JPH0879036A - スイッチ回路 - Google Patents

スイッチ回路

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JPH0879036A
JPH0879036A JP6206591A JP20659194A JPH0879036A JP H0879036 A JPH0879036 A JP H0879036A JP 6206591 A JP6206591 A JP 6206591A JP 20659194 A JP20659194 A JP 20659194A JP H0879036 A JPH0879036 A JP H0879036A
Authority
JP
Japan
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fet
capacitor
switch circuit
gate
switching element
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Pending
Application number
JP6206591A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Noda
寛 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出力間の電圧差およびスイッチング素子に
おける制御損失を小さく抑えることができるスイッチ回
路を提供する。 【構成】 電源1の負極側はグランドに正極側は抵抗2
とコンデンサ3の一端およびPチャネル形のFET4の
ソースに接続され、抵抗2とコンデンサ3の他端はFE
T4のゲートに接続される。FET4のドレインとグラ
ンドとの間にはコンデンサ6と負荷7が接続される。ト
ランジスタ5のコレクタはFET4のゲートに、エミッ
タはグランドに、ベースは端子8に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチ回路に関し、特
に、電源回路におけるスイッチ回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電源回路においては、その出力電圧を外
部からの制御信号に従ってオン,オフさせる機能が要求
される場合がある。このような場合において従来は機械
式のリレーを用いていたが、リレー接点を機械的にオ
ン,オフさせる構造であることから、故障率が高く、ま
たオン,オフ動作に伴いチャタリングが生じるという問
題もあった。このため、最近では、トランジスタ等の半
導体を用いて構成したスイッチ回路が通常採用されてい
る。
【0003】このようなスイッチ回路の一例として、例
えば、CQ出版(株)発行の「解析パワーサプライ」第
62〜64頁に示されたスイッチ回路ものが知られてい
る。この回路では、PNP形トランジスタを電圧をオ
ン,オフさせるためのスイッチング素子として用い、こ
のPNP形トランジスタのベース電流を別のトランジス
タ、例えばNPN形トランジスタにより制御して、スイ
ッチング素子として機能させる構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のスイッチ回路の場合、例えば、制御する電流を0〜
1Aとした場合において、現在のPNP形トランジスタ
では飽和電圧で30mV以下、つまりコレクタ抵抗が3
00mΩでIC /IB =10以下のものは入手困難であ
り、このため、スイッチ回路の入出力間に最大10mV
〜100mV前後の電圧差が発生し、またこの電圧差が
出力電流に比例して変化してしまうという問題があっ
た。
【0005】また、上記のPNP形トランジスタを駆動
制御するため場合におけるベース電流は、グランドに向
かって流れ損失となることから、制御損失が大きく、こ
のため発熱して回路効率が下がるという問題もある。
【0006】本発明の目的は、入出力間の電圧差、並び
にスイッチング素子における制御損失を小さく抑えるこ
とができる、スイッチ回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチ回路
は、入力電力に基づいて出力電圧をオン、オフさせるた
めの第1のスイッチング素子と、第1のスイッチング素
子をオン、オフさせるための第2のスイッチング素子と
を有するスイッチ回路において、第1のスイッチング素
子としてPチャネル形FETを用い、このPチャネル形
FETのソースに前記入力電圧を加え、第2のスイッチ
ング素子によりPチャネル形FETのゲート電圧を変化
させて、Pチャネル形FETのドレインから出力電圧を
オン、オフさせる構成とした。
【0008】またPチャネル形FETのゲートとソース
間にコンデンサを接続した構成としても良い。この場
合、コンデンサはその容量がFETの帰還容量の約50
倍以上であるものが用いられる。更に、Pチャネル形F
ETのゲートとソース間にはこのコンデンサと抵抗とが
並列接続される構成としても良い。
【0009】
