JPH087920B2 - 複数カセット装着装置 - Google Patents

複数カセット装着装置

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JPH087920B2
JPH087920B2 JP2041643A JP4164390A JPH087920B2 JP H087920 B2 JPH087920 B2 JP H087920B2 JP 2041643 A JP2041643 A JP 2041643A JP 4164390 A JP4164390 A JP 4164390A JP H087920 B2 JPH087920 B2 JP H087920B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は小型テープカセット用アダプタを内蔵する複
数カセット装着装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 この種従来技術としては例えば特開平1-55550号G11B1
5/675、あるいは特開平1-169770号G11B15/675に開示さ
れているような磁気記録再生装置がある。以下図面を参
照しながら上述した前者の従来技術について簡単に説明
する。第15図は従来の磁気記録再生装置の斜視図、第16
図は第15図の装置内のアダプタ移動機構の側面図であ
る。第15図において、磁気記録再生装置(60)は全面パ
ネル(61)に標準テープカセット挿入口(62)と小型テ
ープカセット挿入口(63)を有する。第16図において小
型テープカセット(64)を該カセット挿入口(63)から
挿入すると、小型テープカセット(64)は小型テープカ
セット用ホルダー(65)に装着され、該ホルダー(65)
は第3の移動手段(66)によってアダプタ(67)に小型
テープカセット(64)が装着され、引き続いて該アダプ
タ(67)が第2の移動手段(68)によって標準型テープ
カセット用ホルダー(69)に装着される。更に該ホルダ
ー(69)は、第1の移動手段(70)によってテープ動作
位置にもたらされ、既存のテープ引出し手段によってテ
ープが引出されシリンダー(図示せず)に巻回される。
後者のものは、小型テープカセット用のカセットホル
ダーを設け、該カセットホルダーに標準テープカセット
と実質的に等価となるテープ走行路及びリール駆動部分
を設けた構成としている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら上述のような構成では前者の場合、小型
テープカセット用挿入口と、標準型テープカセット用挿
入口が上下2段重ねとなりそれぞれにホルダーが設けら
れているので装置全体の高さが大きくなり、且つ両ホル
ダーの移動手段が必要となり、複数組の移動手段を駆動
するトルク伝達系が複雑になる。
又後者の場合、小型テープカセット用のカセットホル
ダーの構成が複雑になるといった問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み、装置の薄型化を計ると共
にテープカセット挿入口を単一にすることにより操作性
の向上を図った複数カセット装着装置を提供するもので
ある。
(ニ)課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の複数カセット装
着装置は、装置内でカセットアダプタを授受・返還する
ようにし、水平方向へ移動する第1のホルダーと、この
第1のホルダーの移動案内手段を備えた枠体と、第1の
ホルダーを駆動する手段と、カセットアダプタを着脱自
在に通常はアダプタを載置し水平方向へ移動する第2の
ホルダーと、この第2のホルダーを案内駆動する手段で
構成し、第1のホルダーにカセット保持手段を設け、第
2のホルダーにアダプタ保持手段と、前記カセット保持
手段を解除する手段を設けたものである。
(ホ)作用 本発明は上述の構成にしたことによって、小型テープ
カセット用アダプタを内蔵させ、且つ両ホルダーの水平
移動経路内で小型テープカセット用アダプタを第2のホ
ルダーから第1のホルダーへ受け渡し、第1のホルダー
のカセット保持手段で該アダプタを確実に保持させるこ
とができ、逆にアダプタを第2のホルダーに返還する時
には、第2のホルダーに設けた解除手段によって第1の
ホルダーのカセット保持手段の解除を可能として、アダ
プタの相互の授受・返還が円滑に行われる。
(ヘ)実施例 以下本発明の一実施例の複数カセット装着装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の複数カセット装着装置の分解斜視
