JPH087776Y2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
- Publication number
- JPH087776Y2 JPH087776Y2 JP1989013030U JP1303089U JPH087776Y2 JP H087776 Y2 JPH087776 Y2 JP H087776Y2 JP 1989013030 U JP1989013030 U JP 1989013030U JP 1303089 U JP1303089 U JP 1303089U JP H087776 Y2 JPH087776 Y2 JP H087776Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- junction box
- board
- pressure contact
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤーハーネスの相互接続などに用いら
れる電気接続箱に関し、その内部回路構成を車種、グレ
ード、バリエーションなどに合わせて容易に変えられる
ようにしたものである。
れる電気接続箱に関し、その内部回路構成を車種、グレ
ード、バリエーションなどに合わせて容易に変えられる
ようにしたものである。
電気接続箱は一般に第6図に示すように、タブaをも
つブスバーbと絶縁板cとを積層して回路を構成し、こ
れをメインカバーdとアンダーカバーeに収容して成
る。
つブスバーbと絶縁板cとを積層して回路を構成し、こ
れをメインカバーdとアンダーカバーeに収容して成
る。
電気接続箱における従来のグレードやバリエーション
への対応の仕方は、上記ブスバーbのタブaをハイグレ
ード用に数多く設けて、これらのタブaを例えば第7,8
図のようにアンダーカバーeの特定のコネクタfに収容
しておき、グレードにより使用する回路のみを該コネク
タf′に結合して行っていた。
への対応の仕方は、上記ブスバーbのタブaをハイグレ
ード用に数多く設けて、これらのタブaを例えば第7,8
図のようにアンダーカバーeの特定のコネクタfに収容
しておき、グレードにより使用する回路のみを該コネク
タf′に結合して行っていた。
しかし、使用回路にはグレートによって可成りの差が
あるから、ローグレードの場合には、使用しないタブa
が相当数残ることになり、これらは全く無駄であり、必
要機能に対して無用のコストをかけることになる。
あるから、ローグレードの場合には、使用しないタブa
が相当数残ることになり、これらは全く無駄であり、必
要機能に対して無用のコストをかけることになる。
本考案の課題は、このような無駄を省き、グレードや
バリエーションに対応して回路の増減を容易に行うこと
ができ、必要にしてかつ十分な回路を備えた電気接続箱
を提供することにある。
バリエーションに対応して回路の増減を容易に行うこと
ができ、必要にしてかつ十分な回路を備えた電気接続箱
を提供することにある。
前記の課題を達成するため、本考案にあっては、複数
のブスバーと絶縁板を重ねた積層配線板をメインカバー
とアンダーカバー内に収容して成る電気接続箱におい
て、該積層配線板のブスバーから選ばれる所望のブスバ
ーにスロットを有する圧接端子を一体に設け、これらの
圧接端子のスロットにそれぞれ電線を圧入接続して自動
車の車種および各種グレード等に共通する回路を形成し
てなる構成を採用した。
のブスバーと絶縁板を重ねた積層配線板をメインカバー
とアンダーカバー内に収容して成る電気接続箱におい
て、該積層配線板のブスバーから選ばれる所望のブスバ
ーにスロットを有する圧接端子を一体に設け、これらの
圧接端子のスロットにそれぞれ電線を圧入接続して自動
車の車種および各種グレード等に共通する回路を形成し
てなる構成を採用した。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的
に説明する。
に説明する。
第1図に本考案による電気接続箱Aの斜視図、第2図
に同上の分解斜視図を示した。
に同上の分解斜視図を示した。
図において、1は電気接続箱Aのメインカバー、2は
アンダーカバーであって、内部にタブ4をもつブスバー
3とタブ挿通孔6をもつ絶縁板5を重ねて成る積層配線
板Bが収容されている。
アンダーカバーであって、内部にタブ4をもつブスバー
3とタブ挿通孔6をもつ絶縁板5を重ねて成る積層配線
板Bが収容されている。
メインカバー1は複数のワイヤーハーネス接続用コネ
クタ7、ヒューズ用コネクタ8およびリレー用コネクタ
9を有し、該コネクタ8,9にはヒューズ10、リレー11が
接続されている。12は電子ユニットであって、例えばル
ームランプコントロール,シートベルトウォーニングの
ような制御回路が内蔵されており、アンダーカバー2の
ユニット受け13に嵌め込んで、コネクタ14および15によ
り接続される(第3図参照)。16は雌−雌中継端子であ
る。
クタ7、ヒューズ用コネクタ8およびリレー用コネクタ
9を有し、該コネクタ8,9にはヒューズ10、リレー11が
接続されている。12は電子ユニットであって、例えばル
ームランプコントロール,シートベルトウォーニングの
ような制御回路が内蔵されており、アンダーカバー2の
ユニット受け13に嵌め込んで、コネクタ14および15によ
り接続される(第3図参照)。16は雌−雌中継端子であ
る。
以上は従来と同様の構成であるが、本考案にあって
は、ブスバー3と一体に設けた圧接端子17と、第1の圧
