JPH06268654A - 光ネットワーク - Google Patents

光ネットワーク

Info

Publication number
JPH06268654A
JPH06268654A JP5234653A JP23465393A JPH06268654A JP H06268654 A JPH06268654 A JP H06268654A JP 5234653 A JP5234653 A JP 5234653A JP 23465393 A JP23465393 A JP 23465393A JP H06268654 A JPH06268654 A JP H06268654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
fiber
optical fiber
network
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5234653A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Sunaga
義則 須永
Masahiro Goto
眞宏 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP5234653A priority Critical patent/JPH06268654A/ja
Publication of JPH06268654A publication Critical patent/JPH06268654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝送損失を増大させずに光端局を多く接続で
きる光ネットワークを提供する。 【構成】 光送信器41と光受信器42とを備える光端
局40を複数有し、これら光端局40を光分岐カプラ2
0を介して光ファイバ10で接続してなる光ネットワー
クにおいて、上記光ファイバ10に入射光の一部を透過
させ一部を反射する光反射手段50を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを介して光
端局を複数接続してバス型或いはスター型に構成された
光ネットワークに係り、特に、伝送損失を増大させずに
光端局を多く接続できる光ネットワークに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを介して光端局を複数接続
し、各光端局間で光通信を行うようにした光ネットワー
クが知られている。光ネットワークには、バス型とスタ
ー型とがある。
【0003】図8は従来技術によるスター型光ネットワ
ークの一例であって、光端局40は光送信器と光受信器
とから構成されており、複数の光端局40が光ファイバ
10と光分岐カプラ20とを介して各々互いに接続され
ている。各光端局40の光送信器から出力された光信号
は、各光端局40から引き出されている光ファイバ10
を通り、多段に設けられた光分岐カプラ20を介して次
々に上段の光ファイバ10合流させられ、最終段の1個
の光分岐カプラ20により1本の光ファイバ10に集め
られる。この光信号が集められた1本の光ファイバ10
の片端には光信号を全反射する反射器30が設けられて
いる。全ての光端局40の光信号はいずれもこの1本の
光ファイバ10を通って反射器30に到達する。反射器
30に入射した光信号はこの反射器30で進行方向を変
えられ、上記1本の光ファイバ10を戻り、光分岐カプ
ラ20で次々に下段へ分岐されながら各光端局40に分
配される。このようにして各光端局40の光受信器は、
ネットワークに接続されている全ての光端局40からの
光信号を受信することができる。
【0004】ここで光分岐カプラ20は、光を2分する
光分岐カプラである。具体的には、光分岐カプラ20
は、図9に示されるように、光入出力端A、B、Cを有
している。光入出力端Aから入力された光は、その1/
2が光入出力端Bへ出力され、残りの1/2が光入出力
端Cへ出力される。光入出力端Bから入力された光は、
その1/2が光入出力端Aへ出力され、残りの1/2が
損失となる。光入出力端Cから入力された光は、その1
/2が光入出力端Aに出力され、残りの1/2が損失と
なる。このようにどの光入出力端から入力された光も他
の光入出力端から出力されるときには1/2になってい
る。即ち、光分岐カプラ20にあっては、どの端子から
入力された光信号も別の端子から出力されるときに約3
dBの損失が生じる。
【0005】スター型光ネットワークにこの光分岐カプ
ラ20を接続するに際しては、光入出力端B、Cに光端
局40若しくは下段の光分岐カプラ20を接続し、光入
出力端Aに上段の光分岐カプラ20若しくは反射器30
を接続する。