図、第2図は標準テープカセット装着時の各動作におけ
る模式図、第3図は小型テープカセット装着時の各動作
における模式図、第4図から第14図は第1図の装置にお
ける標準テープカセット装着及びアダプタ受渡し、返還
時のそれぞれの状態を示す平面図及び側面図である。
第1図において、カセットトレイ(第1のホルダー)
(1)は前面板(2)と左右のレール(3)(3)及びカ
セット受け用の側板(4)(4)で形成される。レール
(3)の側面中央部には案内用の凹溝(3a)(3a)、下
面には直線ラック(3b)(3b)、上面には突条(3c)
(3c)が一体形成されている。該レール(3)(3)に
はカセット受け用の折曲片(4a)が形成された側板
(4)(4)が取着されると共に、カセット保持レバー
(5)(5)が回動自在で且つ一方向付勢されて取着さ
れている。尚、一方の側板(4)には更にカセット前蓋
ロック解除用のレバー(6)が回動自在且つ一方向付勢
されて取着されている。カセット保持レバー(5)には
舌片(5a)とカセット保持用係止片(5b)が形成されて
いる。(7)は枠体で左右対称の側板(8)、(8)と2
本の歯車軸(9)、(10)で連結されている。側板
(8)には複数の突起(又は突条でも可)(11)(11)
とL字状の折曲舌片(8a)(8a)が設けられ、それぞれ
上記レール(3)の凹溝(3a)及び突条(3c)が係合接
離し、該レール(3)(3)の水平方向移動の案内をす
る。両側板(8)、(8)には更に枠体(7)の垂直移
動時、後述するカムギヤ(33)とギヤ(34)との噛み合
いが外れた際、レール(3)の水平方向の可動を規制す
るためのレール押さえ板(12)(12)と後述するカセッ
トアダプタ(16)を授受する際の案内用のガイド板(1
3)(13)と、後述するアダプタ保持レバー(39)を解
除方向へ制御する制御突起(第1の制御手段)(14)
と、枠体(7)の垂直方向移動用の被案内突軸(15)(1
5)と、回転自在の歯車(16)を軸支した突軸(17)が
設けられている。更に前述の歯車軸(9)の略両端には
レール(3)(3)の直線ラック(3b)(3b)に噛合す
る歯車(18)(18)と更に一方端にのみモータ(駆動
源)(28)の減速トルクが伝達される被駆動歯車(19)
が取着され、もう一方の歯車軸(10)の両端にも歯車
(20)(20)が取着されている。又、被駆動歯車(19)
と後述するカムギヤ(33)と噛み合うギヤ(34)が回転
自在に軸支されている。
(21)(21)は左右対称の側板で、前述の枠体(7)
垂直方向移動を案内するための該枠体(7)の突軸(15)
(15)(17)がそれぞれ貫挿される案内長孔(21a)(2
1a)(21a)と折曲舌片(21b)の端縁に後述する解除レ
バー(40)を制御する制御突起(第2の制御手段)(2
2)が形成され、更に一方の側板(21)には制御レバー
(23)が軸(21c)に回動自在に軸支されている。該制
御レバー(23)には後述するカムギヤ(33)のカム溝
(33a)に貫入する追従ピン(24)と、前述の突軸(1
7)が遊嵌される略四角形の透孔(23a)が設けられ、更
に突軸(17)を付勢する蟹鋏状のスプリング(25)が取
着されている。(26)は直線ラック板で前述の歯車(1
6)、(20)に噛合するように側板(21)に取着されて
いる。
ブラケット(27)には駆動モータ(28)、モータギヤ
(29)、減速用2段歯車(30)、(31)、(32)、カギ
溝(33a)を有するカムギヤ(33)がそれぞれ回転自在
に軸支されている。尚、カムギヤ(33)は第4図に示す
ようにギヤ(32)に対しては全周に歯が形成され常時噛
合しているが、ギヤ(34)に対しては一部欠歯部(33
b)が形成されている。(35)は小型カセット用アダプタ
を載置するアダプタ用ホルダー(第2のホルダー)で、
断面略コ字状の保持体(36)と水平移動用被駆動直線ラ
ック(37)と一対の被案内用直線ラック(38)(38)で
形成されている。
該保持体(36)の天板部(36a)の両端縁はアダプタ
用ホルダー(35)が前進して前述の枠体(7)に接近した
時、該枠体(7)のガイド板(13)が天板部(36a)に衝合
しないように円弧状切欠部(36b)を設け、更に底板部
(36c)も同様にカセットトレイ(1)のカセット保持レバ
ー(5)(5)と衝合しないように両端縁部を切除して
いる。保持体(36)には両側面部にアダプタ(300)
(第3図参照)保持レバー(39)(39)とカセットトレ
(1)のカセット保持レバー(5)(5)を作動させる
