JPH0878052A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JPH0878052A
JPH0878052A JP6238342A JP23834294A JPH0878052A JP H0878052 A JPH0878052 A JP H0878052A JP 6238342 A JP6238342 A JP 6238342A JP 23834294 A JP23834294 A JP 23834294A JP H0878052 A JPH0878052 A JP H0878052A
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negative electrode
mixed solvent
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Yoshihiro Shoji
良浩 小路
Mayumi Uehara
真弓 上原
Yoshinori Kida
佳典 喜田
Mikiya Yamazaki
幹也 山崎
Yuji Yamamoto
祐司 山本
Koji Nishio
晃治 西尾
Toshihiko Saito
俊彦 斎藤
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】3V(vs. Li/Li+ )以上で充放電可能な
物質を正極活物質とする正極と、Lcが150Å以上で
あり、且つd002 が3.37Å以下である、リチウムイ
オンを吸蔵及び放出することが可能な炭素材料を電極材
料とする負極と、溶媒及び溶質からなる非水電解液と、
セパレータとを備えたリチウム二次電池であって、前記
溶媒として、特定の非環状炭酸エステル(A)と、特定
の含イオウ化合物(B)と、エチレンカーボネート
(C)とからなる混合溶媒が使用されている。 【効果】負極の炭素材料の単位重量当たりの放電容量が
大きく、しかも高温でのサイクル特性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リチウム二次電池に係
わり、詳しくは3V(vs. Li/Li+ )以上で充放電
可能な物質を正極活物質とする正極と、Lcが150Å
以上、d002が3.37Å以下の炭素材料(黒鉛)を電
極材料とする負極と、非水電解液と、セパレータとを備
えたリチウム二次電池の高容量化を図るための非水電解
液の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
負極活物質として、炭素材料、特に黒鉛を用いたリチウ
ム二次電池が、高エネルギー密度電池として注目されて
いる。
【0003】この種のリチウム二次電池の電解液の溶媒
としては、通常、高誘電率溶媒と低粘度溶媒の混合溶媒
が用いられている。例えば、米国特許公報(USP)5
192629号には、リチウム二次電池の電解液の溶媒
として、エチレンカーボネート(高誘電率溶媒)と、ジ
メチルカーボネート(低粘度溶媒)との混合溶媒が開示
されている。
【0004】しかし、この混合溶媒を用いた場合、充電
により黒鉛の層間に挿入(ドープ)されるリチウム量は
炭素原子(C)6個に対しリチウム(Li)1個が限度
である。このため、負極の放電容量は、372mAh/
g(C6 Liから計算される黒鉛1g当たりの理論容
量)を超えることはなかった。
【0005】また、特開平5−211070号公報で
は、負極に黒鉛を使用したリチウム二次電池の非水電解
液の溶媒として、エチレンカーボネートと、γ−ブチロ
ラクトンと、スルホランと、1,2−ジメトキシエタン
とからなる4成分系の混合溶媒が提案されている。
【0006】しかしながら、本発明者らが検討した結
果、負極に黒鉛を使用したリチウム二次電池の非水電解
液の溶媒に1,2−ジメトキシエタンやγ−ブチロラク
トンを含む混合溶媒を使用すると、これらの溶媒が、充
電末期に負極に生成したC6 Liと反応するため、負極
の放電容量が小さくなるという問題があることが分かっ
た。
【0007】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは、負極の放電容量が
372mAh/gを超える高容量のリチウム二次電池を
提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るリチウム二次電池は、3V(vs. Li/
Li+ )以上で充放電可能な物質を正極活物質とする正
極と、c軸方向の結晶子の大きさ(Lc)が150Å以
上であり、且つ格子面(002)面におけるd値(d
002 )が3.37Å以下である、リチウムイオンを吸蔵
及び放出することが可能な炭素材料を電極材料とする負
極と、溶媒及び溶質からなる非水電解液と、セパレータ
とを備えたリチウム二次電池において、前記溶媒とし
て、ジエチルカーボネート(EC)、ジメチルカーボネ
ート(DMC)、メチルエチルカーボネート(ME
C)、メチルプロピルカーボネート(MPC)及びメチ
ルイソプロピルカーボネート(MiPC)よりなる群か
ら選ばれた少なくとも一種の非環状炭酸エステル(A)
と、テトラメチレンスルホキシド(TMSO)、下記化
4で表されるスルホン、下記化5で表されるスルホキシ
ド、並びに、下記化6で表されるスルホラン(SL)及
びその誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも一種の
含イオウ化合物(B)と、エチレンカーボネート(E
C)(C)とからなる混合溶媒が使用されてなる。
【0009】
【化4】
【0010】(但し、m=1、2、3又は4)
【0011】
【化5】
【0012】(但し、n=1、3又は4)
【0013】
【化6】
【0014】(但し、A1 〜A4 は各独立して水素原子
又はメチル基)
【0015】上記混合溶媒としては、非環状炭酸エステ
ル(A)10〜75体積%と、含イオウ化合物(B)5
