JPH0877114A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0877114A
JPH0877114A JP7113373A JP11337395A JPH0877114A JP H0877114 A JPH0877114 A JP H0877114A JP 7113373 A JP7113373 A JP 7113373A JP 11337395 A JP11337395 A JP 11337395A JP H0877114 A JPH0877114 A JP H0877114A
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雅也 梅村
Toshihiko Ogura
敏彦 小倉
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俊次 武隈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスシステムの動作周波数を制限すること無
く、能動的または受動的なデータ処理回路の数を増やし
て機能の充実や拡張を図ることができる情報処理装置を
提供する。 【構成】 半導体チップ30a上にCPUコア35a,
35bを含む2つの演算処理回路41,42を形成し、
演算処理回路41,42が外部バス1にデータを出力す
る時は、シーケンサ36a,36bがアービタ2aにバ
ス権要求信号BREQ1,BREQ2を出力し、アービ
タ2aからバス使用許可信号BGRANT1,BGRA
NT2が出力されると、選択器51はバス使用許可信号
BGRANT1,BGRANT2が先着した側の演算処
理回路(41,42)と、外部バス1側の入出力回路3
1aの出力回路32aとの接続を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は演算処理回路、メモリコ
ントローラ、バス変換器、通信アダプタ等の複数のデー
タ処理回路が入出力回路を介して共通のバスに接続され
たバスシステムで構成される情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置に用いられるバスシステム
に接続されるCPUや周辺装置の数は年々増大している
ため、接続されるLSIの数も増加している。また、周
辺装置の高速化の要請に伴い、バスシステムの布線長の
短縮が求められている。これらバスシステムに接続され
るLSIの増加やバスシステムの布線長の短縮の要請に
呼応して、マルチチップモジュール(MCM)や印刷回
路基板を用いてバスシステムを構成することにより、接
続すべきLSIを集約化して回路動作の高速化を図る等
の工夫が成されている。
【0003】図11は独立に機能するLSIが実装され
たバスシステムの従来例の構成を示す構成図、図12お
よび図13はそれぞれMCMおよび印刷回路基板を用い
てLSIの増加やバスシステムの布線長の短縮を図った
バスシステムを構成した従来例の構成を示す構成図であ
る。図11に示すバスシステムにおいては、外部バス1
に接続されるLSI3が外部バス1に接続される図示し
ない他のLSIまたは入出力装置と信号、データの授受
を行い、演算、データの加工や変換等の処理を行う。L
SI3内には半導体チップ(半導体集積回路基板)30
が封入されており、半導体チップ30上にはCPUコア
35、一次キャッシュメモリ38、シーケンサ36から
成る演算処理回路41、演算処理回路41の周辺に形成
された4つの入出力回路31a〜31dが写真蝕刻法等
の周知の半導体製造技術により形成されている。演算処
理回路41内のシーケンサ36は入出力回路31bを介
してバスアービタ2と接続されていて、外部バス1に接
続される図示しない他のLSI等にCPUコア35がデ
ータを出力する場合は、シーケンサ36がバスアービタ
2にバス権要求信号BRQを出力し、バスアービタ2は
外部バス1のデータ専有状態を監視して、外部バス1に
データ出力が可能な状態になると、シーケンサ36にバ
ス使用許可信号BGRANTを出力する。
【0004】かかる情報処理回路の機能を拡張するには
演算処理回路41をより充実させなければならない。そ
のためには演算処理回路41の形成領域、従って、半導
体チップ30の面積が大きくなるばかりでなく、回路設
計に要する膨大な手間と時間が必要になるためレベルア
ップのための費用が掛かり過ぎてしまう。そこで、あま
り多くの費用を掛けずに情報処理回路の機能を拡張する
ための工夫が成されてきた。MCMや印刷回路基板上へ
の半導体チップの集約化はかかる工夫の例である。図1
2に示すバスシステムにおいては、情報処理装置を構成
するMCM9上に2つの半導体チップ30g,30hが
搭載されており、半導体チップ30g,30hは外部バ
ス1から分岐された分岐外部バス11と入出力回路31
e,31wを介してそれぞれ接続されている。半導体チ
ップ30g,30h上には図示しないバス変換器とキャ
ッシュコントローラの回路がそれぞれ形成されている。
そして、バス変換器43には入出力回路31gとI/O
バス80を介して入出力装置81a〜81dが接続さ
れ、キャッシュコントローラには入出力回路31xとキ
ャッシュバス82を介して二次キャッシュメモリ83が
接続されている。図13に示すバスシステムにおいて
は、印刷回路基板93上に基板バス12と2つの論理機
能LSI3j,3kが搭載され、基板バス12が外部バ
ス1とLSI構成された外部バッファ回路55′を介し
て接続され、LSI3j,3k上に形成されたバス変換
器とキャッシュコントローラの内部のシーケンサから出
力されたバス権要求信号BRQに応答して、バスアービ
タ2から出力されるバス使用許可信号BGRANTの有
無に応じて、SSI(Small scale Integrated Circuit
s )構成された選択回路54′からバス接続切換え信号
が出力され、基板バス12に接続された外部バッファ回
路55′が切り換え動作を行い、外部バス1と基板バス
12に接続されるバス変換器とキャッシュコントローラ
を通信接続または通信分離させている。
【0005】これらの演算処理等の各種機能を果たすL
SIを搭載した情報処理装置において、図11に示すバ
スシステムの場合は、外部バス1に接続されたLSI3
の入出力回路31aは、例えば、演算処理回路41がC
MOSを含む回路要素で形成されている場合には、LS
I3が接続される外部バス1に対して容量素子として振
る舞う。そのため、外部バス1に接続される図示しない
他のLSIまたは入出力装置から外部バス1に出力され
るデータはパルス信号の形で出力されるので、入出力回
路が多数になると、外部バス1に出力される高い周波数
のパルス信号が積分されてパルス波形が失われてしま
う。このように、外部バス1に接続される演算処理回路
の数を増やして機能の向上を図ろうとすると、演算処理
回路に接続される入出力回路の数も増えるから、そのた
めにバスシステムの動作周波数が制限される。さらに、
図11に示すような半導体チップを複数個組み合わせて
複合機能を有した情報処理回路を構成する場合には、L
SIの外枠の1辺とLSIに実装される半導体チップの
1辺の比は例えば、2〜6になる。そのため、複数の集
積回路が形成された複数の半導体チップを搭載並置され
て構成されるバスシステムにおいてはバス線の総延長は
長大になり、バスの動作周波数が一層制限される。一
方、バスに接続される磁気ディスク等の回転手段を有す
る情報保存読出装置や描画装置の数を増やして情報処理
装置の機能を拡張したい場合がある。上述の理由によ
り、動作周波数の低下を招かない範囲でバスに接続可能
な入出力装置(I/O)の数は限られるから、このよう
な場合にはCPUが接続されるプロセサバスにバス変換
器で構成されるバスブリッジを介してI/Oバスを接続
することにより機能の拡張が図られている。
【0006】図14は2つのCPU、大容量のメモリ、
ハードディスク駆動装置(HDD)等の装置が接続され
た複数のバスがバスブリッジを介して接続されたバスシ
ステム構成の従来例を示したものである。この従来例で
は図14に示すように、演算処理回路41と主メモリ装
置、キャッシュメモリおよび主メモリ制御回路から成る
主記憶装置49はプロセサバス10に接続され、さら
に、バスブリッジ3iを介してI/Oバス80hが接続
される。そして、I/Oバス80hには情報処理装置と
して必要な入出力回路として、フロッピーディスク等の
入出力回路を接続するためのバス変換器81l、HDD
入出力装置81o、グラフィックアダプタ81n、LA
Nアダプタ81mが接続される。ところで、1個当りの
HDD入出力装置が管理できるHDDの数は限られるか
ら、HDDの記憶容量の拡張を図る場合はI/Oバス8
0hに接続されるHDD入出力装置を増設して対応す
る。LANアダプタ等の接続においても同様である。し
かし、先に詳述したように、I/Oバス80hに接続可
能な入出力装置の数は動作周波数を確保するため制限さ
れるので、この従来例ではHDD入出力装置を増設する
ためのI/Oバス80iをバスブリッジ3jを介してI
/Oバス80hに接続して、入出力装置の増設を図って
いる。このように、I/Oバス80hの下位階層にI/
Oバス80iを設けることで、より多くのHDD入出力
装置81q〜81uの接続を可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図12に示すように、
MCM9へ半導体チップ30g,30hの集約を行って
動作周波数の改善を図る等の工夫が成されているが、こ
の場合でも、バスシステムの動作周波数の改善の度合い
は低い。また、MCM9に複数の半導体チップを集約す