【0006】各光端局40内において、光ネットワーク
に接続する光ファイバ10が光サーキュレータに接続さ
れ、この光サーキュレータには光送信器及び光受信器が
接続されている。光サーキュレータは、光送信器から出
力される光信号を全て光ネットワークに出力し、光ネッ
トワークから光端局40に入力される光信号を全て光受
信器へ入力させるように接続されている。
【0007】なお、光サーキュレータの代りに前記した
光分岐カプラ20を用いることもできる。光分岐カプラ
20を用いる方がコストの点で有利である。しかし、こ
の場合、光ネットワークから送られてきた光信号は、光
端局40内で光分岐カプラ20によって光受信器だけで
なく光送信器にも分岐される。このため光の損失が約3
dB増える。また、光送信器の発光素子が外部入力光に
弱い場合、発光素子に光が入らないようにする手段が必
要になる。
【0008】図10は、従来技術によるバス型光ネット
ワークの一例であって、光端局40は光送信器41と光
受信器42とから構成されており、光端局40は各々光
分岐カプラ20を介して一本の光ファイバ10に接続さ
れている。光ファイバ10の片端には光信号を全反射す
る反射器30が設けられている。各光端局40の光送信
器41から光分岐カプラ20を介して光ファイバ10に
出力された光信号は、いずれも反射器30に到達し、こ
こで全反射されて各光分岐カプラ20で分岐されなが
ら、全ての光端局40に分配される。各光端局40の光
受信器42は、全ての光端局40からの光信号を受信す
ることができる。
【0009】各光端局40において、光分岐カプラ20
から引き出された光ファイバ11は、光端局40の光サ
ーキュレータ43に接続され、この光サーキュレータ4
3に光送信器41と光受信器42とが接続されている。
光サーキュレータ43は、ポート、ポート、ポート
を有し、ポートからポートへ、ポートからポー
トへの順方向特性を有し、ポートに接続された光送
信器41からの光信号をポートに接続された光ファイ
バ11へ導き、且つ光ファイバ11からの光信号をポー
トに接続された光受信器42へ導く働きをする。
【0010】光分岐カプラ20は、図11に示されるよ
うに、光入出力端A、B、Cを有している。図9の光分
岐カプラ20とは異なり、光入出力端Aから入力された
光は、その1/xが光入出力端Bへ出力され、残りの
(x−1)/xが損失となる。光入出力端Bから入力さ
れた光は、その1/xが光入出力端Aへ出力され、残り
の(x−1)/xが光入出力端Cへ出力される。光入出
力端Cから入力された光は、その(x−1)/xが光入
出力端Bに出力され、残りの1/xが損失となる。ここ
でr=1/xを分岐比と言う。
【0011】バス型光ネットワークにこの光分岐カプラ
20を接続するに際しては、光入出力端Aに上記光端局
40を接続し、光入出力端Bに上記光ファイバ10の反
射器30側を接続し、光入出力端Cに光ファイバ10の
もう一方を接続する。従って、各光端局40から送信さ
れる光信号は、当該光分岐カプラ20で1/xとなり、
他の光分岐カプラ20を通過する度にそれぞれの分岐比
に応じて損失され、反射器30に到達する。また、反射
器30で反射された光信号は、各光分岐カプラ20にお
いてそれぞれの分岐比に応じて分岐され、各光端局40
に分配される。
【0012】このバス型光ネットワークの光端局40の
局数をN個とすると、各光端局40に接続される光分岐
カプラ20は、その分岐比rが、反射器30に近い順
に、1/N、1/(N−1)、1/(N−2)、・・・
1/2となるように配置される。このように光分岐カプ
ラ20の分岐比rを設定すると、ある光端局40から送
信された光信号が他の光端局40に届くまでの損失にお
いて、最大損失が最も小さくなる。この結果、光端局4
0から他の光端局40に送信される光信号の効率は、送
信光端局、受信光端局によらず一定であり、その値は1
/N2 である。ただし、光ファイバ10、反射器30、
光サーキュレータ43等の損失、及び光分岐カプラ20
の過剰損失は無視している。
【0013】以上のような分岐比設定により、図10の
構成のバス型光ネットワークは光端局40間の最大伝送
損失を最小にすることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ネットワークは、光端局を多くすると伝送損失が大き
くなるという問題がある。
【0015】図8の構成のスター型光ネットワークは、
前述のように光信号が光分岐カプラ20を通過する度に
約3dBの損失が生じる。光端局40の個数がM=2m
のとき、光分岐カプラ20がm段設けられるので、ある
光端局40からある光端局40までの間に2×m個の光
分岐カプラ20が存在することになる。この間の損失は
約3×2×mdBである。例えば、図8のように光端局