【作用】入出力間のスイッチング素子をPチャネル形F
ETとすることで、このPチャネル形FETとしてオン
抵抗が10mΩ程度ものがあるので、これを用いること
で、入出力の電圧差を極めて小さくすることができる。
【0010】また、スイッチング素子に用いたPチャネ
ル形FETは電圧制御式のものであり、従来のPNP形
トランジスタのようなベース電流を必要としないため、
制御損失を小さく抑えることができる。
【0011】
【実施例】図1に、本発明のスイッチ回路の実施例を示
した。電源1の負極側はグランドに、また正極側は抵抗
2とコンデンサ3の一端およびPチャネル形のFET4
のソースにそれぞれ接続されている。抵抗2とコンデン
サ3の他端は、FET4のゲートにそれぞれ接続されて
いる。FET4のドレインとグランドとの間にはコンデ
ンサ6と負荷7がそれぞれ接続されている。また、NP
N形のトランジスタ5のコレクタはFET4のゲート
に、エミッタはグランドに、ベースは端子8に、それぞ
れ接続されている。ここで、コンデンサ3は、電源投入
時においてFET4のゲート電圧を急速に立ち上げるよ
うに機能する。また、実施例において、Pチャネル形の
FET4は、比較的大電流(例えば1A程度まで)の取
り出しができるMOS型のものが使用される。
【0012】上記構成である実施例のスイッチ回路で
は、まず端子8からトランジスタ5のベースに加えられ
る電圧が零でオフ状態であると仮定する。この状態にお
いて、図2(a)のように電源1が投入された場合、F
ET5のゲート電圧は、コンデンサ3の働きにより、図
2(c)のように比較的早く立ち上がる。このため、F
ET4のゲート、ソース間には図2(d)のように若干
の電圧が発生する。そして、端子8より図2(b)のよ
うにトランジスタ5にベース電流を供給し、そのベース
電圧が高くなると、トランジスタ5が導通して図2
(c)のようにオンし、またFET4も導通してオンと
なり、出力電圧が図2(e)のように負荷7に供給され
る。なお、図2(a)〜(c)並びに(e)はそれぞれ
図1の回路のa〜c並びにeにおける電圧であり、また
図2(d)は同じくa−c間のdの電圧である。
【0013】ここで、コンデンサ3の値をFET4の帰
還容量の約50倍とすることで、上記の若干の電圧を1
V以下とでき、従って、FET4はオフ状態のままであ
り、図2(e)のように、出力に不要なノイズが発生す
ることがない。一方、このコンデンサ3がない場合に
は、図1のc〜eにおける電圧は図2(f)〜(h)の
ようになる。
【0014】例えば、電源1を12V、抵抗2を33k
Ω、コンデンサ3を0.047μF、FET4を2SJ
175、トランジスタ5を2SC1675、コンデンサ
6を1μF、負荷7を60Ωでそれぞれ構成した場合に
おいて、電源印加時に出力側に発生する上記の若干の電
圧がFET4のソースとゲート間の容量Ciss および同
じくドレインとゲート間の容量Crss に分割されて加わ
り、FET4が一時的にオンすることにより発生するも
のである。そして、コンデンサ3がない場合には、電源
投入直後のFET4のゲート・ソース間の電圧VGSは、
VGS={Crss/(Ciss +Crss )}×12={13
0/(900+130)}×12=1.51Vとなる。
【0015】一方、コンデンサ3がある場合、電源投入
直後の電圧VGSは、VGS={Crss/{(Ciss +50
Crss )+Crss }×12={130/{(900+5
0×130)+130}}×12=0.21Vと低い。
このため、FET4のゲート・ソース間のスレッシュホ
ルド電圧を約2Vとすれば、この電圧の約1/10精度
であるため、FET4は導通することがない。また、出
力に発生する電圧も、上記のCiss 、コンデンサ3、並
びにFET4のドレインとソース間の容量Cdss を充電
する電流による成分だけであり、実測値で約1V程度で
ある。
【0016】ところで、コンデンサ3が付加されていな
い場合には、抵抗2の値は、抵抗における損失を軽減す
るために比較的大きな値が選ばれる。そしてこのため、
電源投入時におけるET4のゲート電圧の立上がりが大
きく遅れてしまう。そしてこの結果、瞬間的にゲートと
ソース間の電圧がスレッシュホルド電圧を上回り、図2
(h)のように、出力に不要なパルス性のノイズが発生
してしまう。
【0017】以上のように構成される実施例のスイッチ
回路では、スイッチング素子としてPチャネル形のFE
T4を用いるとともに、このFET4のゲートとソース
間に抵抗2をコンデンサ3を接続している。また、NP
N形のトランジスタ5のコレクタをP形チャネル形のF
ET4のゲートに、同じくエミッタをグランドに、それ
ぞれ接続し、端子8からベースに与える信号によってト
ランジスタ5をオン、オフ動作させ、FET4のゲート
電圧を変化させて、FET4のドレインから出力電圧を
オン、オフさせる構成としている。
【0018】ここで、Pチャネル形のFET4はオン抵
抗が10mΩクラスのものを用いることができる。例え
ば、MOS形のPチャネル形のFETである2SJ40
