JPH0873484A - 新規なテトラヒドロピラン化合物、その製造方法、及びそれらを含む薬剤組成物 - Google Patents
新規なテトラヒドロピラン化合物、その製造方法、及びそれらを含む薬剤組成物Info
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- JPH0873484A JPH0873484A JP7221904A JP22190495A JPH0873484A JP H0873484 A JPH0873484 A JP H0873484A JP 7221904 A JP7221904 A JP 7221904A JP 22190495 A JP22190495 A JP 22190495A JP H0873484 A JPH0873484 A JP H0873484A
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のものより活性かつ低毒性の、新規な血
管新生阻害性化合物、その製法、及びそれを含有する血
管新生関連疾患の治療のための薬剤組成物を提供する。 【解決手段】 式(I): 【化85】 {式中、AとBは、これらが結合している炭素原子と共
に、2,2−ジメチル〔1,3〕ジオキソランなどを形
成し;R1 は、2−オキシラニル、イソプロペニルまた
は2−オキシラニルアルコキシなどでかつR2 は水素、
ヒドロキシなどであり;R3 は、メチル、カルバモイル
などであり;R4 は、ヒドロキシ、カルバモイルオキシ
などでかつR5 は水素であるか、R4 とR5 はこれらが
結合している炭素原子と共にカルボニル基を形成してい
る}で示される化合物、その光学及び幾何異性体、及び
薬剤学的に許容しうるその付加塩、ならびにそれらを含
有する薬剤組成物。
管新生阻害性化合物、その製法、及びそれを含有する血
管新生関連疾患の治療のための薬剤組成物を提供する。 【解決手段】 式(I): 【化85】 {式中、AとBは、これらが結合している炭素原子と共
に、2,2−ジメチル〔1,3〕ジオキソランなどを形
成し;R1 は、2−オキシラニル、イソプロペニルまた
は2−オキシラニルアルコキシなどでかつR2 は水素、
ヒドロキシなどであり;R3 は、メチル、カルバモイル
などであり;R4 は、ヒドロキシ、カルバモイルオキシ
などでかつR5 は水素であるか、R4 とR5 はこれらが
結合している炭素原子と共にカルボニル基を形成してい
る}で示される化合物、その光学及び幾何異性体、及び
薬剤学的に許容しうるその付加塩、ならびにそれらを含
有する薬剤組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テトラヒドロピラ
ン構造を有する新規な糖質化合物、その製造方法、及び
それらを含む薬剤組成物に関する。本発明の化合物は、
その血管新生阻害能に基づく臨床的使用のために非常に
有用である。
ン構造を有する新規な糖質化合物、その製造方法、及び
それらを含む薬剤組成物に関する。本発明の化合物は、
その血管新生阻害能に基づく臨床的使用のために非常に
有用である。
【0002】
【従来の技術】血管新生(即ち、新血管新生(neovascu
larisation))は、新しい毛細血管の発達と成長として
定義される。血管新生の過程は、胚の発生、損傷の正常
な回復及び月経後の子宮内膜の発達を含む、多くの生理
学的状況に必須である。これらの状況を別にして、正常
成体における血管新生は、非常に稀であり、血管壁を産
生する内皮細胞の有糸分裂は、年単位で測定される細胞
更新時間(cell renewaltimes)を有していて、非常に
緩慢である。
larisation))は、新しい毛細血管の発達と成長として
定義される。血管新生の過程は、胚の発生、損傷の正常
な回復及び月経後の子宮内膜の発達を含む、多くの生理
学的状況に必須である。これらの状況を別にして、正常
成体における血管新生は、非常に稀であり、血管壁を産
生する内皮細胞の有糸分裂は、年単位で測定される細胞
更新時間(cell renewaltimes)を有していて、非常に
緩慢である。
【0003】異常な血管新生(即ち、病理学的症候によ
る新血管の成長の刺激)は、多くの疾患、特に、糖尿病
性網膜症、慢性関節リウマチ、血管腫(haemangioma )
及び固形腫瘍の増殖の確立した特徴である。血管新生は
また、動脈−冠状動脈の疾患のような他の疾患において
も重要な役割を果たすことがある。
る新血管の成長の刺激)は、多くの疾患、特に、糖尿病
性網膜症、慢性関節リウマチ、血管腫(haemangioma )
及び固形腫瘍の増殖の確立した特徴である。血管新生は
また、動脈−冠状動脈の疾患のような他の疾患において
も重要な役割を果たすことがある。
【0004】腫瘍学の分野において、固形腫瘍の増殖
が、全面的に新生血管の一定した発達に依存し、そして
これが、ある種の癌の転移については、原発腫瘍の大き
さの増大と相関していることが示されてきた(J. Folkm
an, New Engl.Med., 285 (1974), 1182-1185)。
が、全面的に新生血管の一定した発達に依存し、そして
これが、ある種の癌の転移については、原発腫瘍の大き
さの増大と相関していることが示されてきた(J. Folkm
an, New Engl.Med., 285 (1974), 1182-1185)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、薬剤による治
療(即ち、血管新生阻害剤による)により、原発腫瘍の
増殖を停止させ、転移の形成を防止又は低下させ、そし
て続発性の増殖の出現を防止することができる。このよ
うな血管新生阻害剤はまた、血管新生活性が発生してい
る上記の新生物疾患の治療にも有用である。
療(即ち、血管新生阻害剤による)により、原発腫瘍の
増殖を停止させ、転移の形成を防止又は低下させ、そし
て続発性の増殖の出現を防止することができる。このよ
うな血管新生阻害剤はまた、血管新生活性が発生してい
る上記の新生物疾患の治療にも有用である。
【0006】
【課題を解決するための手段】治療学の需要は、より活
性、より特異的、同時に低毒性の活性成分を得ることを
目的とした、新規な血管新生阻害性化合物の継続的開発
にある。
性、より特異的、同時に低毒性の活性成分を得ることを
目的とした、新規な血管新生阻害性化合物の継続的開発
にある。
【0007】本発明は、テトラヒドロピラン構造を有
し、先行技術に記載されている化合物と比較して構造的
にも薬理学的にも独創的な、新規な化合物に関する。
し、先行技術に記載されている化合物と比較して構造的
にも薬理学的にも独創的な、新規な化合物に関する。
【0008】更に詳しくは、本発明は、一般式(I):
【0009】
【化34】
【0010】{式中、Aは、−OR6 を表し、かつB
は、−CH2 −Xを表すか、又は、Aは、Bと一緒にな
って、これらが結合している炭素原子と共に、オキシラ
ン、2,2−ジメチル〔1,3〕ジオキソラン及び
〔1,3〕ジオキソラン−2−オンから選択される酸素
含有複素環を形成し;R1 は、次式:
は、−CH2 −Xを表すか、又は、Aは、Bと一緒にな
って、これらが結合している炭素原子と共に、オキシラ
ン、2,2−ジメチル〔1,3〕ジオキソラン及び
〔1,3〕ジオキソラン−2−オンから選択される酸素
含有複素環を形成し;R1 は、次式:
【0011】
【化35】
【0012】(式中、Y及びZは、それぞれ水素を表す
か、又は一緒になって二重結合を形成するか、又は、こ
れらが結合している炭素原子と一緒になってオキシラン
環を形成する)で示される基を表し、かつR2 は、水
素、ヒドロキシ基及び−OR9 基の中から選択される
か、又はR1 は、次式:
か、又は一緒になって二重結合を形成するか、又は、こ
れらが結合している炭素原子と一緒になってオキシラン
環を形成する)で示される基を表し、かつR2 は、水
素、ヒドロキシ基及び−OR9 基の中から選択される
か、又はR1 は、次式:
【0013】
【化36】
【0014】(式中、nは、1から4までの整数であ
り、そしてY及びZは、それぞれ水素を表すか、又は一
緒になって二重結合を形成するか、又は、これらが結合
している炭素原子と一緒になってオキシラン環を形成す
る)で示される基を表し、かつR2 は水素を表すか、又
はR1 は、水素を表し、かつR2 は、次式:
り、そしてY及びZは、それぞれ水素を表すか、又は一
緒になって二重結合を形成するか、又は、これらが結合
している炭素原子と一緒になってオキシラン環を形成す
る)で示される基を表し、かつR2 は水素を表すか、又
はR1 は、水素を表し、かつR2 は、次式:
【0015】
【化37】
【0016】で示される上記と同義の基を表し;R3
は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭素原
子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合により
置換されているベンジル基、場合により置換されている
ベンゾイル基、場合により置換されているホルミル基、
場合により不飽和でかつ場合により置換されている1〜
6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、
アリル基、及び場合によりモノ−又はジ−置換されてい
るカルバモイル基の中から選択され;R4 は、ヒドロキ
シ基、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を
有する直鎖状又は分岐状のアルコキシ基、場合によりモ
ノ−又はジ−置換されているカルバモイルオキシ基、4
位がR9 基により置換されているピペラジニルカルボニ
ルオキシ基、及びイミダゾール−1−イルカルボニルオ
キシ基から選択され、かつR5 は、水素を表すか、或は
R4 は、R5 と一緒になって、これらが結合している炭
素原子と共にカルボニル基を形成し;R6 、R7 及びR
8 は、それぞれ互いに独立して、水素、場合により置換
されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐
状のアルキル基、及びフェニルアルキル基(ここで、フ
ェニル基は、場合により置換されており、そしてアルキ
ル基は直鎖状又は分岐状であり場合により置換されてお
り、1〜6個の炭素原子を有する)の中から選択され;
R9 は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭
素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合に
より置換されているホルミル基、場合により不飽和でか
つ場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状のアシル基、場合により置換されて
いる1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のア
ルコキシカルボニル基、場合により置換されているベン
ジル基、及び場合によりモノ−又はジ−置換されている
カルバモイル基の中から選択され;そしてXは、ヒドロ
キシ基、ハロゲン原子、場合により置換されているフェ
ニルスルホニルオキシ基、及び場合により置換されてい
る1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアル
キルスルホニルオキシ基の中から選択される}
は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭素原
子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合により
置換されているベンジル基、場合により置換されている
ベンゾイル基、場合により置換されているホルミル基、
場合により不飽和でかつ場合により置換されている1〜
6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、
アリル基、及び場合によりモノ−又はジ−置換されてい
るカルバモイル基の中から選択され;R4 は、ヒドロキ
シ基、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を
有する直鎖状又は分岐状のアルコキシ基、場合によりモ
ノ−又はジ−置換されているカルバモイルオキシ基、4
位がR9 基により置換されているピペラジニルカルボニ
ルオキシ基、及びイミダゾール−1−イルカルボニルオ
キシ基から選択され、かつR5 は、水素を表すか、或は
R4 は、R5 と一緒になって、これらが結合している炭
素原子と共にカルボニル基を形成し;R6 、R7 及びR
8 は、それぞれ互いに独立して、水素、場合により置換
されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐
状のアルキル基、及びフェニルアルキル基(ここで、フ
ェニル基は、場合により置換されており、そしてアルキ
ル基は直鎖状又は分岐状であり場合により置換されてお
り、1〜6個の炭素原子を有する)の中から選択され;
R9 は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭
素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合に
より置換されているホルミル基、場合により不飽和でか
つ場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状のアシル基、場合により置換されて
いる1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のア
ルコキシカルボニル基、場合により置換されているベン
ジル基、及び場合によりモノ−又はジ−置換されている
カルバモイル基の中から選択され;そしてXは、ヒドロ
キシ基、ハロゲン原子、場合により置換されているフェ
ニルスルホニルオキシ基、及び場合により置換されてい
る1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアル
キルスルホニルオキシ基の中から選択される}
【0017】で示される化合物、適切な場合には、純粋
な形又は混合物の形のその光学及び幾何異性体、及び適
切な場合には、酸との薬剤学的に許容しうるその付加塩
に関する。ここで、上記のカルバモイル及びカルバモイ
ルオキシ基に関連する「場合によりモノ−又はジ−置換
されている」という用語は、窒素原子に結合している水
素原子の1個又は両方が(両方の水素原子が置換される
時には、互いに独立して)、 場合により置換されてい
る1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアル
キル基、場合により置換されているホルミル基、場合に
より不飽和でかつ場合により置換されている1〜6個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、場合に
より置換されているベンゾイル基、場合により置換され
ているフェニル基、場合により置換されているナフチル
基、及び直鎖又は分岐鎖に1〜6個の炭素原子を有す
る、1つ又は2つのアルキル基(各アルキル基は、場合
により置換されている)で場合により置換されているア
ミノ基により置換されていてもよいということを示し;
アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ホルミ
ル、アシル、ベンジル、ベンゾイル、フェニル及びナフ
チル基に関連する「場合により置換されている」という
用語は、これらの基が、ヒドロキシ、ハロゲン、トリハ
ロメチル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アル
コキシ、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状
アルコキシカルボニル、及び1〜6個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状アシルの中から選択される1つ以上
の化学的実体により置換されていてもよいということを
示し;アルキルスルホニルオキシ及びフェニルスルホニ
ルオキシ基に関連する「場合により置換されている」と
いう用語は、これらの基が、1〜6個の炭素原子を有す
る1つ以上の直鎖状又は分岐状のアルキル基により置換
されていてもよいということを示し;そして「不飽和ア
シル基」という用語は、さらに具体的にはアクリロイル
及びメタクリロイル基を意味するものである。
な形又は混合物の形のその光学及び幾何異性体、及び適
切な場合には、酸との薬剤学的に許容しうるその付加塩
に関する。ここで、上記のカルバモイル及びカルバモイ
ルオキシ基に関連する「場合によりモノ−又はジ−置換
されている」という用語は、窒素原子に結合している水
素原子の1個又は両方が(両方の水素原子が置換される
時には、互いに独立して)、 場合により置換されてい
る1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアル
キル基、場合により置換されているホルミル基、場合に
より不飽和でかつ場合により置換されている1〜6個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、場合に
より置換されているベンゾイル基、場合により置換され
ているフェニル基、場合により置換されているナフチル
基、及び直鎖又は分岐鎖に1〜6個の炭素原子を有す
る、1つ又は2つのアルキル基(各アルキル基は、場合
により置換されている)で場合により置換されているア
ミノ基により置換されていてもよいということを示し;
アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、ホルミ
ル、アシル、ベンジル、ベンゾイル、フェニル及びナフ
チル基に関連する「場合により置換されている」という
用語は、これらの基が、ヒドロキシ、ハロゲン、トリハ
ロメチル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミ
ノ、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アル
コキシ、1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状
アルコキシカルボニル、及び1〜6個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状アシルの中から選択される1つ以上
の化学的実体により置換されていてもよいということを
示し;アルキルスルホニルオキシ及びフェニルスルホニ
ルオキシ基に関連する「場合により置換されている」と
いう用語は、これらの基が、1〜6個の炭素原子を有す
る1つ以上の直鎖状又は分岐状のアルキル基により置換
されていてもよいということを示し;そして「不飽和ア
シル基」という用語は、さらに具体的にはアクリロイル
及びメタクリロイル基を意味するものである。
【0018】本発明において、カルバモイル基は、次
式:
式:
【0019】
【化38】
【0020】で示される基を意味し、そしてカルバモイ
ルオキシ基は、次式:
ルオキシ基は、次式:
【0021】
【化39】
【0022】で示される基を意味する。
【0023】薬剤学的に許容しうる塩の形成に使用する
ことができる酸には、塩酸、リン酸、硫酸、酒石酸、ク
エン酸、マレイン酸、フマル酸などが挙げられるが、こ
れらに限定されない。
ことができる酸には、塩酸、リン酸、硫酸、酒石酸、ク
エン酸、マレイン酸、フマル酸などが挙げられるが、こ
れらに限定されない。
【0024】本発明はまた、式(I)の化合物の調製方
法に関し、この方法は、E.J. Prisbe ら(J.Org.Chem.,
41, (1976), 1836-1846)に記載された方法により調製
される式(II):
法に関し、この方法は、E.J. Prisbe ら(J.Org.Chem.,
41, (1976), 1836-1846)に記載された方法により調製
される式(II):
【0025】
【化40】
【0026】で示される1,2:4,5−ジ−O−イソ
プロピリデン−β−D−フルクトピラノースを、重クロ
ム酸ピリジニウムのような酸化剤と反応させて、式(II
I ):
プロピリデン−β−D−フルクトピラノースを、重クロ
ム酸ピリジニウムのような酸化剤と反応させて、式(II
I ):
【0027】
【化41】
【0028】で示されるケトンを得て、これを、対応す
るハロゲン化ビニルから調製される式(IVa ):
るハロゲン化ビニルから調製される式(IVa ):
【0029】
【化42】
【0030】{式中、R7 及びR8 は、それぞれ互いに
独立して、水素、場合により置換されている1〜6個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、及び
フェニルアルキル基(ここで、フェニル基は、場合によ
り置換されており、そしてアルキル基は、直鎖状又は分
岐状であり、場合により置換されており、1〜6個の炭
素原子を有する)の中から選択される}で示される化合
物と作用させて、式(Va1):
独立して、水素、場合により置換されている1〜6個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、及び
フェニルアルキル基(ここで、フェニル基は、場合によ
り置換されており、そしてアルキル基は、直鎖状又は分
岐状であり、場合により置換されており、1〜6個の炭
素原子を有する)の中から選択される}で示される化合
物と作用させて、式(Va1):
【0031】
【化43】
【0032】(式中、R7 及びR8 は、上記と同義であ
る)で示される化合物を得て、これを場合により、ハロ
ゲン化アルキル、ハロゲン化アシル、ハロゲン化ベンジ
ル、ハロギ酸アルキル又はイソシアナートと作用させ
て、式(Va2):
る)で示される化合物を得て、これを場合により、ハロ
ゲン化アルキル、ハロゲン化アシル、ハロゲン化ベンジ
ル、ハロギ酸アルキル又はイソシアナートと作用させ
て、式(Va2):
【0033】
【化44】
【0034】(式中、R7 及びR8 は、上記と同義であ
り、そしてR’9 は、場合により置換されている1〜6
個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状のアルキル
基、場合により置換されているホルミル基、場合により
置換されている1〜6個の炭素原子を含有するアシル
基、場合により置換されているベンジル基、場合により
置換されている1〜6個の炭素原子を含有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシカルボニル基、及び場合によりモ
ノ−又はジ−置換されているカルバモイル基から選択さ
れる)で示される化合物を得てもよく、式(Va1)の化
合物を、場合により、n−ブチルリチウムの存在下で塩
化メチルオキサリルと作用させて、式(Va3):
り、そしてR’9 は、場合により置換されている1〜6
個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状のアルキル
基、場合により置換されているホルミル基、場合により
置換されている1〜6個の炭素原子を含有するアシル
基、場合により置換されているベンジル基、場合により
置換されている1〜6個の炭素原子を含有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシカルボニル基、及び場合によりモ
ノ−又はジ−置換されているカルバモイル基から選択さ
れる)で示される化合物を得てもよく、式(Va1)の化
合物を、場合により、n−ブチルリチウムの存在下で塩
化メチルオキサリルと作用させて、式(Va3):
【0035】
【化45】
【0036】(式中、R7 及びR8 は、上記と同義であ
る)で示される化合物を得て、これを次に水素化トリブ
チルスズと作用させて、式(Va4):
る)で示される化合物を得て、これを次に水素化トリブ
チルスズと作用させて、式(Va4):
【0037】
【化46】
【0038】(式中、R7 及びR8 は、上記と同義であ
る)で示される化合物を得てもよく、式(Va1)と(V
a2)で示される化合物全体は、式(Va ):
る)で示される化合物を得てもよく、式(Va1)と(V
a2)で示される化合物全体は、式(Va ):
【0039】
【化47】
【0040】(式中、R7 及びR8 は、上記と同義であ
り、そしてR9 は、水素及び上記に定義したR’9 基の
中から選択される)で示される化合物を形成している
か、或は、式(II)の化合物を、直接に式(IVb ):
り、そしてR9 は、水素及び上記に定義したR’9 基の
中から選択される)で示される化合物を形成している
か、或は、式(II)の化合物を、直接に式(IVb ):
【0041】
【化48】
【0042】(式中、R7 及びR8 は、上記と同義であ
り、そしてnは、1から4までの整数である)で示され
る化合物と作用させて、式(Vb ):
り、そしてnは、1から4までの整数である)で示され
る化合物と作用させて、式(Vb ):
【0043】
【化49】
【0044】(式中、R7 、R8 及びnは、上記と同義
である)で示される化合物を得てもよく、次に、式(V
a4)、(Va )及び(Vb )の化合物を、酢酸のような
酸性媒体中で加水分解して、それぞれ式(VIa4)、(VI
a )及び(VIb ):
である)で示される化合物を得てもよく、次に、式(V
a4)、(Va )及び(Vb )の化合物を、酢酸のような
酸性媒体中で加水分解して、それぞれ式(VIa4)、(VI
a )及び(VIb ):
【0045】
【化50】
【0046】(式中、R7 、R8 、R9 及びnは、上記
と同義である)で示されるジオールを得て、この式(VI
a4)、(VIa )及び(VIb )の化合物を、酸化ジブチル
スズの存在下で位置選択的に置換して、それぞれ式(VI
Ia4 )、(VIIa)及び(VIIb):
と同義である)で示されるジオールを得て、この式(VI
a4)、(VIa )及び(VIb )の化合物を、酸化ジブチル
スズの存在下で位置選択的に置換して、それぞれ式(VI
Ia4 )、(VIIa)及び(VIIb):
【0047】
【化51】
【0048】(式中、R7 、R8 、R9 及びnは、上記
と同義であり、そしてR’3 は、場合により置換されて
いる1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のア
ルキル基、場合により置換されているベンジル基、場合
により置換されているベンゾイル基、場合により置換さ
れているホルミル基、場合により不飽和でかつ場合によ
り置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又
は分岐状のアシル基、アリル基、及び場合によりモノ−
又はジ−置換されているカルバモイル基の中から選択さ
れる)で示される化合物を得てもよく、ここで、式(VI
a4)と(VIIa4 )、(VIa )と(VIIa)、及び(VIb )
と(VIIb)の化合物全てを、場合により3−クロロ過安
息香酸のようなエポキシ化試薬と反応させて、それぞれ
式(VIIIa4)、(VIIIa )及び(VIIIb ):
と同義であり、そしてR’3 は、場合により置換されて
いる1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のア
ルキル基、場合により置換されているベンジル基、場合
により置換されているベンゾイル基、場合により置換さ
れているホルミル基、場合により不飽和でかつ場合によ
り置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又