ための解除レバー(40)(40)がそれぞれスプリング
(41)(42)によって一方向付勢されて回動自在に取着
されている。前述の直線ラック(38)(38)にはそれぞ
れ被案内用の突起又はローラ(43)が複数個設けられて
いる。#状の枠体(49)はアダプタ用ホルダー(35)の水
平方向移動用案内レールと本発明装置の組立フレームと
しての役割をなすもので、ブラケット(44)(45)に断
面状の案内レール(46)(46)が固着され、ブラケッ
ト(45)の切起し舌片(45a)(45a)に軸(47)を貫挿
して両端に歯車(48)(48)が回転自在に軸支され、該
歯車(48)(48)は前述の直線ラック(38)(38)に噛
合するとともに、突起又はローラ(43)(43)…は案内
レール(46)(46)に載置されアダプタ用ホルダー(35)
の水平方向の円滑な移動を可としている。尚、枠体(4
9)は前述の左右の側板(21)(21)に固着される。(5
0)はアダプタ用ホルダー(35)の駆動源で、ブラケット
(51)に駆動モータ(52)及びウオーム(53)、ウオー
ムホイール(54)、歯車(55)が取着されている。該駆
動源(50)はメカニズムシャーシ(56)に取りつけられ
ると、歯車(55)が前述の直線ラック(37)に噛合す
る。尚、側板(21)(21)及びブラケット(27)もメカ
ニズムシャーシ(56)に固着され本発明装置の組立が完
了する。尚、(57)は筐体を示す。
以上のように構成されたカセット装着装置について、
以下第2図から第14図を用いてその動作を説明するが、
先ず第2図及び第3図を用いて、本発明装置の概要を説
明すると、第2図は標準カセット(100)を装着する場
合のカセットトレイ(1)の各モードを模式化したもの
で、待機モード(a)から外部操作で例えばイジェクト
釦(図示せず)を押すと、トレイ(1)が筐体外に突出し
てイジェクトモード(b)となり、標準カセット(10
0)をトレイ(1)に装着し、該トレイ(1)又は操作釦
(図示せず)を押すことによりトレイ(1)は図面右方向
へ水平移動し、引き続いて枠体(7)と一体になって、側
板(21)に沿って下降しテープ動作モード(c)にな
る。再生釦(図示せず)等を操作することによりカセッ
ト(100)からテープが引き出されてシリンダー(図示
せず)にテープを巻回しテープ走行が行われる。次にイ
ジェクト釦を押すことによって、上述の逆の動作がなさ
れてトレイ(1)がイジェクトモード(d)となる。即ち
(b)図と同じ状態になる。カセット(100)を取り出
してトレイ(1)又は操作釦を押すことによって待機モー
ド(a)に至る。
次に小型カセット(200)を装着する場合は、第3図
の模式図の動作となる。即ち、待機モード(a)は第2
図(a)と同じ状態で、小型カセット使用のための釦
(図示せず)を押圧すると、アダプタ用ホルダー(35)
が、左方向へ移動し、一方カセットトレイ(1)は、少し
右方向へ移動して、両者が衝合し、一部分重なり合う状
態となってアダプタ(300)はホルダー(35)からトレイ
(1)へ受け渡される(b)図の状態になる。引き続いて
ホルダー(35)は元の位置(右端)へ戻ると共にトレイ
(1)はイジェクトモード(c)図になる。小型テープカ
セット(200)を装着してトレイ(1)又は操作釦を押す
と、トレイ(1)は水平移動し引続いて枠体(7)と一体で垂
直移動してテープ動作位置(d)図の状態になり、テー
プの走行が可能となる。イジェクト釦を押すと上述の逆
の動作を経てイジェクトモード(e)図の状態になる。
ここで小型カセット(200)を取り出し、トレイ(1)又は
操作釦を押すと待機モード(f)図の状態となる。更に
標準カセット釦(図示せず)を押すことによって、トレ
(1)は右方向へ水平移動すると共に一方アダプタ用ホ
ルダー(35)が左方向へ水平移動してトレイ(1)と衝合す
る状態となって、アダプタ(300)がトレイ(1)からホル
ダー(35)に返還され(g)図の状態を経て待機モード
(a)の状態になる。尚、本発明装置では第3図(b)
図と(g)図におけるトレイ(1)の位置L1、L2の距離はL1
<L2に設定してある。
次に各動作について詳細に説明する。第4図はイジェ
クト時の平面図で、第5図はその側面図を示す。図にお
いてイジェクト釦(図示せず)を押すことによってカセ
ットトレイ(1)が筐体(57)の外へ突出して第4図の状
態となる。標準カセット(100)を装着し、該トレイ(1)
を押すと、スイッチ(図示せず)が閉路し、モータ(2
8)が回転しモータギヤ(29)、減速2段歯車(30)、
(31)、(32)、カムギヤ(33)、歯車(34)を介して
