにする必要があ
る。
【0062】このため、リード/ライト制御部35は、
入力ハイウェイ(図2における個別部11と共通部13
との間の伝送路)上でセルと同期しながらそのセルにパ
ラレルに転送されそのセルの先頭位置タイミングを示す
セルフレーム信号を用いて各セルのタイミングを認識す
る。そして、リード/ライト制御部35は、図7に示す
ように、ATM 交換機内において各セルに対して割り当て
られる時間である1セルスロット期間(53τ)を、入
力セルのヘッダ変換に伴うアクセスのための期間(期間
)と、交換機の制御系(CPR )から要求に伴うアクセ
スのための期間(期間)とに振り分ける。期間で
は、入力セルのヘッダ情報から生成したアドレスをキー
として共有変換テーブル20から内部VPI/VCI を読み出
す処理を行う。また、期間では、交換機の制御系(CP
R )からのアクセス要求によって共有変換テーブル20
へのアクセスを行う。
【0063】リード/ライト制御部35は、アドレスセ
レクタ36に対して、上記期間および期間のタイミ
ングを通知するセレクト信号を転送する。また、リード
/ライト制御部35は、交換機の制御系(CPR )からの
アクセス要求がライトアクセス(共有変換テーブル20
への設定)であったときに、そのライトアクセスを受信
した直後の期間において送受信制御部37に対してラ
イトアクセス要求を転送し、それ以外の場合は、すべて
リードアクセス要求を転送する。すなわち、入力セルの
ヘッダ変換に伴うアクセスのために割り当てられている
期間および交換機の制御系(CPR )からのアクセス要
求がリードアクセス(共有変換テーブル20の内容の参
照)であったときには、送受信制御部37に対してリー
ドアクセス要求を転送する。
【0064】アドレスセレクタ36は、リード/ライト
制御部35から期間および期間のタイミング示すセ
レクト信号を受信する。期間においては、入力セルア
ドレスレジスタ31に格納されているアドレス(入力セ
ルのVPI/VCI )を選択して送受信制御部37へ転送す
る。一方、期間においては、設定アドレスレジスタ3
2に格納されているアドレス(交換機の制御系(CPR )
から転送されてきたアドレス)を選択して送受信制御部
37へ転送する。したがって、変換制御部16にセルが
入力すると、そのセルに対する期間において、共有変
換テーブル20へのリードアクセスアドレスとしてその
入力セルのVPI/VCI が送受信制御部37へ転送される。
また、交換機の制御系(CPR )からの要求により共有変
換テーブル20へのアクセスが発生すると、期間にお
いて交換機の制御系(CPR )が指示するアドレス(設定
アドレスまたは参照アドレス)および設定データが送受
信制御部37へ転送される。
【0065】送受信制御部37は、上記アドレス、デー
タ、およびR/W アクセス要求に従って共有変換テーブル
20へのアクセスを実行する。図8(a) は、入力セルの
ヘッダ変換に際して共有変換テーブル20から内部VPI/
VCI を読出すためのアクセスにおいて、送受信制御部3
7から共有変換テーブル20へ転送されるアクセス要求
のフォーマットである。ここで、「R/W ビット」はリー
ドアクセスを示す状態に設定され、「入力VPI/VCI 」は
入力セルのヘッダから取り出したVPI/VCI である。ま
た、「回線番号」は、図2において、回線終端部12を
介して変換制御部16に接続される回線の番号であり、
たとえば、変換制御部#0(16−0)から共有変換テ
ーブル20へ転送されるアクセス要求には「0」が設定
される。なお、各入力回線はそれぞれ回線終端部12に
収容されるので、この「回線番号」は、各回線終端部を
識別するための番号(入力ポート番号)と同じである。
【0066】図8(b) は、交換機の制御系(CPR )から
の要求によって共有変換テーブル20へアクセスすると
きに、送受信制御部37から共有変換テーブル20へ転
送されるアクセス要求のフォーマットである。「R/W ビ
ット」、「設定アドレスまたは参照アドレス」および
「設定データ」は、交換機の制御系(CPR )から転送さ
れてきたものと同じである。
【0067】図8(a) または(b) に示すアクセス要求
は、共有変換テーブル20と変換制御部16とを接続す
るバス上に出力される。共有変換テーブル20は、図8
(a) に示すアクセス要求を受信すると、そのアクセス要
求に設定されている「入力VPI/VCI 」をキーとして内部
VPI/VCI を読み出す。また、図8(b) に示すアクセス要
求のうち「R/W ビット」がリードアクセスを示す状態に
設定されたものを受信すると、その「参照アドレス」を
キーとして内部VPI/VCI を読み出す。そして、共有変換
テーブル20は、図8(c) に示すように、読み出した内
部VPI/VCI (読出しデータ)に、上記アクセス要求を発
行した変換制御部16の回線番号(ポート番号)を付加
して、共有変換テーブル20と変換制御部16とを接続
するバス上に出力する。
【0068】なお、共有変換テーブル20は、図8(b)
に示すアクセス要求のうち「R/W ビット」がライトアク
セスを示す状態に設定されたものを受信すると、その設
定アドレスに対応する領域に「設定データ」を書き込
む。
【0069】変換制御部16の送受信制御部37は、共
有変換テーブル20からバスを介して転送されてくる図
8(c) に示すデータを受信すると、そこに格納されてい
る回線番号が自己の回線番号と一致した場合にそのデー
タを取り込む。送受信制御部37は、共有変換テーブル
20からの読出しデータが、入力セルのヘッダ変換のた
めのデータであるのか、交換機の制御系(CPR )からの
要求によって読み出されたデータであるのかを認識して
いる。そして、入力セルのヘッダ情報変換のためのデー
タを受信した場合には、そのデータをヘッダ変換部43
へ転送し、そこでセルのヘッダ変換を行う。すなわち、
入力セルのVPI/VCI を共有変換テーブル20から読み出
した内部VPI/VCI に書き換える。なお、変換制御部16
に入力したセルは、遅延回路42によって共有変換テー
ブル20へのアクセスに要する時間だけ遅延されてヘッ
ダ変換部43へ転送される。交換機の制御系(CPR )か
らの要求によって読み出されたデータを受信した場合に
は、その読出しデータを制御系インタフェース32を介
して交換機の制御系(CPR )へ転送する。
【0070】変換制御部16から共有変換テーブル20
へのアクセス制御についてまとめたものを以下に示す。 ・入力セルのヘッダに格納されている入力VPI/VCI を用
いて共有変換テーブル20にリードアクセスを行い、対
応する内部VPI/VCI を得る。 ・交換機の制御系(CPR )が共有変換テーブル20に内
部VPI/VCI を設定するときには、交換機の制御系(CPR
)が発行するアクセス要求に格納されている設定アド
レスを用いて共有変換テーブル20へライトアクセスを
行い、その設定アドレスに対応する領域に設定データを
書き込む。 ・交換機の制御系(CPR )が共有変換テーブル20の内
容を参照するときには、交換機の制御系(CPR )が発行
するアクセス要求に格納されている参照アドレスを用い
て共有変換テーブル20へリードアクセスを行い、その
参照アドレスに対応する領域からデータ(内部VPI/VCI
)を読み出す。
【0071】なお、上記実施例では、内部VPI/VCI を2
8ビットの情報として説明したが、サーチを容易にする
