JPH087664Y2 - 配線口キャップ - Google Patents

配線口キャップ

Info

Publication number
JPH087664Y2
JPH087664Y2 JP1991003748U JP374891U JPH087664Y2 JP H087664 Y2 JPH087664 Y2 JP H087664Y2 JP 1991003748 U JP1991003748 U JP 1991003748U JP 374891 U JP374891 U JP 374891U JP H087664 Y2 JPH087664 Y2 JP H087664Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
wiring port
cap
port
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991003748U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0494788U (ja
Inventor
毅 宮崎
正生 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP1991003748U priority Critical patent/JPH087664Y2/ja
Publication of JPH0494788U publication Critical patent/JPH0494788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087664Y2 publication Critical patent/JPH087664Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Patch Boards (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気機器(とくに、配
電盤やコントロールボックスといった電気盤類)に対し
その配線口(すなわち配線が出入りしている開口)を覆
うために取り付けられるキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一つの電気機器と他の機器とを結ぶ配線
の途中には、結合・分離の容易なカプラ(コネクタ)の
設けられることが多い。とくに、コントロールボックス
などの電気盤や、制御のための多数の信号入出力線が接
続された電気機器などには、多数本の配線を同時に結線
できる多数極のカプラが使用される。実公平1−22378号
公報にも、操作パネルと他の機器とを結ぶ複数のリード
線をひとまとめにし、カプラを介してそれらを接続した
例が紹介されている。
【0003】配線途中にカプラを設ける場合、その配線
が出ている電気機器の配線口には、カプラが通り抜けで
きる大きさの開口が必要である。機器の内部を点検・修
理するなどの目的で、配線口のあるその機器のカバー類
(ケーシングなど、機器内部を覆うもの)を、分離状態
のカプラの外へまで取り去らねばならない場合があるか
らである。
【0004】配線口が大きい場合には、異物やゴミ・水
滴などが機器内部に入るのを防止するため、何らかの手
段が施される。図2はその例を示し、同図の(a)は、
配線5の保護チューブ6にはめたゴム製のグロメット2
1を電気機器1の配線口4に装着するもの、(b)はカ
プラ7そのものを板22とビス23で止めて配線口4を
ふさぐもの、そして(c)は、配線5(チューブ6)を
通すための切欠きのあるフタ24をビス25で取り付け
ることにより配線口4をふさぐ例である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図2(a)・(b)・
(c)の各手段には、つぎの点で改善の余地がある。
【0006】まず(a)の例については、配線5にカプ
ラ7を付ける前に必ず、チューブ6上にグロメット21
をはめておかねばならない。したがって、グロメット2
1が損傷した場合などにそれを交換するのは容易ではな
い。また、グロメット21の外周部(図の左側の部分)
を機器1の配線口4に取り付けるのも、あまり簡単では
ない。
【0007】(b)の例では、カプラ7として、配線口
4に固定されやすい特殊形状のものを選ぶ必要がある。
配線5が外に出ていないので、この機器1を他の機器と
接続するためには、両端部にカプラを有する中継配線が
必要である。また、ビス23によって取り付け・取り外
しをするのは、多少手間がかかる。
【0008】(c)の例は、やはりビス25による付け
外しに手間がかかるほか、子供の悪戯等によって機器1
の外側から簡単にフタ24が取り外されてしまう。
【0009】本考案の目的は、ほかに中継配線を必要と
せず、機器や配線に対する取り付けが容易で、しかも外
側からは簡単に取り外されることのない配線口キャップ
を提供し、以上の点を改善することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の配線口キャップ
は、電気機器の配線口が図2の各例のように周囲の閉じ
た開口であり(つまり、ケーシングなどの端縁部分にあ
って一端の開放されたものではなく)複数極のカプラと
ともに配線をくぐらせることのできるものである場合
に、その配線口に装着されるキャップであって、つぎの
とおり構成したものである。すなわち、a)上記の配線
口をふさぐ大きさを有する板状の部分であって、配線を
通すための切欠きが周縁から中央寄りにかけて形成され
たプレート部分と、b)プレート部分の裏面(電気機器
の内部に面する側。以下も同じ)に同部分とは直角に延
びていて、電気機器の外側から配線口に挿入されるとき
配線口より電気機器の内部へ突出して同口の内周に引っ
掛かる一組以上の爪と、c)プレート部分の上記切欠き
を囲むとともに上記の爪以外の部分で配線口の内周に沿
うようにプレート部分の裏面に突出した突片と──を、
合成樹脂で一体に成形したものである。
【0011】
【作用】本考案の配線口キャップは、第一に、カプラに
よって配線口をふさぐのではなく、配線が出た状態の配
線口をプレート部分によってふさぐものであるため、図
2(b)の例のように中継配線を使用する必要がない。
【0012】第二に、配線を通す箇所が、プレート部分
の周縁から中央寄りにかけて、いわば一端開放形のスリ