ることで、バス線の総延長は短くできるが、バスはMC
M9内の分岐バス11と外側の外部バス1とで性質が異
なってしまう。即ち、容量負荷がMCM9の内部に引き
込まれた分岐バス11上に集中し、LSI内外のバス線
上を伝搬する信号の伝搬波形は容量負荷の反射波により
歪み、信号の伝搬遅延は大きくなる。この伝搬遅延の抑
制には電流駆動能力の高い大電力の入出力回路31e,
31wが必要となるが、LSIの消費電力も増大してし
まうため、電流駆動能力の高い入出力回路31e,31
wのMCM9への実装が困難となる。従って、この情報
処理装置においても同様に動作周波数が制限される。ま
た、上述のように入出力回路31e,31wが外部バス
1に対して容量素子として振る舞う場合には、MCM9
に複数の半導体チップを集約しても半導体チップ上に形
成される入出力回路の数は削減できないため、この点で
もバスシステムの動作周波数の改善効果が得られない。
さらに、MCM9内部の半導体チップ30g,30hが
故障した場合に、最悪の場合、故障した半導体チップ3
0g,30hによる外部バス1線上への誤データ出力は
避けられない。そのため、バスシステムに接続されたM
CMや他のLSIの半導体チップを破壊しかねない。
【0008】さらに、図13に示すように、印刷配線基
板93上に形成された外部バッファ回路55′を用いて
印刷回路基板93内の論理機能LSI3j,3kに接続
される基板バス12を外部バス1に接続、分離または方
向制御させるものにあっては、論理機能LSI3j,3
k、選択回路54′、外部バッファ回路55′はそれぞ
れ別々の半導体製造工程を経て製造されるため、不可避
的な不純物拡散量のばらつきにより、各々の集積回路中
を伝播するクロック信号の同期タイミングがばらついて
しまう。従って、このバスシステムが誤動作しないよう
するためには上記各々の集積回路のクロック信号の同期
タイミングの製造過程におけるばらつきを調べて統計的
な安全率を見込んだ動作周波数を設定しなければならな
い。かかる制約のために、プリント基板93上に搭載さ
れるLSIの実装密度を上げたところで、バスシステム
の動作周波数の改善の度合いは左程変わらないものにな
る。
【0009】また、図14に示すバスシステム構成にお
いて、CPU(演算処理回路)41がI/Oバス81i
に接続されたHDD入出力装置81q〜81uからの情
報読出を行おうとする時に、HDD入出力装置81q〜
81uはビジー(読出または書込み動作中)状態の時、
CPU1からの読出要求を拒否し、CPU1に対して読
出要求の時間を置いた再実行を要求する。CPU41が
I/Oバス80iに接続されたHDD入出力装置81q
〜81uから読出要求の再実行を要求されると、CPU
41は既に獲得していたI/Oバス80h,80iのバ
ス権を手放す。外の動作が並行して行われている場合に
は当該動作が優先して実行されるので、CPU41がバ
ス権を手放した後、HDD入出力装置81q〜81uに
対する読出要求の再実行を行うために再度バス権を獲得
するまでの時間間隔は増大し、CPU1の演算処理実行
性能を下げるばかりか、HDD入出力装置81q〜81
uのデータの取りこぼしや、割り込み信号の延着が発生
する。本発明は従来技術におけるかかる事情に鑑みて成
されたものであり、バスシステムの動作周波数を制限す
ること無く、能動的または受動的なデータ処理回路の数
を増やして機能の充実や拡張を図ることができる情報処
理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数のデータ処理回路の中、少なくとも2
つの回路はバスに接続される入出力回路を共有して、該
入出力回路を介して独立してバスにデータを入出力し、
前記バスに接続された他のデータ処理回路との間で互い
にデータを遣り取りするようにしたものである。さらに
好ましくは、入出力回路を共有する複数のデータ処理回
路は共通の半導体集積回路基板上に形成され、外部から
の選択入力信号により動作し、入出力回路と該入出力回
路を共有する複数のデータ処理回路を切り換え接続する
切換手段を具えたものである。
【0011】
【作用】バスに接続される入出力回路を共有する複数の
データ処理回路は前記入出力回路を介して独立してバス
にデータを入出力し、前記バスに接続された他のデータ
処理回路との間で互いにデータを遣り取りする。好まし
い手段においては、切換手段は外部からの選択入力信号
により動作し、入出力回路と該入出力回路を共有する複
数のデータ処理回路を切り換える。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は本
発明の第1の実施例の回路構成を示す構成図である。な
お、従来例と同一または同一と見做せる箇所には同一の
符号を付し、その重複する説明を省略する。また、アル
ファベットのみが異なる、あるいは、付加された符号は
その箇所が同一の機能を有していることを示す。同図に
おいて、32(a〜d)は出力回路、33(a〜d)は
入力回路、34(a〜d)はリージョンバッファ、42
は演算処理回路、51は選択器である。なお、BGRA
NT1,BGRANT2はバス使用許可信号、BREQ
1,BREQ2はバス権要求信号である。同図に示すよ
うに、本実施例では半導体チップ30aは互いに近接配
置されると共に各々独立に動作する演算処理回路41,
42が形成されている。演算処理動作を行う演算処理回
路41,42はそれぞれシーケンサ36a,36b、A
LUやレジスタから成るCPUコア35a,35bおよ
び一次キャッシュメモリ38a,38bで構成されてい
る。LSI3の内部では、外部バス1側の入出力回路3
1aは左右に並設された演算処理回路41,42により
共有されている。入出力回路31aの入力回路33aか
ら入力されたプログラムの命令やデータは、左右に並設
された演算処理回路41,42の各々のCPUコア35
a,35bに送られる。CPUコア35a,35bでは
受け取ったプログラムの命令やデータを判別し、それら
がCPUコア35a,35b自身が読み出したものであ
った場合は取り込み、一次キャッシュメモリ38a,3
8bのコヒーレンシ(主メモリと一次キャッシュメモリ
の整合性を取る制御)の情報であった場合は一次キャッ
シュメモリ38a,38bに存在する古いデータと入れ
替える。
【0013】CPUコア35a,35bが外部バス1を
介して接続された入出力装置や主記憶装置にデータの読
み書きを行う時、読み書きを行う側の演算処理回路4
1,42内のシーケンサ36a,36bがバス権要求信
号BREQ1,BREQ2をバスアービタ2aに出力
し、バス使用許可信号BGRANT1,BGRANT2
を待つ。バスアービタ2aからバス使用許可信号BGR
ANT1,BGRANT2を受け取る時、バス使用許可
信号BGRANT1,BGRANT2はシーケンサ36
a,36bの外に選択器51にも入力される。選択器5
1では左右の演算処理回路41,42の各々のバス使用
許可信号BGRANT1,BGRANT2を監視してお
り、バス使用許可信号BGRANT1,BGRANT2
が先着した側の演算処理回路(41,42)と、外部バ
ス1側の入出力回路31aの出力回路32aとの接続を
行う。バス使用許可信号が先着した側の演算処理回路
(41,42)は出力回路32aと接続され次第、デー
タの存在場所を示すアドレスデータを書き込むべきデー
タがあれば、そのデータと共に外部バス1に出力し、外
部バス1を介して接続された入出力装置や主記憶装置へ
の読み書きを行う。なお、図1ではCPUコア35a,
35bから入出力回路31aへ、あるいは、一次キャッ
シュメモリ38a,38bへのデータ転送経路を1本の
線で示しているが、多バイトの束線であっても良い。
【0014】本実施例においては、1つの半導体チップ
30a上に2個形成される演算処理回路41,42は、
それぞれがシーケンサ36a,36bを内蔵しており、
かつ、互いに独立に機能する。同一半導体チップ30a
上の演算処理回路41,42間のデータ転送も外部バス
1を介した他のLSIに搭載された半導体チップの処理
回路へのデータ転送と同様に、演算処理回路(41,4
2)の一方から入出力回路31a中の出力回路32aを
介して外部バス1上にデータが出力される。データの外
部バス1上への出力と同時に、入出力回路31a中の入
力回路33aは外部バス1に出力されたデータを取り込
み、半導体チップ30aに搭載された演算処理回路(4
1,42)にデータを割り付ける。演算処理回路(4
1,42)は割り付けられたデータについて、外部バス
1に接続される他のLSIに搭載された半導体チップの
処理回路と同様に、転送先の判別を行い、判別結果に従
ってデータの転送を行う。このように、本実施例の基本
的動作は従来のLSIを搭載したバスシステムと同様で
あるから、従来のLSIの演算処理回路をそのままLS
I3a上に載せ変える、即ち、従来のLSIのフォトマ
スクを複写するだけで本実施例を殆ど実現することがで
き、LSIの回路設計に要する時間と費用を大幅に削減
できる。また、本実施例では2つの演算処理回路41,
42が半導体チップ30a上に形成された例を示した
が、もちろん、もっと多くの演算処理回路が形成されて
いても良い。
【0015】また、演算処理回路41,42毎に独立に
動作するので、演算処理回路41,42の故障時には、
選択器51が当該演算処理回路(41,42)のバス使
用許可信号BGRANTの受信を否認し、当該演算処理
回路(41,42)を外部バス1から切離す。これによ
り、同一もしくは他のLSIに搭載された半導体チップ
上の正常に動作している他の回路への影響を回避するこ
とができる。上述のように、本実施例では2つの演算処
理回路41,42に対してデータの入出力処理を行う入
