JPH0878523A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0878523A
JPH0878523A JP21032294A JP21032294A JPH0878523A JP H0878523 A JPH0878523 A JP H0878523A JP 21032294 A JP21032294 A JP 21032294A JP 21032294 A JP21032294 A JP 21032294A JP H0878523 A JPH0878523 A JP H0878523A
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JP
Japan
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contact
photosensitive resin
semiconductor substrate
semiconductor device
wiring metal
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JP21032294A
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English (en)
Inventor
Youichi Riyoukai
洋一 了戒
Takahiko Uematsu
隆彦 植松
Kazuo Matsuzaki
一夫 松崎
Masato Nishizawa
正人 西澤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】使用面積が小さく、形成方法が容易で、しかも
信頼性の高いコンタクトを形成する。 【構成】半導体基板1の表面上に形成された感光性樹脂
4を絶縁膜とし、その感光性樹脂上に配線用金属7を堆
積して、感光性樹脂4に形成されたコンタクトホール6
を介してその配線と半導体基板とのコンタクトを実施す
る。Nb、Mo、W、Tiなどヤング率が1×1011
/m2 以上の金属膜であれば、コンタクトホール部がテ
ーパー状になり、段差被覆性の良いコンタクトが容易に
形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI(大規模集積回
路)に代表される低電圧、低消費電力の半導体装置、特
にその配線用金属とのコンタクトおよびその形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの分野では、高密度化、高集積化
の進展が著しい。その中に集積される素子のサイズは、
スケーリング則にのっとり、限り無く縮小化の方向にあ
り、配線や電極の面積も縮小を迫られている。配線や電
極の面積をなるべく小さくするためには、配線幅の縮小
は勿論のこと、電極と半導体基板との接続孔(コンタク
トホール)も小さくする努力がなされてきている。
【0003】図4(a)および(b)は、従来の半導体
装置のコンタクト部を示す断面図である。図4(a)
は、従来の比較的低密度、低集積の段階のコンタクト部
の断面図であり、半導体基板11の表面上の絶縁膜13
にテーパー型のコンタクトホール16が設けられ、その
上に配線用金属17が被着されて半導体基板11とのコ
ンタクト19を形成していて、段差被覆性が良い。図4
(b)は、最近の高密度、高集積化に対応したコンタク
ト部の断面図である。シリコン基板21の表面上の絶縁
膜23にほぼ垂直のコンタクトホール26が設けられ、
その上に配線用金属27が被着されて半導体基板21と
のコンタクト29を形成している。図4(b)は、直径
を小さくするとともに、コンタクトホールの加工も従来
の湿式エッチングから、乾式エッチングに変更すること
によって、コンタクトホールが基板に対して直角になる
ようにして、コンタクト部の面積を縮小を図っている。
【0004】最近になって、図5(a)および(b)に
示すように、コンタクトホールのみに選択的に金属を烝
着するプラグ技術によって、上記の問題を解決する手法
が開発されつつある(IEDMテクニカルダイジェスト
1981年号79ページ、1987年号213ページ、
217ページ)。この方法では、半導体基板31上の絶
縁膜33にコンタクトホール36を形成した後[図5
(a)]、そのコンタクトホール36内に選択的にタン
グステンなどの金属を析出させ、プラグ37のように埋
め込むものである[図5(b)]。しかしながら、選択
性の確保、低接触抵抗を保証する前処理方法の開発な
ど、まだいくつかの問題が残っていて量産適用までには
時間がかかると見られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】高密度、高集積化に対
応した接続部の図4(b)の方法では、配線用金属の烝
着がコンタクトホールの側壁部分で不十分になるという
欠点がある。すなわち、コンタクトホールが垂直に形成
されるため、烝着膜の段差被覆性が悪く、コンタクトホ
ールの側壁での烝着膜厚が極端に薄くなり、コンタクト
ホールの段差部で断線を引起すという不具合が発生す
る。
【0006】以上の問題に鑑みて、本発明の目的は、使
用面積の小さい、信頼性の高い、しかもプロセスの容易