〜65体積%と、エチレンカーボネート(C)5〜65
体積%とからなるものが、負極の放電容量が極めて大き
い高容量のリチウム二次電池が得られるので好ましい。
【0016】3V(vs. Li/Li+ )以上で充放電可
能な物質(正極活物質)としては、リチウム含有ニッケ
ル酸化物、リチウム含有コバルト酸化物、リチウム含有
コバルト・ニッケル複合酸化物が例示される。
【0017】また、上記溶質としては、LiPF6 、L
iBF4 、LiClO4 、LiCF3 SO3 、LiAs
6 、LiN(CF3 SO2 2 が例示される。
【0018】
【作用】リチウム二次電池の非水電解液の溶媒として、
ジエチルカーボネート等の非環状炭酸エステル(A)
と、スルホラン等の含イオウ化合物(B)と、エチレン
カーボネート(C)とからなる混合溶媒が使用されてい
るので、ジエチルカーボネートとエチレンカーボネート
とからなる2成分系の従来の混合溶媒を使用した場合に
比べて、負極黒鉛の単位重量当たりのの放電容量が大き
くなる。これは、非環状炭酸エステル(A)とエチレン
カーボネート(C)とからなる2成分系の混合溶媒に、
さらに含イオウ化合物(B)を加えることにより、非水
電解液中のリチウムイオン(溶質)に対する溶媒和エネ
ルギーが小さくなり、黒鉛の層間にリチウムイオンが挿
入される際に必要となるエネルギーが減少するため、C
6 Liの割合(C:Li=6個:1個)以上にLiが多
く挿入されるようになるためと考えられる。このよう
に、負極黒鉛の単位重量当たりの放電容量が大きくなる
ので、例えば正極支配型のリチウム二次電池の負極の黒
鉛の充填量を少なくするとともに、正極活物質の充填量
を多くすることができ、その結果高容量のリチウム二次
電池が得られる。
【0019】また、理由は定かでないが、本発明におけ
る特定の混合溶媒を使用すると、非環状炭酸エステル
(A)とエチレンカーボネート(C)との混合溶媒、す
なわち含イオウ化合物(B)を含有しない混合溶媒を使
用した場合に比べて、高温でのサイクル特性が向上す
る。
【0020】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づき説明する
が、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実
施することが可能なものである。
【0021】(試験例1:EC+SL+DEC) 〔3極式試験セルの組立〕黒鉛粉末(Lc=3.35
Å;d002 >1000Å)を、PVdF(ポリフッ化ビ
ニリデン)のNMP(N−メチルピロリドン)溶液に分
散させてスラリーを調製した後、このスラリーをドクタ
ーブレード法により、負極集電体としての銅箔の両面に
塗布し、乾燥して、銅箔の両面に厚さ50μmの活物質
層(炭素材料層)が形成された負極を作製した。
【0022】次いで、この試験電極としての負極と対極
としてのリチウム金属箔とを、セパレータとしてのポリ
エチレン製多孔膜を介して渦巻き状に巻回し、電極体を
作製した。
【0023】次いで、この電極体と、リチウム金属から
なる参照極とを、非水電解液を注入した試験セルに組み
込んで、3極式試験セルを組み立てた。非水電解液とし
ては、下記の(1)〜(3)に示す種々の非水電解液を
調製した。
【0024】(1)エチレンカーボネートとスルホラン
との等体積混合溶媒に、さらにジエチルカーボネートを
種々の割合で混合してなる7種の混合溶媒にLiPF6
を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0025】(2)エチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにスルホランを
種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiPF6
を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0026】(3)スルホランとジエチルカーボネート
との等体積混合溶媒に、さらにエチレンカーボネートを
種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiPF6
を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0027】このようにして組み立てた3極式試験セル
を、それぞれ順にA1〜A7、B1〜B6、C1〜C6
と称する。
【0028】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、25°Cにて、電流密度
0.1mA/cm2で終止電圧0Vまで充電した後、
0.1mA/cm2 で終止電圧1Vまで放電して、各3
極式試験セルの負極の放電容量を調べた。結果を図1
(正三角図)に示す。図1において、各3極式試験セル
に使用した非水電解液の混合溶媒中の各溶媒の比率は、
各点より三角形の各辺に平行な3本の直線を引いたとき
の各辺との交点の座標から求められる。すなわち、SL
−DEC線に平行な直線とEC−SL線又はEC−DE
C線との交点がエチレンカーボネートの比率を表し、E
C−SL線に平行な直線とSL−DEC線又はEC−D
EC線との交点がジエチルカーボネートの比率を表し、
またEC−DEC線に平行な直線とEC−SL線又はS
L−DEC線との交点がスルホランの比率を表す。例え
ば、3極式試験セルA6の非水電解液の溶媒比率(体積
%)は、エチレンカーボネート:スルホラン:ジエチル
カーボネート=45:45:10となる(後出する図3
〜図11も同じ座標系のグラフである。)。図2は、図
1中の3極式試験セルB1〜B6についての充放電試験
の結果を、縦軸に負極の放電容量(mAh)を、また横
軸に使用した非水電解液の各溶媒の比率をとって示した
グラフである。
【0029】図1及び図2に示すように、スルホランを