40の個数がM=8=23 のときには約18dBとな
り、光端局40の個数がM=32=25 のとき30dB
となる。ただし、光ファイバ10、反射器30、光サー
キュレータ等での損失と光分岐カプラ20での過剰損失
は無視している。このようにMが倍に増える毎(mが1
増える毎)に損失が約6dB増加するため、光端局を増
やすことが困難であった。
【0016】図10の構成のバス型光ネットワークは、
分岐比設定により光端局40間の最大伝送損失を最小に
することができるが、仮に局数N=10とすると、この
ときの各光端局40間の伝送損失は20dBとなる。局
数Nが倍に増える毎にこの伝送損失は6dB増加する。
従って、バス型光ネットワークに多くの光端局を接続す
ることができなかった。
【0017】また、この欠点を補うために、図7に示さ
れるように、光ファイバ10の片端14に、光分岐カプ
ラ20、光合分波器16、希土類添加光ファイバ17、
光アイソレータ19、励起光源24で構成される光増幅
器を接続する構成もある。しかし、この光増幅器は構成
部品が多く、また、光分岐カプラ20により光信号の分
岐合成をおこなうため、その分岐損失により光増幅器の
利得を少なくとも6dB無駄にしてしまう。また、同じ
理由により、雑音指数が光増幅器単体の数字より大きく
なってしまうという欠点がある。従って、光増幅により
得られる利得をそのまま、上記の損失補償に割り当てる
ことはできない。
【0018】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、伝送損失を増大させずに光端局を多く接続できる光
ネットワークを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光送信器と光受信器とを備える光端局を複
数有し、これら光端局を光分岐カプラを介して光ファイ
バで接続してなる光ネットワークにおいて、上記光ファ
イバに入射光の一部を透過させ一部を反射する光反射手
段を接続したものである。
【0020】上記光ファイバが1本の光ファイバからな
るバス型の伝送路を形成してもよい。
【0021】上記光ファイバが多段に分岐するスター型
の伝送路を形成してもよい。
【0022】また、上記光ファイバに反射型光増幅器を
接続し、該反射型光増幅器を、上記光ファイバに接続さ
れた光合分波器と、該光合分波器に接続された希土類添
加光ファイバと、その希土類添加光ファイバの一端に接
続された光反射器と、上記光合分波器に接続されて上記
希土類添加光ファイバを励起するための励起光源とから
構成したものである。
【0023】上記光合分波器が上記光ファイバに接続さ
れている位置で、上記複数の光端局からの光信号強度が
いずれも略等しくなるようにしてもよい。
【0024】また、上記光ファイバに光ループを形成す
べく光サーキュレータを接続し、その光ループに光増幅
器を接続したものである。
【0025】
【作用】上記構成により、光ファイバの途中に光反射手
段が接続されているので、光端局から送信された光信号
は、光反射手段において一部が透過し、一部が反射され
る。送信光端局に対して光反射手段の反対側にある光端
局には透過光信号が分配され、送信光端局と同じ側にあ
る光端局には反射光信号が分配される。このように光反
射手段が接続されることにより、全光端局の光信号が全
光端局に分配できることになる。
【0026】スター型光ネットワークの場合、上記のよ
うに光反射手段を用いることにより、従来に比べて反射
器及びこれに接続される最終段の光分岐カプラが不要と
なる。各光端局へ分配された光信号の伝送損失は、光反
射手段による伝送損失と通過した光分岐カプラの個数に
比例した伝送損失との合計になる。最終段の光分岐カプ
ラが不要となったことにより、この光分岐カプラでの伝
送損失から光反射手段による伝送損失を引いた損失分が
解消される。
【0027】バス型光ネットワークの場合、各光端局へ
分配された光信号の伝送損失は、通過した光分岐カプラ
の分岐比の設定によって異なるが、光端局の数が同じで
あるとき従来に比べて略半分になる。
【0028】また、光ファイバの片端に反射型光増幅器
が接続されているので、各光端局からこの片端に来る間
に光分岐カプラで減衰した光信号が、増幅されて反射さ
れる。
【0029】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0030】図1に示されるように、本発明のスター型
光ネットワークにあっては、M=8個の光端局40が設
けられている。2個の光端局40から引き出される2本
の光ファイバ10が1個の光分岐カプラ20に接続され
ている。同様に他の6個の光端局40も2個ずつそれぞ
れ光ファイバ10を介して光分岐カプラ20に接続され
ている。この光端局40が接続されている4個の光分岐