ために、28ビットよりも短い情報に圧縮するような構
成としてもよい。
【0072】図9は、ATM スイッチの出力側の回線イン
タフェース装置内に設けられる変換制御部51の構成図
である。変換制御部51は、基本的に変換制御部16と
同じ構成である。変換制御部51は、共有変換テーブル
52にアクセスし、ATM スイッチから出力されたセルの
ヘッダに格納されている内部VPI/VCI を出力VPI/VCIに
変換して出力回線へ出力する。
【0073】次に、複数の変換制御部16と共有変換テ
ーブル20との間のインタフェースを説明する。なお、
以下では、ATM スイッチの入力側のVCC について説明を
するが、ATM スイッチの出力側のVCC についても基本的
に同じである。すなわち、変換制御部51と共有変換テ
ーブル52との間のインタフェースについても同様の構
成である。
【0074】図10は、変換制御部16と共有変換テー
ブル20との間のインタフェースを説明する図である。
変換制御部#0〜#3(16−0〜16−3)は、それ
ぞれシリアルバス65に接続されている。一方、共有変
換テーブル20は、変換制御部#0〜#3(16−0〜
16−3)にそれぞれ対応してインタフェース部#0〜
#3(60−0〜60−3)を有し、各インタフェース
部#0〜#3(60−0〜60−3)がシリアルバス6
5に接続されている。
【0075】変換制御部#0(16−0)は、共有変換
テーブル20へアクセスするとき、図8(a) または(b)
に示すフォーマットのアクセス要求をシリアルバス65
上に出力する。このアクセス要求には、回線番号(入力
ポート番号)として「0」が設定されている。このアク
セス要求は、インタフェース部#0〜#3(60−0〜
60−3)に転送されるが、その回線番号が「0」であ
るので、インタフェース部#0(60−0)のみによっ
て取り込まれる。
【0076】インタフェース部#0(60−0)が上記
アクセス要求を取り込むと、テーブル制御部71がその
旨を認識し、そのアクセス要求に従ってテーブル72を
アクセスする。そして、上記アクセス要求がリードアク
セスであった場合には、テーブル72から読み出したデ
ータをインタフェース部#0(60−0)に渡す。
【0077】インタフェース部#0(60−0)は、図
8(c) に示すフォーマットのデータを作成してシリアル
バス65上に出力する。ここで、回線番号は「0」が設
定されている。インタフェース部#0(60−0)から
出力されたデータは、変換制御部#0〜#3(16−0
〜16−3)に転送されるが、その回線番号が「0」で
あるので、変換制御部#0(16−0)のみによって取
り込まれる。
【0078】このようにして、変換制御部#0(16−
0)から共有変換テーブル20へアクセスが実行され
る。なお、変換制御部#1〜#3(16−1〜16−
3)から共有変換テーブル20へのアクセスも同じであ
る。
【0079】図10において、変換制御部#0〜#3
(16−0〜16−3)は、例えば、回線インタフェー
ス装置10の共通部13内の0系共通部14に属する。
また、図10に示す共有変換テーブル20は、0系共有
変換テーブル21または1系共有変換テーブル22のう
ちの一方であり、ここでは、0系共有変換テーブル21
とする。この場合、0系共通部14内の各変換制御部#
0〜#3(16−0〜16−3)が0系共有変換テーブ
ル21へアクセスすると同時に、1系共通部15内の各
変換制御部#0〜#3は、1系共有変換テーブル22へ
全く同じアクセスを行う。
【0080】図11は、共有変換テーブル20の構成図
である。共有変換テーブル20は、変換制御部#0〜#
3(16−0〜16−3)に対応して、すなわち回線#
0〜#3に対応して4個のインタフェース部#0〜#3
(60−0〜60−3)を有する。各インタフェース部
#0〜#3(60−0〜60−3)は、基本的に同じ動
作をするので、ここでは、インタフェース部#0(60
−0)の動作を説明する。
【0081】インタフェース部#0(60−0)は、変
換制御部#0〜#3(16−0〜16−3)からシリア
ルバス65を介して転送される図8(a) または(b) に示
す形式のデータを受信すると、「回線番号」をチェック
し、その回線番号が「0」であるデータのみを取り込
む。すなわち、変換制御部#0(16−0)から出力さ
れたデータを取り込む。
【0082】シリアル/パレラル変換部61は、上記取
り込んだ受信データをパラレル形式に変換し、受信デー
タレジスタ62に格納すると同時に、テーブル制御部7
1に対して受信割込み信号を転送する。受信データレジ
スタ62は、テーブル制御部71内のプロセッサ74の
プロセッサバス73の配下に収容されており、プロセッ
サ74によってリードアクセスされる。送信データレジ
スタ63およびパラレル/シリアル変換部64について
は、後述する。
【0083】テーブル制御部71は、出力ヘッダ情報を
格納するテーブル72に対してリード/ライトアクセス
を行うブロックであり、インタフェース部#0〜#3
(60−0〜60−3)が受信したデータの入力VPI/VC
I (または設定アドレス)をキーアドレスとして、テー
ブル72からヘッダ情報を検索し、そのヘッダ情報をイ
ンタフェース部#0〜#3(60−0〜60−3)へ転
送する。
【0084】割込み制御部75は、インタフェース部#
0〜#3(60−0〜60−3)から転送される割込み
信号を調停し、プロセッサ74に対して割込みをかけ
る。たとえば、上述のようにしてインタフェース部#0
(60−0)が受信割込み信号を転送すると、割込み制
御部75は、プロセッサ74に割込みをかけることによ
ってその旨を通知する。プロセッサ74は、この割込み
によって、インタフェース#0が変換制御部#0(16
−0)からデータを受信したことを認識し、インタフェ
ース部#0(60−0)内の受信データレジスタ62か
らデータを読み出す。そして、その読み出したデータの
入力VPI/VCI (または設定アドレス)に従ってテーブル
72をアクセスし、ヘッダ情報(内部VPI/VCI )を取り
出す。さらに、プロセッサ74は、このヘッダ情報(内
部VPI/VCI )をインタフェース部#0(60−0)内の
送信データレジスタ63に書き込む。なお、メモリ76
は、上記処理におけるプロセッサ74の作業用RAM であ
るが、テーブル72をアクセスするためのインデックス
メモリとしても使用される。インデックスメモリについ
ては後述する。
【0085】送信データレジスタ63は、プロセッサバ
ス73の配下にある。そして、送信データレジスタ63
は、テーブル制御部71のプロセッサ74によって書き
込まれたヘッダ情報(内部VPI/VCI )を保持する。パラ
レル/シリアル変換部64は、送信データレジスタ63
に格納されたデータをシリアルデータに変換して、シリ
アルバス65に送出する。この送出が完了したら、テー
ブル制御部71のプロセッサ74に対して送信割込みを
かける。
【0086】尚、テーブル制御部71は、交換機の制御
系(CPR )ともインタフェースし、テーブル72へのデ
ータ追加・削除を行う。すなわち、この実施例のヘッダ
変換機能部(VCC )は、変換制御部16を介してテーブ
ル72のデータ書換えを行うだけででなく、交換機の制
御系(CPR )から変換制御部16を介することなくテー
ブル72のデータ書換えを行うことも可能である。ま
た、テーブル制御部71は、二重化された他系のテーブ
ル制御部ともインタフェースし、後述するVCC コピーを