混合しなかった3極式試験セルB6の負極の放電容量は
372mAh/g(C6 Liの場合の理論容量)である
のに対して、スルホランを5体積%混合した3極式試験
セルB5の放電容量は、380mAh/gと大きい。こ
のように、スルホランの混合量は少量であってもスルホ
ランの混合が負極の放電容量の増大に及ぼす影響は極め
て大きく、負極の放電容量はスルホランの混合量5体積
%を臨界値として大きく変化する。なお、図1中、Aの
部分は負極の放電容量が380m〜400mAh/gと
なる溶媒の組成領域、Bの部分は負極の放電容量が40
0mAh/g以上となる溶媒の組成領域である。
【0030】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0031】(試験例2:EC+SL+DMC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0032】(1)エチレンカーボネートとスルホラン
との等体積混合溶媒に、さらにジメチルカーボネートを
種々の割合で混合してなる7種の混合溶媒にLiPF6
を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0033】(2)エチレンカーボネートとジメチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにスルホランを
種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiPF6
を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0034】(3)スルホランとジメチルカーボネート
との等体積混合溶媒に、さらにエチレンカーボネートを
種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiPF6
を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0035】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にD1〜D7、E1〜E6、F1〜F6と称する。
【0036】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図3に示す。
【0037】図3中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0038】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0039】(試験例3:EC+SL+MEC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0040】(1)エチレンカーボネートとスルホラン
との等体積混合溶媒に、さらにメチルエチルカーボネー
トを種々の割合で混合してなる7種の混合溶媒にLiP
6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0041】(2)エチレンカーボネートとメチルエチ
ルカーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにスルホラ
ンを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiP
6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0042】(3)スルホランとメチルエチルカーボネ
ートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレンカーボネー
トを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiP
6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0043】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にG1〜G7、H1〜H6、I1〜I6と称する。
【0044】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図4に示す。
【0045】図4中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0046】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0047】(試験例4:EC+SL+MiPC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0048】(1)エチレンカーボネートとスルホラン
との等体積混合溶媒に、さらにメチルイソプロピルカー
ボネートを種々の割合で混合してなる7種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0049】(2)エチレンカーボネートとメチルイソ
プロピルカーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにス
ルホランを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0050】(3)スルホランとメチルイソプロピルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレンカー
ボネートを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0051】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にJ1〜J7、K1〜K6、L1〜L6と称する。
