JPH0874411A - パネル引寄せ用治具およびこれを用いたパネル引寄せ方法 - Google Patents

パネル引寄せ用治具およびこれを用いたパネル引寄せ方法

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JPH0874411A
JPH0874411A JP24201994A JP24201994A JPH0874411A JP H0874411 A JPH0874411 A JP H0874411A JP 24201994 A JP24201994 A JP 24201994A JP 24201994 A JP24201994 A JP 24201994A JP H0874411 A JPH0874411 A JP H0874411A
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JP
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jig
panel
building
pulling
suction
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JP24201994A
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Hiroo Nishijima
弘雄 西島
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の建築用パネルを連設して接合する際
に、パネル表面の損傷を防止してパネル同士の引寄せを
行うことの出来パネル引寄せ用治具およびこれを用いた
パネル引寄せ方法を提供すること。 【構成】 複数枚連設して接合される建築用パネル10
の引寄せに用いられるパネル引寄せ用治具20であっ
て、2枚の建築用パネル10の表面にそれぞれ固定され
る2つの治具本体22と、2つの治具本体22間の距離
を縮めて建築用パネル10の端面同士を引寄せる引寄せ
部材30とを具備する。治具本体22は、パネル表面に
吸着される吸着部24と、引寄せ部材30を連結可能な
連結部26とを備えている。パネルの引寄せが進むにつ
れ、吸着部24内を負圧下に設定すると、治具本体22
と建築用パネル10との吸着関係が増強される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用パネルの引寄せ
用治具、およびこれを用いたパネル引寄せ方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、住居等の建築物の構築工法の一つ
としてパネル工法が用いられるようになってきている。
この工法は、建築工程を簡略化するとともに構築作業を
迅速化し、さらには建築物での高い構造強度が得られる
ことを目的としている。
【0003】このようなパネル工法は、建築物の各部を
複数の構造パネルによって組合わせて構築する方法であ
り、例えば、床パネルや壁パネル等、種々のパネルを接
合することにて各部を構築するようになっている。
【0004】パネル工法を床パネルに適用した場合でい
うと、建築用床パネルは、通常、基礎上に床パネルを隣
り合わせた状態に複数枚敷設し、これら隣り合う床パネ
ルの端面同士を接合することにより床部が構築される。
【0005】床パネル同士の接合に際しては、端面に接
着剤を塗付し、2枚の床パネルの相対向する端面間に隙
間が生じるのを防止した上で、複数箇所に釘の斜め打ち
を行なうようになっている。
【0006】床パネル同士の端面間の隙間をなくすため
には、床パネル同士を引寄せて密着させた状態で釘打ち
することが必要であり、このため、パネル引寄せ治具が
用いられている。
【0007】図4は、床パネル同士を引寄せるための従
来の治具を示しており、この治具80は、2つの爪部材
82、84とクランプレバー86とを備えている。
【0008】この治具80を用いて床パネル同士を引寄
せて接合する場合には、前以て、芯材92と面材94と
で形成されている床パネル90の端面と、芯材102と
面材104とで形成されている床パネル100の端面と
に接着剤を塗付しておく。そして、引寄せ治具80の一
方の爪部材82を、床パネル90の芯材92の上面で面
材94に打込み固定する。さらに、他方の爪部材84を
床パネル100の芯材102の上面で面材104に打込
み固定する。この後、爪部材84に連結されているクラ
ンプレバー86を下方に回転させることにより、所謂、
トグルレバーを用いた場合と同様の手法により、床パネ