出力回路31aは共通であるから、演算処理回路41,
42がCMOSで形成されていた場合に、外部バス1に
対する入出力回路31aの容量寄与を半減させることが
できるから、その分だけ外部バス1の動作周波数を高め
ることができる。半導体チップ上に形成される回路は演
算処理回路に限らず、他の機能を有した情報処理回路に
対しても同様に適用できる。図2は本発明の第2の実施
例の回路構成を示す構成図である。なお、第1の実施例
と同一または同一と見做せる箇所には同一の符号を付
し、その重複する説明を省略する。また、アルファベッ
トのみが異なる符号は同一機能の回路を表す。以下の実
施例の説明においても同様とする。同図において、37
(a,b)はデータバッファ、39はキャッシュコント
ローラ、43はバス変換器、44はキャッシュ制御回
路、52は選択器、80aはI/Oバス、81(a〜
d)はI/Oアダプタを具えた入出力装置、82は二次
キャッシュバス、83は二次キャッシュメモリである。
【0016】本実施例では、LSI3bは外部バス1と
入出力(I/O)バス80aを接続するバス変換器43
と、二次キャッシュメモリ83を外部バス1に接続する
キャッシュ制御回路44を搭載している。バス変換器4
3では外部バス1からI/Oバス80aを介した入出力
装置81への通信接続を行っている。バス変換器43に
ついて外部バス1側からI/Oバス80aへのデータの
流れを説明すると、データは外部バス1側の入出力回路
31eの入力回路33eからリージョンバッファ34f
を介してデータバッファ37bに蓄えられる。データバ
ッファ37bでは、蓄えられたデータがI/Oバス80
aに接続された何の入出力装置81a〜dへ転送される
データかを判断し、転送先が決まれば、リージョンバッ
ファ34gを介してI/Oバス80a側の入出力回路3
1gの出力バッファ32gからデータバッファ37bの
出力データとしてI/Oバス80aへ出力される。入出
力装置81(a〜d)から外部バス1へのデータの流れ
も、同様にして入出力装置81(a〜d)から出力され
たデータがI/Oバス80aから外部バス1へ転送され
る。I/Oバス80aから外部バス1へデータが転送さ
れる際には、データバッファ37aにデータが蓄えられ
た時、シーケンサ36cがバスアービタ2bに対してバ
ス権要求信号BREQ3を出力する。バスアービタ2b
ではデータの判定が行われ、外部バス1へデータの転送
が可能ならばバス使用許可信号BGRANT3を出力す
る。選択器52はバス使用許可信号BGRANT3を受
信すると、出力回路33eに対する接続先をバス変換器
43側に切り換える。シーケンサ36cはバスアービタ
2bからバス使用許可信号BGRANT3を受け取る
と、データバッファ37aに蓄えられたデータを出力回
路33eを介して外部バス1に出力する。
【0017】キャッシュ制御回路44は外部バス1に接
続された主記憶装置に対するデータの読み取りや書き込
み転送と、リージョンバッファ34hを介して二次キャ
ッシュメモリ83のコヒーレンシ転送データの取り込み
を行う。キャッシュコントローラ39はコヒーレンシ転
送の指令データを受信すると、書き込みデータと同じア
ドレスのデータが二次キャッシュメモリ83に記憶され
ていれば、そのデータの更新を行う。一方、二次キャッ
シュメモリ83からのデータの読み出し時には、転送さ
れたアドレスのデータが二次キャッシュメモリ83に記
憶されていれば、二次キャッシュメモリ83に記憶され
たデータを読み出す。同時に、シーケンサ36dはバス
アービタ2bにバス権要求信号BREQ4を出力する。
二次キャッシュメモリ83からデータが読み出され、バ
スアービタ2bからのバス使用許可信号BGRANT4
が出力されると、選択器52はキャッシュコントローラ
39とリージョンバッファ34gを通信接続し、二次キ
ャッシュメモリ83から読み出されたデータの外部バス
1への出力が開始される。このように、バス変換器43
およびキャッシュ制御回路44のシーケンサ36c,3
6dは互いに独立に動作しているので、バス変換器43
が外部バス1からデータを取り込んでI/Oバス80a
へ出力する一方、キャッシュ制御回路44が二次キャッ
シュメモリ83のデータを読み出す動作が独立してでき
るようになっている。
【0018】次に、本発明の第1および第2の実施例に
係るLSI3a,3bと共に主記憶装置や描画装置等の
各種周辺装置が接続されたバスシステムで構成された情
報処理装置を成す本発明の第3の実施例を説明する。図
3および図4は本発明の第3の実施例である情報処理装
置の構成と動作をそれぞれ示す構成図およびタイミング
チャートである。図3において、45,46はバス変換
器、47は主メモリ制御回路、84は主メモリバス、8
5は主メモリ装置、86は描画装置、87は画像音声入
力装置、88はローカルエリアネットワーク(LAN)
である。本実施例のバスシステムには外部バス1上に図
3で上から順に、本発明の第1の実施例で説明したCP
Uコア35a,35bを搭載したLSI3a、バス変換
器46と主メモリ制御回路47を包含したLSI3c、
従来のバス変換器45を搭載したLSI3d、本発明の
第2の実施例で説明したバス変換器43とキャッシュ制
御回路44を包含したLSI3bが接続されている。バ
ス変換器43とキャッシュ制御回路44の外部バス1と
反対側にはI/Oバス80aを介してI/Oアダプタを
具えた入出力装置81(a〜d)と、キャッシュバス8
2を介して二次キャッシュメモリ83がそれぞれ接続さ
れる。同様に、バス変換器46とメモリコントローラ4
7を包含したLSI3cにはバス変換器46の外部バス
1と反対側にI/Oバス80bを介してI/Oアダプタ
を具えた入出力装置81(e〜h)と、主メモリ制御回
路47の外部バス1と反対側に主メモリバス84を介し
て主メモリ装置85が接続されている。また、バス変換
器45の外部バス1と反対側にはI/Oバス80cを介
してI/Oアダプタを具えた入出力装置81(i〜k)
が接続される。さらに、I/Oバス80bにはスピーカ
ーを具えた描画処理装置86、画像音声入力装置87お
よびLAN88が接続されている。I/Oバス80a,
80cにはファイル入出力装置であるハードディスク駆
動装置(HDD)が接続可能となっているが、光磁気デ
ィスクやデジタルオーディオテープ(DAT)、8mmV
TRと云ったテープ媒体記憶装置も接続可能である。ま
た、I/Oバス80bはインターロック(応答確認)転
送方式の同期バスであり、I/Oバス80a,80cは
外部バス1とスプリット(要求応答分離)転送方式の同
期バスとなっている。
【0019】図4は本実施例の動作の具体例として、L
SI3a上の演算処理回路41,42からLSI3c上
のバス変換器46と主メモリ制御回路47およびLSI
3d上の従来のバス変換器45を介してのデータの読み
出しのタイミングを示したものである。まず、第1の実
施例の説明で述べた要領で、演算処理回路41からアド
レスデータDA1が外部バス1に出力され、外部バス1お
よびバス変換器46を介してI/Oバス80bに転送さ
れる。この時、LSI3c上のバス変換器46はI/O
バス80bに接続された入出力装置81(e〜h)と応
答確認し、アドレスデータDA1が特定の入出力装置81
(e〜h)に関係するか否かを判断する。関係している
と判断した時はアドレスデータDA1に対応するデータD
1を特定の入出力装置81(e〜h)から読み出す。I
/Oバス80bに接続された特定の入出力装置81(e
〜h)に接続された周辺装置のアドレスA1から読み出さ
れたデータD1がバス変換器46に到達すると、バス権
要求信号BREQをLSI3c上に設けられたバスアー
ビタに出力し、バス使用許可信号BGRANTを受信す
るとデータD1を外部バス1を介して演算処理回路41
に転送する。なお、外部バス1はスプリット転送方式の
同期バスとなっているので、アドレスデータDA1が外部
バス1上に出力されるまでの間、外部バス1は開放され
ている。主メモリ制御回路47、LSI3d上のバス変
換器45およびLSI3b上のバス変換器43とキャッ
シュ制御回路44はアドレスデータDA1がそれぞれの外
部バス1と反対側に接続されたバスを介して接続された
入出力装置に関係していないと判断するので、アドレス
データDA1を無視する。
【0020】次に、他方の演算処理回路42から従来の
バス変換器45に関係したアドレスデータDA2が外部バ
ス1上に出力されると、アドレスデータDA2は同様にし
てLSI3d上の従来のバス変換器45を介してI/O
バス80cに転送される。I/Oバス80cはスプリッ
ト転送方式で動作しており、従来のバス変換器45はア
ドレスデータDA2を出力した後、I/Oバス80cを開
放する。アドレスデータDA2に応答して入出力装置81
(i〜l)からデータD2が読み出され、I/Oバス8
0cおよびバス変換器45を介して外部バス1上に出力
される。そして、このデータD2は入出力回路31aを
介して演算処理回路42に取り込まれる。なお、図4に
示す例では、I/Oバス80cにおいてはアドレスデー
タDA2とデータD2の間に他の転送データは存在してい
ない。データD1が外部バス1上に出力されるまでの間
に、先のアドレスデータDA2の出力に続いて、演算処理
回路41から外部バス1上に主メモリ制御回路47に関
係したアドレスデータDA3が出力され、LSI3c上の
主メモリ制御回路47を介して主メモリバス84に転送
される。I/Oバス80bはスプリット転送方式で動作
しており、主メモリバス84上にアドレスデータDA3が
出力された後、データD3が出力されるまで主メモリバ
ス84は開放されている。LSI3c上のバス変換器4
6と主メモリ制御回路47はLSI3c上に設けられた