カプラ20を第1段目の光分岐カプラ20とする。2個
の第1段目の光分岐カプラ20から引き出される2本の
光ファイバ10が1個の第2段目の光分岐カプラ20に
接続されている。第2段目の光分岐カプラ20は2個存
在する。第2段目の光分岐カプラ20から引き出される
2本の光ファイバ10が光反射手段(以下、半反射器と
いう)50の両側に接続されている。このようにして、
M=8個の光端局40と光ファイバ10及び光分岐カプ
ラ20とからなるスター型光ネットワークが構成されて
いる。なお、Mは自然数であればよいが、Mを2のべき
乗の数とするとネットワークの構成が簡単である。光分
岐カプラ20は図9で説明した光を2分する光分岐カプ
ラである。
【0031】光端局40は、図10で説明した光端局4
0と同様に、光サーキュレータ43、電気光変換器から
なる光送信器(E/O)41、光電気変換器からなる光
受信器(O/E)42、信号処理回路を備えている。光
ファイバ10は光サーキュレータ43に接続され、光送
信器41から出力される光信号が光ファイバ10を介し
て光分岐カプラ20へ、光分岐カプラ20から光ファイ
バ10を介して光端局40へ出力される光信号が光受信
器42に入力されるように構成されている。
【0032】図3に本発明で用いる半反射器50の構成
例を示す。半反射器50は、入射光の半分を通過させ半
分を反射する光反射手段であって、具体的には、一対の
光学レンズ60と、その中間に配置されたハーフミラー
70とから構成されている。ハーフミラー70は両側か
ら入射するいずれの入射光についても、入射光の半分を
反対側へ通過させ半分を元の側へ反射するものである。
2個の光学レンズ60はハーフミラー70の側では平行
光、反対側では光ファイバ10の端面に集光される収束
光を形成するものである。半反射器50は、一方の光フ
ァイバ10から入射された光が、光学レンズ60でコリ
メートされてハーフミラー70に導かれ、ハーフミラー
70で1/2が透過し、1/2が反射される。それぞれ
の光が光学レンズ60で集光されて光ファイバに入射す
るようになっている。
【0033】次に実施例の作用を述べる。
【0034】図1の各光端局40において、光送信器4
1から出力される光信号は、光サーキュレータ43、光
ファイバ10、第1・第2段目の光分岐カプラ20を介
して半反射器50に入射する。半反射器50で透過され
た半分の光と、反射された半分の光はそれぞれ第2・第
1段目の光分岐カプラ20、光ファイバ10、光サーキ
ュレータ43を介して各光端局40の光受信器42に入
射する。このようにして、どの光端局40から発した光
信号も全ての光端局40に分配される。この間、光信号
は光分岐カプラ20を通る度に約3dBずつ減衰する。
M=2m とすると、一つの光端局40から出た光信号が
他の光端局40に到達するまでに、2×(m−1)個の
光分岐カプラ20と半反射器50とを通過するので、そ
の伝送損失は約3×2×(m−1)+3dBとなる。こ
の伝送損失を従来の例と比較すると、約3dB小さくな
っている。M=8の場合、従来技術による構成では約1
8dBであった伝送損失が、本発明によれば約15dB
となる。
【0035】一般に光ネットワークの伝送損失の上限は
光送信器41の送信パワーと光受信器42の受信感度と
で決まるので、光端局40の個数を多くするとき伝送損
失がこの上限を越えないようにしなければならない。伝
送損失が上限を越えないように光端局40の個数を最大
に設ける場合、光分岐カプラ20の個数の少ない本発明
の光ネットワークはより多くの光端局40を設けること
ができる。具体的には、従来技術に比べて平均してルー
ト2倍の個数の光端局40を設けることができる。その
理由は、前述したように光ネットワークでは光端局の個
数Mが倍に増える毎に損失が約6dB増加するのに対
し、本発明の光ネットワークは約3dBの伝送損失が解
消されているからである。
【0036】なお、以上の説明では光ファイバ10、半
反射器50、光サーキュレータ43等での損失と光分岐
カプラ20での過剰損失は無視しているが、これらの損
失を考慮にいれてもトータルの伝送損失を約3dB減ら
すことができる。
【0037】図4に、本発明で用いる光反射手段(半反
射器)50の別の構成例を示す。この例では、導波路型
の半反射カプラ80が設けられている。即ち、半反射カ
プラ80は、光ファイバ10に接続するための2つの光
入力端子82と、この光入力端子に連なる2つの導波路
83とを有する。これらの導波路83が互いに近接して
設けられると共に各導波路83の終端に全反射面81が
形成されている。この半反射カプラ80は、通常の光カ
プラの導波路を切り、その端部にそれぞれ全反射板81
を取り付けた構造となっている。光学レンズ等を用いな
いので、図3の例より簡単に構成できる。