行う。すなわち、図11に示す共有変換テーブル20が
0系共有変換テーブル21であるとすると、同図に示す
テーブル制御部71は、1系共有変換テーブル22内に
設けられるテーブル制御部71と接続する。
【0087】次に、ヘッダ情報(内部出力VPI/VCI )を
格納するテーブルの構成方法を説明する。すなわち、図
10または図11に示すテーブル72の構成を説明す
る。テーブル72は、複数の入力回線を介して入力され
るセルのヘッダ変換のためのヘッダ情報(内部VPI/VCI
)を格納する。テーブル72のハードウェア構成とし
ては、様々な方式が考えられるが(例えば、直線的にア
ドレスを割りつけたメモリ、或いはインデックスメモリ
をもつ二段構成メモリなど)、これはATM 交換機の規模
に応じて自由に設計できる。以下では、テーブル72の
記憶領域を各回線に固定的に割り当てる固定割当方式、
および各回線の使用状況に応じてテーブル72の記憶領
域を動的変化させながらに割り当てる動的割当方式につ
いて説明する。
【0088】図12は、固定割当方式におけるテーブル
構成を説明する図である。固定割当方式では、図12
(a) に示すように、テーブル72の記憶領域を一定アド
レス毎に分割し、各記憶領域を各回線(図2では、#0
〜#3)に固定的に割り当てる。本実施例では、テーブ
ル72の記憶領域をその先頭から32アドレス毎のブロ
ックに分割し、それら各記憶領域を回線#0〜#3に対
して占有的に割り当てる。この構成によれば、各回線ご
とに32種類の入力VPU/VCIについてのヘッダ変換を行
うことができる。
【0089】テーブル72のデータフィールドは、図1
2(b) に示すように、57ビット長であり、セットビッ
ト、入力ヘッダ情報、変換情報(出力ヘッダ情報)から
構成される。
【0090】セットビットは、テーブル72のアドレス
に対応して設定するビットであり、そのアドレスに有効
な情報が設定されているか否かを表示し、有効データが
格納されているときに「1」が設定される。一方、セッ
トビットが「0」である場合は、そのアドレスにはヘッ
ダ情報が未設定であることを表す。テーブル制御部71
がテーブル72のあるアドレスにヘッダ情報を設定する
ときに、そのアドレスに対応するセットビットに「1」
が書き込まれ、そのアドレスの設定を解除(削除)する
時に「0」が書き込まれる。
【0091】変換テーブル72のデータフィールドは、
入力ヘッダ情報と出力ヘッダ情報とを1組にして格納す
る。そして、テーブル制御部71は、受信データレジス
タ62から読み出したデータの入力VPI/VCI とデータフ
ィールド内の入力ヘッダ情報とが一致するレコードを検
索する。たとえば、回線#0からセルが入力され、イン
タフェース部#0(60−0)が受信割込み信号を発生
させると、テーブル制御部71のプロセッサ74は、イ
ンタフェース部#0(60−0)の受信データレジスタ
に格納されている上記入力セルの入力VPI/VCI を読み出
してメモリ76に格納する。続いて、変換テーブル72
において回線#0に対して割り当てられている記憶領域
(アドレス0〜1F)を検索する。この時、セットビッ
トが「1:有効データが格納されている」に設定されて
いるレコードのみを検索する。そして、上記入力セルの
入力VPI/VCI とテーブル72のデータフィールド内の入
力VPI/VCI とが一致するレコードの出力ヘッダ情報を取
り出す。この出力ヘッダ情報は、上記入力セルのヘッダ
変換に使用する内部VPI/VCI であり、インタフェース部
#0(60−0)を介して変換制御部16−0へ転送さ
れる。
【0092】このように、固定割当方式では、入力セル
の入力VPI/VCI を用いてテーブルを直接参照して内部VP
I/VCI を取り出す。このため、プロセッサ74に処理
は、簡単になる。
【0093】図13は、第1の動的割当方式におけるテ
ーブル構成を説明する図である。第1の動的割当方式で
は、テーブル制御部71内のメモリ76を用いてインデ
ックステーブルを設け、そのインデックステーブルを利
用してテーブル72の所定領域にアクセスする。ここで
は、8本の入力回線#0〜#7に対して共有変換テーブ
ル20を設け、それら8本の入力回線#0〜#7から入
力されるセルのヘッダ変換に使用する内部VPI/VCI をそ
の共有変換テーブル20内のテーブル72に格納した場
合を0として説明する。
【0094】第1の動的割当方式では、図13に示すよ
うに、テーブル72を対応する入力回線数よりも多くの
ブロックに分割している。すなわち、入力回線数8本に
対してテーブル72を16ブロックに分割している。そ
して、各入力回線#0〜#7に対してブロック0〜15
を割り当てる。また、必要に応じて、1本の入力回線に
対して複数のブロックを割り当てることができる。
【0095】上記方式でブロックの割当を行う場合、各
入力回線#0〜#7とブロック0〜15との対応関係は
固定されていないので、その対応関係をインデックステ
ーブルに格納し、割当がかわるごとにそのインデックス
テーブルを書き換える方式を採用する。
【0096】インデックステーブルは、回線番号(カー
ド)#0〜#7ごとに16ビットのデータフィールドが
設けられ、そのデータフィールドの各ビットがテーブル
72の各ブロック0〜15に対応している。即ち、各デ
ータフィールドのMSB がブロック15に対応し、LSB が
ブロック0に対応している。図13に示す例では、入力
回線#0に対してテーブル72の3つのブロック0、8
および9が割当てられている。また、インデックステー
ブルは、テーブル72の各ブロックへのポインタを格納
している。したがって、たとえば、入力回線#0を介し
て受信した入力セルのヘッダ変換に伴ってテーブル72
をアクセスする場合、インデックステーブルを参照する
ことにより、ブロック0、8および9を指すポインタを
取り出すことができる。
【0097】第1の動的割当方式のテーブル72の各ブ
ロックに格納されるデータは、図12を用いて説明した
固定割当て方式のデータ構成と同じである。すなわち、
入力ヘッダ情報と出力ヘッダ情報とが1組みになって格
納されている。そして、上述のように、入力回線#0に
対してブロック0、8、9が割当てられている場合、入
力回線#0から入力するセルの入力VPI/VCI とそのセル
のヘッダ変換に使用する内部VPI/VCI とが1組に対応づ
けられてブロック0、8、9のいずれかに格納される。
【0098】第1の動的割当方式の各ブロックは、図1
2に示した固定割当方式の各ブロックよりも小さく、た
とえば、各ブロック0〜15は、それぞれ8個のレコー
ドを持つものとし、以下にブロックの割当て方法を説明
する。
【0099】テーブル72は、呼の設定時に交換機の制
御系(CPR )によって入力VPI/VCIとその入力VPI/VCI
に対応する内部VPI/VCI とが1組になって書き込まれ
る。そして、呼の切断時に、その呼の対して書き込まれ
たデータが削除される。たとえば、入力回線#1に対し
てブロック1が割当てられている場合、入力回線#1上
に新たに呼を設定するときにブロック1内の空きレコー
ドに、その呼に対応する入力VPI/VCI および内部VPI/VC
I が書き込まれる。ここで、各ブロックは8レコード構
成なので、入力回線#1上に同時に8種類以上の呼を設
定する場合には、未使用ブロック(たとえば、ブロック
15)を入力回線#1に割り当てる。
【0100】1本の回線に対して複数のブロックが割当