上述のアービタと選択器の働きにより独立して動作する
ので、主メモリバス84でのデータの転送にI/Oバス
80b側のバス変換器46は影響を及ぼさない。データ
D1,2と同様にして、データD3−1〜4が主メモリ
バス84および主メモリ制御回路47を経て順次、演算
処理回路41に転送される。このように、LSI3bに
搭載されたバス変換器43とキャッシュ制御回路44、
LSI3cに搭載されたバス変換器46と主メモリ制御
回路47およびLSI3aに搭載された演算処理回路4
1,42を包含したバスシステムは、LSI3dに搭載
された従来のバス変換器45と共存可能であり、従来の
バス変換器と同様に動作することが分かる。つまり、本
発明に係るバスシステムのデータ処理回路は従来のバス
システムのデータ処理回路と任意互換性を有している。
例えば、複数のCPUコア35a,35bを搭載するL
SI3aを従来のCPUを搭載するLSIと交換するこ
とで単一のCPU構成にもできれば、LSI3aのCP
Uコアの数を増やしたLSIに交換することで演算処理
性能を向上させることもできる。
【0021】次に、LSI上に4つの半導体チップを搭
載して成る最小構成の情報処理装置を実現した本発明の
第4の実施例を説明する。図5は本発明の第4の実施例
に係るバスシステム構成を示したものである。同図にお
いて、39は通信インタフェース回路、53は選択器、
91は外部バスコネクタ、92は外部バス負荷容量であ
る。同図に示すように、LSI3eには演算処理回路4
1、バス変換器43、主メモリ制御回路47、通信アダ
プタ48、選択器53および入出力回路31(q〜u)
からなる半導体チップ30eが搭載されている。演算処
理回路41、バス変換器43、主メモリ制御回路47、
通信アダプタ48はバス権要求信号BREQ5,BRE
Q6,BREQ7,BREQ8とバス使用許可信号BG
RANT5,BGRANT6,BGRANT7,BGR
ANT8を入出力回路31(q〜t)を介してバスアー
ビタ2eまたは外部バス1に出力している。バスシステ
ム構成を説明すると、バス変換器43の下位側にはI/
Oバス80aおよび入出力装置81c,81dを介し
て、描画装置86、画像音声入力装置87が接続されて
いる。主メモリ制御回路47の下位側には主メモリバス
84を介して主メモリ装置85が接続され、通信アダプ
タ48の下位側には通信インタフェース回路39を介し
てLAN88cが接続されている。外部バス1にはLS
I3eの外に、外部バスコネクタ91と外部バス負荷容
量92が接続されている。なお、半導体チップ30e上
にバス変換器43と通信アダプタ48を実装する際には
回路配置をフォトマスク上で左右反転させることによ
り、バス権要求信号BREQ7,BREQ8とバス使用
許可信号BGRANT7,BGRANT8が導かれる配
線の配線長が短くなるようにしている。
【0022】外部バスコネクタ91には他の情報処理装
置が接続されるようになっていて、接続される情報処理
機器の数を増大できると共に、他の情報処理装置が接続
されることにより、バスシステムの情報処理能力を向上
できるようになっている。また、本実施例においては外
部バス負荷容量92はLSI3eが実装される印刷回路
基板の印刷配線により容量形成されているが、これによ
り負荷容量の調整が行われる。外部バスコネクタ91に
他の情報処理装置が接続されない場合には、即ち、最小
のバスシステム構成においては外部バス負荷容量92が
LSI3eの唯一の駆動すべき負荷となる。この最小の
バスシステム構成において、LSI3e上の演算処理回
路41は入出力回路31qを介して外部バス1を駆動す
ることでデータを出力し、外部バス1上の信号を出力し
た論理レベルに確定する。この信号は駆動した入出力回
路31qを介して一旦、外部バス1上に出力され、再度
入出力回路31qを介してバス変換器43、主メモリ制
御回路47および通信アダプタ48に入力される。外部
バス1で確定された信号がアドレス信号であり、バス変
換器43、主メモリ制御回路47、通信アダプタ48の
何れか、あるいは、I/Oバス80aに接続された入出
力装置81a〜81dに該当するアドレスがあれば、こ
れらの回路中の該当する回路が動作し、演算処理回路4
1とデータの交換を行う。なお、上述の動作は外部バス
1上に他のLSIが接続された場合も同様であり、外部
バスコネクタ91に他の情報処理装置が接続された場合
には、他の情報処理装置のLSIとの間でもデータ転送
が行われる。
【0023】次に、第1の実施例および第4の実施例に
用いられた2つのLSIa,fを搭載し、バスシステム
の構成に自由度を持たせた本発明の第5の実施例を説明
する。図6は本発明の第5の実施例に係る情報処理装置
の構成を示す構成図、図7はこの情報処理装置の組上が
りを示す斜視図である。これらの図において、96はス
ピーカー、89は座標入力器、90は制御卓、91a〜
91cはコネクタ、93,93a,93bは印刷回路基
板、94a〜94fはソケットである。図7に示すよう
に、本実施例の情報処理装置は3つの印刷回路基板9
3,93a,93bで組み立てられており、外部バス1
がこれらの間を接続している。印刷回路基板93a上に
は第1の実施例のCPU機能を具えた演算処理回路4
1,42Uを搭載するLSI3aがソケット94aを介
して組み込まれ、印刷回路基板93b上には第4の実施
例のバス変換器43、主メモリ制御回路47、通信アダ
プタ48を搭載したLSI3fと、主メモリ装置85が
それぞれソケット94b,94cを介して組み込まれて
いる。外部バスコネクタ91、バスアービタ2e、入出
力装置81(a〜c)が取り付けられた印刷回路基板9
3に上述の各印刷回路基板93a,93bを組み込んで
印刷回路基板93上の外部バス1に接続すると共に、印
刷回路基板93b上のコネクタ91bと印刷回路基板9
3上のコネクタ91cをI/Oバス80aで接続するこ
とにより、本実施例の情報処理装置が組み上がる。ま
た、バス変換器43、主メモリ制御回路47、通信アダ
プタ48を搭載したLSI3fにおいて、搭載される回
路の機能を適宜選択することによって、印刷回路基板9
3bに組み込まれるLSIの機能を変更でき、情報処理
装置の構成に自由度を持たせることができる。
【0024】本実施例においては入出力装置81(a〜
c)に描画装置86、画像音声入力装置87、座標入力
装置89、制御卓90、スピーカー96が接続されてい
る。なお、印刷回路基板93a,93bを印刷回路基板
93上に固設せずに、例えば、ICカード(PCMCI
A)のようにコネクタを介して印刷回路基板93に挿抜
可能な形態として、必要に応じて主演算装置との間でデ
ータの遣り取りを行えるようにしても良い。座標入力装
置89としてはマウス、感圧式の表示板やペン入力装置
を用いることができ、制御卓90としてはキーボード、
遠赤外線発光ダイオード等の光デバイスや電磁波を用い
た無線式若しくは有線式の遠隔操作装置(リモコン)を
用いることができる。LAN88は通常のコンピュータ
の間のデータ転送手段としての狭域通信網の機能を有す
ると共に、CATV(ケーブルテレビジョン)の動画や
音声情報の伝送手段としても機能している。
【0025】次に、多くのHDDやLAN、描画装置等
を接続して情報処理能力を大幅に拡張できるようにした
バスシステムで構成された本発明の第6の実施例を説明
する。図8は本発明の第6の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、3g,3hは高い動作周波
数で駆動されるプロセサバス10とI/Oバス80d,
80eおよびI/Oバス80eとI/Oバス80f,8
0gをそれぞれ通信接続する2つのバス変換器を具えた
LSIから成るバスブリッジ、41a,41bは2つの
CPU、81v〜81xはHDD入出力装置、91e〜
91hはコネクタである。なお、本実施例ではプロセサ
バス10に接続されるCPU41a,41bは個別の2
個のCPUから成るマルチCPU構成を取っているが、
CPUの数は1個でも3個以上でも構わないし、CPU
41a,41bの代わりに本発明の第1の実施例に示し
たような半導体チップ上に2個のCPUが形成されたマ
ルチCPU構成としても良い。さらに、バスブリッジ3
gはプロセサバス10とI/Oバス80d,80eの間
を通信接続するように構成されているが、主メモリ制御
回路をバスブリッジ3gの内部に取り込んで4叉路構成
としても良い。
【0026】本実施例ではI/Oバス80dは業界の標
準的なバスシステムとなっているSCSIバスで構成さ
れている。I/Oバス80dに対してHDD入出力装置
81o,81pと標準バス変換器81lが接続されてお
り、さらに、コネクタ91d,91eを介してLANア
ダプタ81mやグラフィックアダプタ81nが選択自在
に接続できるようになっている。標準バス変換器81l
には配下に標準バスを介して標準バス用の入出力装置が
接続可能である。I/Oバス80dは所謂、マザーボー
ド(親基板)と呼ばれる印刷回路基板上に布線され、こ
の印刷回路基板上に取り付けられた雌型コネクタに接続
される。一方、コネクタ91d,91eを介して接続さ
れるLANアダプタ81mやグラフィックアダプタ81
nは所謂、ドータカード(子基板)と呼ばれる、一端に
雄型コネクタが形成された個別の印刷回路基板上に搭載
される。各アダプタ81m,81nからの配線はこの子
基板上で雄型コネクタに接続される。各アダプタ81
m,81nを搭載した子基板が親基板に対してコネクタ
91d,91eを介して連結されることで各アダプタ8
1m,81nとI/Oバス80dとが電気的に接続され
る。SCSIバスはHDDが接続される標準的なバスシ
ステムなので、HDDをI/Oバス80dへ直付けした