【0052】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図5に示す。
【0053】図5中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0054】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0055】(試験例5:EC+SL+MPC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0056】(1)エチレンカーボネートとスルホラン
との等体積混合溶媒に、さらにメチルプロピルカーボネ
ートを種々の割合で混合してなる7種の混合溶媒にLi
PF6を1モル/リットル溶かして調製した非水電解
液。
【0057】(2)エチレンカーボネートとメチルプロ
ピルカーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにスルホ
ランを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLi
PF6を1モル/リットル溶かして調製した非水電解
液。
【0058】(3)スルホランとメチルプロピルカーボ
ネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレンカーボネ
ートを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLi
PF6を1モル/リットル溶かして調製した非水電解
液。
【0059】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にM1〜M7、N1〜N6、O1〜O6と称する。
【0060】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図6に示す。
【0061】図6中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0062】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0063】(試験例6:EC+TMSO+DEC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0064】(1)エチレンカーボネートとテトラメチ
レンスルホキシドとの等体積混合溶媒に、さらにジエチ
ルカーボネートを種々の割合で混合してなる6種の混合
溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した
非水電解液。
【0065】(2)エチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにテトラメチレ
ンスルホキシドを種々の割合で混合してなる6種の混合
溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した
非水電解液。
【0066】(3)テトラメチレンスルホキシドとジエ
チルカーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレ
ンカーボネートを種々の割合で混合してなる6種の混合
溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した
非水電解液。
【0067】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にP1〜P6、Q1〜Q6、R1〜R6と称する。
【0068】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図7に示す。
【0069】図7中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0070】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0071】(試験例7:EC+PS+DEC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0072】(1)エチレンカーボネートとプロピルス
ルホン(PS)(上記化4中のm=3のもの)との等体
積混合溶媒に、さらにジエチルカーボネートを種々の割
合で混合してなる6種の混合溶媒にLiPF6 を1モル
/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0073】(2)エチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにプロピルスル
ホンを種々の割合で混合してなる5種の混合溶媒にLi
PF6を1モル/リットル溶かして調製した非水電解
液。
【0074】(3)プロピルスルホンとジエチルカーボ
ネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレンカーボネ
ートを種々の割合で混合してなる4種の混合溶媒にLi
PF6を1モル/リットル溶かして調製した非水電解
液。
【0075】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にS1〜S6、T1〜T5、U1〜U4と称する。
【0076】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図8に示す。
【0077】図8中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0078】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。さらに、メチルスルホン(上記化4中のm
=1のもの)、エチルスルホン(上記化4中のm=2の
もの)及びブチルスルホン(上記化4中のm=4のも