ル100を床パネル90側に向け引寄せることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
引寄せ治具80を用いて構造パネルを構築する場合に
は、爪部材82、84によって面材94、104が傷つ
けられてしまう。特に近年では、予め工場等でパネル表
面に仕上材を取付けた仕上材付建築用パネルを用いる要
請がある。これにより住宅の工業化がさらに進み、現場
作業の簡略化、施工の工程数の低減化を図り、施工期間
の短縮化の達成を図ろうとしている。このようなパネル
を用いた場合には、仕上材に爪部材の打ち込み等による
傷をつけることができないので、上述の引寄せ治具80
を用いることができないという問題があった。
【0010】ところで、本出願人は、予め日本特許情報
機構のデータベースであるパトリスにて、検索キー:吸
着盤×(パネル+板状体)にて先行技術を調査し、特許
44件、実用新案38件の調査結果を得た。しかし、建
築用パネル同士の引寄せ、特に、前記した課題を解決す
るための先行技術を発見することはできなかった。
【0011】そこで、本発明の目的は、複数の建築用パ
ネルを連設して接合する際に、パネル表面への損傷を防
止してパネル同士の引寄せが可能になるパネル引寄せ用
治具およびこれを用いたパネル引寄せ方法を提供するこ
とにある。
【0012】本発明の他の目的は、パネル同士の引寄せ
が進むにつれパネルと治具との固定力を高め、治具がパ
ネルより離脱せずに確実な引寄せを行うことができるパ
ネル引寄せ用治具およびこれを用いたパネル引寄せ方法
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1記載の
発明は、複数枚連設して接合される建築用パネルの端面
同士を引寄せるパネル引寄せ用治具であって、相隣接す
る2枚の前記建築用パネルの表面にそれぞれ固定される
2つの治具本体と、2つの前記治具本体間の対向間距離
を縮めて前記建築用パネルを引寄せる引寄せ部材と、を
具備し、各々の前記治具本体は、前記建築用パネルの表
面に吸着される吸着部と、この吸着部と前記引寄せ部材
を連結する連結部とを備えていることを特徴とする。
【0014】請求項1記載の発明では、建築用パネル表
面に吸着部を吸着させることで治具本体を固定でき、パ
ネル表面への傷付け加工を不要にすることができる。2
つの治具本体が固定された後に、この治具本体同士を引
寄せ部材を介して引寄せるだけで、建築用パネル同士の
端面を接合させることができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記吸着部は、前記建築用パネル表面との間で密閉
される空間を有し、前記連結部は、前記引寄せ部材に係
脱可能なロッドを有するピストンと、このピストンを往
復動案内するシリンダとを有し、前記ロッドが前記シリ
ンダより突出移動する際に容積が拡大する前記シリンダ
内の空間と、前記吸着部内の前記空間とを連通させる連
通路を有することを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明では、引寄せ部材によ
る治具本体同士の距離が短くなるに従って、シリンダ内
にてピストンが移動して、ピストンロッドがシリンダよ
りり突出する方向に移動する。これにより、連通路を介
して吸着部の空間内が減圧雰囲気下に設定され、しか
も、ピストンロッドの突出量が多くなるに伴い吸着部で
の真空吸着力が強められることになる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記吸着部は、前記治具本体を前記建築用パネ
ルより取り外す際に、前記吸着部内の前記空間と大気と
を連通させる大気開放部を備えていることを特徴として
いる。
【0018】請求項3記載の発明では、吸着部内の空間
を大気圧に設定することができるので、吸着力が即座に
解除され、建築用パネル表面からの吸着部の取り外しが
容易に行なえる。
【0019】請求項4記載の発明は、パネル引寄せ用治
具を用いた建築用パネルの引寄せ方法において、2つの
治具本体の吸着部を、相隣接する2枚の建築用パネル表
面にそれぞれ載置する工程と、前記治具本体に引寄せ部
材を取付け、この引寄せ部材を操作して2つの治具本体
同士の距離を縮めることで、2枚の建築用パネルを引寄
せる引寄せ工程と、を有し、前記引寄せ工程では、前記
治具本体同士の距離を縮めるに従い、前記治具本体の吸
着部内の空間が減圧雰囲気とされ、前記建築用パネル表
面に対する前記吸着部の吸着力が増加されることを特徴