は分岐状のアシル基、アリル基、及び場合によりモノ−
又はジ−置換されているカルバモイル基の中から選択さ
れる)で示される化合物を得てもよく、ここで、式(VI
a4)と(VIIa4 )、(VIa )と(VIIa)、及び(VIb )
と(VIIb)の化合物全てを、場合により3−クロロ過安
息香酸のようなエポキシ化試薬と反応させて、それぞれ
式(VIIIa4)、(VIIIa )及び(VIIIb ):
【0049】
【化52】
【0050】(式中、R7 、R8 、R9 及びnは、上記
と同義であり、そしてR3 は、水素及び上記に定義した
R’3 基の中から選択される)で示される化合物を得る
か、或は接触水素化に付して、それぞれ式(VIII'a
4 )、(VIII'a)及び(VIII'b):
と同義であり、そしてR3 は、水素及び上記に定義した
R’3 基の中から選択される)で示される化合物を得る
か、或は接触水素化に付して、それぞれ式(VIII'a
4 )、(VIII'a)及び(VIII'b):
【0051】
【化53】
【0052】(式中、R3 、R7 、R8 、R9 及びn
は、上記と同義である)で示される化合物を得、式(VI
a4)、(VIa )、(VIb )、(VIIa4 )、(VIIa)、
(VIIb)、(VIIIa4)、(VIIIa )、(VIIIb )、(VI
II'a4 )、(VIIIa')、及び(VIII'b)で示される化合
物全体は、式(VIII):
は、上記と同義である)で示される化合物を得、式(VI
a4)、(VIa )、(VIb )、(VIIa4 )、(VIIa)、
(VIIb)、(VIIIa4)、(VIIIa )、(VIIIb )、(VI
II'a4 )、(VIIIa')、及び(VIII'b)で示される化合
物全体は、式(VIII):
【0053】
【化54】
【0054】{式中、R1 は、次式:
【0055】
【化55】
【0056】(式中、Y及びZは、各々水素を表すか、
又は一緒になって二重結合を形成するか、又は、これら
が結合している炭素原子と一緒になってオキシラン環を
形成し、そしてR7 及びR8 は、上記と同義である)で
示される基を表し、かつR2 は、水素、ヒドロキシ及び
−OR9 基から選択されるか、又はR1 は、次式:
又は一緒になって二重結合を形成するか、又は、これら
が結合している炭素原子と一緒になってオキシラン環を
形成し、そしてR7 及びR8 は、上記と同義である)で
示される基を表し、かつR2 は、水素、ヒドロキシ及び
−OR9 基から選択されるか、又はR1 は、次式:
【0057】
【化56】
【0058】(式中、nは、1から4までの整数であ
り、そしてR7 、R8 、Y及びZは、上記と同義であ
る)で示される基を表し、かつR2 は、水素を表すか、
又はR1 は、水素を表し、かつR2 は、次式:
り、そしてR7 、R8 、Y及びZは、上記と同義であ
る)で示される基を表し、かつR2 は、水素を表すか、
又はR1 は、水素を表し、かつR2 は、次式:
【0059】
【化57】
【0060】で示される上記と同義である基を表し、そ
してR3 は、上記と同義である}で示される化合物を形
成しており、ついで式(VIII)の化合物を、場合によ
り、通常の条件下、例えば、水素化ナトリウムによる陰
イオンの形成後にアルキル化剤と反応させるか、4−ジ
メチルアミノピリジンのような活性化剤の存在下又は非
存在下でイソシアン酸化合物と反応させるか、又はカル
ボニル化化合物であるカルボニルジイミダゾールと作用
させて、式(IXa ):
してR3 は、上記と同義である}で示される化合物を形
成しており、ついで式(VIII)の化合物を、場合によ
り、通常の条件下、例えば、水素化ナトリウムによる陰
イオンの形成後にアルキル化剤と反応させるか、4−ジ
メチルアミノピリジンのような活性化剤の存在下又は非
存在下でイソシアン酸化合物と反応させるか、又はカル
ボニル化化合物であるカルボニルジイミダゾールと作用
させて、式(IXa ):
【0061】
【化58】
【0062】(式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同
義である)で示される化合物を得て、この化合物は、4
位がR9 基により置換されているピペラジンの作用によ
り、それ自体、式(IXb ):
義である)で示される化合物を得て、この化合物は、4
位がR9 基により置換されているピペラジンの作用によ
り、それ自体、式(IXb ):
【0063】
【化59】
【0064】(式中、R1 、R2 、R3 及びR9 は、上
記と同義である)で示される化合物を生じ、式(VII
I)、(IXa )及び(IXb )で示される化合物全体は、
式(IX):
記と同義である)で示される化合物を生じ、式(VII
I)、(IXa )及び(IXb )で示される化合物全体は、
式(IX):
【0065】
【化60】
【0066】(式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同
義であり、そしてR4 は、ヒドロキシ基、場合により置
換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分
岐状のアルコキシ基、場合によりモノ−又はジ−置換さ
れているカルバモイル基、4位がR9 基により置換され
ているピペラジニルカルボニルオキシ基、及びイミダゾ
リルカルボニルオキシ基の中から選択される)で示され
る化合物を形成しており、また、式(VIII)の化合物
を、式(III )の化合物の調製のために使用した条件下
で酸化剤と反応させて、式(X):
義であり、そしてR4 は、ヒドロキシ基、場合により置
換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分
岐状のアルコキシ基、場合によりモノ−又はジ−置換さ
れているカルバモイル基、4位がR9 基により置換され
ているピペラジニルカルボニルオキシ基、及びイミダゾ
リルカルボニルオキシ基の中から選択される)で示され
る化合物を形成しており、また、式(VIII)の化合物
を、式(III )の化合物の調製のために使用した条件下
で酸化剤と反応させて、式(X):
【0067】
【化61】
【0068】(式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同
義である)で示される化合物を得ることも可能であり、
式(IX)及び(X)で示される化合物全体は、式(X
I):
義である)で示される化合物を得ることも可能であり、
式(IX)及び(X)で示される化合物全体は、式(X
I):
【0069】
【化62】
【0070】(式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同
義であり、そしてR4 及びR5 は、式(I)に定義され
たとおりである)で示される化合物を形成しており、こ
の式(XI)の化合物を、通常の加アルコール分解の方法
により処理して、式(XII ):
義であり、そしてR4 及びR5 は、式(I)に定義され
たとおりである)で示される化合物を形成しており、こ
の式(XI)の化合物を、通常の加アルコール分解の方法
により処理して、式(XII ):
【0071】
【化63】
【0072】{式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は、上記と同義であり、そしてR’6は、場合により置
換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分
岐状のアルキル基、及びフェニルアルキル基(ここで、
フェニル基は、場合により置換されており、そしてアル
キル基は、直鎖状又は分岐状であり場合により置換され
ており、1〜6個の炭素原子を有する)の中から選択さ
れる}で示される化合物を形成させ、次に通常の置換反
応により式(XIII):
は、上記と同義であり、そしてR’6は、場合により置
換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分
岐状のアルキル基、及びフェニルアルキル基(ここで、
フェニル基は、場合により置換されており、そしてアル
キル基は、直鎖状又は分岐状であり場合により置換され
ており、1〜6個の炭素原子を有する)の中から選択さ
れる}で示される化合物を形成させ、次に通常の置換反
応により式(XIII):
【0073】
【化64】
【0074】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及
びR’6 は、上記と同義であり、そしてX’は、ハロゲ
ン原子、場合により置換されているフェニルスルホニル
オキシ基、及び場合により置換されている直鎖状又は分
岐状の1〜6個の炭素原子を有するアルキルスルホニル
オキシ基の中から選択される)で示される化合物を得る
か、或は、式(XI)の化合物を、例えば酸性樹脂の作用
下などで加水分解して、式(XIV):
びR’6 は、上記と同義であり、そしてX’は、ハロゲ
ン原子、場合により置換されているフェニルスルホニル
オキシ基、及び場合により置換されている直鎖状又は分
岐状の1〜6個の炭素原子を有するアルキルスルホニル
オキシ基の中から選択される)で示される化合物を得る
か、或は、式(XI)の化合物を、例えば酸性樹脂の作用
下などで加水分解して、式(XIV):
【0075】
【化65】
【0076】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は、上記と同義である)で示されるジオールを形成さ
せ、次に場合により通常の置換反応により、式(XV):
は、上記と同義である)で示されるジオールを形成さ
せ、次に場合により通常の置換反応により、式(XV):
【0077】
【化66】
【0078】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及
びX’は、上記と同義である)で示される化合物を得
て、この式(XV)の化合物を、X’がヨウ素原子を表す
時には、酸化銀の作用下で、式(XVI ):
びX’は、上記と同義である)で示される化合物を得
て、この式(XV)の化合物を、X’がヨウ素原子を表す
時には、酸化銀の作用下で、式(XVI ):
【0079】
【化67】
【0080】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は、上記と同義である)で示されるエポキシドに変換す
ることができ、また、式(XIV )の化合物を、N,N−
カルボニルジイミダゾールと反応させて式(XVII):
は、上記と同義である)で示されるエポキシドに変換す
ることができ、また、式(XIV )の化合物を、N,N−
カルボニルジイミダゾールと反応させて式(XVII):
【0081】
【化68】
【0082】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は、上記と同義である)で示される化合物を得ることも
可能であり、式(XI)、(XII )、(XIII)、(XIV
)、(XV)、(XVI )及び(XVII)で示される化合物
は、式(I)の化合物を形成しており、これを場合によ
り通常の精製方法により精製し、必要であればこの光学
及び幾何異性体を通常の分離方法により分離し、そして
場合により、これを薬剤学的に許容しうる、酸とのその
付加塩に変換することを特徴とする。
は、上記と同義である)で示される化合物を得ることも
可能であり、式(XI)、(XII )、(XIII)、(XIV
)、(XV)、(XVI )及び(XVII)で示される化合物
は、式(I)の化合物を形成しており、これを場合によ
り通常の精製方法により精製し、必要であればこの光学
及び幾何異性体を通常の分離方法により分離し、そして
場合により、これを薬剤学的に許容しうる、酸とのその
付加塩に変換することを特徴とする。
【0083】R7 が水素を表す、式(Va1)の化合物
は、有利には、対応するプロパルギル化合物から調製さ
れる式(IVa'):
は、有利には、対応するプロパルギル化合物から調製さ
れる式(IVa'):
【0084】
【化69】
【0085】(式中、R8 は、上記と同義である)で示
される有機リチウム化合物との反応、次いで、生じた式
(Va1' ):
される有機リチウム化合物との反応、次いで、生じた式
(Va1' ):
【0086】
【化70】
【0087】(式中、R8 は、上記と同義である)で示
されるアルキンの接触水素化により得ることができる。
されるアルキンの接触水素化により得ることができる。
【0088】式(VIII)の化合物は、式(VIII' ):
【0089】
【化71】
【0090】(式中、R1 及びR2 は、上記と同義であ
り、そしてRa 、Rb 及びRc は、互いに独立して、1
〜6個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状のアルキ
ル基、又はフェニル基を表す)で示されるシリル化化合
物の形で位置選択的に保護することができる。
り、そしてRa 、Rb 及びRc は、互いに独立して、1
〜6個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状のアルキ
ル基、又はフェニル基を表す)で示されるシリル化化合
物の形で位置選択的に保護することができる。
【0091】一般に、ピラノース化合物に結合している
ヒドロキシ基の保護及び脱保護、接触水素化反応及び3
−クロロ過安息香酸によるエポキシ化反応は、各化合物
の合成の過程で、当業者が適切であると考える時に行う
ことができる。
ヒドロキシ基の保護及び脱保護、接触水素化反応及び3
−クロロ過安息香酸によるエポキシ化反応は、各化合物
の合成の過程で、当業者が適切であると考える時に行う
ことができる。
【0092】式(I)の化合物は、有用な薬理学的性質
を有する。実際、本化合物は、参照化合物と比較しては
るかに毒性が少ないという利点を有する強力な血管新生
阻害剤である。このため、これらは優れた治療指数を有
する。従って、本化合物は、抗腫瘍剤として、転移の形
成や増殖の阻害における治療に、並びに糖尿病性網膜
症、慢性関節リウマチ、血管腫及び動脈−冠状動脈疾患
の治療に、そして更に一般的に血管新生による又は血管
新生に関連した疾患に使用することができる。
を有する。実際、本化合物は、参照化合物と比較しては
るかに毒性が少ないという利点を有する強力な血管新生
阻害剤である。このため、これらは優れた治療指数を有
する。従って、本化合物は、抗腫瘍剤として、転移の形
成や増殖の阻害における治療に、並びに糖尿病性網膜
症、慢性関節リウマチ、血管腫及び動脈−冠状動脈疾患
の治療に、そして更に一般的に血管新生による又は血管
新生に関連した疾患に使用することができる。
【0093】本発明はまた、単独で、又は不活性で非毒
性の1つ以上の賦形剤又は担体との組合せで、式(I)
の化合物、適切な場合にはそれらの立体異性体、又は適
切な場合に薬剤学的に許容しうるそれらの酸との付加塩
よりなる、薬剤組成物に関する。
性の1つ以上の賦形剤又は担体との組合せで、式(I)
の化合物、適切な場合にはそれらの立体異性体、又は適
切な場合に薬剤学的に許容しうるそれらの酸との付加塩
よりなる、薬剤組成物に関する。
【0094】本発明による薬剤組成物の中で、更に詳し
くは、経口、非経口、経鼻、直腸内、経舌、眼内又は呼
吸器内投与に適切である組成物、特に、錠剤、糖衣錠、
舌下錠、薬袋(sachets )、パケット(paquets )、ゼ
ラチンカプセル、グロセット(glossettes)、トローチ
剤、坐剤、クリーム剤、軟膏剤、皮膚用ゲル、注射用又
は飲用調製物、エーロゾル、点眼又は点鼻剤が挙げられ
る。
くは、経口、非経口、経鼻、直腸内、経舌、眼内又は呼
吸器内投与に適切である組成物、特に、錠剤、糖衣錠、
舌下錠、薬袋(sachets )、パケット(paquets )、ゼ
ラチンカプセル、グロセット(glossettes)、トローチ
剤、坐剤、クリーム剤、軟膏剤、皮膚用ゲル、注射用又
は飲用調製物、エーロゾル、点眼又は点鼻剤が挙げられ
る。
【0095】使用する用量は、患者の年齢及び体重、投
与の方法及び治療の指示及び併用療法の性質により変化
し、単回又は多数回投与で0.01〜1g/日の範囲であ
る。
与の方法及び治療の指示及び併用療法の性質により変化
し、単回又は多数回投与で0.01〜1g/日の範囲であ
る。
【0096】以下の実施例により本発明を説明するが、
これらは本発明を何ら限定するものではない。出発物質
は、公知であるか又は公知の方法により調製される。
これらは本発明を何ら限定するものではない。出発物質
は、公知であるか又は公知の方法により調製される。
【0097】本発明の化合物を命名するために使用され
た命名法は、Roger W. Binkleyの「Modern Carbohydrat
e Chemistry 」(Editions Marcel Dekker Inc., New Y
ork(1988))により推奨されているものである。
た命名法は、Roger W. Binkleyの「Modern Carbohydrat
e Chemistry 」(Editions Marcel Dekker Inc., New Y
ork(1988))により推奨されているものである。
【0098】以下の実施例で使用されるβ−D−プシコ
ピラノース(β-D-psicopyranose)の番号付けと立体化
学は、次式:
ピラノース(β-D-psicopyranose)の番号付けと立体化
学は、次式:
【0099】
【化72】
【0100】に従う。
【0101】以下の実施例で使用されるβ−D−フルク
トピラノースの番号付けと立体化学は、次式:
トピラノースの番号付けと立体化学は、次式:
【0102】
【化73】
【0103】に従う。
【0104】実施例1:1,2−O−イソプロピリデン
−3−イソプロペニル−β−D−プシコピラノース 工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
β−D−エリトロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピ
ラノース 0.3nmのモレキュラーシーブ2.44gを、Prisbe
E.J. ら(J.Org.Chem.,41, (1976), 1836 )が記載した
方法により調製し、無水塩化メチレン20mlに溶解した
1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−
フルクトピラノース1.00g(3.84mmol)に加え
た。反応混合物を氷浴を用いて10℃に冷却し、重クロ
ム酸ピリジニウム1.38g(6.48mmol)、続いて
氷酢酸0.3ml(5.24mmol)を加えた。反応混合物
を10℃で5時間撹拌し、次に真空下で濃縮して5mlと
した。ジエチルエーテル30mlを加えて、全体を濾過し
た。次いで瀘液から溶媒を留去して、生じた固体残渣を
シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル
/ペンタン、3:2)に付した。標記の生成物0.81
g(3.14mmol)を白色の固体の形で単離した。 収率:81% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.31(3H,s);1.35(3H,
s);1.48(3H,s);3.90(1H,d);4.05(1H,d);4.25(1H,d);4.4
0(1H,d);4.61(1H,dd);4.82(1H,d).
−3−イソプロペニル−β−D−プシコピラノース 工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
β−D−エリトロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピ
ラノース 0.3nmのモレキュラーシーブ2.44gを、Prisbe
E.J. ら(J.Org.Chem.,41, (1976), 1836 )が記載した
方法により調製し、無水塩化メチレン20mlに溶解した
1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−
フルクトピラノース1.00g(3.84mmol)に加え
た。反応混合物を氷浴を用いて10℃に冷却し、重クロ
ム酸ピリジニウム1.38g(6.48mmol)、続いて
氷酢酸0.3ml(5.24mmol)を加えた。反応混合物
を10℃で5時間撹拌し、次に真空下で濃縮して5mlと
した。ジエチルエーテル30mlを加えて、全体を濾過し
た。次いで瀘液から溶媒を留去して、生じた固体残渣を
シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル
/ペンタン、3:2)に付した。標記の生成物0.81
g(3.14mmol)を白色の固体の形で単離した。 収率:81% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.31(3H,s);1.35(3H,
s);1.48(3H,s);3.90(1H,d);4.05(1H,d);4.25(1H,d);4.4
0(1H,d);4.61(1H,dd);4.82(1H,d).
【0105】工程B:1,2:4,5−ジ−O−イソプ
ロピリデン−3−イソプロペニル−β−D−プシコピラ
ノース tert−ブチルリチウム5.69ml(ペンタン中、
1.7M 溶液、即ち9.67mmol)を、窒素雰囲気下
で、無水ジエチルエーテル8.5ml中の2−ブロモプロ
ペン(1.40g;11.59mmol)の−78℃に冷却
した溶液1.03mlに滴下した。全体を−78℃で5分
間、次いで0℃で1時間撹拌した。次にこの溶液を、無
水トルエン15ml中の工程Aで得た生成物(1g;3.
87mmol)の−78℃に冷却した溶液に滴下した。−7
8℃で45分間撹拌後、反応混合物を0℃に冷却した1
0%塩化アンモニウム水溶液(40ml)中に注ぎ入れ
た。全体をジエチルエーテル(100ml)で希釈して、
反応混合物を抽出した。有機相の通常の処理により、油
状の残渣を得て、これをシリカゲルのクロマトグラフィ
ー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、8:1)に付し
た。標題の生成物0.55g(1.83mmol)を白色の
泡状物の形で得た。 収率:47% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.25-1.50(12H,m);1.85(3H,s);3.
40(1H,s,D2O と交換可能);3.80(1H,d);4.00(1H,d);4.05
(2H,d);4.34(1H,dd);4.45(1H,d);5.10(1H,s);5.25(1H,
s).
ロピリデン−3−イソプロペニル−β−D−プシコピラ
ノース tert−ブチルリチウム5.69ml(ペンタン中、
1.7M 溶液、即ち9.67mmol)を、窒素雰囲気下
で、無水ジエチルエーテル8.5ml中の2−ブロモプロ
ペン(1.40g;11.59mmol)の−78℃に冷却
した溶液1.03mlに滴下した。全体を−78℃で5分
間、次いで0℃で1時間撹拌した。次にこの溶液を、無
水トルエン15ml中の工程Aで得た生成物(1g;3.
87mmol)の−78℃に冷却した溶液に滴下した。−7
8℃で45分間撹拌後、反応混合物を0℃に冷却した1
0%塩化アンモニウム水溶液(40ml)中に注ぎ入れ
た。全体をジエチルエーテル(100ml)で希釈して、
反応混合物を抽出した。有機相の通常の処理により、油
状の残渣を得て、これをシリカゲルのクロマトグラフィ
ー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、8:1)に付し
た。標題の生成物0.55g(1.83mmol)を白色の
泡状物の形で得た。 収率:47% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.25-1.50(12H,m);1.85(3H,s);3.
40(1H,s,D2O と交換可能);3.80(1H,d);4.00(1H,d);4.05
(2H,d);4.34(1H,dd);4.45(1H,d);5.10(1H,s);5.25(1H,
s).
【0106】工程C:1,2−O−イソプロピリデン−
3−イソプロペニル−β−D−プシコピラノース 酢酸/水混合物(4:1)100ml中の工程Bで得た化
合物4g(13.32mmol)の溶液を、室温で17時間
撹拌した。減圧下で溶媒を留去し、残渣をトルエン50
mlにとり、次いで再度溶媒を留去した。この操作を2回
繰り返し、高真空下で24時間乾燥して、標題の化合物
(ガスクロマトグラフィーによる純度>99%)3.2
8g(12.60mmol)を白色の粉末の形で得た。 収率:96% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.38(3H,s);1.85(3H,
s);3.65(1H,d);3.75(1H,d);3.81(1H,m);3.82(1H,m);3.8
5(1H,d);4.10(1H,d);4.55(1H,d,D2Oと交換可能);5.05(1
H,s);5.08(1H,s,D2Oと交換可能);5.16(1H,s);5.60(1H,
d,D2Oと交換可能).
3−イソプロペニル−β−D−プシコピラノース 酢酸/水混合物(4:1)100ml中の工程Bで得た化
合物4g(13.32mmol)の溶液を、室温で17時間
撹拌した。減圧下で溶媒を留去し、残渣をトルエン50
mlにとり、次いで再度溶媒を留去した。この操作を2回
繰り返し、高真空下で24時間乾燥して、標題の化合物
(ガスクロマトグラフィーによる純度>99%)3.2
8g(12.60mmol)を白色の粉末の形で得た。 収率:96% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.38(3H,s);1.85(3H,
s);3.65(1H,d);3.75(1H,d);3.81(1H,m);3.82(1H,m);3.8
5(1H,d);4.10(1H,d);4.55(1H,d,D2Oと交換可能);5.05(1
H,s);5.08(1H,s,D2Oと交換可能);5.16(1H,s);5.60(1H,
d,D2Oと交換可能).
【0107】実施例2:1,2−O−イソプロピリデン
−3−イソプロペニル−4−O−メチル−β−D−プシ
コピラノース 酸化ジブチルスズ7.65g(30.70mmol)を、メ
タノール120ml中の実施例1で得た化合物4g(1
5.37mmol)の溶液に加えた。この不均一な反応混合
物を、透明な溶液が得られるまで(約24時間)還流し
ながら撹拌及び加熱した。この混合物を冷却し、次いで
減圧下で溶媒を留去した。固体残渣をジオキサン70ml
にとり、窒素雰囲気下で撹拌した。ヨウ化メチル6ml
(96.37mmol)を加えて、出発物質が完全に消失す
るまで(約60時間)全体を還流しながら加熱した。次
にジオキサンを真空下で留去して、生じた固体残渣をシ
リカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢
酸エチル、2:1次いで1:1)に付した。標題の化合
物3.8g(13.85mmol)を白色の固体の形で得
た。 収率:90% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.25(3H,s);1.32(3H,s);1.80(3H,
s);3.28(3H,s);3.50(1H,d);3.70(2H,d);3.82(1H,d);4.0
8(1H,d);4.18(1H,s ブロード);5.02(1H,s);5.15(1H,s);
5.38(1H,s,D2O と交換可能);5.70(1H,s ブロード,D2Oと
交換可能).