接ボード19および第2の圧接ボード23を用いて回路数の
増減および回路構成の変更を行う。
は、ブスバー3と一体に設けた圧接端子17と、第1の圧
接ボード19および第2の圧接ボード23を用いて回路数の
増減および回路構成の変更を行う。
圧接端子17は電線圧入用のスロット18を有し、積層配
線板Bの各層の所望のブスバー3に一体に形成される。
一つのブスバー3に設ける圧接端子17の数および位置は
任意に設定できる。
線板Bの各層の所望のブスバー3に一体に形成される。
一つのブスバー3に設ける圧接端子17の数および位置は
任意に設定できる。
第1の圧接ボード19は、内面に並設された複数の電線
配設溝20を有し、該溝20と押え板21とにより複数の電線
22が所定のピッチで配設固定されている。また、第1の
圧接ボード19の外面には、前記ユニット受け13を構成す
る周壁部分13′が分割形成されている。
配設溝20を有し、該溝20と押え板21とにより複数の電線
22が所定のピッチで配設固定されている。また、第1の
圧接ボード19の外面には、前記ユニット受け13を構成す
る周壁部分13′が分割形成されている。
電線22群は、ハイグレード、ローグレードなどの種別
によらず、ほぼ共通に使用される回路に相当するもので
ある。
によらず、ほぼ共通に使用される回路に相当するもので
ある。
第2の圧接ボード23には、第3図および第5図に示す
ように、分岐用圧接端子24が一体にモールド固定されて
いる。この第2の分岐用圧接端子24は、上記第1の圧接
ボード19の電線22との接続を行うための一段高くなった
圧接片25と、分岐用の複数の低い圧接片25′とから成
り、各圧接片25′のスロット26には電線22′が圧入固定
されている。
ように、分岐用圧接端子24が一体にモールド固定されて
いる。この第2の分岐用圧接端子24は、上記第1の圧接
ボード19の電線22との接続を行うための一段高くなった
圧接片25と、分岐用の複数の低い圧接片25′とから成
り、各圧接片25′のスロット26には電線22′が圧入固定
されている。
電線22′群は、ハイグレードのオプショナル回路に相
当するものである。
当するものである。
また、前記アンダーカバー2の外面には、第4図に示
すように、第1および第2の圧接ボード19,23に対する
受部27および27′が段差を有して凹設され、該受部27の
底壁には前記圧接端子17に対する圧入孔28が設けられて
いる。
すように、第1および第2の圧接ボード19,23に対する
受部27および27′が段差を有して凹設され、該受部27の
底壁には前記圧接端子17に対する圧入孔28が設けられて
いる。
電気接続箱Aの組立に際しては、積層配線板Bをアン
ダーカバー2にセットして、ブスバー3の圧接端子17群
を、第3,4図に示す如く圧入孔28に圧入固定し、該カバ
ー2の外側面すなわち受部27に突出させる。そして、受
部27′に第2の圧接ボード23を嵌着する。
ダーカバー2にセットして、ブスバー3の圧接端子17群
を、第3,4図に示す如く圧入孔28に圧入固定し、該カバ
ー2の外側面すなわち受部27に突出させる。そして、受
部27′に第2の圧接ボード23を嵌着する。
次いで、受部27に第1の圧接ボード19を嵌着し、ねじ
孔29から図示しないビスをねじ込んでアンダーカバー2
に固定する。これにより、各圧接端子17のスロット18に
電線22が圧入接続される。この際、第2の圧接ボード23
の分岐用圧接端子24の圧接片25が圧接ボード19の所望の
電線22に圧入接続され、電線22′群は電線22に分岐接続
される。
孔29から図示しないビスをねじ込んでアンダーカバー2
に固定する。これにより、各圧接端子17のスロット18に
電線22が圧入接続される。この際、第2の圧接ボード23
の分岐用圧接端子24の圧接片25が圧接ボード19の所望の
電線22に圧入接続され、電線22′群は電線22に分岐接続
される。
電気接続箱Aを同一車種のローグレード用として組立
てる場合には、共通回路(電線22群)を備えた第1の圧
接ボード19のみを使用する。
てる場合には、共通回路(電線22群)を備えた第1の圧
接ボード19のみを使用する。
ハイグレードないしミドルグレード用の場合には、も
う一枚の第2の圧接ボード23を併用する。
う一枚の第2の圧接ボード23を併用する。
この第2の圧接ボード23に用いる分岐用圧接端子24の
数およびその圧接片25′の極数は任意に設定できるか
ら、バリエーションに対応する回路変更は容易である。
数およびその圧接片25′の極数は任意に設定できるか
ら、バリエーションに対応する回路変更は容易である。
また、車種が異なれば、共通回路用の第1の圧接ボー
ド19の電線22の本数およびブスバー3(の圧接端子17)
との圧入接続位置を変えることで対応できる。
ド19の電線22の本数およびブスバー3(の圧接端子17)
との圧入接続位置を変えることで対応できる。
なお、ハイグレード用の代表的な回路としては、例え
ば、盗難防止装置、集中ドアロック、アンチロックブレ
ーキ等の電装品を取付けた場合の電源回路や信号、警
報、制御回路があり、これらの電装品の有無により回路
数は大きく増減する。
ば、盗難防止装置、集中ドアロック、アンチロックブレ
ーキ等の電装品を取付けた場合の電源回路や信号、警
報、制御回路があり、これらの電装品の有無により回路
数は大きく増減する。
以上説明したように、本考案によれば、積層配線板を
構成する所望のブスバーに圧接端子を一体に設け、この
圧接端子を用いてグレードの高低などにより必要な回路