てられている期間に、呼の切断等によってその回線上に
同時に設定される呼の数が減少した場合には、レコード
の「並べ替え」を行う。例えば、入力回線#1に対して
ブロック1および15が割当てられているときに、ブロ
ック1に7つの入力VPI/VCI および内部VPI/VCI が設定
され、ブロック15に1つの入力VPI/VCI および内部VP
I/VCI が設定されているとすると、ブロック15に設定
されている入力VPI/VCI および内部VPI/VCI をブロック
1に書き込む。そして、ブロック15を入力回線#1か
ら開放し、他の任意の入力回線に割り当てられる状態に
する。この結果、入力回線#1に対しては、ブロック1
のみが割り当てられた状態となる。
【0101】このように、第1の動的割当方式では、各
回線の使用状況に応じてテーブル72のブロックが割り
当てられる。第1の動的割当方式におけるテーブル72
へのアクセス動作を説明する。ここでは、テーブル72
は16ブロックに分割され、各ブロックは8アドレス
(8レコード)を持つ。そして、入力回線#0から入力
されたセルのヘッダ変換を行う場合を説明する。
【0102】入力回線#0からセルが入力されると、そ
のセルのヘッダに格納されている入力VPI/VCI がリード
アクセス要求とともに共有テーブル20に転送される。
共有テーブル20では、インタフェース部#0(60−
0)が上記データを受信し、上記セルの入力VPI/VCI を
受信データレジスタ62に格納するとともに、プロセッ
サ74に対して受信割込み信号を転送する。プロセッサ
74は、この受信割込み信号により、受信データレジス
タ62から入力VPI/VCI を読み出してメモリ76に格納
する。そして、インデックステーブルの回線番号(カー
ド)が「0」に設定されているブロックをリードし、ブ
ロック0、8および9について「1」が設定されている
ことを認識すると、プロセッサ74は、テーブル72の
ブロック0、8および9に対してアクセスし、上記入力
VPI/VCI に対応する内部VPI/VCIを取り出す。なお、ブ
ロック内の検索方法は、図12を用いて説明した固定割
当方式の場合と同様である。テーブル72から取り出さ
れた内部VPI/VCI は、インタフェース部#0(60−
0)を介して変換制御部#0(16−0)に転送され
る。そして、変換制御部#0(16−0)は、入力VPI/
VCI を内部VPI/VCI に書き換えるヘッダ変換を行う。
【0103】第1の動的割当方式におけるテーブル72
の大きさ(メモリ容量)について説明する。ここでは、
各入力回線(#0〜#7)から入力されるセルのVPI/VC
I 数(同時に設定される呼の数)の平均値及び最大値が
わかっているものとする。
【0104】図22〜図25を参照しながら説明した従
来の方式(入力回線毎に内部VPI/VCI を格納するテーブ
ルを設ける構成)では、各入力回線ごとにすべてのヘッ
ダ変換を確実に行うためには、任意の入力回線おいて入
力セルのVPI/VCI 数がその最大値になる可能性があるこ
とを考慮し、上記最大値に対応する数の内部VPI/VCIを
各テーブルに格納できるようにしておかなければならな
い。
【0105】一方、第1の動的割当方式では、各回線に
対して必要に応じてテーブル72のブロックを割り当て
るので、各回線に対して無駄なメモリ領域を割り当てる
ことはない。また、すべての回線(#0〜#7)の使用
率が同時に高くなることは稀であり、使用率が高い回線
と低い回線とが混在するのが一般的であるので、上記8
本の回線から入力されるセルのVPI/VCI 数(同時に設定
される呼の数)の合計を上記平均値の8倍と見なすこと
ができる。このため、上記8本の回線に対してテーブル
72を設ける構成では、そのメモリ容量を、上記VPI/VC
I 数の平均値の8倍に対応する数の内部VPI/VCI を格納
できる程度の大きさとすればよい。したがって、テーブ
ル72の大きさ(メモリ容量)を小さくできる。
【0106】図14は、第2の動的割当方式におけるテ
ーブル構成を説明する図である。第2の動的割当方式
は、第1の動的割当方式と同様に2段検索ではあるが、
1段目にCAM (Contents Addressable Memory) を用い、
テーブル72を複数のブロックには分割しない。また、
図14(a) に示すように、CAM のアドレスとテーブル7
2のアドレスとを1対1に対応させる。CAM は、たとえ
ば、メモリ76内に設ける。
【0107】CAM のデータフィールドには、「回線番号
+入力ヘッダ情報」を格納する。この「回線番号+入力
ヘッダ情報」は、図14(b) に示すように、4ビットの
回線番号(ポート番号)、12ビットの入力VPI 、およ
び16ビットの入力VCI とから構成される。この実施例
では、回線番号を識別するために4ビットが割り当てら
れており、最大16本の回線(16個の変換制御部)に
よってテーブルが共有される。
【0108】テーブル72のデータフィールドには、変
換情報のみを格納する。この変換情報は、図14(c) に
示すように、ヘッダ変換に使用される内部VPI/VCI であ
り、そのデータ長は28ビットである。
【0109】第2の動的割当方式におけるテーブル72
へのアクセス動作を説明する。初めに、交換機の制御系
(CPR )がテーブル72に対して変換情報を設定する場
合を説明する。以下では、入力VPI=A および入力VCI=B
を持ったセルが回線#Xから入力されたときに、その入
力VPI/VCI を内部VPI=C および内部VCI=D に変換させる
ための情報をテーブル72に設定する。 (1) 交換機の制御系(CPR )から受信した情報をもと
に、テーブル制御部71のプロセッサ74は、CAM に設
定するデータフィールドを作成する。すなわち、データ
「XAB 」を作成する。ここで、Xは回線番号であり、A
Bは入力VPI/VCI である。 (2) データ「XAB 」をCAM に設定する。すなわち、CAM
にデータ「XAB 」を書き込む。CAM は空きデータフィー
ルドにデータ「XAB 」を設定し、同時にそのデータを設
定したアドレスを出力する。この時のアドレスを「2」
とする。 (3) プロセッサ74は、CAM から得られたアドレス
「2」を用いてテーブル72においてアドレス「2」が
示すデータフィールドに交換機の制御系(CPR )から受
信した変換情報を設定する。すなわち、データ「CD」を
書き込む。
【0110】次に、変換制御部16が入力セルのヘッダ
変換に際して、入力VPI/VCI をキーとしてテーブル72
から内部VPI/VCI を取り出す処理を説明する。以下で
は、回線#Xから入力VPI=A および入力VCI=B を持った
セルが入力し、そのセルのヘッダ変換を行うために内部
VPI/VCI を取り出すときの処理を示す。 (1) 回線#Xから上記セルが入力すると、変換制御部#
X(16)は、図8(a)に示す形式のデータに入力VPI/V
CI として「AB」を格納して共有変換テーブル20に転
送する。そして、共有変換テーブル20のインタフェー
ス部#Xは、テーブル制御部71のプロセッサ74に対
して受信割込み信号を転送して割り込みをかける。 (2) プロセッサ74は、インタフェース部#Xの受信デ
ータレジスタ62に格納されているデータを読み出し、
入力ヘッダ情報(入力VPI =A および入力VCI=B)を得
る。 (3) プロセッサ74は、上記(2) で得られた情報を基
に、CAM を検索するためのデータフィールド値を作成す
