JPH0874627A - 空燃比制御装置 - Google Patents

空燃比制御装置

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JPH0874627A
JPH0874627A JP20896494A JP20896494A JPH0874627A JP H0874627 A JPH0874627 A JP H0874627A JP 20896494 A JP20896494 A JP 20896494A JP 20896494 A JP20896494 A JP 20896494A JP H0874627 A JPH0874627 A JP H0874627A
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Kenji Matsumoto
本 謙 二 松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 三元触媒と空燃比センサを有する内燃機関の
空燃比制御装置において、各有害成分の排出量を低減
し、三元触媒の劣化を防ぐ。 【構成】 エンジン11の運転状態を検出するセンサ群
12および空燃比センサ14の出力信号から階層ニュー
ラルネットワークを用いた空燃比制御手段15が、空燃
比を目標空燃比に近づけるように制御する空燃比制御装
置において、排気路中に設けた三元触媒13の温度を検
出する温度センサ16によって触媒の温度が所定値以上
になった場合に、空燃比補正手段17によって目標空燃
比を理想空燃比よりリーン側の値に修正することより、
三元触媒の温度が上昇しすぎることを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の浄化性能を
向上させるための空燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の空燃比制御装置は、排
気路中に三元触媒を設け、少なくとも三元触媒の上流側
に空燃比センサを配置し、この空燃比センサの検出信号
が基準値に対してリーン側になった場合には、内燃機関
に供給される混合気の空燃比をリッチ側に変化させ、空
燃比センサの検出信号が基準値に対してリッチ側になっ
た場合には、内燃機関に供給される混合気の空燃比をリ
ーン側に変化させることにより、全体として排気ガスの
空燃比を所定の範囲内の値に維持するようにしたものが
一般的である。
【0003】このようなフィードバック制御には、空燃
比センサの検出信号をそのまま用いるもののほか、三元
触媒の下流側にも空燃比センサを設け、複数個の空燃比
センサの検出結果に応じて制御するもの等が知られてい
る。
【0004】図5はこれらの制御の基本的な動作を示し
たものであり、(A)は排気ガスの空燃比の変化状況
を、(B)は空燃比センサの検出信号の変化状況を、
(C)は混合気の空燃比状態たとえば燃料噴射量の変化
状況を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空燃比制御装置においては、空燃比に影響を与える
内燃機関の構造モデルおよびパラメータを予め決めなけ
ればならず、またそれらパラメータは、実験、シュミレ
ーション等により決定し、運転状態毎にデ−タを決定し
てゆかなければならず、さらに、空燃比制御を高精度に
行なうためには、実験、シュミレーション等を繰り返し
行ない、デ−タ量も多くならざるを得ないという問題点
があった。
【0006】また、空燃比にのみ着目していると、三元
触媒の温度が上がりすぎて劣化を早め、長期的にはシミ
ュレーション等で決定したデ−タと経年変化した三元触
媒の特性が合わなくなり、空燃比も最適値からずれてし
まうという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、排気中の有害成分の低減を適切に行ない、し
かも三元触媒の劣化を防ぐことのできる空燃比制御装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、階層ニューラルネットワークによって、
空燃比を目標値に制御するための燃料補正係数を算出し
て空燃比を制御するとともに、排気路中に設けた三元触
媒の温度を検出することによって触媒の温度が所定値以
上になった場合に、目標空燃比を理想空燃比よりリーン
側の値に修正するようにしたものである。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、排気路中に設け
た三元触媒の温度が所定値以上になった場合に目標空燃
比を理想空燃比よりリーン側の値に修正することによ
り、触媒の温度上昇は一定範囲内に抑えられ、NOxの
発生を少なく抑えることができ、さらに三元触媒の劣化
を抑えることができる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例における空燃比制御