構成とすることもできる。なお、本実施例では、I/O
バス80dはSCSIバスとしたが、他の業界標準であ
るIDE方式を採用しても同様のバスシステムを構築で
きる。また、LANアダプタ81mや標準バス変換器8
1lには配下に一本のバスが接続されるようになってい
るが、前述の実施例で述べたLSIの構成を採用すれば
配下に接続されるバスは1本に限らず、複数本とするこ
とができる。
【0027】I/Oバス80eはI/Oバス80dと同
様に構成されているが、I/Oバス80eに接続される
HDD入出力装置81q,81rおよびバスブリッジ3
hは全てコネクタ91f〜91hを介して接続される構
成を採用している。このように、I/Oバス80eに接
続される入出力装置は全てコネクタ91f〜91hを介
して接続されるようになっているので、任意の入出力装
置を選択して接続できる利便性と様々な用途の入出力装
置を接続して情報処理装置の機能の拡張を図る拡張性の
高いシステム構成となっている。また、子基板に搭載さ
れる入出力装置は全てコネクタ91f〜91hを介して
I/Oバス80eに接続されるので、I/Oバス80e
に寄生する負荷容量が大きくなってしまう。このため、
前述のように、動作周波数による制限から本実施例では
I/Oバス80eの入出力装置の接続数が3つに限られ
ている。
【0028】プロセサバス1にバスブリッジ3gを介し
て接続されるI/Oバス80dとI/Oバス80eはプ
ロセサバス1から見たデータ転送のレイテンシー(遅延
度)では同一階層となり、この同一階層のI/Oバス8
0d,80eに4つのHDD入出力装置81o〜81r
とLANアダプタ81m、標準バス変換器81lやグラ
フィックアダプタ81nが接続される。このように、プ
ロセサバス1から見た同一階層のI/Oバス当たりの入
出力装置の接続数を従来例に較べて増やすことができ
る。これにより、動作周波数を低下させずに所定数で多
数の入出力装置が接続されたバスシステムを構築する場
合に、最上位のバスに接続された入出力装置から最下位
にあるバスに接続された入出力装置転送されるデータの
遅延度を低減できる。
【0029】図8に示すように、バスブリッジ3g,3
h,…によりプロセサバス1に接続されるI/Oバス8
0d,80e,80f,80g,…を次々に分岐接続し
た階層構造にすることで、動作周波数の低下を招かない
範囲でプロセサバス1に接続できるI/Oバスの本数、
従って、接続できる入出力装置の数を2の階乗の規模で
増やすことができるコンピュータシステムを実現してい
る。もちろん、バスブリッジに分岐接続されるI/Oバ
スの本数を増やせば、さらに大規模に接続できる入出力
装置の数を増加させることができる。例えば、バスブリ
ッジ3hが搭載された子基板をI/Oバス80eのコネ
クタ91fに実装接続することにより、コネクタ91f
を介してI/Oバス80eに接続される入出力装置の数
を変えずに、I/Oバス80eの配下に接続されるI/
Oバス80f,80gの数を2本に増やすことができ
る。本実施例ではI/Oバス80eとI/Oバス80
f,80gはその信号線、動作周波数やバスプロトコル
が同一のもので構成されていて、CPU41a,41b
はI/Oバス80f,80gに接続されるHDD入出力
装置81s〜81xとI/Oバス80eに接続されるH
DD入出力装置81q,81rを同等のものとして扱う
ことができる。I/Oバス80f,80gに接続される
入出力装置は本実施例のように、データ転送速度の優先
度が低い、あるいはそれが問題にならない、データ記録
用のHDD、デジタルオーディオテープ(DAT)等の
大容量のストレージ(データ保存用)I/Oを接続する
ようにすれば、本発明における分岐接続可能なバスブリ
ッジによる階層構成の接続可能な入出力装置の数の大規
模化という利点のみを享受することができる。
【0030】図9はバスブリッジ3gの内部構成の概略
を示す構成図である。同図に示すように、LSI3gは
プロセサバス10とI/Oバス80dを接続するバス変
換器43aと、プロセサバス10とI/Oバス80eを
接続するバス変換器43bを搭載している。バス変換器
43a,43bは共通のフォトマスクを用いた周知の写
真食刻法により同一の回路が形成される。そして、第2
の実施例と同様に、バス変換器43a,43bのシーケ
ンサ36c,36dは互いに独立に動作しているので、
バス変換器43aがプロセサバス10からデータを取り
込んでI/Oバス80dへ出力する一方で、バス変換器
43bがI/Oバス80eに接続されたHDD入出力装
置81q,81rからデータを読み出してプロセサバス
10に出力する動作が独立してできるようになってい
る。本実施例では、プロセサバス10とバスブリッジ3
gで接続されるI/Oバス80dはプロセサバス10と
同じ周波数で、I/Oバス80eはプロセサバス10の
動作周波数の1/2の周波数で動作している。I/Oバ
ス80dがプロセサバス10と同じ周波数で動作するこ
とから、I/Oバス80dにはLANアダプタ81mや
グラフィックアダプタ81nのような高速の転送速度が
要求されをする入出力装置が接続されている。
【0031】このように、本実施例ではプロセサバス1
0とI/Oバス80eの動作周波数が異なっているの
で、バス変換器43a,43bのリージョンバッファ3
4e,34f,34i,34jとシーケンサ36c,3
6dとリージョンバッファ34g,34hはプロセサバ
ス10と同一の周波数で動作し、I/Oバス80dも同
様に同一の周波数で動作する。一方、バス変換器43b
のリージョンバッファ34k,34lはI/Oバス80
eと同一の周波数で動作する。なお、プロセサバス10
とI/Oバス80d,80eの動作周波数は全て同一で
あっても、異なっていても構わない。一般に、プロセサ
バス10とI/Oバス80d,80eの動作周波数が異
なる場合には、プロセサバス10とI/Oバス80dの
動作周波数の差はデータバッファ37a,37bでの同
期化により吸収され、プロセサバス10とI/Oバス8
0eの動作周波数の差はデータバッファ37c,37d
での同期化により吸収されるが、本実施例のように、プ
ロセサバス10とI/Oバス80d,80eの動作周波
数比を整数比に設定することにより、バス変換器43
a,43bのデータバッファ37a〜37dでの同期化
を省略あるいは簡略化することができる。
【0032】次に、バスブリッジ3gの動作について説
明する。バス変換器43aはI/Oバス80dから受信
したデータをデータバッファ37aに蓄える。データが
蓄えられると、シーケンサ36cはバスアービタ2gに
対してバス権要求信号BRQ10を出力する。バスアー
ビタ2gはプロセサバス10へのデータ転送の可不可の
バス権の判定を行い、データ転送が可能ならばバス使用
許可信号BGRANT10を出力する。選択器52はバ
ス使用許可信号BGRANT10を受信すると、出力回
路32eに対する接続先をバス変換器43a側に切り換
える。シーケンサ36cはバスアービタ2gからバス使
用許可信号BGRANT10を受け取ると、データバッ
ファ37aに蓄えられたデータを出力回路32eを介し
てプロセサバス10に出力する。ここでは、I/Oバス
80dからI/Oバス80eへのデータ転送が行われる
場合について説明する。プロセサバス10に出力された
データはプロセサバス10側の入出力回路31eの入力
回路33eからリージョンバッファ34jを介してデー
タバッファ37dに蓄えられる。データバッファ37d
は蓄えられたデータがI/Oバス80eに接続された何
のHDD入出力装置81q,81rまたはバスブリッジ
3hへ転送されるデータかを判断し、転送先が決まれ
ば、データバッファ37dの出力データとして、リージ
ョンバッファ34lを介してI/Oバス80e側の入出
力回路31gの出力バッファ32iからI/Oバス80
eへ出力させる。
【0033】上述の実施例においては、外部バス1ある
いはプロセサバス10に対するデータ転送の可否を判定
する機能を具えていない演算処理回路41〜43が形成
されたLSI3(a〜g)を用いたバスシステム構成と
なっていたが、内部にデータ転送の可否を判定する機能
を具えた演算処理回路が形成されたLSIを用いたバス
システム構成とすることもできる。以下に、かかるバス
システム構成とした本発明の第7の実施例について説明
する。図10は本発明の第7の実施例に係るバスブリッ
ジ3iの内部構成の概略を示す構成図である。同図にお
いて、21a,21bはバス変換器43c,43dのデ
ータバッファ37a,37cから出力される転送データ
の調停を行うアービトレイトシーケンサ、50はデータ
バッファ37a,37cから出力される転送データを一
時的に格納するデータ退避バッファ、54,55は選択
器、56は選択器54,55の切替え動作を制御してデ
ータバッファ37a,37cからの転送データの出力先
を決定するバスアービトレーション監視回路である。な
お、図中、アービトレイトシーケンサ21aと下位のI
/Oバス80eとの間で遣り取りされるバス権要求信号
BRQaとバス権許可信号BGRNTaの信号線は簡便
のため1本の線で示しているが、実際は入出力装置81
l〜81p毎に結ばれる個別の信号線となっている。ま
た、バス権要求信号BRQa及びバス権許可信号BGR
NTaの信号線を多ビットの信号線とし、各々の信号の
ビットパターンの形状からバス権の要求元、バス権の付
与先が何れのバス変換器43c,43d、入出力装置8
1l〜81pであるかを認識する構成にすることもでき
る。
【0034】本実施例では、LSI3iが搭載するバス
変換器43c,43dはその内部にそれぞれアービトレ
イトシーケンサ21a,21bを具えており、アービト
レイトシーケンサ21a,21bはそれぞれ上位のプロ