−3−イソプロペニル−4−O−メチル−β−D−プシ
コピラノース 酸化ジブチルスズ7.65g(30.70mmol)を、メ
タノール120ml中の実施例1で得た化合物4g(1
5.37mmol)の溶液に加えた。この不均一な反応混合
物を、透明な溶液が得られるまで(約24時間)還流し
ながら撹拌及び加熱した。この混合物を冷却し、次いで
減圧下で溶媒を留去した。固体残渣をジオキサン70ml
にとり、窒素雰囲気下で撹拌した。ヨウ化メチル6ml
(96.37mmol)を加えて、出発物質が完全に消失す
るまで(約60時間)全体を還流しながら加熱した。次
にジオキサンを真空下で留去して、生じた固体残渣をシ
リカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢
酸エチル、2:1次いで1:1)に付した。標題の化合
物3.8g(13.85mmol)を白色の固体の形で得
た。 収率:90% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.25(3H,s);1.32(3H,s);1.80(3H,
s);3.28(3H,s);3.50(1H,d);3.70(2H,d);3.82(1H,d);4.0
8(1H,d);4.18(1H,s ブロード);5.02(1H,s);5.15(1H,s);
5.38(1H,s,D2O と交換可能);5.70(1H,s ブロード,D2Oと
交換可能).
【0108】実施例3:5−O−クロロアセチルカルバ
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロ
ペニル−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース イソシアン酸クロロアセチル2.39ml(3.35g;
28.05mmol)を、窒素雰囲気下で、無水塩化メチレ
ン90ml中の実施例2で得た化合物5.00g(18.
23mmol)の0℃に冷却した溶液に滴下した。0℃で4
0分間撹拌後、反応混合物を氷水50ml中に注ぎ入れ、
全体を1時間撹拌した。有機相に通常の処理を行い、シ
リカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ジエチルエー
テル/石油エーテル、4:1)により粗生成物を精製し
て、標題の化合物5.7g(14.47mmol)を白色の
泡状物の形で得た。 収率:79% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.83(3H,
s);3.29(3H,s);3.75-3.90(3H,m);4.00(1H,d);4.10(1H,
s,D2Oと交換可能);4.12(1H,d);4.46(2H,s);5.09(1H,s
ブロード);5.29(1H,d);5.41(1H,s);11.02(1H,s,D2Oと交
換可能).
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロ
ペニル−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース イソシアン酸クロロアセチル2.39ml(3.35g;
28.05mmol)を、窒素雰囲気下で、無水塩化メチレ
ン90ml中の実施例2で得た化合物5.00g(18.
23mmol)の0℃に冷却した溶液に滴下した。0℃で4
0分間撹拌後、反応混合物を氷水50ml中に注ぎ入れ、
全体を1時間撹拌した。有機相に通常の処理を行い、シ
リカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ジエチルエー
テル/石油エーテル、4:1)により粗生成物を精製し
て、標題の化合物5.7g(14.47mmol)を白色の
泡状物の形で得た。 収率:79% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.83(3H,
s);3.29(3H,s);3.75-3.90(3H,m);4.00(1H,d);4.10(1H,
s,D2Oと交換可能);4.12(1H,d);4.46(2H,s);5.09(1H,s
ブロード);5.29(1H,d);5.41(1H,s);11.02(1H,s,D2Oと交
換可能).
【0109】実施例4:5−O−クロロアセチルカルバ
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メ
チルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D
−プシコピラノース 72%の3−クロロ過安息香酸5.00g(21.15
mmol)を、塩化メチレン140ml中の実施例3で得た化
合物5.70g(14.47mmol)の溶液に添加した。
反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応中に形成し
た固体を濾過し、次に瀘液を減圧下で蒸発させた。固体
残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル/ペンタン、2:1)により精製した。標題の化
合物(4.20g;10.25mmol)を白色の固体の形
で得た。 収率:70% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(6H,s);1.40(3H,s);2.45(1H,
d);2.80(1H,d);3.33(3H,s);3.75-3.81(3H,m);3.85(1H,
s,D2Oと交換可能);4.00(1H,d);4.22(1H,d);4.46(2H,s);
5.35(1H,s ブロード);10.90(1H,s,D2Oと交換可能).
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メ
チルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D
−プシコピラノース 72%の3−クロロ過安息香酸5.00g(21.15
mmol)を、塩化メチレン140ml中の実施例3で得た化
合物5.70g(14.47mmol)の溶液に添加した。
反応混合物を室温で15時間撹拌した。反応中に形成し
た固体を濾過し、次に瀘液を減圧下で蒸発させた。固体
残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル/ペンタン、2:1)により精製した。標題の化
合物(4.20g;10.25mmol)を白色の固体の形
で得た。 収率:70% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(6H,s);1.40(3H,s);2.45(1H,
d);2.80(1H,d);3.33(3H,s);3.75-3.81(3H,m);3.85(1H,
s,D2Oと交換可能);4.00(1H,d);4.22(1H,d);4.46(2H,s);
5.35(1H,s ブロード);10.90(1H,s,D2Oと交換可能).
【0110】実施例5:1,2−O−イソプロピリデン
−3−イソプロペニル−4−O−メチル−5−O−メチ
ルカルバモイル−β−D−プシコピラノース イソシアン酸メチル0.90ml(0.83g;14.5
6mmol)を、窒素雰囲気下で、4−ジメチルアミノピリ
ジン1.34g(10.97mmol)を含有する無水塩化
メチレン40ml中の実施例2で得た化合物2.00g
(7.29mmol)の、0℃に冷却した溶液に、滴下し
た。0℃で1時間撹拌した後、反応混合物を氷水20ml
中に注ぎ入れて、全体を1時間撹拌した。有機相に通常
の処理を行い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により粗生成物を精製し
て、標題の化合物2.3g(6.94mmol)を白色の泡
状物の形で得た。 収率:95% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.80(3H,
s);2.60(3H,d);3.25(3H,s);3.70-3.75(3H,t);3.89(1H,
s,D2Oと交換可能);3.90(1H,d);4.12(1H,d);5.02(1H,s);
5.20(1H,s);5.25(1H,s);7.30(1H,q,D2Oと交換可能).
−3−イソプロペニル−4−O−メチル−5−O−メチ
ルカルバモイル−β−D−プシコピラノース イソシアン酸メチル0.90ml(0.83g;14.5
6mmol)を、窒素雰囲気下で、4−ジメチルアミノピリ
ジン1.34g(10.97mmol)を含有する無水塩化
メチレン40ml中の実施例2で得た化合物2.00g
(7.29mmol)の、0℃に冷却した溶液に、滴下し
た。0℃で1時間撹拌した後、反応混合物を氷水20ml
中に注ぎ入れて、全体を1時間撹拌した。有機相に通常
の処理を行い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により粗生成物を精製し
て、標題の化合物2.3g(6.94mmol)を白色の泡
状物の形で得た。 収率:95% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.80(3H,
s);2.60(3H,d);3.25(3H,s);3.70-3.75(3H,t);3.89(1H,
s,D2Oと交換可能);3.90(1H,d);4.12(1H,d);5.02(1H,s);
5.20(1H,s);5.25(1H,s);7.30(1H,q,D2Oと交換可能).
【0111】実施例6:1,2−O−イソプロピリデン
−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−
メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコ
ピラノース 前項の実施例で得た化合物0.20g(0.60mmo
l)、固体炭酸水素ナトリウム0.15g(1.78mmo
l)及び72%の3−クロロ過安息香酸0.22g
(0.93mmol)から出発して、実施例4で記載したの
と同一の方法でこの化合物を得た。 収率:72% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(9H,s);2.40(1H,d);2.60(3H,
s);2.75(1H,d);3.30(3H,s);3.65(1H,s,D2Oと交換可能);
3.70-3.80(3H,m);3.90(1H,d);4.20(1H,d);5.20(1H,s ブ
ロード);7.20(1H,q,D2O と交換可能).
−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−
メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコ
ピラノース 前項の実施例で得た化合物0.20g(0.60mmo
l)、固体炭酸水素ナトリウム0.15g(1.78mmo
l)及び72%の3−クロロ過安息香酸0.22g
(0.93mmol)から出発して、実施例4で記載したの
と同一の方法でこの化合物を得た。 収率:72% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(9H,s);2.40(1H,d);2.60(3H,
s);2.75(1H,d);3.30(3H,s);3.65(1H,s,D2Oと交換可能);
3.70-3.80(3H,m);3.90(1H,d);4.20(1H,d);5.20(1H,s ブ
ロード);7.20(1H,q,D2O と交換可能).
【0112】実施例7:5−O−ベンゾイルカルバモイ
ル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロペニ
ル−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物1.20g(4.37mmol)とイ
ソシアン酸ベンゾイル0.96g(6.52mmol)から
出発して、実施例5の調製のために記載した方法に従
い、そしてシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:
ジエチルエーテル/塩化メチレン、2:1)による精製
後、標題の生成物1.30g(3.08mmol)を得た。 収率:70% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.85(3H,
s);3.31(3H,s);3.72(1H,d);3.80(1H,d);3.89(1H,d);4.0
5(1H,d);4.15(1H,d);4.40(1H,s,D2Oと交換可能);5.05(1
H,s ブロード);5.25(1H,s ブロード);5.50(1H,s ブロー
ド);7.52(2H,t);7.62(1H,t);7.90(2H,d);11.12(1H,s,D2
O と交換可能).
ル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロペニ
ル−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物1.20g(4.37mmol)とイ
ソシアン酸ベンゾイル0.96g(6.52mmol)から
出発して、実施例5の調製のために記載した方法に従
い、そしてシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:
ジエチルエーテル/塩化メチレン、2:1)による精製
後、標題の生成物1.30g(3.08mmol)を得た。 収率:70% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.85(3H,
s);3.31(3H,s);3.72(1H,d);3.80(1H,d);3.89(1H,d);4.0
5(1H,d);4.15(1H,d);4.40(1H,s,D2Oと交換可能);5.05(1
H,s ブロード);5.25(1H,s ブロード);5.50(1H,s ブロー
ド);7.52(2H,t);7.62(1H,t);7.90(2H,d);11.12(1H,s,D2
O と交換可能).
【0113】実施例8:5−O−ベンゾイルカルバモイ
ル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メチル
オキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−プ
シコピラノース 実施例7で得られた化合物0.25g(0.59mmol)
と72%の3−クロロ過安息香酸0.22g(0.93
mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載した
方法に従い、次いでシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル/ヘプタン、5:1)によ
り精製して、標題の化合物0.10g(0.23mmol)
を白色の泡状物の形で得た。 収率:39% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s));2.41(1H,d);2.81(1
H,d);3.35(3H,s);3.70-3.82(3H,m);4.00(1H,d);4.25(1
H,d);4.30(1H,s,D2Oと交換可能);5.40(1H,s ブロード);
7.52(2H,t);7.61(1H,t);7.88(2H,d);10.96(1H,s,D2O と
交換可能).
ル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メチル
オキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−プ
シコピラノース 実施例7で得られた化合物0.25g(0.59mmol)
と72%の3−クロロ過安息香酸0.22g(0.93
mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載した
方法に従い、次いでシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル/ヘプタン、5:1)によ
り精製して、標題の化合物0.10g(0.23mmol)
を白色の泡状物の形で得た。 収率:39% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s));2.41(1H,d);2.81(1
H,d);3.35(3H,s);3.70-3.82(3H,m);4.00(1H,d);4.25(1
H,d);4.30(1H,s,D2Oと交換可能);5.40(1H,s ブロード);
7.52(2H,t);7.61(1H,t);7.88(2H,d);10.96(1H,s,D2O と
交換可能).
【0114】実施例9:3−イソプロペニル−4−O−
メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコ
ピラノース 酸性樹脂(DOWEX 50X8-100)20gを、水40ml中の実
施例5で得た化合物1.10g(3.24mmol)の懸濁
液に加えた。全体を60℃で80分間加熱して、次に室
温で1.5時間撹拌した。反応混合物を濾過し、瀘液を
蒸発させて、標題のトリオール0.92g(3.15mm
ol)を白色の泡状物の形で得た。収率:97% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.80(3H,s);2.60(3H,d);3.20(3H,
s);3.35-3.60(4H,m,この内1HがD2O と交換可能);3.80(1
H,d);4.00(1H,m);4.60(1H,m,D2O と交換可能);4.89(1H,
s ブロード);5.15(1H,s ブロード);5.22(1H,s ブロー
ド);5.50(1H,s,D2Oと交換可能);7.25(1H,q,D2O と交換
可能).
メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコ
ピラノース 酸性樹脂(DOWEX 50X8-100)20gを、水40ml中の実
施例5で得た化合物1.10g(3.24mmol)の懸濁
液に加えた。全体を60℃で80分間加熱して、次に室
温で1.5時間撹拌した。反応混合物を濾過し、瀘液を
蒸発させて、標題のトリオール0.92g(3.15mm
ol)を白色の泡状物の形で得た。収率:97% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.80(3H,s);2.60(3H,d);3.20(3H,
s);3.35-3.60(4H,m,この内1HがD2O と交換可能);3.80(1
H,d);4.00(1H,m);4.60(1H,m,D2O と交換可能);4.89(1H,
s ブロード);5.15(1H,s ブロード);5.22(1H,s ブロー
ド);5.50(1H,s,D2Oと交換可能);7.25(1H,q,D2O と交換
可能).
【0115】実施例10:1−(パラ−トルエンスルホ
ニル)−3−イソプロペニル−4−O−メチル−5−O
−メチルカルバモイル−β−D−プシコピラノース 塩化トシル8.94g(46.89mmol)を、室温、窒
素雰囲気下で、無水ピリジン40ml中の実施例9で得た
トリオール3.90g(13.39mmol)の溶液に加え
た。室温で2時間撹拌後、反応混合物を0℃に冷却した
塩化アンモニウム水溶液(10%)30ml中に注ぎ入れ
た。次に反応混合物を酢酸エチル200mlで希釈して、
次いで2つの相を分離した。有機相に通常の処理を行
い、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の生成物
4.98g(11.18mmol)を白色の泡状物の形で得
た。 収率:83% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.70(3H,s);2.40(3H,s);2.70(3H,
d);3.25(3H,s);3.60(1H,d);3.75(1H,s,D2Oと交換可能);
3.80(1H,d);3.90-4.00(3H,m);4.85(1H,s ブロード);5.
05(1H,s ブロード);5.20(1H,s ブロード);6.60(1H,s,D2
O と交換可能);7.22(1H,q,D2O と交換可能);7.48(2H,
d);7.75(2H,d).
ニル)−3−イソプロペニル−4−O−メチル−5−O
−メチルカルバモイル−β−D−プシコピラノース 塩化トシル8.94g(46.89mmol)を、室温、窒
素雰囲気下で、無水ピリジン40ml中の実施例9で得た
トリオール3.90g(13.39mmol)の溶液に加え
た。室温で2時間撹拌後、反応混合物を0℃に冷却した
塩化アンモニウム水溶液(10%)30ml中に注ぎ入れ
た。次に反応混合物を酢酸エチル200mlで希釈して、
次いで2つの相を分離した。有機相に通常の処理を行
い、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の生成物
4.98g(11.18mmol)を白色の泡状物の形で得
た。 収率:83% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.70(3H,s);2.40(3H,s);2.70(3H,
d);3.25(3H,s);3.60(1H,d);3.75(1H,s,D2Oと交換可能);
3.80(1H,d);3.90-4.00(3H,m);4.85(1H,s ブロード);5.
05(1H,s ブロード);5.20(1H,s ブロード);6.60(1H,s,D2
O と交換可能);7.22(1H,q,D2O と交換可能);7.48(2H,
d);7.75(2H,d).
【0116】実施例11:1−(パラ−トルエンスルホ
ニル)−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4
−O−メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−
プシコピラノース 前項の実施例で得た化合物0.25g(0.56mmol)
と72%の3−クロロ過安息香酸0.21g(0.89
mmol)から出発して、実施例4の調製を記載した方法に
従い、次いでシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ペンタン/酢酸エチル、1:1)により精製して、
標題の生成物0.16gを白色の泡状物の形で得た。 収率:61% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.80(3H,s);2.20(1H,d);2.40(3H,
s);2.50(1H,m);2.55(3H,d);3.25(3H,s);3.44(1H,s,D2O
と交換可能);3.60(1H,d);3.80-3.85(2H,m);4.00(1H,d);
4.10(1H,d);5.11(1H,s ブロード);6.72(1H,s,D2O と交
換可能);7.05(1H,q,D2O と交換可能);7.49(2H,d);7.80
(2H,d).
ニル)−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4
−O−メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−
プシコピラノース 前項の実施例で得た化合物0.25g(0.56mmol)
と72%の3−クロロ過安息香酸0.21g(0.89
mmol)から出発して、実施例4の調製を記載した方法に
従い、次いでシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ペンタン/酢酸エチル、1:1)により精製して、
標題の生成物0.16gを白色の泡状物の形で得た。 収率:61% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.80(3H,s);2.20(1H,d);2.40(3H,
s);2.50(1H,m);2.55(3H,d);3.25(3H,s);3.44(1H,s,D2O
と交換可能);3.60(1H,d);3.80-3.85(2H,m);4.00(1H,d);
4.10(1H,d);5.11(1H,s ブロード);6.72(1H,s,D2O と交
換可能);7.05(1H,q,D2O と交換可能);7.49(2H,d);7.80
(2H,d).
【0117】実施例12:1−ブロモ−1−デスオキシ
−3−イソプロペニル−4−O−メチル−5−O−メチ
ルカルバモイル−β−D−プシコピラノース 臭化リチウム0.29g(3.34mmol)を、アセトン
15ml中の実施例10で得た化合物0.31g(0.6
9mmol)の溶液に、室温で、1度に加えた。この反応混
合物を撹拌下におき、次に75℃で1.5時間加熱し
た。次いで更に臭化リチウム0.26g(2.99mmo
l)を加え、再度全体を75℃で1時間加熱した。アセ
トンを減圧下で留去して、残渣を酢酸エチル20mlにと
った。有機相の通常の処理により、標題の生成物0.2
3g(0.65mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:94% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.80(3H,s);2.60(3H,d);3.22(3H,
s);3.52(1H,d);3.70(1H,d);3.78(1H,d);3.82(1H,s,D2O
と交換可能);3.89(1H,d);4.05(1H,d);4.95(1H,sブロー
ド);5.20(1H,s ブロード);5.23(1H,s ブロード);6.20(1
H,s,D2O と交換可能);7.30(1H,q,D2O と交換可能).
−3−イソプロペニル−4−O−メチル−5−O−メチ
ルカルバモイル−β−D−プシコピラノース 臭化リチウム0.29g(3.34mmol)を、アセトン
15ml中の実施例10で得た化合物0.31g(0.6
9mmol)の溶液に、室温で、1度に加えた。この反応混
合物を撹拌下におき、次に75℃で1.5時間加熱し
た。次いで更に臭化リチウム0.26g(2.99mmo
l)を加え、再度全体を75℃で1時間加熱した。アセ
トンを減圧下で留去して、残渣を酢酸エチル20mlにと
った。有機相の通常の処理により、標題の生成物0.2
3g(0.65mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:94% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.80(3H,s);2.60(3H,d);3.22(3H,
s);3.52(1H,d);3.70(1H,d);3.78(1H,d);3.82(1H,s,D2O
と交換可能);3.89(1H,d);4.05(1H,d);4.95(1H,sブロー
ド);5.20(1H,s ブロード);5.23(1H,s ブロード);6.20(1
H,s,D2O と交換可能);7.30(1H,q,D2O と交換可能).
【0118】実施例13:1−ブロモ−1−デスオキシ
−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−
メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコ
ピラノース 前項の実施例で得た化合物0.23g(0.65mmol)
と72%の3−クロロ過安息香酸0.23g(0.97
mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載した
方法に従い、次いでシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の
化合物0.16g(0.43mmol)を白色の固体の形で
得た。 収率:66% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);2.32(1H,d);2.58(3H,
d);2.72(1H,d);3.28(3H,s);3.45(1H,s,D2Oと交換可能);
3.62(1H,d);3.69(2H,s);3.90(1H,d);3.99(1H,d);5.12(1
H,s ブロード);6.32(1H,s,D2O と交換可能);7.10(1H,q,
D2O と交換可能).
−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−
メチル−5−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコ
ピラノース 前項の実施例で得た化合物0.23g(0.65mmol)
と72%の3−クロロ過安息香酸0.23g(0.97
mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載した
方法に従い、次いでシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の
化合物0.16g(0.43mmol)を白色の固体の形で
得た。 収率:66% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);2.32(1H,d);2.58(3H,
d);2.72(1H,d);3.28(3H,s);3.45(1H,s,D2Oと交換可能);
3.62(1H,d);3.69(2H,s);3.90(1H,d);3.99(1H,d);5.12(1
H,s ブロード);6.32(1H,s,D2O と交換可能);7.10(1H,q,
D2O と交換可能).
【0119】実施例14:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−イソプロペニル−4,5−ジ−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 無水N,N−ジメチルホルムアミド35ml中の実施例1
で得た化合物3.28g(12.60mmol)の溶液を、
無水N,N−ジメチルホルムアミド50ml中の水素化ナ
トリウム(油中に60%;1.10g;27.50mmo
l)の懸濁液に、室温で滴下した。この反応混合物を室
温で30分間撹拌して、0℃に冷却し、次にヨウ化メチ
ル2.35ml(5.36g;37.75mmol)を滴下に
より加えた。0℃で50分間撹拌した後、反応混合物
を、0℃に冷却した塩化アンモニウム水溶液(10%)
100ml中に注ぎ入れた。有機相に通常の処理を行い、
シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/
酢酸エチル、8:1次に5:1)による精製後、標題の
生成物2.93g(10.16mmol)を黄色の油状物の
形で得た。 収率:80% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.29(3H,s);1.35(3H,s);1.80(3H,
s);3.30(3H,s);3.40(3H,s);3.65(1H,d);3.72(2H,m);3.9
5(1H,s);3.97(1H,d);4.05(1H,d);4.49(1H,s,D2Oと交換
可能);5.02(1H,s ブロード);5.15(1H,s ブロード).
ン−3−イソプロペニル−4,5−ジ−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 無水N,N−ジメチルホルムアミド35ml中の実施例1
で得た化合物3.28g(12.60mmol)の溶液を、
無水N,N−ジメチルホルムアミド50ml中の水素化ナ
トリウム(油中に60%;1.10g;27.50mmo
l)の懸濁液に、室温で滴下した。この反応混合物を室
温で30分間撹拌して、0℃に冷却し、次にヨウ化メチ
ル2.35ml(5.36g;37.75mmol)を滴下に
より加えた。0℃で50分間撹拌した後、反応混合物
を、0℃に冷却した塩化アンモニウム水溶液(10%)
100ml中に注ぎ入れた。有機相に通常の処理を行い、
シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/
酢酸エチル、8:1次に5:1)による精製後、標題の
生成物2.93g(10.16mmol)を黄色の油状物の
形で得た。 収率:80% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.29(3H,s);1.35(3H,s);1.80(3H,
s);3.30(3H,s);3.40(3H,s);3.65(1H,d);3.72(2H,m);3.9
5(1H,s);3.97(1H,d);4.05(1H,d);4.49(1H,s,D2Oと交換
可能);5.02(1H,s ブロード);5.15(1H,s ブロード).
【0120】実施例15:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4,5
−ジ−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例14で得た化合物0.44g(1.52mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸0.40g(1.69mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ペンタン/酢酸エチル、1.5:1)により精製し
て、標題の化合物0.27g(0.89mmol)を白色の
固体の形で得た。 収率:58% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(3H,s);1.44(6H,s);2.22(1H,
d);2.95(1H,d);3.35(3H,s);3.40(3H,s);3.60(1H,d);3.6
6-3.72(2H,m);3.92(1H,d);3.96(1H,d);4.40(1H,s,D2Oと
交換可能);4.56(1H,d).