【0038】半反射カプラ80にあっては、光ファイバ
10に接続された2つの光入力端子82を介して2つの
導波路83にそれぞれ光信号が入射される。導波路83
が互いに近接しているため、各光信号は互いに他の導波
路83に1/2分岐される。各光信号は各導波路83の
終端の全反射面81で反射され、導波路83を戻って、
光入力端子82を介して光ファイバ10に入力される。
片側の光ファイバ10からこの半反射カプラ80に光を
入射させると、入射光の半分が反対側の光ファイバへ透
過し、半分が反射されて戻ってくる。
【0039】次に、本発明をバス型光ネットワークに用
いた実施例を説明する。
【0040】図2に示されるように、本発明のバス型光
ネットワークにあっては、光端局40は光送信器41と
光受信器42とから構成され、N個(説明を簡単にする
ためNは偶数とし、n=N/2とする)の光端局40が
光分岐カプラ20を介して一本の光ファイバ10に接続
されている。光ファイバ10の片端から数えてn番目と
n+1番目の光端局40の間の光ファイバ10に、入射
光の1/2を反射し、1/2を透過させる半反射器50
が配置されている。各光端局40の光送信器41から光
分岐カプラ20を介して光ファイバ10に出力された光
信号は、いずれも半反射器50に到達することができ
る。また、半反射器50では光信号の半分が透過し、半
分が反射され、この透過した光信号は各光分岐カプラ2
0で分岐されながら、各光端局に分配され、他方、反射
された光信号も各光分岐カプラ20で分岐されながら、
各光端局に分配されるように構成されている。即ち、一
つの光端局40からの光信号は全ての光端局40に分配
され、一つの光端局40の光受信器42は全ての光端局
40からの光信号を受信することができる。
【0041】光分岐カプラ20は図11で説明したもの
であり、光分岐カプラ20の接続においては、光入出力
端Aに光端局40が接続され、光入出力端Bに光ファイ
バ10の半反射器50側が接続され、光入出力端Cに光
ファイバ10の両端側が接続されている。
【0042】各光分岐カプラ20の分岐比は半反射器5
0の両側とも、半反射器50に近い順に、1/n、1/
(n−1)、1/(n−2)、・・・、1/2に設定さ
れている。
【0043】光端局40は、光サーキュレータ43、光
送信器41、光受信器42、信号処理部を備えている。
光分岐カプラ20から引き出された光ファイバ11は光
サーキュレータ43に接続され、光送信器41から出力
される光信号が光分岐カプラ20へ、光分岐カプラ20
から光端局40へ出力される光信号が光受信器42に伝
送されるように構成されている。
【0044】ここで用いる半反射器50は、図3、図4
の半反射器50のいずれでもよい。
【0045】次に、この実施例の作用を述べる。
【0046】光送信器41から出力される光信号は、光
サーキュレータ43、光分岐カプラ20を介してその分
岐比に応じて光ファイバ10に入力され半反射器50へ
向かう。光信号は、光分岐カプラ20を通過する度にそ
れぞれの分岐比に応じて損失され、半反射器50に到達
する。ここで、各光分岐カプラ20の分岐比の設定によ
り、どの光端局からの光信号強度も略等しくなってい
る。
【0047】半反射器50に到達した光信号は、その1
/2が透過し、1/2が反射される。それぞれの光信号
は、半反射器50の両側において、各光分岐カプラ20
でそれぞれの分岐比に応じて分岐され、各光端局40に
分配される。光端局40から他の光端局40に送信され
る光信号の効率は、送信光端局、受信光端局によらず一
定であり、その値は1/n2 の1/2、即ち2/N2
なっている。
【0048】この結果は、従来例が1/N2 であったの
に対し、2倍になっている。仮に局数N=10とする
と、各光端局40間の伝送損失は17dBとなる。従来
例では同じ局数のとき伝送損失は20dBであったか
ら、3dBの伝送損失の低減が達成されたことになる。
バス型光ネットワークに伝送損失の上限が定めらられて
いる場合には、バス型光ネットワークに接続される光端
局40の最大数をルート2倍とすることができる。ただ
し、ここでは光ファイバ10、半反射器50、光サーキ
ュレータ43等の損失、及び光分岐カプラ20の過剰損
失は無視している。もしこのような損失要因を考慮にい
れると、光分岐カプラ20の分岐比の最適値は、多少異
なったものになる。
【0049】他の実施例として、図2のバス型光ネット
ワークにおいて、光分岐カプラ20の分岐比が全て1/
2である場合を考える。光端局40の数がNであると
き、伝送効率は最小のもので、1/22N-2となる。同じ
条件で、従来技術の構成では伝送効率は最小のもので、
1/2N-1 であるから、効率は2N-1 倍となり伝送損失
が大幅に低減される。
【0050】次に、本発明の他の実施例を図5を用いて