の)についても、同様の結果が得られた。
【0079】(試験例8:EC+PSO+DEC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0080】(1)エチレンカーボネートとプロピルス
ルホキシド(PSO)(上記化5中のn=3のもの)と
の等体積混合溶媒に、さらにジエチルカーボネートを種
々の割合で混合してなる6種の混合溶媒にLiPF6
1モル/リットル溶かして調製した非水電解液。
【0081】(2)エチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにプロピルスル
ホキシドを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0082】(3)プロピルスルホキシドとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレンカー
ボネートを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0083】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にV1〜V6、W1〜W6、X1〜X6と称する。
【0084】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図9に示す。
【0085】図9中、Aの部分は負極の放電容量が38
0〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部分
は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒の
組成領域である。
【0086】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。さらに、メチルスルホキド(上記化5中の
n=1のもの)及びブチルスルホキシド(上記化5中の
n=4のもの)についても、同様の結果が得られた。
【0087】(試験例9:EC+3−MSL+DEC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0088】(1)エチレンカーボネートと3−メチル
スルホラン(3−MSL)との等体積混合溶媒に、さら
にジエチルカーボネートを種々の割合で混合してなる7
種の混合溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして
調製した非水電解液。
【0089】(2)エチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらに3−メチルス
ルホランを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0090】(3)3−メチルスルホランとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレンカー
ボネートを種々の割合で混合してなる6種の混合溶媒に
LiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した非水電
解液。
【0091】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にY1〜Y7、Z1〜Z6、AA1〜AA6と称す
る。
【0092】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図10に示す。
【0093】図10中、Aの部分は負極の放電容量が3
80〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部
分は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒
の組成領域である。
【0094】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0095】 (試験例10:EC+2,4−DMSL+DEC) 〔3極式試験セルの組立〕下記の(1)〜(3)に示す
非水電解液を調製した。
【0096】(1)エチレンカーボネートと2,4−ジ
メチルスルホラン(2,4−DMSL)との等体積混合
溶媒に、さらにジエチルカーボネートを種々の割合で混
合してなる7種の混合溶媒にLiPF6 を1モル/リッ
トル溶かして調製した非水電解液。
【0097】(2)エチレンカーボネートとジエチルカ
ーボネートとの等体積混合溶媒に、さらに2,4−ジメ
チルスルホランを種々の割合で混合してなる6種の混合
溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した
非水電解液。
【0098】(3)2,4−ジメチルスルホランとジエ
チルカーボネートとの等体積混合溶媒に、さらにエチレ
ンカーボネートを種々の割合で混合してなる6種の混合
溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして調製した
非水電解液。
【0099】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
このようにして組み立てた3極式試験セルを、それぞれ
順にAB1〜AB7、AC1〜AC6、AD1〜AD6
と称する。
【0100】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図11に示す。
【0101】図11中、Aの部分は負極の放電容量が3
80〜400mAh/gとなる溶媒の組成領域、Bの部
分は負極の放電容量が400mAh/g以上となる溶媒
の組成領域である。
【0102】0.5〜3モル/リットルのLiPF6
度について上記と同様の結果が得られ、またLiBF4
等の他の溶質を用いた場合においても上記と同様の結果