ット状に切り欠かれた状態に形成されているので、図2
(a)のグロメット21と違ってカプラの取り付け前に
配線上に通しておく必要がない。また、配線口が周囲の
閉じた開口であるにもかかわらず、このキャップは、そ
の配線口を通して外部へ配線を出し当該電気機器を閉じ
合わせたのちに(さらにその配線をカプラを介して他の
機器・装置等と接続したのちでもよい)、新たに外側か
ら装着して当該配線口をふさぐことができる。すなわち
図2(c)の例と同じく、取り付けの時期が任意であ
て、同(a)や同(b)の例よりも有利である。
【0013】第三に、電気機器の外側から配線口に挿入
されるとき配線口の内周に引っ掛かる爪を備えているこ
とから、プレート部分を配線口に沿わせるように電気機
器の外側からキャップを押し込めば、ワンタッチで(ビ
スなどは用いずに)スナップ式に装着される。この爪
は、プレート部分とともに合成樹脂で形成されていてス
ナップ装着に適した弾力をもち、しかも単独(一本)で
はなく、たとえば対になったものが一組以上そなわって
いるため、配線口へのキャップの取り付けを安定的にす
る。このキャップには、爪以外の部分で配線口の内周に
沿うような突片も一体化されているため、プレート部分
にその突片による剛性が付加されているほか、上記のよ
うに配線口に取り付けられた状態で、このキャップが配
線口に沿って(つまり配線口の面内で)ずり動くことが
ない。また当該突片は、配線を通す上記の切欠きを囲む
ようにも形成されているため、キャッブの装着時には配
線が鋭角的に屈曲するのを防止する役目も果たす。
【0014】そして第四に、上記の爪はプレート部分
裏面に同部分と直角に延びるよう形成されており、装着
状態では配線口の内周に接して電気機器の内側へ入り込
んでいるため、このキャップを取り外しは、電気機器の
(開放されたカバー類の)内側から指などでつまんで爪
をたわませたうえ外側へ押し出すことにより行う。ビス
などを回す必要はなくこの作業も極めて簡単に行える
が、爪が全く出ていない電気機器の外側から同様のこと
を行うことは無理なので、図2(c)の例と異なり、こ
のキャップを外側から取り外すことは極めて難しい。
【0015】
【実施例】図1(a)・(b)・(c)に、本考案の一
実施例としてのキャップ10を示す。図1のうち(b)
は(a)のB−B矢視図、(c)は(b)のC−C断面
図である。このキャップ10は、小型のエンジン発電機
(図示せず)に配備されるコントロールボックス1にお
いて、ケーシング3の配線口4をふさぐためのものであ
る。なお、同ボックス1は、ケーシング3とフロント
(操作)パネル2とによって内部の電気回路や部品類
(図示せず)がカバーされたもので、エンジン部分もし
くは発電機部分(いずれも図示せず)と接続される複数
の配線(ハーネス)5が保護チューブ6で一括に被われ
て配線口4から出ており、その配線5の先端部に多数極
(6P程度)のカプラ7が取り付けられている。
【0016】キャップ10は、ポリプロピレンを射出成
形することにより一体に形づくったもので、大まかに
は、プレート部分11と爪12とからなる。プレート部
分11は、図1(a)または(c)のように、配線口4
をふさぐに十分な大きさ(幅・長さ)を有する板状の部
分であるが、配線5(チューブ6)を通すための切欠き
11aを、図1(b)のとおり周縁の短辺側から中央付
近にまで形成している。プレート部分11の裏面(ケー
シング3の内側に面する側)には、図1(a)・(b)
のように突片11bおよび突片11cをも形成した。こ
れらは、プレート部分11の剛性を高くするほか、図1
(a)のように配線口4の内周に沿って入ることにより
装着用の案内および装着後の位置固定の作用をなす。切
欠き11aを縁どってもいる突片11bの方は、ここで
配線5が鋭角的に屈曲するのを避ける役目も果たす。
【0017】爪12は、プレート部分11の長辺側中央
付近の裏面から、図1(c)のとおり同部分11と直角
に一対(二本)形成したものである。各爪12の外側
(向き合っていない側)には傾斜面とともに張出し部1
2aを設け、その張出し部12aとプレート部分11と
の間において二つの爪12の外側面の寸法(外のり)が
ケーシング3の配線口4の内のり寸法に一致するように
した。
【0018】したがって、カプラ7つきの配線5(およ
びチューブ6)を配線口4から出したのちその配線口4
を塞ぐためには、つぎのようにする。すなわち、図1
(b)のようにキャップ10の切欠き11aに配線5を
入れたうえ、爪12の先端や前記の突片11b・11
cの位置を配線口4に合わせ、プレート部分11を表
側から押す。こののとき二つの爪12は、張出し部1
2a間が狭まるように少したわんで、同部12aが配線
口4の内周を乗り越えたときパチンと音をたてて図の状
態に落ち着く。爪12が図1(c)のように配線口4の
内周に引っ掛かるため、キャップ10が同口4から脱落
することはない。また、突片11b・11cがあるた
め、ケーシング3上(配線口4内)でずり動くこともな
い。
【0019】以上によって取り付けられたキャップ10
については、表側(外側)から爪12をたわませること
が難しいので、ボックス1の外側からこれを取り外すこ
とは無理である。したがって、点検等の目的でボックス
1を開放し、カプラ7を含む配線5からも自由な位置に
までケーシング3を取り去りたい場合には、まずボッ
クス1を開き、ケーシング3の内側から爪12をつま
んで張出し部12a間を狭めながらキャップ10を外側
へ押し出して配線口4から取り除いたうえ、その配線
口4にカプラ7までの配線5をくぐらせればよい。
【0020】以上、一実施例について紹介したが、本考
案のキャップは上記以外の態様にも実施することができ
る。たとえば、(1)ポリプロピレン以外の合成樹脂に
よっても、同様のキャップが構成される。(2)プレー
ト部分が図1(a)のような曲面をもつことは必須の事
項ではない。(3)爪の大きさや位置・数、プレート部
分の厚みなども、上記の例には限定されない。(4)エ
ンジン発電機のコントロールボックス用には限定され
ず、他の一般的な電気盤、さらには入出力線の多い電気
機器などの配線口に広く適用できる。
【0021】
【考案の効果】本考案の配線口キャップによれば、
(a)他の電気機器との間に中継配線が必要になること
がない、(b)機器や配線に対する取り付けが任意の時
期に、(c)かつワンタッチで容易に行える、(d)取