説明する。
【0051】図5は、図8或いは図10において、反射
器30の置かれていた光ファイバ10の片端14を部分
的に示したものである。本発明にあっては、この光ファ
イバ10の片端14に反射型光増幅器31が接続されて
いる。反射型光増幅器31は、光ファイバ10に接続さ
れた光合分波器16と、光合分波器16に接続された希
土類添加光ファイバ17と、その希土類添加光ファイバ
17の一端に接続された光反射器15と、光合分波器1
8に接続されて希土類添加光ファイバ17を励起するた
めの励起光源24とから構成されている。希土類添加光
ファイバ17は、ガラスファイバにEr等の希土類元素
を添加したもので、この希土類元素を励起することによ
り、光増幅特性を持たせたものである。
【0052】光信号は、各光端局40から光サーキュレ
ータ43及び光分岐カプラ20を経て光ファイバ10内
を伝送され、光ファイバ10の片端14へ到達する。こ
の光信号は、光合分波器16を経て希土類添加光ファイ
バ17へ入力される。
【0053】このとき光合分波器16のもう一方の端子
18から、励起光源24から出力した希土類添加光ファ
イバ励起光が合成される。この励起光により励起された
希土類添加光ファイバ17は光増幅器として動作し、上
記の光信号を増幅する。希土類添加光ファイバ17のも
う一端には光反射器15が接続されているので、光信号
及び励起光が反射されて逆方向に伝送される。逆方向に
伝送される光信号32に対しても希土類添加光ファイバ
17は光増幅器として動作するので、光信号32は増幅
され、光合分波器16を経て光ファイバ10に入力され
る。この時、往復する光信号の合成分離を行なう構成
に、光分岐器等の損失を有する光構成部品を用いていな
いため、反射型光増幅器31の光増幅利得を全て有効に
利用できる。
【0054】以上のようにして、図8或いは図10に示
す従来例のように光ファイバ10の片端14に単に光反
射器を設置した場合や、図7に示すように光分岐器を介
して光増幅器を接続した場合に比べて、反射型光増幅器
31を用いることにより接続できる光端局を増加するこ
とが可能となる。
【0055】次に、本発明の他の実施例を図6を用いて
説明する。
【0056】図6は、図5と同様、光ファイバ10の片
端14を部分的に示したものである。ここでは、この光
ファイバ10の片端14に反射型光増幅器31が接続さ
れている。反射型光増幅器31は、図5の例とは異な
り、光サーキュレータ25と光増幅器26とで構成され
ている。即ち、光ファイバ10の片端に光ループを形成
すべく光サーキュレータ25を接続し、その光ループに
光増幅器26を接続したものである。光サーキュレータ
25は、ポート、ポート、ポートを有し、ポート
からポートへ、ポートからポートへの順方向特
性を有するものとする。また、光増幅器26は、光ファ
イバ型光増幅器、半導体型光増幅器、或いは光受信器と
光送信器とを組み合わせた間接的な光増幅器のいずれを
用いてもよい。ただし、光受信器と光送信器は線形増幅
器型のものとする。
【0057】光ファイバ10を伝送してきた光信号は、
光サーキュレータ25のポートに入力され、光サーキ
ュレータ25のポートと光サーキュレータ25のポー
トとの間に接続された光増幅器26により増幅され、
ポートから光ファイバ10に入力されて、光ファイバ
10を逆方向に伝送される。
【0058】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0059】(1)スター型光ネットワークに関して
は、3dBの伝送損失の低減が達成される。伝送損失を
最適化するように光分岐カプラの分岐比を設定してある
バス型光ネットワークに関しては、3dBの伝送損失の
低減が達成され、光分岐カプラの分岐比が全て1/2に
設定してあるバス型光ネットワークに関しては、伝送損
失を1/2N-1 に低減できる。従って、伝送損失の小さ
い光ネットワークが実現できる。また、伝送損失を増大
させずに光端局を多く接続できる。
【0060】(2)数多くの光分岐を経て減衰した光信
号が、光増幅器で増幅されるので、接続できる光端局を
増加でき、しかも、光増幅器の光増幅利得の全てを有効
に利用でき雑音指数の増加もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスター型光ネットワー
クの構成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すバス型光ネットワー
クの構成図である。
【図3】本発明で用いる光反射手段の構成図である。
【図4】本発明で用いる光反射手段の構成図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す光ネットワークの光