が得られた。
【0103】(比較試験例1:EC+SL+DME) 〔3極式試験セルの組立〕エチレンカーボネートとスル
ホランとの等体積混合溶媒に、さらに1,2−ジメトキ
シエタンを種々の割合で混合してなる単一溶媒又は混合
溶媒に、LiPF6 を1モル/リットル溶かして6種の
非水電解液を調製した。
【0104】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
【0105】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図12に示す。
【0106】図12は、縦軸に負極の放電容量(mAh
/g)を、また横軸に溶媒の比率をとって示したグラフ
である。図12より、1,2−ジメトキシエタンの混合
比率が増大するにつれて、負極の放電容量が低下するこ
とが分かる。
【0107】(比較試験例2:EC+SL+γ−BL) 〔3極式試験セルの組立〕エチレンカーボネートとスル
ホランとの等体積混合溶媒に、さらにγ−ブチロラクト
ンを種々の割合で混合してなる単一溶媒又は混合溶媒
に、LiPF6 を1モル/リットル溶かして6種の非水
電解液を調製した。
【0108】これらの非水電解液を使用したこと以外は
試験例1と同様にして、3極式試験セルを組み立てた。
【0109】〔3極式試験セルによる充放電試験〕組み
立てた各3極式試験セルを、試験例1と同じ充放電条件
で充放電して、各3極式試験セルの負極の放電容量を調
べた。結果を図13に示す。
【0110】図13は、縦軸に負極の放電容量(mAh
/g)を、また横軸に溶媒の比率をとって示したグラフ
である。図13より、γ−ブチロラクトンの混合比率が
増大するにつれて、負極の放電容量が低下することが分
かる。
【0111】(実施例1) 〔正極の作製〕炭酸リチウム(Li2 CO3 )と炭酸ニ
ッケル(NiCO3 )とを、Li:Niの原子比1:1
で混合して得た混合物を、850°Cで20時間焼成し
て、正極活物質としてのLiNiO2 (リチウム含有ニ
ッケル酸化物)粉末を作製した。この粉末を、石川式ら
いかい乳鉢中で4時間粉砕して、平均粒径約5μmの微
粉末とした。
【0112】このようにして得たLiNiO2 微粉末
と、導電剤としてのカーボンとの混合物を、PVdFの
NMP溶液に分散させてスラリーを調製した後、このス
ラリーをドクターブレード法により、正極集電体として
のアルミニウム箔の両面に塗布し、乾燥して、アルミニ
ウム箔の両面に厚さ50μmの活物質層が形成された正
極を作製した。
【0113】〔負極の作製〕黒鉛粉末(Lc=3.35
Å;d002 >1000Å)を、PVdFのNMP溶液に
分散させてスラリーを調製した後、このスラリーをドク
ターブレード法により、負極集電体としての銅箔の両面
に塗布し、乾燥して、銅箔の両面に厚さ50μmの活物
質層が形成された負極を作製した。
【0114】〔電解液の調製〕エチレンカーボネートと
スルホランとジエチルカーボネートとの体積比率20:
20:60の混合溶媒にLiPF6 を1モル/リットル
溶かして非水電解液を調製した。
【0115】〔電池の組立〕上記の正極、負極及び電解
液を使用して、AAサイズの円筒型のリチウム二次電池
(本発明電池)BA1を組み立てた。セパレータとして
は、ポリエチレン製多孔膜を使用した。
【0116】図14は、組み立てたリチウム二次電池を
模式的に示す断面図であり、図示の電池BA1は、正極
1、負極2、これら両電極を離間するセパレータ3、正
極リード4、負極リード5、正極外部端子6、負極缶7
などからなる。正極1及び負極2は、非水電解液を注入
されたセパレータ3を介して渦巻き状に巻き取られた状
態で負極缶7内に収納されており、正極1は正極リード
4を介して正極外部端子6に、また負極2は負極リード
5を介して負極缶7に接続され、電池内部で生じた化学
エネルギーを電気エネルギーとして外部へ取り出し得る
ようになっている。
【0117】(実施例2)炭酸リチウム(Li2
3 )と炭酸コバルト(CoCO3 )とを、Li:Co
の原子比1:1で混合して得た混合物を、850°Cで
20時間焼成して、正極活物質としてのLiCoO
2 (リチウム含有コバルト酸化物)粉末を作製した。こ
の粉末を、石川式らいかい乳鉢中で4時間粉砕して、平
均粒径約5μmの微粉末とした。
【0118】正極活物質として、LiNiO2 に代えて
上記LiCoO2 の微粉末を使用したこと以外は実施例
1と同様にして、AAサイズの円筒型のリチウム二次電
池(本発明電池)BA2を作製した。
【0119】(実施例3)炭酸リチウム(Li2
3 )と炭酸ニッケル(NiCO3 )と炭酸コバルト
(CoCO3 )とを、Li:Ni:Coの原子比2:
1:1で混合して得た混合物を、850°Cで20時間
焼成して、正極活物質としてのLi2 NiCoO4(リ
チウム含有コバルト・ニッケル複合酸化物)粉末を作製
した。この粉末を、石川式らいかい乳鉢中で4時間粉砕
して、平均粒径約5μmの微粉末とした。
【0120】正極活物質として、LiNiO2 に代えて
上記Li2 NiCoO4 の微粉末を使用したこと以外は
実施例1と同様にして、AAサイズの円筒型のリチウム
二次電池(本発明電池)BA3を作製した。
【0121】(比較例1〜3)エチレンカーボネートと
ジエチルカーボネートとの体積比率40:60の混合溶
媒にLiPF6 を1モル/リットル溶かして非水電解液
を調製した。
【0122】電解液として、上記の非水電解液を使用し
たこと以外は、それぞれ実施例1、実施例2又は実施例
3と同様にして、順にAAサイズの円筒型のリチウム二
次電池(比較電池)BC1,BC2,BC3を作製し
た。
【0123】〔充放電サイクル試験〕本発明電池BA1
〜BA3及び比較電池BC1〜BC3について、60°
Cにおいて、200mAで終止電圧4.1Vまで充電し
た後、200mAで終止電圧2.75Vまで放電する工
