JPH0875861A - 液体シンチレーションカウンタ - Google Patents

液体シンチレーションカウンタ

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JPH0875861A
JPH0875861A JP21538294A JP21538294A JPH0875861A JP H0875861 A JPH0875861 A JP H0875861A JP 21538294 A JP21538294 A JP 21538294A JP 21538294 A JP21538294 A JP 21538294A JP H0875861 A JPH0875861 A JP H0875861A
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JP
Japan
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measurement
calibration
scintillator
scintillation counter
liquid scintillation
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JP21538294A
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Kiyoshi Ogiwara
清 荻原
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体シンチレーションカウンタにおいて、測
定系の校正を自動的に行えるようにする。 【構成】 容器ガイド20の最外周段部20bに校正用
シンチレータ22が取り付けられている。校正を行う場
合には、校正用シンチレータ22が測定室24内にある
状態で外部線源を照射し、このときの校正用シンチレー
タ22の発光を光電子増倍管26で検出して、ESCR
値を求める。そして、このようにして測定されたESC
R値が初期検査時のESCR値と等しくなるように、光
電子増倍管26への印加電圧や測定回路のゲインを校正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体シンチレーション
カウンタに関し、特に自動校正機能を備えた液体シンチ
レーションカウンタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バイオ関連の実験や臨床検査、放
射線取扱施設の排水管理など、様々な分野に液体シンチ
レーションカウンタが利用されている。
【0003】液体シンチレーションカウンタによる放射
線測定は、液体シンチレータの中へ測定対象である試料
を混ぜ、試料から発せられる放射線をシンチレータの発
光として捕らえ、これを例えば光電子増倍管などで検出
するものである。そして、その検出結果、すなわちパル
スカウント数などから試料の放射能量などが求められ
る。
【0004】液体シンチレーションカウンタは、長期間
にわたって使用しているうちに、測定室の汚れや光電子
増倍管のゲイン変動、その他電源や測定回路の経時的変
動などが生じるため、測定値に誤差が生じ、正確な測定
ができなくなるおそれがあった。
【0005】そこで、従来より、液体シンチレーション
カウンタを長期間にわたって安定して使用するために、
定期的に光電子増倍管や測定回路の校正を行っていた。
図5は、従来の液体シンチレーションカウンタにおける
校正方法を示すフローチャートである。図5に示すよう
に、校正を行う際には、まずそれまで行っていた測定を
中止し、又は測定終了後(S501)、液体シンチレー
ションカウンタのモードを測定モードから校正モードに
切り換える(S502)。次に、作業者が液体シンチレ
ーションカウンタの試料ラックに校正用の標準線源をセ
ットする(S503)。そして、作業者がスタートキー
を押すと校正が始まる(S504)。スタートキーが押
されると、標準線源が液体シンチレーションカウンタの
測定室にセットされ、通常の試料の測定時と同様に放射
線測定が行われ、その測定値に基づいて自動的に測定回
路のゲインが最適条件になるように調整される(S50
5)。このようにして校正が終了すると(S506)、
作業者がラックから標準線源を取り除き(S507)、
モードを測定モードに切り換えて(S508)、通常の
試料測定を再開する(S509)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の液
体シンチレーションカウンタでは、校正を行う際に人手
によって標準線源をセットする必要があり、また校正が
終わって通常の測定を再開する際にも人手によって標準
線源を除去する必要があり、校正に手間がかかるという
問題があった。
【0007】本発明は、前述の問題点を解決するために
なされたものであり、人手を煩わさず自動的に光電子増
倍管や測定回路の校正を行うことができる液体シンチレ
ーションカウンタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明に係る液体シンチレーションカウンタは、
測定時に試料がセットされる測定室と、測定室内に設け
られた光電子増倍管と、前記光電子増倍管に接続された
測定回路と、校正用シンチレータと、この校正用シンチ
レータを、校正時に前記測定室内にセットし、試料測定
時には測定室から退避させる校正用シンチレータ移送手
段とを有し、校正時に、校正用線源を前記校正用シンチ
レータに照射し、このときの校正用シンチレータの発光
に基づいて前記光電子増倍管及び測定回路のうち少なく
とも一方の校正を行うことを特徴とする。なお。校正用
線源としては、クェンチング測定用外部線源を用いるこ
とができる。
【0009】
【作用】本発明によれば、校正を行う際には、校正用シ
ンチレータ移送手段により校正用シンチレータが測定室
内にセットされる。この校正用シンチレータに校正用線
源が照射され、そのとき校正用シンチレータから発せら
れるシンチレーション光が光電子増倍管で検出され、測
定回路により所定の測定が行われる。そして、このとき
の測定値が正常範囲になるように、光電子増倍管の印加
電圧や測定回路のゲインが調整される。なお、測定時に
は、校正用シンチレータは測定室の外に退避するので、
通常の試料測定の邪魔にならない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照して説明する。
【0011】図1及び図2は、本発明に係る液体シンチ
レーションカウンタの一実施例を示す概略図である。
【0012】この液体シンチレーションカウンタ10
は、試料容器100を押し上げて測定室24の測定位置
に配置された光電子増倍管26の位置まで移動させる内
シャフト16及び外シャフト18を有するエレベータ機
構14と、測定室24の入り口部分に設けられたシャッ
タ40と、試料容器100を測定位置に向かって移送す
るときに試料容器100の頭部を上から押さえつけるこ
とによりその振動を吸収する容器ガイド20と、この容
器ガイド20に下向きの付勢力を与えるエアダンパ部2
8と、容器ガイド20に取り付けられた校正用シンチレ
ータ22と、測定室24の外部線源照射位置24a近傍
に移送され、そこから測定室24内に向けてγ線を照射
する外部線源(図示せず)とから構成される。
【0013】まず、本実施例の液体シンチレーションカ
ウンタの試料測定時の動作を説明し、その後に校正時の
動作を説明する。
【0014】図1において、試料容器100は、ラック
110に収納されており、所定ピッチで図中矢印A方向
に移動可能な移送コンベア12によって測定開始位置に
搬送される。試料容器100が測定開始位置に到達する
と移送コンベア12は停止し、エレベータ機構14が作
動して試料容器100を押し上げる。
【0015】すなわち、まず駆動モータ30が作動して
プーリ32が図中矢印L方向に回転し、その回転により
駆動ベルト34が図中矢印B方向に従動する。駆動ベル
ト34は、上端にパッド16aが設けられた内シャフト
16の下端に連結部材36を介して連結されている。内
シャフト16は、係合溝18aを有する中空状の外シャ
フト18の中空部に摺動可能に挿入されている。外シャ
フト18の下端部にはストッパ18bが固定されるとと
もに、その外シャフトを常時上方向に付勢するスプリン
グ38が接続されている。従って、駆動モータ30によ
って内シャフト16が上方に移動すると、外シャフト1
8もスプリング38によって上方に移動する。この時、
外シャフト18の上端は内シャフト16のパッド16a
の下端に当接しているため、内シャフト16と外シャフ
ト18は同時に移動する。
【0016】このようにして、内シャフト16及び外シ
ャフト18はラック110の押上孔110aを貫通し、
パッド16aが試料容器100を押し上げる。そして、
試料容器100は容器ガイド20の押え部20aに接触
し、多段構造の容器ガイド20を一段ずつ縮めながら上
方に押し上げられていく。
【0017】図3は、液体シンチレーションカウンタ1
0が図1の状態にあるときの容器ガイド20近傍の構造
を示す断面図であり、図3に示すように容器ガイド20
は多段式になっており、最外周段部20bには校正用シ
ンチレータ22が嵌め込まれている。また、多段式の容
器ガイド20の各段部の接続部はある程度の気密が保た
れている。従って、容器ガイド20が縮むことによりエ
アダンパ部28内に空気の流れが起こり、エアダンパ部
28の上端に設けられた開放弁28aを持ち上げ、エア
開放口28bを塞いでエアダンパ部28内部の空気圧を
上昇させる。そして、この空気圧が容器ガイド20の縮
み動作を抑制し、その結果試料容器100を上から押さ
え込み、試料容器が上下に振動することを防止する。こ
れにより、試料容器100は周辺部材と摩擦することな
く移動させることができるので、測定時の誤差の一因と
なる試料容器100の静電気を防ぐことができる。
【0018】試料容器100が上昇していく途中、外シ
ャフト18の係合溝18aがシャッタ40の高さまで来
ると、外シャフトはストッパ18bにより停止する。す
ると、シャッタ40が閉じて係合溝18aと係合し、測
定室24内の遮光が行われる。シャッタ40が閉じて以
降は、内シャフト16のみが上昇し、試料容器100を
測定室24内の光電子増倍管26のある測定位置まで押
し上げる。このとき、試料容器100が上昇するにつれ
て、容器ガイド20も同時に押し上げられ、試料容器1
00が測定位置にきたときには、容器ガイド20は完全
に測定室の外に退避した状態となっている。この状態を
示したのが図2である。
【0019】このようにして試料容器100が測定室2
4内の測定位置にセットされると、光電子増倍管26に
より試料の放射線測定が行われる。そして、測定が終了
すると、液体シンチレーションカウンタ10は、これま
でに説明した動作と逆の動作を行い、図1に示した状態
に戻る。
【0020】ここで、液体シンチレーションカウンタに
よる放射線測定では、試料容器中の試料から発せられる
低エネルギーβ線などの放射線による液体シンチレータ
の発光を光電子増倍管で検出し、このとき光電子増倍管
から出力されるパルス信号を計数することにより、計数
値や計数率を求める。試料の放射能量(dpm値)は、
このようにして求められた計数率からバックグラウンド
による計数率を差し引き、その値を計数効率で割ること
によって求めることができる。液体シンチレーションカ
ウンタによる測定では、試料のクェンチングの度合いに
より計数効率が異なってくるため、放射能量を求めるた
めには試料のクェンチングの度合いを調べ、そのクェン
チングの度合いに対応する計数効率を求める必要があ
る。
【0021】そこで、本実施例の液体シンチレーション
カウンタ10では、外部標準線源チャネル比法(Extern
al Standard Channel Ratio ; ESCR法)を用いてク
ェンチングの度合いを測定している。このESCR法
は、 137Csなどの外部線源を試料の外側から照射し、
その外部線源のγ線によってシンチレータ中に生じたコ
ンプトン電子のエネルギースペクトルがクェンチングに
よって変化することを利用して、試料のクェンチングの
度合いを調べる。図6に示すように、試料にクェンチン
グの度合いが大きくなると、試料中の放射性核種による
エネルギースペクトル(β線のスペクトル)と外部線源
のγ線によるコンプトンスペクトルは、ともに低エネル
ギー側に変位する。ESCR法は、このようなコンプト
ンスペクトルの変位からクェンチングの度合いを示す指
標を求める。すなわち、本実施例では、図7示すように
コンプトンスペクトルの波高値LL〜∞における総計数
値を3:1に分割するチャンネル(波高値)Rγを求
め、次式、 ESCR値=K・Rγ (Kは定数) によって求められるESCR値をクェンチングの度合い
を示す指標として用いる。
【0022】そして、予め放射能既知でクェンチングの
度合いの異なる試料を測定し、各々の試料のESCR値
と計数効率を求め、これらを元にESCR値と計数効率
との関係を示したクェンチング補正曲線を作成する。そ
して、未知試料の測定時には、ESCR法でその試料の
ESCR値を求め、更にこのESCR値に対応する計数
効率をクェンチング補正曲線から求め、その計数効率を
用いて放射能量を求める。
【0023】すなわち、液体シンチレーションカウンタ
10は、 137Csなどの外部線源(図示せず)を備えて
おり、この外部線源は通常液体シンチレーションカウン
タ10内のシールド容器(図示せず)に保管され、クェ
ンチング度合いを測定する際にはそのシールド容器から
測定室24の外部線源照射位置24a近傍まで移送され
る。このとき、外部線源から発せられるγ線は測定室2
4内の試料に照射され、この外部線源の照射によって得
られた試料のコンプトンスペクトルからその試料のES
CR値が求められる。そして、クェンチング補正曲線か
ら、このESCR値に対応する計数効率が求められ、こ
の計数効率を用いてその試料の放射能量が求められる。
【0024】以上が本実施例の液体シンチレーションカ
ウンタ10における放射線測定作業の流れである。次
に、この液体シンチレーションカウンタ10における測
定回路の校正作業について説明する。
【0025】本実施例の液体シンチレーションカウンタ
10では、多段式の容器ガイド20の最外周段部20b
に校正用シンチレータ22が取り付けられている。この
校正用シンチレータ22としては、固体シンチレータを
埋め込んで用いてもよいし、液体シンチレータを封入し
て用いてもよい。図1及び図3に示すように、容器ガイ
ド20が伸び切った状態では、容器ガイド20の最外周
段部20bは測定室24内に位置するので、校正用シン
チレータ22は測定室24内の測定位置に位置すること
になる。従って、この状態で外部線源照射位置24aか
ら外部線源を照射すれば、このときの校正用シンチレー
タ22の発光からESCR値を得ることができる。
【0026】ここで、校正用シンチレータ22の状態は
常に一定であるので、ESCR値の変化を読み取ること
により、測定室24の汚れや光電子増倍管26及び測定
回路のゲイン変動を監視することができる。すなわち、
液体シンチレーションカウンタ10の初期検査時にES
CR値を測定し、このESCR値を液体シンチレーショ
ンカウンタ10内のメモリに記憶しておき、校正時に求
められたESCR値をメモリに記憶されたESCR値と
比較することにより、測定室24の汚れや測定回路のゲ
イン変動などを知ることができる。そして、求められた
ESCR値がメモリに記憶された初期のESCR値から
ずれている場合には、光電子増倍管26への印加電圧や
測定回路のゲインを調節し、初期のESCR値と等しく
なるように校正を行う。このような校正を行うことによ
り、液体シンチレーションカウンタ10の測定系を常に
正常な状態に保つことができる。
【0027】なお、校正用シンチレータ22は、試料容
器100が測定室24内にセットされて放射線測定が行
われているときには測定室24の上部に退避しているの
で、試料測定時に校正用シンチレータ22が発光して測
定値に影響を与えるなどということがない。
【0028】図4は、本実施例の液体シンチレーション
カウンタ10による測定作業の流れの一例を示すフロー
チャートであり、以下これに基づいて校正を含む測定作
業全体の流れについて説明する。
【0029】液体シンチレーションカウンタによる測定
では、試料をグループ化することができ、その測定グル
ープごとに測定時間や測定の繰り返し回数などの測定条
件を設定することができる。すなわち、本実施例の液体
シンチレーションカウンタでは、同時に複数の測定グル
ープをセットして測定を行う場合、測定開始前に作業者
がキーボードなどの入力装置から各測定グループの測定
条件を入力する。そして、試料を液体シンチレーション
カウンタにセットする際には、各測定グループの先頭に
そのグループを示す標識部材をセットする。液体シンチ
レーションカウンタは、この標識部材を読み取ると、そ
の標識部材の示す測定グループの測定条件を読み出し、
その測定条件に従って測定を行う。図4は、このような
液体シンチレーションカウンタにおいて、複数の測定グ
ループを連続的に測定する場合の作業の流れを示すもの
であり、この例では測定グループごとに校正を行うか否
かを設定することができる。
【0030】すなわち、まず測定を開始する前に、各測
定グループの測定条件を設定するのと同時に、校正モー
ドの設定を行う(S401)。すなわち、各測定グルー
プの測定開始時に測定系の校正を行うか否かの設定を行
う。このように測定グループごとに諸条件が設定される
と、作業者がスタートキーを押すことにより測定が開始
される(S402)。すると、最初の測定グループの先
頭にセットされた標識部材が読み取られ、その測定グル
ープの測定条件や校正の有無などの設定条件が読み出さ
れる(S403)。ここで、設定条件において校正モー
ドが設定されている(すなわち、校正を行う)場合(S
404)、その測定グループの試料の測定を開始する前
に、液体シンチレーションカウンタ10が図1に示した
状態において、外部線源を外部線源照射位置24aに移
送し、その外部線源から校正用シンチレータ22に向か
ってγ線を照射する(S405)。そして、このときの
校正用シンチレータ22の発光を光電子増倍管26で検
出して、ESCR値の測定を行う(S406)。このよ
