JPH087390Y2 - Ecミラーの端部構造 - Google Patents
Ecミラーの端部構造Info
- Publication number
- JPH087390Y2 JPH087390Y2 JP1987142992U JP14299287U JPH087390Y2 JP H087390 Y2 JPH087390 Y2 JP H087390Y2 JP 1987142992 U JP1987142992 U JP 1987142992U JP 14299287 U JP14299287 U JP 14299287U JP H087390 Y2 JPH087390 Y2 JP H087390Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- mirror
- sealing
- substrate
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はECミラーの周辺像を消去するようにしたECミ
ラーの端部構造に関する。
ラーの端部構造に関する。
[従来の技術] 近時、エレクトロクロミック素子を利用したECミラー
が自動車用防眩ミラーとして実現されている。ECミラー
は第2図に示すように基板硝子1にEC素子構成膜(蒸着
膜)2を蒸着し、その周辺に封止樹脂3を施したのち、
最外層に封止硝子4を積層し、これの端部をミラーボデ
ー5の外縁近くの凹所に嵌着させてなるものである。
が自動車用防眩ミラーとして実現されている。ECミラー
は第2図に示すように基板硝子1にEC素子構成膜(蒸着
膜)2を蒸着し、その周辺に封止樹脂3を施したのち、
最外層に封止硝子4を積層し、これの端部をミラーボデ
ー5の外縁近くの凹所に嵌着させてなるものである。
EC素子構成膜2としては、例えば透明電極膜、エレク
トロクロミック膜、導電反射膜がそれぞれ積層されて構
成されている。またエレクトロクロミック膜はCr,Mo,C
o,Ni,Ir等の遷移金属からなる酸化発色材、Ta2O5等の固
体電解質、Ti,V,Nb,Mo,W等の遷移金属の3層が積層され
て構成されている。
トロクロミック膜、導電反射膜がそれぞれ積層されて構
成されている。またエレクトロクロミック膜はCr,Mo,C
o,Ni,Ir等の遷移金属からなる酸化発色材、Ta2O5等の固
体電解質、Ti,V,Nb,Mo,W等の遷移金属の3層が積層され
て構成されている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のようなECミラーは、着消色表示部6の面積を最
大にするため、着消色表示部6をボデー表示部7にほぼ
近い寸法まで広げている。このようなECミラーにおい
て、着消色表示部の周辺部を斜めから見ると、第2図に
示すように硝子端部のEC蒸着膜のない部分8′が見え、
外観をそこなうおそれがある。
大にするため、着消色表示部6をボデー表示部7にほぼ
近い寸法まで広げている。このようなECミラーにおい
て、着消色表示部の周辺部を斜めから見ると、第2図に
示すように硝子端部のEC蒸着膜のない部分8′が見え、
外観をそこなうおそれがある。
本考案は、着消色表示部を斜めから見ても硝子端部の
像が現われないようなECミラーを提供することを目的と
している。
像が現われないようなECミラーを提供することを目的と
している。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案はECミラーの周辺部
に外光反射防止塗層を形成させたことを特徴とするもの
である。
に外光反射防止塗層を形成させたことを特徴とするもの
である。
ECミラー周辺部を黒塗装することにより、外光反射を
防止してECミラー表示部を斜めに見たときの封止硝子端
部の2重像を消去する。
防止してECミラー表示部を斜めに見たときの封止硝子端
部の2重像を消去する。
[実施例] 次に図面に基づいて本考案を具体的に説明する。第1
図は本考案ECミラーの端部構造を示すもので、基板硝子
1、EC素子構成膜(蒸着膜)2、封止樹脂3および封止
硝子4によってECミラーエレメントを構成させると共
に、該ミラーの周辺部、すなわち基板硝子1、封止樹脂
3、封止硝子4の端面並びに封止硝子4の外面周縁にわ
たって連続する部分に、黒色等の反射防止塗層8を形成
させる。
図は本考案ECミラーの端部構造を示すもので、基板硝子
1、EC素子構成膜(蒸着膜)2、封止樹脂3および封止
硝子4によってECミラーエレメントを構成させると共
に、該ミラーの周辺部、すなわち基板硝子1、封止樹脂
3、封止硝子4の端面並びに封止硝子4の外面周縁にわ
たって連続する部分に、黒色等の反射防止塗層8を形成
させる。
即ち、反射防止塗層8は、第1図からも分かるように
基板硝子1、封止樹脂3、封止硝子4の全側面及び蒸着
膜2が覆われるように封止硝子4の裏面外周部に設けら
ている。
基板硝子1、封止樹脂3、封止硝子4の全側面及び蒸着
膜2が覆われるように封止硝子4の裏面外周部に設けら
ている。
