JPH0879182A - 光通信装置及び光ネットワーク - Google Patents

光通信装置及び光ネットワーク

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JPH0879182A
JPH0879182A JP6213807A JP21380794A JPH0879182A JP H0879182 A JPH0879182 A JP H0879182A JP 6213807 A JP6213807 A JP 6213807A JP 21380794 A JP21380794 A JP 21380794A JP H0879182 A JPH0879182 A JP H0879182A
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JP
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optical
signal
optical signal
branching device
output
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JP6213807A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Motomiya
秀俊 本宮
Toshiaki Saigo
利明 雑喉
Katsuya Yamashita
克也 山下
Fumio Otsuki
文男 大槻
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受信器に入射する戻り光を十分効果的にか
つ低コストで除去することにより、光信号における雑音
成分の発生を低減するとともに、光出力パワーを保持す
る光通信装置及び光ネットワークを提供する。 【構成】 光通信装置20N は、光バスライン10を分
断した一端とこの一端に対向する他端とに光接続して設
置されており、制御装置30、送受信器40及び光分岐
器50,60,70とこれらを接続する光伝送路80〜
83とから構成されている。送受信器40は、レーザダ
イオードを含んで構成されており、所定の期間TN に光
信号を受光するとともに所定の期間TN ' に光信号を発
光する。光分岐器50,60,70は、結合用導波路を
有する方向性結合器形の光カプラから構成されている。
ここで、光信号が送受信器40から再び送受信器40に
至る光路は存在しないので、送受信器40は戻り光によ
って共振器内の安定発振状態を乱されない。そのため、
送受信器40から出力される光信号に含まれる雑音成分
が低減するとともに、光出力パワーが保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システム等にお
いて、光信号を双方向に伝送する一心の光ファイバに接
続されて所定の情報処理を行う光通信装置と、この光通
信装置を多段に接続して構成された光ネットワークとに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システムでは光信号を双方
向に伝送するために、光伝送路に対するコスト低減の観
点から、二心の光ファイバではなく一心の光ファイバか
らなる光バスラインが用いられている。さらに、光バス
ラインに接続される光通信装置に対するコスト低減の観
点から、光合分波器の使用による波長分割ではなく送受
信器の使用による時分割の伝送方式が要望されている。
この送受信器は、レーザダイオード(Laser Diode )を
送受信兼用素子として用いている。
【0003】なお、このような送受信器に関する先行技
術については、公報「特開昭62−59427号」及び
公報「特開昭62−59428号」などに詳細に記載さ
れている。
【0004】図5は、従来の光通信装置を示す構成図で
ある。この光通信装置は、光バスライン10の間に設置
されており、制御装置30、送受信器40及び光分岐器
120,130とこれらを接続する光伝送路140〜1
42とから構成されている。
【0005】光バスライン10は、一心の光ファイバを
含んで構成されており、光ネットワークにおいて光信号
を双方向に伝送する基幹の光伝送路である。制御装置3
0は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、
光信号として伝送される情報に対する各種処理を行う。
送受信器40は、上述したレーザダイオードを含んで構
成されており、所定の期間T1 に光信号を受光するとと
もに所定の期間T1 'に光信号を発光する。光分岐器1
20,130は、結合用導波路を有する方向性結合器形
の光カプラから構成されている。光分岐器120は、端
子間におけるクロス方向とスルー方向との強度分岐比と
して例えば1:1で光信号を分岐する。光分岐器130
は、端子間におけるクロス方向とスルー方向との強度分
岐比として例えば1:9で光信号を分岐する。光伝送路
140〜142は、一心の光ファイバから構成されてお
り、送受信器40及び光分岐器120,130の間を光
接続して光信号を伝送する。
【0006】光バスライン10を一方の向きに伝送され
てきた光信号I0 は光分岐器130によって分岐される
ので、分岐した光信号I0 の一方は光伝送路142、光
分岐器120及び光伝送路140を介して送受信器40
に受光され、分岐した光信号I0 の他方は光バスライン
10に復帰して再び一方の向きに伝送される。一方、光
バスライン10を他方の向きに伝送されてきた光信号I
0 ' は光分岐器130によって分岐されるので、分岐し
た光信号I0 ´の一方は光伝送路141、光分岐器12
0及び光伝送路140を介して送受信器40に受光され
分岐した光信号I0 ´の他方は、光バスライン10に復
帰して再び一方の向きに伝送される。
【0007】送受信器40では、所定の期間T1 に入力
した光信号I0 ,I0 ' が光電変換されて検出信号S0
として制御装置30に出力される。制御装置30では、
検出信号S0 に含まれる各種情報に基づいて所定の演算
処理が実行されるとともに、所定の期間T2 に各種情報
を含む制御信号S1 が送受信器40に出力される。再び
送受信器40では、制御信号S1 が光電変換されて光信
号I1 として光伝送路140に所定の期間T1 ' に出力
される。
【0008】光伝送路140に入力した光信号I1 は光
分岐器120によって分岐されるので、分岐した光信号
1 の一方は光伝送路141及び光分岐器130を介し
て光バスライン10に出力して一方の向きに伝送され、
分岐した光信号I1 の他方は光伝送路142及び光分岐
器130を介して光バスライン10に出力して他方の向
きに伝送される。
【0009】したがって、このような光通信装置では、
光バスライン10を相互に異なる向きに伝送されてきた
光信号I0 ,I0 ' が受信されるとともに、光信号I1
が光バスライン10を相互に異なる向きに伝送されるよ
うに送信される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光通信装置では、送受信器の動作がLDの戻り光に
よって不安定になるという問題がある。
【0011】例えば、図5に示す光通信装置では、送受
信器40から出力された光信号の一部が、光伝送路14
0、光分岐器120、光伝送路141、光分岐器13
0、光伝送路142、光分岐器120及び光伝送路14
0を順次経由する光路と、光伝送路140、光分岐器1
20、光伝送路142、光分岐器130、光伝送路14
1、光分岐器120及び伝送路140を順次経由する光
路とにより、再び送受信器40に至る。このようなLD
の戻り光は、送受信器40を構成するレーザダイオード
における共振器内の安定発振状態を乱すことがある。そ
のため、送受信器40から出射される光信号には雑音成
分が増大したり、あるいは光出力パワーが低減したりす
るので、光ネットワークにおける信頼性の悪化が起こ
る。
【0012】一般に、このような問題の対策としては、
レーザダイオードの発光部に光アイソレータを設置する
ことが考えられる。しかしながら、レーザダイオードと
光アイソレータとを接続する際に、両者の偏波面を一致
させる調整は非常に困難である。そのため、レーザダイ
オードに入射する戻り光が、十分効果的には除去される
ことがない。また、光アイソレータを構成するファラデ
ー回転子、偏光子及び検光子は通常かなり高価であるの
で、光アイソレータ自体も高価になる。
【0013】そこで、本発明は、上記の問題点を解決
し、送受信器に入射する戻り光を十分効果的にかつ低コ
ストで除去することにより、光信号における雑音成分の
発生を低減するとともに、光出力パワーを保持する光通
信装置及び光ネットワークを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の光通
信装置は、上記の目的を達成するために、基幹光伝送路
を分断した一端から入力した第1の光信号を分岐して出
力する第1の光分岐器と、基幹光伝送路の一端に対向す
る他端から入力した第2の光信号を分岐して出力する第
2の光分岐器と、第1または第2の光分岐器から入力し
た第1または第2の光信号を出力する第3の光分岐器
と、この第3の光分岐器から第1の期間に入力した第1
または第2の光信号を光電変換して検出信号を出力する
送受信器と、この送受信器から入力した検出信号に基づ
いて所定の演算処理を行って制御信号を出力する制御装
置とを備え、送受信器は制御装置から第2の期間に入力
した制御信号を光電変換して第3の光信号を発生して出
力し、第3の光分岐器は送受信器から入力した第3の光
信号を分岐して出力し、第1の光分岐器は第3の光分岐
器から入力した第3の光信号と第2の光分岐器から入力
した第2の光信号とを基幹光伝送路の一端に出力し、第
2の光分岐器は第3の光分岐器から入力した第3の光信
号と第1の光分岐器から入力した第1の光信号とを基幹
光伝送路の他端に出力することを特徴とする。
【0015】ここで、上記第1ないし第3の光分岐器
は、光ファイバまたは光導波路を用いて構成された分布
結合形の光方向性結合器であることを特徴としてもよ
い。また、上記第1ないし第3の光分岐器は、半透鏡を
用いて構成された集中結合形の光方向性結合器であるこ
とを特徴としてもよい。
【0016】また、本発明に係る第2の光通信装置は、
上記の目的を達成するために、基幹光伝送路を分断した
一端から入力した第1の光信号を分岐して出力するとと
もに、基幹光伝送路の一端に対向する他端から入力した
第2の光信号を分岐して出力する第1の光分岐器と、こ
の第1の光分岐器から入力した第1または第2の光信号
を分岐して出力する第2の光分岐器と、この第2の光分
岐器から第1の期間に入力した第1または第2の光信号
を光電変換して検出信号を出力する送受信器と、この送
受信器から入力した検出信号に基づいて所定の演算処理
を行って制御信号を出力する制御装置とを備え、送受信
器は制御装置から第2の期間に入力した制御信号を光電
変換して第3の光信号を発生して出力し、第2の光分岐
器は送受信器から入力した第3の光信号を分岐して出力
し、第1の光分岐器は第2の光分岐器から入力した第2
及び第3の光信号を基幹光伝送路の前記一端に出力する
とともに、第2の光分岐器から入力した第1及び第3の
光信号を基幹光伝送路の他端に出力することを特徴とす
る。
【0017】ここで、上記第1及び第2の光分岐器は、
光ファイバまたは光導波路を用いて構成された分布結合
形の光方向性結合器であることを特徴としてもよい。ま
た、上記第1及び第2の光分岐器は、半透鏡を用いて構
成された集中結合形の光方向性結合器であることを特徴
としてもよい。
【0018】さらに、本発明に係る光ネットワークは、
上記の目的を達成するために、複数の位置で分断して配
設された基幹光伝送路と、この基幹光伝送路を分断した
一端とこの一端に対向する他端とに光接続して多段に設
置された複数の請求項1または請求項4記載の光通信装
置とを備えることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明に係る第1の光通信装置においては、基
幹光伝送路を一方の向きに伝送されてきた第1の光信号
は、第1の光分岐器によって分岐して出力された後、第
3の光分岐器を介して送受信器に受光されるとともに、
第2の光分岐器を介して基幹光伝送路に復帰して再び一
方の向きに伝送される。一方、基幹光伝送路を他方の向
きに伝送されてきた第2の光信号は、第2の光分岐器に
よって分岐して出力された後、第3の光分岐器を介して
送受信器に受光されるとともに、第1の光分岐器を介し
て基幹光伝送路に復帰して再び他方の向きに伝送され
る。
【0020】送受信器では、第1の期間に入力した第1
または第2の光信号が光電変換されて検出信号として制
御装置に出力される。制御装置では、検出信号に含まれ
る各種情報に基づいて所定の演算処理が実行されるとと
もに、各種情報を含む制御信号が送受信器に出力され
る。再び送受信器では、第2の期間に入力した制御信号
が光電変換されて第3の光信号として出力される。この
第3の光信号は、第3の光分岐器によって分岐して出力
された後、第2の光分岐器を介して基幹光伝送路に出力
して一方の向きに伝送されるとともに、第1の光分岐器
を介して基幹光伝送路に出力して他方の向きに伝送され
る。
【0021】したがって、基幹光伝送路の双方向から第
1または第2の光信号が受信されるとともに、基幹光伝
送路の双方向に第3の光信号が送信される。すなわち、
時分割の伝送方式に基づいて一心の光ファイバを用いた
光通信が実現されている。
【0022】このような光通信装置では、送受信器から
出力された第3の光信号が第1及び第2の光分岐器を介
して基幹光伝送路に出力される。すなわち、第3の光信
号が送受信器から再び送受信器に至る光路は存在しな
い。そのため、送受信器から出力された第3の光信号が
戻り光として再び送受信器に入力しないので、送受信器
は戻り光によって共振器内の安定発振状態を乱されな
い。したがって、送受信器の動作が戻り光によって不安
定にならないので、送受信器から出力される第3の光信
号に含まれる雑音成分が低減するとともに、光出力パワ
ーが保持される。
【0023】また、本発明に係る第2の光通信装置にお
いては、基幹光伝送路を一方の向きに伝送されてきた第
1の光信号は、第1の光分岐器によって分岐して出力さ
れた後、第2の光分岐器を介して送受信器に受光される
とともに、さらに第1の光分岐器を介して基幹光伝送路
に復帰して再び一方の向きに伝送される。一方、基幹光
伝送路を他方の向きに伝送されてきた第2の光信号は、
第1の光分岐器によって分岐して出力された後、第2の
光分岐器を介して送受信器に受光されるとともに、さら
に第1の光分岐器を介して基幹光伝送路に復帰して再び
他方の向きに伝送される。
【0024】送受信器では、第1の期間に入力した第1
または第2の光信号が光電変換されて検出信号として制
御装置に出力される。制御装置では、検出信号に含まれ
る各種情報に基づいて所定の演算処理が実行されるとと
もに、各種情報を含む制御信号が送受信器に出力され
る。再び送受信器では、第2の期間に入力した制御信号
が光電変換されて第3の光信号として出力される。この
第3の光信号は、第2の光分岐器を介して第1の光分岐
器によって分岐して基幹光伝送路に出力して相互に異な
る向きにそれぞれ伝送される。
【0025】したがって、基幹光伝送路の双方向から第
1または第2の光信号が受信されるとともに、基幹光伝
送路の双方向に第3の光信号が送信される。すなわち、
時分割の伝送方式に基づいて一心の光ファイバを用いた
光通信が実現されている。
【0026】このような光通信装置では、送受信器から
出力された第3の光信号が第1及び第2の光分岐器を介
して基幹光伝送路に出力される。すなわち、第3の光信
号が送受信器から再び送受信器に至る光路は存在しな
い。そのため、送受信器から出力された第3の光信号が
戻り光として再び送受信器に入力しないので、送受信器
は戻り光によって共振器内の安定発振状態を乱されな
い。したがって、送受信器の動作が戻り光によって不安
定にならないので、送受信器から出力される第3の光信
号に含まれる雑音成分が低減するとともに、光出力パワ
ーが保持される。
【0027】さらに、本発明に係る光ネットワークにお
いては、基幹光伝送路を一方の向きに伝送されてきた第
1の光信号は、多段に接続された複数の光通信装置を順
次経由する際、第1の期間に随時受信される。一方、基
幹光伝送路を他方の向きに伝送されてきた第2の光信号
も、多段に接続された複数の光通信装置を順次経由する
際、第1の期間に随時受信される。また、各光通信装置
では、それぞれ第3の光信号が第2の期間に送信され、
基幹光伝送路に出力して相互に異なる向きにそれぞれ分
岐してに伝送される。
【0028】したがって、基幹光伝送路を相互に異なる
向きに伝送されてきた第1または第2の光信号が受信さ
れるとともに、第3の光信号が基幹も伝送路を相互に異
なる向きに伝送されるように送信される。すなわち、時
分割の伝送方式に基づいて一心の光ファイバを用いた光
通信が実現されている。
【0029】このような光ネットワークでは、各光通信
装置が本発明に係るものであることから、第3の光信号
は雑音成分を低減するとともに光出力パワーを保持して
各光通信装置から送信される。そのため、基幹光伝送路
の伝送中における光信号の劣化が低減する。したがっ
て、所定の情報が光信号として遠隔地間を高い信頼性で
伝送される。
【0030】
【実施例】以下、本発明に係る実施例の構成及び作用に
ついて、図1ないし図4を参照して説明する。なお、図
面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複
する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の
ものと必ずしも一致していない。
【0031】図1は、本発明の光通信装置に係る第1実
施例を示す構成図である。この光通信装置20N は、光
バスライン10を分断した一端とこの一端に対向する他
端とに光接続して設置されており、制御装置30、送受
信器40及び光分岐器50,60,70とこれらを接続
する光伝送路80〜83とから構成されている。なお、
Nは自然数である。
【0032】光バスライン10は、一心の光ファイバか
ら構成されており、光ネットワークにおいて光信号を双
方向に伝送する基幹の光伝送路である。制御装置30
は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、光
信号として伝送される情報に対する各種処理を行う。送
受信器40は、レーザダイオード(Laser Diode )を含
んで構成されており、所定の期間TN に光信号を受光す
るとともに所定の期間TN ' に光信号を発光する。
【0033】光分岐器50,60,70は、結合用導波
路を有する方向性結合器形の光カプラから構成されてい
る。光分岐器50は、端子51,54間及び端子52,
53間からなるクロス方向と、端子51,53間及び端
子52,54間からなるスルー方向との強度分岐比とし
て例えば1:1で光信号を分岐する。光分岐器60は、
端子61,64間及び端子62,63間からなるクロス
方向と、端子61,63間及び端子62,64間からな
るスルー方向との強度分岐比として例えば1:9で光信
号を分岐する。光分岐器70は、端子71,74間及び
端子72,73間からなるクロス方向と、端子71,7
3間及び端子72,74間からなるスルー方向との強度
分岐比として例えば1:9で光信号を分岐する。
【0034】光伝送路80〜83は、一心の光ファイバ
から構成されており、送受信器40及び光分岐器50,
60,70の間を光接続している。光伝送路80は、送
受信器40の端子と光分岐器50の端子53との間で光
信号を伝送する。光伝送路81は、光分岐器50の端子
51と光分岐器60の端子64との間で光信号を伝送す
る。光伝送路82は、光分岐器50の端子52と光分岐
器70の端子72と間で光信号を伝送する。光伝送路8
3は、光分岐器60の端子63と光分岐器70の端子7
1との間で光信号を伝送する。
【0035】次に、光通信装置に係る上記第1実施例の
作用について説明する。
【0036】光通信装置20N では、光バスライン10
を一方の向きに伝送されてきた光信号I0 は、光分岐器
60によって分岐されるので、光伝送路81、光分岐器
50及び光伝送路80を介して送受信器40に受光され
るとともに、光伝送路83及び光分岐器70を介して光
バスライン10に復帰して再び一方の向きに伝送され
る。ここで、光分岐器60の端子61に入力した光信号
0 は、端子64,63の側に強度分岐比1:9で分岐
してそれぞれ出力される。続いて、光分岐器50の端子
51に入力した光信号I0 は、端子53,54の側に強
度分岐比1:1で分岐してそれぞれ出力される。また、
光分岐器70の端子71に入力した光信号I0 は、端子
73,74の側に強度分岐比9:1で分岐してそれぞれ
出力される。
【0037】一方、光バスライン10を他方の向きに伝
送されてきた光信号I0 ' は、光分岐器70によって分
岐されるので、光伝送路82、光分岐器50及び光伝送
路80を介して送受信器40に受光されるとともに、光
伝送路83及び光分岐器60を介して光バスライン10
に復帰して再び他方の向きに伝送される。ここで、光分
岐器70の端子73に入力した光信号I0 ' は、端子7
2,71の側に強度分岐比1:9で分岐してそれぞれ出
力される。続いて、光分岐器50の端子52に入力した
光信号I0 ' は、端子53,54の側に強度分岐比1:
1で分岐してそれぞれ出力される。また、光分岐器60
の端子63に入力した光信号I0 ' は、端子61,62
の側に強度分岐比9:1で分岐してそれぞれ出力され
る。
【0038】送受信器40では、所定の期間TN に入力
した光信号I0 ,I0 ' が光電変換されて検出信号S0
として制御装置30に出力される。制御装置30では、
検出信号S0 に含まれる各種情報に基づいて所定の演算
処理が実行されるとともに、各種情報を含む制御信号S
1 が送受信器40に出力される。再び送受信器40で
は、所定の期間TN ' に入力した制御信号S1 が光電変
換されて光信号IN として光伝送路80に出力される。
【0039】光伝送路80に入力した光信号IN は、光
分岐器50によって分岐されるので、光伝送路82及び
光分岐器70を介して光バスライン10に出力して一方
の向きに伝送されるとともに、光伝送路81及び光分岐
器60を介して光バスライン10に出力して他方の向き
に伝送される。ここで、光分岐器50の端子53に入力
した光信号IN は、端子51,52の側に強度分岐比
1:1で分岐してそれぞれ出力される。続いて、光分岐
器70の端子72に入力した光信号IN は、端子73,
74の側に強度分岐比1:9で分岐してそれぞれ出力さ
れる。また、光分岐器60の端子64に入力した光信号
N は、端子61,62の側に強度分岐比1:9で分岐
してそれぞれ出力される。
【0040】光通信装置20N では、光バスライン10
の双方向から光信号I0 ,I0 ' が受信されるととも
に、光バスライン10の双方向に光信号IN が送信され
る。したがって、時分割の伝送方式に基づいて一心の光
ファイバを用いた光通信が実現されている。
【0041】このような光通信装置20N では、送受信
器40から出力された光信号IN の大部分が光分岐器6
0の端子61及び光分岐器70の端子73から光バスラ
イン10に出力され、光信号IN のその他一部が光分岐
器60の端子62及び光分岐器70の端子74から出力
される。すなわち、光信号IN が送受信器40から再び
送受信器40に至る光路は存在しない。そのため、送受
信器40から出力された光信号IN が戻り光として再び
送受信器40に入力しないので、送受信器40を構成す
るレーザダイオードは戻り光によって共振器内の安定発
振状態を乱されない。したがって、送受信器40の動作
が戻り光によって不安定にならないので、送受信器40
から出力される光信号に含まれる雑音成分が低減すると
ともに、光出力カバーが保持される。
【0042】図2は、本発明の光通信装置に係る第2実
施例を示す構成図である。この光通信装置20N は、光
バスライン10を分断した一端とこの一端に対向する他
端とに光接続して設置されており、制御装置30、送受
信器40及び光分岐器90,100とこれらを接続する
光伝送路110〜112とから構成されている。
【0043】光分岐器90,100は、結合用導波路を
有する方向性結合器形の光カプラから構成されている。
光分岐器90は、端子91,94間及び端子92,93
間からなるクロス方向と、端子91,93間及び端子9
2,94間からなるスルー方向との強度分岐比として例
えば2:8で光信号を分岐する。光分岐器100は、端
子101,104間及び端子102,103間からなる
クロス方向と、端子101,103間及び端子102,
104間からなるスルー方向との強度分岐比として例え
ば1:1で光信号を分岐する。
【0044】光伝送路110〜112は、一心の光ファ
イバから構成されており、送受信器40及び光分岐器9
0,100の間を光接続している。光伝送路110は、
送受信器40の端子と光分岐器90の端子92との間で
光信号を伝送する。光伝送路111は、光分岐器90の
端子91と光分岐器100の端子103との間で光信号
を伝送する。光伝送路112は、光分岐器90の端子9
3と光分岐器100の端子104と間で光信号を伝送す
る。
【0045】次に、光通信装置に係る上記第2実施例の
作用について説明する。
【0046】光通信装置20N では、光バスライン10
を一方の向きに伝送されてきた光信号I0 は、光分岐器
100によって分岐されるので、光伝送路112、光分
岐器90及び光伝送路110を介して送受信器40に受
光されるとともに、光伝送路111、光分岐器90、光
伝送路112及び光分岐器100を介して光バスライン
10に復帰して再び一方の向きに伝送される。ここで、
光分岐器100の端子101に入力した光信号I0 は、
端子103,104の側に強度分岐比1:1で分岐して
それぞれ出力される。続いて、光分岐器90の端子93
に入力した光信号I0 は、端子92,91の側に強度分
岐比2:8で分岐してそれぞれ出力される。また、光分
岐器90の端子91に入力した光信号I0 は、端子9
4,93の側に強度分岐比2:8で分岐してそれぞれ出
力される。続いて、光分岐器100の端子104に入力
した光信号I0 は、端子102,101の側に強度分岐
比1:1で分岐してそれぞれ出力される。
【0047】一方、光バスライン10を他方の向きに伝
送されてきた光信号I0 ' は、光分岐器100によって
分岐されるので、光伝送路112、光分岐器90及び光
伝送路110を介して送受信器40に受光されるととも
に、光伝送路112、光分岐器90、光伝送路111及
び光分岐器100を介して光バスライン10に復帰して
再び他方の向きに伝送される。ここで、光分岐器100
の端子102に入力した光信号I0 ' は、端子104,
103の側に強度分岐比1:1で分岐してそれぞれ出力
される。続いて、光分岐器90の端子93に入力した光
信号I0 ' は、端子92,91の側に強度分岐比2:8
で分岐してそれぞれ出力される。さらに、光分岐器10
0の端子103に入力した光信号I0 ' は、端子10
1,102の側に強度分岐比1:1で分岐してそれぞれ
出力される。
【0048】送受信器40では、所定の期間TN に入力
した光信号I0 ,I0 ' が光電変換されて検出信号S0
として制御装置30に出力される。制御装置30では、
検出信号S0 に含まれる各種情報に基づいて所定の演算
処理が実行されるとともに、所定の期間T2 に各種情報
を含む制御信号S1 が送受信器40に出力される。再び
送受信器40では、所定の期間TN ' に入力した制御信
号S1 が光電変換されて光信号IN として光伝送路11
0に出力される。
【0049】光伝送路110に入力した光信号IN は、
光分岐器90、光伝送路112及び光分岐器100を介
して光バスライン10に出力して相互に異なる向きにそ
れぞれ伝送される。ここで、光分岐器90の端子92に
入力した光信号IN は、端子93,94の側に強度分岐