り付けられたキャップが外側からは取り外され難い
か、配線口内でずり動くこともない、(e)合成樹脂製
なので低コストで簡単に製造できる、(f)前記の突片
を含むため、プレート部分を薄くしても適当な剛性をも
つほか、鋭角的な屈曲から配線を保護する、(g)周囲
の閉じた開口に装着できるため、ケーシング等の端縁部
分(一端の開放された開口)以外なら、どこに設けられ
た配線口にでも装着することができる──といった効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としてのキャップを示す。
(a)はコントロールボックスに取り付けた状態の側面
図、(b)は(a)のB−B矢視図、(c)は(b)の
C−C断面図である。
【図2】配線口をふさぐ従来の手段としての三例を、
(a)・(b)・(c)にそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 コントロールボックス(電気機器) 4 配線口 5 配線 7 カプラ 10 キャップ 11 プレート部分 11a 切欠き 12 爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の配線口が、複数極のカプラと
    ともに配線をくぐらせ得る周囲の閉じた開口である場合
    に、その配線口に装着されるキャップであって、上記の 配線口をふさぐ大きさを有し、配線を通すための
    切欠きが周縁から中央寄りにかけて形成されたプレート
    部分と、プレート部分の裏面に 同部分とは直角に延びていて、電
    気機器の外側から配線口に挿入されるとき配線口より電
    気機器の内部へ突出して同口の内周に引っ掛かる一組以
    上の爪と、 プレート部分の上記切欠きを囲むとともに上記の爪以外
    の部分で配線口の内周に沿うようにプレート部分の裏面
    に突出した突片 とが、 合成樹脂で一体に成形されてなる配線口キャップ。
JP1991003748U 1991-01-11 1991-01-11 配線口キャップ Expired - Lifetime JPH087664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991003748U JPH087664Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 配線口キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991003748U JPH087664Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 配線口キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0494788U JPH0494788U (ja) 1992-08-17
JPH087664Y2 true JPH087664Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=31732957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991003748U Expired - Lifetime JPH087664Y2 (ja) 1991-01-11 1991-01-11 配線口キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087664Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5624189U (ja) * 1979-07-31 1981-03-04
JPS5624188U (ja) * 1979-07-31 1981-03-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0494788U (ja) 1992-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4366343A (en) Cable clamp means and cable entry port closure means for electrical outlet boxes and the like
US6264485B1 (en) Lever-type electrical connector
JPH08111257A (ja) 端子位置安定装置及び接続コネクタの誘導手段を 有する電気コネクタ
JP6681417B2 (ja) 電気接続箱と保護部材の連結構造
JP4138122B2 (ja) センサ装置
JPH087664Y2 (ja) 配線口キャップ
JP7101633B2 (ja) 端子カバーおよび開閉装置ユニット
SE518358C2 (sv) Klämtäckorgan till ett elektriskt installationsdon
SE434321B (sv) Anslutningsdon for elektrisk anslutning av en kretsplatta
JPH01244698A (ja) 電気機器の筐体
JP3188391B2 (ja) ターミナルキャップ
US6452100B1 (en) Electrical enclosure having screw terminals protected by re-useable insulating covers
JPS6342451Y2 (ja)
US4898350A (en) Vehicle-meter-housing mounting brackets
JPH10336844A (ja) 電気接続箱
JP2502380Y2 (ja) ハ―ネスガイド
JPH01264514A (ja) 電気器具
CN216130720U (zh) 用于门把手传感器的连接器保护结构
JP3454470B2 (ja) 電気接続箱
JPH11355940A (ja) エッジカバー
JP2004064872A (ja) 電気接続箱
JPS5915021Y2 (ja) 端子装置
NL2020934B1 (en) Housing enclosing a printed circuit board
JP2641414B2 (ja) 回路遮断器
JPH0810224Y2 (ja) コントロールボックス