8の場合には、15mΩTYPが得られる。そしてこの
ため、入出力の電圧差を極めて小さくすることができ
る。Pチャネル形のFETは従来のPNP形トランジス
タのようにベース電流を必要としない電圧制御形式のも
のであるため、制御損失を小さくすることができる。
【0019】なお、以上の実施例ではPチャネル形FE
Tのゲートとグランドの間に挿入したNPN形トランジ
スタの内部抵抗をベース電流により変化させることで、
Pチャネル形FETのゲート電流を制御してPチャネル
形FETをオン、オフする構成としたが、このNPN形
トランジスタの代わりにオペアンプやコンパレ−タ等の
素子を用いて、これによりPチャネル形FETのゲート
電流を制御してPチャネル形FETをオン、オフする構
成としても良い。
【0020】また本発明において、Pチャネル形FET
に代えてNチャネル形FETを用いることも考えられる
が、この場合には、Nチャネル形FETのゲート電圧と
して出力電力に加えてゲート・ソース間の駆動電圧のた
めの別の電源が必要となるため、実用的ではない。
【0021】図3に、従来のスイッチ回路の一例を示し
た。このスイッチ回路は、電源11の負極側はグランド
に、正極側は抵抗12の一端とPNP形のトランジスタ
13のコレクタに接続されている。抵抗12の他端は、
トランジスタ13のベースに接続されている。トランジ
スタ13のエミッタとグランドとの間にはコンデンサ1
5と負荷16がそれぞれ接続されている。また、NPN
形のトランジスタ14のコレクタはトランジスタ13の
ベースに、エミッタはグランドに、ベースは端子17に
それぞれ接続されている。この従来のスイッチ回路で
は、端子17からベース電流を供給することでトランジ
スタ14をオンさせ、これによりトランジスタ13をオ
ンさせて負荷16に出力電圧を供給している。
【0022】
【発明の効果】本発明のスイッチ回路では、入出力のス
イッチング素子をPチャネル形FETとしたので、スイ
ッチング素子としてオン抵抗が10mΩクラスのものを
用いることができて、入出力の電圧差を極めて小さくす
ることができる。また、Pチャネル形FETは電圧制御
式のものであるため制御損失が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスイッチ回路の回路図であ
る。
【図2】(a)〜(e)は図1のスイッチ回路の各部に
おける信号の波形図である。
【図3】スイッチ回路の従来例の回路図である。
【符号の説明】
2、12 抵抗 3、6、15 コンデンサ 4 FET 5、13、14 トランジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電力に基づいて出力電圧をオン、オ
    フさせるための第1のスイッチング素子と、前記第1の
    スイッチング素子をオン、オフさせるための第2のスイ
    ッチング素子とを有するスイッチ回路において、 前記第1のスイッチング素子としてPチャネル形FET
    を用い、前記Pチャネル形FETのソースに前記入力電
    圧を加え、前記第2のスイッチング素子により前記Pチ
    ャネル形FETのゲート電圧を変化させて、前記Pチャ
    ネル形FETのドレインから出力電圧をオン、オフさせ
    たことを特徴とするスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記Pチャネル形FETのゲートとソー
    ス間にコンデンサを接続したことを特徴とする請求項1
    に記載のスイッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサの容量が、前記FETの
    帰還容量の約50倍以上であることを特徴とする請求項
    2に記載のスイッチ回路。
  4. 【請求項4】 前記Pチャネル形FETのゲートとソー
    ス間に前記コンデンサと抵抗が並列に接続されているこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載のスイッチ回
    路。
JP6206591A 1994-08-31 1994-08-31 スイッチ回路 Pending JPH0879036A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198033A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Sanyo Electric Co Ltd 調整回路
JP2012100506A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Mitsubishi Electric Corp モータ駆動装置
CN110212488A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 上海鼎充新能源技术有限公司 一种简易直流防过电压电路

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