比2:8で分岐してそれぞれ出力される。続いて、光分
岐器100の端子104に入力した光信号IN は、端子
101,102の側に強度分岐比1:1で分岐してそれ
ぞれ出力される。
【0050】光通信装置20N では、光バスライン10
の双方向から光信号I0 ,I0 ' が受信されるととも
に、光バスライン10の双方向に光信号IN が送信され
る。したがって、時分割の伝送方式に基づいて一心の光
ファイバを用いた光通信がされている。
【0051】このような光通信装置20N では、送受信
器40から出力された光信号IN の大部分が光分岐器1
00の端子101,102から光バスライン10に出力
され、光信号IN のその他一部が光分岐器90の端子9
4から出力される。すなわち、光信号が送受信器40か
ら再び送受信器40に至る光路は存在しない。そのた
め、送受信器40から出力された光信号IN が戻り光と
して再び送受信器40に入力しないので、送受信器40
を構成するレーザダイオードは戻り光によって共振器内
の安定発振状態を乱されない。したがって、送受信器4
0の動作が戻り光によって不安定にならないので、送受
信器40から出力される光信号に含まれる雑音成分が低
減するとともに、光出力パワーが保持される。
【0052】図3は、光ネットワークに係る第1実施例
を示す構成図である。この光ネットワークでは、光バス
ライン10における任意の位置に光通信装置が多段に設
置されており、光バスライン10を分断した一端とこの
一端に対向する他端とに光接続している。例えば、光通
信装置201 ,…,20N-1 ,20N ,20N+1 ,…,
20M が光バスライン10に沿った一方の向きに配列さ
れており、これらは光通信装置に係る上記第1実施例と
同様に構成されている。ただし、図示しているのは光通
信装置20N-1 ,20N ,20N+1 のみである。なお、
N,M(>N)は自然数である。
【0053】次に、光ネットワークに係る上記第1実施
例の作用について説明する。
【0054】光バスライン10を一方の向きに伝送され
てきた光信号I0 は、光通信装置201 ,…,2
N-1 ,20N ,20N+1 ,…,20M を順次経由する
際に随時受信される。例えば、光通信装置20N-1
は、光バスライン10から所定の期間TN-1 に入力した
光信号I0 が受信される。続いて、光通信装置20N
は、光バスライン10から所定の期間TN に入力した光
信号I0 が受信される。さらに、光通信装置20N+1
は、光バスライン10から所定の期間TN+1 に入力した
光信号I0 が受信される。
【0055】一方、光バスライン10を他方の向きに伝
送されてきた光信号I0 ' は、光通信装置20M ,…,
20N+1 ,20N ,20N-1 ,…,201 を順次経由す
る際に随時受信される。例えば、光通信装置20N+1
は、光バスライン10から所定の期間TN+1 に入力した
光信号I0 ' が受信される。続いて、光通信装置20N
では、光バスライン10から所定の期間TN に入力した
光信号I0 ' が受信される。さらに、光通信装置20
N-1 では、光バスライン10から所定の期間TN-1 に入
力した光信号I0 ' が受信される。
【0056】また、光通信装置201 ,…,20N-1
20N ,20N+1 ,…,20M では、それぞれ光信号I
1 ,…,IN-1 ,IN ,IN+1 ,…,IM が光バスライ
ン10に出力して相互に異なる向きにそれぞれ分岐して
伝送される。例えば、光通信装置20N-1 では、光信号
N-1 が光バスライン10に所定の期間TN-1 ' に送信
される。光通信装置20N では、光信号IN が光バスラ
イン10に所定の期間TN ' に送信される。光通信装置
20N+1 では、光信号IN+1 が光バスライン10に所定
の期間TN+1 ' に送信される。このような光信号I1
…,IM は、光信号I0 ,I0 ' とともに光通信装置2
1 ,…,20M を順次経由して随時受信される。
【0057】そのため、光バスライン10を相互に異な
る向きに伝送されてきた光信号I0,I0 ' が受信され
るとともに、光信号I1 ,…,IM が光バスライン10
を相互に異なる向きに伝送されるように送信される。し
たがって、時分割の伝送方式に基づいて一心の光ファイ
バを用いた光通信が実現されている。
【0058】このような光ネットワークでは、光信号I
1 ,…,IM は雑音成分を低減するとともに光出力パワ
ーを保持して光通信装置201 ,…,20M から送信さ
れる。そのため、光バスライン10の伝送中における光
信号の劣化が低減する。したがって、所定の情報が光信
号として遠隔地間を高い信頼性で伝送される。
【0059】図4は、光ネットワークに係る第2実施例
を示す構成図である。この光ネットワークでは、光バス
ライン10における任意の位置に光通信装置が多段に設
置されており、光バスライン10を分断した一端とこの
一端に対向する他端とに光接続している。例えば、光通
信装置201 ,…,20N-1 ,20N ,20N+1 ,…,
20M が光バスライン10に沿った一方の向きに配列さ
れており、これらは光通信装置に係る上記第2実施例と
同様に構成されている。ただし、図示しているのは光通
信装置20N-1 ,20N ,20N+1 のみである。
【0060】次に、光ネットワークに係る上記第2実施
例の作用について説明する。
【0061】光バスライン10を一方の向きに伝送され
てきた光信号I0 は、光通信装置201 ,…,2
N-1 ,20N ,20N+1 ,…,20M を順次経由する
際に随時受信される。例えば、光通信装置20N-1