なコンタクトを有する半導体装置およびその製造方法を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、半導体基板と配線用金属とのコンタクトを
有する半導体装置において、感光性樹脂上の配線用金属
と半導体基板とのコンタクトが、特に半導体基板上の感
光性樹脂の孔を介して上記コンタクトがなされているも
のとする。
【0008】また、配線用金属としては、ヤング率が、
1×1011N/m2 以上であるNb、Mo、W、Tiの
いずれかを主成分として含む金属が適する。特に、半導
体基板上に、酸化膜があるものがよい。上記の半導体素
子の製造方法としては、半導体基板上に感光性樹脂を塗
布し、フォトエッチング法によりコンタクトホールを形
成した後、配線用金属を蒸着するものとする。
【0009】
【作用】上記の手段を講じ、半導体基板上の感光性樹脂
の孔を介して、感光性樹脂上の配線と基板とのコンタク
トを実施することにより、コンタクト部での配線用金属
膜の段差被覆性は十分なものとなる。このような現象
は、実験の過程で見出されたものであり図を用いて以下
にその機構を説明する。
【0010】図6(a)は、コンタクト部の配線用金属
形成前の、同図(b)は、金属形成後のコクタクト部の
断面図である。半導体基板1上に感光性樹脂4を形成
し、その感光性樹脂4を通常のフォトプロセスにより、
コンタクトホール6のパターンを形成する〔図6
(a)〕。この状態では、コンタクトホール6は、基板
1に対して垂直に形成されるが、その上に伸び弾性率が
大きく、硬い材質からなる配線用金属7を烝着すると、
感光性樹脂4は烝着過程で加熱されて(約140℃)、
軟化する。その状態で配線用金属7が烝着されるため、
烝着膜の応力などにより、感光性樹脂4のコンタクトホ
ール6の上部にテーパがついたようになる。烝着膜が硬
い材質からなる金属材料であれば、その形が維持され
て、コンタクトホール部での段差被覆性が大幅に改善さ
れる〔図6(b)〕。我々は、この現象を“セルフステ
ップカバリング”と呼ぶことにする。
【0011】その後の調査で、このような現象は、ニオ
ブ(Nb) 、モリブデン(Mo)、タングステン
(W)、チタン(Ti)およびこれらの金属のいずれか
を主成分として含む金属に特に顕著な現象であることが
判明した。一方アルミニウム(Al)の配線では、上記
の現象は起きなかった。これらの金属のヤング率を表1
に示す。
【0012】
【表1】 表から見ると、上記の現象が起きるのはヤング率が1×
1011N/m2 以上の金属であることがわかる。すなわ
ち、ヤング率が1×1011N/m2 以上と大きく、硬い
材質からなる配線材料では、フォトレジストが軟化した
上に成膜されると塑性変形した状態を保つことができる
ものと思われる。
【0013】半導体基板上に、酸化膜があれば半導体装
置の安定化がより完全に行われ、信頼性が高められる。
上記の半導体素子の製造方法としては、半導体基板上に
感光性樹脂を塗布し、フォトエッチング法によりパター
ンを形成した後、配線用金属を蒸着すれば、感光性樹脂
の塑性変形を促してテーパー形状のコンタクトホールが
容易に実現できる。
【0014】
【実施例】以下に、図を参照しながら、本発明の実施例
のコンタクトおよびその形成方法を説明する。図1は、
本発明の第一の実施例の半導体装置のコンタクト部の断
面図である。半導体基板1の表面層に半導体素子2が形
成されている。その表面上に薄い酸化膜3と、その上の
感光性樹脂4にテーパーをもったコンタクトホール6が
形成され、感光性樹脂4上に形成されたW膜7と半導体
素子2との接続が行われている。
【0015】図2(a)ないし(d)は、本発明の形成
方法を説明するためのコンタクト部の断面図を、工程順
に示す。半導体素子2が形成された半導体基板1の表面
を100nm程度の薄い酸化膜3で表面保護した上に、
ポジティブ型感光性樹脂4を1μmの厚さに塗布する
〔図2(a)〕。ポジティブ型感光性樹脂4としては、
例えば東京応化製OFPR−800などが使用できる。
次に、コンタクトホールとなる部分のみに光が当たるよ
うなフォトマスクを使用して露光、現像して感光性樹脂
の第一パターン5を形成し、露出した下地の酸化膜3を
乾式エッチングする〔同図(b)〕。この状態でコンタ
クトホール6が形成される。次に配線用金属としてスパ
ッタ法により、W膜7を0.5μmの厚さに烝着する
〔同図(c)〕。このスパッタリングの際、基板1が約
150℃に加熱され、感光性樹脂4が軟化してパターン
5のエッジ部に傾斜を生じて、前項で述べた“セルフス
テップカバリング”が生じ、コンタクトホール部での段
差被覆性の良いW膜7が完成する。その後、通常のフォ
トプロセスにより、W膜7上に第二パターン8を形成
し、ドライエッチングにより、W膜7をコンタクト9お
よびその他の所望の形状に加工する〔同図(d)〕。最
後に、感光性樹脂のパターン8を除去して完成する。こ
の方法によれば、絶縁膜の形成工程およびその加工工程
が省かれ(感光性樹脂が代替する)高密度、高集積が図
れるため、プロセスコストの大幅な低減に寄与する。
【0016】図3(a)ないし(c)は、本発明にかか
る別の半導体装置のコンタクト部近傍の断面図を、工程
順に示す。半導体装置によっては、Alのワイヤボンデ
ィング性や配線抵抗の低減などの関係から、配線用金属