ン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4,5
−ジ−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例14で得た化合物0.44g(1.52mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸0.40g(1.69mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ペンタン/酢酸エチル、1.5:1)により精製し
て、標題の化合物0.27g(0.89mmol)を白色の
固体の形で得た。 収率:58% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(3H,s);1.44(6H,s);2.22(1H,
d);2.95(1H,d);3.35(3H,s);3.40(3H,s);3.60(1H,d);3.6
6-3.72(2H,m);3.92(1H,d);3.96(1H,d);4.40(1H,s,D2Oと
交換可能);4.56(1H,d).
【0121】実施例16:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O
−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.25g(0.91mmol)と7
2%の3−クロロ過安息香酸0.34g(1.44mmo
l)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ペンタン/酢酸エチル、2:1)により精製して、
標題の化合物0.17g(0.58mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率:63% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(9H,s);2.42(1H,d);2.75(1H,
d);3.20(3H,s);3.50(1H,s);3.65-3.85(3H,m);4.10(1H,s
ブロード);4.20(1H,d);4.95(1H,s,D2Oを交換可能);5.
15(1H,d,D2O と交換可能).
ン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O
−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.25g(0.91mmol)と7
2%の3−クロロ過安息香酸0.34g(1.44mmo
l)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ペンタン/酢酸エチル、2:1)により精製して、
標題の化合物0.17g(0.58mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率:63% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(9H,s);2.42(1H,d);2.75(1H,
d);3.20(3H,s);3.50(1H,s);3.65-3.85(3H,m);4.10(1H,s
ブロード);4.20(1H,d);4.95(1H,s,D2Oを交換可能);5.
15(1H,d,D2O と交換可能).
【0122】実施例17:1,2−O−イソプロピリデ
ン−2,5−ヘキソジウロ−3−(2−メチルオキシラ
ン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−エリトロ−
2,6−ピラノース 重クロム酸ピリジニウム0.70g(1.86mmol)
を、活性化モレキュラーシーブ(0.4nm)0.50g
を含有する、無水塩化メチレン5ml中の実施例16で得
た化合物(0.22g;0.76mmol)の溶液に加え
た。全体を室温で22時間撹拌して、次に反応混合物を
直ちにシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル/ペンタン、2:1)に付して、標題のケトン
0.13g(0.45mmol)を白色の固体の形で得た。 収率:59% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.45(9H,s);2.50(1H,m);2.80(1H,
d);3.50(3H,s);3.85(1H,d);3.90(1H,d);4.20(1H,d);4.3
0(1H,d);4.50(1H,s);4.70(1H,s,D2Oと交換可能).
ン−2,5−ヘキソジウロ−3−(2−メチルオキシラ
ン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−エリトロ−
2,6−ピラノース 重クロム酸ピリジニウム0.70g(1.86mmol)
を、活性化モレキュラーシーブ(0.4nm)0.50g
を含有する、無水塩化メチレン5ml中の実施例16で得
た化合物(0.22g;0.76mmol)の溶液に加え
た。全体を室温で22時間撹拌して、次に反応混合物を
直ちにシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル/ペンタン、2:1)に付して、標題のケトン
0.13g(0.45mmol)を白色の固体の形で得た。 収率:59% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.45(9H,s);2.50(1H,m);2.80(1H,
d);3.50(3H,s);3.85(1H,d);3.90(1H,d);4.20(1H,d);4.3
0(1H,d);4.50(1H,s);4.70(1H,s,D2Oと交換可能).
【0123】実施例18:5−O−(1−イミダゾリル
カルボニル)−1,2−O−イソプロピリデン−3−
(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル
−β−D−プシコピラノース カルボニルジイミダゾール3.35g(20.66mmo
l)を、無水塩化メチレン40ml中の実施例16で得た
化合物(2.00g;6.89mmol)の溶液に、窒素雰
囲気下、室温で一度に加えた。この反応混合物を室温で
5時間撹拌した。次いで溶媒を減圧下で留去して、生じ
た固体残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:酢酸エチル/ペンタン、2:1)に付した。この方
法で、目的の化合物2.33g(6.06mmol)を白色
の泡状物の形で得た。 収率:88% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,2s);2.80(1H,m);2.84(1
H,d);3.40(3H,s);3.82(1H,d);3.90(1H,d);4.02(2H,m);
4.25(1H,d);4.45(1H,s,D2Oと交換可能);5.50(1H,sブロ
ード);7.06(1H,s);7.65(1H,s);8.30(1H,s).
カルボニル)−1,2−O−イソプロピリデン−3−
(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル
−β−D−プシコピラノース カルボニルジイミダゾール3.35g(20.66mmo
l)を、無水塩化メチレン40ml中の実施例16で得た
化合物(2.00g;6.89mmol)の溶液に、窒素雰
囲気下、室温で一度に加えた。この反応混合物を室温で
5時間撹拌した。次いで溶媒を減圧下で留去して、生じ
た固体残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:酢酸エチル/ペンタン、2:1)に付した。この方
法で、目的の化合物2.33g(6.06mmol)を白色
の泡状物の形で得た。 収率:88% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,2s);2.80(1H,m);2.84(1
H,d);3.40(3H,s);3.82(1H,d);3.90(1H,d);4.02(2H,m);
4.25(1H,d);4.45(1H,s,D2Oと交換可能);5.50(1H,sブロ
ード);7.06(1H,s);7.65(1H,s);8.30(1H,s).
【0124】実施例19:5−O−{1−〔4−
((2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジニ
ル)〕カルボニル}−1,2−O−イソプロピリデン−
3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メ
チル−β−D−プシコピラノース 4−〔(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジ
ン〕(トリメタジジン(TRIMETAZIDINE )(登録商
標))1.50g(5.63mmol)を、無水塩化メチレ
ン6ml中の実施例18で得た化合物(1.00g;2.
60mmol)の溶液に、室温で、窒素雰囲気下で加えた。
この反応混合物を室温で17時間撹拌して、次に溶媒を
減圧下で留去した。得られた黄色の油状残渣をシリカゲ
ルのカラム(溶離液:酢酸エチル)で精製した。標題の
生成物1.15g(1.97mmol)を白色の泡状物の形
で単離した。 収率:75% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,2s);2.25(4H,s ブロー
ド);2.43(1H,m);2.80(1H,d);3.35(6H,m);3.60(1H,s,D2O
と交換可能);3.70(1H,m);3.71(3H,s);3.75(2H,m);3.78
(9H,s);3.90(1H,d);4.19(1H,d);5.15(1H,d);6.77(1H,
d);6.96(1H,d).
((2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジニ
ル)〕カルボニル}−1,2−O−イソプロピリデン−
3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メ
チル−β−D−プシコピラノース 4−〔(2,3,4−トリメトキシベンジル)ピペラジ
ン〕(トリメタジジン(TRIMETAZIDINE )(登録商
標))1.50g(5.63mmol)を、無水塩化メチレ
ン6ml中の実施例18で得た化合物(1.00g;2.
60mmol)の溶液に、室温で、窒素雰囲気下で加えた。
この反応混合物を室温で17時間撹拌して、次に溶媒を
減圧下で留去した。得られた黄色の油状残渣をシリカゲ
ルのカラム(溶離液:酢酸エチル)で精製した。標題の
生成物1.15g(1.97mmol)を白色の泡状物の形
で単離した。 収率:75% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,2s);2.25(4H,s ブロー
ド);2.43(1H,m);2.80(1H,d);3.35(6H,m);3.60(1H,s,D2O
と交換可能);3.70(1H,m);3.71(3H,s);3.75(2H,m);3.78
(9H,s);3.90(1H,d);4.19(1H,d);5.15(1H,d);6.77(1H,
d);6.96(1H,d).
【0125】実施例20:5−O−〔1−(4−クロロ
アセチルピペラジニル)カルボニル〕−1,2−O−イ
ソプロピリデン−3−(2−メチルオキシラン−2−イ
ル)−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 硝酸アンモニウムセリウム1.5g(2.74mmol)
を、アセトニトリル/水混合物(2:1)12ml中の実
施例19で得た化合物(0.50g;0.86mmol)の
溶液に、0℃で加えた。この反応混合物を、温度をゆっ
くり室温に近付けながら2.5時間撹拌した。溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶
離液:塩化メチレン/メタノール/アンモニア、90:
10:0.5)に付した。脱ベンジル化化合物0.16
g(0.40mmol)を得た。無水トリエチルアミン0.
15ml(0.11g;1.08mmol)を含有する無水塩
化メチレン5ml中のこの化合物0.15g(0.37mm
ol)の溶液に、クロロ酢酸クロリド0.045ml(0.
064g;0.56mmol)を、窒素雰囲気下で、0℃で
滴下した。この反応混合物を0℃で1時間45分間撹拌
して、次に全体を、0℃に冷却した塩化アンモニア水溶
液(10%)に注ぎ入れた。有機相に通常の処理をし、
次いでシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル)により精製して、標題の生成物0.086g
(0.18mmol)をベージュ色の泡状物の形で得た。 全収率:22% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,3s);2.43(1H,d);2,80(1
H,d);3.30(3H,s);3.40(8H,s ブロード);3.80(4H,m,こ
の内1つはD2O と交換可能);3.92(1H,d);4.20(1H,d);4.
40(2H,s);5.18(1H,s ブロード).
アセチルピペラジニル)カルボニル〕−1,2−O−イ
ソプロピリデン−3−(2−メチルオキシラン−2−イ
ル)−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 硝酸アンモニウムセリウム1.5g(2.74mmol)
を、アセトニトリル/水混合物(2:1)12ml中の実
施例19で得た化合物(0.50g;0.86mmol)の
溶液に、0℃で加えた。この反応混合物を、温度をゆっ
くり室温に近付けながら2.5時間撹拌した。溶媒を留
去した後、残渣をシリカゲルのクロマトグラフィー(溶
離液:塩化メチレン/メタノール/アンモニア、90:
10:0.5)に付した。脱ベンジル化化合物0.16
g(0.40mmol)を得た。無水トリエチルアミン0.
15ml(0.11g;1.08mmol)を含有する無水塩
化メチレン5ml中のこの化合物0.15g(0.37mm
ol)の溶液に、クロロ酢酸クロリド0.045ml(0.
064g;0.56mmol)を、窒素雰囲気下で、0℃で
滴下した。この反応混合物を0℃で1時間45分間撹拌
して、次に全体を、0℃に冷却した塩化アンモニア水溶
液(10%)に注ぎ入れた。有機相に通常の処理をし、
次いでシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:酢酸
エチル)により精製して、標題の生成物0.086g
(0.18mmol)をベージュ色の泡状物の形で得た。 全収率:22% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,3s);2.43(1H,d);2,80(1
H,d);3.30(3H,s);3.40(8H,s ブロード);3.80(4H,m,こ
の内1つはD2O と交換可能);3.92(1H,d);4.20(1H,d);4.
40(2H,s);5.18(1H,s ブロード).
【0126】実施例21:5−O−〔1−(4−ホルミ
ルピペラジニル)カルボニル〕−1,2−O−イソプロ
ピリデン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−
4−O−メチル−β−D−プシコピラノース この合成は、実施例18で得た化合物0.50g(1.
30mmol)と無水塩化メチレン5ml中のN−ホルミルピ
ペラジン0.40ml(0.44g;3.88mmol)から
出発して、実施例19の調製のために記載したのと同一
の操作条件下で行った。標題の生成物0.36g(0.
84mmol)を白色の粉末の形で得た。 収率:64% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.48(1H,d);2.80(1H,
d);3.30(3H,s);3.35(8H,m);3.70-3.85(4H,m,この内1Hは
D2O と交換可能);3.92(1H,d);4.21(1H,d);5.20(1H,s ブ
ロード);8.06(1H,s).
ルピペラジニル)カルボニル〕−1,2−O−イソプロ
ピリデン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−
4−O−メチル−β−D−プシコピラノース この合成は、実施例18で得た化合物0.50g(1.
30mmol)と無水塩化メチレン5ml中のN−ホルミルピ
ペラジン0.40ml(0.44g;3.88mmol)から
出発して、実施例19の調製のために記載したのと同一
の操作条件下で行った。標題の生成物0.36g(0.
84mmol)を白色の粉末の形で得た。 収率:64% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.48(1H,d);2.80(1H,
d);3.30(3H,s);3.35(8H,m);3.70-3.85(4H,m,この内1Hは
D2O と交換可能);3.92(1H,d);4.21(1H,d);5.20(1H,s ブ
ロード);8.06(1H,s).
【0127】実施例22:4,5−ジ−O−クロロアセ
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−イソプロペニル−β−D−プシコピラノース 実施例1で得た化合物0.50g(1.82mmol)とイ
ソシアン酸クロロアセチル0.50ml(0.70g;
5.87mmol)から出発して、実施例3の調製のために
記載した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフ
ィー(溶離液:酢酸エチル/ペンタン、1:1)により
精製して、標題の生成物0.90g(1.80mmol)を
白色の固体の形で得た。 収率:98% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.75(3H,
s);3.85(2H,m);4.15(2H,m);4.25(1H,s,D2Oと交換可能);
4.30(2H,s);4.50(2H,s);5.15(1H,s);5.25(2H,s);5.30(1
H,s);11.10(1H,s,D2O と交換可能);11.18(1H,s,D2Oと交
換可能).
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−イソプロペニル−β−D−プシコピラノース 実施例1で得た化合物0.50g(1.82mmol)とイ
ソシアン酸クロロアセチル0.50ml(0.70g;
5.87mmol)から出発して、実施例3の調製のために
記載した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフ
ィー(溶離液:酢酸エチル/ペンタン、1:1)により
精製して、標題の生成物0.90g(1.80mmol)を
白色の固体の形で得た。 収率:98% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.75(3H,
s);3.85(2H,m);4.15(2H,m);4.25(1H,s,D2Oと交換可能);
4.30(2H,s);4.50(2H,s);5.15(1H,s);5.25(2H,s);5.30(1
H,s);11.10(1H,s,D2O と交換可能);11.18(1H,s,D2Oと交
換可能).
【0128】実施例23:4,5−ジ−O−クロロアセ
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−(2−メチルオキシラン−2−イル)−β−D−プシ
コピラノース 実施例22に記載した生成物0.30g(0.60mmo
l)と72%の3−クロロ過安息香酸0.17g(0.
72mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載
した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の
生成物0.19g(0.38mmol)を白色の泡状物の形
で得た。 収率:63% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);1.41(6H,2S);2.50(1H
+DMSO,s ブロード);2.99(1H,d);3.72(1H,d);3.85(1H,
s);4.00(1H,s,D2Oと交換可能);4.12(1H,d);4.25(1H,d);
4.40(2H,s);4.52(2H,s);5.20(1H,s ブロード);5.30(1H,
s ブロード);11.06(1H,s,D2Oと交換可能);11.20(1H,s,D
2Oと交換可能).
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−(2−メチルオキシラン−2−イル)−β−D−プシ
コピラノース 実施例22に記載した生成物0.30g(0.60mmo
l)と72%の3−クロロ過安息香酸0.17g(0.
72mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載
した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の
生成物0.19g(0.38mmol)を白色の泡状物の形
で得た。 収率:63% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);1.41(6H,2S);2.50(1H
+DMSO,s ブロード);2.99(1H,d);3.72(1H,d);3.85(1H,
s);4.00(1H,s,D2Oと交換可能);4.12(1H,d);4.25(1H,d);
4.40(2H,s);4.52(2H,s);5.20(1H,s ブロード);5.30(1H,
s ブロード);11.06(1H,s,D2Oと交換可能);11.20(1H,s,D
2Oと交換可能).
【0129】実施例24:5−O−フェニルカルバモイ
ル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メチル
オキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−プ
シコピラノース 実施例2に記載した化合物から出発して、イソシアン酸
クロロアセチルをイソシアン酸フェニルに置き換えて実
施例3で記載した方法に従い、次に実施例4に記載した
酸化反応を行って、標題化合物を得た。
ル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メチル
オキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−プ
シコピラノース 実施例2に記載した化合物から出発して、イソシアン酸
クロロアセチルをイソシアン酸フェニルに置き換えて実
施例3で記載した方法に従い、次に実施例4に記載した
酸化反応を行って、標題化合物を得た。
【0130】実施例25:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−イソプロペニル−3,4−ジ−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 工程A:5−O−tert−ブチルジメチルシリル−
1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロペニル−
3,4−ジ−O−メチル−β−D−プシコピラノース イミダゾール1.24g(18.21mmol)と塩化te
rt−ブチルジメチルシリル1.92g(12.73mm
ol)を、無水N,N−ジメチルホルムアミド10ml中の
実施例2で得た化合物2.00g(7.29mmol)の0
℃に冷却した溶液に、続けて添加した。温度を室温に近
付けながら、全体を72時間撹拌した。中間生成物を単
離して、シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:石
油エーテル/酢酸エチル、4:1)により精製して、目
的の化合物2.72g(7.00mmol)を白色の固体の
形で得た。無水テトラヒドロフラン5ml中のこの生成物
(1.18g;3.04mmol)の溶液を、無水テトラヒ
ドロフラン6ml中の水素化ナトリウム(0.22g;
5.50mmol)の懸濁液に加えた。窒素雰囲気下で溶媒
を還流しながら全体を55分間撹拌して、ヨウ化メチル
1.15ml(2.62g;18.47mmol)を加えた。
テトラヒドロフランを還流しながらこの反応混合物を更
に1.5時間加熱して、次に全体を0℃に冷却した塩化
アンモニウム水溶液(10%)中に注ぎ入れた。有機相
に通常の処理をし、シリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:塩化メチレン)により精製して、標題の化合
物0.86g(2.14mmol)を白色の泡状物の形で得
た。 収率:67% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.10(6H,s);0.30(9H,s);1.20(3H,
s);1.30(3H,s);1.70(3H,s);3.30(3H,s);3.35(3H,s);3.5
0-3.60(2H,m);3.65(1H,d);3.70(1H,d);4.10(1H,d);4.20
(1H,s ブロード);5.00(1H,s ブロード);5.20(2H,s).
ン−3−イソプロペニル−3,4−ジ−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 工程A:5−O−tert−ブチルジメチルシリル−
1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロペニル−
3,4−ジ−O−メチル−β−D−プシコピラノース イミダゾール1.24g(18.21mmol)と塩化te
rt−ブチルジメチルシリル1.92g(12.73mm
ol)を、無水N,N−ジメチルホルムアミド10ml中の
実施例2で得た化合物2.00g(7.29mmol)の0
℃に冷却した溶液に、続けて添加した。温度を室温に近
付けながら、全体を72時間撹拌した。中間生成物を単
離して、シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:石
油エーテル/酢酸エチル、4:1)により精製して、目
的の化合物2.72g(7.00mmol)を白色の固体の
形で得た。無水テトラヒドロフラン5ml中のこの生成物
(1.18g;3.04mmol)の溶液を、無水テトラヒ
ドロフラン6ml中の水素化ナトリウム(0.22g;
5.50mmol)の懸濁液に加えた。窒素雰囲気下で溶媒
を還流しながら全体を55分間撹拌して、ヨウ化メチル
1.15ml(2.62g;18.47mmol)を加えた。
テトラヒドロフランを還流しながらこの反応混合物を更
に1.5時間加熱して、次に全体を0℃に冷却した塩化
アンモニウム水溶液(10%)中に注ぎ入れた。有機相
に通常の処理をし、シリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:塩化メチレン)により精製して、標題の化合
物0.86g(2.14mmol)を白色の泡状物の形で得
た。 収率:67% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.10(6H,s);0.30(9H,s);1.20(3H,
s);1.30(3H,s);1.70(3H,s);3.30(3H,s);3.35(3H,s);3.5
0-3.60(2H,m);3.65(1H,d);3.70(1H,d);4.10(1H,d);4.20
(1H,s ブロード);5.00(1H,s ブロード);5.20(2H,s).
【0131】工程B:1,2−O−イソプロピリデン−
3−イソプロペニル−3,4−ジ−O−メチル−β−D
−プシコピラノース フッ化テトラブチルアンモニウムの溶液(テトラヒドロ
フラン中、1M )6.5ml(6.50mmol)を、無水テ
トラヒドロフラン6ml中の前工程で得た化合物(0.8
5g;2.11mmol)の0℃に冷却した溶液に、急速に
添加した。温度を室温に近付けながら、全体を5時間撹
拌した。有機相に通常の処理をし、シリカゲルのクロマ
トグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエーテル、
1:1)により精製して、標題の化合物0.60g
(2.09mmol)を無色の油状物の形で得た。 収率:99% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.90(3H,
s);3.30(3H,s);3.40(3H,s);3.65-3.75(3H,m);3.80(1H,d
xd);4.20(1H,m);4.30(2H,m, この内1つはD2O と交換可
能);5.00(1H,s ブロード);5.30(1H,s ブロード).
3−イソプロペニル−3,4−ジ−O−メチル−β−D
−プシコピラノース フッ化テトラブチルアンモニウムの溶液(テトラヒドロ
フラン中、1M )6.5ml(6.50mmol)を、無水テ
トラヒドロフラン6ml中の前工程で得た化合物(0.8
5g;2.11mmol)の0℃に冷却した溶液に、急速に
添加した。温度を室温に近付けながら、全体を5時間撹
拌した。有機相に通常の処理をし、シリカゲルのクロマ
トグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエーテル、
1:1)により精製して、標題の化合物0.60g
(2.09mmol)を無色の油状物の形で得た。 収率:99% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.90(3H,
s);3.30(3H,s);3.40(3H,s);3.65-3.75(3H,m);3.80(1H,d
xd);4.20(1H,m);4.30(2H,m, この内1つはD2O と交換可
能);5.00(1H,s ブロード);5.30(1H,s ブロード).
【0132】実施例26:5−O−クロロアセチルカル
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプ
ロペニル−3,4−ジ−O−メチル−β−D−プシコピ
ラノース 実施例25で得た化合物0.10g(0.35mmo
l)とイソシアン酸クロロアセチル0.05ml(0.0
7g;0.59mmol)から出発して、実施例3の調製の
ために記載した方法に従い、そしてシリカゲルのクロマ
トグラフィー(溶離液:ジエチルエーテル)により精製
して、標題の生成物0.14g(0.34mmol)を白色
の泡状物の形で得た。 収率:97% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.90(3H,
s);3.30(3H,s);3.40(3H,s);3.75(1H,d);3.80(1H,d);3.9
5(1H,d);4.00(1H,d);4.25(1H,d);4.45(2H,s);5.05(1H,
s);5.35(1H,s);5.40(1H,s ブロード);11.10(1H,s,D2O
と交換可能).
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプ
ロペニル−3,4−ジ−O−メチル−β−D−プシコピ
ラノース 実施例25で得た化合物0.10g(0.35mmo
l)とイソシアン酸クロロアセチル0.05ml(0.0
7g;0.59mmol)から出発して、実施例3の調製の
ために記載した方法に従い、そしてシリカゲルのクロマ
トグラフィー(溶離液:ジエチルエーテル)により精製
して、標題の生成物0.14g(0.34mmol)を白色
の泡状物の形で得た。 収率:97% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.90(3H,
s);3.30(3H,s);3.40(3H,s);3.75(1H,d);3.80(1H,d);3.9
5(1H,d);4.00(1H,d);4.25(1H,d);4.45(2H,s);5.05(1H,
s);5.35(1H,s);5.40(1H,s ブロード);11.10(1H,s,D2O
と交換可能).
