JPH0878749A - 圧電セラミックトランスの保持装置 - Google Patents

圧電セラミックトランスの保持装置

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JPH0878749A
JPH0878749A JP6207730A JP20773094A JPH0878749A JP H0878749 A JPH0878749 A JP H0878749A JP 6207730 A JP6207730 A JP 6207730A JP 20773094 A JP20773094 A JP 20773094A JP H0878749 A JPH0878749 A JP H0878749A
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JP
Japan
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piezoelectric ceramic
ceramic body
element body
transformer
holding device
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Application number
JP6207730A
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English (en)
Inventor
Junichi Toyoda
準一 豊田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動、衝撃等で圧電セラミック素体の表面か
ら移動せず堅固に支持枠に固着可能な圧電セラミックト
ランスの保持装置を得る。 【構成】 圧電セラミック素体1の上下主面に、その長
手方向Lと直交する様に溝等の嵌合部10〜13を設け
て支持枠8と嵌着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電セラミックトランス
の保持装置の改良に係わり、特に共振時の圧電セラミッ
ク素体の保持を確実に成した圧電セラミックトランスの
保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から圧電セラミックトランスは高圧
電源を得る方法として広く利用されている。この圧電セ
ラミックトランスは図4に示す様に、長さ2Lmm、幅
Wmm、厚さTmmの長方体状の圧電セラミック素体1
の上下面(2L×W面)の長さ2L方向の略2L/2=
L位置まで入力電極2及び3を形成し、同じく右側面
(W×T面)に出力電極6を形成し、入力側は厚さT方
向にP1 の様に分極し、出力側は長さL方向にP2 の様
に分極させる。これら、各電極2及び3並びに6は夫々
入出力端子4及び5並びに7に接続され、入力端子4及
び5間に入力電圧を供給することで出力端子7及び5間
に出力電圧が得られる様に成されている。
【0003】上述の構成で入力電圧が供給される入力側
を低インピーダンスと成し、出力電圧が得られる出力側
を高インピーダンスにすれば、共振時にはインピーダン
ス比の平方根に等しい変圧比が得られる。
【0004】図4に示した様な圧電セラミックトランス
を保持する場合の保持装置の構成が例えば特開昭48年
第91518号公報に開示されている。この公報に開示
されている構成は図5A及び図5Bに示す様に圧電セラ
ミック素体1の左右一側面(W×T面)に嵌合するべき
欠除部9を有するシリコンゴム等の支持枠8及び8を圧
電セラミック素体1の長さLの略々1/4及び3/4の
位置に設定し、この支持枠と類似の材質を有するシリコ
ンゴム系接着剤で圧電セラミック素体に一体化した構成
が示されている。この構成は主に二次側の出力部分にお
ける沿面放電を除去すると共に、機械振動特性の劣化防
止の為に成されたものである。
【0005】上述の構成の圧電セラミック素体1はλモ
ード(但しλは波長)で共振する場合の圧電セラミック
トランスの保持方法であり、一般的には圧電セラミック
素体1の長さLの寸法で定まる共振周波数近傍で動作す
る。即ち駆動周波数をfとするとき下記の(1)式で定
まる。 f=C/2L‥‥(1) 但し、Cは圧電セラミック素体の音速 Lは素体(1)
の長さ方向寸法
【0006】即ち、λ/2の整数倍の周波数で共振する
が通常は上述のλ共振モードと図6Aに示す様なλ/2
共振モードが利用される。
【0007】これら2つの共振モードに於ける変位の関
係は図6Bの様に成る。即ち図6Bは圧電セラミック素
体1の側面図であるが図5Bに示された構成の圧電セラ
ミックトランスではλ共振モードで図6Bの破線22で
示す様に変位のない節は圧電セラミック素体1の長さL
の略々1/4の部分に位置している。同様にλ/2共振
モードでは図6Bの実線21で示す様に圧電セラミック