とする。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4におい
て、前記治具本体の吸着部は、前記建築用パネル表面を
構成するに仕上面材に吸着されることを特徴とする。
【0021】請求項4および5記載の各発明では、治具
本体を建築用パネル表面に載置し、この治具本体同士の
対向間距離を引寄せ部材によって短することで、吸着部
とパネル表面との吸着力を高めながら建築用パネルを引
寄せることができる。これにより、建築用パネル表面へ
の傷付け加工が不要になる。特に、請求項5の発明のよ
うに、建築用パネル表面が仕上げ材にて構成されている
場合には、この仕上げ材を一切傷付けることがなくな
る。しかも、仕上げ材の中には平滑度が高いものがある
ため、吸着部の吸着力を利用したパネルへの治具の固定
を、より強固に行うことができる。
【0022】
【実施例】以下図面に示した実施例により、本発明の詳
細を説明する。
【0023】図1は、建築用パネルのうちの床を構築す
るために用いられる床パネルを示している。床パネル1
0は、枠組12と床仕上面材18とで構成されている。
【0024】枠組12は、芯材を方形状に枠組みした枠
体14と、枠体14内に長手片と平行に所定間隔をもっ
て適宜架け渡された補強用芯材16とによって構成され
ている。
【0025】床仕上面材18は、枠組12の上面に、枠
組12を覆った状態で貼付されている表面処理された木
質製の面材であり、その上面には、見栄えをよくする目
的で縦横方向に所定間隔を以て溝が刻まれている。これ
により、表面がフローリング仕上げされた床パネル10
を構成している。
【0026】このような建築用床パネル10は、基礎上
または階下の壁パネル上において、隣接するパネル同士
の端面を合せて複数敷設されることにて床部として構築
される。
【0027】この床パネル10を複数枚敷設することで
床部を構築する際のパネルの引寄せについ居て、図2及
び図3を参照して説明する。床パネル10は、図2に示
すように、隣接するパネル10同士の端面が引寄せ治具
20によって引寄せられて接合されるようになってい
る。この引寄せ治具20は、治具本体22と引寄せ部材
30とを備えている。
【0028】図3は、引寄せ治具20の断面図であり、
治具本体22は、吸着部24と連結部26とを主要部と
して備えている。
【0029】吸着部24は、建築用パネル10の表面に
載置される部材であり、ゴム等の撓み変形可能な弾性体
を用いて、断面形状が下向きの碗状に形成されることで
内部に空間部24Aが設けられている。
【0030】連結部26は、ピストン26Aおよびこの
ピストン26Aを往復動自在に装備しているシリンダ2
6Bとで構成されている。
【0031】シリンダ26Bは、吸着部24と一体化さ
れている金属製剛体からなる支持部材28の上面に固定
されている。
【0032】ピストン26Aは、シリンダ26B内から
外側に突出するロッド26Cを有し、そのロッド26C
の先端にリング状の掛け止め部26Dが形成されてい
る。掛け止め部26Dには、隣接する建築用床パネル1
0に設置される治具本体22との間に掛け渡される引寄
せ部材30の一端が掛けられるようになっている。
【0033】引寄せ部材30は、例えばターンバックル
によって構成された索引部材であり、その延長方向両端
がそれぞれ掛けられている治具本体22同士の間の距離
を縮めることができるようになっている。これにより、
引寄せ部材30によって治具本体22同士が索引されて
両者間の距離が短くなると、シリンダ26B内からのピ
ストンロッド26Cの突出量が大きくなり、シリンダ2
6Bの空間のうち、ピストンロッド26Cと反対側に位
置する空間26Eの容積が増加する。なお、前記引寄せ
部材30としては、ターンバックルに代えてワイヤやク
ランプ等を用いた索引部材を選択することも可能であ
る。この引寄せ部材30としては、要は、2つの治具本
体26間の距離を縮められるものであれば良い。
【0034】また、シリンダ26Bにおける空間26E
と吸着部24の空間部24Aとは、チューブ等の連通部
材32によって接続されている。これにより、シリンダ
26Bの空間26Eの容積に変化に応じて吸着部22A
の空間部24A内の圧力が減少するようになっている。
【0035】支持部材28の一部には、空間部24Aを
大気に連通させる孔にて構成される大気開放部34が設
けられ、この大気開放部34には着脱可能な止栓34a
が設けられている。この止栓34aを取り外すことによ
り、吸着部24の空間部24A内と大気とを連通するこ
とができるようになっており、治具本体22を建築用パ
ネル10の表面から取り外す際に抜去される。