セサバス10と下位のI/Oバス80e,80dのバス
の使用権利(バス権)の調停を行う。具体的には、上位
のプロセサバス10に接続されたCPU41から出力さ
れたバス権要求信号BRQ11が入力すると、アービト
レイトシーケンサ21a,21bはそれぞれ下位のI/
Oバス80e,80dへのデータ転送の可否を判定し
て、データ転送が可能ならばバス使用許可信号BGRN
T11を出力してCPU41にバス権を与える。本実施
例では上述のように、バス変換器43c,43dは内部
にアービトレイトシーケンサ21a,21bを具えてい
るから、LSIgが単体でプロセサバス10に実装され
ても動作する論理回路であり、バス権要求信号REQ
s,REQa,REQb、バス使用許可信号GRNT
s,GRNTa,GRNTbの信号線はバス変換器43
c,43dが本来具備するアービトレーション信号の端
子に接続されている。従って、バス変換器43c,43
dに新たな信号線を付加する必要がないという利点があ
る。バス変換器43cの下位のI/Oバス80eに接続
される標準バス変換器81l、LANアダプタ81m、
グラフィックアダプタ81n、HDD入出力装置81
o,81pについても同様に、これらの入出力装置81
l〜81pからバス権要求信号BRQaが入力すると、
アービトレイトシーケンサ21aは上位のプロセサバス
10へのデータ転送の可否を判定して、データ転送が可
能ならばバス権許可信号BGRNTaを出力して入出力
装置81l〜81pにバス権を与える。バス変換器43
dのアービトレイトシーケンサ21bの下位のI/Oバ
ス80eの入出力装置3h,81q,81rとの間のバ
ス権の調停の具体的な動作はバス変換器43cのアービ
トレイトシーケンサ21a動作と同様である。
【0035】バスアービトレーション監視回路56はバ
ス変換器43c,43dのアービトレイトシーケンサ2
1a,21bの出力信号であるバス使用許可信号BGR
NT11を監視し、アービトレイトシーケンサ21a,
21bの出力信号が一致した場合のみCPU41へのバ
ス使用許可信号BGRNT11の出力を許可し、プロセ
サバス10のバス権を調停する2つのアービトレイトシ
ーケンサ21a,21bが存在することによるプロセサ
バス10のバスマスタが複数発生することを防止してい
る。また、バスアービトレーション監視回路56はアー
ビトレイトシーケンサ21a,21bへ入力されるバス
権要求信号BRQ11を監視していて、例えば、CPU
41からバス権要求信号BRQ11が出力された時に、
バス変換器43c,43dの何れか、もしくはバス変換
器43c,43dが同時にプロセサバス10のバス権を
獲得した場合には、アービトレイトシーケンサ21a,
21bでバス権が調停されたにも関わらず、バス使用許
可信号BGRNT11を出力させない。バスアービトレ
ーション監視回路56がこの状態を検知すると制御線C
NTに制御信号を出力して、選択器56,57およびデ
ータ退避バッファ58の切替え動作および記憶動作それ
ぞれを制御する。即ち、バス変換器43c,43dが同
時にプロセサバス10のバス権を獲得した場合は、バス
アービトレーション監視回路56は選択器56,57を
切替えさせてバス変換器43c,43dの一方のデータ
のみをプロセサバス10へ出力させ、他方のデータはデ
ータ退避バッファ58に格納させると共に、バス変換器
43c,43dのアービトレイトシーケンサ21a,2
1bにバス権要求信号REQsを出力し、プロセサバス
10のバス権を要求させる。データバッファ37a,3
7dからのプロセサバス10への一方のデータ転送が終
了し、バス使用許可信号GRNTsが出力されてバス変
換器43c,43dの他方がプロセサバス10のバス権
を獲得した時点で、バスアービトレーション監視回路5
6は先程データを格納させたデータ退避バッファ58か
らプロセサバス10へのデータを出力させ、一連のデー
タ転送を終了させる。
【0036】バス変換器43c,43dのアービトレイ
トシーケンサ21a,21bはそれぞれの下位のI/O
バス80e,80dのシステム構成情報を保持してい
る。そこで、例えば、CPU41がI/Oバス80eに
接続されたHDD入出力装置81qに対して、I/Oバ
ス80dの配下のLANアダプタ81mに接続されるL
ANへのデータ転送を命令する場合を考える。I/Oバ
ス80eのHDD入出力装置81qが転送データを準備
してバス変換器43dに転送すると、バス変換器43d
のアービトレイトシーケンサ21bは転送データから転
送先を判別し、バス変換器43cのアービトレイトシー
ケンサ21aに対してバス権要求信号REQbを出力し
てバス権を要求する。バス変換器43cのアービトレイ
トシーケンサ21aからバス使用許可信号GRNTbが
出力されてバス変換器43dがバス権を得ると、バス使
用許可信号GRNTbを監視していたバスアービトレー
ション監視回路56は選択器56,57を内部循環経路
側に接続させ、バス変換器43dのデータバッファ37
dからバス変換器43cのデータバッファ37bへのデ
ータ転送経路を確保し、バス変換器43dのデータバッ
ファ37dからバス変換器43cのデータバッファ37
bへのデータ転送が実行される。この時、転送データは
出力回路32kを経てプロセサバス10には出力される
ことなく、選択器56,57を介して直接、内部循環経
路を伝搬する。
【0037】本実施例では、プロセサバス10に接続さ
れるCPUはCPU41のみであるが、プロセサバス1
0に複数のCPUが接続されるマルチCPU構成に拡張
した場合には、プロセサバス10に転送データが出力さ
れないことは格別の意義を持つ。即ち、一般にマルチC
PU構成では、CPUは個別にキャッシュメモリを持っ
ており、メモリに格納されている情報の中、必要な個所
の情報を読み出してキャッシュメモリに保持している。
従って、1つのCPUがメモリ中の情報を更新する制御
を行う場合に、メモリ中のデータを更新すると共に、他
のCPUのキャッシュメモリ中のデータとの整合性を取
る必要がある。このような場合には、プロセサバス10
には通常のデータ転送ためのデータの外に、メモリ中の
整合性を確保するための転送データが存在するため、プ
ロセサバス10のデータ転送量が多くなる。しかし、上
述のようにプロセサバス10を介さない入出力装置間の
データ転送が実現できると、プロセサバス10のデータ
転送はCPUによるメモリ中の情報更新に関係するデー
タ転送と、メモリ中の整合性を確保するためのデータ転
送に限定できる。従って、プロセサバス10の使用率を
大幅に抑制でき、プロセサバス10を効率よく使用する
ことができる。なお、バス変換器43c,43dのアー
ビトレイトシーケンサ21a,21bがプロセサバス1
0のバス権の調停のみを行う場合も、バスアービトレー
ション監視回路56とデータ退避バッファ58の一連の
動作に変わりはなく、プロセサバス10上でバスマスタ
が複数個発生することを防いでいる。
【0038】本実施例では、バス変換器43c,43d
のアービトレイトシーケンサ21a,21bはプロセサ
バス10及びI/Oバス80d,80eのバス権の調停
を司っているが、プロセサバス10及びI/Oバス80
d,80eにおけるバス権の調停は集中型に限らず、分
散型のバス権調停でも構わない。分散アービトレーショ
ンの場合には、プロセサバス10及びI/Oバス80
d,80eのアービトレーションバスにLSI3iのア
ービトレイトシーケンサ21a,21bが接続され、こ
れらのアービトレイトシーケンサがプロセサバス10及
びI/Oバス80d,80eに接続された入出力装置間
のバス権の調停を行う。バスアービトレーション監視回
路56はプロセサバス10のバス権調停に割り当てられ
るアービトレーションバスのバス権の推移を監視し、L
SI3iの中のバス変換器43c,43dにバス権が移
った時点で、制御信号線CNTにより選択器56,57
を制御し、バス権の移ったバス変換器のデータをプロセ
サバス10またはI/Oバス80d,80eに出力す
る。なお、プロセサバス10には別途集中型のアービタ
が存在し、バス変換器43c,43dのアービトレイト
シーケンサ21a,21bはプロセサバス10またはプ
ロセサバス10とI/Oバス80d,80eのバス権調
停を行わないような構成の場合には、プロセサバス10
のバス権の調停を行うアービタは1つに限定されるの
で、LSI3iの中のバスアービトレーション監視回路
56とデータ退避バッファ58は省略できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数のデータ処理回路の中、少なくとも2つ
の回路は入出力回路を共有して、該入出力回路を介して
独立してバスにデータを入出力し、前記バスに接続され
た他のデータ処理回路との間で互いにデータを遣り取り
するようにしたので、データ処理回路をLSIで構成し
た時のバス線上の容量を減らすことができるから、デー
タ処理回路の数を増やして機能の充実や拡張を図っても
バスシステムの動作周波数を制限することのない情報処
理装置を提供することができる。請求項2記載の発明に
よれば、入出力回路を共有する複数のデータ処理回路を
共通の半導体集積回路基板上に形成したので、データ処
理回路をLSIで構成した時のバス線の総延長の延びを
抑制できるから、情報処理装置を小型化できると共に上
限動作周波数を引き上げることができる。請求項3記載
の発明によれば、外部からの選択入力信号により動作
し、入出力回路と該入出力回路を共有する複数のデータ
処理回路を切り換え接続する切換手段を具えたので、入
出力回路を共有する複数のデータ処理回路のバスへの独
立した入出力動作を容易に実現できる。請求項4記載の
発明によれば、入出力回路を共有する複数のデータ処理