は、光バスライン10から所定の期間TN-1 に入力した
光信号I0 が受信される。続いて、光通信装置20N
は、光バスライン10から所定の期間TN に入力した光
信号I0 が受信される。さらに、光通信装置20N+1
は、光バスライン10から所定の期間TN+1 に入力した
光信号I0 が受信される。
【0062】一方、光バスライン10を他方の向きに伝
送されてきた光信号I0 ' は、光通信装置20M ,…,
20N+1 ,20N ,20N-1 ,…,201 を順次経由す
る際に随時受信される。例えば、光通信装置20N+1
は、光バスライン10から所定の期間TN+1 に入力した
光信号I0 ' が受信される。続いて、光通信装置20N
では、光バスライン10から所定の期間TN に入力した
光信号I0 ' が受信される。さらに、光通信装置20
N-1 では、光バスライン10から所定の期間TN-1 に入
力した光信号I0 ' が受信される。
【0063】また、光通信装置201 ,…,20N-1
20N ,20N+1 ,…,20M では、それぞれ光信号I
1 ,…,IN-1 ,IN ,IN+1 ,…,IM が光バスライ
ン10に出力して相互に異なる向きにそれぞれ分岐して
伝送される。例えば、光通信装置20N-1 では、光信号
N-1 が光バスライン10に所定の期間TN-1 ' に送信
される。光通信装置20N では、光信号IN が光バスラ
イン10に所定の期間TN ' に送信される。光通信装置
20N+1 では、光信号IN+1 が光バスライン10に所定
の期間TN+1 ' に送信される。このような光信号I1
…,IM は、光信号I0 ,I0 ' とともに光通信装置2
1 ,…,20M を順次経由して随時受信される。
【0064】そのため、光バスライン10を相互に異な
る向きに伝送されてきた光信号I0,I0 ' が受信され
るとともに、光信号I1 ,…,IM が光バスライン10
を相互に異なる向きに伝送されるように送信される。し
たがって、時分割の伝送方式に基づいて一心の光ファイ
バを用いを光通信が実現されている。
【0065】このような光ネットワークでは、光信号I
1 ,…,IM は雑音成分を低減するとともに光出力パワ
ーを保持して光通信装置201 ,…,20M から送信さ
れる。そのため、光バスライン10の伝送中における光
信号の劣化が低減する。したがって、所定の情報が光信
号として遠隔地間を高い信頼性で伝送される。
【0066】なお、本発明は上記諸実施例に限定される
ものではなく、種々の変形が可能である。
【0067】例えば、上記諸実施例では、結合用導波路
を有する分布結合形の方向性結合器である光カプラが光
分岐器として用いられている。しかしながら、結合用光
ファイバを有する分布結合形の方向性結合器である光カ
プラが光分岐器として用いられても、上記諸実施例とほ
ぼ同様な作用効果が得られる。また、誘電体薄膜などを
反射面に積層して形成された半透過膜を有する半透鏡
(ハーフミラー)を用いることにより、集中結合形の方
向性結合器である光カプラが光カプラとして用いられて
も、上記諸実施例とほぼ同様な作用効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光通
信装置においては、基幹光伝送路の双方向から第1また
は第2の光信号が受信されるとともに、基幹光伝送路の
双方向に第3の光信号が送信される。すなわち、時分割
の伝送方式に基づいて一心の光ファイバを用いた光通信
が実現されている。
【0069】ここで、送受信器から出力された第3の光
信号の大部分が第1及び第2の光分岐器を介して基幹光
伝送路に出力される。すなわち、第3の光信号が送受信
器から再び送受信器に至る光路は存在しない。これによ
り、送受信器から出力された第3の光信号が戻り光とし
て再び送受信器に入力しないので、送受信器は戻り光に
よって共振器内の安定発振状態を乱されない。そのた
め、送受信器の動作が戻り光によって不安定にならない
ので、送受信器から出力される第3の光信号に含まれる
雑音成分が低減するとともに、光出力パワーが保持され
る。
【0070】したがって、本発明に係る光通信装置によ
れば、従来と違って送受信器に光アイソレータを配置す
る必要がないので、送受信器に入射するレーザダイオー
ドの戻り光を十分効果的にかつ低コストで除去すること
ができるという効果が得られる。
【0071】また、本発明に係る光ネットワークにおい
ては、基幹光伝送路を相互に異なる向きに伝送されてき
た第1または第2の光信号が受信されるとともに、第3
の光信号が基幹光伝送路を相互に異なる向きに伝送され
るように送信される。すなわち、時分割の伝送方式に基
づいて一心の光ファイバを用いた光通信が実現されてい
る。
【0072】ここで、基幹光伝送路に本発明に係る光通
信装置が多段に接続されていることから、第3の光信号
は雑音成分を低減するとともに光出力パワーを保持して
各光通信装置から送信される。これにより、基幹光伝送
路の伝送中における光信号の劣化が低減する。そのた
め、所定の情報が光信号として遠隔地間を高い信頼性で
伝送される。
【0073】したがって、本発明に係る光ネットワーク
によれば、光信号における雑音成分の低減と光出力パワ
ーの保持とを従来よりも十分効果的にかつ低コストで実
行することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光通信装置に係る第1実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明の光通信装置に係る第2実施例を示す構
成図である。
【図3】図1の光通信装置を用いた光ネットワークに係
る第1実施例を示す構成図である。