る。本例の場合は、回線#Xから入力されたセルのヘッ
ダ変換であるので、データ「XAB 」が作成される。 (4) プロセッサ74は、データ「XAB 」を用いてCAM に
リードアクセスを行う。CAM はデータ「XAB 」に一致す
るデータフィールドのアドレスを出力する。本例では、
アドレス「2」が得られたとする。 (5) プロセッサ74は、テーブル72においてアドレス
「2」に対応するデータフィールドをリードし、出力ヘ
ッダ情報「CD」 (内部VPI=C および内部VCI=D )を得
る。 (6) プロセッサ74は、上記(5) で得られた出力ヘッダ
情報をインタフェース部#Xの送信データレジスタ63
に設定する。そして、インタフェース部#Xは、送信デ
ータレジスタ63に格納されているデータを変換制御部
#X(16)へ転送し、転送が完了したときにプロセッ
サ74に送信割込み信号を転送することによって送信割
込をかける。 (7) プロセッサ74が上記送信割込を受けると、共有変
換テーブル20の処理は終了する。
【0111】この後、変換制御部#X(16)は、入力
セルのVPI/VCI をテーブル72から読み出した出力ヘッ
ダ情報 (内部VPI=C および内部VCI=D )に書き換えるヘ
ッダ変換を行う。
【0112】このように、第2の動的割当方式では、CA
M を用い、CAM のアドレスとテーブル72のアドレスと
を1:1に対応させているので、プロセッサ74は出力
ヘッダ情報を検索するときにテーブル72をサーチする
必要がない。このため、出力ヘッダ情報を取り出すため
の処理が高速化される。
【0113】上述のように、第1または第2の動的割当
方式でテーブル72を構成すれば、各回線(回線終端
部)の使用率がそれぞれ時間経過とともに変化する場合
においても、その使用率に応じてテーブル72の記憶領
域を適切に割り振ることができる。このため、任意の回
線に対して割り当てたテーブルの未使用記憶領域が少な
くなり、従来の構成のように回線ごとにテーブルを設け
る構成と比べてメモリの規模を小さくすることができ
る。尚、テーブルの記憶領域を動的に割り当てることに
より、各変換制御部16から受信した入力ヘッダ情報を
そのままアドレスとして使用することはできなくなる
が、この場合、入力ヘッダ情報からテーブルの実アドレ
スへ変換する処理はテーブル制御部71で一括して行わ
れる。このように、共有変換テーブル20を各回線で共
用することにより、従来の分散配置構成と比べて共有変
換テーブル20の使用効率を高くすることができる。
【0114】なお、上記実施例では、ATM スイッチの入
力側におけるヘッダ変換を説明したが、出力側において
も同じである。次に、0系共有変換テーブル21と1系
共有変換テーブル22との間でのVCCコピーについて説
明する。
【0115】共有変換テーブル20は、図2に示したよ
うに、互いに同一のデータを格納した0系共有変換テー
ブル21および1系共有変換テーブル22から構成され
ている。ところが、たとえば、1系共有変換テーブル2
2をメンテナンス等にためにいったんアウトオブサービ
ス状態にし、修理または交換した後に1系共有変換テー
ブル22をインサービス状態とするような場合がある。
このとき、1系共有変換テーブル22のテーブル72
(72−1とする)の内容は、0系共有変換テーブル2
1のテーブル72(72−0とする)の内容と一致して
いない(通常、1系共有変換テーブル22はリセットさ
れている)。このため、0系共有変換テーブル21およ
び1系共有変換テーブル22の各テーブルの内容を一致
させるために、テーブル72−0の内容をテーブル72
−1に書き込む処理が必要となる。この処理をVCC コピ
ーを呼ぶ。以下では、両系の間の交絡バスを分離・接続
する方式、およびデュアルポートメモリを用いる方式に
ついて説明する。
【0116】図15は、0系のテーブルと1系のテーブ
ル間を交絡バスを用いて接続する方式を説明する図であ
る。0系共有変換テーブル21と1系共有変換テーブル
22との間は、両系のテーブル制御部71どうしが交絡
バス77によって相互に接続されている。図15におい
て、各系のプロセッサ74をそれぞれ74−0および7
4−1をする。そして、プロセッサ74−0とテーブル
72−0との間、プロセッサ74−1とテーブル72−
1との間はそれぞれスイッチ78−0および78−1を
介して接続されている。また、両系の間は、スイッチ7
9−0および79−1を介して接続されている。これら
各スイッチの開閉は、交換機の制御系(CPR )からの指
示によって制御される。
【0117】図15(a) は、通常状態を示す。通常状態
においては、スイッチ78−0および78−1が接続状
態となっており、スイッチ79−0および79−1が分
離状態となっている。このため、各系のテーブル72−
0、72−1は、それぞれ自系のプロセッサ74−0、
74−1の配下にある。
【0118】図15(b) は、0系から1系へのVCC コピ
ー時の状態を示す図である。0系から1系へのVCC コピ
ー時には、スイッチ78−0、79−0、79−1を接
続状態とし、スイッチ78−1を分離状態とする。すな
わち、両系のテーブル72−0、72−1が0系のプロ
セッサ74−0の配下になる。0系のプロセッサ74−
0は、交換機の制御系(CPR )からのVCC コピー開始指
示に従って、自系のテーブル72−0データを読みして
そのデータを他系のテーブル72−1へ書き込む。
【0119】図16は、0系と1系との間にデュアルポ
ートメモリを設けてVCC コピーをする方式を説明する図
である。この方式では、0系共有変換テーブル21およ
び1系共有変換テーブル22がそれぞれデュアルポート
メモリ80−0、80−1を有する。
【0120】図16(a) は、通常状態を示す。通常状態
においては、各系のプロセッサ74−0、74−1は、
それぞれ自系のテーブル72−0、72−1に対しての
みアクセスし、デュアルポートメモリ80−0、80−
1にはアクセスしない。
【0121】図16(b) は、0系から1系へのVCC コピ
ー時の状態を示す図である。0系から1系へのVCC コピ
ー時には、両系のプロセッサ74−0及び74−1は、
それぞれ交換機の制御系(CPR )からのVCC コピー開始
指示に従って、以下の処理を行う。すなわち、プロセッ
サ74−0は、自系のテーブル72−0からデータを読
み出し、そのデータを1系のデュアル・ポートメモリ8
0−1へ書き込む。一方、プロセッサ74−1は、1系
デュアル・ポートメモリ80−1からデータを読み出
し、そのデータを自系テーブル72−1へ書き込む。
【0122】このように、本実施形態の共有変換テーブ
ル方式においてVCC コピーを行う場合、交換機の制御系
(CPR )は、プロセッサ74−0及び74−1に対して
VCCコピー開始を指示するのみであり、以降の処理は、
0系共有変換テーブル21および1系共有変換テーブル
22内に設けられた各プロセッサ74−0および74−
1が行う。
【0123】また、図2に示すように、共有変換テーブ
ル20を回線インタフェース装置10から分離して設け
たので、回線インタフェース装置10のメンテナンスを
行う場合や、0系共通部14または1系共有部15の修
理・交換を行う場合、0系共有変換テーブル21および
1系共有変換テーブル22に格納されている情報は保持
されるので、0系共有変換テーブル21と1系共有変換
テーブル22との間でVCC コピーをする必要がない。一