装置の構成を示すものである。図1において、11は内
燃式のエンジン、12はエンジン11の運転状態を検出
するセンサ群、13はエンジン11の排気路中に設けら
れた三元触媒、14はエンジンの排気路における空燃比
を検出するセンサ、15はセンサ群12および空燃比セ
ンサ14の出力値と予め記憶してあるデータ群とを用い
て目標空燃比を算出するニューラルネットワークを用い
た空燃比制御手段、16は三元触媒13の温度を検出す
る温度センサ、17は検出された三元触媒13の温度が
所定値以上になった場合に目標空燃比を理想空燃比より
リーン側に修正する空燃比補正手段である。
【0011】図2は上記実施例におけるエンジンの概略
構成を示すものである。図2において、21は燃焼室、
22は吸気管、23は排気管、24は吸気管22の中に
設けられたスロットルバルブ、25はスロットルバルブ
24の開閉を制御するスロットル開閉ステッピングモー
タ、26はスロットルバルブ24の開度を検出するスロ
ットル開度検出センサ、27は吸気管22の内圧を検出
する管内圧センサ、28は吸気管22内の空気中に燃料
を噴射するインジェクタ、29は燃焼室21内のガスに
点火する点火プラグ、30は排気管23内の空燃比を検
出する空燃比センサ、31は排気管23に設けられた三
元触媒、31は三元触媒30の前段に設けられた三元触
媒30の温度を検出する温度センサである。これらのう
ち、スロットル開度検出センサ26、管内圧センサ27
は、図1の運転状態検出センサ群12の一部を構成し、
空燃比センサ30および温度センサ32は、それぞれ図
1の空燃比センサ14と温度センサ16と同じである。
また温度センサ32は、他の信号を基に触媒31の温度
を推定するようなものであってもよい。
【0012】図3は上記実施例における空燃比制御手段
15におけるニューラルネットワークの構成を示してい
る。このニューラルネットワークは、入力層素子8、中
間層素子数10、出力層素子数1によって構成されてい
る。各層の素子数は、経験的に求めたものであり、適性
な素子数は、適用するシステムにより異なり、本発明に
おいても、素子数を種々に変化するこたができる。
【0013】次に上記実施例の動作について説明する。
空燃比制御手段15のニューラルネットワークに入力さ
れる信号は、空燃比センサ30からの空燃比AF(K−
1)、温度センサ32からの触媒温度TC(K−1)、
インジェクタ28における燃料噴射量FI(K)、FI
(K−1)、管内圧センサ27からの吸気管内圧PB
(K−1)、図示されないクランク角センサからのエン
ジン回転数NE(K−1)、スロットル開度検出センサ
26からのスロットル開度THL(K−1)、図示され
ない速度センサからの車体速度VSP(K−1)を使用
している。
【0014】ここで、(K−1)というのは1算出サイ
クル前の値の意味であり、内燃機関が構造的に一次遅れ
系になっているという理由から使用している。したがっ
て(K−2)であっても、(K−3)であっても本質的
には変わりない。また出力信号としては空燃比AF
(K)を使用し、このAF(K)と空燃比の目標値の差
がゼロに収束するように学習を行なう。
【0015】この階層ニューラルネットワークをさまざ
まな運転状態で学習させる。学習方法は、バックプロパ
ゲーションと呼ばれる手法が一般的であるが、必ずしも
この手法に限る必要はなく、他の手法であっても問題な
い。
【0016】ここで例えば図4に示すように、排気路中
に設けられた三元触媒の温度TCから目標空燃比を求め
る。本実施例では、TCと目標空燃比の関係をグラフで
表現しているが、線型多項式で表現しても構わない。本
実施例では、三元触媒の温度が700°C以下では目標
空燃比を理想空燃比の14.7とし、700°Cを越え
ると14.7から14.0まで一次的に減少させてゆく
設定としている。
【0017】上記ように目標空燃比を、触媒温度TCに
応じて設定してゆきながら、さまざまな運転状態に対し
て学習してゆく。このように学習した階層ニューラルネ
ットワークは、空燃比制御の観点から見ると、同定され
た内燃機関のモデルそのものとなっている。
【0018】次に、この階層ニューラルネットワークか
ら適性FI(K)を求めるために、階層ニューラルネッ
トワークを非線型関数Fnnとみなす。この関数Fnnの構
造は、下記(1)式で表現される。 AF(K)=Fnn(AF(K-1), TC(K-1), FI(K), FI(K-1),PB(K-1),NE(K-1),THL(K-1 ),VSP(K-1)) ・・・(1)
【0019】このFnnの構造を決めている変数は、本実
施例の空燃比制御装置においては、AF(K−1),F
I(K),FI(K−1)であるため、その他は外乱扱
いとする。そこで、上記Fnnを、変数AF(K−1),
FI(K),FI(K−1)で偏微分して以下の式を得
る。 △AF(K) =P1*△AF(K-1) +P2*△FI(K-1) +Q *△FI(K) ・・・(2)
