JPH0874821A - アルミニウム製押出材同士の継手構造 - Google Patents

アルミニウム製押出材同士の継手構造

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JPH0874821A
JPH0874821A JP20706794A JP20706794A JPH0874821A JP H0874821 A JPH0874821 A JP H0874821A JP 20706794 A JP20706794 A JP 20706794A JP 20706794 A JP20706794 A JP 20706794A JP H0874821 A JPH0874821 A JP H0874821A
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JP
Japan
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circular
extruded material
extruded
joint structure
boundary
Prior art date
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Pending
Application number
JP20706794A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Tochigi
雅晴 栃木
Ichiro Iwai
一郎 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 角パイプ状の第1押出材1の端部がスウェー
ジング加工により円形端部3に形成される一方、同じく
角パイプ材からなる第2押出材2の平面側面部5に円形
開口部4が形成され、第1押出材1の円形状端部3が第
2押出材2の円形状開口部4に適合状態に嵌合され、該
円形開口部4の周縁部と円形端部3との円形境界部6に
溶接が施されて両押出材同士が接合一体化されている。 【効果】 該境界部6に角部が存在せず、そのため、該
境界部6をその全周にわたって溶接性良く溶接すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のスペ
ースフレーム構造などにおいて用いられるアルミニウム
製押出材同士の継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の車体構造として、今
日、モノコック構造と称されるフレームレス構造が用い
られているが、その一方で、鋼管やパイプを溶接するこ
とによって骨組を構成した、いわゆるスペースフレーム
と称される車体構造も、高い剛性を発揮しうるなどのメ
リットを有して、その採用が進められる傾向にある。
【0003】そして、近時、このスペースフレーム構造
の骨材としてアルミニウム製の押出材を用い、全体を軽
量化することが種々検討されているが、その場合、特に
押出材同士の継手構造としてどのような継手構造を採用
すべきかが重要な検討課題となっている。
【0004】具体的には、例えば、角パイプ状の第1押
出材の端部が同じく角パイプ状の第2押出材の側面部に
接合された継手構造を実現しようとする場合、従来は、
図3に示されるように、第1押出材(51)の端部を第2
押出材(52)の側面部に突き合わせ状態に配置し、その
配置状態で、突き合わせ周縁部(53)の全周に溶接を施
し両押出材(51)(52)同士を接合一体化した継手構造
が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような継手構造では、両押出材(51)(52)同士の突き
合わせ周縁部(53)の形状が方形状であり、溶接箇所に
角部が存在するものであるため、該角部において溶接性
の良い溶接部を形成するのがなかなか容易ではないとい
う問題があった。
【0006】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、角パイプ状の第1押出材の端部が第2押出材の側
面部に溶接により接合された継手構造を実現する上にお
いて、その溶接部における溶接性を向上することができ
る構造のアルミニウム製押出材同士の継手構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的において、本発
明は、角パイプ状の第1押出材の端部がスウェージング
加工により横断面外周形状が円形状の端部に形成される
一方、中空材からなる第2押出材の側面部に円形状の開
口部が形成され、前記第1押出材の円形状端部が第2押
出材の円形状開口部に適合状態に嵌合され、第2押出材
の円形状開口部周縁部と第1押出材の円形状端部との円
形状境界部に溶接が施されて両押出材同士が接合一体化
されてなるアルミニウム製押出材同士の継手構造を要旨
とする。
【0008】なお、上記「円形状」の語は、円形の他、
楕円形、長円形など、その周方向に角部が存在せず、全
周にわたって弧を描いている形状を意味する。
【0009】また、上記第2押出材の円形状開口部は、
該第2押出材の有する平面壁部に形成されているのが好
ましい。
【0010】
【作用】上記継手構造では、第1押出材の円形状端部
が、第2押出材の円形状開口部に適合状態に嵌合され、
該円形状開口部周縁部と円形状端部との円形境界部に溶
接が施されて接合一体化されたものであることにより、
該境界部に角部が存在せず、そのため、該境界部がその
全周にわたって溶接性良く溶接される。
【0011】しかも、第1押出材の端部が第2押出材の
開口部内に嵌合された状態で溶接により接合一体化され
たものであることにより、溶接の際に両押出材同士がそ
れら自身で安定良く位置決め状態に保持され、溶接時の
作業性も向上される。
【0012】加えて、角パイプ状の第1押出材の端部が
円形状の端部にスウェージング加工により形成されたも
のであることにより、円形状端部が容易に形成される。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0014】本実施例では、自動車の車体構造の一つで
あるスペースフレーム構造を形成する上において用いら
れる押出材同士の継手構造について説明する。なお、本
発明の継手構造が採用される構造物の種類に特段の制限