般に、回線インタフェース装置10の処理を停止してア
ウトオブサービス状態とする要因としては、装置の増設
などの共有変換テーブル20とは直接関係のない処理に
よることが多いので、そのような処理に際してVCC コピ
ーを不要とすることは、交換機全体の保守時間の短縮に
大きく寄与する。
【0124】さらに、上述したように、複数の回線に対
して1つの共有変換テーブル20を設け、特に、各回線
に対してテーブル72の記憶領域を動的に割り当てる
と、ヘッダ変換情報を格納するテーブルが小さくなるの
で、VCC コピー時間が短縮される。また、VCC コピーに
際して、一方の系のテーブル72に格納されている全デ
ータをコピーするのではなく、例えば、図12に示した
「セットビット」を用いて、有効データが格納されてい
るレコードのみをコピーするようにすれば、さらにVCC
コピー時間を短縮できる。
【0125】図17は、ATM スイッチの入力側に設けら
れる変換制御部16の他の実施例の構成図である。図5
および図17において、同じ符号は同じブロックを示
す。図17において、送受信制御部91は、図5に示す
送受信制御部37の機能に加えて、キャッシュメモリ9
2へのアクセス制御を行う。キャッシュメモリ92は、
共有変換テーブル20内のテーブル72と比べて遥かに
小さい記憶容量にメモリであり、テーブル72から読み
だしたヘッダ情報を格納する。
【0126】以下、図18のフローチャートを参照しな
がら、図17に示す変換制御部16の動作を説明する。
ステップS1は、回線からセルが入力されるのを待つ。
セルが入力されると、ステップS2において、入力ヘッ
ダ解析部41はその入力セルのヘッダ情報を解析し、入
力VPI/VCI を取り出す。つづいて、ステップS3におい
て、送受信制御部91は、上記入力VPI/VCI に対応する
データがキャッシュメモリ92に格納されているか否か
をチェックする。
【0127】入力VPI/VCI に対応するデータがキャッシ
ュメモリ92に格納されていれば(キャッシュヒッ
ト)、ステップS4において、送受信制御部91は、キ
ャッシュメモリ92から上記入力VPI/VCI に対応する出
力ヘッダ情報(内部VPI/VCI )を取り出して、ヘッダ変
換部43へ転送する。そして、ステップS5において、
入力セルのヘッダの入力VPI/VCI を内部VPI/VCI に書き
換えるヘッダ変換を行い次の入力セルを待つためにステ
ップS1へ戻る。
【0128】一方、ステップS3で、入力VPI/VCI に対
応するデータがキャッシュメモリ92に格納されていな
い(キャッシュミス)と判断された場合は、ステップS
11において、送受信制御部91は、共有変換テーブル
20から出力ヘッダ情報(内部VPI/VCI )を読み出す。
続いて、ステップS12では、キャッシュメモリ92に
空領域があるか否かをチェックする。キャッシュメモリ
92に空領域がなければ、ステップS13において、キ
ャッシュメモリ92内に格納されているデータの一部を
廃棄する。キャッシュメモリ92に空領域があれば、ス
テップS13の処理をスキップする。ステップS14に
おいて、送受信制御部91は、共有変換テーブル20か
ら読み出した出力ヘッダ情報(内部VPI/VCI )をキャッ
シュメモリ92に書き込み、上記ステップS5に進んで
ヘッダ変換処理を行う。
【0129】なお、上記ステップS13において、デー
タ廃棄を行っているが、どのデータを廃棄するのかを決
定するアルゴリズムとしては、最も遠い過去にアクセス
した情報を廃棄する方式、あるいは、キャッシュメモリ
92の先頭番地に戻って順次廃棄する方式で行う。ま
た、ランダムに廃棄する方式や、アクセス回数が少ない
データを廃棄するようにしてもよい。
【0130】このように、図17に示す回線インタフェ
ース装置10内の変換制御部16に小容量のキャッシュ
メモリ92を設け、そこに出力ヘッダ情報(内部VPI/VC
I )を格納するので、ヘッダ変換に必要なデータがキャ
ッシュメモリ92に格納されていた場合には、共有変換
テーブル20へのアクセスは実行されない。したがっ
て、複数の回線によって共有される共有変換テーブル2
0およびシリアルバス65の輻輳を防ぐことができる。
【0131】また、キャッシュメモリ92の容量は小さ
いので、格納できる出力ヘッダ情報(内部VPI/VCI )の
数は少ないが、一般に、ATM においては、同一VPI/VCI
を持ったセルが連続して転送されることが非常に多いの
で、キャッシュメモリ92にヒットする確率は高く、共
有変換テーブル20が輻輳することはない。
【0132】ところで、前述したように、回線インタフ
ェース装置10の共通部13は、0系共通部14および
1系共通部15からなる2重化構成であり、0系共通部
14および1系共通部15それぞれに対して同一回線に
対応する変換制御部16が設けられるので、回線インタ
フェース装置10は、0系変換制御部および1系変換制
御部を有することになる。そして、0系変換制御部およ
び1系変換制御部はそれぞれキャッシュメモリ92を有
する。ここで、0系共通部14および1系共通部15の
うちの一方を、例えば修理・交換等によっていったんア
ウトオブサービス状態とした後にインサービス状態に戻
す場合、そのキャッシュメモリ92の内容が消去される
が、両系のキャッシュメモリ92間でのコピーは行わな
い。これは、インサービス化に要する時間を長くしない
ためである。
【0133】図19は、ATM スイッチの出力側に設けら
れる変換制御部51の他の実施例の構成図である。図1
9に示す変換制御部51は、基本的に図17に示す変換
制御部16と同じ構成である。また、図19に示す変換
制御部51は、ATM スイッチから出力されたセルのヘッ
ダに格納されている内部VPI/VCI を、そのセルを出力回
線に出力する際に付与される出力VPI/VCI に変換する
が、内部VPI/VCI をキーとして出力VPI/VCI を取り出す
ときの処理は、図18のフローチャートを参照しながら
説明した通りである。
【0134】
【発明の効果】本発明によれば、セルのヘッダ変換に必
要な情報を格納するテーブルを複数の回線に対して1つ
設ける構成としたので、そのテーブルの使用効率が向上
し、ハードウェア規模が小さくなる。また、この構成に
おいて、回線の使用状況に応じて上記テーブルの記憶領
域を各回線に対して割り当てるので、各回線ごとの未使
用記憶領域を小さくすることができ、テーブルの使用効
率がさらに向上する。この結果、コストが低下する。
【0135】2重化系構成の交換システムにおいて、上
記テーブルを回線インタフェース装置から分離して設け
たので、回線インタフェース装置の修理・交換等に際し
て一方の系のテーブルの内容を他方の系のテーブルにコ
ピーする処理が不要となり、システムの保守時間を大幅
に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例の構成図であり、スイッチの
入力側に設けられたヘッダ変換機能部を示す。
【図3】変換制御部と共有変換テーブルとの間の接続構
成を説明する図であり、(a) はバス接続、(b) はリング
接続を示す。
【図4】本発明の一実施例の構成図であり、スイッチの
出力側に設けられたヘッダ変換機能部を示す。
【図5】スイッチの入力側に設けられる変換制御部の構
成図である。
【図6】(a) は入力セルから抽出されたデータ、(b) は
交換機の制御系から転送されたデータ、(c) テーブルか