【0020】但し、P1,P2,QはそれぞれFnnを、
AF(K−1),FI(K−1),FI(K)で偏微分
したものである。
【0021】また、2つの以下の関係式は自明である。 AF(K) =AF(K-1) +ΔAF(K-1) ・・・(3) △FI(K) =△FI(K) ・・・(4) 以上(2)、(3)、(4)式を行列式で表記すると、
【0022】
【表1】
【0023】上記状態方程式に含められた行列式を解け
ば、△FI(K)を求めることができる。例えば極指定
法を用いれば、(5)式は△FI(K)について解くこ
とは可能であるが、本発明においては必ずしも解く手法
は限定しない。
【0024】これらの計算は、内燃機関サイクルに同期
した周期で実行し、運転条件変化による非線型性に対処
している。このようにして算出したFI(K)を用い
て、空燃比制御を行なう。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、階層ニューラルネットワークによって空燃比を目標
値に制御するとともに、排気路中に設けた三元触媒の温
度が所定値以上になった場合に、目標空燃比を理想空燃
比よりリーン側の値に修正することにより、触媒の温度
上昇は一定範囲内に抑えられ、NOxの発生を少なく抑
えることができ、さらに三元触媒の劣化を少なく抑える
ことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における空燃比制御装置の概
略ブロック図
【図2】本発明の一実施例における内燃機関の概略構成
【図3】本発明の一実施例におけるニュ−ラルネットワ
ークの概略構成図
【図4】本発明の一実施例における三元触媒温度と目標
空燃比の関係図
【図5】従来の空燃比制御における動作説明図
【符号の説明】
11 エンジン 12 運転状態検出センサ群 13 三元触媒 14 空燃比センサ 15 空燃比制御手段 16 温度センサ 17 空燃比補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 324

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の運転状態を検出するセンサ群
    および排気路中に設けられた空燃比センサの出力値と予
    め記憶してあるデ−タ群を用いて目標空燃比を算出する
    空燃比制御手段と、前記内燃機関の排気路中に設けた三
    元触媒の温度を検出する手段と、前記検出された三元触
    媒の温度が所定値以上になった場合に前記目標空燃比を
    理想空燃比よりリーン側の値に修正する空燃比補正手段
    とを備えた空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 空燃比制御手段が、センサ群のうちの1
    個以上の出力値を階層ニューラルネットワークに入力
    し、空燃比センサの出力値が目標空燃比と一致するよう
    にニューラルネットワークを学習することにより内燃機
    関を同定し、前記同定されたニューラルネットワークの
    出力である空燃比の入力変数に対する偏微分係数群を状
    態方程式のパラメータとして燃料補正係数を算出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の空燃比制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008516141A (ja) * 2004-10-06 2008-05-15 ルノー・エス・アー・エス 改良された排気ガスの温度推定方法及び装置並びに排気ガスの温度推定装置が装備された内燃エンジン
CN106767763A (zh) * 2017-03-15 2017-05-31 北方工业大学 一种平面姿态测量传感器的环境补偿装置与方法
KR102202926B1 (ko) * 2020-01-10 2021-01-14 주식회사 현대케피코 딥러닝 기반 실시간 질소산화물 저감 엔진제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008516141A (ja) * 2004-10-06 2008-05-15 ルノー・エス・アー・エス 改良された排気ガスの温度推定方法及び装置並びに排気ガスの温度推定装置が装備された内燃エンジン
CN106767763A (zh) * 2017-03-15 2017-05-31 北方工业大学 一种平面姿态测量传感器的环境补偿装置与方法
KR102202926B1 (ko) * 2020-01-10 2021-01-14 주식회사 현대케피코 딥러닝 기반 실시간 질소산화물 저감 엔진제어방법

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