素体1の長さLの中央部に節が来るために図6Aの様に
1個の支持枠8で圧電セラミック素体1を保持する構成
と成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成での圧
電セラミック素体1と支持枠8との固定方法では共振点
の節部分に支持枠8を配設して、接着剤等を介して圧電
セラミック素体1に貼着しているが経年変化等で動作中
に支持枠8の位置がずれ、共振周波数f0 や出力電圧が
変化する弊害があった。特に支持枠8の欠除部9と圧電
セラミックトランスの主面とは面と面との接触であるた
めに使用機器での振動や衝撃に弱い問題があった。
【0009】更に、λ/2共振モードの圧電セラミック
トランスでは支持枠8は図6Aに示す様に1個所である
ために確実な固定がより困難と成る問題があった。
【0010】本発明は叙上の問題点を解消した圧電セラ
ミックトランスの保持装置を提供するもので、その目的
とするところは振動衝撃によっても圧電セラミック素体
から支持枠が外れないで常に節部に強固に固定出来て圧
電セラミック素体の共振周波数や出力電圧のバラツキが
小さくなる様に成した圧電セラミックトランスの保持装
置を得るにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電セラミック
トランスの保持装置はその例が図1に示されている様
に、偏平な略々長方形状の圧電セラミック素体1に入出
力電極2,3,6を形成し、駆動周波数fで駆動する様
に成した圧電セラミックトランスの保持装置に於いて、
上記駆動周波数で上記圧電セラミック素体1を駆動する
際に共振する節部分に設けた保持手段8と嵌合する嵌合
部10〜13を該圧電セラミック素体1に設けて成るも
のである。
【0012】
【作用】本発明の圧電セラミックトランスの保持装置
は、圧電セラミック素体1を支持する支持枠8と嵌合す
る嵌合部が設けられているため圧電セラミック素体1の
固定支持が確実となり、振動、衝撃でずれずに常に圧電
セラミック素体の長手方向の節部分に支持が可能で共振
周波数や出力電圧のバラツキが小さなものが得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の圧電セラミックトランスの保
持装置を図1乃至図3によって説明する。尚従来、構成
の図4乃至図6との対応部分には同一符号を付して示し
てある。
【0014】図1A及び図1Bは本発明の圧電セラミッ
クトランスの保持装置の組立説明図であり、図1Aはλ
/2共振モードの圧電セラミックトランスを図2Bはλ
共振モードの圧電セラミックトランスを示し、図1C及
び図1Dは図1AのA部拡大図の他の構成断面図を示し
ている。
【0015】1は圧電セラミック素体でPZT等のセラ
ミック材料を偏平な略々長方形状と成したもので、上下
の主面には1次側(入力側)の入力電極2及び3がAg
ペースト等を焼付けることで形成され、圧電セラミック
素体1の左側面には2次側(出力側)の出力電極6が同
じくAgペースト等で焼付けられて形成される。
【0016】図1Aのλ/2共振モードの圧電セラミッ
ク素体1では長手方向Lの中央部に主面の上下に断面コ
字状の溝10及び11を形成する。
【0017】即ち、図1Aの場合は圧電セラミック素体
1の節となる部分に溝10及び11が形成される。
【0018】同様に、図1Bに示すλ共振モードの圧電
セラミック素体1は図5Bと同様に長手方向Lの1/4
及び3/4位置に断面コ字状の溝10及び11並びに1
2及び13を形成する。
【0019】これらの溝10,11,12,13は入力
電極を形成する前にダイヤモンダカッタ等で切削するこ
とで容易に形成出来る。
【0020】この溝10,11,12,13の大きさは
例えば幅2mm以内、深さ0.5mm以内が適切であ
り、この範囲であれば共振時の共振周波数特性や出力電
圧の変動に大きな影響を及ぼすことはない。
【0021】又、図1AのA部に示した溝10の横断面
はコ字状の溝に限らず、図5C及びDで示す様に断面が
三角状及び台形状或いは図示しないが半円状等であって
もよい。
【0022】更に、支持枠8はシリコンゴム等で略矩形
状に成形され、中心部に穿った欠除部9は溝10〜13
に嵌り合う際にしばり嵌め程度の嵌合になる様に欠除部
9の矩形透孔の寸法が定められる。
【0023】図2Aは圧電セラミック素体1に形成した
断面コ字状の溝に支持枠8の欠除部9が嵌合された状態
を示す要部の側断面図であり、必要に応じて溝10及び
11内に接着剤を流し込んで堅固に固着させる様にして
もよい。
【0024】尚、図2A及び2Bで18はケーシングで
あり、このケーシング18に支持枠8,8を接着或いは
他の固着手段で固定することでケーシング18に対し、
圧電セラミック素体1は弾性的に支持され、機器の振動
及び衝撃をダンプする様に成されている。
【0025】図2Aでは圧電セラミック素体1に形成し
た溝内に支持枠8の欠除部9の矩形状透孔の長辺を嵌着