回路の中の少なくとも2つの回路は同一の回路構成を有
するようにしたので、データ処理回路の並列動作を実現
することができると共に前記2つの回路を半導体集積回
路基板上に形成してより機能の充実したデータ処理回路
とする際に、一方の回路を他方の回路が形成される位置
に複写するだけで済むから、より機能の充実したデータ
処理回路を設計する手間と時間を大幅に縮小できる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、複数のデー
タ処理回路の中の少なくとも1つの回路は周辺機器との
データの遣り取りの制御を行うバス変換器としたので、
周辺機器を含むバスシステムの動作周波数を向上させる
ことができる。請求項6記載の発明によれば、複数のデ
ータ処理回路の中の少なくとも1つの回路は各種演算処
理を行う演算処理回路または下位側に記憶装置が接続可
能でデータの読み出し、書き込みの制御を行う記憶制御
回路としたので、大型の記憶装置を含むバスシステムの
動作周波数を向上させることができる。請求項7記載の
発明によれば、バス変換器の回路機能を有するデータ処
理回路を局所バスを介して周辺機器に接続したので、多
くの周辺機器を接続することにより、バスシステムの機
能を拡張することができる。請求項8記載の発明によれ
ば、入出力回路を共有するデータ処理回路の1つの回路
が故障した時または不用になった時、切換手段が故障し
た、または不用になったデータ処理回路を入出力回路に
接続しないような選択入力信号を入力させるようにした
ので、故障した、または不用になったデータ処理回路に
よる他の正常に動作しているデータ処理回路への影響を
回避できる。
【0041】請求項9記載の発明によれば、全てのデー
タ処理回路をそれぞれ共通の半導体集積回路基板を含む
複数の半導体集積回路基板上に形成することにより、デ
ータ処理回路の総数より半導体集積回路基板の総数を少
なくし、半導体集積回路基板をさらに印刷回路基板上に
搭載したので、情報処理装置の処理能力の向上を図りな
がら小型にでき、しかも、印刷回路基板実装技術を用い
て製造することができる。請求項10記載の発明によれ
ば、バス上に出力されたデータを監視して、データの出
力が可能になった時、データ処理回路にデータの出力を
許可するデータ出力許可信号を出力するようにしたの
で、インターロック転送方式の同期バスとスプリット転
送方式の同期バスが混在したバスシステムへの適用を容
易にできる。請求項11記載の発明によれば、切換手段
を切り換えさせる選択入力信号はデータ出力許可信号と
したので、選択入力信号の生成手段を省くことができ
る。請求項12記載の発明によれば、データ処理回路は
バス上に出力されたアドレスデータに基づいて、当該デ
ータ処理回路に関係する処理が要求されているか否かを
判定するようにしたので、汎用の計算機におけるデータ
授受方式を適用できる。請求項13記載の発明によれ
ば、バスまたは局所バスとデータ処理回路を接続する接
続手段を有したので、他の周辺装置との互換性を容易に
できる。
【0042】請求項14記載の発明によれば、半導体集
積回路基板と印刷回路基板の端子をそれぞれ導電接続す
るコネクタを接続手段としたので、データ処理回路を機
能の異なるデータ処理回路や能力の異なるデータ処理回
路に容易に付け替えることができる。請求項15記載の
発明によれば、半導体集積回路基板上に形成された複数
のデータ処理回路は共にバス変換器の回路機能を有し、
該データ処理回路にはそれぞれ局所バスが接続されるよ
うにしたので、バスに対してバス変換器として機能する
データ処理回路を介して接続される局所バスは独立して
動作するから、バスシステムの動作周波数に制限を受け
ずに局所バスに接続される回路装置の数を局所バスの数
だけ増やすことができる。請求項16記載の発明によれ
ば、少なくとも1つの局所バスには、共にバス変換器の
回路機能を有し、それぞれに他の局所バスが接続される
複数のデータ処理回路を接続するようにしたので、1つ
の局所バスにバス変換器の回路機能を有するデータ処理
回路を介して複数の局所バスが接続できるから、バスシ
ステムの動作周波数に制限を受けずに局所バスに接続さ
れる回路装置の数をバス変換器の回路機能を有するデー
タ処理回路の数の冪乗の規模で増やすことができる。請
求項17記載の発明によれば、バス変換器の回路機能を
有するデータ処理回路によりそれぞれ接続される2つの
バスまたは局所バスの動作周波数が互いに一致するよう
にしたので、データ処データ処理回路におけるバスと局
所バスとの間での同期化のための回路を省くことができ
るから、データ処理回路の構成を簡素化できると共にデ
ータ転送時の転送遅れ時間を低減できる。請求項18記
載の発明によれば、バス変換器の回路機能を有するデー
タ処理回路によりそれぞれ接続される2つのバスまたは
局所バスの転送手順が互いに一致するようにしたので、
データ処データ処理回路におけるバスと局所バスとの間
でのバス転送手順変換のための回路を省いて直付けした
のと同等にすることができるから、データ処理回路の構
成を簡素化できると共にデータ転送時の転送遅れ時間を
低減できる。
【0043】請求項19記載の発明によれば、共通の半
導体集積回路基板上に形成された複数のデータ処理回路
にそれぞれ付随してデータ出力調停回路を設けたので、
データ出力調停回路が付随して設けられたデータ処理回
路のマスクを用いて、半導体集積回路基板上に単に転写
するだけで情報処理回路を形成できるから、新たにデー
タ出力調停回路を含むマスクを作る手間が省け、その分
製造費用を低減することができる。請求項20記載の発
明によれば、複数のデータ出力調停回路の出力信号を監
視し、該複数のデータ出力調停回路がそれぞれ付随して
設けられたデータ処理回路の中の1つの回路だけが共通
の入出力回路を介して共通のバスにデータを出力できる
ようにするデータ出力調停監視手段を有したので、共通
の半導体集積回路基板上に形成された複数のデータ処理
回路から同時に複数のデータがバス上に出力されるのを
防止して、バス上でのデータの衝突と衝突に起因する部
品の故障、破壊等の事故の発生を回避することができ
る。請求項21記載の発明によれば、データ出力調停監
視手段が1つだけデータの出力を可能にしたデータ処理
回路から共通のバスにデータが出力されている間に、他
のデータ処理回路から出力されるデータを共通の半導体
集積回路基板上に形成されたデータ格納手段に格納させ
るようにしたので、他のデータ処理回路から出力される
データを無駄にすることなく、先のデータ処理回路から
の共通のバスへのデータ転送が終了した時点で直ちに他
のデータ処理回路からの共通のバスへのデータ転送を開
始することができるから、複数の局所バスから転送され
るデータの転送処理時間を短縮できると共に転送処理効
率を向上させることができる。請求項22記載の発明に
よれば、データ処理回路によりそれぞれ入出力回路を介
して接続される動作周波数が互いに異なる2つのバスま
たは局所バスとの間でデータが転送される時には、バス
変換器の回路機能を有するデータ処理回路は該回路内で
データの同期化処理を行うようにしたので、バスシステ
ムの動作周波数に制限を受けずに動作周波数の低い局所
バスに接続される回路装置の数を増やすことができる。
請求項23記載の発明によれば、共通の半導体集積回路
基板上に形成された複数のデータ処理回路間を直接連絡
する連絡回路を設け、データ出力調停手段またはデータ
出力調停回路から出力されるデータ出力許可信号に基づ
いてデータ処理回路から出力されるデータの出力先を切
り換えるようにしたので、局所バス同士の間でデータが
転送される時には共通のバスを介さずデータ転送させる
ことができるから、共通のバスを効率よく使用でき、バ
スシステム全体の動作効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路構成を示す構成図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の回路構成を示す構成図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の回路構成を示す構成図
である。
【図4】同じく、その動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図5】本発明の第4の実施例に係るバスシステムの構
成を示す構成図である。
【図6】本発明の第5の実施例に係るバスシステムの構
成を示す構成図である。
【図7】同じく、その組上がり状態を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の第6の実施例に係る情報処理装置の構
成を示す構成図である。
【図9】同じく、そのバスブリッジの内部回路構成の概
略を示す構成図である。
【図10】本発明の第7の実施例のバスブリッジの内部
回路構成の概略を示す構成図である。
【図11】LSIを用いた従来のバスシステムを示す構
成図である。
【図12】MCMを用いて構成された従来のバスシステ
ムの構成を示す構成図である。
【図13】印刷回路基板に実装された従来のバスシステ
ムの構成を示す構成図である。
【図14】バスブリッジを介してバスが接続された従来
のバスシステムを示す構成図である。
【符号の説明】