【0133】実施例27:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3,4−ジ−O−メチル−3−(2−メチルオキシ
ラン−2−イル)−β−D−プシコピラノース 実施例25に記載した生成物0.27g(0.94mmo
l)と72%の3−クロロ過安息香酸0.81g(3.
38mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載
した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の
生成物0.25g(0.82mmol)を白色の固体の形で
得た。 収率:87% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,2s);2.45(1H,d);2.90(1
H,d);3.35(6H,2s);3.60(1H,d);3.65(1H,dd);3.85(1H,
d);3.90(1H,dd);4.00(1H,m);4.40(1H,d,D2O交換可能);
4.55(1H,d).
ン−3,4−ジ−O−メチル−3−(2−メチルオキシ
ラン−2−イル)−β−D−プシコピラノース 実施例25に記載した生成物0.27g(0.94mmo
l)と72%の3−クロロ過安息香酸0.81g(3.
38mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載
した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の
生成物0.25g(0.82mmol)を白色の固体の形で
得た。 収率:87% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,2s);2.45(1H,d);2.90(1
H,d);3.35(6H,2s);3.60(1H,d);3.65(1H,dd);3.85(1H,
d);3.90(1H,dd);4.00(1H,m);4.40(1H,d,D2O交換可能);
4.55(1H,d).
【0134】実施例28:5−O−クロロアセチルカル
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3,4−ジ
−O−メチル−3−(2−メチルオキシラン−2−イ
ル)−β−D−プシコピラノース 実施例27で得た化合物0.23g(0.75mmol)と
イソシアン酸クロロアセチル0.08ml(0.11g;
0.94mmol)から出発して、実施例3の調製のために
記載した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフ
ィー(溶離液:塩化メチレン/酢酸エチル、4:1)に
より精製して、標題の生成物0.25g(0.59mmo
l)を白色の泡状物の形で得た。 収率:78% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(9H,2s);2.50(1H,d);2.80(1
H,d);3.35(6H,2s);3.60(1H,d);3.72(2H,2d);4.00(1H,
d);4.40(2H,s);4.55(1H,d);5.35(1H,s ブロード);11.02
(1H,s,D2Oと交換可能).
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3,4−ジ
−O−メチル−3−(2−メチルオキシラン−2−イ
ル)−β−D−プシコピラノース 実施例27で得た化合物0.23g(0.75mmol)と
イソシアン酸クロロアセチル0.08ml(0.11g;
0.94mmol)から出発して、実施例3の調製のために
記載した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフ
ィー(溶離液:塩化メチレン/酢酸エチル、4:1)に
より精製して、標題の生成物0.25g(0.59mmo
l)を白色の泡状物の形で得た。 収率:78% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(9H,2s);2.50(1H,d);2.80(1
H,d);3.35(6H,2s);3.60(1H,d);3.72(2H,2d);4.00(1H,
d);4.40(2H,s);4.55(1H,d);5.35(1H,s ブロード);11.02
(1H,s,D2Oと交換可能).
【0135】実施例29:3−イソプロペニル−4,5
−ジ−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例14で得た化合物1.00g(3.47mmol)と
酸性樹脂(DOWEX 50X8-100)25gを水50ml中で加熱
したものから出発して、実施例9の調製のために記載し
た方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル次いで酢酸エチル)により
精製して、標題の生成物0.59g(2.38mmol)を
白色の固体の形で得た。 収率:68% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.75(3H,s);3.30(3H,s);3.35(1H,
m);3.52(3H,s);3.55(1H,dd);3.70-3.90(4H,m);4.30(1H,
s,D2O と交換可能);4.50(1H,t,D2O と交換可能);4.86(1
H,s);5.10(1H,s);5.40(1H,s,D2O と交換可能).
−ジ−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例14で得た化合物1.00g(3.47mmol)と
酸性樹脂(DOWEX 50X8-100)25gを水50ml中で加熱
したものから出発して、実施例9の調製のために記載し
た方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル次いで酢酸エチル)により
精製して、標題の生成物0.59g(2.38mmol)を
白色の固体の形で得た。 収率:68% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.75(3H,s);3.30(3H,s);3.35(1H,
m);3.52(3H,s);3.55(1H,dd);3.70-3.90(4H,m);4.30(1H,
s,D2O と交換可能);4.50(1H,t,D2O と交換可能);4.86(1
H,s);5.10(1H,s);5.40(1H,s,D2O と交換可能).
【0136】実施例30:1−パラ−トルエンスルホニ
ル−3−イソプロペニル−4,5−ジ−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 無水ピリジン15ml中の実施例29で得た化合物0.
80g(3.22mmol)と塩化トシル1.53gから出
発して、実施例10の調製のために記載した方法に従
い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ジ
エチルエーテル/ペンタン、2:1)により精製して、
標題の生成物0.92g(2.28mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率:70% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.62(3H,s);2.40(3H,s);3.22(3H,
s);3.34(3H,s);3.68(1H,d);3.75-3.85(3H,m);3.90(1H,
d);3.98(1H,d);4.40(1H,s,D2Oと交換可能);4.81(1H,s
ブロード);4.95(1H,d);6.46(1H,s,D2Oと交換可能);7.45
(2H,d);7.71(2H,d).
ル−3−イソプロペニル−4,5−ジ−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 無水ピリジン15ml中の実施例29で得た化合物0.
80g(3.22mmol)と塩化トシル1.53gから出
発して、実施例10の調製のために記載した方法に従
い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ジ
エチルエーテル/ペンタン、2:1)により精製して、
標題の生成物0.92g(2.28mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率:70% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.62(3H,s);2.40(3H,s);3.22(3H,
s);3.34(3H,s);3.68(1H,d);3.75-3.85(3H,m);3.90(1H,
d);3.98(1H,d);4.40(1H,s,D2Oと交換可能);4.81(1H,s
ブロード);4.95(1H,d);6.46(1H,s,D2Oと交換可能);7.45
(2H,d);7.71(2H,d).
【0137】実施例31:1−デスオキシ−1−ヨード
−3−イソプロペニル−4,5−ジ−O−メチル−β−
D−プシコピラノース 室温で、アセトン3ml中の実施例30で得た化合物0.
10g(0.25mmol)とヨウ化ナトリウム0.18g
(1.20mmol)から出発して、実施例12の調製のた
めに記載した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグ
ラフィー(溶離液:ジエチルエーテル/ペンタン、1.
5:1)により精製して、標題の生成物0.079g
(0.22mmol)を淡黄色の固体の形で得た。 収率:88% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.76(3H,s);3.25(4H,s+d);3.40(3
H,s);3.64(1H,d);3.75-3.95(4H,m);4.50(1H,s,D2O と交
換可能);4.95(1H,s ブロード);5.15(1H,s ブロード);5.
98(1H,s,D2O と交換可能).
−3−イソプロペニル−4,5−ジ−O−メチル−β−
D−プシコピラノース 室温で、アセトン3ml中の実施例30で得た化合物0.
10g(0.25mmol)とヨウ化ナトリウム0.18g
(1.20mmol)から出発して、実施例12の調製のた
めに記載した方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグ
ラフィー(溶離液:ジエチルエーテル/ペンタン、1.
5:1)により精製して、標題の生成物0.079g
(0.22mmol)を淡黄色の固体の形で得た。 収率:88% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.76(3H,s);3.25(4H,s+d);3.40(3
H,s);3.64(1H,d);3.75-3.95(4H,m);4.50(1H,s,D2O と交
換可能);4.95(1H,s ブロード);5.15(1H,s ブロード);5.
98(1H,s,D2O と交換可能).
【0138】実施例32:(1S,6R,7R,8R)
−8−イソプロペニル−6,7−ジメトキシ−1,4−
ジオキサスピロ〔2,5〕オクタン−8−オール 酸化銀(I)2.20g(9.49mmol)を、ジオキサ
ン5ml中の実施例31で得た化合物(0.52g;1.
45mmol)の溶液に、48時間にわたって徐々に添加し
た。次にこの反応混合物を濾過し、瀘液を溶媒留去し
て、標題の生成物0.32g(1.39mmol)を白色の
固体の形で得た。 収率:93% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.72(3H,s);2.71(2H,s);3.40(6H,
2s);3.70(1H,dd);3.79-3.90(2H,m);3.95(1H,dd);4.70(1
H,s,D2O と交換可能);5.00(1H,s ブロード);5.20(1H,s
ブロード).
−8−イソプロペニル−6,7−ジメトキシ−1,4−
ジオキサスピロ〔2,5〕オクタン−8−オール 酸化銀(I)2.20g(9.49mmol)を、ジオキサ
ン5ml中の実施例31で得た化合物(0.52g;1.
45mmol)の溶液に、48時間にわたって徐々に添加し
た。次にこの反応混合物を濾過し、瀘液を溶媒留去し
て、標題の生成物0.32g(1.39mmol)を白色の
固体の形で得た。 収率:93% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.72(3H,s);2.71(2H,s);3.40(6H,
2s);3.70(1H,dd);3.79-3.90(2H,m);3.95(1H,dd);4.70(1
H,s,D2O と交換可能);5.00(1H,s ブロード);5.20(1H,s
ブロード).
【0139】実施例33:5−O−クロロエチルカルバ
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロ
ペニル−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物1.00g(3.64mmol)とイ
ソシアン酸クロロエチル0.46ml(0.57g;5.
40mmol)から出発して、実施例3の調製のために記載
した方法に従い、標題の生成物1.35g(3.55mm
ol)を白色の固体の形で得た。 収率:97% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.35(3H,s);1.80(3H,
s);3.25(3H,s);3.32(2H,m);3.61(2H,m);3.72(1H,d);3.7
8(2H,m);3.90(1H,s,D2O と交換可能);3.95(1H,d);4.12
(1H,d);5.08(1H,s);5.25(1H,s ブロード);5.28(1H,s
ブロード);7.75(1H,t,D2O と交換可能).
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−イソプロ
ペニル−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物1.00g(3.64mmol)とイ
ソシアン酸クロロエチル0.46ml(0.57g;5.
40mmol)から出発して、実施例3の調製のために記載
した方法に従い、標題の生成物1.35g(3.55mm
ol)を白色の固体の形で得た。 収率:97% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.35(3H,s);1.80(3H,
s);3.25(3H,s);3.32(2H,m);3.61(2H,m);3.72(1H,d);3.7
8(2H,m);3.90(1H,s,D2O と交換可能);3.95(1H,d);4.12
(1H,d);5.08(1H,s);5.25(1H,s ブロード);5.28(1H,s
ブロード);7.75(1H,t,D2O と交換可能).
【0140】実施例34:5−O−クロロエチルカルバ
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メ
チルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D
−プシコピラノース 実施例33で得た化合物0.25g(0.66mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸0.17g(0.71mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の化合物
0.16g(0.40mmol)を白色の泡状物の形で得
た。 収率:60% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.42(1H,d);2.81(1H,
d);3.30(5H,s);3.60-3.75(4H,m, この内1HはD2O と交換
可能);3.80(1H,d);3.90(1H,d);4.20(1H,d);5.20(1H,s
ブロード);7.60(1H,t,D2O と交換可能).
モイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メ
チルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D
−プシコピラノース 実施例33で得た化合物0.25g(0.66mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸0.17g(0.71mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル)により精製して、標題の化合物
0.16g(0.40mmol)を白色の泡状物の形で得
た。 収率:60% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.42(1H,d);2.81(1H,
d);3.30(5H,s);3.60-3.75(4H,m, この内1HはD2O と交換
可能);3.80(1H,d);3.90(1H,d);4.20(1H,d);5.20(1H,s
ブロード);7.60(1H,t,D2O と交換可能).
【0141】実施例35:5−O−(2,4−ジフルオ
ロフェニルカルバモイル)−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−イソプロペニル−4−O−メチル−β−D−
プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.50g(1.82mmol)とイ
ソシアン酸2,4−ジフルオロフェニル0.43ml
(0.56g;3.63mmol)から出発して、実施例3
の調製のために記載した方法に従い、次にシリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、4:1)により精製して、標題の生成物0.75
g(1.75mmol)を白色の固体の形で得た。 収率:96% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.85(3H,
s);3.30(3H,s);3.80(2H,s);3.82(1H,d);4.00(1H,d);4.1
0(1H,s,D2Oと交換可能);4.15(1H,d);5.08(1H,sブロー
ド);5.30(1H,s ブロード);5.40(1H,s ブロード);7.05(1
H,txd);7.31(1H,txd);7.81(1H,m);9.70(1H,s,D2Oと交換
可能).
ロフェニルカルバモイル)−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−イソプロペニル−4−O−メチル−β−D−
プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.50g(1.82mmol)とイ
ソシアン酸2,4−ジフルオロフェニル0.43ml
(0.56g;3.63mmol)から出発して、実施例3
の調製のために記載した方法に従い、次にシリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、4:1)により精製して、標題の生成物0.75
g(1.75mmol)を白色の固体の形で得た。 収率:96% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);1.85(3H,
s);3.30(3H,s);3.80(2H,s);3.82(1H,d);4.00(1H,d);4.1
0(1H,s,D2Oと交換可能);4.15(1H,d);5.08(1H,sブロー
ド);5.30(1H,s ブロード);5.40(1H,s ブロード);7.05(1
H,txd);7.31(1H,txd);7.81(1H,m);9.70(1H,s,D2Oと交換
可能).
【0142】実施例36:5−O−(2,4−ジフルオ
ロフェニルカルバモイル)−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−
O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例35で得た化合物0.72g(1.67mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸0.45g(1.88mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル/石油エーテル、1:1)により
精製して、標題の化合物0.32g(0.72mmol)を
白色の泡状物の形で得た。 収率:43% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.45(1H,d);2.82(1H,
d);3.36(3H,s);3.80(1H,d);3.82(2H,s);3.95(1H,s,D2O
と交換可能);4.00(1H,d);4.25(1H,d);5.30(1H,sブロー
ド);7.05(1H,txd);7.30(1H,txd);7.80(1H,m);9.50(1H,
s,D2Oと交換可能).
ロフェニルカルバモイル)−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−
O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例35で得た化合物0.72g(1.67mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸0.45g(1.88mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル/石油エーテル、1:1)により
精製して、標題の化合物0.32g(0.72mmol)を
白色の泡状物の形で得た。 収率:43% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.45(1H,d);2.82(1H,
d);3.36(3H,s);3.80(1H,d);3.82(2H,s);3.95(1H,s,D2O
と交換可能);4.00(1H,d);4.25(1H,d);5.30(1H,sブロー
ド);7.05(1H,txd);7.30(1H,txd);7.80(1H,m);9.50(1H,
s,D2Oと交換可能).
【0143】実施例37:5−O−(3−トリフルオロ
メチルフェニルカルバモイル)−1,2−O−イソプロ
ピリデン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−
4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.25g(0.86mmol)とイ
ソシアン酸3−トリフルオロメチルフェニル0.25ml
(0.34g;1.82mmol)から出発して、実施例3
の調製のために記載した方法に従い、次に実施例4に記
載した方法により酸化し、そして最後にシリカゲルのク
ロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、
4:1)により精製して、標題の化合物0.23g
(0.50mmol)を白色の泡状物の形で得た。 全収率:58% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.45(1H,d);2.82(1H,
d);3.40(3H,s);3.60(1H,s,D2O と交換可能);3.80(3H,d+
s);4.00(1H,d);4.25(1H,d);5.46(1H,s ブロード);7.32
(1H,d);7.53(1H,t);7.65(1H,d);7.92(1H,s);10.03(1H,
s,D2Oと交換可能).
メチルフェニルカルバモイル)−1,2−O−イソプロ
ピリデン−3−(2−メチルオキシラン−2−イル)−
4−O−メチル−β−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.25g(0.86mmol)とイ
ソシアン酸3−トリフルオロメチルフェニル0.25ml
(0.34g;1.82mmol)から出発して、実施例3
の調製のために記載した方法に従い、次に実施例4に記
載した方法により酸化し、そして最後にシリカゲルのク
ロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、
4:1)により精製して、標題の化合物0.23g
(0.50mmol)を白色の泡状物の形で得た。 全収率:58% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.40(9H,s);2.45(1H,d);2.82(1H,
d);3.40(3H,s);3.60(1H,s,D2O と交換可能);3.80(3H,d+
s);4.00(1H,d);4.25(1H,d);5.46(1H,s ブロード);7.32
(1H,d);7.53(1H,t);7.65(1H,d);7.92(1H,s);10.03(1H,
s,D2Oと交換可能).
【0144】実施例38:5−O−(1−ナフチルカル
バモイル)−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2
−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.25g(0.86mmol)とイ
ソシアン酸1−ナフチル0.26ml(0.30g;1.
79mmol)から出発して、実施例3の調製のために記載
した方法に従い、次に実施例4に記載した方法により酸
化して、そして最後にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:塩化メチレン/酢酸エチル、4:1)により
精製して、標題の化合物0.18g(0.39mmol)を
白色の固体の形で得た。 全収率:45% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.42(9H,s);2.49(1H,d);2.85(1H,
d);3.40(3H,s);3.85(4H,m,この内1HはD2O と交換可能);
4.00(1H,d);4.26(1H,d);5.36(1H,s ブロード);7.45-7.6
0(3H,m);7.72(2H,q);7.95(1H,m);8.15(1H,m);9.62(1H,
s,D2Oと交換可能).
バモイル)−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2
−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β
−D−プシコピラノース 実施例2で得た化合物0.25g(0.86mmol)とイ
ソシアン酸1−ナフチル0.26ml(0.30g;1.
79mmol)から出発して、実施例3の調製のために記載
した方法に従い、次に実施例4に記載した方法により酸
化して、そして最後にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:塩化メチレン/酢酸エチル、4:1)により
精製して、標題の化合物0.18g(0.39mmol)を
白色の固体の形で得た。 全収率:45% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.42(9H,s);2.49(1H,d);2.85(1H,
d);3.40(3H,s);3.85(4H,m,この内1HはD2O と交換可能);
4.00(1H,d);4.26(1H,d);5.36(1H,s ブロード);7.45-7.6
0(3H,m);7.72(2H,q);7.95(1H,m);8.15(1H,m);9.62(1H,
s,D2Oと交換可能).
【0145】実施例39:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−O−アリル−β−D−フルクトピラノース 工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
3−O−アリル−β−D−フルクトピラノース 無水N,N−ジメチルホルムアミド20ml中の1,
2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−フル
クトピラノース10.00g(38.42mmol)の溶液
を、無水N,N−ジメチルホルムアミド60ml中の水素
化ナトリウム(油中60%;2.30g;57.50mm
ol)の懸濁液に、室温で滴下した。この反応混合物を室
温で2時間撹拌して、ここに臭化アリル6.70ml
(9.37g;77.45mmol)を滴下した。室温で7
5分間撹拌後、反応混合物を、0℃に冷却した塩化アン
モニウム水溶液(10%)100ml中に注ぎ入れた。有
機相に通常の処理をし、次にシリカゲルのクロマトグラ
フィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエーテル、8:
1)により精製して、標題の生成物9.88g(32.
89mmol)を黄色の油状物の形で得た。 収率:85%
ン−3−O−アリル−β−D−フルクトピラノース 工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
3−O−アリル−β−D−フルクトピラノース 無水N,N−ジメチルホルムアミド20ml中の1,
2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−β−D−フル
クトピラノース10.00g(38.42mmol)の溶液
を、無水N,N−ジメチルホルムアミド60ml中の水素
化ナトリウム(油中60%;2.30g;57.50mm
ol)の懸濁液に、室温で滴下した。この反応混合物を室
温で2時間撹拌して、ここに臭化アリル6.70ml
(9.37g;77.45mmol)を滴下した。室温で7
5分間撹拌後、反応混合物を、0℃に冷却した塩化アン
モニウム水溶液(10%)100ml中に注ぎ入れた。有
機相に通常の処理をし、次にシリカゲルのクロマトグラ
フィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエーテル、8:
1)により精製して、標題の生成物9.88g(32.
89mmol)を黄色の油状物の形で得た。 収率:85%
【0146】工程B:1,2−O−イソプロピリデン−
3−O−アリル−β−D−フルクトピラノース 前工程で得た化合物9.30g(30.96mmol)から
出発して、実施例1の工程Cの調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:酢酸エチル/ジエチルエーテル、2:1)により精
製して、白色の固体の形で標題の生成物6.04g(2
3.20mmol)を得た。 収率:75% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.35(3H,s);3.40(1H,
d);3.50(1H,d);3.65(2H,m);3.70(2H,d);3.90(1H,d);4.0
3(1H,dxd);4.35(1H,dxd);4.70(1H,d,D2Oと交換可能);4.
82(1H,d,D2O と交換可能);5.10(1H,d);
5.25(1H,d);5.90(1H,txdx
d).
3−O−アリル−β−D−フルクトピラノース 前工程で得た化合物9.30g(30.96mmol)から
出発して、実施例1の工程Cの調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:酢酸エチル/ジエチルエーテル、2:1)により精
製して、白色の固体の形で標題の生成物6.04g(2
3.20mmol)を得た。 収率:75% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.35(3H,s);3.40(1H,
d);3.50(1H,d);3.65(2H,m);3.70(2H,d);3.90(1H,d);4.0
3(1H,dxd);4.35(1H,dxd);4.70(1H,d,D2Oと交換可能);4.
82(1H,d,D2O と交換可能);5.10(1H,d);
5.25(1H,d);5.90(1H,txdx
d).
【0147】実施例40:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−O−アリル−4−O−メチル−β−D−フルク
トピラノース 実施例39で得た化合物1.00g(3.84mmo
l)とジブチルスズ1.91g(7.67mmol)から出
発して、実施例2の調製のために記載した方法に従い、
メタノール30ml中で48時間還流し、次にこの反応で
形成した中間体を使用して、これをヨウ化メチル1.2
0ml(2.74g;19.27mmol)と作用させて、ジ
オキサン(20ml)を60時間還流し、シリカゲルのク
ロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、
2:1)に付して、標題の化合物0.92g(3.35
mmol)を白色の泡状物の形で単離した。 収率:87% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.28(3H,s);1.38(3H,s);3.30(3H,
s);3.32(1H,dxd);3.52(2H,d+s);3.70(1H,d);3.80(1H,
d);3.92(2H,m);4.00(1H,d);4.28(1H,dxd);4.73(1H,d,D2
O と交換可能);5.10(1H,d);5.21(1H,d);5.90(1H,txdx
d).
ン−3−O−アリル−4−O−メチル−β−D−フルク
トピラノース 実施例39で得た化合物1.00g(3.84mmo
l)とジブチルスズ1.91g(7.67mmol)から出
発して、実施例2の調製のために記載した方法に従い、
メタノール30ml中で48時間還流し、次にこの反応で
形成した中間体を使用して、これをヨウ化メチル1.2
0ml(2.74g;19.27mmol)と作用させて、ジ
オキサン(20ml)を60時間還流し、シリカゲルのク
ロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、
2:1)に付して、標題の化合物0.92g(3.35
mmol)を白色の泡状物の形で単離した。 収率:87% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.28(3H,s);1.38(3H,s);3.30(3H,
s);3.32(1H,dxd);3.52(2H,d+s);3.70(1H,d);3.80(1H,
d);3.92(2H,m);4.00(1H,d);4.28(1H,dxd);4.73(1H,d,D2
O と交換可能);5.10(1H,d);5.21(1H,d);5.90(1H,txdx
d).