歯車(19)に伝達され該歯車(19)と同軸に歯車軸
(9)の両端に設けられていてトレイ(1)の直線ラック
(3b)に噛合している歯車(18)(18)を回転させる。
従ってトレイ(1)は図面右方向へ水平移動する。レール
(3)の凹溝(3a)は側板(8)の突起(11)、(11)
に、又、レール(3)の突条(3c)は側板(8)の折曲
舌片(8a)(8a)で位置規制されて図面右方へ摺動しな
がら水平移動する。第5図に示す如くこの時はアダプタ
用ホルダー(35)は後退した待機位置で小型カセット用ア
ダプタ(300)を保持して待機している。カムギヤ(3
3)が時計方向へ回転するとカセットトレイ(1)は右方向
へ水平移動するが側板(21)に軸支された制御レバー
(23)の追従ピン(24)は、前述のトレイ(1)が水平移
動する区間は、カムギヤ(33)のカム溝(33a)の同心
円部分を追従するので、側板(8)に軸支された歯車
(16)の突軸(17)は現位置を保持している。
カムギヤ(33)が更に時計方向へ回転すると、追従ピ
ン(24)はカム溝(33a)に追従して該カム溝(33a)が
軸芯方向に形成されているため、該カム溝(33a)に追
従して移動を開始し制御レバー(23)は軸(21c)を中
心に時計方向へ回動する。その結果該レバー(23)の透
孔(23a)にスプリング付勢され遊嵌されている突軸(1
7)が図面下方への力を受け歯車(16)がラック板(2
6)に沿って垂直方向へ移動する。即ち、トレイ(1)と枠
(7)が一体となって側板(8)の突軸(15)(15)及
び前述の突軸(17)が側板(21)の案内長孔(21a(21
a)(21a)…を垂直方向へ下降して第10図のテープ動作
可の位置に至る。第8図、第9図はそれぞれテープ動作
モードの平面図及び側面図を示す。同図で示す如くアダ
プタ用ホルダー(35)は右端の待機位置にある。この状態
で再生釦(図示せず)等の操作をすると、カセット(10
0)からテープが引き出されてシリンダーに巻回されテ
ープ走行状態となる。イジェクト操作をすることによっ
て上述と全く逆の動作を経て再び第4図のイジェクトモ
ードになる。尚、駆動モータ(28)の正転逆転起動開始
等は各検出スイッチ、モードスイッチ等で行うものとす
る。枠体(7)の垂直方向下降、上昇の動作は、前述の突
軸(17)が蟹鋏状のスプリング(25)の付勢力によって
下降時は下方向に、又上昇時は上方向に力が加えられそ
れぞれの終端で歯車(16)を下方又は上方へ弾性的に付
勢することによって枠体(7)を所定位置に規制してい
る。
次に小型カセット使用時の動作について説明する。小
型カセット釦(図示せず)を押すことにより、モータ
(52)が回転する。これによりウオーム(53)、ウオー
ムホイール(54)、歯車(55)を介してアダプタ用ホル
ダー(35)の直線ラック(37)を駆動するので該ホルダー
(35)は枠体(49)の状案内レール(46)(46)及び、
歯車(48)(48)と直線ラック(38)(38)との相互協
同によって左方向へスムーズに水平移動して第11図の状
態となる。ホルダー(35)の水平移動完了位置近傍でア
ダプタ保持体(36)のアダプタ保持レバー(39)の突部
(39a)が、側板(8)の制御突起(第1の制御手段)
(14)に当接して回動し、アダプタ(300)のロックを
解除するので、アダプタ(300)はフリーになる。尚、
アダプタ(300)のロック保持は、バネ付勢されたアダ
プタ保持レバー(39)の係止突部(39b)がアダプタ(3
00)の被ロック用凹部(図示せず)を係止することによ
り行われる。トレイ(1)とアダプタ用ホルダー(35)は重
合する状態となり、トレイ(1)のカセット保持レバー
(5)はアダプタ(300)で先端のカセット係止片(5
b)が押圧され時計方向へ回動する。更にホルダー(35)
がトレイ(1)に接近すると、カセット保持レバー(5)
は保持体(36)の底板(36c)の両側縁切欠き部に入り
込むのでトレイ(1)とホルダー(35)が衝突せずにアダプ
タ(300)をトレイ(1)側へ受け渡すことが出来る(第12
図参照)。
アダプタ(300)が完全にトレイ(1)へ装着されると、
カセット保持レバー(5)がスプリング付勢されている
ので復帰して係止片(5b)でアダプタ(300)を保持す
る。その後モータ(52)が逆転してホルダー(35)が後退
し待機位置へ戻る。その際、モータ(28)も起動してア
ダプタ(300)を載置したトレイ(1)が小型カセット装着
排出可のイジェクトモード(第4図)になる。小型カセ
ット(200)を装着してトレイ(1)または操作釦を押すこ