程を1サイクルとする充放電サイクル試験を行い、各電
池のサイクル特性を調べた。結果を図15に示す。
【0124】図15は、縦軸に電池容量(mAh)を、
また横軸にサイクル数(回)をとって示したグラフであ
る。図15より、本発明電池BA1〜BA3は、比較電
池BC1〜BC3に比べて、高温でのサイクル特性に格
段優れていることが分かる。
【0125】
【発明の効果】本発明電池は、負極の炭素材料の単位重
量当たりの放電容量が大きく、しかも高温でのサイクル
特性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】混合溶媒(EC+SL+DEC)中の各溶媒の
比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図2】混合溶媒(EC+SL+DEC)中の各溶媒の
比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図3】混合溶媒(EC+SL+DMC)中の各溶媒の
比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図4】混合溶媒(EC+SL+MEC)中の各溶媒の
比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図5】混合溶媒(EC+SL+MiPC)中の各溶媒
の比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図6】混合溶媒(EC+SL+MPC)中の各溶媒の
比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図7】混合溶媒(EC+TMSO+DEC)中の各溶
媒の比率と負極の放電容量との関係を示すグラフであ
る。
【図8】混合溶媒(EC+PS+DEC)中の各溶媒の
比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図9】混合溶媒(EC+PSO+DEC)中の各溶媒
の比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図10】混合溶媒(EC+3−MSL+DEC)中の
各溶媒の比率と負極の放電容量との関係を示すグラフで
ある。
【図11】混合溶媒(EC+2,4−DMSL+DE
C)中の各溶媒の比率と負極の放電容量との関係を示す
グラフである。
【図12】混合溶媒(EC+SL+DME)中の各溶媒
の比率と負極の放電容量との関係を示すグラフである。
【図13】混合溶媒(EC+SL+γ−BL)中の各溶
媒の比率と負極の放電容量との関係を示すグラフであ
る。
【図14】実施例で作製した円筒型のリチウム二次電池
の断面図である。
【図15】本発明電池及び比較電池の高温(60°C)
でのサイクル特性を示すグラフである。
【符号の説明】
BA1 円筒型のリチウム二次電池(本発明電池) 1 正極 2 負極 3 セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 幹也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山本 祐司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 俊彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3V(vs. Li/Li+ )以上で充放電可
    能な物質を正極活物質とする正極と、c軸方向の結晶子
    の大きさ(Lc)が150Å以上であり、且つ格子面
    (002)面におけるd値(d002 )が3.37Å以下
    である、リチウムイオンを吸蔵及び放出することが可能
    な炭素材料を電極材料とする負極と、溶媒及び溶質から
    なる非水電解液と、セパレータとを備えたリチウム二次
    電池において、前記溶媒が、ジエチルカーボネート、ジ
    メチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、メチ
    ルプロピルカーボネート及びメチルイソプロピルカーボ
    ネートよりなる群から選ばれた少なくとも一種の非環状
    炭酸エステル(A)と、テトラメチレンスルホキシド、
    下記化1で表されるスルホン、並びに、下記化2で表さ
    れるスルホキシド、下記化3で表されるスルホラン及び
    スルホラン誘導体よりなる群から選ばれた少なくとも一
    種の含イオウ化合物(B)と、エチレンカーボネート
    (C)とからなる混合溶媒であることを特徴とするリチ
    ウム二次電池。 【化1】 (但し、m=1、2、3又は4) 【化2】 (但し、n=1、3又は4) 【化3】 (但し、A1 〜A4 は各独立して水素原子又はメチル
    基)
  2. 【請求項2】前記スルホラン誘導体が、3−メチルスル
    ホラン又は2,4−ジメチルスルホランである請求項1
    記載のリチウム二次電池。
  3. 【請求項3】前記混合溶媒が、前記非環状炭酸エステル
    (A)10〜75体積%と、前記含イオウ化合物(B)
    5〜65体積%と、前記エチレンカーボネート(C)5
    〜65体積%とからなる請求項1記載のリチウム二次電
    池。
  4. 【請求項4】前記正極活物質が、リチウム含有ニッケル
    酸化物、リチウム含有コバルト酸化物又はリチウム含有
    コバルト・ニッケル複合酸化物である請求項1記載のリ
    チウム二次電池。
  5. 【請求項5】前記溶質が、LiPF6 、LiBF4 、L
    iClO4 、LiCF3 SO3 、LiAsF6 又はLi
    N(CF3 SO2 2 である請求項1記載のリチウム二
    次電池。
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