1,1a 外部バス(CPUバス) 2(a〜g) アービタ 10 プロセサバス 21(a,b) アービトレイトシーケンサ 3(a〜i) LSI 30(a〜h) 半導体チップ 31(a〜x) 入出力回路 32(a〜o) 出力回路 33(a〜o) 入力回路 34(a〜l) リージョンバッファ 35(a,b) CPUコア 36(a〜i) シーケンサ 37(a〜j) データバッファ 38(a,b) 一次キャッシュメモリ 39 キャッシュコントローラ 41(a,b),42 演算処理回路(CPU) 43(a,b),45,46 バス変換器 44 キャッシュ制御回路 47 主メモリ制御回路 48 通信アダプタ 50 データ退避バッファ 51〜55 選択器 56 バスアービトレーション監視回路 80(a〜i) I/Oバス 81(a〜u) 入出力装置 83 二次キャッシュメモリ 85 主メモリ装置 49 主記憶装置 88(a〜c) LAN 91(a〜h) コネクタ 94(a〜d) ソケット 93(a,b) 印刷回路基板

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ処理回路が入出力回路を介
    して共通のバスに接続されたバスシステムで構成された
    情報処理装置において、複数の前記データ処理回路の
    中、少なくとも2つの回路は前記入出力回路を共有し
    て、該入出力回路を介して独立して前記バスにデータを
    入出力し、前記バスに接続された他のデータ処理回路と
    の間で互いにデータを遣り取りするようにしたことを特
    徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、入出力回路を
    共有する複数のデータ処理回路は共通の半導体集積回路
    基板上に形成されたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、外部からの選
    択入力信号により動作し、入出力回路と該入出力回路を
    共有する複数のデータ処理回路を切り換え接続する切換
    手段を具えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2の記載において、入出力回路を
    共有する複数のデータ処理回路の中の少なくとも2つの
    回路は同一の回路構成を有するものであることを特徴と
    する情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、複数のデータ
    処理回路の中の少なくとも1つの回路は描画装置、画像
    音声入出力装置等の周辺機器の接続が可能で該周辺機器
    とのデータの遣り取りの制御を行うバス変換器の回路機
    能を有したことを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載において、複数のデータ
    処理回路の中の少なくとも1つの回路は各種演算処理を
    行う演算処理回路または下位側に記憶装置が接続可能で
    データの読み出し、書き込みの制御を行う記憶制御回路
    の機能を具えたことを特徴とした情報処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5の記載において、バス変換器の
    回路機能を有するデータ処理回路は局所バスを介して周
    辺機器に接続されたことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項3の記載において、入出力回路を
    共有するデータ処理回路の1つの回路が故障した時また
    は不用になった時、切換手段が故障した、または不用に
    なった前記データ処理回路を入出力回路に接続しないよ
    うな選択入力信号を入力させるようにしたことを特徴と
    する情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項2の記載において、全てのデータ
    処理回路をそれぞれ共通の半導体集積回路基板を含む複
    数の半導体集積回路基板上に形成することにより、デー
    タ処理回路の総数より前記半導体集積回路基板の総数を
    少なくし、前記半導体集積回路基板をさらに印刷回路基
    板上に搭載したことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項2,3,5または6の記載にお
    いて、バス上に出力されたデータを監視して、データの
    出力が可能になった時、データ処理回路にデータの出力
    を許可するデータ出力許可信号を出力するデータ出力調
    停手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の記載において、切換手段
    を切り換えさせる選択入力信号はデータ出力許可信号で
    あることを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10の記載において、データ処
    理回路はバス上に出力されたアドレスデータに基づい
    て、当該データ処理回路に関係する処理が要求されてい
    るか否かを判定することを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項7または9の記載において、バ
    スまたは局所バスとデータ処理回路を接続する接続手段
    を有したことを特徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13の記載において、接続手段
    は半導体集積回路基板と印刷回路基板の端子をそれぞれ
    導電接続するコネクタであることを特徴とする情報処理
    装置。
  15. 【請求項15】 請求項2または3の記載において、半
    導体集積回路基板上に形成された複数のデータ処理回路
    は共にバス変換器の回路機能を有し、該データ処理回路
    には入出力回路を介してそれぞれ局所バスが接続された
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15の記載において、少なくと
    も1つの局所バスには、入出力回路を共有して共にバス
    変換器の回路機能を有し、それぞれに入出力回路を介し
    て他の局所バスが接続される複数のデータ処理回路が接
    続されたことを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項15または16の記載におい
    て、バス変換器の回路機能を有するデータ処理回路によ
    りそれぞれ入出力回路を介して接続される2つのバスま
    たは局所バスの動作周波数は互いに一致することを特徴
    とする情報処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項15または16の記載におい
    て、バス変換器の回路機能を有するデータ処理回路によ
    りそれぞれ入出力回路を介して接続される2つのバスま
    たは局所バスの転送手順は互いに一致することを特徴と
    する情報処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項10の記載において、データ出
    力調停手段は共通の半導体集積回路基板上に形成された
    複数のデータ処理回路にそれぞれ付随して設けられたデ
    ータ出力調停回路であることを特徴とする情報処理装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項19の記載において、複数のデ
    ータ出力調停回路の出力信号を監視し、該複数のデータ
    出力調停回路がそれぞれ付随して設けられたデータ処理
    回路の中の1つの回路だけが共通の入出力回路を介して
    共通のバスにデータの出力を可能にするデータ出力調停
    監視手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項20の記載において、複数のデ
    ータ処理回路が形成される共通の半導体集積回路基板上
    に前記データ処理回路の出力信号を一時的に格納するデ
    ータ格納手段を有し、データ出力調停監視手段は1つだ
    け共通のバスにデータの出力を可能にしたデータ処理回
    路から前記共通のバスにデータが出力されている間に、
    他のデータ処理回路に付随して設けられたデータ出力調
    停回路が前記共通のバスにデータの出力を許可したこと
    により、付随する前記データ処理回路から出力されるデ
    ータを前記データ格納手段に格納させるようにしたこと
    を特徴とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項15または16の記載におい
    て、バス変換器の回路機能を有するデータ処理回路によ
    りそれぞれ入出力回路を介して接続される2つのバスま
    たは局所バスの動作周波数は互いに異なっており、前記
    バスまたは前記局所バスとの間でデータが転送される時
    には、前記データ処理回路は該回路内でデータの同期化
    処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項10または20の記載におい
    て、共通の半導体集積回路基板上に形成された複数のデ
    ータ処理回路間を直接連絡する連絡回路と、前記データ
    処理回路と入出力回路および前記連絡回路の間に接続さ
    れ、データ出力調停手段またはデータ出力調停回路から
    出力されるデータ出力許可信号に基づいて前記データ処
    理回路から出力されるデータの出力先を切り換える切換
    手段を有したことを特徴とする情報処理装置。
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