【0148】実施例41:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−O−〔(2SR)−(2:3−エポキシプロピ
ル)〕−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース 実施例40で得た化合物1.18g(4.30mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸1.90g(8.03mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル)により精製して、標題のジアス
テレオ異性体混合物0.53g(1.82mmol)を得
た。 収率:42%(2つのジアステレオ異性体の混合物) スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);2.50(1H,
m);2.80(1H,m);3.10(1H,m);3.30(7H,m);3.40(1H,m);3.7
0(2H,m);3.80(1H,m);4.00(1H,d);4.70(1H,d,D2Oと交換
可能).
ン−3−O−〔(2SR)−(2:3−エポキシプロピ
ル)〕−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース 実施例40で得た化合物1.18g(4.30mmol)と
72%の3−クロロ過安息香酸1.90g(8.03mm
ol)から出発して、実施例4の調製のために記載した方
法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル)により精製して、標題のジアス
テレオ異性体混合物0.53g(1.82mmol)を得
た。 収率:42%(2つのジアステレオ異性体の混合物) スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.30(3H,s);1.40(3H,s);2.50(1H,
m);2.80(1H,m);3.10(1H,m);3.30(7H,m);3.40(1H,m);3.7
0(2H,m);3.80(1H,m);4.00(1H,d);4.70(1H,d,D2Oと交換
可能).
【0149】実施例42:5−O−クロロアセチルカル
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−O−
〔(2S)−(2:3−エポキシプロピル)〕−4−O
−メチル−β−D−フルクトピラノース及び5−O−ク
ロロアセチルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−O−〔(2R)−(2:3−エポキシプロピ
ル)〕−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−O−
〔(2S)−(2:3−エポキシプロピル)〕−4−O
−メチル−β−D−フルクトピラノース及び5−O−ク
ロロアセチルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−O−〔(2R)−(2:3−エポキシプロピ
ル)〕−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース
【0150】
【化74】
【0151】実施例41で得たジアステレオ異性体の混
合物0.50g(1.72mmol)とイソシアン酸ク
ロロアセチル0.25ml(0.35g;2.93mmol)
から出発して、実施例3の調製のために記載した方法に
従い、次にクロマトグラフィー(HPLC、Kromasil 1
00-5C18 カラム、溶離液:アセトニトリル/水、3:
7)により精製して、標題のジアステレオ異性体A0.
189g(0.46mmol)とジアステレオ異性体B0.
164g(0.40mmol)を両方とも白色の泡状物の形
で得た。 収率:ジアステレオ異性体A:27% ジアステレオ異
性体B:23% スペクトル特性 ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.32(3H,s);1.40(3H,s);2.54(1H,
dxd);2.72(1H,t);3.10(1H,txd);3.28(3H,s);3.29(1H,
m);3.50(1H,d);3.60(1H,dxd);3.70(1H,dxd);3.85(2H,d+
s);4.05(2H,d+s);4.41(2H,s);5.29(1H,s ブロード);1
1.01(1H,s,D2Oと交換可能). スペクトル特性 ジアステレオ異性体B:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.32(3H,s);1.41(3H,s);2.60(1H,
m);2.70(1H,m);3.10(1H,m);3.29(3H,s);3.50(1H,d);3.5
8(1H,dxd);3.70(1H,dxd);3.70-3.75(2H,m);3.80-3.85(2
H,m);4.10(1H,d);4.42(2H,s);5.25(1H,s ブロード);1
1.00(1H,s,D2Oと交換可能).
合物0.50g(1.72mmol)とイソシアン酸ク
ロロアセチル0.25ml(0.35g;2.93mmol)
から出発して、実施例3の調製のために記載した方法に
従い、次にクロマトグラフィー(HPLC、Kromasil 1
00-5C18 カラム、溶離液:アセトニトリル/水、3:
7)により精製して、標題のジアステレオ異性体A0.
189g(0.46mmol)とジアステレオ異性体B0.
164g(0.40mmol)を両方とも白色の泡状物の形
で得た。 収率:ジアステレオ異性体A:27% ジアステレオ異
性体B:23% スペクトル特性 ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.32(3H,s);1.40(3H,s);2.54(1H,
dxd);2.72(1H,t);3.10(1H,txd);3.28(3H,s);3.29(1H,
m);3.50(1H,d);3.60(1H,dxd);3.70(1H,dxd);3.85(2H,d+
s);4.05(2H,d+s);4.41(2H,s);5.29(1H,s ブロード);1
1.01(1H,s,D2Oと交換可能). スペクトル特性 ジアステレオ異性体B:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.32(3H,s);1.41(3H,s);2.60(1H,
m);2.70(1H,m);3.10(1H,m);3.29(3H,s);3.50(1H,d);3.5
8(1H,dxd);3.70(1H,dxd);3.70-3.75(2H,m);3.80-3.85(2
H,m);4.10(1H,d);4.42(2H,s);5.25(1H,s ブロード);1
1.00(1H,s,D2Oと交換可能).
【0152】実施例43:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−β−D−
プシコピラノース 工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−β−D−プシ
コピラノース n−ブチルリチウム(ヘキサン中、2.5M )18ml
(45.00mmol)を、無水テトラヒドロフラン30ml
中の5−メチルヘキサ−1−イン6.55ml(4.83
g;50.26mmol)の−78℃に冷却した溶液に、窒
素雰囲気下で滴下した。全体を−78℃で15分間、次
に0℃で30分間撹拌した。次いでこの溶液を、無水ト
ルエン140ml中の1,2:4,5−ジ−O−イソプロ
ピリデン−β−D−エリトロ−2,3−ヘキソジウロ−
2,6−ピラノース(実施例1の工程Aに記載;6.5
0g;25.17mmol)の−78℃に冷却した溶液に、
滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌して、反応
混合物を0℃に冷却した10%の塩化アンモニウム水溶
液(150ml)中に注ぎ入れた。有機相の通常の処理に
より、1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−3
−(5−メチルヘキサ−1−イニル)−β−D−プシコ
ピラノース8.60gを油状残渣の形で得て、これを精
製することなく次の工程に使用した。ベンゼン120ml
中のこの化合物3.07g(8.66mmol)の溶液をリ
ンドラー(Lindlar )触媒0.82gの存在下で1.5
時間水素化して、濾過し、溶媒を留去し、シリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、
20:1)に付して、標題の化合物(2.41g;6.
76mmol)を無色の油状物の形で得た。 収率:75%
ン−3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−β−D−
プシコピラノース 工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−
3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−β−D−プシ
コピラノース n−ブチルリチウム(ヘキサン中、2.5M )18ml
(45.00mmol)を、無水テトラヒドロフラン30ml
中の5−メチルヘキサ−1−イン6.55ml(4.83
g;50.26mmol)の−78℃に冷却した溶液に、窒
素雰囲気下で滴下した。全体を−78℃で15分間、次
に0℃で30分間撹拌した。次いでこの溶液を、無水ト
ルエン140ml中の1,2:4,5−ジ−O−イソプロ
ピリデン−β−D−エリトロ−2,3−ヘキソジウロ−
2,6−ピラノース(実施例1の工程Aに記載;6.5
0g;25.17mmol)の−78℃に冷却した溶液に、
滴下により添加した。−78℃で2時間撹拌して、反応
混合物を0℃に冷却した10%の塩化アンモニウム水溶
液(150ml)中に注ぎ入れた。有機相の通常の処理に
より、1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−3
−(5−メチルヘキサ−1−イニル)−β−D−プシコ
ピラノース8.60gを油状残渣の形で得て、これを精
製することなく次の工程に使用した。ベンゼン120ml
中のこの化合物3.07g(8.66mmol)の溶液をリ
ンドラー(Lindlar )触媒0.82gの存在下で1.5
時間水素化して、濾過し、溶媒を留去し、シリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、
20:1)に付して、標題の化合物(2.41g;6.
76mmol)を無色の油状物の形で得た。 収率:75%
【0153】工程B:1,2−O−イソプロピリデン−
3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−β−D−プシ
コピラノース 前工程で得た化合物2.25g(6.31mmol)から出
発して、実施例1(工程C)の調製のために記載した方
法に従い、次に酢酸/水混合物(4:1)25mlを蒸発
させて、標題の生成物1.98g(6.26mmol)を無
色の油状物の形で得た。 収率:99% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.20(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.51(1H,o);2.40(2H,txd);3.50(1H,dx
d);3.68(1H,dxd);3.81(3H,m);4.00(1H,d);4.58(1H,d,D2
O と交換可能);4.90(1H,s,D2O と交換可能);5.15(1H,
d);5.45(1H,m);5.75(1H,d,D2O と交換可能).
3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−β−D−プシ
コピラノース 前工程で得た化合物2.25g(6.31mmol)から出
発して、実施例1(工程C)の調製のために記載した方
法に従い、次に酢酸/水混合物(4:1)25mlを蒸発
させて、標題の生成物1.98g(6.26mmol)を無
色の油状物の形で得た。 収率:99% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.20(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.51(1H,o);2.40(2H,txd);3.50(1H,dx
d);3.68(1H,dxd);3.81(3H,m);4.00(1H,d);4.58(1H,d,D2
O と交換可能);4.90(1H,s,D2O と交換可能);5.15(1H,
d);5.45(1H,m);5.75(1H,d,D2O と交換可能).
【0154】実施例44:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−4−O−
メチル−β−D−プシコピラノース 実施例43で得た化合物1.98g(6.26mmol)と
ジブチルスズ3.15g(12.65mmol)から出発し
て、実施例2の調製のために記載した方法に従って、メ
タノール60ml中で4時間還流して、次にこの反応で形
成した中間体を使用して、これをヨウ化メチル6.50
ml(14.82g;104.41mmol)と作用させ、ジ
オキサン(50ml)を37時間還流し、シリカゲルのク
ロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエーテ
ル、3:1)により精製した後、標題の化合物1.37
g(4.15mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:66% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.18(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.50(1H,o);2.40(2H,m);3.16(1H,d);3.3
0(3H,s);3.72(1H,dxd);3.82(2H,m);3.95(1H,d);4.06(1
H,m);5.15(1H,s,D2O と交換可能);5.18(1H,d);5.45(1H,
m);5.90(1H,d,D2Oと交換可能).
ン−3−(5−メチルヘキサ−1−エニル)−4−O−
メチル−β−D−プシコピラノース 実施例43で得た化合物1.98g(6.26mmol)と
ジブチルスズ3.15g(12.65mmol)から出発し
て、実施例2の調製のために記載した方法に従って、メ
タノール60ml中で4時間還流して、次にこの反応で形
成した中間体を使用して、これをヨウ化メチル6.50
ml(14.82g;104.41mmol)と作用させ、ジ
オキサン(50ml)を37時間還流し、シリカゲルのク
ロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエーテ
ル、3:1)により精製した後、標題の化合物1.37
g(4.15mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:66% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.18(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.50(1H,o);2.40(2H,m);3.16(1H,d);3.3
0(3H,s);3.72(1H,dxd);3.82(2H,m);3.95(1H,d);4.06(1
H,m);5.15(1H,s,D2O と交換可能);5.18(1H,d);5.45(1H,
m);5.90(1H,d,D2Oと交換可能).
【0155】実施例45:1,2−O−イソプロピリデ
ン−3−〔(2S,3S)−(3−イソペンチルオキシ
ラン−2−イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコ
ピラノース及び1,2−O−イソプロピリデン−3−
〔(2R,3R)−(3−イソペンチルオキシラン−2
−イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノー
ス
ン−3−〔(2S,3S)−(3−イソペンチルオキシ
ラン−2−イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコ
ピラノース及び1,2−O−イソプロピリデン−3−
〔(2R,3R)−(3−イソペンチルオキシラン−2
−イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノー
ス
【0156】
【化75】
【0157】実施例44で得た化合物1.31g(3.
96mmol)と3−クロロ過安息香酸1.71g(7.2
3mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載し
た方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル/ペンタン、2:1)によ
り精製して、ジアステレオ異性体A(Rf=0.30)
0.69g(1.99mmol)とジアステレオ異性体B
(Rf=0.10)0.36g(1.04mmol)を、と
もに白色の泡状物の形で得た。 収率:ジアステレオ異性体A:50% ジアステレオ異性体B:26% スペクトル特性 ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.28(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.55(1H,o);1.80(1H,m);2.00(1H,m);2.8
0(1H,txd);2.90(1H,d);3.30(1H,d);3.35(3H,s);3.72(1
H,d);3.75(1H,m);3.82(1H,d);4.10(1H,s ブロード);4.4
0(1H,d);4.96(1H,s,D2Oと交換可能);5.93(1H,d,D2O と
交換可能). スペクトル特性 ジアステレオ異性体B:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.30(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.55(1H,o);1.66(1H,m);1.76(1H,m);2.7
2(1H,m);2.90(1H,d);3.40(3H,s);3.45(1H,d);3.70(1H,d
xd);3.80(1H,dxd);3.81(1H,d);4.02(1H,m);4.10(1H,d);
4.95(1H,s,D2O と交換可能);5.45(1H,d,D2O と交換可
能).
96mmol)と3−クロロ過安息香酸1.71g(7.2
3mmol)から出発して、実施例4の調製のために記載し
た方法に従い、次にシリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ジエチルエーテル/ペンタン、2:1)によ
り精製して、ジアステレオ異性体A(Rf=0.30)
0.69g(1.99mmol)とジアステレオ異性体B
(Rf=0.10)0.36g(1.04mmol)を、と
もに白色の泡状物の形で得た。 収率:ジアステレオ異性体A:50% ジアステレオ異性体B:26% スペクトル特性 ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.28(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.55(1H,o);1.80(1H,m);2.00(1H,m);2.8
0(1H,txd);2.90(1H,d);3.30(1H,d);3.35(3H,s);3.72(1
H,d);3.75(1H,m);3.82(1H,d);4.10(1H,s ブロード);4.4
0(1H,d);4.96(1H,s,D2Oと交換可能);5.93(1H,d,D2O と
交換可能). スペクトル特性 ジアステレオ異性体B:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.30(2H,m);1.30(3H,
s);1.40(3H,s);1.55(1H,o);1.66(1H,m);1.76(1H,m);2.7
2(1H,m);2.90(1H,d);3.40(3H,s);3.45(1H,d);3.70(1H,d
xd);3.80(1H,dxd);3.81(1H,d);4.02(1H,m);4.10(1H,d);
4.95(1H,s,D2O と交換可能);5.45(1H,d,D2O と交換可
能).
【0158】実施例46:5−O−クロロアセチルカル
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(2
S,3S)−(3−イソペンチルオキシラン−2−イ
ル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース及
び5−O−クロロアセチルカルバモイル−1,2−O−
イソプロピリデン−3−〔(2R,3R)−(3−イソ
ペンチルオキシラン−2−イル)〕−4−O−メチル−
β−D−プシコピラノース
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(2
S,3S)−(3−イソペンチルオキシラン−2−イ
ル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース及
び5−O−クロロアセチルカルバモイル−1,2−O−
イソプロピリデン−3−〔(2R,3R)−(3−イソ
ペンチルオキシラン−2−イル)〕−4−O−メチル−
β−D−プシコピラノース
【0159】
【化76】
【0160】実施例45で得たジアステレオ異性体A
0.144g(0.41mmol)とイソシアン酸クロロア
セチル0.06ml(0.08g;0.70mmol)から出
発して、実施例3の調製のために記載した方法に従い、
次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ジエチ
ルエーテル/ペンタン、1:1)により精製して、標題
の化合物0.175g(0.37mmol)を白色の固体の
形で得た。実施例45で得たジアステレオ異性体Bから
出発して、同一方法によりジアステレオ異性体Bを得
た。 収率:ジアステレオ異性体A:90% ジアステレオ異性体B:86% スペクトル特性:ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.30(5H,m);1.40(3H,
s);1.55(1H,o);1.80(1H,m);2.00(1H,dxdxd);2.80(1H,
m);2.95(1H,d);3.30(3H,s);3.60(1H,d);3.80(1H,d);3.8
8(1H,s,D2Oと交換可能);3.98(1H,d);4.41(2H,d);4.50(2
H,s);5.30(1H,s ブロード);11.10(1H,s,D2Oと交換可
能).
0.144g(0.41mmol)とイソシアン酸クロロア
セチル0.06ml(0.08g;0.70mmol)から出
発して、実施例3の調製のために記載した方法に従い、
次にシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ジエチ
ルエーテル/ペンタン、1:1)により精製して、標題
の化合物0.175g(0.37mmol)を白色の固体の
形で得た。実施例45で得たジアステレオ異性体Bから
出発して、同一方法によりジアステレオ異性体Bを得
た。 収率:ジアステレオ異性体A:90% ジアステレオ異性体B:86% スペクトル特性:ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.85(6H,d);1.30(5H,m);1.40(3H,
s);1.55(1H,o);1.80(1H,m);2.00(1H,dxdxd);2.80(1H,
m);2.95(1H,d);3.30(3H,s);3.60(1H,d);3.80(1H,d);3.8
8(1H,s,D2Oと交換可能);3.98(1H,d);4.41(2H,d);4.50(2
H,s);5.30(1H,s ブロード);11.10(1H,s,D2Oと交換可
能).
【0161】実施例47:5−O−エトキシカルボニル
カルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−
〔(2S* ,3S* )−3−イソペンチルオキシラン−
2−イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノ
ース 実施例45で得たジアステレオ異性体A0.15g
(0.43mmol)とイソシアン酸エトキシカルボニル
0.06ml(0.08g;0.69mmol)から出発し
て、実施例3の調製のために記載した方法に従い、次に
シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/
ジエチルエーテル、1:1)により精製して、標題の化
合物0.19g(0.41mmol)を白色の固体の形で得
た。 収率:95% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.86(6H,d);1.20(3H,t);1.32(2H,
m);1.33(3H,s);1.35(3H,s);1.55(1H,m);1.70-2.10(1H,
m);2.80(1H,m);2.95(1H,dd);3.35(3H,s);3.56(1H,d);3.
76(2H,m);3.96(3H,m,この内1HはD2O と交換可能);4.08
(2H,q);4.43(1H,d);5.28(1H,m);10.62(1H,s,D2O と交換
可能).
カルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−
〔(2S* ,3S* )−3−イソペンチルオキシラン−
2−イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノ
ース 実施例45で得たジアステレオ異性体A0.15g
(0.43mmol)とイソシアン酸エトキシカルボニル
0.06ml(0.08g;0.69mmol)から出発し
て、実施例3の調製のために記載した方法に従い、次に
シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/
ジエチルエーテル、1:1)により精製して、標題の化
合物0.19g(0.41mmol)を白色の固体の形で得
た。 収率:95% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.86(6H,d);1.20(3H,t);1.32(2H,
m);1.33(3H,s);1.35(3H,s);1.55(1H,m);1.70-2.10(1H,
m);2.80(1H,m);2.95(1H,dd);3.35(3H,s);3.56(1H,d);3.
76(2H,m);3.96(3H,m,この内1HはD2O と交換可能);4.08
(2H,q);4.43(1H,d);5.28(1H,m);10.62(1H,s,D2O と交換
可能).
【0162】実施例48:5−O−エトキシカルボニル
メチルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−
3−〔(2S* ,3S* )−3−イソペンチルオキシラ
ン−2−イル〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラ
ノース 実施例45で得たジアステレオ異性体A0.15g
(0.43mmol)とイソシアナト酢酸エチル0.06ml
(0.08g;0.66mmol)から出発して、実施例3
の調製のために記載した方法に従い、次にシリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、1:1)により精製して、標題の化合物0.17
g(0.36mmol)を白色の固体の形で得た。 収率:83% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.88(6H,d);1.21(3H,t);1.30(2H,
m);1.35(3H,s);1.42(3H,s);1.56(1H,m);1.80(1H,m);1.9
5(1H,m);2.82(1H,m);2.98(1H,d);3.32(3H,s);3.55(1H,
d);3.68(2H,dd, この内1HはD2O と交換可能);3.80(3H,
m);3.94(1H,d);4.10(2H,q);4.43(1H,d);5.15(1H,s ブロ
ード);7.95(1H,t,D2O と交換可能).
メチルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−
3−〔(2S* ,3S* )−3−イソペンチルオキシラ
ン−2−イル〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラ
ノース 実施例45で得たジアステレオ異性体A0.15g
(0.43mmol)とイソシアナト酢酸エチル0.06ml
(0.08g;0.66mmol)から出発して、実施例3
の調製のために記載した方法に従い、次にシリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、1:1)により精製して、標題の化合物0.17
g(0.36mmol)を白色の固体の形で得た。 収率:83% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):0.88(6H,d);1.21(3H,t);1.30(2H,
m);1.35(3H,s);1.42(3H,s);1.56(1H,m);1.80(1H,m);1.9
5(1H,m);2.82(1H,m);2.98(1H,d);3.32(3H,s);3.55(1H,
d);3.68(2H,dd, この内1HはD2O と交換可能);3.80(3H,
m);3.94(1H,d);4.10(2H,q);4.43(1H,d);5.15(1H,s ブロ
ード);7.95(1H,t,D2O と交換可能).
【0163】実施例49:5−O−クロロアセチルカル
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(2
S,3S)−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−
イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース
及び5−O−クロロアセチルカルバモイル−1,2−O
−イソプロピリデン−3−〔(2R,3R)−(3−フ
ェニルプロピルオキシラン−2−イル)〕−4−O−メ
チル−β−D−プシコピラノース
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(2
S,3S)−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−
イル)〕−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース
及び5−O−クロロアセチルカルバモイル−1,2−O
−イソプロピリデン−3−〔(2R,3R)−(3−フ
ェニルプロピルオキシラン−2−イル)〕−4−O−メ
チル−β−D−プシコピラノース
【0164】
【化77】
【0165】実施例43の5−メチルヘキサ−1−イン
を5−フェニルペンタ−1−インに置き換えて、実施例
43〜46に記載した方法により、これら2つのジアス
テレオ異性体を得た。 スペクトル特性 ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);1.45(3H,s);1.75(2H,
m);1.90(1H,m);2.05(1H,txd);2.60(2H,t);2.95(1H,q);
3.00(1H,s);3.30(3H,s);3.60(1H,d);3.80(2H,m,この内
1つはD2O と交換可能);3.90(1H,s);4.00(1H,d);4.50(3
H,m);5.30(1H,s ブロード);7.30(5H,m);11.01(1H,s,D2
O と交換可能). スペクトル特性 ジアステレオ異性体B:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);1.45(3H,s);1.80(3H,
m);2.00(1H,m);2.65(2H,t);2.85(1H,m);2.95(1H,d);3.3
5(3H,s);3.70(1H,d);3.80(1H,d);3.85(1H,s);4.00(1H,
d);4.10(2H,d,この内1HはD2O と交換可能);4.45(2H,s);
5.25(1H,s ブロード);7.30(5H,m);11.00(1H,s,D2O と
交換可能).