【0036】本実施例は以上のような構成であるから、
隣接する建築用床パネル10の端面同士を接合する際の
手順を説明すると、次の通りである。
【0037】建築用床パネル10は、接合される端面に
接着剤を塗付されたうえで接合される。床パネル10同
士の接合にあたっては、端面間を密着させて床パネル1
0同士を釘打ち等により固定する必要がある。
【0038】そこで、建築用床パネル10は、接着剤が
接合端面に塗付された後、隣接する床パネル10同士の
引寄せが行われる。
【0039】床パネル10の引寄せに際しては、引寄せ
用治具20の2つの治具本体22が、隣接する2枚の床
パネル10の表面にそれぞれ載置される。なお、治具本
体22を建築用パネル10の表面に載置する際には、あ
る程度押し付けるようにして吸着部24をパネル10の
表面に密着させると、その後真空吸着力が円滑に高めら
れる。
【0040】建築用床パネル10の表面に載置された2
つの治具本体20は、連結部26に引寄せ部材30の端
部が掛けられることで、相互に連結される。その後、引
寄せ部材30を操作することで、2つの治具本体の対向
間距離が短くされると、連結部26のピストンロッド2
6Cがシリンダ26Bより突出する方向に移動する。こ
れにより、シリンダ26Bの空間26Eの容積が増加す
るので、連通部材32を介して空間26Eに接続されて
いる吸着部24の空間部24A内の空気が吸引される。
そして、空間部24A内が減圧雰囲気に設定され、治具
本体22と建築用パネル10との吸着力が高められる。
【0041】特に、シリンダ26Bの空間26Eの容積
が増大するに従い、吸着部24の空間部24A内の減圧
雰囲気が強められることになる。これにより、建築用パ
ネル10の端面同士の距離が最も短くなった状態に相当
する接合状態では、治具本体22と建築用パネル10と
の吸着力が最も大きくなるので、治具本体22がパネル
表面から浮き上がるようなことが防止され、確実な引寄
せが行われる。
【0042】一方、建築用パネル10の端面同士の接合
が終了した後には、床パネルの側面より釘打ちされ、2
枚の床パネル同士が連結固定される。これにより、接合
作業が終了し、治具本体22が建築用パネル10の表面
から取り外されることになる。この場合には、止栓34
aが抜去される。これにより、吸着部24の空間部24
Aが大気と連通するので、減圧雰囲気が即座に解消され
て、吸着部24と建築用パネル10の表面との間の吸着
力をなくすことができる。
【0043】本実施例によれば、シリンダ内の空間容積
の増加に応じて吸着部と建築用パネルとの吸着力を高め
ることができるので、接合端面間で隙間が生じるような
事態が防止できる。
【0044】また、本実施例によれば、仕上面材を表面
に有する建築用パネルの場合には、仕上面材の表面が比
較的平滑性が得られやすいので、治具本体の吸着部を吸
着させる場合に密着性を確保しやすくなり、治具本体の
密着安定性がより一層向上する。
【0045】なお、本実施例においては、単位パネルを
対象とするだけでなく、複数枚の建築用パネルを予め工
場段階で敷設したミニアッシーあるいはサブアッシーを
対象とすることも可能である。このようにアッセンブリ
化されることで重量が重くなる建築用パネルを接合する
場合にも、ピストンロッドの突出量が多くなるに従い、
治具本体と建築用パネルとの間の吸着力が増加するのを
利用して接合することができるので、接合のための治具
構造を大型化しなくて済む。
【0046】なお、上記実施例では、吸着部と引寄せ部
材とを連結する連結部を、直線往復動型のピストンにて
構成したが、ロータリー型などの他の種々の方式を採用
できる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、建築用パネル表面に治具本体の吸着部を
吸着させることにてパネル表面への傷付け加工を不要に
することができる。しかも、治具本体をパネルに取り付
ける操作がワンタッチで行え、この治具本体同士を引寄
せ部材を介して引寄せるだけで建築用パネル同士の端面
を接合させることができる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、引寄せ部材
による治具本体同士の距離が短くなるに従って、シリン
ダと連通路を介して連通された吸着部の空間内が減圧雰
囲気下に設定され、しかも、ピストンロッドの突出量が
多くなるに伴い吸着部での真空吸着力が強められるの
で、接合の際の治具本体の密着性を向上させることが可
能になる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、吸着部内を