ファイバ片端の部分構成図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す型光ネットワークの
光ファイバ片端の部分構成図である。
【図7】従来の光ネットワークの光ファイバ片端の部分
構成図である。
【図8】従来のスター型光ネットワークの構成図であ
る。
【図9】光分岐カプラの構成図である。
【図10】従来のバス型光ネットワークの構成図であ
る。
【図11】光分岐カプラの構成図である。
【符号の説明】
10 光ファイバ 15 光反射器 16 光合分波器 17 希土類添加光ファイバ 20 光分岐カプラ 24 励起光源 25 光サーキュレータ 26 光増幅器 31 反射型光増幅器 40 光端局 41 光送信器 42 光受信器 50 光反射手段(半反射器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8523−5K H04B 9/00 U

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信器と光受信器とを備える光端局を
    複数有し、これら光端局を光分岐カプラを介して光ファ
    イバで接続してなる光ネットワークにおいて、上記光フ
    ァイバに入射光の一部を透過させ一部を反射する光反射
    手段を接続したことを特徴とする光ネットワーク。
  2. 【請求項2】 上記光ファイバが1本の光ファイバから
    なるバス型の伝送路を形成することを特徴とする請求項
    1記載の光ネットワーク。
  3. 【請求項3】 上記光ファイバが多段に分岐するスター
    型の伝送路を形成することを特徴とする請求項1記載の
    光ネットワーク。
  4. 【請求項4】 光送信器と光受信器とを備える光端局を
    複数有し、これら光端局を光分岐カプラを介して光ファ
    イバで接続してなる光ネットワークにおいて、上記光フ
    ァイバに反射型光増幅器を接続し、該反射型光増幅器
    を、上記光ファイバに接続された光合分波器と、該光合
    分波器に接続された希土類添加光ファイバと、その希土
    類添加光ファイバの一端に接続された光反射器と、上記
    光合分波器に接続されて上記希土類添加光ファイバを励
    起するための励起光源とから構成したことを特徴とする
    光ネットワーク。
  5. 【請求項5】 上記光合分波器が上記光ファイバに接続
    されている位置で、上記複数の光端局からの光信号強度
    がいずれも略等しいことを特徴とする請求項4記載の光
    ネットワーク。
  6. 【請求項6】 光送信器と光受信器とを備える光端局を
    複数有し、これら光端局を光分岐カプラを介して光ファ
    イバで接続してなる光ネットワークにおいて、上記光フ
    ァイバに光ループを形成すべく光サーキュレータを接続
    し、その光ループに光増幅器を接続したことを特徴とす
    る光ネットワーク。
JP5234653A 1993-01-12 1993-09-21 光ネットワーク Pending JPH06268654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5234653A JPH06268654A (ja) 1993-01-12 1993-09-21 光ネットワーク

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP344793 1993-01-12
JP5-3447 1993-01-12
JP5234653A JPH06268654A (ja) 1993-01-12 1993-09-21 光ネットワーク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06268654A true JPH06268654A (ja) 1994-09-22

Family

ID=26337026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5234653A Pending JPH06268654A (ja) 1993-01-12 1993-09-21 光ネットワーク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06268654A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005112308A1 (en) * 2004-04-08 2005-11-24 Cybertron Co., Ltd. Wavelenght division multiplexing passive optical network system