はなく、各種構造物に広く適用されてよい。
【0015】図1及び図2には、第1実施例にかかる継
手構造を示す。(1)は第1アルミニウム製押出材、
(2)は第2アルミニウム製押出材である。これら押出
材(1)(2)は、いずれも、一辺が50mmで肉厚2
mmの横断面正方形状の同じサイズの角パイプ状の中空
押出材、例えばA6063s−T5材による。
【0016】第1押出材(1)は、その一端部にスウェ
ージング加工が施され、該端部が、横断面外周形状が円
形の端部(3)に形成されている。即ち、このスウェー
ジング加工により、この円形端部(3)は、その先端の
外径が35mmにされると共に、同円形端部(3)にお
ける内方側において外径が40mmを越えるものに形成
され、それらの中間部において外径が40mmの部分を
有する、横断面円形の先細りテーパー部を含むものに形
成されている。
【0017】一方、第2押出材(2)は、その長さ方向
中間部において、その周方向4つの平面壁のうちの一つ
の平面壁(5)に、レーザー加工等による切欠き加工に
より、円形開口部(4)が設けられている。この円形開
口部(4)は、直径が40mm、即ち、その内周縁部が
第1押出材(1)の円形端部(3)のテーパー部中間部
に当接される直径の円形開口部(4)が形成されてい
る。
【0018】第1押出材(1)と第2押出材(2)との
接合は、まず、第1押出材(1)の円形端部(3)を、
第2押出材(2)の開口部(4)に嵌合する。これによ
り、第1押出材(1)の円形端部(3)における長さ方
向中間部が、第2押出材(2)の円形開口部(4)の内
周縁部に当接された状態になる。この嵌合状態におい
て、円形開口部(4)の内周縁部と円形端部(3)との
円形の境界部(6)の全周わたって周溶接を施すことに
よって両押出材(1)(2)同士を接合一体化する。な
お、溶接は、該円形境界部(6)に沿って周方向に順次
溶接していくことによって行われたものであってもよい
し、あるいは、全周を一括して溶接されたものであって
もよい。
【0019】このように、上記構成の継手構造では、第
1押出材(1)の円形端部(3)が、第2押出材(2)
の円形開口部(4)に適合状態に嵌合され、該円形開口
部(4)の内周縁部と円形端部(3)の外周面との円形
境界部(6)に溶接が施されて接合一体化されたもので
あるから、該境界部(6)に沿う溶接経路に角部が存在
せず、そのため、該境界部(6)をその全周にわたって
溶接性良く溶接することができる。
【0020】特に、上記実施例では、第2押出材(2)
の有する平面壁部(5)に円形の開口部(4)が形成さ
れ、該開口部(4)に第1押出材の円形端部(3)が嵌
合されたものであるから、円形開口部(4)の内周縁部
と円形端部(3)の外周面との円形境界部(6)が同一
平面内に存在する平面的な円形境界部となり、該境界部
(6)をいよいよ溶接性良くまた施工作業性も良く溶接
することができる。
【0021】しかも、第1押出材(1)の端部(3)が
第2押出材(2)の開口部(4)に嵌合された状態で溶
接により接合一体化されたものであることにより、溶接
の際に両押出材(1)(2)同士がそれら自身で安定良
く位置決め状態に保持され、溶接作業の作業性を向上す
ることができる。
【0022】特に、本実施例では、テーパー嵌合される
ものとなされていることにより、第1押出材(1)の端
部挿入方向における位置決め作用も奏され、いよいよ溶
接作業の作業性を向上することができる。なお、本発明
では、このようなテーパー嵌合構成に限定されるもので
はない。
【0023】加えて、角パイプ状の第1押出材(1)の
端部が円形の端部(3)にスウェージング加工により形
成されたものであることにより、このような円形端部
(3)を極めて容易に形成することができる。
【0024】
【発明の効果】上述の次第で、この発明のアルミニウム
製押出材同士の継手構造は、角パイプ状の第1押出材の
端部がスウェージング加工により横断面外周形状が円形
状の端部に形成される一方、中空材からなる第2押出材
の側面部に円形状の開口部が形成され、前記第1押出材
の円形状端部が第2押出材の円形状開口部に適合状態に
嵌合され、第2押出材の円形状開口部周縁部と第1押出
材の円形状端部との円形状境界部に溶接が施されて両押
出材同士が接合一体化されたものであるから、該境界部
に角部が存在せず、そのため、該境界部をその全周にわ
たって溶接性良く溶接することができる。
【0025】しかも、第1押出材の端部が第2押出材の
開口部内に嵌合された状態で溶接により接合一体化され
たものであるから、溶接の際に両押出材同士がそれら自
身で安定良く位置決め状態に保持され、溶接作業を作業
性良く遂行していくことができる。
【0026】加えて、角パイプ状の第1押出材の端部が
円形状の端部にスウェージング加工により形成されたも
のであるから、円形状端部を容易に形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる継手構造を示すもので、図
(イ)は押出材同士を組み合わせた状態における斜視
図、図(ロ)は分離した状態における斜視図である。
【図2】同じく、同実施例にかかる継手構造を示すもの
で、押出材同士を組み合わせた状態における断面側面図
である。
【図3】従来例を示すもので、図(イ)は押出材同士を
組み合わせた状態における斜視図、図(ロ)は分離した
状態における斜視図である。
【符号の説明】
1…第1押出材 2…第2押出材 3…円形端部 4…円形開口部 6…円形境界部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角パイプ状の第1押出材の端部がスウェ
    ージング加工により横断面外周形状が円形状の端部に形
    成される一方、中空材からなる第2押出材の側面部に円
    形状の開口部が形成され、前記第1押出材の円形状端部
    が第2押出材の円形状開口部に適合状態に嵌合され、第
    2押出材の円形状開口部周縁部と第1押出材の円形状端
    部との円形状境界部に溶接が施されて両押出材同士が接
    合一体化されてなるアルミニウム製押出材同士の継手構
    造。
JP20706794A 1994-08-31 1994-08-31 アルミニウム製押出材同士の継手構造 Pending JPH0874821A (ja)

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