上記のようにECミラー周辺部に反射防止塗層8を施す
ことにより、外光反射を防ぐことができる。例えば第1
図において、F→E→D→C→B→Aの光路またはその
逆の光路を経ても点CとDとにより2重像をなくすこと
ができる。この場合に蒸着膜2の部分では膜厚が薄いで
の、壁面での反射は生じない。
ことにより、外光反射を防ぐことができる。例えば第1
図において、F→E→D→C→B→Aの光路またはその
逆の光路を経ても点CとDとにより2重像をなくすこと
ができる。この場合に蒸着膜2の部分では膜厚が薄いで
の、壁面での反射は生じない。
[考案の効果] 上記のように本考案では、ECミラー周辺部を黒塗装す
ることにより外光からの反射をなくし、端部の像を消去
することができる。また着消色表示部を最大面積に維持
しながら、斜めからミラー表示部を見たときの外観違和
感をなくすことができる。
ることにより外光からの反射をなくし、端部の像を消去
することができる。また着消色表示部を最大面積に維持
しながら、斜めからミラー表示部を見たときの外観違和
感をなくすことができる。
第1図は本考案ECミラーの端部構造の部分的拡大断面
図、第2図は従来形の同じく拡大断面図である。 1…基板硝子、2…EC素子構成膜(蒸着膜)、3…封止
樹脂、4…封止硝子、5…ミラーボデー、8…反射防止
塗層。
図、第2図は従来形の同じく拡大断面図である。 1…基板硝子、2…EC素子構成膜(蒸着膜)、3…封止
樹脂、4…封止硝子、5…ミラーボデー、8…反射防止
塗層。
Claims (1)
- 【請求項1】平面状の基板硝子と、 該基板硝子よりも小さい面積を有し、この硝子基板の一
方の面上に積層され、硝子基板を通して入射する光を反
射するEC素子構成膜と、 該EC素子構成膜よりも大きい面積を有し、このEC素子構
成膜上に積層される封止硝子と、 前記EC素子構成膜周囲部に形成される前記基板硝子と前
記封止硝子との間の隙間部に充填される封止樹脂と、 を有するECミラーにおいて、 当該ECミラーの側面部及び前記封止硝子の周辺部に反射
防止塗層を配設し、前記基板硝子、封止樹脂、封止硝子
を通過して入射する光の反射を阻止することを特徴とす
るECミラーの端部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987142992U JPH087390Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | Ecミラーの端部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987142992U JPH087390Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | Ecミラーの端部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6449820U JPS6449820U (ja) | 1989-03-28 |
JPH087390Y2 true JPH087390Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31409411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987142992U Expired - Lifetime JPH087390Y2 (ja) | 1987-09-21 | 1987-09-21 | Ecミラーの端部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087390Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5894936A (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-06 | Olympus Optical Co Ltd | プラスチツクレンズの反射防止面梨地加工法 |
JPS59133527A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-07-31 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置 |
JPS60257402A (ja) * | 1984-06-02 | 1985-12-19 | Olympus Optical Co Ltd | 光学素子の反射防止方法 |
JPH0234666Y2 (ja) * | 1985-01-24 | 1990-09-18 |
-
1987
- 1987-09-21 JP JP1987142992U patent/JPH087390Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6449820U (ja) | 1989-03-28 |
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