としてAlを選択せざるを得ないケースがある。そのよ
うな場合は、図1(c)の状態で厚さ0.5μmのW膜
7の代わりに厚さ0.2μmのW膜7と厚さ0.3μm
のAl膜10を連続スパッタ烝着する〔図3(a)〕。
その後、通常のフォトプロセスにより、烝着膜を加工
し、W/Al配線を形成する〔同図(b)〕。このよう
な方法により、下層のW膜7で十分な段差被覆性を得る
とともに、上層のAl膜10で良好なボンディング性を
確保することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、半導体素子の表面保護
膜として、薄い酸化膜を用い、その上に感光性樹脂を形
成して配線との電気的絶縁を保ち、感光性樹脂にコンタ
クトホールを形成した後ヤング率の大きい材質からなる
配線用金属を烝着することにより、その烝着過程で感光
性樹脂のコンタクトホールが塑性変形を受けて段差被覆
性の良いコンタクトが得られる。かかる方法によって、
絶縁膜の形成工程およびその加工工程が省かれ(感光性
樹脂が代替する)高密度、高集積が図れるため、プロセ
スコストの大幅な低減に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の半導体素子のコンタク
ト部の断面図
【図2】(a)ないし(d)は図1の第一の実施例のコ
ンタクト部形成方法を説明するためのコンタクト部分の
断面図を工程順に示した図
【図3】(a)ないし(c)は本発明のコンタクト形成
方法に係る別の半導体装置のコンタクト部分の断面図を
工程順に示した図
【図4】(a)は従来の半導体装置のコンタクト部分の
断面図、(b)は従来の別の半導体装置のコンタクト部
分の断面図
【図5】(a)および(b)はプラグ型コンタクトの形
成方法を説明する断面図
【図6】(a)および(b)は本発明のコンタクト形成
機構を説明する断面図
【符号の説明】
1、11、21、31 半導体基板 2 半導体素子 3、13、23、33 酸化膜または絶縁膜 4 感光性樹脂 5 第一パターン 6、16、26、36 コンタクトホール 7、17、27 W膜または配線用金属 8 第二パターン 9、19、29、39 コンタクト 10 Al膜 37 プラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 正人 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と配線用金属とのコンタクトを
    有するものにおいて、感光性樹脂上の配線用金属と半導
    体基板とがコンタクトされていることを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】半導体基板と配線用金属とのコンタクトを
    有するものにおいて、半導体基板上の感光性樹脂の孔を
    介して、感光性樹脂上の配線用金属と半導体基板とがコ
    ンタクトされていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】配線用金属のヤング率が、1×1011N/
    2 以上であることを特徴とする請求項2に記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】配線用金属が、ニオブ、モリブデン、タン
    グステン、チタンまたはこれらのいずれかを主成分とし
    て含む金属であることを特徴とする請求項3に記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】半導体基板の表面上に酸化膜を有すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の半導
    体装置。
  6. 【請求項6】半導体基板上に感光性樹脂を塗布し、その
    感光性樹脂にコンタクトホールを形成した後、配線用金
    属を蒸着することを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載の半導体装置の製造方法。
JP21032294A 1994-09-05 1994-09-05 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH0878523A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6020642A (en) * 1997-01-31 2000-02-01 Nec Corporation Interconnection system in a semiconductor device
US7358104B2 (en) 2002-10-08 2008-04-15 Samsung Electornics Co., Ltd. Contact portion of semiconductor device, and thin film transistor array panel for display device including the contact portion

Cited By (3)

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