とにより前述の標準カセット装着演奏時と同様の動作が
行われる。
次に小型カセット(200)を取り出した後、再び標準
カセット(100)を装着する場合は標準カセット釦(図
示せず)を操作することにより、モータ(28)が回転し
アダプタ(300)を載置したトレイ(1)は右方向へ水平移
動し、一方アダプタ用ホルダー(35)もモータ(52)の回
転によって左方向へ水平移動して両者が重合する状態と
なってアダプタ(300)をトレイ(1)からホルダー(35)
返還するが、両者の重合が完了する位置の近傍を示した
のが第13図及び第14図である。即ち、第14図に示すよう
にホルダー(35)が左方向へ移動すると、その経路内に側
板(21)に設けられた制御突起(第2の制御手段)(2
2)に、解除レバー(40)の三角形突部(40a)が当接
し、該解除レバー(40)が反時計方向へ回動する。これ
により該解除レバー(40)がカセット保持レバー(5)
の舌片(5a)に当接して該レバー(5)を時計方向へ回
動させる。従ってアダプタ(300)は解放される。ま
た、アダプタ用ホルダー(35)の水平移動途中でアダプ
タ保持対(36)の保持レバー(39)は、アダプタ(30
0)により係止突部(39b)が押されて回動する。トレイ
(1)とアダプタ用ホルダー(35)との重合が完了する
と、アダプタ保持レバ(39)はバネ付勢されているの
で、復帰して係止突部(39b)によりアダプタ(300)を
確実にロック保持する。この時点でモータ(28)、(5
2)がそれぞれ逆転し、両者は互いに離間する方向、即
ちトレイ(1)は左方向へ、又アダプタ(300)を載置した
ホルダー(35)は右方向へそれぞれ水平移動し待機状態
(第3図(a)参照)へ復帰する。
本発明では第3図に示すように待機状態((a)図)
とアダプタ受取り位置((b)図)とアダプタ返還位置
((g)図)をそれぞれ異なる位置としたが、待機位置
でアダプタ受取りを行うように構成してもよい。小型カ
セット使用時のトレイ(1)及びアダプタホルダー(35)
各位置検出及びモータ(28)、モータ(52)のON/OFF及
び正転逆転等はすべてモードスイッチとマイコンの構成
で行うものとする。尚、アダプタ(300)内に小型カセ
ット(200)を装着したままで、アダプタ用ホルダー(3
5)を待機させることも可能である。
(ト)発明の効果 以上のように本発明の装置によれば、小型カセット用
アダプタを内蔵したホルダーを設け、標準カセット装着
用トレイと同一平面内でアダプタをホルダーからトレイ
に受け渡し、又、逆にトレイからホルダーへアダプタを
円滑に返還することが可能となり、外部操作で、標準カ
セット或いは小型カセットの何れかを選択的に装着でき
る操作性の良いカセット装着装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における装置の分解斜視図、
第2図、第3図はそれぞれ標準カセット、小型カセット
使用時の各モードにおける模式図、第4図、第5図、第
6図、第7図はそれぞれイジェクトモードの平面図、側
面図、トレイの側面図及びカムギヤの位置説明図、第8
図、第9図、第10図はそれぞれテープ動作モードの平面
図、側面図及びカムギヤの位置説明図、第11図、第12
図、第13図、第14図はそれぞれアダプタ受渡し、返還途
中の平面図及び側面図、第15図、第16図はそれぞれ従来
例の外観斜視図及び側面図を示す。1 ……カセットトレイ(第1のホルダー)、3……レー
ル、5……カセット保持レバー、7……枠体、33……カ
ムギァ、35……アダプタ用ホルダー(第2のホルダ
ー)、38……直線ラック、46……案内レール、39……ア
ダプタ保持レバー、40……解除レバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置内でカセットアダプタを授受・返還す
    るカセット装着装置であって、水平方向へ移動する第1
    のホルダーと、該第1のホルダーの移動案内手段を備え
    た枠体と、前記第1のホルダーを駆動する手段と、カセ
    ットアダプタを着脱自在に通常は該アダプタを載置し水
    平方向へ移動する第2のホルダーと、該第2のホルダー
    を案内駆動する手段とからなり、 前記第1のホルダーにカセット保持手段を設け、前記第
    2のホルダーに前記アダプタ保持手段と前記カセット保
    持手段を解除する手段とを設けたことを特徴とする複数
    カセット装着装置。
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