させたが、図2Bに示す様に圧電セラミック素体1に形
成した突溝15及び16を有し、更に支持枠8の欠除部
9の矩形状透孔に凹溝17を形成して、該凹溝17に圧
電セラミック素体1に形成した突溝15及び16を嵌合
させる嵌合部を形成させる様にしてもよい。
【0026】この場合はPZT等を用いて、圧電セラミ
ック素体1を焼結する前の成形段階で上述の溝10乃至
13或いは突溝15及び16を形成する様に押し金型を
設計しておけばよいことは明らかである。
【0027】図3は本発明の圧電セラミックトランスの
保持装置の更に他の構成を示す組立斜視図である。長方
形の圧電セラミック素体1としては長手方向と直交する
方向に形成した2個の溝10と11並びに12と13を
有し、ケーシングを構成する基板18A上には溝11及
び13と嵌合する突溝20が形成され、圧電セラミック
素体1を基板1に載置した時に所定のギャップを介して
基板18A上に保持される。即ち、溝11及び13の深
さより突溝20の高さを高く選択する。更に保持枠8A
及び8Aとしてはシリコンゴム等をコ字状に形成し、コ
字状の保持枠8A及び8Aの主部8Bを溝10及び12
に嵌着させ、脚部8Cを圧電セラミック素体の前後側面
に沿わせ、脚部8Cの底面を基板18Aに接着剤等で接
合させて、固定させる様に成したものである。
【0028】上述の各実施例では圧電セラミック素体を
単板として用いた場合を説明したが、例えばテープキャ
スティング法等を用いて複数の薄いセラミックシートを
ラミネートした圧電セラミックトランス等にも本例の保
持装置が適用出来ることは明らかである。又、保持枠も
ゴム等に限定されずピン等のピポット支持や合成樹脂製
の支持枠であってもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の圧電セラミックトランスの保持
装置によれば圧電セラミック素体の固定支持位置が明確
となり、振動、衝撃によって支持枠位置から圧電セラミ
ック素体が滑り動く様な弊害が除去され、圧電セラミッ
ク素子の共振周波数や出力電圧のバラツキを減少可能な
ものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電セラミックトランスの保持装置の
組立説明図である。
【図2】本発明の圧電セラミックトランスの保持装置の
要部横断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す圧電セラミックトラ
ンスの保持装置の組立斜視図である。
【図4】従来の圧電セラミックトランスの原理説明図で
ある。
【図5】従来の圧電セラミックトランスの保持装置の説
明図である。
【図6】従来の圧電セラミックトランスの保持装置の他
の説明図である。
【符号の説明】
1 圧電セラミック素体 2,3 1次(入力)電極 6 2次(出力)電極 8 支持枠 10〜13 溝 15 突溝 18 ケーシング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な略々長方形状の圧電セラミック素
    体に入出力電極を形成し、駆動周波数fで駆動する様に
    成した圧電セラミックトランスの保持装置に於いて、 上記駆動周波数で上記圧電セラミック素体を駆動する際
    に共振する節部分に設けた保持手段と嵌合する嵌合部を
    該圧電セラミック素体に設けて成ることを特徴とする圧
    電セラミックトランスの保持装置。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部が前記圧電セラミック素体に
    設けた凹又は凸部であることを特徴とする請求項1記載
    の圧電セラミックトランスの保持装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部を圧電セラミック素体形成時
    に一体形成して成ることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の圧電セラミックトランスの保持装置。
JP6207730A 1994-08-31 1994-08-31 圧電セラミックトランスの保持装置 Pending JPH0878749A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004108402A1 (en) * 2003-06-11 2004-12-16 Vladimir Ivanov Electroceramic/variant device and method of use
JP2018536969A (ja) * 2016-10-25 2018-12-13 エプコス アクチエンゲゼルシャフトEpcos Ag 大気圧プラズマを生成するための装置

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