WO2006019216A1 (en) * 2004-04-27 2006-02-23 Cybertron Co., Ltd. Optical transmission system of ring type
JP2006262381A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 双方向光通信網
JP2011188059A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Kddi Corp 光通信システム及び光信号分岐装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005112308A1 (en) * 2004-04-08 2005-11-24 Cybertron Co., Ltd. Wavelenght division multiplexing passive optical network system
WO2006019216A1 (en) * 2004-04-27 2006-02-23 Cybertron Co., Ltd. Optical transmission system of ring type
KR100594902B1 (ko) * 2004-04-27 2006-06-30 (주)싸이버트론 링 타입 광 전송 시스템
JP2006262381A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 双方向光通信網
JP2011188059A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Kddi Corp 光通信システム及び光信号分岐装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5506723A (en) Multistage fiber-optic amplifier
US20010028766A1 (en) Interferometer based optical devices such as amplifiers
US6449072B1 (en) Add/drop multiplexer
US6204958B1 (en) Optical amplifier having a substantially flat gain spectrum
JPH04250681A (ja) 多段光学増幅器
KR100259268B1 (ko) 일체화된 양방향 통신용 광증폭기의 광써큘레이터 및 파장분할기
AU733906B2 (en) Device and method to suppress Q-switching in an optical amplifying device
JPH06342952A (ja) 光ファイバ増幅器および光ファイバ伝送システム
US6172802B1 (en) Bidirectional optical amplification system
JPH06268654A (ja) 光ネットワーク
US6175444B1 (en) Bi-directional optical amplifier
KR20010014457A (ko) 광통신 시스템 및 이에 사용되는 광 증폭 장치, 광 증폭유닛 및 광 커플러
GB2293936A (en) Optical amplifiers
US6417962B1 (en) Optical waveguide amplifier optical service channel accessor device and method of making
JP3239590B2 (ja) 2波長帯増幅器及びそれを用いた波長多重伝送装置
EP0918405A1 (en) Channel control in a wavelength division multiplexed communications network
US20030197919A1 (en) Interleaving combiner for a bidirectional wavelength-division multiplexing system
JPH10163978A (ja) 双方向増幅伝送方法
JPH11122171A (ja) 波長分散補償型光増幅器及びそれを用いた光通信システム
JP2000058953A (ja) 光増幅装置
JPH0311322A (ja) 双方向光増幅伝送回路
JP2508846B2 (ja) 光増幅器および光増幅方法
JP2635188B2 (ja) 光アクティブモジュール
JPH07114388B2 (ja) 光多重分配装置
JPH03156429A (ja) 光増幅装置