【図4】図2の光通信装置を用いた光ネットワークに係
る第2実施例を示す構成図である。
【図5】従来の光通信装置を示す構成図である。
【符号の説明】
10…光バスライン、20…光通信装置、30…制御装
置、40…送受信器、50…光分岐器、51〜54…端
子、60…光分岐器、61〜64…端子、70…光分岐
器、71〜74…端子、80〜83…光伝送路、90…
光分岐器、91〜94…端子、100…光分岐器、10
1〜104…端子、110〜112…光伝送路、120
…光分岐器、121〜124…端子、130…光分岐
器、131〜134…端子、140〜142…光伝送
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 克也 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 大槻 文男 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基幹光伝送路を分断した一端から入力し
    た第1の光信号を分岐して出力する第1の光分岐器と、 前記基幹光伝送路の前記一端に対向する他端から入力し
    た第2の光信号を分岐して出力する第2の光分岐器と、 前記第1または第2の光分岐器から入力した前記第1ま
    たは第2の光信号を出力する第3の光分岐器と、 この第3の光分岐器から第1の期間に入力した前記第1
    または第2の光信号を光電変換して検出信号を出力する
    送受信器と、 この送受信器から入力した前記検出信号に基づいて所定
    の演算処理を行って制御信号を出力する制御装置とを備
    え、 前記送受信器は前記制御装置から第2の期間に入力した
    前記制御信号を光電変換して第3の光信号を発生して出
    力し、前記第3の光分岐器は前記送受信器から入力した
    前記第3の光信号を分岐して出力し、前記第1の光分岐
    器は前記第3の光分岐器から入力した前記第3の光信号
    と前記第2の光分岐器から入力した前記第2の光信号と
    を前記基幹光伝送路の前記一端に出力し、前記第2の光
    分岐器は前記第3の光分岐器から入力した前記第3の光
    信号と前記第1の光分岐器から入力した前記第1の光信
    号とを前記基幹光伝送路の前記他端に出力することを特
    徴とする光通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ないし第3の光分岐器は、光フ
    ァイバまたは光導波路を用いて構成された分布結合形の
    光方向性結合器であることを特徴とする請求項1記載の
    光通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ないし第3の光分岐器は、半透
    鏡を用いて構成された集中結合形の光方向性結合器であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光通信装置。
  4. 【請求項4】 基幹光伝送路を分断した一端から入力し
    た第1の光信号を分岐して出力するとともに、前記基幹
    光伝送路の前記一端に対向する他端から入力した第2の
    光信号を分岐して出力する第1の光分岐器と、 この第1の光分岐器から入力した前記第1または第2の
    光信号を分岐して出力する第2の光分岐器と、 この第2の光分岐器から第1の期間に入力した前記第1
    または第2の光信号を光電変換して検出信号を出力する
    送受信器と、 この送受信器から入力した前記検出信号に基づいて所定
    の演算処理を行って制御信号を出力する制御装置とを備
    え、 前記送受信器は前記制御装置から第2の期間に入力した
    前記制御信号を光電変換して第3の光信号を発生して出
    力し、前記第2の光分岐器は前記送受信器から入力した
    前記第3の光信号を分岐して出力し、前記第1の光分岐
    器は前記第2の光分岐器から入力した前記第2及び第3
    の光信号を前記基幹光伝送路の前記一端に出力するとと
    もに、前記第2の光分岐器から入力した前記第1及び第
    3の光信号を前記基幹光伝送路の前記他端に出力するこ
    とを特徴とする光通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の光分岐器は、光ファ
    イバまたは光導波路を用いて構成された分布結合形の光
    方向性結合器であることを特徴とする請求項4記載の光
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の光分岐器は、半透鏡
    を用いて構成された集中結合形の光方向性結合器である
    ことを特徴とする請求項4記載の光通信装置。
  7. 【請求項7】 複数の位置で分断して配設された基幹光
    伝送路と、 この基幹光伝送路を分断した一端とこの一端に対向する
    他端とに光接続して多段に設置された複数の請求項1ま
    たは請求項4記載の光通信装置とを備えることを特徴と
    する光ネットワーク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290689A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290689A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光伝送システム

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