ら読み出したデータのフォーマットを示す図である。
【図7】変換制御部内において、入力セルに対する処理
に使用する期間および交換機の制御系の処理に使用する
期間のタイミングを示す図である。
【図8】変換制御部と共有変換テーブルとの間で転送さ
れるデータのフォーマットを示す図であり、(a) は入力
セルヘッダ変換に対するリードアクセス、(b) は交換機
の制御系からの要求に対するリード/ライトアクセス、
(c) はリードアクセスによって共有変換テーブルから読
み出されたデータを示す。
【図9】スイッチの出力側に設けられる変換制御部の構
成図である。
【図10】変換制御部と共有変換テーブルとのインタフ
ェースを説明する図である。
【図11】本発明の一実施例の共有変換テーブルの内部
構成図である。
【図12】固定割当方式におけるテーブル構成を説明す
る図であり、(a) はアドレス割当を示し、(b) はテーブ
ルに格納されるデータを示す。
【図13】第1の動的割当方式におけるテーブル構成を
説明する図である。
【図14】第2の動的割当方式におけるテーブル構成を
説明する図であり、(a) はテーブル構成図、(b) はCAM
に格納するデータの構成図、(c) はテーブル格納するデ
ータの構成図である。
【図15】両系の間の交絡バスを分離・接続する方式を
説明する図であり、(a) は通常状態、(b) VCC コピー状
態を示す。
【図16】両系の間にデュアルポートメモリを設ける方
式を説明する図であり、(a) は通常状態、(b) VCC コピ
ー状態を示す。
【図17】スイッチの入力側に設けられる変換制御部の
他の形態の構成図である。
【図18】図17に示す変換制御部の動作フローチャー
トである。
【図19】スイッチの出力側に設けられる変換制御部の
他の形態の構成図である。
【図20】ATM セルのフォーマットを示す図であり、
(a) はUNI におけるフォーマット、(b) はNNI における
フォーマットである。
【図21】ATM 交換システムの構成図である。
【図22】従来の入力回線インタフェース装置の構成図
である。
【図23】従来の出力回線インタフェース装置の構成図
である。
【図24】従来の入力側のVCC (仮想チャネル変換機
能)の構成図である。
【図25】従来の出力側のVCC (仮想チャネル変換機
能)の構成図である。
【図26】二重化系における系間接続を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1−1〜1−n ヘッダ解析手段 2 記憶手段 3−1〜3−n 変換手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報フィールドとルーティング情報を含
    むヘッダとを有する固定長パケットを交換するシステム
    においてその固定長パケットのルーティング情報を変換
    するヘッダ変換方式であって、 入力回線ごとに設けられ、該入力回線から受信した固定
    長パケットのヘッダを解析し、第1のルーティング情報
    を取り出す複数のヘッダ解析手段と、 上記受信した固定長パケットのヘッダから取り出した第
    1のルーティング情報と、その第1のルーティング情報
    から変換されるべき情報である第2のルーティング情報
    とを対応づけて格納し、上記複数のヘッダ解析手段によ
    ってアクセスされる記憶手段と、 上記複数のヘッダ解析手段のうちの少なくとも1つに対
    して設けられ、上記受信した固定長パケットのヘッダに
    格納されている第1のルーティング情報を上記記憶手段
    から取り出した第2のルーティング情報に変換する変換
    手段と、 を有することを特徴とするヘッダ変換方式。
  2. 【請求項2】 上記各ヘッダ解析手段によって取り出さ
    れた第1のルーティング情報を上記記憶手段の実アドレ
    スに変換することを特徴とする請求項1に記載のヘッダ
    変換方式。
  3. 【請求項3】 受信した固定長パケットのヘッダから取
    り出した第1ルーティング情報およびその固定長パケッ
    トを転送してきた入力回線を識別する情報に基づいて上
    記記憶手段へアクセスすることを特徴とする請求項1に
    記載のヘッダ変換方式。
  4. 【請求項4】 上記各入力回線の使用状況に応じて、各
    入力回線に対して上記記憶手段の記憶領域を動的に割り
    当てることを特徴とする請求項1に記載のヘッダ変換方
    式。
  5. 【請求項5】 上記記憶手段を複数のブロックに分割
    し、上記各入力回線の使用状況に応じて、各入力回線に
    対して上記ブロックを所定個数だけ割り当てることを特
    徴とする請求項1に記載のヘッダ変換方式。
  6. 【請求項6】 上記記憶手段を2重化系構成とし、第1
    の系に格納されているデータを第2の系へコピーするコ
    ピー制御部を上記記憶手段に設けることを特徴とする請
    求項1に記載のヘッダ変換方式。
  7. 【請求項7】 上記コピー制御部は、上記第1の系に格
    納されている有効データのみを選択的に第2の系へコピ
    ーすることを特徴とする請求項6に記載のヘッダ変換方
    式。
  8. 【請求項8】 上記各ヘッダ解析手段に上記記憶手段か
    ら取り出した第2のルーティング情報を格納するメモリ
    を設け、 上記各ヘッダ解析手段は、受信した固定長パケットから
    取り出した第1のルーティング情報を用いて上記メモリ
    をアクセスして第2のルーティング情報を抽出し、上記
    第1のルーティング情報に対応する第2のルーティング
    情報が上記メモリに格納されていない場合にのみ上記記
    憶手段にアクセスすることを特徴とする請求項1に記載
    のヘッダ変換方式。
  9. 【請求項9】 上記各ヘッダ解析手段は、上記記憶手段
    にアクセスすることによって第2のルーティング情報を
    抽出した場合、その抽出した第2のルーティング情報を
    上記メモリに格納することを特徴とする請求項8に記載
    のヘッダ変換方式。
  10. 【請求項10】 上記記憶手段から抽出した第2のルー
    ティング情報を上記メモリに格納するときに、該メモリ
    に空き領域がなかった場合には、該メモリにおいて最も
    遠い過去にアクセスした情報を廃棄することを特徴とす
    る請求項9に記載のヘッダ変換方式。
  11. 【請求項11】 上記記憶手段から抽出した第2のルー
    ティング情報を上記メモリに格納するときに、該メモリ
    に空き領域がなかった場合には、該メモリの先頭アドレ
    スから順次情報を廃棄することを特徴とする請求項9に
    記載のヘッダ変換方式。
  12. 【請求項12】 上記各ヘッダ解析手段を二重化系構成
    とし、第1の系のヘッダ解析手段を停止状態から運転状
    態に変更するときに、第2の系のヘッダ解析手段のメモ
    リに格納されているデータを上記第1の系のヘッダ解析
    手段のメモリへコピーしないことを特徴とする請求項8
    に記載のヘッダ変換方式。
  13. 【請求項13】 上記複数のヘッダ解析手段と上記記憶
    手段との間をバス接続することを特徴とする請求項1に
    記載のヘッダ変換方式。
  14. 【請求項14】 上記複数のヘッダ解析手段と上記記憶
    手段をリング状に接続することを特徴とする請求項1に