大気圧に設定することができるので、建築用パネル表面
からの吸着部の取り外しが容易に行なえ、かつ、傷跡を
残すような事態を防止することが可能になる。
【0050】請求項4および5記載の各発明によれば、
建築用パネル同士の引寄せが進むにつれ、治具本体とパ
ネルとの吸着力を高めながら、パネルの引寄せを確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による引寄せ用治具が適用される建築用
パネルの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明による引寄せ治具を装備した状態の建築
用パネルの状態を示す斜視図である。
【図3】本発明による引寄せ治具の要部構成を示す断面
図である。
【図4】建築用パネルの接合に用いられる従来の治具構
成を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
10 建築用床パネル 20 引寄せ用治具 22 治具本体 24 吸着部 24A 空間部 26 連結部 26A ピストン 26B シリンダ 26C ロッド 26D 掛け止め部 26E ピストンロッドと反対側に位置する空間 30 引寄せ部材 32 連通部材 34 大気開放部 34a 止栓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚連設して接合される建築用パネル
    の端面同士を引寄せるパネル引寄せ用治具であって、 相隣接する2枚の前記建築用パネルの表面にそれぞれ固
    定される2つの治具本体と、 2つの前記治具本体間の対向間距離を縮めて前記建築用
    パネルを引寄せる引寄せ部材と、 を具備し、 各々の前記治具本体は、前記建築用パネルの表面に吸着
    される吸着部と、この吸着部と前記引寄せ部材を連結す
    る連結部とを備えていることを特徴とするパネル引寄せ
    用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記吸着部は、前記建築用パネル表面との間で密閉され
    る空間を有し、 前記連結部は、前記引寄せ部材に係脱可能なロッドを有
    するピストンと、このピストンを往復動案内するシリン
    ダとを有し、 前記ロッドが前記シリンダより突出移動する際に容積が
    拡大する前記シリンダ内の空間と、前記吸着部内の前記
    空間とを連通させる連通路を有することを特徴とするパ
    ネル引寄せ用治具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記吸着部は、前記治具本体を前記建築用パネルより取
    り外す際に、前記吸着部内の前記空間と大気とを連通さ
    せる大気開放部を備えていることを特徴とするパネル引
    寄せ治具。
  4. 【請求項4】 パネル引寄せ用治具を用いた建築用パネ
    ルの引寄せ方法において、 2つの治具本体の吸着部を、相隣接する2枚の建築用パ
    ネル表面にそれぞれ載置する工程と、 前記治具本体に引寄せ部材を取付け、この引寄せ部材を
    操作して2つの治具本体同士の距離を縮めることで、2
    枚の建築用パネルを引寄せる引寄せ工程と、 を有し、 前記引寄せ工程では、前記治具本体同士の距離を縮める
    に従い、前記治具本体の吸着部内の空間が減圧雰囲気と
    され、前記建築用パネル表面に対する前記吸着部の吸着
    力が増加されることを特徴とするパネル引寄せ方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記治具本体の吸着部は、前記建築用パネル表面を構成
    するに仕上面材に吸着されることを特徴とするパネルの
    引寄せ方法。
JP24201994A 1994-09-08 1994-09-08 パネル引寄せ用治具およびこれを用いたパネル引寄せ方法 Withdrawn JPH0874411A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018053688A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 大和ハウス工業株式会社 パネル引込治具
CN110644695A (zh) * 2019-09-29 2020-01-03 林瑞婕 一种屋面彩钢瓦铺设装置及其使用方法

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