を5−フェニルペンタ−1−インに置き換えて、実施例
43〜46に記載した方法により、これら2つのジアス
テレオ異性体を得た。 スペクトル特性 ジアステレオ異性体A:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);1.45(3H,s);1.75(2H,
m);1.90(1H,m);2.05(1H,txd);2.60(2H,t);2.95(1H,q);
3.00(1H,s);3.30(3H,s);3.60(1H,d);3.80(2H,m,この内
1つはD2O と交換可能);3.90(1H,s);4.00(1H,d);4.50(3
H,m);5.30(1H,s ブロード);7.30(5H,m);11.01(1H,s,D2
O と交換可能). スペクトル特性 ジアステレオ異性体B:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.35(3H,s);1.45(3H,s);1.80(3H,
m);2.00(1H,m);2.65(2H,t);2.85(1H,m);2.95(1H,d);3.3
5(3H,s);3.70(1H,d);3.80(1H,d);3.85(1H,s);4.00(1H,
d);4.10(2H,d,この内1HはD2O と交換可能);4.45(2H,s);
5.25(1H,s ブロード);7.30(5H,m);11.00(1H,s,D2O と
交換可能).
【0166】実施例50:5−O−クロロアセチルカル
バモイル−3−デスオキシ−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イ
ル)−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース
バモイル−3−デスオキシ−1,2−O−イソプロピリ
デン−3−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イ
ル)−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース
【0167】
【化78】
【0168】工程A:1,2:4,5−ジ−O−イソプ
ロピリデン−3−メチルオキサリル−3−(5−フェニ
ルペンタ−1−イン)−β−D−フルクトピラノース 実施例43を5−メチルヘキサ−1−インを5−フェニ
ルペンタ−1−インに置き換えて実施し、シリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、2:1)に付した後、標題の1,2:4,5−ジ
−O−イソプロピリデン−3−(3−フェニルプロピル
オキシラン−2−イル)−β−D−プシコピラノース
(単一の異性体)を収率88%で得た。無水テトラヒド
ロフラン250ml中のこの化合物13.72g(3
4.08mmol)の−78℃に冷却した溶液に、n−ブチ
ルリチウム(ヘキサン中1.6M)44ml即ち70.4
0mmolを、窒素雰囲気下で滴下した。全体を−78℃で
1.5時間撹拌して、塩化メチルオキサリル9.20ml
(106.6mmol)を滴下により導入した。この反応混
合物を、窒素雰囲気下で1.75時間、そして室温で3
0分間撹拌した。次にこの混合物を、0℃に冷却した飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(250ml)中に注ぎ入れ
た。有機相に通常の処理をして、油状残渣24gを得
て、これをシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:
塩化メチレン/酢酸エチル、99:1)に付して、標題
の生成物10.44g(21.38mmol)を無色の油状
物の形で得た。 収率:54%(2工程) スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.10-1.50(12H,4s);1.72(2H,q);
2.28(2H,t);2.70(2H,t);3.82(3H,s);3.90(2H,m);4.18(1
H,dd);4.40(2H,m);4.78(1H,d);7.20(3H,m);7.30(2H,m).
ロピリデン−3−メチルオキサリル−3−(5−フェニ
ルペンタ−1−イン)−β−D−フルクトピラノース 実施例43を5−メチルヘキサ−1−インを5−フェニ
ルペンタ−1−インに置き換えて実施し、シリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、2:1)に付した後、標題の1,2:4,5−ジ
−O−イソプロピリデン−3−(3−フェニルプロピル
オキシラン−2−イル)−β−D−プシコピラノース
(単一の異性体)を収率88%で得た。無水テトラヒド
ロフラン250ml中のこの化合物13.72g(3
4.08mmol)の−78℃に冷却した溶液に、n−ブチ
ルリチウム(ヘキサン中1.6M)44ml即ち70.4
0mmolを、窒素雰囲気下で滴下した。全体を−78℃で
1.5時間撹拌して、塩化メチルオキサリル9.20ml
(106.6mmol)を滴下により導入した。この反応混
合物を、窒素雰囲気下で1.75時間、そして室温で3
0分間撹拌した。次にこの混合物を、0℃に冷却した飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液(250ml)中に注ぎ入れ
た。有機相に通常の処理をして、油状残渣24gを得
て、これをシリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:
塩化メチレン/酢酸エチル、99:1)に付して、標題
の生成物10.44g(21.38mmol)を無色の油状
物の形で得た。 収率:54%(2工程) スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.10-1.50(12H,4s);1.72(2H,q);
2.28(2H,t);2.70(2H,t);3.82(3H,s);3.90(2H,m);4.18(1
H,dd);4.40(2H,m);4.78(1H,d);7.20(3H,m);7.30(2H,m).
【0169】工程B:1,2:4,5−ジ−O−イソプ
ロピリデン−3−デスオキシ−3−(5−フェニルペン
タ−1−イン)−β−D−フルクトピラノース 2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオニトリル)
85mg(0.52mmol)と水素化トリブチルスズ1.7
9ml(6.65mmol)を、無水トルエン70ml中の工程
Aに記載した化合物(2.50g;5.11mmol)の溶
液に続けて加えた。トルエンを還流しながら全体を1時
間加熱し、更に水素化トリブチルスズ0.25ml(0.
93mmol)を加えた。更に1時間還流後、減圧下でトル
エンを留去して、生じた油状残渣をジエチルエーテル7
0mlに溶解した。フッ化カリウム水溶液(3.6M)3
0mlを加えて、次に2つの相を分離した。有機相に通常
の処理をして、油状残渣4.29gを得て、これをシリ
カゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸
エチル、15:1)に付して、標題の生成物0.62g
(1.60mmol)を無色の油状物の形で得た。 収率:31%
ロピリデン−3−デスオキシ−3−(5−フェニルペン
タ−1−イン)−β−D−フルクトピラノース 2,2’−アゾビス−(2−メチルプロピオニトリル)
85mg(0.52mmol)と水素化トリブチルスズ1.7
9ml(6.65mmol)を、無水トルエン70ml中の工程
Aに記載した化合物(2.50g;5.11mmol)の溶
液に続けて加えた。トルエンを還流しながら全体を1時
間加熱し、更に水素化トリブチルスズ0.25ml(0.
93mmol)を加えた。更に1時間還流後、減圧下でトル
エンを留去して、生じた油状残渣をジエチルエーテル7
0mlに溶解した。フッ化カリウム水溶液(3.6M)3
0mlを加えて、次に2つの相を分離した。有機相に通常
の処理をして、油状残渣4.29gを得て、これをシリ
カゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸
エチル、15:1)に付して、標題の生成物0.62g
(1.60mmol)を無色の油状物の形で得た。 収率:31%
【0170】工程C:5−O−クロロアセチルカルバモ
イル−3−デスオキシ−1,2−O−イソプロピリデン
−3−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イル)
−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース ベンゼン10ml中の工程Bに記載した化合物0.62g
(1.60mmol)の溶液をリンドラー触媒0.29gの
存在下で45分間水素化して、濾過し、溶媒を留去し
て、標題の化合物(0.60g;1.54mmol)を黄色
の油状物の形で得て、これを精製することなく次の工程
に使用した(粗収率:96%)。この化合物から出発し
て、実施例1(工程C)〜4に記載した実験手順に従
い、5−O−クロロアセチルカルバモイル−3−デヒド
ロキシ−1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(5’
−フェニル)ペンチルオキシラン−1’−イル〕−4−
メトキシ−β−D−フルクトピラノースを白色の泡状物
の形で得た。
イル−3−デスオキシ−1,2−O−イソプロピリデン
−3−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イル)
−4−O−メチル−β−D−フルクトピラノース ベンゼン10ml中の工程Bに記載した化合物0.62g
(1.60mmol)の溶液をリンドラー触媒0.29gの
存在下で45分間水素化して、濾過し、溶媒を留去し
て、標題の化合物(0.60g;1.54mmol)を黄色
の油状物の形で得て、これを精製することなく次の工程
に使用した(粗収率:96%)。この化合物から出発し
て、実施例1(工程C)〜4に記載した実験手順に従
い、5−O−クロロアセチルカルバモイル−3−デヒド
ロキシ−1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(5’
−フェニル)ペンチルオキシラン−1’−イル〕−4−
メトキシ−β−D−フルクトピラノースを白色の泡状物
の形で得た。
【0171】実施例51:3,5−ジ−O−クロロアセ
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イル)−4
−O−メチル−β−D−プシコピラノース
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イル)−4
−O−メチル−β−D−プシコピラノース
【0172】
【化79】
【0173】イソシアン酸クロロアセチル0.50ml
(5.87mmol)を、無水テトラヒドロフラン7ml中の
実施例49のジアステレオ異性体A0.61g(1.1
9mmol)の溶液に、室温、窒素雰囲気下で加えた。この
反応混合物をテトラヒドロフランを還流しながら20時
間加熱し、更にイソシアン酸クロロアセチル0.20m
lを加えた。全体を再度24時間還流して、次に反応溶
液を氷水5ml中に注ぎ入れた。1時間撹拌し、有機相
に通常の処理をして、油状残渣を得て、これをシリカゲ
ルのクロマトグラフィー(溶離液:ジエチルエーテル)
に付して、標題の生成物0.42g(0.66mmol)を
白色の泡状物の形で得た。 収率:55%
(5.87mmol)を、無水テトラヒドロフラン7ml中の
実施例49のジアステレオ異性体A0.61g(1.1
9mmol)の溶液に、室温、窒素雰囲気下で加えた。この
反応混合物をテトラヒドロフランを還流しながら20時
間加熱し、更にイソシアン酸クロロアセチル0.20m
lを加えた。全体を再度24時間還流して、次に反応溶
液を氷水5ml中に注ぎ入れた。1時間撹拌し、有機相
に通常の処理をして、油状残渣を得て、これをシリカゲ
ルのクロマトグラフィー(溶離液:ジエチルエーテル)
に付して、標題の生成物0.42g(0.66mmol)を
白色の泡状物の形で得た。 収率:55%
【0174】実施例52:3,5−ジ−O−クロロアセ
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−4
−O−メチル−3−(5−フェニルペンチル)−β−D
−プシコピラノース
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−4
−O−メチル−3−(5−フェニルペンチル)−β−D
−プシコピラノース
【0175】
【化80】
【0176】5−メチルヘキサ−1−インを5−フェニ
ルペンタ−1−インに置き換えて、実施例43及び44
の調製のために記載した方法に従い、所望の1,2−O
−イソプロピリデン−3−(5−フェニルペンタ−1−
エニル)−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース
を得た。この化合物1.97g(5.23mmol)をパラ
ジウム担持活性炭(10%)0.90gの存在下で酢酸
エチル100ml中で水素化して、1,2−O−イソプロ
ピリデン−3−(5−フェニルペンチル)−4−O−メ
チル−β−D−プシコピラノースを得た。この化合物
(0.55g;1.44mmol)を、実施例3の調製のた
めに記載した方法により、イソシアン酸クロロアセチル
0.27ml(3.17mmol)の存在下で塩化メチレン9
mlに溶解した。シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル/ペンタン、2:1)に付して、
標題の生成物0.74g(1.19mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率(最終工程):82%
ルペンタ−1−インに置き換えて、実施例43及び44
の調製のために記載した方法に従い、所望の1,2−O
−イソプロピリデン−3−(5−フェニルペンタ−1−
エニル)−4−O−メチル−β−D−プシコピラノース
を得た。この化合物1.97g(5.23mmol)をパラ
ジウム担持活性炭(10%)0.90gの存在下で酢酸
エチル100ml中で水素化して、1,2−O−イソプロ
ピリデン−3−(5−フェニルペンチル)−4−O−メ
チル−β−D−プシコピラノースを得た。この化合物
(0.55g;1.44mmol)を、実施例3の調製のた
めに記載した方法により、イソシアン酸クロロアセチル
0.27ml(3.17mmol)の存在下で塩化メチレン9
mlに溶解した。シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離
液:ジエチルエーテル/ペンタン、2:1)に付して、
標題の生成物0.74g(1.19mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率(最終工程):82%
【0177】実施例53:3,5−ジ−O−クロロアセ
チルカルバモイル−3−イソプロピル−1,2−O−イ
ソプロピリデン−4−O−メチル−β−D−プシコピラ
ノース
チルカルバモイル−3−イソプロピル−1,2−O−イ
ソプロピリデン−4−O−メチル−β−D−プシコピラ
ノース
【0178】
【化81】
【0179】パラジウム担持活性炭(10%)1.00
gを、酢酸エチル50ml中の1,2−O−イソプロピリ
デン−3−イソプロペニル−4−O−メチル−β−D−
プシコピラノース(実施例2)1.35g(4.92mm
ol)の溶液に加えた。この反応混合物を水素雰囲気下で
20時間撹拌して、次に濾過した。溶媒を留去して、粗
生成物を油状物の形で定量的に単離した。この化合物
(1.35g;4.88mmol)を、実施例3の調製のた
めに記載した方法により、イソシアン酸クロロアセチル
1.25ml(14.67mmol)の存在下で塩化メチレン
30mlに溶解した。シリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、2:1)に付して、
目的の生成物1.84g(3.57mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率(最終工程):73%
gを、酢酸エチル50ml中の1,2−O−イソプロピリ
デン−3−イソプロペニル−4−O−メチル−β−D−
プシコピラノース(実施例2)1.35g(4.92mm
ol)の溶液に加えた。この反応混合物を水素雰囲気下で
20時間撹拌して、次に濾過した。溶媒を留去して、粗
生成物を油状物の形で定量的に単離した。この化合物
(1.35g;4.88mmol)を、実施例3の調製のた
めに記載した方法により、イソシアン酸クロロアセチル
1.25ml(14.67mmol)の存在下で塩化メチレン
30mlに溶解した。シリカゲルのクロマトグラフィー
(溶離液:ペンタン/酢酸エチル、2:1)に付して、
目的の生成物1.84g(3.57mmol)を白色の泡状
物の形で得た。 収率(最終工程):73%
【0180】実施例54:3,5−ジ−O−クロロアセ
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチ
ル−β−D−フルクトピラノース
チルカルバモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3
−(2−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチ
ル−β−D−フルクトピラノース
【0181】
【化82】
【0182】イソシアン酸クロロアセチル1.55ml
(18.20mmol)を、無水テトラヒドロフラン15ml
中の実施例4に記載した化合物1.50g(3.66mm
ol)の溶液に、室温、窒素雰囲気下で加えた。テトラヒ
ドロフランを還流しながら反応混合物を21時間加熱し
て、次にこの反応溶液を氷水10ml中に注ぎ入れた。1
時間撹拌し、有機相に通常の処理をし、油状残渣を得
て、これをグラフト化シリカゲルのHPLCクロマトグ
ラフィー(RP18;溶離液:アセトニトリル/水、4
0:60)に付して、標題の生成物0.47g(0.8
9mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:24%
(18.20mmol)を、無水テトラヒドロフラン15ml
中の実施例4に記載した化合物1.50g(3.66mm
ol)の溶液に、室温、窒素雰囲気下で加えた。テトラヒ
ドロフランを還流しながら反応混合物を21時間加熱し
て、次にこの反応溶液を氷水10ml中に注ぎ入れた。1
時間撹拌し、有機相に通常の処理をし、油状残渣を得
て、これをグラフト化シリカゲルのHPLCクロマトグ
ラフィー(RP18;溶離液:アセトニトリル/水、4
0:60)に付して、標題の生成物0.47g(0.8
9mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:24%
【0183】実施例55:1,2−カルボナト−5−O
−クロロアセチルカルバモイル−4−メトキシ−3−
(5−フェニルペンチル)−β−D−プシコピラノース
−クロロアセチルカルバモイル−4−メトキシ−3−
(5−フェニルペンチル)−β−D−プシコピラノース
【0184】
【化83】
【0185】工程A:1,2−O−イソプロピリデン−
5−O−ベンジル−4−O−メチル−3−(5−フェニ
ルペンタ−1−エニル)−β−D−プシコピラノース 5−メチルヘキサ−1−インを5−フェニルペンタ−1
−インに置き換えて、実施例43及び44の調製のため
に記載した方法に従い、所望の1,2−O−イソプロピ
リデン−3−(5−フェニルペンタ−1−エニル)−β
−D−プシコピラノースを得た。無水テトラヒドロフラ
ン10ml中のこの化合物2.01g(5.31mmol)の
溶液に、水素化ナトリウム(油中60%)0.28gと
ヨウ化テトラブチルアンモニウム0.20g(0.54
mmol)を0℃で加えた。0℃で30分間撹拌後、臭化ベ
ンジル0.76ml(6.39mmol)を添加して、反応混
合物を室温で19時間撹拌した。有機相に通常の処理を
し、シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタ
ン/ジエチルエーテル、4:1)に付して、標題の化合
物2.30g(4.91mmol)を無色の油状物の形で得
た。 収率:92% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.28(3H,s);1.38(3H,s);1.60(2H,
m);2.40(2H,m);2.55(2H,t);3.30(3H,s);3.39(1H,s ブロ
ード);3.75(1H,dd);3.82(1H,d);3.95(1H,dd);4.00(1H,
d);4.03(1H,s ブロード);4.48(1H,s,D2O と交換可能);
4.61(1H,d);4.71(1H,d);5.25(1H,d);5.52(1H,m);7.10-
7.40(10H,m).
5−O−ベンジル−4−O−メチル−3−(5−フェニ
ルペンタ−1−エニル)−β−D−プシコピラノース 5−メチルヘキサ−1−インを5−フェニルペンタ−1
−インに置き換えて、実施例43及び44の調製のため
に記載した方法に従い、所望の1,2−O−イソプロピ
リデン−3−(5−フェニルペンタ−1−エニル)−β
−D−プシコピラノースを得た。無水テトラヒドロフラ
ン10ml中のこの化合物2.01g(5.31mmol)の
溶液に、水素化ナトリウム(油中60%)0.28gと
ヨウ化テトラブチルアンモニウム0.20g(0.54
mmol)を0℃で加えた。0℃で30分間撹拌後、臭化ベ
ンジル0.76ml(6.39mmol)を添加して、反応混
合物を室温で19時間撹拌した。有機相に通常の処理を
し、シリカゲルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタ
ン/ジエチルエーテル、4:1)に付して、標題の化合
物2.30g(4.91mmol)を無色の油状物の形で得
た。 収率:92% スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.28(3H,s);1.38(3H,s);1.60(2H,
m);2.40(2H,m);2.55(2H,t);3.30(3H,s);3.39(1H,s ブロ
ード);3.75(1H,dd);3.82(1H,d);3.95(1H,dd);4.00(1H,
d);4.03(1H,s ブロード);4.48(1H,s,D2O と交換可能);
4.61(1H,d);4.71(1H,d);5.25(1H,d);5.52(1H,m);7.10-
7.40(10H,m).
【0186】工程B:1,2−カルボナト−5−O−ベ
ンジル−4−O−メチル−3−(5−フェニルペンタ−
1−エニル)−β−D−プシコピラノース テトラヒドロフラン/水混合物(1:1)60ml中の前
工程に記載した化合物1.75g(3.73mmol)と酸
性樹脂(DOWEX 50X8-100)から出発して、実施例9の調
製のために記載した方法に従い、粗生成物1.19g
(2.77mmol;74%)を黄色の油状物の形で得た。
無水テトラヒドロフラン20ml中のこの化合物1.10
g(2.57mmol)の溶液に、N,N−カルボニルジイ
ミダゾール5.50g(33.91mmol)を、還流下で
加熱しながら72時間にわたり1.50gずつ加えた。
この反応混合物を続いてジエチルエーテルで希釈して、
次に1M塩酸溶液で洗浄した。続いて有機相を炭酸水素
ナトリウムで中和して、次に硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸発させた。油状残渣を得て、これをシリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、3:1)に付して、標題の化合物0.80g
(1.77mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:51%(2工程) スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.61(2H,m);2.40(2H,m);2.58(2H,
t);3.45(3H,s);3.55(1H,s);3.75(2H,m);3.80(1H,m);4.2
2(1H,d);4.30(1H,d);4.55(2H,s);5.15(1H,d);5.33(1H,
s,D2Oと交換可能);5.60(1H,m);7.15-7.40(10H,m).
ンジル−4−O−メチル−3−(5−フェニルペンタ−
1−エニル)−β−D−プシコピラノース テトラヒドロフラン/水混合物(1:1)60ml中の前
工程に記載した化合物1.75g(3.73mmol)と酸
性樹脂(DOWEX 50X8-100)から出発して、実施例9の調
製のために記載した方法に従い、粗生成物1.19g
(2.77mmol;74%)を黄色の油状物の形で得た。
無水テトラヒドロフラン20ml中のこの化合物1.10
g(2.57mmol)の溶液に、N,N−カルボニルジイ
ミダゾール5.50g(33.91mmol)を、還流下で
加熱しながら72時間にわたり1.50gずつ加えた。
この反応混合物を続いてジエチルエーテルで希釈して、
次に1M塩酸溶液で洗浄した。続いて有機相を炭酸水素
ナトリウムで中和して、次に硫酸マグネシウムで乾燥
し、蒸発させた。油状残渣を得て、これをシリカゲルの
クロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/ジエチルエー
テル、3:1)に付して、標題の化合物0.80g
(1.77mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:51%(2工程) スペクトル特性:1 H NMR(DMSO)δ(ppm):1.61(2H,m);2.40(2H,m);2.58(2H,
t);3.45(3H,s);3.55(1H,s);3.75(2H,m);3.80(1H,m);4.2
2(1H,d);4.30(1H,d);4.55(2H,s);5.15(1H,d);5.33(1H,
s,D2Oと交換可能);5.60(1H,m);7.15-7.40(10H,m).
【0187】工程C:1,2−カルボナト−5−O−ク
ロロアセチルカルバモイル−4−O−メチル−3−(5
−フェニルペンチル)−β−D−プシコピラノース パラジウム担持活性炭(10%)0.40gを、酢酸エ
チル40ml中の前工程で記載した1,2−カルボナト−
5−O−ベンジル−4−O−メチル−3−(5−フェニ
ルペンタ−1−エニル)−β−D−プシコピラノース
0.70g(1.55mmol)の溶液に加えた。この反応
混合物を水素雰囲気下で4時間撹拌して、次に濾過し
た。溶媒を留去して、粗生成物を定量的に単離した。こ
の化合物(0.48g;1.31mmol)を、イソシアン
酸クロロアセチル0.39ml(4.58mmol)の存在下
で0℃で3時間かけて塩化メチレン10mlに溶解した。
有機相に通常の処理をし、シリカゲルのクロマトグラフ
ィー(溶離液:ヘプタン/酢酸エチル、5:2)に付し
て、標題の化合物0.32g(0.66mmol)を白色の
泡状物の形で得た。 収率:50%
ロロアセチルカルバモイル−4−O−メチル−3−(5
−フェニルペンチル)−β−D−プシコピラノース パラジウム担持活性炭(10%)0.40gを、酢酸エ
チル40ml中の前工程で記載した1,2−カルボナト−
5−O−ベンジル−4−O−メチル−3−(5−フェニ
ルペンタ−1−エニル)−β−D−プシコピラノース
0.70g(1.55mmol)の溶液に加えた。この反応
混合物を水素雰囲気下で4時間撹拌して、次に濾過し
た。溶媒を留去して、粗生成物を定量的に単離した。こ
の化合物(0.48g;1.31mmol)を、イソシアン
酸クロロアセチル0.39ml(4.58mmol)の存在下
で0℃で3時間かけて塩化メチレン10mlに溶解した。
有機相に通常の処理をし、シリカゲルのクロマトグラフ
ィー(溶離液:ヘプタン/酢酸エチル、5:2)に付し
て、標題の化合物0.32g(0.66mmol)を白色の
泡状物の形で得た。 収率:50%
【0188】実施例56:1,2−カルボナト−3,5
−ジ−O−クロロアセチルカルバモイル−4−O−メチ
ル−3−(5−フェニルペンチル)−β−D−プシコピ
ラノース
−ジ−O−クロロアセチルカルバモイル−4−O−メチ
ル−3−(5−フェニルペンチル)−β−D−プシコピ
ラノース
【0189】
【化84】
【0190】イソシアン酸クロロアセチル0.13ml
(1.53mmol)を、無水塩化メチレン6ml中の1,2
−カルボナト−5−O−クロロアセチルカルバモイル−
4−O−メチル−3−(5−フェニルペンチル)−β−
D−プシコピラノース(0.21g;0.43mmol)の
溶液に室温で加えた。この反応混合物を窒素雰囲気下で
49時間撹拌した。有機相に通常の処理をし、シリカゲ
ルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチ
ル、1:1)に付して、標題の化合物0.22g(0.
36mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:84%
(1.53mmol)を、無水塩化メチレン6ml中の1,2
−カルボナト−5−O−クロロアセチルカルバモイル−
4−O−メチル−3−(5−フェニルペンチル)−β−
D−プシコピラノース(0.21g;0.43mmol)の
溶液に室温で加えた。この反応混合物を窒素雰囲気下で
49時間撹拌した。有機相に通常の処理をし、シリカゲ
ルのクロマトグラフィー(溶離液:ペンタン/酢酸エチ
ル、1:1)に付して、標題の化合物0.22g(0.
36mmol)を白色の泡状物の形で得た。 収率:84%
【0191】薬理学的検討 実施例A:本化合物と参照製品の細胞毒性 3つの細胞株を使用した: −1つのネズミ白血病、L1210、 −1つの類表皮癌(epidermoid carcinoma)、A43
1、 −1つのブタ大動脈内皮細胞の初代培養、ECPA。 細胞を、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン、50単
位/ml のペニシリン、50μg/mlのストレプトマイシン
及び10mMのHEPES(pH=7.4)を含有する完
全RPMI1640培地で培養した。細胞をマイクロプ
レートに散布し、細胞毒性化合物に暴露した。次に細胞
を2日間(L1210)、3日間(ECPA)及び4日
間(A431)インキュベートした。次いで、熱量測定
法である、マイクロカルチャー・テトラゾリウム測定法
(Microculture Tetrazolium Assay)(Carmichael J.,
DeGraff W.G., Gazdar A.F., Minna J.D. and Mitchel
l J.R., 「テトラゾリムに基づいた半自動熱量測定法の
評価:化学感受性試験の評価」(Evaluation of a tetr
azolium-basedsemiautomated colorimetric assay: ass
essment of chemosensitivity testing), Cancer Re
s., 47, 936-942, (1987))により、生存細胞の数を定
量した。本発明の化合物は、この3つの細胞株に非常に
強い細胞毒性効果を示した。例として、IC50(処理し
た細胞の増殖を50%阻害する細胞毒性剤の濃度)は、
細胞株により、フマジリン(fumagillin)よりも3〜1
0倍低かった。
1、 −1つのブタ大動脈内皮細胞の初代培養、ECPA。 細胞を、10%ウシ胎児血清、2mMグルタミン、50単
位/ml のペニシリン、50μg/mlのストレプトマイシン
及び10mMのHEPES(pH=7.4)を含有する完
全RPMI1640培地で培養した。細胞をマイクロプ
レートに散布し、細胞毒性化合物に暴露した。次に細胞
を2日間(L1210)、3日間(ECPA)及び4日
間(A431)インキュベートした。次いで、熱量測定
法である、マイクロカルチャー・テトラゾリウム測定法
(Microculture Tetrazolium Assay)(Carmichael J.,
DeGraff W.G., Gazdar A.F., Minna J.D. and Mitchel
l J.R., 「テトラゾリムに基づいた半自動熱量測定法の
評価:化学感受性試験の評価」(Evaluation of a tetr
azolium-basedsemiautomated colorimetric assay: ass
essment of chemosensitivity testing), Cancer Re
s., 47, 936-942, (1987))により、生存細胞の数を定
量した。本発明の化合物は、この3つの細胞株に非常に
強い細胞毒性効果を示した。例として、IC50(処理し
た細胞の増殖を50%阻害する細胞毒性剤の濃度)は、
細胞株により、フマジリン(fumagillin)よりも3〜1
0倍低かった。
【0192】実施例B:ニワトリ胚の漿尿膜(chorio-a
llantoid mambrane )の新血管新生の阻害 以前に記載された(Crum R., Szabo S. and Folkman
J., Science, (1985), 230, 1375-1378 )ようにニワト
リ胚を使用して、本試験を行った。受精卵(d0)を3
7℃でインキュベートした。アルブミン1mlを除去して
エアーポケットを作成し(d3)、次に殻に窓を切り
(d4)、漿尿膜(CAM)が露出するために卵黄膜を
除去した。試験化合物をエタノールに溶解し、メチルセ
ルロースディスクに載せて、これを乾燥して48時間後
(d6)にCAMに載せた。1群当たり8〜16個の卵
を使用した。次に48時間後にディスクの周囲の領域を
検査した。直径4mmより大きい無血管領域を示した卵を
数えて、結果を無血管領域を有する卵の百分率として示
した。得られた結果を下記の表に示した:
llantoid mambrane )の新血管新生の阻害 以前に記載された(Crum R., Szabo S. and Folkman
J., Science, (1985), 230, 1375-1378 )ようにニワト
リ胚を使用して、本試験を行った。受精卵(d0)を3
7℃でインキュベートした。アルブミン1mlを除去して
エアーポケットを作成し(d3)、次に殻に窓を切り
(d4)、漿尿膜(CAM)が露出するために卵黄膜を
除去した。試験化合物をエタノールに溶解し、メチルセ
ルロースディスクに載せて、これを乾燥して48時間後
(d6)にCAMに載せた。1群当たり8〜16個の卵
を使用した。次に48時間後にディスクの周囲の領域を
検査した。直径4mmより大きい無血管領域を示した卵を
数えて、結果を無血管領域を有する卵の百分率として示
した。得られた結果を下記の表に示した:
【0193】
【表1】
【0194】実施例C:薬剤組成物:錠剤 用量50mgを含有する1000錠についての調剤処方: 実施例49の化合物 50g 小麦デンプン 15g コーンスターチ 15g 乳糖 65g ステアリン酸マグネシウム 2g シリカ 1g ヒドロキシプロピルセルロース 2g
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07H 15/18 15/26 (72)発明者 パスカル・レオン フランス国、78280 ギュイヤンクール、 プラス・デ・アルプス、6 (72)発明者 ガーナム・アタシィ フランス国、92400 サン・クルド、リ ュ・ジョセフィン、4 (72)発明者 アラン・ピエール フランス国、78580 レ・アリュエ−ル− ロワ、シュマン・デ・ボワ・ジャノード、 9 (72)発明者 ミッシェル・ビュルブリッジ フランス国、92400 クールブボワ、リ ュ・ドゥ・ラルマ、42 (72)発明者 ニコラ・ギルボー フランス国、75015 パリ、リュ・ルフェ ーヴル、24
Claims (15)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 {式中、Aは、−OR6 を表し、かつBは、−CH2 −
Xを表すか、又は、 Aは、Bと一緒になって、これらが結合している炭素原
子と共に、オキシラン、2,2−ジメチル〔1,3〕ジ
オキソラン及び〔1,3〕ジオキソラン−2−オンから
選択される酸素含有複素環を形成し;R1 は、次式: 【化2】 (式中、Y及びZは、それぞれ水素を表すか、又は一緒
になって二重結合を形成するか、又は、これらが結合し
ている炭素原子と一緒になってオキシラン環を形成す
る)で示される基を表し、かつR2 は、水素、ヒドロキ
シ基及び−OR9 基の中から選択されるか、又はR1
は、次式: 【化3】 (式中、nは、1から4までの整数であり、そしてY及
びZは、それぞれ水素を表すか、又は一緒になって二重
結合を形成するか、又は、これらが結合している炭素原
子と一緒になってオキシラン環を形成する)で示される
基を表し、かつR2 は水素を表すか、又はR1 は、水素
を表し、かつR2 は、次式: 【化4】 で示される上記と同義の基を表し;R3 は、水素、場合
により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖
状又は分岐状のアルキル基、場合により置換されている
ベンジル基、場合により置換されているベンゾイル基、
場合により置換されているホルミル基、場合により不飽
和でかつ場合により置換されている1〜6個の炭素原子
を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、アリル基、及び
場合によりモノ−又はジ−置換されているカルバモイル
基の中から選択され;R4 は、ヒドロキシ基、場合によ
り置換されている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又
は分岐状のアルコキシ基、場合によりモノ−又はジ−置
換されているカルバモイルオキシ基、4位がR9 基によ
り置換されているピペラジニルカルボニルオキシ基、及
びイミダゾール−1−イルカルボニルオキシ基の中から
選択され、かつR5 は、水素を表すか、或はR4 は、R
5 と一緒になって、これらが結合している炭素原子と共
にカルボニル基を形成し;R6 、R7 及びR8 は、それ
ぞれ互いに独立して、水素、場合により置換されている
1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキ
ル基、及びフェニルアルキル基(ここで、フェニル基
は、場合により置換されており、そしてアルキル基は、
直鎖状又は分岐状であり場合により置換されており、1
〜6個の炭素原子を有する)の中から選択され;R9
は、水素、場合により置換されている1〜6個の炭素原
子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合により
置換されているホルミル基、場合により不飽和でかつ場
合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する直
鎖状又は分岐状のアシル基、場合により置換されている
1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルコ
キシカルボニル基、場合により置換されているベンジル
基、及び場合によりモノ−又はジ−置換されているカル
バモイル基の中から選択され;そしてXは、ヒドロキシ
基、ハロゲン原子、場合により置換されているフェニル
スルホニルオキシ基、及び場合により置換されている1
〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル
スルホニルオキシ基の中から選択される}で示される化
合物〔ここで、上記のカルバモイル及びカルバモイルオ
キシ基に関連する「場合によりモノ−又はジ−置換され
ている」という用語は、窒素原子に結合している水素原
子の1個又は両方が(両方の水素原子が置換される時に
は、互いに独立して)、 場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有する
直鎖状又は分岐状のアルキル基、 場合により置換されているホルミル基、 場合により不飽和でかつ場合により置換されている1〜
6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアシル基、 場合により置換されているベンゾイル基、 場合により置換されているフェニル基、 場合により置換されているナフチル基、及び直鎖又は分
岐鎖に1〜6個の炭素原子を有する、1つ又は2つのア
ルキル基(各アルキル基は、場合により置換されてい
る)で場合により置換されているアミノ基により置換さ
れていてもよいということを示し;アルキル、アルコキ
シ、アルコキシカルボニル、ホルミル、アシル、ベンジ
ル、ベンゾイル、フェニル及びナフチル基に関連する
「場合により置換されている」という用語は、これらの
基が、ヒドロキシ、ハロゲン、トリハロメチル、アミ
ノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、1〜6個の炭
素原子を有する直鎖状又は分岐状アルコキシ、1〜6個
の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アルコキシカルボ
ニル、及び1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐
状アシルの中から選択される1つ以上の化学的実体によ
り置換されていてもよいということを示し;アルキルス
ルホニルオキシ及びフェニルスルホニルオキシ基に関連
する「場合により置換されている」という用語は、これ
らの基が、1〜6個の炭素原子を有する1つ以上の直鎖
状又は分岐状のアルキル基により置換されていてもよい
ということを示し;そして「不飽和アシル基」という用
語は、さらに具体的にはアクリロイル及びメタクリロイ
ル基を意味するものである〕、適切な場合には、純粋な
形又は混合物の形のその光学及び幾何異性体、及び適切
な場合には、酸との薬剤学的に許容しうるその付加塩。 - 【請求項2】 AとBが一緒になって、これらが結合し
ている炭素原子と共に2,2−ジメチル〔1,3〕ジオ
キソラン環を形成する、請求項1記載の化合物、適切な
場合には、純粋な形又は混合物の形のその光学及び幾何
異性体、及び適切な場合には、酸との薬剤学的に許容し
うるその付加塩。 - 【請求項3】 AとBが一緒になって、これらが結合し
ている炭素原子と共にオキシラン環を形成する、請求項
1記載の化合物、適切な場合には、純粋な形又は混合物
の形のその光学及び幾何異性体、及び適切な場合には、
酸との薬剤学的に許容しうるその付加塩。 - 【請求項4】 5−O−クロロアセチルカルバモイル−
1,2−O−イソプロピリデン−3−(3−フェニルプ
ロピルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−
D−プシコピラノースである、請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】 5−O−クロロアセチルカルバモイル−
1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(2S,3S)
−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イル)〕−
4−O−メチル−β−D−プシコピラノースである、請
求項1記載の化合物。 - 【請求項6】 5−O−クロロアセチルカルバモイル−
1,2−O−イソプロピリデン−3−〔(2R,3R)
−(3−フェニルプロピルオキシラン−2−イル)〕−
4−O−メチル−β−D−プシコピラノースである、請
求項1記載の化合物。 - 【請求項7】 5−O−クロロアセチルカルバモイル−
1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メチルオキ
シラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−プシコ
ピラノースである、請求項1記載の化合物、及びその光
学異性体。 - 【請求項8】 1−ブロモ−1−デスオキシ−3−(2
−メチルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−5
−O−メチルカルバモイル−β−D−プシコピラノース
である、請求項1記載の化合物、及びその光学異性体。 - 【請求項9】 5−O−{1−〔4−((2,3,4−
トリメトキシベンジル)ピペラジニル)〕カルボニル}
−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−メチルオ
キシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D−プシ
コピラノースである、請求項1記載の化合物、及びその
光学異性体。 - 【請求項10】 4,5−ジ−O−クロロアセチルカル
バモイル−1,2−O−イソプロピリデン−3−(2−
メチルオキシラン−2−イル)−β−D−プシコピラノ
ースである、請求項1記載の化合物、及びその光学異性
体。 - 【請求項11】 (1S,6R,7R,8R)−8−イ
ソプロペニル−6,7−ジメトキシ−1,4−ジオキサ
スピロ〔2,5〕オクタン−8−オールである、請求項
1記載の化合物。 - 【請求項12】 5−O−クロロアセチルカルバモイル
−1,2−O−イソプロピリデン−3−O−(2:3−
エポキシプロピル)−4−O−メチル−β−D−フルク
トピラノースである、請求項1記載の化合物、及びその
光学異性体。 - 【請求項13】 5−O−クロロアセチルカルバモイル
−1,2−O−イソプロピリデン−3−(3−イソペン
チルオキシラン−2−イル)−4−O−メチル−β−D
−プシコピラノースである、請求項1記載の化合物、及
びその光学異性体。 - 【請求項14】 請求項1記載の式(I)の化合物を製
造する方法であって、式(II): 【化5】 で示される1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン
−β−D−フルクトピラノースを、 酸化剤と反応させて、式(III ): 【化6】 で示されるケトンを得て、これを、対応するハロゲン化
ビニルから調製される式(IVa ): 【化7】 {式中、R7 及びR8 は、それぞれ互いに独立して、水
素、場合により置換されている1〜6個の炭素原子を有
する直鎖状又は分岐状のアルキル基、及びフェニルアル
キル基(ここで、フェニル基は、場合により置換されて
おり、そしてアルキル基は、直鎖状又は分岐状であり、
場合により置換されており、1〜6個の炭素原子を有す
る)の中から選択される}で示される化合物と作用させ
て、式(Va1): 【化8】 (式中、R7 及びR8 は、上記と同義である)で示され
る化合物を得て、これを場合により、ハロゲン化アルキ
ル、ハロゲン化アシル、ハロゲン化ベンジル、ハロギ酸
アルキル又はイソシアナートと作用させて、式(V
a2): 【化9】 (式中、R7 及びR8 は、上記と同義であり、そして
R’9 は、場合により置換されている1〜6個の炭素原
子を含有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、場合によ
り置換されているホルミル基、場合により置換されてい
る1〜6個の炭素原子を含有するアシル基、場合により
置換されているベンジル基、場合により置換されている
1〜6個の炭素原子を含有する直鎖状又は分岐状のアル
コキシカルボニル基、及び場合によりモノ−又はジ−置
換されているカルバモイル基の中から選択される)で示
される化合物を得てもよく、 また、式(Va1)の化合物を、場合により、n−ブチル
リチウムの存在下で塩化メチルオキサリルと作用させ
て、式(Va3): 【化10】 (式中、R7 及びR8 は、上記と同義である)で示され
る化合物を得て、これを次に水素化トリブチルスズと作
用させて、式(Va4): 【化11】 (式中、R7 及びR8 は、上記と同義である)で示され
る化合物を得てもよく、 式(Va1)と(Va2)で示される化合物全体は、式(V
a ): 【化12】 (式中、R7 及びR8 は、上記と同義であり、そしてR
9 は、水素及び上記に定義したR’9 基の中から選択さ
れる)で示される化合物を形成しているか、或は、 式(II)の化合物を、直接に式(IVb ): 【化13】 (式中、R7 及びR8 は、上記と同義であり、そしてn
は、1から4までの整数である)で示される化合物と作
用させて、式(Vb ): 【化14】 (式中、R7 、R8 及びnは、上記と同義である)で示
される化合物を得てもよく、 次に、式(Va4)、(Va )及び(Vb )の化合物を酸
性媒体中で加水分解して、それぞれ式(VIa4)、(VIa
)及び(VIb ): 【化15】 (式中、R7 、R8 、R9 及びnは、上記と同義であ
る)で示されるジオールを得て、この式(VIa4)、(VI
a )及び(VIb )の化合物を、酸化ジブチルスズの存在
下で位置選択的に置換して、それぞれ式(VIIa4 )、
(VIIa)及び(VIIb): 【化16】 (式中、R7 、R8 、R9 及びnは、上記と同義であ
り、そしてR’3 は、場合により置換されている1〜6
個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキル基、
場合により置換されているベンジル基、場合により置換
されているベンゾイル基、場合により置換されているホ
ルミル基、場合により不飽和でかつ場合により置換され
ている1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状の
アシル基、アリル基、及び場合によりモノ−又はジ−置
換されているカルバモイル基の中から選択される)で示
される化合物を得てもよく、 ここで、式(VIa4)と(VIIa4 )、(VIa )と(VII
a)、及び(VIb )と(VIIb)の全ての化合物を、場合
によりエポキシ化試薬と反応させて、それぞれ式(VIII
a4)、(VIIIa )及び(VIIIb ): 【化17】 (式中、R7 、R8 、R9 及びnは、上記と同義であ
り、そしてR3 は、水素及び上記に定義したR’3 基の
中から選択される)で示される化合物を得るか、或は接
触水素化に付して、それぞれ式(VIII'a4 )、(VIII'
a)及び(VIII'b): 【化18】 (式中、R3 、R7 、R8 、R9 及びnは、上記と同義
である)で示される化合物を得、 式(VIa4)、(VIa )、(VIb )、(VIIa4 )、(VII
a)、(VIIb)、(VIIIa4)、(VIIIa )、(VIIIb
)、(VIII'a4 )、(VIII'a)、及び(VIII'b)で示
される化合物全体は、式(VIII): 【化19】 {式中、R1 は、次式: 【化20】 (式中、Y及びZは、各々水素を表すか、又は一緒にな
って二重結合を形成するか、又は、これらが結合してい
る炭素原子と一緒になってオキシラン環を形成し、そし
てR7 及びR8 は、上記と同義である)で示される基を
表し、かつR2 は、水素、ヒドロキシ及び−OR9 基の
中から選択されるか、 又はR1 は、次式: 【化21】 (式中、nは、1から4までの整数であり、そしてR
7 、R8 、Y及びZは、上記と同義である)で示される
基を表し、かつR2 は、水素を表すか、 又はR1 は、水素を表し、かつR2 は、次式: 【化22】 で示される上記と同義である基を表し、そしてR3 は、
上記と同義である}で示される化合物を形成しており、 ついで式(VIII)の化合物を、場合により、 通常の条件下で、アルキル化剤と反応させるか、 活性化剤の存在下又は非存在下でイソシアン酸化合物と
反応させるか、 又はカルボニル化化合物であるカルボニルジイミダゾー
ルと作用させて、式(IXa ): 【化23】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同義である)で
示される化合物を得て、この化合物は、4位がR9 基に
より置換されているピペラジンの作用により、それ自
体、式(IXb ): 【化24】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR9 は、上記と同義であ
る)で示される化合物を生じ、 式(VIII)、(IXa )及び(IXb )で示される化合物全
体は、式(IX): 【化25】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同義であり、そ
してR4 は、ヒドロキシ基、場合により置換されている
1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルコ
キシ基、場合によりモノ−又はジ−置換されているカル
バモイルオキシ基、4位がR9 基により置換されている
ピペラジニルカルボニルオキシ基、及びイミダゾリルカ
ルボニルオキシ基の中から選択される)で示される化合
物を形成しており、 また、式(VIII)の化合物を、式(III )の化合物の調
製のために使用した条件下で酸化剤と反応させて、式
(X): 【化26】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同義である)で
示される化合物を得ることも可能であり、 式(IX)及び(X)で示される化合物全体は、式(X
I): 【化27】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、上記と同義であり、そ
してR4 及びR5 は、式(I)に定義されたとおりであ
る)で示される化合物を形成しており、この式(XI)の
化合物を、 通常の加アルコール分解の方法により処理して、式(XI
I ): 【化28】 {式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は、上記と同
義であり、そしてR’6は、場合により置換されている
1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状のアルキ
ル基、及びフェニルアルキル基(ここで、フェニル基
は、場合により置換されており、そしてアルキル基は、
直鎖状又は分岐状で、場合により置換されており、1〜
6個の炭素原子を有する)の中から選択される}で示さ
れる化合物を形成させ、次に通常の置換反応により式
(XIII): 【化29】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びR’6 は、
上記と同義であり、そしてX’は、ハロゲン原子、場合
により置換されているフェニルスルホニルオキシ基、及
び場合により置換されている直鎖状又は分岐状の1〜6
個の炭素原子を有するアルキルスルホニルオキシ基の中
から選択される)で示される化合物を得るか、或は、 式(XI)の化合物を、加水分解して式(XIV ): 【化30】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は、上記と同
義である)で示されるジオールを形成させ、次に場合に
より通常の置換反応により、式(XV): 【化31】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 及びX’は、上
記と同義である)で示される化合物を得て、この式(X
V)の化合物を、X’がヨウ素原子を表す時には、酸化
銀の作用下で、式(XVI ): 【化32】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は、上記と同
義である)で示されるエポキシドに変換することがで
き、 また、式(XIV )の化合物を、N,N−カルボニルジイ
ミダゾールと反応させて式(XVII): 【化33】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は、上記と同
義である}で示される化合物を得ることも可能であり、 式(XI)、(XII )、(XIII)、(XIV )、(XV)、
(XVI )及び(XVII)で示される化合物は、式(I)の
化合物を形成しており、これを場合により通常の精製方
法により精製し、必要であればこれの光学及び幾何異性
体を通常の分離方法により分離し、そして場合により、
これを薬剤学的に許容しうる、酸とのその付加塩に変換
することを特徴とする方法。 - 【請求項15】 血管新生による、又は血管新生に関連
した疾患を治療するための、請求項1〜13のいずれか
1項記載の少なくとも1つの化合物を、単独か、又は薬
剤学的に許容しうる1つ以上の非毒性で不活性の担体若
しくは賦形剤との組合せで含有する、薬剤組成物。
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