(電線)を自由に形成できるようにしたので、種々のバ
リエーションへの対応が容易で、無駄な配線を省き、積
層配線板の層数を削減することができる。
構成する所望のブスバーに圧接端子を一体に設け、この
圧接端子を用いてグレードの高低などにより必要な回路
(電線)を自由に形成できるようにしたので、種々のバ
リエーションへの対応が容易で、無駄な配線を省き、積
層配線板の層数を削減することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す電気接続箱の斜視図、 第2図は同上の要部分解斜視図、 第3図は第2図のアンダーカバー部分を裏側からみた分
解斜視図、 第4図は同上のアンダーカバー部分の組立状態の要部断
面図、 第5図は第3図および第4図の分岐用圧接端子の拡大斜
視図、 第6図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第7図は同上の電気接続箱のアンダーカバーの斜視図、 第8図は同上のアンダーカバーの要部断面図である。 A……電気接続箱、B……積層配線板、1……メインカ
バー、2……アンダーカバー、3……ブスバー、4……
タブ、5……絶縁板、17……圧接端子、18……スロッ
ト、19,23……第1,第2の圧接ボード、22,22′……電
線、24……分岐用圧接端子、25,25′……圧接片、26…
…スロット、27,27′……受部。
解斜視図、 第4図は同上のアンダーカバー部分の組立状態の要部断
面図、 第5図は第3図および第4図の分岐用圧接端子の拡大斜
視図、 第6図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第7図は同上の電気接続箱のアンダーカバーの斜視図、 第8図は同上のアンダーカバーの要部断面図である。 A……電気接続箱、B……積層配線板、1……メインカ
バー、2……アンダーカバー、3……ブスバー、4……
タブ、5……絶縁板、17……圧接端子、18……スロッ
ト、19,23……第1,第2の圧接ボード、22,22′……電
線、24……分岐用圧接端子、25,25′……圧接片、26…
…スロット、27,27′……受部。
Claims (1)
- 【請求項1】複数のブスバーと絶縁板を重ねた積層配線
板をメインカバーとアンダーカバー内に収容して成る電
気接続箱において、メインカバー又はアンダーカバーの
外面側に、各車種に共通する回路を形成する電線を圧入
接続することができる圧接端子を配置し、該圧接端子は
積層配線板のブスバーから選ばれる所望のブスバーに形
成され、前記各車種に共通する回路を形成する電線は、
メインカバー又はアンダーカバーの外面側に位置決めさ
れる第1の圧接ボードに取付けられ、分岐用圧接端子を
固定した第2の圧接ボードを第1の圧接ボードに対向し
て配置し、前記分岐用圧接端子には、グレードにより異
なる回路を形成する電線を圧入接続する圧接片と各車種
に共通する回路を形成する電線を圧入接続する圧接片を
備えたことを特徴とする電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989013030U JPH087776Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989013030U JPH087776Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02104717U JPH02104717U (ja) | 1990-08-21 |
JPH087776Y2 true JPH087776Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31222994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989013030U Expired - Lifetime JPH087776Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087776Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2603926Y2 (ja) * | 1992-01-29 | 2000-04-04 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6330121Y2 (ja) * | 1979-08-18 | 1988-08-12 | ||
JPS5811867U (ja) * | 1981-07-16 | 1983-01-25 | 株式会社フジクラ | モジユ−ル形コネクタ |
JPS613673U (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-10 | 古河電気工業株式会社 | ジヨイントボツクスの分岐接続部 |
JPS63113423U (ja) * | 1987-01-12 | 1988-07-21 |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1989013030U patent/JPH087776Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02104717U (ja) | 1990-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |