JPH0875515A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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Publication number
JPH0875515A
JPH0875515A JP21100094A JP21100094A JPH0875515A JP H0875515 A JPH0875515 A JP H0875515A JP 21100094 A JP21100094 A JP 21100094A JP 21100094 A JP21100094 A JP 21100094A JP H0875515 A JPH0875515 A JP H0875515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flux
yoke
magnetic
current
magnetic flux
Prior art date
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Pending
Application number
JP21100094A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Ueda
敏嗣 植田
Kenichi Kuromori
健一 黒森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP21100094A priority Critical patent/JPH0875515A/ja
Publication of JPH0875515A publication Critical patent/JPH0875515A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小な交番電流により磁束を変化させ交番磁
束を得ることができるように改良した電磁流量計を提供
するにある。 【構成】 軟磁性部材で出来たヨークと硬磁性部材とか
らなる磁気回路を持つ電磁流量計において、先のヨーク
を介して先の硬磁性部材から得られた主磁束が印加され
測定流体を流す測定管と、先のヨークの一部に設けられ
た狭隘部と、この狭隘部に巻かれたコイルとを有し、先
のコイルに間欠的に電流を流して先の主磁束を先の電流
に同期して変化させるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石の有する磁束
を測定流体に印加して流量を測定する電磁流量計に係
り、特に、微小な交番電流により磁束を変化させ交番磁
束を得ることができるように改良した電磁流量計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電磁流量計の構成を示す構
成図である。この構成は、例えば特公昭59−7930
に開示されている。以下、この概要を説明する。管路1
は、非磁性かつ非導電性の矩形状であり、その内面には
一対の電極2a、2bが水密に固定されている。そし
て、これらの電極2a、2bは、ここに発生した電圧に
基づいて流速を算定する流速算定装置3に接続されてい
る。
【0003】管路1を挟んで磁極4a、4bを持つ磁気
回路4を設け、磁極4a、4b間に両電極2a、2bを
通る直線と流体の流れとの両者に交叉する磁束を生じる
ようにしてある。
【0004】磁気回路4の材料は、高透磁率を持ち磁化
し易くかつある程度の抗磁力を持つものとし、例えば普
通鋼を用いる。各磁極4a、4bには、磁気回路4を励
磁するための励磁巻線5a、5bが巻かれてある。
【0005】これらの励磁巻線5a、5bは互に直列に
接続され、これに間欠的で毎回瞬間的でかつ交互に方向
が反対の励磁電流を流す励磁装置6が接続されている。
この励磁電流によって磁気回路4に生じる磁界の強さを
+Hp、−Hpとするとき磁極4a、4b間に生じる磁束
密度Bは図8のB−H曲線で示すように変化する。
【0006】さらに、詳述すれば、励磁電流が0になっ
たときは、磁極4a、4b間のパーミアンスが小さいた
めに磁界の強さが0の点を通り越して図示の点p又はp
´の状態で安定する。
【0007】この状態での残留磁束密度Bは、図示線分
ob又はob´で表わされる。この磁束密度を大きく定
めるには、管路1の断面を矩形とし、磁極4a、4b間
の空隙を狭くしてパーミアンスを大きくする。
【0008】次に、励磁装置6と流速算定装置3とは、
共に制御装置7から受けるパルスによって時間的に互い
に一定の関係を保って周期的に励磁したり電極2a、2
bに発生した信号をサンプリングしたりする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような残留磁束を利用する電磁流量計は、通常の励磁電
流を流して磁界を発生させるタイプの電磁流量計に比べ
れば、電力消費が少ないが、なお、磁石の極性を反転さ
せる必要があるので、極性反転に見合ったエネルギーを
必要とするという問題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、軟磁性部材で出来たヨーク
と硬磁性部材とからなる磁気回路を持つ電磁流量計にお
いて、先のヨークを介して先の硬磁性部材から得られた
主磁束が印加され測定流体を流す測定管と、先のヨーク
の一部に設けられた狭隘部と、この狭隘部に巻かれたコ
イルとを有し、先のコイルに間欠的に電流を流して先の
主磁束を先の電流に同期して変化させるようにしたもの
である。
【0011】
【作 用】測定管には、軟磁性部材で出来たヨークを介
して硬磁性部材から得られた主磁束が印加されて測定流
体が流される。コイルは、先のヨークの一部に設けられ
た狭隘部に巻かれており、このコイルに間欠的に電流を
流して先の主磁束を先の電流に同期して変化させる。
【0012】これにより、主磁束を変化させることがで
きるので、電極で検出する電圧も交番電圧となり、電極
に生じる分極電圧の影響を除去した形で信号処理が可能
となり、少ないエネルギーで流量を検出できる省電力形
の電磁流量計を実現することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示す横断面図
である。測定管10は、非磁性かつ非導電性であり、そ
の内面には一対の電極11a、11bが水密に固定され
ている。そして、これらの電極11a、11bは、図示
していないが、ここに発生した電圧に基づいて流速を算
定する信号処理回路に接続されている。
【0014】測定管10を挟んで磁極12a、12bを
持つ軟磁性部材で出来た矩形状のヨーク12を設け、さ
らに矩形状のヨーク12の一方の脚12cには永久磁石
などの硬磁性部材13が設けられている。
【0015】ヨーク12の軟磁性部材は、横軸に磁化力
H、縦軸に磁束密度Bをとると、図2に示すように、保
持力Hcが0.5A/m以下の非常に小さい値の磁気特
性を持つ。
【0016】矩形状のヨーク12の中央部には磁極12
a、12bが設けられ、これらの間に両電極11a、1
1bを通る直線と測定流体の流れとの両者に交叉する方
向に硬磁性部材13から主磁束Φ1を生じさせている。
【0017】矩形状のヨーク12の他方の脚12dに
は、この脚12dの一部には空洞12e、12fが互に
隣接して設けられているが、硬磁性部材13から出る磁
束のうち主磁束Φ1を除いた磁束Φ0が分流されている。
【0018】これらの空洞12e、12fの形成により
脚12dには空洞12eの左右に狭隘部12g、12
h、空洞12fの左右に狭隘部12i、12jがそれぞ
れ形成されている。
【0019】そして、これらの空洞12eと12fが隣
接する狭隘部12kにはこれらの双方の空洞を通して駆
動コイル14が巻かれ、この駆動コイル14には電流源
15から方形波状の駆動電流ifが流される。
【0020】ここで、硬磁性部材13の持つ起磁力を
E、磁極12aと12bを結ぶ磁気回路の磁気抵抗をR
M、ヨーク12の他方の脚12dの磁気抵抗をRVとすれ
ば、図1に示す磁気回路は図3に示す等価磁気回路のよ
うになる。
【0021】ここで、磁気抵抗RMは主として磁極12
aと12bの間の空隙の磁気抵抗によって決定される固
定値であるが、可変の磁気抵抗RVは脚12dの磁気抵
抗を代表しており、駆動電流ifによって矩形波状に周
期的に変化する。
【0022】次に、図4に示す波形図を用いて図1に示
す実施例の動作を説明する。駆動コイル14に電流源1
5から方形波状の駆動電流if(図4(a))を流す
と、狭隘部12h、12iには、磁束Φ0(図4
(b))と同方向の磁束が流れ、この部分の磁束は飽和
する。
【0023】また、狭隘部12g、12jは反対方向の
駆動コイル14による磁束に打ち消されて、これ以上磁
束は増えない。したがって、脚12d側に流れていた矩
形波状の磁束Φ0は、主磁束Φ1側に分流し、これを交番
的に変化させる。
【0024】つまり、磁極12a、12b間の主磁束Φ
1は、駆動コイル14に流れる駆動電流ifに同期して図
4(c)に示すように変化する交番磁界となる。ヨーク
12は、保持力Hcができるだけ小さいものを選び、駆
動コイル14は巻数Nを増やす。
【0025】このようにすると、駆動電流ifは、駆動
コイル14による磁束の磁路長をLとして、if=Hc
/Nとなるので、非常に小さい駆動電流ifで大きな主
磁束Φ1の磁束変化を作ることができる。
【0026】このようにして形成された主磁束Φ1は、
測定管10を介して測定流体に印加され、測定流体の流
量に比例した信号起電力e(図4(d))が電極11
a、11bで検出される。
【0027】この起電力eは、矩形波状に変化する形で
得られるので、この平坦部分で信号起電力をサンプリン
グし、図示しない信号処理回路で公知の信号処理をする
ことにより電極での分極の影響が除去された流量を得る
ことができる。
【0028】図5は図1に示す実施例の第1変形実施例
の構成を示す横断面図である。以下、図1に示す機能と
同一の機能を示す部分には同一の符号を付して適宜にそ
の説明を省略する。
【0029】軟磁性部材で出来たヨーク12と同様な特
性を持ち、測定管10を挟む磁極16a、16bを有す
る矩形状のヨーク16を設け、さらに矩形状のヨーク1
6の一方の脚16cには永久磁石などの硬磁性部材13
が設けられている。
【0030】矩形状のヨーク16の他方の脚16dの一
部に空洞16eが設けられているが、この脚16dには
硬磁性部材13から出る磁束のうち主磁束Φ1を除いた
磁束Φ0が分流されている。
【0031】空洞16eの形成により脚16dには空洞
16eの左右に狭隘部16f、16gがそれぞれ形成さ
れるが、狭隘部16gには駆動コイル14が巻かれ、こ
の駆動コイル14には電流源15から方形波状の駆動電
流ifが流される。この駆動電流ifにより、狭隘部を飽
和させて主磁束Φ1を変化させ、矩形波状に変化する磁
場を測定流体に与えることができる。
【0032】図6は図1に示す実施例の第2変形実施例
の構成を示す横断面図である。軟磁性部材で出来たヨー
ク12と同様な特性を持ち、測定管10を挟む磁極17
a、17bを有する矩形状のヨーク17を設け、さらに
矩形状のヨーク17の一方の脚17cには永久磁石など
の硬磁性部材13が設けられている。
【0033】矩形状のヨーク17の他方の脚17dの一
部は狭められて狭隘部17eが形成され、この狭隘部1
7eには駆動コイル14が巻かれ、この駆動コイル14
には電流源15から方形波状の駆動電流ifが流され
る。この駆動電流ifにより、狭隘部17eを飽和させ
て主磁束Φ1を変化させ、矩形波状に変化する磁場を測
定流体に与えることができる。
【0034】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、軟磁性部材で出来たヨークの一部
の磁気抵抗を駆動電流で矩形波状に変化させることによ
り主磁束を変化させるようにしたので、矩形波除状の電
圧として電極で検出することができ、このため電極に生
じる分極電圧の影響を除去した形で信号処理が可能とな
り、少ないエネルギーで流量を検出できる省電力形の電
磁流量計を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成を示す横断面図であ
る。
【図2】図1に示す軟磁性部材の特性を示す特性図であ
る。
【図3】図1に示す実施例の磁気等価回路図である。
【図4】図1に示す実施例の動作を説明する波形図であ
る。
【図5】図1に示す実施例の第1変形実施例の構成を示
す横断面図である。
【図6】図1に示す実施例の第2変形実施例の構成を示
す横断面図である。
【図7】従来の電磁流量計の構成を示す横断面図であ
る。
【図8】図7に示す磁気回路の磁気特性を示す特性図で
ある。
【符号の説明】
1 管路 2a、2b 電極 3 流速算定装置 4 磁気回路 4a、4b 磁極 5a、5b 励磁巻線 10 測定管 11a、11b 電極 12 ヨーク 12a、12b 磁極 13 硬磁性部材 14 駆動コイル 15 電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟磁性部材で出来たヨークと硬磁性部材と
    からなる磁気回路を持つ電磁流量計において、前記ヨー
    クを介して前記硬磁性部材から得られた主磁束が印加さ
    れ測定流体を流す測定管と、前記ヨークの一部に設けら
    れた狭隘部と、この狭隘部に巻かれたコイルとを有し、
    前記コイルに間欠的に電流を流して前記主磁束を前記電
    流に同期して変化させることを特徴とする電磁流量計。
JP21100094A 1994-09-05 1994-09-05 電磁流量計 Pending JPH0875515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21100094A JPH0875515A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 電磁流量計

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21100094A JPH0875515A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 電磁流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0875515A true JPH0875515A (ja) 1996-03-22

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ID=16598671

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21100094A Pending JPH0875515A (ja) 1994-09-05 1994-09-05 電磁流量計

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JP (1) JPH0875515A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023073955A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 日本製鉄株式会社 流量測定システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023073955A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 日本製鉄株式会社 流量測定システム

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