    記載のヘッダ変換方式。
  15. 【請求項15】 情報フィールドとルーティング情報を
    含むヘッダとを有する固定長パケットを受信する複数の
    入力ポートおよび上記固定長パケットを転送する複数の
    出力ポートを有し、上記固定長パケットをそのヘッダに
    格納されているルーティング情報に従ってルーティング
    する交換システムであって、 上記複数の入力ポートおよび複数の出力ポートのうちの
    少なくとも一方に対して設けられ、上記複数の入力ポー
    トおよび複数の出力ポートのうちの少なくとも一方が受
    信した固定長パケットのヘッダに格納されている第1の
    ルーティング情報を変換する複数のヘッダ変換手段と、 上記固定長パケットのヘッダに格納されている第1のル
    ーティング情報から変換されるべき情報である第2のル
    ーティング情報を格納し、上記複数のヘッダ解析手段に
    よってアクセスされる記憶手段とを有し、 上記各ヘッダ解析手段は、第1のルーティング情報に基
    づいて上記記憶手段から第2のルーティング情報を取り
    出し、受信した固定長パケットのヘッダに格納されてい
    る第1のルーティング情報を第2のルーティング情報へ
    変換することを特徴とする交換システム。
  16. 【請求項16】 ATM セルのヘッダに格納されているル
    ーティング情報を変換するヘッダ変換方式であって、 ATM スイッチに収容される複数本の入力回線から入力さ
    れるセルのヘッダに格納されているルーティング情報を
    変換する複数のヘッダ変換手段と、 上記複数のヘッダ変換手段に対して設けられ、入力セル
    のヘッダに格納されているルーティング情報に対応づけ
    てそのルーティング情報から変換されるべきルーティン
    グ情報を格納する共有テーブル手段とを有し、 上記各ヘッダ変換手段は、入力セルのヘッダに格納され
    ているルーティング情報を用いて上記共有テーブル手段
    から上記変換されるべきルーティング情報を取り出し上
    記入力セルのヘッダに設定するヘッダ変換方式。
  17. 【請求項17】 ATM セルのヘッダに格納されているル
    ーティング情報を変換するヘッダ変換方式であって、 ATM スイッチに収容される複数本の出力回線に対して設
    けられ、上記ATM スイッチから出力されたセルのヘッダ
    に格納されているルーティング情報を変換する複数のヘ
    ッダ変換手段と、 上記複数のヘッダ変換手段に対して設けられ、ATM スイ
    ッチからの出力セルのヘッダに格納されているルーティ
    ング情報に対応づけてそのルーティング情報から変換さ
    れるべきルーティング情報を格納する共有テーブル手段
    とを有し、 上記各ヘッダ変換手段は、ATM スイッチからの出力セル
    のヘッダに格納されているルーティング情報を用いて上
    記共有テーブル手段から上記変換されるべきルーティン
    グ情報を取り出し上記ATM スイッチからの出力セルのヘ
    ッダに設定するヘッダ変換方式。
  18. 【請求項18】 情報フィールドとルーティング情報を
    含むヘッダとを有する固定長パケットを交換するシステ
    ムにおいてその固定長パケットのヘッダに格納されてい
    るルーティング情報を変換するヘッダ変換方法におい
    て、 スイッチに収容される複数の入力回線から入力される固
    定長パケットのルーティング情報を変換するための情報
    を共有変換テーブルに格納するステップと、 上記入力回線毎に上記共有変換テーブルを参照して固定
    長パケットのヘッダに格納されているルーティング情報
    を書き換えるステップと、 ルーティング情報が書き換えられた固定長パケットを上
    記スイッチへ転送するステップと、 を有するヘッダ変換方法。
  19. 【請求項19】 情報フィールドとルーティング情報を
    含むヘッダとを有する固定長パケットを交換するシステ
    ムにおいてその固定長パケットのヘッダに格納されてい
    るルーティング情報を変換するヘッダ変換方法におい
    て、 スイッチに収容される複数の出力回線へ転送する固定長
    パケットのルーティング情報を変換するための情報を共
    有変換テーブルに格納するステップと、 上記出力回線毎に上記共有変換テーブルを参照して固定
    長パケットのヘッダに格納されているルーティング情報
    を書き換えるステップと、 ルーティング情報が書き換えられた固定長パケットを上
    記複数の出力回線のうちの少なくとも1本に出力するス
    テップと、 を有するヘッダ変換方法。
  20. 【請求項20】 情報フィールドとルーティング情報を
    含むヘッダとを有する固定長パケットを交換するシステ
    ムにおいてその固定長パケットのヘッダに格納されてい
    るルーティング情報を変換するヘッダ変換方法におい
    て、 固定長パケットを受信する複数の入力ポートにおいて受
    信された固定長パケットのヘッダを解析し、そのヘッダ
    から第1のルーティング情報を取り出すステップと、 上記複数の入力ポートに対して設けられた共有ルーティ
    ング情報格納部から上記第1のルーティング情報に基づ
    いて第2のルーティング情報を抽出するステップと、 上記第1のルーティング情報を上記第2のルーティング
    情報に変換するステップと、 を有するヘッダ変換方法。
  21. 【請求項21】 情報フィールドとルーティング情報を
    含むヘッダとを有する固定長パケットを交換するシステ
    ムにおいて該システムはスイッチおよびそのスイッチに
    接続される複数の出力ポートを有しており、上記固定長
    パケットのヘッダに格納されているルーティング情報を
    変換するヘッダ変換方法において、 上記複数の出力ポートを介して転送される固定長パケッ
    トのヘッダを解析し、そのヘッダから第1のルーティン
    グ情報を取り出すステップと、 上記複数の出力ポートに対して設けられた共有ルーティ
    ング情報格納部から上記第1のルーティング情報に基づ
    いて第2のルーティング情報を抽出するステップと、 上記第1のルーティング情報を上記第2のルーティング
    情報に変換するステップと、 を有するヘッダ変換方法。
JP8105463A 1995-05-08 1996-04-25 ヘッダ変換方式 Pending JPH0927815A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094513A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Hitachi Ltd 通信ネットワークシステムおよびパス接続制御方法
JP2002531967A (ja) * 1998-12-03 2002-09-24 ノーテル・ネットワークス・リミテッド インターネットにアクセスする加入者への所望のサービス・ポリシーの提供
US7058013B2 (en) 2000-04-12 2006-06-06 Juniper Networks, Inc. Header conversion technique in ATM switch

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