うにして求められたESCR値がメモリに記憶された初
期検査時のESCR値からずれていた場合には、ESC
R値が初期検査時の値と等しくなるように光電子増倍管
への印加電圧や測定回路のゲインなどを調整する(S4
07)。このようにして測定系の調整が終了すると、外
部線源をシールド容器に格納する(S408)ことによ
り校正作業が終了し、測定モードに復帰する(S40
9)。そして、その測定グループ内の各未知試料の放射
線測定が行われる(S410)。このようにして最初の
測定グループの測定が終了すると、次の測定グループの
測定に移行する(S411)。なお、設定条件に校正モ
ードの設定がない測定グループについては、校正作業を
行わずに直接未知試料の測定を行う。以下、すべての測
定グループについての放射線測定が終了するまで、前述
のサイクルが繰り返される。
【0031】このように測定グループごとに校正モード
の設定を行うことにより、例えばある特定の測定グルー
プにおいてより高精度の測定が要求される場合などに、
その測定グループの測定前に測定系の校正を行うなどの
きめ細かな対応が可能になる。
【0032】なお、校正は、説明したような測定グルー
プごとの設定に限らず、例えば試料ごとに設定したり、
数か月ごとに定期的に行うように設定したり、作業者が
任意に選択することができる。
【0033】このように、本実施例の液体シンチレーシ
ョンカウンタは、従来のものと異なりキー操作一つで自
動的に測定系の校正を行うことができる。また、校正の
際に用いる外部線源はクェンチング測定用の外部線源と
して用いることもできる。
【0034】なお、本実施例では、容器ガイド20が図
3に示したような多段式の構造となっていたが、容器ガ
イド20の構造はこれに限定されず、校正用シンチレー
タ22が設けられた部分が非測定時に測定室24に位置
するような構造であればよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液体
シンチレーションカウンタによれば、キー操作一つで自
動的に測定系の校正を行うことができる。また、校正の
際に用いる外部線源としてクェンチング測定用の外部線
源を用いることで構成の簡素化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体シンチレーションカウンタに
おける試料容器の待機状態を示す概略図である。
【図2】本発明に係る液体シンチレーションカウンタに
おいて試料容器が測定室にセットされた状態を示す概略
図である。
【図3】液体シンチレーションカウンタが図1に示した
状態にあるときの容器ガイド近傍の構造を示す断面図で
ある。
【図4】本発明に係る液体シンチレーションカウンタに
おける測定作業の流れを示すフローチャートである。
【図5】従来の液体シンチレーションカウンタにおける
校正時の作業の流れを示すフローチャートである。
【図6】試料のβ線スペクトル及び外部線源のγ線によ
るコンプトンスペクトルのクェンチングによる変位を説
明するための図である。
【図7】ESCR値を説明するための図である。
【符号の説明】
10 液体シンチレーションカウンタ 14 エレベータ機構 20 容器ガイド 22 校正用シンチレータ 24 測定室 26 光電子増倍管 28 エアダンパ部 40 シャッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定時に試料がセットされる測定室と、 測定室内に設けられた光電子増倍管と、 前記光電子増倍管に接続された測定回路と、 校正用シンチレータと、 この校正用シンチレータを、校正時に前記測定室内にセ
    ットし、試料測定時には測定室から退避させる校正用シ
    ンチレータ移送手段と、 を有し、 校正時に、校正用線源を前記校正用シンチレータに照射
    し、このときの校正用シンチレータの発光に基づいて前
    記光電子増倍管及び測定回路のうち少なくとも一方の校
    正を行うことを特徴とする液体シンチレーションカウン
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液体シンチレーションカ
    ウンタにおいて、前記校正用線源としてクェンチング測
    定用外部線源を用いることを特徴とする液体シンチレー
    ションカウンタ。
JP21538294A 1994-09-09 1994-09-09 液体シンチレーションカウンタ Pending JPH0875861A (ja)

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